07/12/09 09:45:23.38 TjApgHxt0 BE:618190087-PLT(13022) ポイント特典
国産ステルス実証機「心神」、2011年に初飛行
ステルス性能など最先端の戦闘機技術の検証を目的とした、防衛省の「先進技術実証機」の
開発計画が8日、明らかになった。
来年度から計画に着手し、早ければ2011年度中に実証機の初飛行を行う。計画が順調に
進めば、国産戦闘機開発につなげたい考えだ。
実証機は全長14メートル、全幅9メートル。「心神(しんしん)」と名付けられ、敵のレーダーに
映りにくいステルス性とともに、高運動性を備え、国産エンジンを使用する。機体の形状に
沿って配置するレーダー「スマート・スキン」など先進技術も取り入れる。実証機であるため
武器は搭載しない。
心神の開発は来年度から6年間で行う計画だ。来年度予算では157億円を要求、総額
466億円を見込んでいる。エンジンや電子機器などの試作は09年度までにほぼ終えて、
10年度から実証機製造に着手。
早ければ11年度中に初飛行を行う。機体やエンジンは既に個別開発を進めており、ステルス性に
関しては、05年のフランスでの模型実験で「高い性能を確認済み」(防衛省幹部)という。
実証機開発には、日米で共同開発したF2支援戦闘機の生産があと数年で終了することから、
国内技術維持の意味合いがある。また、航空自衛隊が次期主力戦闘機(FX)の有力候補と
しながら、米国が輸出に応じようとしていない「F22ラプター」をめぐる交渉を有利に運べるとの
期待感もある。
米国が輸出に慎重なのは、「機密保全だけでなく、日本がステルス技術を独自開発できないとの
前提で、将来、高く売ろうという思惑があるため」(政府筋)との見方からだ。
つづき
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