08/11/18 21:01:09 j5ILPRmI
雨の日
1
強い雨に街は覆われていた。路面は隙間なく濡れていた。
日はとうに沈み、歩道に立ち並ぶ街灯や、幹線道路を行きかう
自動車のヘッドライトが、たくさんの雨粒の姿を照らし出していた。
3:創る名無しに見る名無し
08/11/18 21:52:24 iZ/0Fvn/
雨の日の創作スレ?
4:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/18 22:56:25 j5ILPRmI
>>3
長編ミステリを書いていきます
よろしくお願いします
5:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/18 22:58:12 j5ILPRmI
(続き)
「折りたたみの一つでも突っ込んでくるんだったな」
中野真帆(なかのまほ)は駅の出入り口に立ち尽くしていた。
退社するときは雨の降る気配さえなかった。ところが、
いつも通勤に使っている地下鉄を降りてみたらこの有様だ。
突然の雨に打たれ、あわてて駅舎に駆け込む人たちがいた。
彼らは濡れた衣服を気にする素振りをしてみたり、
不機嫌な夜空を困り顔で見上げたりしていた。
真帆は駅構内にある喫茶店に行くことにした。
雨が止むまでそこで時間をつぶそうと思い立ったのだ。
売店で傘を買う気は起きなかった。すでに自宅のマンションには
2本のビニール傘が下駄箱にぶら下がっていて、
びしょ濡れの一本を新たにそこへ加える気は毛頭起きなかったからだ。
また、彼女には余裕があった。明日は休日という時間的な余裕が。
当初はまっすぐ部屋に帰って、先週借りた映画の一本でも観て、
のんびり眠りに就こうという考えだった。しかし、
あたりを包み込む大粒の雨が、そのプランの実行を
彼女にひっそりととりやめさせた。なんらの反抗も暴動も伴わない、
静かでささやかな撤回だった。
6:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/18 22:59:49 j5ILPRmI
店内の空気はひんやりと乾いていた。その快適さは、湿気のひどい外部とは
まるで雲泥の差だった。他の客は中年男性が一人だけであり、とても静かだった。
疲れた体をそっと預けるようにして、真帆はゆっくりとイスに腰掛けた。
そこはガラス張りの壁越しに駅構内を眺められる席だった。オーダーした
アイスコーヒーを一口飲み、ガラスの向こうにふと目をやった。
駅の通路ですれ違うたくさんの人々の流れは、何かの部品を運搬する
機械の動きに見えた。よくよく確認すれば、そうではなく、
生身の人間だということは明らかだった。しかし、第一印象は確かにそのようだった。
原因はデスクワークで募らせたちょっとした眼精疲労と、その喫茶店のガラスの色であった。
こげ茶色がかっていて、その色のせいで、人々の表情を鮮明にとらえることができなかった。
すぐ近くを歩く通行人はまだしも、それより少し離れた人々は、表情の判読が困難だった。
人間らしい生身の表情を読み取ることが難しかった。ウソツキの顔の引きつりを
看破することはおろか、全うな喜怒哀楽も読み取れない場合があるのではと思わせるくらいだった。
7:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/18 23:05:03 j5ILPRmI
というわけで
今日はここまでにします
いやーこんな素晴らしい板があったんですね
お邪魔させてもらいます
よろしくお願いしますm(_ _)m
8:創る名無しに見る名無し
08/11/18 23:20:35 apGmRNne
(゚Д゚ )≡( ゚Д゚)
9:創る名無しに見る名無し
08/11/18 23:25:44 vXlA6J6k
立て逃げじゃなくてきちんと定期的に更新して、
最後まで完結させてくれるなら応援するぜ!
10: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し
08/11/19 00:17:28 x59vdQh1
上同ksks
11:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 18:17:04 42TZSaVX
>>9-10
もちろんです
最後まで書く気なので
読んでいただけたらうれしいです!
