09/07/19 00:05:32 +1h5ihhl
すっかり様変わりした町はさながら知らない土地の様だった
あの神社の跡地には公園ができた
街が見下ろせる眺めの良い公園だ
あの日と同じ石段に腰掛けて街を眺めていた
あれ以来二度とあいつと会うことはなかった
どこでどうしているのかが心配で探したりもしたが見つからなかった
約束通り変わらずにやっているだろうか
「俺は俺のままだぞ、約束だからな...」
『れいむの事を忘れないこと』
それが俺が俺で在り続けるために出来ることだろう
ゆっくりしていってね!!!
蝉の声に混じってそんな声が聞こえた気がして振り返ったが
ただ風が通りすぎていくだけだった
終