09/04/15 22:19:43 dk1bxdlD
コードギアス LOST COLORS
「反逆のルルーシュ。覇道のライ」
TURN00 「終わる日常」(後編6)
投下終了です。
いきなり誤字報告。
254のセリフ。
君は身の心も捧げていたんだよッ!!→君は身も心も捧げていたんだよッ!!
TURN00「終わる日常」はついに完結しました。
リリーシャ、X.X.、アンジェリナ、ノエル、ヘンリエット、セルゲイ。
そして、ナイトメアと、オリジナル満載で書き上げたストーリーでしたが、皆さんはどうでしたか?
文章力の乏しさに加え、誤字脱字のオンパレード、投下時にトラブルの続出、アクセス規制…と、
読者の皆さんには、迷惑この上ない作品をご覧になっていただけたどころか、賞賛のコメントと耳の痛い的確なアドバイス、
そして、管理者トーマスさんのご好意を受けてここまで書き上げることが出来ました。
皆さん、本当にありがとうございます。
さて、話しはうって変わりますが、
皆さん、まずは驚いてください。
これで
『序章』
が終わりました。
実は『終わる日常』は当初、前編と後編の2章で終わるはずでしたが、女のギアス使いを一人入れたかったのでリリーシャを登場させました。
そして、中心人物となるオリジナルキャラクターを生かすには、ギアス本編のイメージを壊さないキャラクター作りとそれなりの強い印象付けがいります。
ライたちと上手く絡み合わせるために、人物背景とその土台を描いているうちにどんどん話が長引き、予定されていたストーリーの約『8倍』の長さのプロローグになってしまいました…orz
本当なら今頃、本編TURN14『コード「G」』まで進んでいるはずなのですが…
出来るのなら学校の休み時間にでも書き続けたいのですが、今年は大学受験が控えているので、更新は遅くなりそうです。
一応、第一志望校はA判定が出ているのでそんな心配しなくてもいいと思うのですが、ナメてかかるとロクなことが無いので(センター失敗が怖いです…国立大狙いなんで)、もし成績が下がるようでしたら一時休止という形を取ります。
予告としてTURN01の題名を公表したいのですが、ネタバレになるので言いません。
(TURN02からは公表します)
シナリオは本編と同じく25話編成で、なるべく本編を逸脱しない(?)シナリオになっていて話の大まかな流れはすでに決めています。
そして、終盤のストーリー展開は皆さんのいい意味(かどうかは不明ですが)で裏切れると自負しています。
もし、それをばっちり当ててくれた方がいた場合は、年内に書き上げることを誓います。
批判、中傷、どんなものでも構いません。読者の皆さんの生の声が聞きたい(見たい)です。
ご感想お願いします。
260:POPPO
09/04/15 22:23:06 dk1bxdlD
追伸
コメントの語尾に「貴公の次の投下を全力でお待ちしています!」と書かれている方へ。
いつも細部まで読んでくださっている上に、詳細なコメントと突っ込み、本当にありがとうございます。
実は貴公のコメントの評価を、話の出来栄えを知る基準にしています。
これからも勇気を与えてもらえるコメントをお願いします!
管理者トーマス様へ。
再度になりますが、ゲイボルグの件は本当にありがとうございました。
設定資料がこれからもどんどん加えていくつもりなので、協力お願いいたします。
この際に言わせていただきますが、保管庫の編集が(中編6)で止まっているので更新をお願いします。
あと、出すぎたマネかもしれませんが、領地一欄に「POPPO」を加えていただけないでしょうか?
(トーマス様の事情や移転の関係でご迷惑がかかるようでしたら、この意見を却下してもらっても構いません)
261:POPPO
09/04/15 22:25:05 dk1bxdlD
それと、思い切って今までの誤字修正をお願いします!
(ウザく感じたら、スルーしてください)
前編1
シャーリーの初登場のシーン。
フィネット→フェネット
前編3
3分の1くらいの前半。
ライの心中でのスザクへのメッセージ。
スザク。そのぎこちない笑顔。よく分かるよ。→そのぎこちない笑顔、よく分かるよ。
(「スザク。」は消してください)
中盤。
スザクとライの話。
「黒の騎士団は軍備拡大を続けているだろ」→「黒の騎士団は軍備拡張を続けているだろ」
君たちは光の当たる場所を歩んでくれ→君たちは光の当たる道を歩んでくれ
後半。
ルルーシュとユフィの会話。
「…それは言うな」→「…それを言うな」
で、ライについてどうしてなの?→で、ライについてはどうして?
俺の知ったときは自分の目を疑った。→俺も知ったときは驚いたさ。
中編1
中盤。
トウキョウ疎界→トウキョウ租界
リリーシャとタクシー運転の会話と、『盤上の騎士』に連れ去れられる時のリリーシャの独白。あと、中編2のリリーシャとX.X.の会話の初めにもあります。
中編3
題名の文字の拡大をお願いします。
後半。
リリーシャがサザーランドに乗り込み、発進するところ。
久しぶりに感覚に私は少し緊張した。→久しぶりの感覚に私は少し緊張した。
中編4
リリーシャがX.X.に「新日本党」の利用価値について説明する場面。
「ようするにスパイ退治ね。それは組織の中で一番重要な職種でありながら、内部の人間からは1番忌み嫌われる職種。テロリスト内部のネズミ狩りなんて熾烈を極めるわ」
職種→役職
中編5
前半。
リリーシャとX.X.の会話。
「それに、美味しいものをたくさん食べて病気になれるなんて、とっても贅沢じゃないか」
「…私は遠慮するわ。そんな贅沢は」
↓
「それに、美味しいものをたくさん食べて病気になれるなんて、とっても幸せじゃないか」
「…私は遠慮するわ。そんな幸福は」
…できたら、お願いします。
ではでは、TURN01でお会いしましょう。
262:創る名無しに見る名無し
09/04/15 22:50:12 L/efLdWp
>>260
POPPO卿、GJでした!
感想の前にとりあえず投下方法に関して言わせていただきます。
基本的に支援なしだと10レス投下で猿となります。
猿は00分になればとけるので、時間の変わる前あたりに10レス投下し終わるようにするとだいたい20レス投下出来ます。
今回の場合、貴公が必要としたレス数は26、十分支援が必要な量だと思います。
あと、成り済まし(他者の語り)を防ぐためにトリップをつけた方がよろしいかと。
半角で#の後に好きな文字列でつけることが出来ます。
#○○○○○ といった具合です。
それでは感想を……
騎士団に帰還したライ。
前回の決闘の決着からここまでシーンが飛ばされているのが気になりますね。
ナイトオブツー死去……何があったんだろうか?
かのライのギアス……相手を限定して、そして効果範囲もかなりの広さ……絶対遵守、なのか?
しかし、X.X.との会話では……
大事なものが、信じていたものが崩れ去るカレン。
原作より衝撃が大きいカレン。 ユフィも……
悲劇は遥かに大きくなり、加速していっていますね。
まぁ、無理をせず頑張ってください。
貴公の次の投下を全力を挙げてお待ちしております!
263:創る名無しに見る名無し
09/04/15 23:41:28 vPuk5MBe
POPPO卿、お疲れ様でした。
今回はいつもに増して気合いが入っているように思いました!
魔神として蘇ったライや心の支えを失ってしまったカレン。
そして、対立するルルーシュとスザク。
原作をなぞりつつも、オリジナル要素などから原作とはまた別の魅力を感じられます。
今ここで『序章』が終わり、物語がまた新しく変わっていくことが楽しみです!
ではでは。
264:創る名無しに見る名無し
09/04/16 00:32:46 aQToSkjv
>>260
POPPO卿、投下乙&GJでした!
構想の八倍の長さのプロローグというとんでもない発言が飛び出しましたが
プロローグからこれで本編は一体どのくらいの物になるのか期待が止まりません
原作を追いながらも微妙にオリジナル要素を加えて変化していく物語
いっそう憎しみ会うルルーシュとスザク、魔神となったライ、ギアスの二重契約という隠しネタまで出てきて
続きが想像できません、いったい変わってしまった物語の上で彼らはどのように動いていくのでしょうか
貴公の次回の投下を全力全霊でお待ちします!
あと受験頑張ってください。
265:創る名無しに見る名無し
09/04/16 07:14:16 jLij2Ql+
POPPO卿GJです!なんと、今までの大作が序章に過ぎないと!?今からワクワクしてきます!
266:創る名無しに見る名無し
09/04/16 11:29:21 9S5/Hxdr
POPPO卿GJです!
まさかこれが序章とは!
スザクとルルーシュの憎しみは原作以上に深くカレンのショックもまた原作以上に深い
そして何より王の時の非情さとこの世界で手にした優しさが絡み合ったライがたまりません!
それにしても貴公がまだ高校生だというのが何よりの驚きです
あんたどんだけ文才あるんだよ!
267:創る名無しに見る名無し
09/04/16 15:18:49 6t/+HEXx
以前、ライ×カレンを語るスレでSS禁止という事を忘れて投下してしまったSSを再投下いたします。
設定は、ライとカレンが結婚し、子供二人とカレンの母親と一緒に暮らしているという感じでしょうか。
268:創る名無しに見る名無し
09/04/16 15:20:21 6t/+HEXx
「あれ? ライったらどこ行ったのから……」
思わず、きょろきょろと周りを見回して呟く。
「パパ、女の人とお話してたよ。ねーっ」
お兄ちゃんが楽しそうに報告してくる。
「うん。たのしそーに……」
そして、妹もそれに相槌を打つ。
わが子ながら、絶妙のコンビネーション。
まるでかっての私とライのようだ。
そう思ったが、今は「女の人とお話」という部分がすごく引っかかる。
「どこでっ、だれとっ……」
思わず、そう聞き返した。
「ジュースのみたい」
「うんっ。のみたい、のみたい」
くっ……。
なんか、こういう駆け引きの強いところは、ライ譲りなのかしらと思う。
だが、今は、背に腹はかえられない。
「いいわ。ジュース、買ってあげる。で、パパは?」
にこにこと嬉しそうな兄弟はとても微笑ましかったが、今は、それよりも優先事項がある。
「「あっちーーっ」」
私は、二人に急いでジュースを買ってあげると子供達が指差す方に走り出した。
「「がんばってー」」
子供達の声を背に受けて……。
269:創る名無しに見る名無し
09/04/16 15:21:24 6t/+HEXx
「ライっ……」
確かにその場所には、ライと女性がいた。
じつに楽しそうに会話している。
間違ってはいない。
ただ……その女性は、私の母だった。
そして、気が付く。
しまったーーーっ。
ハメられた……。
わが子ながら、末恐ろしさを感じてしまう。
「うん? どうしたのカレン……」
ライが少し驚いて聞いてくる。
「あ、いえ……。そのね……」
言葉に詰まる。
顔が真っ赤になっていくのがわかる。
頭がパニックになっていく。
怪訝そうな二人の顔が目に入る。
どうかしなくては……。
思いだけが空回る。
するとそんな私が心配になったのだろう。
すーっとライが私を抱きしめる。
「もう大丈夫だから……。ね、落ち着いて……」
優しいライの声が耳元で囁かれた。
それだけでほっとしてしまう。
「うふふふ……。お邪魔みたいだから、子供達と先に帰ってますからね」
そう母は言うと、走り寄ってくる子供達をつれて帰ってくれた。
なんか、その母の気遣いが、とても嬉しくて恥ずかしかった。
ありがとう……。
そう思ったが、子供たちに説明する台詞を聞いて感謝の気持ちが薄れてしまった。
だって……、「今から、パパとママは、ラブラブしちゃうから先に帰ってましょうね」って言わないでよっ。
そして、子供達もお願いだから「いつものやつだね」とか「熱々なんだよね」とか言わないでっ……。
本当に、はずかしいんだからーーっ……。
270:創る名無しに見る名無し
09/04/16 15:23:12 6t/+HEXx
以上です
ライ×カレンを語るスレの皆さん、その祭は、ご迷惑をおかけしました。
では、失礼します。
271:創る名無しに見る名無し
09/04/16 18:14:59 TBQHh2w5
>>270
投下乙でした!
子供達が可愛い……
軽いいたずらって微笑ましいですね。
それにしてもカレン母、ノリノリである。
貴公の次の投下を全力でお待ちしております!
272:創る名無しに見る名無し
09/04/16 19:29:07 0OgSmOTY
なんか読んでてこっちまで幸せになりそう。乙です
273:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/16 21:36:21 CvUO1sXN
POPPO卿、投下GJ&お疲れ様でした。
>>261で言われていた修正は全て処置が完了しました。
あと、別に見つけた誤字も挙げておきます(修正済み)。
>>232
その間は僕が指揮を取る。 → その間は僕が指揮を執る。
>>254
君は身の心も捧げていたんだよ → 君は身も心も捧げていたんだよ
重ねて申し上げますが、誤字修正についてはいつでもどんなに古いものでも受け付けております。遠慮なくお申し付けください。
274:創る名無しに見る名無し
09/04/17 14:37:20 um7Nnc4g
>>トーマス卿へ
誤字脱字ではなく、領地の編集や更新、及び領地の追加を言われているみたいですよ。
現在出来ないと以前言われていたようなので、彼にもはっきりとそう言った方がいいのではないでしょうか。
どうやら、以前、何度もスレッドに書き込まれた分やこの前の質問に答えた部分は、まったく読んでおられていないようですので。
275:創る名無しに見る名無し
09/04/17 14:54:07 4kQnUkvX
ROM専住人から感想と批評と苦言をいくつか
まずBLUEDESTINYさんへ
BLUEさんの作品を見るに、多分書きたいのはSSではなくて小説なんだろうと感じました
以前書き込みのあった
「コードギアスのキャラを使ったオリジナルなのに」という指摘は正鵠を射ているのではないでしょうか?
