08/01/31 20:49:40.58 RpnJ+Vj70 BE:322855946-PLT(12000) ポイント特典
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無理難題を吹っかける雪国のクレーマー
雪国・北海道にとって、今の季節は、降り積もる雪を巡ってさまざまな論争、主張、苦情が
飛び交う季節でもある。
除雪への要望が住民から活発に出てくることもあり、行政は、除雪予算と天気予報とを
見比べる日々を送っていることだろう。
今回、ある除雪委託業者の従業員に話を聞くことができた。ここ数年は住民の要望に添う
ように、早朝から生活道路の範囲を広げて除雪車を走らせているそうだ。しかし、それでも
一部の市民からは苦情が寄せられる。
苦情の内容として、以下のことが実際にあるという。
（1）大雪のため、まだ日が昇らない時間帯から重機を使い、除雪作業を行っていたところ、
後方から怒鳴りながら追いかけてくる男性がいた。作業員は何かと思い、降車して事情を聴く
と「早朝からうるさい！」と言われ、別の日に時間帯を変えて除雪したところ、その人から
「いつもより除雪が遅い！」と苦情が入った。
（2）一部の道路できちんと除雪がなされていないという苦情が入り、現場に行ってみると
きれいに除雪したはずの道路に住民が自分の敷地内の雪を道路に投げ捨てていた。そして、
その上を車が走行したことで、路面が凸凹になっていた。
（3）除雪車の構造上、雪を押す、削る、寄せるという作業で除雪していくので、真っすぐな
道を真っすぐに除雪しても道路脇には雪が残る。住民からは「家の前に道路の雪を寄せるな」、
「道路の除雪で発生した雪塊を家の前に捨てていくな」と苦情が入る。しかし、その苦情に
対して考慮すればするほど除雪する道幅が少なくなり、余計に苦情が寄せられる。
（4）除雪車が走るルートに対して「何であそこの家が先でわが家が後なんだ！ 差別をして
いるのか？」など、たった5分か10分の時間差に苦情を入れてくる。
（5）除雪車を走らせていると、家から人が出てきて敷地内の雪を除雪させようと除雪車を
誘導したり、除雪指示をしてきた。「個人宅の除雪は個人でお願いします」と説明したが、
説得に時間がかかり、除雪作業が遅延。後日、その人から「無視された。轢（ひ）かれそう
になった」と、事実とは異なる逆恨み的な苦情が寄せられた。
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