08/01/11 22:47:13.01 JiO/owzG0 BE:1543635078-PLT(12110) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/07tenbin.gif
資源に乏しいと言われる日本に、大量の「金属資源」が存在することが
分かった。物質・材料研究機構が、製品や廃棄物に含まれる20種類の
金属について国内の存在量をまとめ、11日に公表。透明電極としてディ
スプレーに使われるインジウム、電子部品に多用される金や銀、ハンダ
に使う鉛の4種類の推定量は、世界一となった。
自動車や電子機器などに使われて市中に出回ったり廃棄された製品に
含まれるこれら金属の総量と、外国の鉱山の埋蔵量を比較した結果で、
再資源化の重要性を示す成果として注目される。
同機構は、輸出入量が分かる貿易統計や、財やサービスの流れをまと
めた産業連関表をもとに推計した。
それによると、インジウムが天然鉱山の現有埋蔵量の61%に当たる
1700トン、銀が22%の6万トン、金が16%の6800トン、鉛が10%の
560万トンだった。一方、鉄は2%の12億トン、アルミニウムが0.2%の
6000万トン、銅が8%の3800万トンとなっている。
こうした金属の多くが都市に存在するため、「都市鉱山」と呼ばれる。希少
金属(レアメタル)の価格高騰で、都市鉱山への産業界の関心が高まって
いるが、具体的な量は不明だった。
同機構の原田幸明(こうめい)・材料ラボ長(材料環境学)は「都市鉱山を活
用すれば、日本も世界有数の資源国として、新たな経済効果をもたらす」と話す。
URLリンク(mainichi.jp)