そういえばスレ外ですが、二次創作としてはかなり面白いと評されながら「1.5次創作」と評されたこともあったようです
ご本人はご存知のことと思われますが
作品(この場合は新手をとりあってとさせていただきます)については、これもご本人は承知のことと思いますが、
語彙が少ない、表現のパターンが少ない、一つの話の中での展開が時系列順という形にとらわれているという幾つかの難点があるものの
それらを感じさせない勢い、流れ、物語のベクトルとでも申しましょうか・・・がそれらの弱点を感じさせにくいようにしていると感じます
アイデアの勝利と言いますか、次を期待させる物語には秀逸なものがあると評価できると思います
それと、これは苦言ですが
自分が他人に必要とされている実感がなければ立ち上がれないというのは悪いことではありません。むしろ共感できるようなものではあります
しかし、貴方に対する声を感じられない、気が付こうとしないで引き篭もるようにするのは良いことではないと断言いたします
このSSスレ、この板への再登場を祈願しております
あしっど・れいんさんへ
貴方さまの多作には非常に驚きを禁じえません
作品への熱意と愛情には本当に賞賛すべきものを感じます
それだけにいくつかの辛辣とも受け取られかねない言葉をお許しください
あしっど・れいんさんの作品について見受けられるものでいささか違和感を感じるものがいくつかあります
ひとつの文を文節で区切って改行するという表現についてなのですが、これはもちろん表現としてはよく見られるものです
区切った文節や単語を強調する際に用いる表現です
ただ、あしっど・れいんさんの場合、それの多用が鼻に付くことが多いと感じます。また、強調することに意味がないと思われる部分での使用も見られるのです
これらは文章のテンポを崩し、多用されることによって本来強調すべき部分を埋没させてしまうことになりかねません
これに関係することですが、次にのそして」「そう~」「だが」などの多用について
短い文節で区切ったあと、「そう、~~」や「そして~~」とつながることが非常に多いのですが
やはりこれは表現としてあまり褒められるものではありません。
ある本に「接続詞はなくて普通、あるのが特別だ」という言葉がありまして、文豪の推敲は本文よりも接続詞などに集中するなどといったお話があります
消したり書き直してある箇所を見ると、その原稿は一たん清書して三べんが四へんくらい読みなおしてあると推定できた。
その加筆訂正でいじくってあるある箇所は、「・・・何々何々であるが」というようなところの「が」の字と、語尾と、
語尾の次に来る「しかし」または「そして」という接続詞とにほとんど限られていた。
その本からです。例え文豪と呼ばれる方であっても気をつけ、注意せざるを得ない接続詞について一考する機会としていただければ幸いです
あしっど・れいんさまのSSについては
・一行ですむ文章をあえて分ける表現
・接続詞のあまりの多用
これらの見直しでかなり完成度があがるものと感じます。今後ともどうぞご研鑽ください
最後にPOPPOさま
先のお二人について長くなってしまいましたので次レスにて
276:創る名無しに見る名無し
09/04/17 14:55:15 4kQnUkvX
POPPOさまについてです
少々きつい言い方になってしまうかもしれませんが、どうぞ虚心にお聞きください
映像媒体と文字媒体は違うものです
SSを小説と同じ文字媒体であるとするならば、アニメやマンガは映像媒体であると規定できます
少し話がズレますが、
小説を丸々マンガにすると大体どれくらいの分量になると思われるでしょうか?
もちろん色々と誤差はあるでしょうし、タイトルにもよるのですが、某小説によれば小説一巻と少々がマンガ5冊分になったそうです
関係がないと言われればそうなのですが、同じ物語を表現媒体を変えて表現するとこれだけの差が生まれてしまうということとご理解ください
私が感じたのはPOPPOさまもマンガないし、アニメのような映像媒体として考えた物語をそのまま小説のような文字媒体に置き換えて書かれていたのではないかと言うことです。
SSを書かれる方ではそう珍しくないことだと私などは思うのですが、それゆえに無駄な表現、無駄な改行、無駄なetcが増えるとなると書き手としてはマイナスに他ならないと思うのです
具体的に例をあげるとするならば、
39スレの245 同248 などでしょうか
もちろんこれらは小説としてはナシであっても、SSそしてはアリの表現なのかもしれません。あくまでSSも小説などに含まれる文字媒体としての指摘です。そこはご勘弁を
しかし、シチュエーションの理解を完全に読み手に丸投げしてしまうような表現、あえて言わせていただければ画面に写った映像をそのまま文字に写し取ったような文章などは
書き手としては厳に慎むべきものであると私は思うのです。
もうひとつあげようと思っていた点は物語そのものについてです
起点となるのは行政特区日本がうまく運営されているところ
物語が集約される終点となるのはアニメ第一期とおなじルルーシュとスザクの対峙
物語のキモはライと彼のかつての契約者X.X.の邂逅でしょう
それにケチをつけるわけではありません
ただ、物語があっちいきこっちいきという印象を禁じえなかった部分に少々首をかしげていました
冒頭主人公として(?)登場したリリーシャですが、彼女の立ち位置がはっきりせず、本当に事態を引っ掻き回しただけの人物になってしまったことが残念に感じられます
・ゼロにうらみがある
・アッシュフォード学園の生徒である
・知能が高く、行動力がある(女性版ルルーシュ)
・ジェレミアの妹
結局のところ、彼女の物語→日本・黒の騎士団とブリタニア軍の戦い→ライとX.X.の邂逅&ルルーシュとスザクの撃ちあい
上記の設定の豪華さに対して、その次の物語の流れを鑑みるに、人物の活かし方が彼女に関しては上手くいってないように感じたわけです
今後も続く中で活かされてくるというのであれば話は変わってくるのですが、現状00話によってのみで感じたことについて述べさせていただきました。
最後にもう二つ程苦言なのですが
この際に言わせていただきますが、保管庫の編集が(中編6)で止まっているので更新をお願いします。
あと、出すぎたマネかもしれませんが、領地一欄に「POPPO」を加えていただけないでしょうか?
(トーマス様の事情や移転の関係でご迷惑がかかるようでしたら、この意見を却下してもらっても構いません)
これは少々いかがかと思います。わかっていらっしゃるのにあえて言うというのはどうでしょう
よく出没する荒らしについてもそうですが、トーマスさんは保管庫の管理人であって、スレ全体の奉仕者ではありません
「してくれない!」ではなく「してもらえたらいいな」くらいのつもりであるべきなのではないでしょうか
もう一つ
6.作者名(固定ハンドルとトリップ)について
・投下時(予告・完了宣言含む)にだけ付けること。その際、第三者の成りすましを防ぐためトリップもあるとベスト。
トリップについてはスレ冒頭でも注意書きがあり、以前にも投下の後の感想に指摘があったはずですが、トリップは付けられていらっしゃらないですね
それに関してだけではないですが、指摘に対して謙虚に受け止めるということはやはり大事なことではないでしょうか
同じ意味で先の友人からの電話に出ていて投下できなかったというのも、やはりマナー云々で非常に失礼なことではないかと思います
高校生ということですが、未成年だから社会のマナーについては疎くても仕方ないなどということはありません
指摘や注意を聞く。自分の行いを省みる。同じ場にいる方への配慮を怠らない。全て今の自分に、これからの自分に有益なことです
かなり説教染みたことを申し上げましたが、受け入れていただければ幸いです
277:創る名無しに見る名無し
09/04/17 20:38:26 V8+OYs4F
そういやトリップつけろってもともとトーマスさんが言い出したことなんだけど。
卿はトリップについてどう思っているのかな?意見を聞いてみたい
278:創る名無しに見る名無し
09/04/17 21:20:44 nG5C3w9D
言い方悪いけど、トリップ付けずに何か問題が起こった場合、一番被害を受けるのはスレッドです。
そして、彼以外の名前付きの方は、ほとんどトリップをつけている。(名無しを除く)
まぁ、新人さんならいざ知らず、POPPOさんはもう何回の投下している方であり、感想と一緒にアドバイスもあったと思うのだがそれを付けていない。
それが問題であり、別にトーマスさんが言い出したという事は関係ないと思うのだが。
トリップというのは、このスレッドを大切に思っている証だと思うし、このスレを楽しんでいる人たちに対しての敬意だと私は思っている。
だから、よほどの事が無い限り、つけるべきだと思う。
実際、問題起こりましたよね。
最近、テリーさんの成りすましがあって、少しスレッド荒れかけました。
さらに、蒼姐さんの偽者が出てきましたけど、トリップのおかげで問題なくスルー出来ましたよね。
そういう事を考えてみてください。
279:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/17 21:29:16 CztzcyE7
>>274
ふむ…、ご自身で気付かれるかと思いましたので敢えて書かなかったのですが…
>>277
すいません、ちょっと突っ込み入れさせて下さい。
>トリップつけろ
この文言だと、あたかも私が強制しているように読めてしまいます。嘗て私がやったのは「提案」レベルです。
細かいかも知れませんが…
さて、こう言うのもなんですがいい機会ですので、トリップについて私個人の意見をこの場を借りて述べさせていただきます。
トリップとは確かに個人識別に於いて非常に有効な手段であるが、強制ではなくあくまで「任意」という形でした。(276氏、言ったそばから誠にすみません)
元々2ch自体が名無しが基本ということもありましたしね。
ただしかし、職人を騙る心ない人が実際に出てきた以上、「コテハンを持っている職人様は可能な限りトリップを付けてほしい」と言うのが私の本音でございます。
偽物だと判りやすくまた不快レベルで済むならともかく、例えばそう―
トリップのない職人の名を騙り「一身上の都合により作品を全て消してください」
などと言われた日には…。私もスレも大混乱は避けられないでしょう。ですので、非難を覚悟で申し上げます。
コテハンを用いる時点でその人は既に「名乗っている」。ならばトリップも付けたほうがあらゆる意味で好ましい
と、言いきってしまいます。反論その他色々ございますでしょうが、この際ですので。
後ほどちょっと重要なお知らせを致します。
280:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/17 22:56:15 CztzcyE7
お待たせしました。
~業務連絡~
4月20日0時頃から21日24時頃までの約48時間、現在の保管庫のアドレス(>>1に張ってあるやつです)が使えなくなります。
その間は下記のアドレスをお使い下さい
URLリンク(anime.geocities.jp)
また、それと同時に、20日の深夜(2200~ぐらいを予定)保管庫の全機能が停止します。
トップ画面のみ残し、リンクの代わりに「工事中」という表記が出ます。
具体的な日程は次のような日程になります
URLリンク(anime.geocities.jp)
期間中ご不便をお掛けしますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。
ついでに。久しぶりになりますが、アンケートを取りたいと思います。
Q. 皆様はどれぐらいの頻度でPCのON/OFF(厳密にはOSのON/OFF)をしていますか?
1. 1日数回
2. 1日1回程度
3. 2・3日に1回程度
4. 1週間ぐらい点けっぱなし
5. もしくはそれ以上長いスパン
6. 基本的に切らない
「保管庫関係ないじゃん」と御思いでしょうが、結構重要だったりします。例の如く数字で構いませんので(コメントがあればそれはそれで参考になります)、
感想や雑談の末尾にでも入れていただければと。宜しくお願い致します。>>279と合わせて長文失礼しました。
281:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:00:31 kg9J9hiQ
自分は2番です。20、21日は投下も出来ないと言うことですか?
282:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:05:35 nG5C3w9D
>>281
いや、投下は問題ないかと。
スレッドではなく、倉庫の運営が止まるだけなので。
私は、4番。
283:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/17 23:07:22 CztzcyE7
>>281
>>282氏の仰る通りです。
284:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:09:01 ZaoQ4L20
トーマス卿がこれだけの長文書いてるの久々に見た。常日頃の精力的な更新本当にお疲れ様です。
アンケについては4でお願いします。
285:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:12:02 x6ySAprT
>>270
かわいいです。
お母さん、元気になったんだなとほっこり。良かった。
親になったカレンとライ、見てみたくなりました。
>>280
2です。
たまに1です。
286:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:13:04 5Pc4LxCi
>>280
トーマス卿、お疲れ様です。3でお願いします
287:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:15:34 W9EYdM76
>>280
乙です。アンケは2で。
288:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:19:48 kg9J9hiQ
トーマス卿、これにはどんな意味が有るんですか?回答ありがとうございます。
289:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:21:19 KugUB5w3
おおートーマス卿のアンケ久しぶりに見た!しかも重要事項とな?
基本3、時々2です。よろしくおねがいします!
290:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:24:42 6p4C9ABu
>>280
いつもお疲れ様です。3でお願いします
291:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:30:40 MMgDCZwP
>>280
う~んほとんど2かな?あ、いつも乙です。停止期間とありますが、改装でもなさるんでしょうか?なんだか楽しみです。
292:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:35:54 AJ6bVjBg
トーマス卿、GJです!アンケートについてですが、自分は3であります!
いつも応援してます!これからも頑張ってください!
293:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:38:26 YYz9KoSj
>>280
3
べ、別にトーマスのためなんかじゃないんだから!保管庫のためなんだから勘違いしないでよねっ!
294:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:43:27 0xh1zV+I
>>280
乙です。2でお願いします。
>>288
俺も気になってる。が、そこはあのトーマス卿のことだ、そのうち話してくれるだろう。ゆっくり待とうぜ。
295:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:47:37 JDRNal84
>>280のアンケは俺は4。結構少数派なのかな
296:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:50:27 QwTAQ2by
お疲れ様ですトーマス様。
私の場合は2でお願いします
>>295 すごいですねえ
297:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:55:35 IlhvcffX
>>280
3。うむ、貴公には乙とGJを贈ろう。
298:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:58:46 SWjMCjNH
>>280 4です!