あと感想とか気軽に書いてください。
その辺は自由です。
定期的に続きを貼っていきますのでよろしくです。
12:あぼーん
あぼーん
あぼーん
13:あぼーん
あぼーん
あぼーん
14:あぼーん
あぼーん
あぼーん
15:あぼーん
あぼーん
あぼーん
16:あぼーん
あぼーん
あぼーん
17:あぼーん
あぼーん
あぼーん
18:あぼーん
あぼーん
あぼーん
19:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 20:03:53 YU/oj+Qz
何の目的があってこんなことをするのだろう…
何だかとても残念です
20:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:05:28 qMXW2Z/i
>>19
続きを
21:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:05:51 zaOO+QAx
多分マジキチだから>>1は気にしないで続き書いて
22:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:06:14 cqM59J9Y
>>19
気にせず続きを書いておくれ
23:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:08:54 sEJMmCfE
>>19
気にすんな
24:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:09:59 P8bXY5Wy
企画モノのオムニバスAVレベルでは、マネージャーなど現場には来ない。
スタッフたちに挨拶を行い、監督の嘘くさい褒め言葉に笑顔を返し、真帆はマンションを出た。
恵比寿駅までは歩いて十数分程と聞いたため、傘を差してそこまであるこうと思った。
低い雲が無機質なビルの上を覆う。そこからは少し弱まった雨が、しとしとと降り続ける。
真帆はそこで大きく深呼吸すると、通る人が誰もいない、一歩裏に入ったその通りを歩みだす。
撮影終了した旨を会社に電話報告せねば、と思ったが、どこか面倒くさかったので止めた。
忙しく人が蠢き、照明の熱く輝く撮影現場の只中から、人気のない肌寒い雨の通りへ……。
真帆はゆっくりと歩いていった。
25:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:10:29 cqM59J9Y
>>1の長編ミステリは楽しみにしてるんだぜ
26:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:40:09 P8bXY5Wy
「中野君、ちょっと」と、課長が真帆を呼んだ。すこし顔が強張っている。
手にしていた書類をそろえ、真帆は課長の後ろに付いて行った。
課長は一度振り返り、真帆に事務室から出て、応接室に来るように手で促す。
何のことだろう、と少し訝りながら、真帆は課長と連れ立って応接室に入った。
応接室には総務部長と人事部長が並んでソファに座っており、渋面を浮かべながらタバコをふかしていた。
テーブルに目線を向けた瞬間、真帆はあっ、と声を上げそうになった。
そこには自分が出演していたAVのパッケージの印刷された紙が置いてあったのだ。
総務部長は真帆の顔を見るなり、表情を強張らせた。
恰幅の良いやり手風の人事部長が、真帆をソファーの対面に座るように手で指示する。
足元が震えているのが分かる。自分の顔の表情も固まっていくのが分かる。
何時かこんな日がくるのでは、と内心ビクビクしていたのだが、今日唐突にその日が訪れるとは思ってもみなかった。
バレるかもしれないという緊張感に逼迫されながら、日常の中で暮らしてきた日々。
それが今日、完全に崩壊した。
27:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:40:44 P8bXY5Wy
主に話したのは総務部長であった。決して感情的ではないものの、それでいて厳然とした口調。
目の前に差し出されたお茶を見下ろしながら、真帆はそれを無言で聞いていた。
差出人は不明。だがある日、会社の総務部宛に真帆の出演したAVそのものが送られてきた、という説明だった。
まるで遠い世界の出来事のように、真帆は呆然と聞く。
空調が効いた部屋の空気が重い。両肩に圧し掛かるようなその重さに必死に耐えるように、真帆はソファーの上で強張った。
「辞表、を書いてもらえないかね?」人事部長が真帆の言った。最後通告だ。
真帆は顔を上げることも出来ずに、その言葉を理解した。だが中々返事ができない。
一言吐いてしまえば、今までの全てが崩れ去ってしまうような、そんな恐怖が沸き起こる。
懲戒処分も検討されたが、事をこれ以上大きくしないためにも自主退社を選択して欲しいとのことだった。
退職金も出るため、この方が無難である、と総務部長は説明する。
口調は淡々としているものの、決してそれ以外の選択を許さない厳しさがその中にあった。
泣きたくも無いのに、目元にはうっすらと涙が浮かんでいた。
28:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:41:25 P8bXY5Wy
既に社内中に知れ渡っているらしく、荷物整理をしている間も周りの同僚達の視線が感じられた。
いつも気軽に世間話をしていた女子社員たちも、わざとそっけなく目をそらせる。
まるで真帆の存在などなかったかのような、そんな態度だ。
私物をダンボールに詰め、社の備品は別のケースに詰める。
今までこれらを当たり前のように使っていたことが、信じられなかった。
寒気がするまでの羞恥が、真帆のか細い体を襲う。
家族にはどう説明しようか、という問題も解決していない。
すでに自主退社の話は実家に行っているはずだが、真帆は昨日からアパートに戻っていない。
携帯も電源を切ったままで、ハンドバッグの奥にしまいこんだままだ。
荷物整理を終え、挨拶をしようと目を上げた。周りの同僚、いやかつての同僚たちは呆れたように目を逸らす。
課長の冷酷な目線とぶつかった。睨みつけるようなその目線は、自分の部下の監督不行き届きの叱責を受けたためだろうか?
