09/03/27 00:02:54 Gd8F7IcA
ルルーシュに招待され、夕食をごちそうになったライ。
ナナリーやルルーシュと他愛のない話をして、楽しい時間を過ごした。
今は夕食も食べ終え、ルルーシュと一緒に皿洗いをしている。
最初はルルーシュは断ったが、ライがどうしてもと言うので手伝ってもらうことになった。
「……で、カレンには話したのか?」
ルルーシュがライに聞く。ルルーシュは何だかんだと言ってライとカレンの事を気にかけてくれている。
本人は「二人に何か支障があると、騎士団の士気に関わるからだ。」と言っているが、真意は彼にしかわからない。
「……うん、話したよ。」
ライの皿を洗う手が止まる。
「カレンがね、『あなたはあなただ』って言ってくれたんだ……
『ずっと傍にいてくれる、ずっと愛してくれる』って………嬉しかった。」
「…そうか。」
ライの言葉に、ルルーシュの手も止まる。
「最初は話すのがすごく恐かった。嫌われるんじゃないかって、気持ち悪いって言われるんじゃないかって……
けど、カレンは受け入れてくれた。僕は過去に多くの物を失ってきた。だから、僕にはもう、彼女しかいないから……失うのが恐かった……」
「……確かに、何も知らない奴が聞いたら、現実の話だとは思わないだろうし、気味悪がるかもしれないな。」
ルルーシュがゆっくりと言葉を紡ぐ。