299:創る名無しに見る名無し
09/04/17 23:59:29 BEbqdpwn
アンケートは2でお願いします
トーマス卿お疲れ様です。貴方の常日頃のこのスレへの貢献振りにはただひれ伏すのみの者です。
いつも応援しています。これからも頑張ってください。
300:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:02:22 yO4Sf4Q3
>>280
乙&GJ。
アンケは2で頼むっす
301:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:05:09 wRvMc/El
>>280
お疲れ様です。アンケートは久しぶりですね。私は基本1、時々2です。よろしくおねがいします
302:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:09:40 +Xn1xs/V
乙であーるトーマス卿!我は2であーる!
>>291
大改装フラグktkr
303:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:21:17 LNeZ6k41
>>280
いつも頑張ってるトーマスさんに全力で賞賛と感謝を
あんけは3でお願いしますね。あと大改装ってマジですか!?
304:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/18 00:21:20 CPBkLeT5
えー…早速の大盛況ありがとうございます。でもほんとに「ついで」でいいんですよ。あ、あと以前と同じで本アンケートは現スレのみでお願い致します。
>>288
ちょっと説明しずらいですね…ただ、重要な案件であるのは本当で近いうちに説明したいと思いますのでしばらくお待ちください。
>>302
いや、大改装とかないです。残念ながら。マジで。ちょこっとメンテナンスするだけです。
305:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:23:59 LNeZ6k41
あらら…そうですか。でもなんにせよ乙なことには変わりないですよ。無理せず頑張ってくださいね。
306:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:25:32 LNeZ6k41
あらら…そうですか。でもなんにせよ乙なことには変わりないですよ。無理せず頑張ってくださいね。
307:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:33:58 zluIP5Yn
でも期待せずにはいられない。だってトーマス卿だから。
アンケは3です。
308:創る名無しに見る名無し
09/04/18 00:54:07 Hufvp44X
だよね。なんてったってあのトーマス卿ですもんね!
アンケートは2で頼みます
309:創る名無しに見る名無し
09/04/18 01:11:45 zIL9fUzN
あんま期待のしすぎは重荷になるからしないほうが良いと思う
でも期待してしまう、トーマス卿だもの
アンケートは2です
310:創る名無しに見る名無し
09/04/18 01:23:48 DyIV2waV
ではさっそくなので。
2ですー。
311:創る名無しに見る名無し
09/04/18 01:47:07 T0IFFRXg
トーマス卿、お久しぶりです。いえ、ちょくちょくお見かけはしていましたが今回のような形ではという意味です。
本当にいつもお世話になっています。ありがとうございます。
アンケートは3ですね。ますますのご活躍を期待しております。
312:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:40:35 sLNxhb1R
夜分遅くにこんばんわ。前作の続きを投下します。13レス程度使用しますので
支援の程よろしくお願いします
【メインタイトル】コードギアス 反逆のルルーシュ L2
【サブタイトル】~ TURN02 逆襲の処刑台(後編)~
【 CP 】無し
【 警告 】●根幹は黒騎士ルートを準拠してのR2本編介入ものですが、オリジナルな設定と話も多々あります。
●王様ライの性格は自分の考えに依存してます。苦手な方はご注意下さい。
●オリジナルの名称が出ます。同じく苦手な方はご注意下さい。
それでは、投下行きます。
313:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:41:10 l0QZ4vxP
314:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:41:33 l0QZ4vxP
315:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:41:46 yqihdlSs
しえん
316:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:41:47 sLNxhb1R
―――――――――
コードギアス 反逆のルルーシュ L2
~ TURN02 逆襲の処刑台(前編)~
―――――――――
ショッピングモールにて、ミレイ達と共にルルーシュとシャーリーを尾行していたロロは、突然起きたパニックにより又してもルルーシュを見失ってしまった。
前回の二の舞だけは何としてでも避けたかったロロは、状況を確認するべく機情の地下施設に向けて全力で駆けていた。
だが、やっとの思いで辿り着いたロロが見たのは無人の施設。
「誰も…居ない?」
困惑しながらもロロが歩みを進めると、突然背後から銃口が向けられた。
「C.C.を探しに行ったんだよ」
その言葉にハッとなったロロは、ゆっくりと顔を動かすと自身に銃を突き付けている存在、ルルーシュに対して告げた。
「……やっぱり記憶は戻っていたんだね」
「ああ。尾行者を俺の奴隷に、絶対支配下に置かせてもらった。やはりお前達はC.C.の捕獲が最優先らしい。例え間違った情報でも……フッフフフ」
嘲笑いながらルルーシュは語る。
しかし、ロロは内心嘲笑いながら気取られない様に冷笑を浮かべると、ギアスを発動させた。
訪れる王の時間。ルルーシュの動きが止まる。
ロロは慣れた手つきでルルーシュから銃を奪うと悠々とした足取りで背後に回る。
そして、ルルーシュの頭部に狙いを定めた時、王の時間は終わりを告げた。
「何っ!?」
突如として眼前からロロが消えた事に一瞬ルルーシュは困惑したが、続いて後頭部に冷たい感触を感じた時、ギアスを使われたのだと瞬時に理解した。
「お前のギアスは、時を止める能力か」
確認するかのように吐き捨てるルルーシュだったが、ロロに自身のギアスの効果を教える気など更々無い。
代わりに、ロロは死に逝く者への最後の手向けとでも言わんばかりに語る。瞳を暗殺者のそれにして。
「答える理由は有りません。僕に与えられた指令は2つ。一つはC.C.の捕縛。そしてもう一つは、ルルーシュ・ランペルージの記憶が戻ったなら、ゼロが復活したなら抹殺する」
「16…17…18…19…」
「何です?その数字は?」
ルルーシュの生殺与奪はロロが握っている。にも関わらず、ルルーシュは当然意味不明な数字を読み上げ出した。
それに対して怪訝な表情でロロが問うと、ルルーシュが告げた言葉はロロのギアスの効果そのものであった。
ロロはこんな短時間で見抜かれた事に内心驚きつつも、皮肉めいた言葉を浴びせる。
「今更分かったところで、何が出来ると言うんです?」
その答えに、自身の仮定が正しかったと理解したルルーシュは籠絡するべく行動を開始した。
「ロロ、お前は正しい。直ぐに俺を殺さないのは分かっているからだろう?このままでは2つとも手に入らないと」
「2つ?」
一瞬、何を言っているのか分からなかったロロだったが、2つの内の一つについては直ぐに理解した。
しかし、もう一つは皆目見当が付かなかった。
ロロは視線で続きを促すと、それを認めたルルーシュが語る。
「1つは、この俺を餌に探していたC.C.―」
「それは分かります。もう一つは?」
「お前の命」
「僕の?」
答えを聞いたロロは僅かに眉を顰めた。それを手応え有りと受け取ったルルーシュは、慎重に言葉を選ぶ。
「ロロ、未来とは何だ?」
「未来……」
その言葉を聞いた時、それまで殆どと言っていい程鉄仮面を貫いて来たロロの表情に、明らかな変化が現れた。
唇を噛みしめてジッと哀しみに耐えるかのような表情。それを動揺と捉えたルルーシュは内心ほくそ笑む。
317:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:42:43 yqihdlSs
しえん
318:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:43:35 sLNxhb1R
「未来とは希望だ。お前の任務の先に希望はあるのか?C.C.を捕まえる事で、お前にはどんな未来が開ける?今のままだ。何も―」
「フッ、フフフフ…」
だが、ロロは突如として俯きがちに笑い出し、ルルーシュの言葉は最後まで聞かれる事は無かった。
今までとは全く違う反応を見せるロロ。その予想だにしていなかった反応にルルーシュは少々面食らった。
「何が可笑しい?」
その瞬間、ロロは勢い良く顔を上げたかと思うとあらん限りの声で叫んだ。
「C.C.を捕らえれば、未来は繋がるんだっ!!」
先程までとは打って変わって、ロロは平静さを失っていた。瞳には涙さえ浮かべている。
それは紛れもないロロの本心だった。
あの日以来、ロロはライに見限られたと思っていたからだ。
とはいえ、未だC.C.捕縛という使命まで失った訳では無い。だからこそ……。
「今は、今は駄目でも捕らえたらきっと……また"あの人"と……!!褒めて貰うんだ!!」
「あの人?誰だそれは?」
感情的になった事で余計な事まで言ってしまったロロだったが、ルルーシュの問いに我に返ると一転して冷え切った瞳を向けた。
「少し、話し過ぎました。ルルーシュ、その悪魔の瞳と伴に……死ね」
―こ、このままではっ!
焦ったルルーシュが咄嗟に口にした一言。それが彼の命を救う事となった。
「俺を殺せばC.C.は捕らえられないぞ!?」
ロロの片眉が一瞬ピクリと動きトリガーを引く指が止まる。それを見逃すルルーシュでは無い。
ロロの言うあの人が誰を指しているのか。今のルルーシュは知る由もない。
しかし、ロロの心に深く入り込んでいる人物だということは容易に想像出来た。
そして、先程の半泣きとも言えるロロの表情を見て、両者の間に何らかのトラブルがあったと想定したルルーシュは餌をちらつかせる。
「俺を見逃してくれたら、C.C.を引き摺り出してやろう」
「売るのか?C.C.を……」
努めて平静に言ってはみたものの、ロロの心は揺れ動いていた。敬語を忘れているのがその証拠だ。
C.C.を捕らえる事が出来れば、それがきっと再び自分とライの架け橋になるとロロは信じていた。
それは先程ルルーシュが言ったロロの未来に他ならない。
一方で、ルルーシュはロロの瞳が揺らいだのを認めると静かに振り返る。
「自分の命とは比べられないからな」
「本当、でしょうね?」
未だ警戒の念を湛えた瞳でロロが問う。
対して、ルルーシュは普段のように優しさを湛えた表情で答える。
「ああ、明日俺がC.C.を引き摺り出してやれば、お前は未来を掴めるんだろう?大丈夫、お前に嘘は吐かないよ。お前にだけは」
その表情を認めたロロは、依然として警戒の念を解くこと無く暫しの間思慮に耽る。
しかし、どれ程考えても最良の答えは同じ。取るべき手段は一つしか無かった。
今はもう、ルルーシュの言葉を信じるしか無かったのだ。
それに、もし仮に嘘だったとしたならば、憂さ晴らしの意味も込めてV.V.から言われた使命を果たすだけ。
その後で時間は掛かるがC.C.を探せばいい。
その考えに到ったロロは、静かに頷くと銃口を降ろした。
しかし、本来ならば魔人の言葉など聞くべきでは無いのだが、今のロロにそれが出来る筈も無い。
知らず知らずの内に魔人の腕がその身に迫っている事に、ロロは気付けないでいた。
―――――――――
時計が夜中の24時を回った頃、機情の地下施設では定時連絡が行われていた。
「それと最新の動きとして、領事館で小規模な爆発がありました。公式発表は未だなされてはおりません」
「ソチラハ"ギルフォード"ニ任セテオケ。ソレデ、ソノC.C.ヲ見タトイウ隊員ノ証言ニツイテハ?」
「はい。それに基づき探してはみましたが、その……申し訳ありません」
ヴィレッタは頭を垂れた。
「ソノ時ノ"ルルーシュ"ノ状況ハ?」
「ロロが尾行していましたが、これといって不審な点は無かったと」
「ソウカ。今度ハ見失ナワナカッタカ」
面を上げたヴィレッタが再度報告すると、カリグラは僅かに肩を揺らした。
319:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:43:42 l0QZ4vxP
320:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:44:05 l0QZ4vxP
321:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:44:25 yqihdlSs
しえん
322:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:44:47 l0QZ4vxP
323:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:44:55 sLNxhb1R
それを見たヴィレッタは驚きのあまり思わず瞳を見開いた。
―珍しい事もあるものだ。明日は槍でも降るのか?