真帆はその目線を怯えながら見返し、小さく頭を下げた。
そのまま立ち上がり、自分の荷物を手に取るとわき目も振らずに事務室を出、タイミングよく来たエレベーターに駆け込んだ。
29:創る名無しに見る名無し
08/11/19 20:50:03 P1FJtw4S
今投下されてるの面白いし続きを読みたいけど
ここでやると元から書いてる人の迷惑になるからこっちでやろうぜ
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ
スレリンク(mitemite板)
30:創る名無しに見る名無し
08/11/19 21:00:58 GUgkQt0g
このスレは雨をテーマにした作品を投下するスレでいいのかな?
31:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:08:51 42TZSaVX
>>20>>21>>22>>23>>25
どうもありがとう
応援してもらえると助かります
こんなに長々と話を書く人が現れるとは
全くの予想外でしたw
32: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し
08/11/19 22:10:08 x59vdQh1
個人の長編作品が今投下中(トリ付きさん)
なのでちょっと自粛しませう
>>1
頑張れ!!!
33:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:13:27 42TZSaVX
>>29
ありがとうございます
そういうスレもあるんですね
おこがましいかもしれませんが
このスレで発表させてください
大分長くなりそうなので
34:創る名無しに見る名無し
08/11/19 22:17:04 cqM59J9Y
お、戻ってきたw
じっくり書いていってね!!(AAry
という訳で提案なんだけど、sageで書いてみないかい?
スレ覧の下の方なら落ち着いて書けるかもしれないぜ
35:創る名無しに見る名無し
08/11/19 22:17:57 FAuyAImP
とりあえず投下する時は、あらかじめ宣言して
トリップ付けてから頼むぜ
36:創る名無しに見る名無し
08/11/19 22:18:32 gFuZ5ng2
ワクテカしながら待ってるさー
37:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:24:08 42TZSaVX
投下された作品は一応読ませていただきました
自分の書きたい話とは大分違いますね…w
ただ語彙力は相当あるように見受けられましたよ
38:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:25:25 42TZSaVX
>>32
ありがとうございます
お気遣いありがとうございます
39:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:26:29 42TZSaVX
>>34
そうしますかね
もう少しひっそりと進行させたほうがいいでしょうかね
応援感謝です!
40:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:27:17 42TZSaVX
>>35
了解です
>>36
どうもありがとん
がんがります
41:創る名無しに見る名無し
08/11/19 22:29:29 P1FJtw4S
いや俺は>>1じゃない人をそのスレに誘導したんだけどね
42:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:30:22 42TZSaVX
というわけで続きです
(続き)
時刻は夜9時を過ぎていた。電車が到着するたびに、
多くの人々が波に押し流されるように連なって駅の出口へ歩いていった。
また、真帆のいる喫茶店にも、数人の客が流れ込むようにやってきた。
大人しい客ばかりだったので、店内の静寂は相変わらず保たれていた。
枯れかけた川のように、小さなピアノのBGMが流れ続けていた。
彼女は漫然と時間を過ごした。携帯電話を取り出して友人に
とりとめのないメールを送ってみたり、手帳を開いて、
その場で頭に浮かんだきれいな言葉を余白にいくつか書いてみたり。
はっきりとした目的も意識もなく、ただなんとなくそういった物事をこなして、
その夜の時間を過ごしていた。
43:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:32:05 42TZSaVX
「これから、一体どうする?」
その声は静寂の中、浮き立っていた。彼女が座る席の近くから聞こえてきた。
見てみると、小さな丸いテーブルをはさんで、年老いた男女が向かい合わせに座っていた。
直感的に、彼らはさきほど駅の片隅で立ち尽くしていた二人だと思った。
そして、事実そうだった。いつの間にか彼らは店内にいたのだった。
重苦しい雰囲気の中、一言二言、その二人は言葉を交わし始めた。
「どうするって言ったって」
「何で気付かなかった」
「気付くも何も、そのときはただ夢中で」
「全く」
彼らの会話は、澄んだ店内の空気を少しずつ濁らせていった。
落胆や怒りといった感情が、彼ら二人の言葉から滲み出し、混ざり合った。
大変重苦しい混濁感が、店内に少しずつ広がった。そうした事態による
居心地の悪さを敏感に感じ取ったのか、それともただの偶然か、
何人かの客が店をあとにした。真帆は興味本位で耳をそばだてた。
二人に何があったのか。はやりの熟年離婚というやつなのか。
「だから……で……と言ったんだ。…………にもなってみろ」
男性側の一方的な陳述がはじまった。彼は早口な上に滑舌が非常に悪く、
固有名詞と思われる単語はほとんど聞き取れなかった。
それほど離れていない席にいるというのに。
向かいに座っている女性の方はというと、うなだれて、
時折こくこくと首を上下に揺するだけだった。一つため息をついて、
真帆は喫茶店を後にした。彼女が出て行くと、店内の客は三人だけになった。
何やらもめている老年の男女と、真帆が来店する前からいた中年男性。その三人だけだった。
44:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:33:35 42TZSaVX
真帆は駅を出た。雨はすっかり止んでいた。もともと、
長続きするようなタチのものではなかったのだ。
季節の変わり目にやってきた、ちょっとした通り雨だったのだ。
マンションまでは、徒歩十分ほどでたどり着ける。足取りは軽快だった。
明日は休み。出社しなくて良い日。心も体も軽くなる。
こういった体験をしているとき、疲労とは一体何なのだろうと
彼女はつい考えてしまうのだった。もうすぐ休める。
それだけで心の疲れはある程度取れてしまう。
疲れているか疲れていないか。それは電池の残り寿命が多いか少ないか
といったような単純な問題には置き換えられないものなのだと思うのだった。
夜の街はそれなりに賑やかだった。幹線道路に沿って伸びる歩道を
彼女は歩き続けた。自宅のある街は、歓楽街と呼べるような場所ではないが、
駅の周辺にはそれなりの店舗が建ち並んでいた。居酒屋やファミリーレストラン、
生鮮食品店や家電量販店など、不便じゃない程度に充実していた。駅から遠ざかると、
すれ違う人の数はめっきり少なくなった。話し声もなくなり、聞こえるのは
靴音と自動車の走行音だけになった。雨が止んだばかりで、
靴もタイヤも、どちらも水っぽい音を立てていた。辺りには、
濡れたアスファルトのにおいが漂っていた。
45:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:34:49 42TZSaVX
交差点の赤信号で彼女は立ち止まった。たくさんの自動車が次から次へと
目の前を横切っていった。その交差点は、一度信号が赤になるとなかなか青には変わらない。
