10/07/05 16:52:01 5UFAGpQu
宅配便「ゆうパック」の集配が遅れている問題で、日本郵政グループの郵便事業会社の鍋倉真一社長は4日会見し、
1日から4日までで、全取扱量の7%にあたる約26万個の配達に最大2日の遅れが出たことを明らかにした。
増員や臨時トラックの手配で対応しているが、遅れの解消は「週明け早々」としている。
郵便事業会社は1日、日本通運の宅配便事業「ペリカン便」を「ゆうパック」に吸収し、再スタートを切ったばかりだが、
経営の先行きには早くも暗雲が漂ってきた。
鍋倉社長は「ご利用の皆様に大変なご迷惑をかけた。深くおわびする」と陳謝した。
集配の遅れは1日夜から起こり、2日には集配拠点に向かうトラックの到着が遅れるなど大きく混乱。
これまで全国にある集配拠点70カ所のうち最大10カ所程度で発生。
4日時点でも、千葉県、大阪府、愛知県の3カ所の集配拠点を経由する荷物の遅れが続いている。
4日配達予定の95万の荷物の7%に当たる6万6000個に最大2日の遅れが出ている。
集配遅れの背景には、ゆうパックとペリカン便の統合で取扱量や取扱窓口が約2倍に増えた一方で、
集配拠点は整理統合で1カ所増の70カ所と抑え込まれ、1カ所当たりの荷物の取扱個数が急増したことがある。
また、荷物を仕分ける機械が異なり、一部社員が不慣れなため、機械が頻繁に停止した。
一部で夜間の集荷時間をペリカン便に合わせ延長し、運送ダイヤの乱れも発生した。
鍋倉社長は「いろんな研修や予行演習は行ったが、やや不慣れの人間が多かった」と説明した。
また、集配の遅れをホームページに掲載したのは4日で、情報提供も遅れた。
鍋倉社長は「情報提供が不十分だと反省している」と述べた。