そうヴィレッタが思うのも無理はない事。
カリグラに仕えて一年近くになるが、彼が喜ぶ様子など初めて見たからだ。
「"ロロ"モヤレバ出来ルトイウ事ダナ」
すると、カリグラが珍しく誉めた事が影響したのか、とある理由でその名前を持つ少年の存在が耐えきれなくなっていた一人の隊員が身を乗り出した。
「カリグラ卿!申し上げたい事があります」
「控えないか」
ヴィレッタは慌てて隊員の肩を掴もうとした。
理由は二つある。
一つは、彼女なりの部下への気遣いだった。
如何にカリグラの機嫌が良いとはいえ、万が一下手な事を言えば部下の身に危険が及ぶ可能性は十二分に考えられるからだ。
二つ目は、普段カリグラはヴィレッタ以外の部下の上申を許す事は無い。言った所で無駄だと思っていた為でもある。
だが、前述の通り機嫌が良かった事が影響したのだろう。カリグラは珍しくそれを許した。
「構ワナイ。何ダ?」
許しを得た隊員は、悲しみを宿した瞳を向けると言った。
「ブルーノが、殺されました」
「ブルーノ?」
その名を聞いたカリグラはあろうことか首を傾げてみせた。
まるで「それは誰だ?」とでも言わんばかりの態度に、隊員達は思わず絶句した。
一方、カリグラはそんな彼等の様子さえもお構い無しといった態度で、暫しの間考え込む素振りを見せる。
やがて、漸く思い出したようでカリグラは僅かに頷くと問い掛けた。
「アノ男カ。誰ニ殺サレタ?」
「あ、あのガキです!彼奴がブルーノを……」
我に返った隊員は憎々しげに答えるが、返って来たのは非情な言葉だった。
「ソウカ。デハ、代ワリヲ送ル」
「それだけ…ですか?」
「他ニ何カアルノカ?」
カリグラは再び首を傾げると、今度こそ皆目検討がつかないといった様子で一向に語ろうとしない。
業を煮やした隊員は思わず拳を机に叩き付けた。
「これで5人目なんですよっ!?」
が、既にその怒りがロロでは無くカリグラ向けられている事は誰が見ても明らかだった。
咄嗟に限界だと悟ったヴィレッタが割って入る。
「いい加減にしないか!その態度は上官反抗罪に当たるぞ!」
その指摘にハッとなった隊員だったが、尚も諦めきれないようで悔しさを滲ませながら呟いた。
「仲間を殺す死神と、チームは組めません」
―死神―
正にロロに打ってつけの二つ名と言えた。
前述の通り、ロロはこれで5人殺した。
しかし、ロロとしてはギアスを知られた可能性がある場合は消せという命に従い、忠実に実行した結果に過ぎない。
確かに、中にはロケットに触ったというだけで殺された不憫な者もいたが……。
だが、彼等は訴えるべき相手を間違えていた。いや、正確には知らなかった。
モニターに映る銀色の仮面。その下に在る素顔の持ち主こそロロを死神にした存在、ライなのだと言う事を。
「何ヲ言イ出スカト思エバ、仲間ダト?下ラナイ」
当然の如くカリグラは吐き捨てる。
すると、今度は余りにも非情なその言葉に堪り兼ねたのか、彼とブルーノの仲を知っていたヴィレッタが叫ぶ。
「カリグラ卿!それは―」
「黙レ!」
だが、一喝されてしまった。
そしてモニター越しに滲み出るえも言われぬ覇気に気圧された彼女は、声を失ったかのように押し黙らされてしまった。
「何レニセヨ、数ガ減ッタノデアレバ補充スル。以上ダ」
カリグラは話は終わりだと言わんばかりに告げると、一方的に通信を切った。
324:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:45:28 yqihdlSs
しえん
325:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:47:25 sLNxhb1R
―――――――――
通信を切ったライが仮面を外した時、広間に幼い少年の声が響いた。
「どうだったの?」
ライが無言のまま声がした方向へ視線を向けると、不意に柱の影が揺らいで声の主が姿を現す。
その姿を認めたライが問う。
「V.V.、何処に行っていた?」
「ちょっと良い所にね。君にも何れ見て貰おうと思ってるけど」
V.V.は楽しそうにクスクスと笑いながら歩み寄ると、怪訝な表情を浮かべているライを他所に彼の右隣に据えられた椅子に腰掛けた。
「それにしても、本当に相変わらずだね」
先程の会話を聞いていたのか陰惨な笑みを浮かべるV.V.に対して、ライは乱れた髪を手櫛で整えながら口を開く。
「盤上の駒に仲間意識など必要無い」
そう言って、まるで路傍の石でも見るかのような表情を浮かべてみせた。
すると、その表情が気に入ったのか、V.V.が笑みを一層深くしていると―。
「王様!どうぞっ!」
快活な声と共に一人の少女が紅茶を運んで来た。
ライは僅かに口元を緩めながら受け取ると、普段の様に香りを楽しむとゆっくりとした仕草で飲み始める。
運んで来た少女は階段下に居る仲間の元に戻ると、共に惚けた表情を浮かべながらライの姿を見つめていた。
やがて、ライが飲み終わったのを見計らったV.V.が問い掛ける。
「結局C.C.は見つからなかったの?」
「ああ」
「随分と落ち着いてるね。本当に居た可能性もあるかもしれないのにさ」
「痕跡は何処にも無かった。そもそも、見たという証言だけでは信憑性に欠けるからな」
「そっか……」
V.V.は残念そうな表情を浮かべたが、それも一瞬の事。
「そういえば、領事館で爆発があったって?」
「公式発表は未だ無い。原因は目下調査中だ」
「調査中?盗聴中の間違いじゃないの?」
笑いを湛えながら問うV.V.に対して、ライは僅かに口元をつり上げるだけで何も答えない。
だが、V.V.はそれを見逃さなかった。
「ライ、まさか君がやったの?」
そう言ってV.V.は疑うかのような視線を投げ掛けた。
しかし、突然被疑者扱いされたにも関わらずライは一笑してみせる。
「クハハハハッ!…馬鹿な事を。見ろ」
ライは慣れた手つきでパネルを操作すると、モニターには爆発直後の領事館の画像が映し出された。
「私がやったのなら、今頃領事館は消し飛んでいる」
「そんな事したら―」
「C.C.はお前と同じく不死。違うか?」
その問いにV.V.の瞳が肯定の色を帯びると、ライは再び口を開く。
「瓦礫の中から捜せばいい」
「犠牲が出れば、中華連邦本国も黙ってないんじゃない?」
「名目上は災害救助とする」
「それでも疑われたら?」
「ゼロのせいにでもしておけばいい」
「……君じゃない事は分かったよ」
V.V.は矢次早やに問い掛けたが、ライからの返答は一切淀みなく流暢だった。
その為、疑念が払拭されたV.V.はそう言ったのだが、逆にライは柳眉を顰めるとそれを不思議に思ったV.V.が問い掛ける。
「どうしたの?」
「妙に素直だな」
「妙に説得力があるからね」
屈託無く笑うV.V.に対して、ライは少々訝しみながらも話題を変えた。
「何はともあれ明日だ。さて、私は先に休ませてもらうか」
そして、未だ階段下に居る子供達に対して「お前達も早く寝ろ」と告げると、ライは悠々とした足取りでその場を後にする。
V.V.はそんな彼の後ろ姿を無言で見送った。
そして、日は昇り……遂にその日はやって来た。
326:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:47:38 yqihdlSs
しえん
327:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:48:54 sLNxhb1R
―――――――――
「イレブン達よ。お前達が信じたゼロは現れなかった。全てはまやかし。奴は、私の求める正々堂々の勝負から逃げたのだ……。構えっ!」
ギルフォードの指示の元、機銃が藤堂達に照準を合わせる。彼等の命は今正に風前の灯火だった。しかし……。
「違うな!間違っているぞ、ギルフォード!」
突如として一帯に響き渡った声。その主を認めたギルフォードが叫ぶ。
「成る程、後ろに回ったか!ゼロッ!」
振り向いたギルフォードの視線の先には、ナイトメアのコックピットより悠然と身を乗り出しているゼロの姿だった。
それを受けて、機情の一室も俄に熱気を帯びる。
「ゼロが現れました!」
だが、やや興奮した面持ちで告げるオペレーターとは対照的にカリグラはあくまでも冷静だった。
「"ルルーシュ"ノ現在地ハ?」
「30分前よりスパイラルシアターに。ロロが付いています」
「ソウカ……」
「動きます!」
その言葉に、カリグラは再びモニターに視線を戻すと、そこに映っていたのはブリタニア軍に対して単身乗り込むゼロの姿だった。
「お久し振りです、ギルフォード卿。出て来て昔話でも如何ですか?」
「折角のお誘いだが、遠慮しておこう。過去の因縁には、ナイトメアでお答えしたいのだが?」
「フッ、君らしいな。では、ルールを決めよう」
「ルール?」
「決闘のルールだよ。決着は、一対一で付けるべきだ」
「いいだろう。他の者に手は出させない」
「武器は一つだけ」
「よかろう」
二人がルールに合意した時、それを聞いていたカリグラは思わず笑いを溢すと、それに気付いたヴィレッタが尋ねる。
「どうされました?」
「何、忠義ヲ貫キ過ギルノモ考エモノダト思ッタマデダ」
「それは、どういう意味でしょうか?」
「見テイレバ分カル」
理解しかねたヴィレッタは再び尋ねたが、返って来たのは何とも曖昧な返答。
ヴィレッタは不に落ちないといった表情を浮かべながらも、言われるがままモニターを注視した。
「質問しよう、ギルフォード卿。正義で倒せない悪が居る時、君ならどうする?悪に染まってでも悪を倒すか?それとも、己が正義を貫くか?」
「我が正義は姫様と共にっ!」
ゼロの問い掛けに対して、ギルフォードは誓いの言葉と共にランスを突き出し突進する。
だが、ゼロは些かも動じなかった。
「そうか、ならば私は悪を成して、巨悪を討つ!!」
ゼロがそう告げた次の瞬間、地響きのような音と共に一帯が競り上がるとそれを見たカリグラは思わず呟いた。
「ブラックリベリオン、カ」
あの時と同じく租界の構造を利用したゼロの策。
しかし、それが嘗て自身が立案した策だとは今のライは夢にも思わない。
―見ているか?ライ。お前の策で俺は彼等を……。
ライが考えた策で、今度は彼が大切にしていた仲間を救う。
そんなルルーシュの誓いと共に、総領事館の敷地に滑り落ちて行くブリタニア軍。
その様子を見ていたカリグラは簡潔に思いを述べた。
「勝負アリ、カ……」
328:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:49:25 yqihdlSs
しえん
329:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:50:17 sLNxhb1R
◇
「カレン、突入指揮を取れ!卜部、お前はカレンを援護しろ!」
「はい!」
「承知っ!」
ゼロの指示を今か今かと待ち望んでいた二人は力強く応えた。
更にカレンは左手を見つめると心の内でそれよりも強く叫ぶ。
―行くわよ、ライッ!!
そうして、操縦管を力強く握り締めたカレンはペダルを踏み込んだ。
「二機私に付いて来いっ!扇さん達の救出が最優先だっ!」
「残りは俺に続け。紅月を援護するぞ!」
「「「「はい!」」」」
二人からの指示の元、他の隊員達は瞬時に別れると後に続く。
遂に、紅い鬼神が駆け出した。
◇
「逃げられてしまう。中華連邦内に……」
部下の呟きに、椅子に座り込むと思わず首元を緩めるヴィレッタ。だが、そんな彼女の仕草に対して仮面の下でライは瞳を細める。
「ドウシタ?」
「い、いえ。何でもありません」
無意識下の行動だったとはいえ、目敏く指摘されたヴィレッタは慌てた様子でモニターに向き直ると、飛び込んできたのは騒然とした現場の映像だった。
G-1からの映像は既に途絶え、中継ヘリからの映像も疎開構造帯が激しく叩きつけられた影響で噴煙しか映っていない。
「こ、このままでは本当に逃げられてしまいます!」
焦りを隠し切れなかったのか、隊員の一人は思わずそう叫んだ。だが、カリグラは機械的に返すのみ。
「目的ハアクマデモC.C.ダ。"ゼロ"ハ"ギルフォード"ニ任セテオケ」
「Y、Yes, My Lord!」
―ゼロの土俵に上がった時点で負けだがな。
部下からの返答を聞き流しつつ、ライは心の内で嘲笑うと再びモニターに視線を戻した。
が、相も変わらず現状把握は困難を極めていた。
しかし、そんな現場を眺めつつも依然として彼に焦りは無い。
「良ク見エナイナ」
「そ、そんな事を仰ってる場合では―」
「ヴィレッタ。一体何ヲ焦ッテイル?」
「あ、焦ってなど…ただ、これではC.C.を確認する事さえ不可能だと思ったので……」
実際のところ、噴煙のせいで扇がどうなったのか分からずヴィレッタは内心気が気では無かった。しかし、そんな事を言える筈も無い。
その為、咄嗟に嘘を吐いたのだが、彼女は続けざまに告げられた言葉に恐怖する事となる。
「……ソウイウ事ニシテオコウカ」
自分の気持ちを、あるいは嘘を。まるで見透かしているかのようなその言葉に、ヴィレッタは思わず粟立つ肌を押さえたい衝動に駆られながらも何とか耐える。
そして、今度こそ気取られぬように奥歯を噛み締めると、モニターに映る噴煙立ち込める領事館の映像に再び視線を向けた。
◇
その中では死闘が繰り広げられていた。
紅蓮が猛進する。立ち塞がる敵を粉砕して。
卜部達もそんな紅蓮をサポートするべく必死だ。
しかし、カレンは背後に…自身の背中に若干の不安を感じていた。
それは卜部のサポートが不安だからという理由では無い。
彼女が安心して背中を任せられる存在は一人しかいない。だが、その存在はもう居ない。
330:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:50:52 yqihdlSs
しえん
331:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:53:11 sLNxhb1R
それでも…いや、だからこそカレンは駆ける。ライが大切に想った仲間を、自分にとってもかけがえのない仲間、扇達を助けるべく。
やがて煙の向こうに仲間達を捕らえていたトレーラーの影が見えると、それまで険しい表情を浮かべていたカレンの表情が僅かに緩む。
「後少し!」
だがそう言った矢先、カレンの視線を遮るように金色の大型ランスを手にしたグロースターが。グラストンナイツの一角を担うアルフレッドが立ち塞がった。
それを認めたカレンは再び叫ぶ。
「ブリタニア!ここはねぇ、もう日本の領土なんだよっ!」
「紅いナイトメア…お前か!馬鹿め、日本など存在しない」
「あっそ。これだからブリタニアはっ!」
「ハッ!だから何だ?さぁ、次はお前の番だ!」
「…何、ですって?」
アルフレッドの言葉にカレンは表情を強ばらせると、同時に紅蓮の機動も僅かに鈍る。
それを動揺と受け取ったアルフレッドは、ランスを繰り出しながらも意気揚々と語る。
「双壁の一翼。その翼は一年前に焼け墜ちた。お前も最早恐るるに足らん!」
だが、その台詞はカレンの神経を逆撫でるには十分過ぎるものだった。
「さらばだ!イレブンのエース!」
勝利宣言と共に、動きを鈍らせた紅蓮の左腕を弾き返すと懐に飛び込んだアルフレッドは至近距離より銃撃を浴びせた。しかし……。
「なっ!」
咄嗟に突き出された紅蓮の異形の右腕。そこから発せられた紅い壁に阻まれた。
「防いだっ!?この距離で?」
アルフレッドが驚嘆した瞬間、彼のコックピットに振動が走る。
紅蓮の右腕が猛禽類さながらにグロースターの頭部を鷲掴みにしたのだ。
「これが輻射波動。あなたが懐に飛び込んで来た時点で私の勝ちは決まっていたの」
そう告げたカレンは、次に射殺さんばかりの瞳で睨み付けると必殺の一撃を見舞う。
「じゃあねっ!」
「うわあぁぁぁっ!」
轟音をたてて爆散するグロースター。
だが、カレンは爆散を見届ける事無く再び扇達の元へ駆け出した。
「よくもアルフレッドを!」
「よせっ!ここは中華連邦の治外法権区だ」
「しかしっ!!」
「報道カメラも入ってるんだぞ!」
レーダーから兄弟機の反応が消えた事に怒りを露にするエドガー。だが、クラウディオに静止させられた。
「くそぉっ!」
目の前に仇が居るというのに手を出せない。
エドガーが歯痒さを噛み締めていると、突如として通信機よりヴィンセント突入の一方が響いた。
「ヴィンセント、ダト……?」
同じくその一報を聞いたカリグラは、思わずそう言葉を漏らした。
そして瞬時に記憶を探った彼は、ある事実に気付くと確認の意味も込めてヴィレッタに問い質す。
「アノ機体ハ、アノ日"ロロ"ガ使用シテイタ。ソウダッタナ?」
「は、はい。間違いありません」
「何故今頃突入ヲ……?」
カリグラは再び呟くと、何か胸に引っ掛かる物を感じつつもモニターを見やる。
モニターの向こうは、やっと視認出来る程度には晴れ始めていた。
◇
その中では、ロロが目に映る光景に言葉を失っていた。
突然の狙撃により避けられないと直感的に死を意識したその時、直撃コースに突如としてゼロが割って入り、結果としてゼロの機体は両腕を失い地面に倒れ伏す事となった。
ロロはそれを未だ呆然と見つめながら、信じられないといった様子で呟いた。
「どうして、僕を……」
それはごく自然な反応だった。
殺しに掛かった筈なのに、気付いた時には助けられていた。
何よりも、奪い続けて来たロロにとって助けられるなど初めての経験だったのだから。
その呟きを聞いたゼロ、ルルーシュは仮面の下で口元を妖しく歪ませた。
魔人の右腕がロロの心に巻かれた銀の鎖に迫る。そして―。
332:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:54:02 yqihdlSs
しえん
333:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:54:38 sLNxhb1R
「お前が…弟だから」
「!!!」
「植え付けられた記憶だったとしても、お前と過ごしたあの時間に嘘は無かった」
甘言と共に魔人は鎖を引き千切ると、続けざまに剥き出しになったロロの心。そこに刺さった楔をへし折った。
その時、ロロの脳裏に浮かんだのはこれまでルルーシュと過ごした穏やかな思い出。
たどたどしく蚊の鳴くような声でロロは語る。
「今までの事が、嘘じゃなかったって……自分の命が大事だって、そう言ったくせに。そんな下らない理由で……」
それを聞いた魔人は、最後に新たな楔を手に取ると―。
「約束したからな。お前の新しい命。お前の未来は…俺と」
「っ!!」
ロロの心に打ち込んだ。
一方で、ゼロの機体が停止している事を好奇と捉えたギルフォードが叫ぶ
「ゼロ。ここで因縁を断とう。この一撃で!この鉄槌で!」
手にしたランスの矛先をゼロに定めるとあらん限りの力で投げ付けたが、それは後一歩という所でヴィンセントに阻止された。
「なっ!?どういうつもりか、キンメル卿っ!!まさか…ゼロの仲間かっ!?」
その時、ギルフォードの驚愕を通信機越しに聞いていたカリグラが指示を飛ばす。
「ヴィレッタ、二人ニ連絡ヲ取レ」
「その―」
「ドチラデモイイ!」
「は、はい!!」
ヴィレッタは慌てて携帯を取り出すと電話を掛け始めた。
―あれに乗っているとしたら……ロロ、この私を裏切る気か?