時間に余裕がないときにそこで赤信号に出くわすと、とてもいらいらさせられるのだった。
雨が止んだあとの街を、手持ち無沙汰に見渡した。突然の雨が降ったために、
街の何かが変わっていないかと、無意識のうちに、少なからず好奇心を抱いていた。
横断歩道の向こう側に、小さな廃屋のような建物があった。そこにはかつて、
コンビニエンスストアがあったのだが、1年ほど前に潰れてしまった。
品揃えもアルバイトの教育も他店と比べてなっていなかった。その結果、
近くにあるライバル店との競争に負けてしまったのだ。そこは未だに借り手が見つからず、
空き店舗のままだった。いつまでも明かりの点くことのないその小さな建物は、
町の潮流から完全に取り残されているようだった。もちろん外観から人の気配はまるで感じられない。
夜の闇に溶けてしまいそうな外壁は、雨が降ってもおかまいなしと言いたげな無表情ぶりだった。
時間の流れにどこまでも無頓着な存在なのだと思った。気楽でいいね、と
一言だけ真帆は心の中で小さく声をかけた。
その黒い染みに気が付いたのは、横断歩道の信号機がようやく青にかわったときだった。
空き店舗の外壁の隅っこになにやら黒い染みがあったのだ。なぜだかとても気になった。
普段と変わらない帰り道なら、いつものように朝通勤するときだったら、そんな染みなんて
見落としていただろうし、仮に見つけてもそれが一体何なのか正体をつきとめてみよう
なんて気持ちは微塵も起きなかった。無意識に抱いてしまったちょっとした好奇心。
それが彼女に黒い染みの正体を探らせた。横断歩道を渡り出した。
一歩一歩、空き店舗との距離が縮まっていった。それでも染みの正体は分からない。
近付いていくうちに、意外と大きな染みだということが判明した。そして横断歩道を渡りきり、
こぢんまりとしたその建物に近寄った。
46:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:38:37 42TZSaVX
“I’ll kill you.”
黒い染みの正体はそのように書かれた落書きだった。見るんじゃなかった―
それが彼女の感想だった。スプレーで書かれたその文字はひどく歪んでいた。
壁の落書きの巧拙などまるでわからないが、その落書きが底辺クラスのテクニックで
書かれた何らの芸術性も伴っていないつまらないものということは彼女にもわかった。
本当につまらない。見るんじゃなかった。何の価値もないじゃない。
そんな風に思っていても彼女の足は動かなかった。動かすことが出来なかった。
目も、その落書きから離すことができなかった。釘付けになっていた。
横断歩道の信号機が青にかわったときから「黒い染み」は彼女の視界の中心にあり続けた。
心の奥底が震えているのだった。得体の知れない黒い染みは横断歩道を渡りきるまでの間に、
ひっそりと彼女の意識を支配していたのだった。
「どうしよう」
この落書きの意味について、考え直す必要があると、真帆は思った。
この際、気持ちの整理がつくまではここにとどまってやろうという考えだった。
まず、誰が書いたのか?わからない。こんな落書き誰にだって書ける。
書けと言われれば自分にだって書けそうだ。結論は出ない。では、いつ書かれたものか?
わからない。今まであっただろうか。前々からあったとは思えない。
最近書かれたものだろうか。もしかして、さっきの雨の中書かれたもの?
目的は何か?ただのいたずらなのだろうか。暇つぶしにやってみただけなのだろうか。
それとも、以前ここにあったコンビニエンスストアに恨みでもある者の犯行なのだろうか。
考えれば考えるほどくだらなく思えた。そして、さっさと歩き出した。
マンションまではもうすぐそこだった。
47:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:42:39 42TZSaVX
今日はここまでということで!(´∀`)
48: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し
08/11/19 22:47:23 x59vdQh1
へ ノ
(´∀`)おつ☆
安価で投下レスをまとめてくれると嬉しいかもだ
まあトリで抽出すれば読めるんだが雑談が挟まってるから、
一章毎位でいいからあるといいね
なくても気にしないけれど……
49:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:53:06 42TZSaVX
>>48
そうですね
その方が読みやすいですね
とりあえず、今日の分は>>42-46です
昨日のは>>2>>5->>6です
50:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/19 22:56:19 42TZSaVX
一章終わったらまたまとめます!
