10/02/27 18:29:44 mykpGxr3
>>302
鬱要素といいつつ、重さと浮かばせ方のバランスが非常によいのが印象に残ります
嫌悪感からの忌避を最低限に留める工夫がきちんと効いている、というか。
原作本編も含めた全体を通して、夢子を追い詰めたのも支えたのも実のところ涼であって
だからこそ涼の存在が夢子にとって特別だとも言えますけども、そこがきちんと一貫してるのが
全体を通しての一本筋が通って見える部分かなと思います。
で、ここで複数あがっている肉体関係の部分ですが。個人的には、ありとするのならもうちょっとその辺に関わる
状況をいじってあげないと。かなと。涼くん、良くも悪くも近世代のギャルゲー主人公属性wの持ち主ですので
基本的に優柔不断で状況には流されやすく、その代わり「断」を下してしまった場合にはまさに「断固」を貫く
タイプですから。
「“そんな”雰囲気」「ノリで入ってみたらそのまま」と夢子の側は取りあえず片付けていたとしても
最初のときの、もうその段階で涼は当然の心理として「責任、取るから」にまで突入していたと思えるわけで。
・・・多分それこそ「責任取るから」を「ナニバカなこと言ってんのよ」で夢子側としてはかわしたつもりだった
みたいな一幕でもあったのかもしれないけども、涼の側としては向こうはどうであれそういうつもりで
だからこそ、自分の心を痛めるためと知りつつも涼は引きずられていったのかな、とも思える部分ではあり。
ただ、その場合、交差点のど真ん中でやったものを涼が告白と認識してるのが微妙に違和感を覚えてしまう。
というのも、自分としては告白と認識しているモノ、が「“そんな”雰囲気」の手前にない限り、多分彼は動けないからw
その辺りのお互いの脳内涼くんとの整合の悪さが肉体関係の部分は涼のキャラには合わない的な印象につながるのかなと。
ぶっちゃけ涼くん、多分純愛の範囲内であれば、スキャンダルについてはもう無敵状態に近いですけどね。
カミングアウトの段階で身を棄てる覚悟なんてとっくの昔に完了済みな上に、「男の娘でイイ」を通過してる以上
既にファンの方も筋金入りw
麗華さんのキャスティングは個人的には完全勝利。ぶっちゃけると黒井社長よりもポリシーが明確な分
言動の不整合が少ないせいかもしれませんが、割と好きなキャラの一人なんで。
まあ、それは置いても、夢子に騙されて沈んだ時の顔と復讐に染まった顔の両方について容易に画が浮かぶし、
コミカライズであれ彼女がアイマスキャラの一人であることに代わりはなく、使い方にも沿っているので
親和性に何の問題もない。こちらでは財力背景は封印っぽいですが。
良いキャスティングだったと思います。
あとは、靴を隠された子の三人称として形容無しの「アイドル」を使われてた点は微妙に違和感が
いい言葉がなかったせいだろうけど、そこにいるのみんなアイドルだし、みたいなw
まあ、なんにしろ。もはや「涼が男前すぎて&鈍感すぎて、生きていくのがつらい」な夢っち、ごちそうさまでしたということで。