そんな彼女を尻目に仮面の下でライが思慮に耽っていると、通話口に向かってヴィレッタが口を開く。
「ル、ルルーシュか?」
『どうされたんですか?』
「いや…少し心配になってな。総領事館の件なんだが、聞いているか?」
そう尋ねながらヴィレッタはモニターに視線を移す。が、銀色の仮面より浴びせられた視線に思わず身震いした。
『ええ、何でも―』
「ま、待て。ロロはどうしたんだ?」
ヴィレッタが慌ててルルーシュの言葉を妨げると、ルルーシュは内心嘲笑いながらも口を開く。
『どうしたんですか、一体……ロロですね?ちょっと待って下さい』
そう告げると、暫しの間を置いて通話口よりロロの声が響く。
『…はい』
それを聞いたヴィレッタは再びモニターに視線を移すと、カリグラは静かに頷いた。
その様子に内心胸を撫で下ろしつつも彼女は再び問い掛ける。
「ロロか?何処に行っていた?」
だが、そこにルルーシュが割って入った。
『やだな先生、トイレぐらい別々にさせて下さいよ。で、何でしたっけ?さっきの……』
「総領事館の話だろ?」
『あぁ、すごい騒ぎらしいですね』
二人のやり取りを聞きつつも、ロロはコックピット内で狼狽していた。
―いけない、今までの事が知られたら機情から廃置される。あの人だって……。
一方で流石と言うべきか、あっけらかんとした様子で語るルルーシュ。
だが、そんな彼をヴィレッタは咎める。
「ルルーシュ。一つ言っておくが―」
『分かっていますよ。もう危ない事に弟を巻き込みません』
―っ!!
再び弟と呼ばれた事にロロが心を震わせていると―。
「ほぅ、この前の件で少しは改心したのか?」
ヴィレッタが苦笑しつつ問い掛けると、ルルーシュはロロに対してとどめとばかりに言い放った。
「当たり前じゃないですか。ロロには人殺しがある世界なんて似合わない」
―僕が…弟…。
ルルーシュの言葉をロロが必死に反芻していると、突如として領事館より星刻の声が響いた。
「そこまでだ、ブリタニアの諸君。これ以上は武力介入と見なす。引き上げたまえ」
その通告を聞いたヴィレッタが再びモニターに視線を移すと、カリグラも再び小さく頷いた。
334:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:55:41 yqihdlSs
しえん
335:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:55:59 sLNxhb1R
「それじゃあな、ルルーシュ。あまり遅くなるなよ?」
『やだなぁ。そんなに信用無いですか?俺って』
「知りたいのか?」
『いいえ。遠慮しておきますよ。それじゃあ』
「ああ」
通信を切ったヴィレッタが携帯を仕舞いモニターに向き直ると、カリグラはオペレーターに問い掛けた。
「発信元ハ?」
「スパイラルシアターです。間違いありません」
「ソウカ……」
そう呟くと顎に手を当てて何やら考え込む素振りを見せるカリグラ。
そんな彼を余所に、ヴィレッタは指示を請うべく口を開く。
「この後は如何が致しますか?」
「……ヤムヲ得ナイ、カ。現時刻ヲ以テ作戦ハ終了トスル。但シ、引キ続キ"ルルーシュ"ノ行動ニハ注意シロ」
「その事なのですが、卿は未だあのゼロがルルーシュであるとお疑いなのですか?」
今回の一件はヴィレッタの疑念さえ払拭するに十分だった。その為、未だルルーシュを監視せよとの命は些か慎重過ぎると思った彼女は思わず尋ねたのだが、カリグラは何も答えない。
気になったヴィレッタは自身の考えを告げた。
「今回の事を鑑みても、同一人物と断定する事は些か無理があるのでは?」
その問いに、ようやっとカリグラは口を開いた。
「証拠ハ何処ニ有ル?」
「先程の通話が全てではないでしょうか?」
「確カニナ。ダガ、発信元ヲ偽ル事ナド容易イ。今回ノ一件モ前回ト同ジ。状況証拠ヲ積ミ上ゲタニ過ギナイ」
「しかし、今回はロロが付いています。まさか、ロロが裏切ったというのですか?」
「ソノ可能性モ含メテ、私ハ考エル」
「それは些か―」
ヴィレッタは、「慎重過ぎるのでは?」と続けようとしたが、遮るように告げられたカリグラの言葉に思わず息を呑む。
「アラユル可能性ヲ考慮シロ。"ゼロ"ノ力。ソノ恐ロシサ。忘レタ訳デハ無イダロウ?」
―ゼロの力―
その言葉を聞いたヴィレッタは思わず声を荒げた。
「卿はご存知なのですか!?」
よもやカリグラもギアスについて知っているとは思っていなかったからだ。しかし、一方で機情の長ならばと納得もした。だが、ヴィレッタは続け様に告げられた言葉に少々拍子抜けする事となる。
「何ヲ言ッテイル?"ゼロ"ノ力ハ天賦ノ才トデモ言ウベキ謀略ト、ソノ頭脳ヲ駆使シタ狡猾サダロウ?"ナリタ"デハ、コーネリア皇女殿下ヲ追イ詰メ、アノ枢木卿サエモ騙シ続ケタノダカラナ」
「……はい?」
「何ダ?ソノ態度ハ……」
「い、いえ!何でもありません」
咎められた事に狼狽するヴィレッタ。
だが、仮面の下でライはそんな彼女の様子を目を細めると愉快そうに眺めていた。
―馬鹿め。知っていると言うとでも思ったか?
ギアスについて、ライはおいそれと告げる気は毛頭無かった。
仮に知られれば、それはまず間違いなくロロに伝わる事となる。
そうすれば、ロロは自分と機情の関係を勘繰るようになる可能性が出て来る。
下手をすれば気付かれる可能性さえも。そうなった時、ライに依存しきっているロロの事だ。
週に一度の定時連絡は任務を遂行している事への褒美。
それを心待ちにしていたロロにとって、毎日行われている機情の報告の際にいつでも話せるという事になってしまう。
そうなれば、任務に支障が出る事は十分に考えらる。
ただ全ては仮定に過ぎない。
だが、そういった芽は潰しておくに限るとライは考えていた。
「引キ続キ監視ノ目ヲ緩メルナ」
最後にそれだけ告げると、カリグラは通信を切った。
―――――――――
336:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:56:22 yqihdlSs
しえん
337:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 02:57:35 sLNxhb1R
領事館の敷地内は喜びに溢れていた。
ある者は手を、またある者は互いに抱き合うと互いに解放された喜びを噛み締めていた。
無理も無い。彼等は一年もの長きに渡り拘束されていたのだから。
そんな彼等の間を紅髪の女が縫うように走る。
「扇さん!!」
カレンは瞳に涙を浮かべながら駆け寄ると、その勢いそのままに扇の胸に飛び込んだ。
扇はそんな彼女を優しく抱き止める。
「ありがとう、カレン」
「ううん、良いの。良かった、無事で……」
夕日を背に再開を喜び合う二人の姿は傍目には親子のように映り、それを見ていた隊員達の目には薄らと光が零れていた。
一方、二人の背後では卜部が俯いたまま男泣きしていた。
「中佐…よくぞ…御無事で…」
「済まない、迷惑をかけた」
そう言って藤堂は卜部の肩に手を置く。
「め、迷惑などっ!!」
慌てて顔を上げると否定に走る卜部だったが、藤堂の表情を見た瞬間、感極まったのか再び俯くと肩を震わせ始めた。
そんな彼の様子を、他の四聖剣の面々は微笑ましげに見守っていた。
やがてその中の一人、朝比奈が口を開く。
「苦労したんでしょ?」
「あぁ……別の意味で苦労させられた」
顔を上げた卜部は目尻に残る雫を拭い答えると、朝比奈は思わず苦笑した。
「何ですか、それ」
「女性の言い争いを仲裁するのは骨が折れるって意味さ」
そうだけ告げると未だ扇にあやされながら会話しているカレンと、その遥か向こうから我が物顔で歩いて来るC.C.に視線を向けた。
それに気付いた朝比奈は「そういう事ですか」と納得したようで、今度は愉快そうに笑うと、残りの同僚二人も後に続いた。
「全く、あの二人は……」
「ハッハハハ。今日は目出度い日よな」
千葉は呆れたように言葉を零すが、その表情に棘は無い。方や仙波もその表情を見て楽しげに語る。
だがそんな彼等とは対照的に藤堂は目を伏せると一人呟いた。
「そうか、やはり彼は……」
「……はい」
藤堂のどこか哀しみを湛えた言葉に卜部が相槌を打つと、残りの面々は一様に眉を顰めた。
二人の口論を止めるのは、ゼロが居ない時は専らライの役目だった。
それをこの一年は卜部が担っていたという。その事からも導き出せる結論は……やはり、一つしか無かった。
藤堂達は一年かけてある程度気持ちに整理を付けていたとは言え、「何処かで……」といった思いを完全に払拭する事は出来ていなかったのだ。
「中佐……」
「いや、済まない。俺とした事がつい、な」
再び告げられた残酷な現実。
尋常ならざる藤堂の苦悶の表情を心配した千葉が問い掛けると、藤堂は力なく笑った。
そんな彼等の会話が聞こえていたのだろう。
扇もまた、カレンに問い掛ける。
「カレン、よかったら教えてくれ。ライは、その…本当に……」
カレンは一瞬哀しげな表情を浮かべると直ぐに顔を伏せた。
だが、彼女にとって父親とも兄代わりとも言える他ならぬ扇からの問いだ。何とか答えようとしたのだろう。
カレンはゆっくりと顔を上げて口を開く。
だがその時、空気の読めない男、玉城の声が響いた。
「なあなあ!あのパイロットは?」
「っ!?…あれは……」
驚いたカレンが言葉に詰まっていると、その様子を見た玉城が誤解した。
「ひょっとしてよ!アイツなのか!?」
「っ!!」
カレンの表情は先程とは比べ物にならない程の哀しみに染まるが、彼女は何とか言葉を絞り出した。
338:創る名無しに見る名無し
09/04/18 02:57:59 yqihdlSs
しえん
339:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 03:00:04 sLNxhb1R
「…ちがう…わ」
すると、そんな悲痛なカレンの様子を見ていられなくなった扇は堪らず声を荒らげた。
「おい!玉城っ!!」
「な、なんだよ…そんなに怒る事ねぇじゃねえかよ…」
玉城のボヤキを余所に扇はカレンに向き直ると、なるべく彼女を傷付けないように尋ねる。
「やっぱり、そう…なんだな?」
その優しさが伝わったのだろう。カレンは静かに頷いた。
「そうか…」
それを見た扇はそうだけ告げると、唇を噛み締める。
だが、そんな扇に対して一転して精一杯の笑みを浮かべたカレンは左手を胸に抱くと言った。
「でも、ライなら居るわ。ここに」
カレンの言葉を聞いた扇は、彼女の前では涙を見せたく無かったのだろうか。思わず天を仰いだ。
「ああ、そうだな…そうだよな」
二人の間を哀しくも暖かい何かが包み込む。
そんな最中、背後で二人の会話を聞いていた千葉は一歩前へ出る。
それを見た朝比奈は、今は野暮だとでも思ったのだろうか。止めようと手を伸ばすが、それを仙波に窘められた。
驚いた朝比奈が仙波を見やると、彼は答える代わりに首を横に振った。
「では、あのパイロットは?」
突然の問いにカレンが視線を向けると、飛び込んで来た千葉の表情に思わず目を見張る。
千葉の表情には、既に先程の憂いは無かったのだ。
そこに有ったのは、彼女が戦いの最中に見せるようなどこまでも冷静な瞳。
しかし、それは千葉が非情だからでは無い。
尋ねた側が悲痛な面持ちであれば、答える側は尚更苦しむ事になる。それは千葉なりの優しさだった。
それがカレンにも伝わったのかどうかは定かでは無い。
だが、その表情を認めたカレンは涙を拭うと、ここに来て初めて真剣な眼差しで告げた。
「あの機体は敵だったの。でも、今のパイロットは私も……」
「そうか」
同じくカレンの表情を認めた千葉は短くそう答えた後、ほんの僅かではあったが目元を緩めるとカレンもまた釣られるように笑みを浮かべた。
そんな時、辺りに彼女達とは別の女の声が響いた。
「ゼロを救ったのだ。少なくとも敵では無いだろう?」
驚いたカレン達が振り向くと、そこにはいつの間にかC.C.が居た。
そんなC.C.の言葉を聞いた藤堂は、未だ領事館の外で自分達に手を振る数多の同胞達に視線を移すと、日本の解放とライの仇をという新たな決意を胸に抱く。
「背負うものが、また増えたな」
だが、その言葉に気負いは微塵も無い。
藤堂の側でその言葉を聞いていた5人は静かに頷く。
カレンは頷きこそはしなかったが、想いは扇達と同じだった。
