09/11/23 06:06:31 fBaY+RYH
好奇心は猫を殺す、肝に銘じておこう。しかし我が探究の志、未だ潰えず。
「ただいま戻った」
「おかええり~」
『岡江映里』
忘れえぬ私の初恋の女性の名を何故まりさが?
「まりさ」
「かんでないよ」
勘でない…やはり彼らにはまだ我々の知りえぬ秘めた能力が隠されているようだ。
しかしそこはいずれ解明していくとしよう、何事も基本からだ。
「時にまりさ、君達ゆっくりの生活行動が『ままごと』と揶喩される事がある。
むしろその身体構造でままごとと見えるなら君達が十分に文化的な生活を送っている証拠であると私は思う。
習慣の違いとは人間界でもさして珍しい事でもないが、さしあたって思うに君達の言動や嗜好がそのようにイメージされる要因になっているのではないか、と推察した。
が、私は君達のその言動から非常にユーモラスでコミカルな印象を受けている。
むしろ無心にもそもそと動いている方がただひたすらに不気味な存在になっていたと思われる」
「多分ほめられたからてれるね…ゆふふ」
「そしてもう一つの要因は視覚情報、つまりは見た目にあると考えた。
「同じ見た目なのに親子とか家族とかないわ」…なる意見も耳にする。しかし妙な話だとは思わないか?それは大抵の動物にも当てはまる事ではないか。
しかし面目ない話ではあるが、正直の所私も君達ゆっくりが皆同じに見えてしまう事も確か。
そこで問いたい、君達自身互いをどのように認識しているのだ?一般的には装飾品による認識という説が浸透しているが」
「は?」
「つまりまりさならば帽子、れいむならばリボンに個々の微妙な違いがあるのではないかという…」
「そんなのわかればデートでくろうしないよ!」
『「髪型変えたのになにもないなんて…私の事なんかどうでもいいのね」』
違う、違うんだ映里くん、私は君でさえあればそれで良かった。
しかし君がそれだけで安心出来なかったのを私は分かることが出来なかった…
「…まりさ、君の言う通りだ」
「わかればいいんだよ!(なんでないてんのかな?)」
さらば初恋、私は私の道を行く。