【シェア】チェンジリング・デイ 2【昼夜別能力】at MITEMITE
【シェア】チェンジリング・デイ 2【昼夜別能力】 - 暇つぶし2ch259:創る名無しに見る名無し
10/05/11 20:48:22 9F7C7Wwr
tesuto

260:『月下の小ネタ・資』
10/05/11 20:55:59 9F7C7Wwr

白夜「ふふふ…」
ドウラク「ふははははは!! 待ちかねたぞ晶君!」
晶「…なんでこんな夜に呼び出されなきゃなんないのさ。変なおじさ…ドウラクさんその子誰。妹さん?」
ドウラク「いやこの少女はだな」
白夜「なんて汚らわしい! 矮小なこの男とこの私が肉親ですって!? 
永久に巡り廻る輪廻の鎖、その一片たりともそんな可能性などありはしないわ!」
ドウラク「何だと!」
晶「うわぁ…(陽太の女の子バージョンだ…)」
白夜「私の名は白夜。夜の闇を祓う者、白夜よ」
晶「あー…よろしく…(陽太の言ってたゴスロリってこの子か…)」

晶「…で。こんな夜中でしかも屋外に僕だけ呼ばれた理由は何」
ドウラク「あー…コホン。実はだな、次回より少年が本格的に仲間を増やすという話を聞いたのだ。
当然そこは能力相性に優れ、かつ人気も高い私がなるべきであろう?」
晶「えー…相性良かったのアレ…人気ってのも疑問だし」
ドウラク「だがそこで対抗馬が現れた」
白夜「皇剣・朧夜(こうけん・おぼろよ)」ブン
ドウラク「あうちっ!」バキッ
白夜「私を馬などと愚かな獣に例えるなど許されないことよ!」
晶「ええっと…何これ。カニなの? でっかいカニのはさみなの?」
白夜「私の夜間能力、異形錬金【ヘレティック・アルケミスト】。2つの物質を結合させ、その特徴を併せ持つ
新種の物質を生成する力。これは岬月下の生み出したゴボウとカニを融合させ生み出した剣。皇剣・朧夜よ」
晶「あー…なるほど。これは相性良いわ」
白夜「わかるでしょう? 貴女は愚者ではないようね。決め手に欠ける岬月下を救済すべきはこの私なのよ」
晶「うーん…確かに大根振ってるよりは様になるけど…」
ドウラク「いいのか晶君。二人の厨二は共鳴し高め合い、君のツッコミ労力は倍以上に跳ね上がるぞ」
晶「それは困る!」
白夜「黙りなさい! そう言った点では貴方も大差ないでしょう?」
晶「ああ確かに」

ドウラク「まあ、この通り。話し合いでは決めかねる。そこで、真に少年の仲間になるべきはどちらか、
その決着をつけるために我々はここに集ったのだ」
白夜「岬月下と悠久の時を過ごしてきた貴女こそ、このダンスパーティーを見届ける者としてふさわしいわ」
晶「悠久って…まいいけどさ。ダンスパーティーって何さ」
ドウラク「勝負の方法は紳士のスポーツ、チェスだ」ドン
晶「チェスって…将棋と同じで戦場のゲームじゃないの?」
ドウラク「その見解が一般的だが、それでは将棋で言う飛車角の動きを併せ持つ女王、クイーンの強さは不可解だろう?
チェスの盤面は、一説にはダンスパーティーの舞台といわれているのだよ」
晶「へぇー…(無駄に博識だこの人)」
ドウラク「さて、役者も揃い、満月も天頂に達した。さあ白夜よ」
白夜「さあジェントル、始めましょう。この醜くも美しいダンスパーティーを」

晶「(ああ…なるほど)」
晶「(月下の席を求めて、白の紳士と黒の少女がチェスで対決…か。確かに絵になるかもしれない)」

261:『月下の小ネタ・資』
10/05/11 20:57:22 9F7C7Wwr

白夜「巡る輪廻の鎖、永久に続く苦しみより私を解放し勝利へと誘え。ポーン!」
晶「 !? 」
ドウラク「紳士たる私に敗北はない! 約束された勝利への第一歩を踏み出せ。ポーン!」
晶「え? え?」
白夜「さあ、運命の道を。栄光へと続く道を開きなさい。ポーン!」
ドウラク「さらに踏み出せポーン! 戦場深くへ侵攻し全てを薙ぎ払え!」
晶「ダンスって言ってたよね。ねえダンスって言ってたよねドウラクさん」
白夜「貴女の道は開けたわ。その力を解き放ち盤面を支配しなさい。クイーン!」
ドウラク「力押しなど浅はかだぞ白夜! これぞ紳士の戦略! 駆け抜けろ、ナイト!」
晶「っていうか…何? その前口上は必ず言わなきゃいけないわけ…?」
白夜「私のクイーンに触れるなど許されない! その穢れた騎士に咎を与えなさい。ビショップ!」
ドウラク「好きにやらせはしない! 出ろルークよ 女王の自由を奪うのだ!」
白夜「かかったわね! そのルークの命、刈り取らせてもらうわ! ビショップ!」
ドウラク「ぐわああああああっ!!」
晶「チェスってこんなにぎやかなゲームだったっけ」
ドウラク「ふ…ふふふふふふ…」
白夜「何がおかしいの? 私の鮮やかな戦略にあてられ気が触れてしまったのかしら?
まだほんの戯れだというのに、愚者とは哀れなものね」
ドウラク「ふははははは!! そのルークは囮だったのだよ! 見事に綺麗な道を空けてくれたものだ!」
白夜「な、なんですって!?」
ドウラク「さあ貫け! 敵陣深くへと切り込み蹂躙せよクイイイイン!!」
白夜「キャアアアアアッ!!」
晶「うるさい上無駄に長いよ! まだ全然序盤だよねこれ」
白夜「…愚者のくせにやるわね」
ドウラク「お前もな」
晶「…もう勝手にして」