―ライ、皆は取り戻したわよ。次は日本と、そしてあなたの仇を……見ててね。
彼等が決意を新たにしたその頃、C.C.の姿をコックピット内より認めたロロ。しかし、以前とは違いその心は……。
「目の前にC.C.が居るのに…僕は、僕はっ……」
既に漆黒の鎖に絡め取られており、最早何も、指一本動かす事さえも出来ないでいた。目の前に、"彼"との未来が居るというのにだ。
その呟きを聞いた魔人は再び動く。
「ブリタニアにお前の安らぎは無かったんだ。お前の居場所は…此処にある」
宥めるかのような優しい口調。
だが、その言葉はロロの心を締め上げるには十分過ぎる程のもので……。
それ以降、ロロが言葉を発する事は無かった。
方や、その反応の無さこそ魔人が確信を抱くには十分なものであり、ルルーシュはその端正な顔を妖しく歪ませる。
―フッ、堕ちたな。ナナリーの居場所を奪った偽物め。散々利用して、ボロ雑巾のように捨ててやる。
340:創る名無しに見る名無し
09/04/18 03:00:59 yqihdlSs
しえん
341:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 03:02:19 sLNxhb1R
―――――――――
様々な思いを胸に彼等が再開を果たしていたその頃。
遥か彼方。
領事館の敷地を一望出来るビルの屋上が僅かに光った事に、その場に居た誰も気付けなかった。
光源の場所には、一人の男が居た。
男はうつ伏せになると身を隠すかのような姿勢を取り、その紅い縁取りに彩られた瞳で通信機片手に望遠レンズを覗き込んでいる。
「C.C.を最大望遠で確認」
嘗てカノンの右腕として暗躍したその男は、通信機の向こうに居る新しい主に向かって、まるで人形のような表情を貼り付けたまま抑揚の無い言葉を発すると、通話口からは若い男の声が響く。
『こちらでも確認した。やはり、領事館に居たか』
新しい主は満足げな声色で語った後、新たな指示を男に与える。
「お前は別命あるまで身を隠せ」
「Yes, Your Majesty」
その言葉を最後に通話が切れるのを確認した男は、素早く機材を仕舞い込むと足早にその場を後にした。
―――――――――
通信機を置いたライがモニターに視線を向けると、そこに映っていたのはつい今しがた撮影されたC.C.の画像。
それを眺めながら、ライは邪な笑みを浮かべると一人呟く。
「魔女め、やっと姿を現したか」だが、それも一瞬の事。
ライは不意に自身の右隣。そこに有る空座の椅子に視線をやると、次に正面に向き直る。
そして、ライは階段下に居る子供達を視界に捉えつつも、その先で一人縮こまっている黒衣の男に問い掛けた。
「この大事な時に、V.V.は何処に行った?」
ライが剣のある口調で問うと、男は声を震わせながら答える。
「V…V.V.様は、現在、その…研究棟においでです。じ、直にお戻りになられる、かと……」
男は完全に畏縮していた。今の彼の心労はヴィレッタの比では無い。
だが、そんな事はライには関係無かった。
「研究棟?そんな場所が有るのか?」
「は、はいっ!」
「そうか……では、案内しろ」
「陛下、V.V.様は直にお戻りになりますので…その……」
男は何とかライを引き留めようと言葉を搾り出すが、それがいけなかった。
その瞬間、子供達は皆一様に哀れむかのような表情を浮かべた。
その仕草に男が怪訝な表情を浮かべると―。
「次は無い。案内を」
ライは有無を言わさぬ口調で命じた。
しかし、そんな言葉とは裏腹に彼の口元には三日月が浮かんでいた。
それは、傍目には大層美しく映るだろうが、今の男にとっては悪魔の笑みと同じだった。
その時になって、男はようやっと先程子供達が浮かべた表情の意味を理解した。
「わ、分かりました!ですから、どうか命だけはっ!」
「クハハッ!その様な事、する筈が無いだろう?」
男の返事を聞いたライが玉座より立ち上がると、子供達も同じく立ち上がる。
そして、ライが男の元へ歩み寄るべく階段を降り始めると、子供達も心得たもの。
ライの邪魔にならないよう道を譲った。
やがて、ライは片膝を付き肩を震わせながら臣下の礼を取っている男の元まで歩み寄る。
「何をしている?さっさと案内しろ」
「は、はい!」
慌てて立ち上がった男がライを先導するべく歩き始めると、満足したのかライは無言で後に続いた。
一方、ライに道を譲ると再び階段に腰掛けた子供達は、徐々に小さくなっていく二人の後ろ姿を眺めながらヒソヒソと話始めた。
「さっきの王様、本気だったわよね?」
「だね」
「それでも気付かないなんて―」
「大人は鈍いって事よ」
「うん、鈍い鈍い」
子供達はどうやら結論に達したようで皆一様に口元を妖しく歪ませると、その場でライの帰りを待つ事とした。
342:ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark
09/04/18 03:03:57 sLNxhb1R
以上で投下終了です。
こんな真夜中だというのに支援して下さった方々、本当に有難うございました。
343:創る名無しに見る名無し
09/04/18 08:45:02 jLXm5jlb
ライカレ厨卿の大作が久しぶりにktkr
344:創る名無しに見る名無し
09/04/18 09:27:46 oKsijyQX
ずっと楽しみに待ってました!乙!
345:創る名無しに見る名無し
09/04/18 10:57:49 PNj/Lnd6
>>342
ライカレ厨卿、GJでした!
ハハハッ! やはり最高だ、貴公のライは!
あらゆる可能性を考え、時には冷酷非情、たまに現れる傲慢、まさに王! といった具合です。
ロロにとってC.C.を捕まえなければならない理由が強く、逆にルルーシュの言葉に引っかかりやすい。
しかし、ライがC.C.を確認し、ロロ(というかおそらくすべてのものに対して)にも疑惑を持っている。
ロロの命運は如何に……
ライについて、騎士団でのやり取りを見ていると思わず袖を濡らしてしまいました。
読者観点からすれば、生存を知っていますが、それ故になお悲しみが伝わってきそうでした。
貴公の次の投下を全力を挙げて待たせていただきます!
346:創る名無しに見る名無し
09/04/18 11:02:33 yqihdlSs
>>342
投下ご苦労様でした。
いやぁ、実に面白かった。
こっちでR2やり直して欲しいくらいに面白かったです。
特に、ロロ、ヴィレッタの心境が細かいのがいいですね。
人物の心の動きや考えに重点を置いていると感じました。
その為、話がすごく濃いと感じ、その分、じっくりと読み応えのあるSSになっていると思います。
しかし、本当に先が読めないなぁ、ライカレ厨さんのは。
TV基準でここまで出来るというのは、すごいですよ。
本当にGJです。
次回も楽しみにお待ちしております。
347:創る名無しに見る名無し
09/04/18 18:26:00 eUxmj0X7
GJですぜ!
348:創る名無しに見る名無し
09/04/18 20:05:12 FarjmIlD
ライカレ厨卿のSSはのめりこみすぎて他の事が手につかなくなるから困るw
ともかく久々の更新乙です!
>>280
トーマス卿お疲れ様です。アンケートは3でお願いします
349:創る名無しに見る名無し
09/04/18 21:25:28 A4OPVowz
ライカレ厨卿のSSキター!
待っていた甲斐があったぜ!
GJでした!!
350:創る名無しに見る名無し
09/04/18 23:00:01 QGCxfSvU
大変面白かったですが、ロロについては少し疑問が残りました。
本編においては、ただの道具でしかなく空っぽだったがゆえに、ルルーシュに篭絡されましたが、
すでにライとの繋がりがあり、そこに依存しているロロが本編に沿った行動を取るのはありえないかなと。
それとも、この先にその答えがあるのでしょうか?
もしそうだとすれば、申し訳ありません。
次回も大期待しています
351:創る名無しに見る名無し
09/04/18 23:27:20 Kg3snUYf
ライカレ厨卿お久しぶり&お疲れ!今回もタップリ楽しませていただきました!
>>280
いつも乙でーす。アンケは3でーす
352:創る名無しに見る名無し
09/04/19 02:40:25 gGYz+F2n
こっちもよろしく
コードギアスの女性キャラをいぢめまくるスレ
スレリンク(campus板)l50
353:創る名無しに見る名無し
09/04/19 08:09:07 DEuLD2ZT
>>342
GJでした。
次回も楽しみに待っています。
354:創る名無しに見る名無し
09/04/19 23:53:12 zDttEQHr
さっきから保管庫に行けないんだけど…
355:創る名無しに見る名無し
09/04/19 23:59:20 Mvjl7mMO
>>354
これなんじゃないのかな?
>>280
356:創る名無しに見る名無し
09/04/20 00:27:16 tx+2BO4H
ありがとう?
357:創る名無しに見る名無し
09/04/20 07:03:27 bnEwYLQ1
>>280のアドレス行っても弾かれるみたいなんだけどみんないける?
358:創る名無しに見る名無し
09/04/20 11:41:14 zEzCSkIw
行けるみたいだけど……。
359:創る名無しに見る名無し
09/04/20 12:11:23 fN9NZ0Hj
同じく
360:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/20 21:09:54 83XNbLWH
こんばんは。今夜2200より予定通り保管庫が停止いたします。分かっておられる方が殆どでしょうが、一応念のため。
>>288氏の問いにお答えいたします
今後、当保管庫は「定期的にアドレスが切り替わる」こととなります。ややこしいのでよくお読みください。
・>>1に張ってあるアドレスは不変
・コンテンツ全体を纏めて一つのフォルダに格納する
・関門ページの「入る」のリンクアドレスと、コンテンツを格納してるフォルダの名前が定期的に変わる
・結果、入りっぱなしではなく定期的にTOPから入り直さなくてはならなくなる(フォルダの名前が変わった状態でリロードしても「ファイルが見つかりませんと返される」)
なぜ、このような面倒なことをするかというと、ズバリ「運営速報」を定期的に見てもらいたいからです。
今後、保管庫運営に関する重要な事柄は運営速報にて(場合によっては勿論本スレでも)通知致します。
本スレは昔ほどでないにしろ流れが速いので見逃す方がいる、運営速報に書いても入りっぱなしでは殆ど見てもらう機会がない…ということで今回のような処置を取ることに決まりました。
そして、「PCを再起動すれば、当然保管庫にもTOPから入り直さなくてはならない。じゃあ、みんなはどのくらいの頻度でONOFFしてるのか?」という統計を知りたかったため
今回のアンケートを実施するに至ったわけです。御協力いただきました方には改めてお礼を述べさせていただきます。尚、アンケート自体は現スレが終わるまで募集しております。
>>357氏
当方でも色々試してみましたが、特に問題は見つかりません。引き続きこちらでも調べてみます。
さて。皆様にひとつ我儘をば。既にご存じの方もいると思いますが、当方「(ロスカラの))801板」の保管庫もこちらと並行して管理しております。
つきましては、TOPページにそちらへのリンクを張らせていただきたいと思います。(両者を混合するという意味では決してありません。ただ、同じ階層で扱わないと大変なものでして)
免疫のない方、未成年者に対する配慮もきちんといたしますので、何卒ご了承ください。
以上、長くなりましたがご質問ご要望等あればこちらの可能な限りで応えますので、どうぞお申し付け下さい。
361:創る名無しに見る名無し
09/04/20 21:14:19 zE9wMv+f
トーマス卿いつもお疲れ様です。
大変とは思いますが頑張ってください。応援してます。
362:創る名無しに見る名無し
09/04/20 21:30:49 1C7psGmB
>>360
お疲れ様です。
801板の方のリンクを張り付けるとのことですが、
ロスカラ関連だと、エロパロスレというのもあるんですが、
そちらの方はリンクに張り付けたりはしないんでしょうか?
