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たったこれだけの記述から「朝鮮国の東の境界を鬱陵島と認識していた」と主張して
いるようですが、そうだとすると、これは重箱の隅をつつくようなアラ探しといわざるを
得ません。
この理屈をそのまま朝鮮の南方へ適用すると、朝鮮の南の限界は『朝鮮水路誌』で北
緯33度15分とされたので、朝鮮の限界は済州島までであり、その南にある韓国領の馬羅島
(北緯33度7分)などは含まれないことになります。
こうした簡単な指摘からもわかるように、「総記」の経度や緯度は小島を無視した概
略値を示したものにすぎません。そうした小島が範囲に含まれるのかどうかは、具体的に
本文を見ればすぐわかることです。
『朝鮮水路誌』の本文では、前に書いたように竹島=独島は「リアンコールト列岩」の
名で取りあげられました。もし「リアンコールト列岩」が朝鮮に無関係であるなら、本文
に取りあげられるはずもありません。このように「総記」の経度や緯度は主要な島を表記
したにすぎないとみるべきではないでしょうか。
半月城通信No.121(2006.8.6)
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