~五時間後~

晶「…くぅ…くぅ…」
ドウラク「ふ…ふははははははっ!」
白夜「…くっ!!」
ドウラク「長かった戦いもようやく終焉を迎えるときがきたようだな! 白夜の王にもはや逃げ道はない!」
白夜「まだわからないわっ! 貴方の王もすでに丸裸! さあ、必死に守りなさい!!」
ドウラク「見苦しいぞ白夜! わかっているのだろう、次の一手で君の王は詰む!」

パァァァァ(朝日)

ドウラク「ふふふ。昇る朝日も私の勝利を祝福しているではないか…」
白夜「くうううぅ…」
ドウラク「さあ終わりだ! 主人公の座は私がもらったああああ!! チェックメイ」
白夜「天導者の詩【エコーズ・オブ・フォールン】!!!!」
ドウラク「ぎゃああああああっ!!!!」
チェス盤「バシャーン」
晶「…くぅ…う…ふぁっ!? 何!?」

白夜「………」
ドウラク「うああああああっ!!」
晶「…何この状況」

262:『月下の小ネタ・資』
10/05/11 20:58:16 9F7C7Wwr

陽太「…こんな朝っぱらから外で何してんのお前ら」
晶「あ、陽太おはよー」
白夜「 !? 」
ドウラク「あああぁぁっ……。………? 何だったんださっきのは」
陽太「なんでオッサンと白夜が一緒にいんだよ。ドクトルJはどうしたんだ」
ドウラク「オッサンじゃない紳士だっ! それより見たまえこのチェス盤を…ってあああああっ!!」
チェス盤「グッシャリ」
白夜「突如錯乱した貴方が蹴り飛ばしたの。きっと貴方の内心は主人公となることを恐れているのよ」
ドウラク「何だと!? 馬鹿な!? そんなはずはないっ!!」
陽太「主人公って何の話だオイ」
白夜「そんなことより岬月下、貴方の仲間となるべきは私よね。貴方に勝利を与えるのは私の剣。そうでしょう岬月下」
ドウラク「何を言うか! 巨大な敵に立ち向かえるのは私のシザーゴーレムのみ! 少年よ、仲間とすべきは私だろう!」
陽太「あー…その話か。ええっとそれはだな………」
白夜「………」ドキドキ
ドウラク「………」ドキドキ

陽太「悪い。お前らもうしばらく待機な」

ドウラク「はっ!!!?」
白夜「えええっ!!!?」
陽太「じゃ。そういうことでっ」スタタタッ

晶「行っちゃったね」
ドウラク「………」
白夜「………」
晶「いいことあるって」

白夜「エコーズオブフォールーーーーン!!!!」
ドウラク「ぎゃああああああああっ!!!!」

晶「…もうこの二人で組めばいいんじゃないだろうか」

<おわり>

>>258からパッと思い浮かんだ小ネタ。思いのほか長くなってもーた。
やっぱり難しいよ白夜厨二テキスト再現できないよ白夜。誰か厨二力を俺にわけてくれ。
なお次回に仲間になるのはこの二人のどっちでもなく、どちらかと言えばツッコミ役のキャラですので悪しからず。

263:創る名無しに見る名無し
10/05/11 21:14:39 6ysSmsdF
なにこのチェス無駄に面白そうw

264:創る名無しに見る名無し
10/05/13 02:08:58 bY3Lgz7M
大分先の方に使うかもしれない妄想設定でも書いてみる

チェンジリング・デイ以降におけるスポーツ
 能力を使ってよい競技と能力が禁止される競技に分けられる。
 能力が禁止される競技においては、
 通常の審判の他に、誰かが能力を使っているか特定できる専門の審判が置かれる。

265: ◆akuta/cdbA
10/05/13 21:34:21 eoFv8Qqe
月野の昼能力はキャラ紹介でしか書いてなかったなーと思い。
URLリンク(loda.jp)