コードギアス反逆のルルーシュエロパロ【LOST COLORS専用】
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
御存じなかったのでしたらすいません。
363:創る名無しに見る名無し
09/04/20 21:32:35 AefCy5e8
乙です。スレ進行ならともかく保管庫の運営についてはよっぽどのものでもない限り
いちいち住人の顔色を見なくてもいいと思いますよ。こういってはなんですが保管庫は完全にトーマス卿の管理化にあるわけだし、というか自腹切って毎月お金払ってくださってるんだし…
あとアドレスが切り替わるとのことですが具体的にはどれくらいのスパンで変わるのですか?
364:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/20 21:45:52 83XNbLWH
>>361
ありがとうございます。何よりの励みです
>>362
知っております。と言うか保管庫自体既に作っています。サーバーには上げておりませんが。
えー…、801板については、「保管庫を望む声があり、また公開している」(今回のリンクについてもメールにて多数の要望があった)
しかし、エロパロ板では保管庫を望む声が無い。
ということで…当方としてはどうしたらいいかわからない状態です。
>>363
ありがとうございます。まだはっきりとは決まってないのですが、現段階では一週間に一度程度が妥当かと思っております。
365:創る名無しに見る名無し
09/04/20 22:00:03 1C7psGmB
>>364
既にあるとは…。
>保管庫を望む声が無い
私は望みますよ!勿論!
お願いします!!
366:創る名無しに見る名無し
09/04/20 22:15:06 AefCy5e8
エロパロ板の管理ですが私も希望します。トーマス卿が大丈夫ならば、ですけど
もうなんかこんなに甘えてしまっていいのかという…
367:創る名無しに見る名無し
09/04/20 22:29:17 7JIXPBGq
工事中に切り替わったね。全体が消されてるっぽい
368:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/20 22:41:43 83XNbLWH
エロパロ板…かしこまりました
…後戻りは出来ませんよ?
369:創る名無しに見る名無し
09/04/20 22:52:51 hhN3NCDs
うお…マジですか…すげえ…
370:創る名無しに見る名無し
09/04/21 00:11:00 4UvM0b69
復活マダー?
371:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/21 00:29:53 bjj6dtj6
すいません、予定よりかなりずれこみそうです…
待っておられる方、もう休まれた方がいいと思います。
朝までには何としても形にはしてみせます。
372:保管者トーマス ◆HERMA.XREY
09/04/21 03:16:01 bjj6dtj6
すいません、ちょっと限界です。
一応最低限の形にはなりましたので下からどうぞ(>>1のアドレスと同じです)
URLリンク(www1.ocn.ne.jp)
リンク切れありまくりですが、そこはおいおい直していくということで…一先ず失礼致します。
373:創る名無しに見る名無し
09/04/21 05:26:19 FFhlWrbd
>>372
おつかれさまでした。
374:創る名無しに見る名無し
09/04/21 06:31:53 8UR8x7Ta
最近トーマス卿が化け物じみてきた件について
375:創る名無しに見る名無し
09/04/21 06:51:51 FFhlWrbd
前々から化け物じみてましたよ
376:創る名無しに見る名無し
09/04/21 07:29:28 JPKjouXF
そんなトーマス卿がみんな大好きです
377:創る名無しに見る名無し
09/04/21 08:38:46 0P5ODldL
この人いったいいつ寝てるの?
378:創る名無しに見る名無し
09/04/21 12:37:46 RGa5hjF8
>>372
乙です!
>>377
絶対保管のギアスが暴走してるんだろう。察してやれ
379:創る名無しに見る名無し
09/04/21 13:09:47 7bPgHs59
体を壊さないでくれればいいんだけどな
本当頭下がるよ
380:創る名無しに見る名無し
09/04/21 14:09:02 HmqaQOfa
おそらくトーマス氏は二、三人いる
381:創る名無しに見る名無し
09/04/21 14:32:05 FFhlWrbd
きっとあれだ、トーマスというのは、グループの名称ではないだろうか。
スレッド監視の担当とか保管庫担当とか。
それなら納得できるww
382:創る名無しに見る名無し
09/04/21 17:20:30 n1XCxgZY
トーマス卿の正体には色々な説があるんだな……
・自宅に3人くらいいる
・保管庫管理人グループ
・本人がサイボーグ
どれも有り得るのがすげぇ……
383:創る名無しに見る名無し
09/04/21 17:22:34 RGa5hjF8
リヴァル「>>380>>381って……」
シャーリー「どういう事ですか?」
ミレイ「そうね。>>380>>381はトーマスを偶像じゃなくて象徴…いえ、記号として捉えちゃったって事よ」
384:創る名無しに見る名無し
09/04/21 19:16:46 rQoctONm
ワラタ
385:短パン
09/04/21 23:19:54 2hM6zXmC
かいじょーい
386:創る名無しに見る名無し
09/04/21 23:26:17 jbJtRuM1
トーマス:喪服の似合う美女。ただしショタ。
青い人:神風ナース
全力:黒服の大学生らしい
387:創る名無しに見る名無し
09/04/21 23:40:24 B573lYVn
>>386
そこは神風ナースではなくてダイナマイトナースと書くべきだろう。常識的に考えて
388:創る名無しに見る名無し
09/04/22 00:23:37 GxNPFv5C
>>386 >>387
./ ニYニヽ
r、r.rヽ / (0)(―)ヽ
r |_,|_,|_,|/ ⌒`´⌒ \ ふむふむ・・・なるほどなるほど・・・
|_,|_,|_,|_,| , -) (-、.|
|_,|_,|_人 (^ i ヽ__ ノ l |
| ) ヽノ | ` ⌒´ /
| `".`´ ノ
入_ノ
\_/
/
/
./ニYニヽ
r、r.rヽ. / (0)(0)ヽ
r |_,|_,|_,|/ ⌒`´⌒ \ で?っていう
|_,|_,|_,|_,| , -) (-、.|
|_,|_,|_人 (^ iヽ__ ノ l |
| ) ヽノ | `ー'´ /
| `".`´ ノ
入_ノ
\_/
/
/
/ \Y/ヽ
/ (ー)(ー)ヽ
/:::::::⌒` ´⌒:\ トーマス:喪服の似合う美女。ただしショタ。
| ,-) ヽ__ノ(-、| 青い人:神風ナース
| l |r┬-|. | 全力:黒服の大学生らしい
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
/ ノ Y ヽヽ
o゚((●))((●))゚o
/:::::::⌒`´⌒:\
ミ ミ ミ .| ,-) (-| ミ ミ ミ そんなことどうでもいいっていうwwwwwwwwww
/⌒)⌒)⌒. | l ヽ__ノ l| /⌒)⌒)⌒)
| / / / \ |r┬-| / (⌒)/ / / // バ
| :::::::::::(⌒) | | | \ ゝ :::::::::::/ ン
| ノ | | | \/ ) / バ
ヽ / `ー'´ / / ン
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
389:創る名無しに見る名無し
09/04/22 01:08:21 MBSpH7My
>>388
ほんとどうでもいい。
そこだけは同意する。
ぶっちゃけ馴れ合いの駄目なエッセンスだけが凝縮された流れになってる気がする
390:創る名無しに見る名無し
09/04/22 01:23:36 ae9ee4Dw
馴れ合いをいいとはいわないが、だからと言ってバカ丸出しなAAやらのレスで容量を無駄遣いしていいってわけでもない
気に食わないにしろ荒らしまがいのことなどするなってことだ
そっちのAAの方がよっぽど不快だ
391:創る名無しに見る名無し
09/04/22 01:42:31 ZOmKCKgs
AA使って正論書いた気になってるおとこの人って・・・
392:エノコロ草 ◆svacoLr1WE
09/04/22 06:38:11 BZXPxTpx
画像掲示板投下報告です。
>>4のリンクよりご覧いただければ幸いです。
・・・・・・・
「虫食い同好会!」
余暇さんのSSシリーズ虫食い同好会より。
中盤までのナンバー会員の小さなキャラでフィールドワークです。
・・・・・・・
~ノンストップで広がる虫食いの輪はやがてワールドワイドに。
広がるばかりでなく最終的に世界平和まで成し遂げる
風呂敷の畳みっぷりには驚嘆!
キャラクターたちが違和感なく、
当然のようにギャグを繰り広げる様にうきうきします。
描いてみたくなる人々や場面が多くて困りました。
またの続編を拝見できるのを楽しみにお待ちしています。
あれ、窓の外めっちゃ明るい……
393:創る名無しに見る名無し
09/04/22 23:05:59 mcs4pIS+
もうトーマスは消えろ
てめーのせいでスレが滅茶苦茶じゃねーか
しゃべんな回線切って引きこもってろクズ
394:創る名無しに見る名無し
09/04/22 23:51:20 EVDXWnwI
「カレン~♪」
ミレイさんが、小悪魔的な微笑を向けて私に声をかける。
「な、なんでしょう……」
ちょっと怯え腰なのは、今までの経験で身体が覚えた警戒の反応だった。
しかし、逃げ出すわけには行かない。
逃げ出したら、後で何倍にもなって帰ってくる可能性がとてつもなく高いからだ。
「実は、カレン、ライの事、好きでしょ?」
その言葉に、私の顔が一気に熱が集中して熱くなるのがわかる。
多分、真っ赤になっているだろう。
「ち、違いますよっ……。そ、そんな事ありませんっ。あんな奴、大嫌いですよっ」
「ふーーーんっ」
「本当ですったらぁっ。あんなルルーシュみたいになよなよしたのは駄目なんですっ」
思わず、そう言ってしまう。
ごめんなさい、ライ。
あんな綺麗に引き締まった身体をこんな風にいう事を許してっ。
これもミレイさんの疑いを晴らすためなの。
「あら、そんなになよなよしてたかしら? もっと彼の身体は、引き締まってて……こう…肉が……」
思わずその言葉に、私はミレイさんに掴みかかる。
「ライったらミレイさんにも見せたんですかっ」
その瞬間、ニタリと笑うミレイさん。
し、しまったーーーーーっ。
どっと汗が噴出す。
「ふふん~♪カ・レ・ン。どうやら、じっくりお話しする必要がある見たいね」
そして、生徒会室から助けを求めるカレンの叫び声が響く。
だが、ミレイさんの怖さを知っている生徒会役員は、誰も助けようとはしなかった。
395:創る名無しに見る名無し
09/04/22 23:52:41 EVDXWnwI
おわりです。
おわりと入れるの忘れてた。
即席なのですみません。
396:創る名無しに見る名無し
09/04/22 23:58:57 I8H0OcR+
>>395
乙でした。
ミレイさん、何故知っている!?
いや、あるいはハッタリか?
……事実はミレイとライにしか分からない。
397:創る名無しに見る名無し
09/04/23 00:45:12 t1cFR/+v
GJでした!!
ライの事になると、慎重さを忘れてしまうカレン
いいですね
それにミレイさんっぽいカマの掛け方だし
楽しませて頂きました
398:創る名無しに見る名無し
09/04/23 12:12:34 WAb+Vx9M
生徒会室に向かって歩いていると、ドアのところに人だかりがある。
シャーリーにカレン、さらにニーナが何やら聞き耳を立てているみたいだ。
「どうし……」
そう言いかけてカレンに口を塞がれる。
「今、いいところなんだからっ」
シャーリーがすごい真剣な表情でささやく。
それで僕も中の様子に耳を傾ける事にした。
「会長っ、実は俺……」
緊張した声はリヴァルだ。そして、言葉からどうやらミレイさんもいるらしい。
周りの皆がごくりと唾を飲み込む。もちろん、僕もだ。
しかし、聞いている方が緊張するのは何故なのだろうか。
「俺、会長……じゃないっ。ミレイさんが……好きなんだっ」
ありったけの勇気を絞って話すリヴァル。
思わず同じ男として応援したくなる。
よく言ったっ。がんばったな、リヴァル。
そして、ミレイさんの返事が……。
「ごめんね。私、リヴァルの事、そんな風に見れないの」
少し申し訳なさそうなミレイさんの言葉。だが、その言い方は正しいのかもしれない。
彼女にとって、リヴァルは生徒会役員であり、友人の一人という認識なのだろう。
さすがに空気が読めないリヴァルもその意味を悟ったのだろう。
「そっか……」
溜息とトーンダウンした言葉が、リヴァルの激しい落ち込みを表していた。
残念だったなリヴァル。でも、お前の事をわかってくれる女の子がきっといるさ。
そう思っていると、とんでもないことをリヴァルは言い出した。
「やっぱ、会長の好きな相手って……ライ?」
その言葉の瞬間、僕の周りの女性たちがより真剣に聞き耳を立てているように感じたのは気のせいだろうか。
しばしの沈黙の後、「うんっ……」微かだが、確かにミレイさんはそう言った。
その瞬間、僕と一緒に聞き耳を立てていた女性たちの視線が僕を向く。その目は、とてつもなく真剣というより、殺気立っているといった方が正しいと思うほどだ。
「ど、どうしたのかな……みんな……」
思わず、後ずさりしてしまうのは、身体が警戒信号を発しているためだろうか。ともかく、無意識的にじりじりと後ろに下がる。
ずりずりと近づいてくる彼女達。
ヤバイ……。
キケンだ……。
僕は身体の向きを変えると一気に走って逃げ出した。
こうして、ミレイさんの一言で、なんとか危ういバランスを保たれていた僕の平穏な日常は吹っ飛んだ。
そして、後に残されたのは、僕という獲物を奪い合う女性たちの血で血を洗う争いの日々だった。
え?
