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農林中金 投資会社に出資へ
10月15日 16時25分 NHKニュース 経済
「農林中央金庫」は、投資手法の幅を広げて収益体質を強化するため、大手商社「三菱商事」と共同で、
新たに「日興シティホールディングス」傘下の投資会社に百数十億円を出資することを決めました。農林
中央金庫は、投資会社のノウハウを獲得し、投資事業を強化するねらいがあるものとみられます。
関係者によりますと、農林中央金庫は、投資会社「日興アントファクトリー」の40%近い株式を、親会社の
日興シティホールディングス側から取得することを決め、最大株主として経営にかかわることになりました。
また、大手商社の「三菱商事」も新たに20%近く出資し、両社の出資額はあわせて百数十億円に上ります。
このほか、日興アントファクトリーの経営陣が30%余りを取得するということです。日興アントファクトリーは、
平成12年に設立され、主に、収益性がより高いとされる株式公開前の企業やベンチャー企業に投資を行い、
株式の公開を通じて利益を上げています。「農林中央金庫」は、農業向け融資などの伸び悩みから、海外
の金融商品などに積極的に投資してきましたが、サブプライムローン問題をきっかけとした市場の混乱で、
ことし3月期の決算では、およそ2800億円の損失を計上しており、投資手法の多様化が課題となっていま
した。農林中央金庫では、今回の出資を通じて投資会社のノウハウを獲得し、今後の投資事業を強化する
ねらいがあるものとみられます。
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