ファングぼこぼこにしていいよと許可もらったんでお借りしました

266:創る名無しに見る名無し
10/05/13 21:39:11 bY3Lgz7M
毛糸かわいい
最後なんちゅう解釈だwww

267:創る名無しに見る名無し
10/05/13 21:49:59 99BVn+Pf
容赦ない月野さん可愛いよ月野さん
そしていきなり腕焼き切られたファングさん可愛そうだよファングさん

268:創る名無しに見る名無し
10/05/13 21:50:10 +AFI3luw
>>265の約一時間後……。

フール「あれぇ? ファングさん、どうしたんですか? その手」 
ファング「なに、ちと火遊びが過ぎただけだ……っとやっと生えて来た」 
フール「いやぁ、相変わらず化け物地味た再生能力ですねぇ。流石ケダモノ」 
ファング「……おいこらフールテメェ! 結局は俺をケダモノ呼ばわりしてぇだけだろ!!」 
フール「わー、ケダモノが怒った―!」
ファング「待てゴルァ!!」

ヨシユキ「……なぁ、いつもこうなのか? この組織って」
ルロー「残念だけどそうニャ」
ヨシユキ「(……なんか、帰りてぇー)」

269:創る名無しに見る名無し
10/05/13 21:55:43 bY3Lgz7M
ヨシユキ頑張れw

270:創る名無しに見る名無し
10/05/13 22:16:18 sCoEYg7t
やたー規制解けたーーー!!!

>>265
月野おっかないなー さすが炎使い


>>268
>>265から続くコンボはッ……! GJ以外のなにものでも無い
このファング×フールの小ネタ、地味に好きだったりする
ヨシユキ……ww



271:創る名無しに見る名無し
10/05/13 22:49:28 bY3Lgz7M
規制解除おめ

272:創る名無しに見る名無し
10/05/17 01:15:37 BwSkrGwF
避難所に投下アリ

273:創る名無しに見る名無し
10/05/19 23:48:33 M3BEk81r
つまんない小ネタですが、投下しちゃいます
すみません、クリアランスはとってないです
しかも、某スレのつづきだったりします



274:創る名無しに見る名無し
10/05/19 23:51:35 M3BEk81r

夏の陽は、長い。
まだ明るい神社の境内は、早くも人が大勢いた。

屋台で彼女にわたあめを買ってあげ、僕もラムネを飲みながらお祭りを見物して歩いた。

こういう、ジャンクなものを食べたり飲んだりしていると、思い浮かぶのは……


「あ」

僕は、真剣な眼差しでいけすの金魚を狙っている幼馴染の横顔を見た。


「フン、このオレの手から逃れられると思うなよ……水中型キメラが」

金魚すくいのおじさんは呆れ果てていて、
もうこいつには何も言うまい、というセリフを全身で表現していた。


「ライス・サルベージ、ウォータープルーフヴァージョン!!」


―あちゃあ、やっぱり……

僕は頭を押さえた。

セコい。セコすぎる。

水飴を挟む薄焼きせんべいをどこからともなく出しては、金魚をすくう柄杓が破れてもすぐに復元して……



275:創る名無しに見る名無し
10/05/19 23:54:23 M3BEk81r

僕はつかつかと陽太のそばに寄り、耳を引っ張った。

「痛ててててててててて!!」
「こら陽太! セコい真似しない!!」


「ふざけんなよ晶!!」
「ふざけてんのは、あんたでしょ!」

陽太は耳を真っ赤にして、僕を見上げる。

と、そのとき。

一瞬、陽太の目が見開いたと思うと、黙ってしまい、さっきの威勢はどこへやら。

視線が僕の顔から下に降りて、タンクトップのロゴのあたりを見て、
さらに下に降りて、それにつれて顔が真っ赤になっていって、僕のスニーカーまで下りたあと、

「へ、へん、と、とにかく、オレの邪魔はすんなよな!!」

顔と耳を真っ赤にしながら、目も合わせずにぷいっと顔をそむけると、陽太は逃げるように去っていった。


―(屋台のおじさんの)邪魔をしてるのはあんたでしょ。

僕は呆れて、幼馴染の後ろ姿を見送った。

傍らでは彼女が、僕らのやりとりをぽかんと見ていた。


.

276:創る名無しに見る名無し
10/05/19 23:57:55 M3BEk81r
↑以上で
オチが無くってすみません

>>262
無断でお借りしちゃいました、つい出来心で……申し訳ないっす

277:創る名無しに見る名無し
10/05/20 00:23:37 MNjj/JVm
タイトル付け忘れてた……orz

>>274-275は
『カルピス、くし、ペリカン』です


278:創る名無しに見る名無し
10/05/20 00:50:37 XuZCjJjW
陽太何やってんだw
てか晶服装エロいよ服装

279:創る名無しに見る名無し
10/05/20 01:26:55 KfrVQdiX
陽太、ズルはいかんズルはw
そして何だかんだ言いながらもやっぱ彼も純情な中学生なんだな。


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