僕の意見ですか?
そんなもの……最初っからスルーされています。
ああ、僕は貝になりたい……。
そして、どこか一人で静かに平穏に暮らしたい。
そう強く願った。
…………………ばっどえんど…………………………
399:創る名無しに見る名無し
09/04/23 13:33:20 NPq+wuE/
>>398
リヴァルと飲みに行きたい…。
無論、俺の奢りで…。
400:創る名無しに見る名無し
09/04/23 14:24:35 fJJ3XokH
それから始まるライ争奪戦・・・やべ、ちょっと見てみたいかもw
401:創る名無しに見る名無し
09/04/23 17:45:36 GUSA0h/h
リヴァル……泣けんでぇ。
そしてなんというバッドエンド。
女性陣全員ヤンデレ化ですね、分かります。
402:創る名無しに見る名無し
09/04/23 18:24:54 yEZLUZKk
>>393
誰の事か分からないけど嫌われものはこちらに誘導していただければ。
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
403:創る名無しに見る名無し
09/04/23 18:32:08 sszzid2h
>>398
GJ、面白かったよ。
ただ一つだけ
>でも、お前の事をわかってくれる女の子がきっといるさ。
ライはリヴァルをお前とは言わないんでは?保管するとき直すようにお願いしてみてはどうだろう
404:創る名無しに見る名無し
09/04/23 18:32:29 WAb+Vx9M
「えっと……読んでください」
そう言ってニーナから渡されたのは1通の手紙。
それを僕が掴むと彼女は真っ赤になって走り去った。
も、もしかして……これって……。
ごくりっ。
唾を飲み込む。
震える手でゆっくりと封筒を開けて、中の手紙を開く。
そこには、ニーナの僕に対する思いが込められていた。
そして、最後に書かれていた文章。
-こんな私でよかったら付き合ってください。
その文章に、僕はすーっと意識が遠くなりかける。
あのニーナが、僕の事を……。じーんっと心が痺れるような感覚。
やばい。やばいよ。
無茶苦茶うれしいじゃないかっ。
思わず飛び跳ねたい心境に駆られる。
ああ、こういうのをハッピーとかテンションが高いって言うんだろうなとか思ってしまう。
ともかく、返事しないと……。
僕はニーナを探す為に学園内を探し回ってやっとニーナを見つける。
実験準備室に彼女はいた。
僕は何度か深呼吸を繰り返し、ゆっきりと口を開く。
食い入るように僕を見ている彼女の顔は真っ赤だったが、目をそらすようなことをしなかった。
意外と芯は強いのかもしれない。そんな事を思ってしまう。
だが、今は返事を言うのが先決だ。
「ニーナ、手紙ありがとう。すごくうれしかった」
そこで言葉を止めて、深呼吸。
「あ、あのね、僕でよければ喜んで。えーっと……つまりOKだから……」
なんとかそこまで言う。
だが、彼女の反応は無い。
やっぱり、はっきり言わなきゃ駄目か。
そう思いなおして言い直そうかとした時、ニーナが僕に抱きついてきた。
「う、嬉しいですっ……」
僕も彼女を優しく抱きしめる。
「僕の方こそ、よろしくね」
「私の方こそ……」
そう言って互いにまた強く抱き合った。
だが、僕は気付かなかった。
抱きついた彼女の口が、残忍で不気味な形に歪んでいた事に。
そして、悲劇はここから始まった。
…………………ニーナ惨劇ED…………………………
405:創る名無しに見る名無し
09/04/23 18:33:09 WAb+Vx9M
ぴろりん~♪
じゃじゃんじゃーーーんっ。(音楽)
ミレイ&シャーリー「コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズR2。ハッピーエンドにいけない貴方の為のアッシュフォード生徒会エンディング解説情報局~♪」
ぱちぱちぱち~♪(拍手)
シャーリー「しかし、なんでこんなエンディングになったのかしら? 好感度はうまく上がっていたし、イベントもうまくいってたのに……」
ミレイ「これは、きっとニーナ以外の女性キャラクターの好感度を中途半端に上げすぎたのが原因ね」
シャーリー「そういうものなの?」
ミレイ「そうなの。ライってフラグ建築士一級の腕前でしょ。だから他の子とのフラグを立てすぎると、ニーナみたいな思い込みの強い子は暗黒面に落ちることが多いわけよ」
シューリー「へぇ……。思わぬ落とし穴ってやつですね」
ミレイ「そうなの。ですから、皆さん、ハッピーエンドやトゥルーエンドを狙いたいなら、その子だけに集中しましょうね。八方美人は損するだけですよ~っ」
シャーリー「はーーーいっ。勉強になりましたっ」
ミレイ「それでは、皆さん、次のプレイをお待ちしております」
ミレイ&シャーリー「では、またね~♪」
じゃんじゃん~。(音楽)
ぴろりん~っ♪
▼タイトルに戻ります。
406:創る名無しに見る名無し
09/04/23 18:35:20 WAb+Vx9M
以上で出終わりです。
皆さん感想ありがとうございます。
>>403
そうですね。
お前→君 に変えたほうがいいですね。
指摘ありがとうございました。
407:創る名無しに見る名無し
09/04/23 19:45:00 GUSA0h/h
何だこの「教えて美麗先生」www
よし、今すぐルート分岐前からやり直すんだw
グッドエンドと見せかけてバッドエンド、ひでぇw
408:創る名無しに見る名無し
09/04/23 20:18:06 NPq+wuE/
>ニーナ惨劇ED
これはwwひどいwww
409:創る名無しに見る名無し
09/04/23 20:59:23 lSr1NbR6
乙ですた!
ハッピーと見せかけてバッド
(・∀・)イイ!
ところで405みたいなのってたまに見るけど元ネタはなに?
410:創る名無しに見る名無し
09/04/23 22:34:10 FsGcEpQ/
>>409
Fateかな?
411:創る名無しに見る名無し
09/04/23 23:06:54 Hk9HIFw8
GJ。394と398は同じ人かな?
あと、まとめるか分割するか一言言っておいた方がいいと思いますよ。
管理人様が困っておられるようですので。
412:394、398、404-405
09/04/23 23:47:54 WAb+Vx9M
>>409
月姫の「教えて知得留先生」が元ネタです。
Fateの「タイガー道場」は、月姫のそのコーナーを受け継いだものですね。
詳しくは、「月姫 wiki」で検索してください。
>>管理人さんへ
管理人さんがやりやすい方法でやってもらってかまいません。
3つまとめても構いませんし、別々でもOkです。
413:創る名無しに見る名無し
09/04/24 20:35:06 kv1AVgw+
保管庫の管理人さんへ。
なんで宣伝やアフィリを頑なに否定するんですか?いまどきどこのサイトでもバナーの一つや二つ貼ってますよ。
だいたい必要も無いのに有料サーバーにして自腹切るはめになるとか馬鹿馬鹿しいと思わないんですか?
みなさんだって華やかな方がいいですよね?
414:創る名無しに見る名無し
09/04/24 20:43:39 kv1AVgw+
お答えください。あなたはこれからもずっと宣伝や宣伝を貼ってるHPを否定するつもりなんですか?
415:創る名無しに見る名無し
09/04/24 21:03:08 kv1AVgw+
早く答えてください。今も見てるんでしょう?
416:創る名無しに見る名無し
09/04/24 21:13:50 kv1AVgw+
いいかげんにしてください、保管者トーマスさん。
そうやって自分の都合の悪いことは無視ですか。卑怯ですよ。
417:創る名無しに見る名無し
09/04/24 21:51:19 kv1AVgw+
日の変わり目まで待ちます。それまでに何も返答がなかった場合こちらにも考えがあります。
このスレになにかあったらそれは全て保管者トーマスさんの責任ですので。
418:創る名無しに見る名無し
09/04/24 22:35:59 ACMFr3DM
また屑が沸いたね、これ今までと同一人物なのかな?
だったらキモいにも程がある粘着振りだな。
419:創る名無しに見る名無し
09/04/24 23:28:15 kv1AVgw+
無視ですか。まあそれもいいでしょう。
貴方の後悔する顔が目に浮かぶようです保管者トーマスさん。
念のため言っておきますが荒らすわけではありませんので。あしからず。
420:創る名無しに見る名無し
09/04/24 23:42:09 kv1AVgw+
AA荒らし?連投荒らし?違います。
言ったはずです荒らさないと。そして荒らしには絶対になりえない。
投下するものはたった1レス、しかも短い。
ですが…それの破壊力はいかほどのものでしょうか?
全ては貴方次第なのですよ。保管者トーマスさん。
421:創る名無しに見る名無し
09/04/24 23:48:58 DNYkx/dD
223 名前:名無しさん 投稿日: 2009/04/24(金) 23:47:21 ID:S9JI30A20
そもそも自分の質問(と言えるかと言うと質問にすらなっていないが)に答えなければ
相手にとってダメージとなることを行うという宣言を行ってる時点で脅迫なわけだよね
おれの言うことを聞け!でないと大変なことになるぞ!と言ってるわけだから
やればいいさ
だけどやれば脅迫行為の成立でサイバー警察への通報要件を満たすわけだから
こっちも堂々と相手できる
422:創る名無しに見る名無し
09/04/24 23:54:45 kv1AVgw+
じゃあもういいです。いままでのなしで。トーマスさんは関係ない方向で。
そのかわり住民の皆さんに聞きたいことがあるんですよ。とくに職人さん。
423:創る名無しに見る名無し
09/04/24 23:58:31 DNYkx/dD
警察庁サイバー犯罪対策トップ
URLリンク(www.npa.go.jp)
相談・通報・各リンクなどこちらへ
全国ハイテク警察(サイバー警察)リンク集
※対応の良い所には特にチェックがついていてわかりやすいです
URLリンク(www002.upp.so-net.ne.jp)
あるものはみんなで活用しませう
荒らしは犯罪と同じようなもんです。めんどくさがらずにLets通報
424:全力感想人Y ◆7RZOliBygM
09/04/25 00:18:13 i3VoO2ct
投下するけどいいよね?
答えは聞いてない!
まえがき
タイトルは「伝説の演説」
・ジャンルはギャグです。
・これが私の全力全壊! かーなーりパロディだ!
・短いから支援要らないよ。
425:全力感想人Y ◆7RZOliBygM
09/04/25 00:19:03 i3VoO2ct
「第98代唯一皇帝陛下のお言葉!」
アッシュフォード学園講堂、モニターには皇帝『シャルル・ジ・ブリタニア』が映し出される。 それを見てわずかに拳を握り締める生徒がいた。
しかし、そんな些細なことでは世界は変わらない。
ブリタニア国歌が流れる中、皇帝は演説を始めた。
「諸君 私はおっぱいが 好きだ」
その言葉にその演説を聞くものすべてが唖然とする。 いきなり性癖を暴露されても普通困る。
スピーカーから漏れるざわつきはブリタニア本国にいる者も混乱している証であろうか。
しかし、そのざわめきに躊躇することなく皇帝は続けた
「諸君 私はおっぱいが 好きだ
諸君 私はおっぱいが 大好きだ
巨乳が好きだ 美乳が好きだ 貧乳が好きだ 爆乳が好きだ
虚乳が好きだ ツルペタが好きだ 膨らみかけが好きだ 母乳が好きだ 普通のおっぱいが好きだ
Aカップ Bカップ Cカップ Dカップ Eカップ Fカップ Gカップ Hカップ
この地上に存在する ありとあらゆる おっぱいが 大好きだ
胸をはった 女性兵士が訓練中 動くたびに揺れるそのおっぱいを 眺めるのが好きだ
空中高く飛び上がった女性のおっぱいが 空気抵抗と重力でばらばらに 揺れる時など 心がおどる
女医の操る 聴診器の ゴム管(なんかぷらぷらしてるアレ)が 少し胸に挟まって いるのが好きだ
視線に気づき 慌てたようにして 手で聴診器の先を持ち ごまかすような笑みを浮かべていた時など 胸がすくような 気持ちだった
爪先をそろえた 女学生の行列が 通勤中のサラリーマンの戦列を 蹂躙するのが好きだ
痴漢と間違われたくないからと 道をあけるサラリーマンを 尻目に ゆうゆうとその胸をはり 自己主張している様など 感動すら覚える
快楽主義の 妻たちの胸を儂の手で 揉みしだいていく 時間などはもう たまらない
泣き叫ぶ妻達が 私の降り下ろした 手の平とともに
金切り声を 上げてベッドに ばたばたと倒れていくのも最高だ
哀れな抵抗者(レジスタンス)達が 精一杯身につけた 技術で 健気にも立ち 上がってきたのを
私の指(エンペラーフィンガー)の 振動が 彼女らのおっぱいを 打ち負かした時など 絶頂すら覚える
長年の妻たちの胸に 滅茶苦茶に されるのが 好きだ
必死に守るはずだった 妻たちの乳が垂れたり 娘たちが 「もうお父様とお風呂は・・・」と言う様は とてもとても 悲しいものだ
新妻の若さに 圧倒されて 屈伏されるのが 好きだ
豊満な乳を 揉めぬまま 泥のようにベッドに 倒れこむのは 屈辱の極みだ」
その勢い、口調は演説を聞くほぼすべての男を引き込んでいた。
演説の最中に手を前にだし虚空を揉みしだく皇帝のその姿はまさに『漢(おとこ)』であった。
一切のためらいもなく言い切る皇帝はさらに演説を続けた。