今日はなんだかびっくりする一日だったw
至らないところはありますが
よろしくおねがいしますm(_ _)m
51:創る名無しに見る名無し
08/11/20 00:48:32 V94TCD2c
読んだがずいぶん静かな話だな
52:創る名無しに見る名無し
08/11/20 04:05:13 dldg4eTH
俺も読んだけど確かに説明過剰な感じがした
もっと簡潔な文章で展開できると思う
書き込んでいくとむしろ省略すべきところは大胆に省略したほうがテンポが良くなる
それよりも荒しなのか?のヤツの方も続けてみて欲しい
殴り書きという感じで荒っぽいがかなり上手い
53: ◆NN1orQGDus
08/11/20 06:58:41 X8+R3f5m
“fine weather after the rain”
私のアパートに向かう坂道は、綺麗にアスファルトで舗装されている。
それのせいなのか、雨が降る度にその上を大量の水が滑り落ちるように流れる。
その結果、ジーンズの裾を濡はおろか、スニーカーの中、ソックスまでずぶ濡れになる羽目になる。
毎度毎度の事だけど、馴れはしない。もっとも、なれるつもりも無いけど。
かと言ってその対策の為に長靴を買いたくもない。
大体長靴にカワイイデザインの物はないし、あったとしてもそれなりに値段が張る。
貧乏学生の私には必要なものじゃない、そもそも長靴なんて猫に履かせれば良いんだ、と訳の解らない理由をつけるのは私の自己防衛本能だろう。
良く解らないけどそうしておいた方が良いに決まってる、と言うのはただの強がりだろう。
兎に角。
雨降りの中、重い足を引きずりながら坂を登っていく。
河を登る鮭とかもこんな気持ちなのかな、とトボトボ登っていくと、道端の側溝とアスファルトとの隙間に花が咲いていた。
名前も知らない花だ。ポピュラーな花ではなく、ただの雑草だ。
雨に濡れた花びらがなんだか色っぽくて、スタイルがよろしくない私はなんだか嫉妬してしまう。
まあ、僅かな隙間から綺麗な花を咲かせるのは至難の業だろうよ、と感心もする。
私の様にまな板みたいな胸だってその道のマニアから見れば価値があるんだぞ、と呟いて対抗してみたり。
なんだかなぁ。
雨足が弱くなる。坂の上から街を眺めると、遠くには虹のきざはしが出来て、雨が次第に上がっていく。
雲間から顔を覗かせた太陽が照らし出す街は、プリズムみたいにキラキラと輝いて、とても綺麗だ。
言うなれば価千金だろうか。
駄目だ。負けず嫌いな私でも、この光景には勝てない。白旗をヒラヒラ挙げるしか術がない。
でも、悔しい事この上ないから精々白旗を派手に振り回してやろう。
でも、その前に。
花に、お互い頑張ろうね、と声をかけた。
ずぶ濡れだけど軽くなった足で軽やかに、歩幅を大きくアスファルトを蹴りつけて、アパートまでの数十メートルを歩く。
そして、アパートの前で振り返る。
花と街。その幻想的な光景を瞼に焼き付ける為に。
―ちょっとだけ雨が好きになったのは、私だけの秘密だ。
了。
54: ◆NN1orQGDus
08/11/20 06:59:26 X8+R3f5m
雨の日テーマのSS投下してみたり。
55:創る名無しに見る名無し
08/11/20 08:11:25 6Ijj8Gmi
乙 何かさわやかだな
56:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 18:59:03 Tvc+Q9Bq
>>51-52
静かに書き過ぎたというのは否めないかもしれないです
読む人の目を集めるだけなら、序盤に大きな出来事を
書き出したほうがいいのかもしれません
なにぶん話が長くなるので序盤で突然大事件というのも
うーん、という感じなのです。
人物や背景を掘り下げていって、それから大事件を起こすスタイルで
今回はやってみたいですね。
むやみに文章を省略すると時間の連続性が失われる気がします。
タイムリーに、その場にいあわせているかのような臨場感を
読者に与えることを自分は主眼にしているので
リズムのために文章を削れというのは自分の考えとはなじまないです
まぁ、これから続きを書いていきますのでまた感想ください。
57:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:08:34 Tvc+Q9Bq
(続き)
玄関のドアを開けて照明のスイッチを入れる。眠っていた部屋を起こす。
その部屋で、ゆっくりと生活が再開する。滞っていた時間が動き出す。
シャワーを浴びて、ドライヤーで髪を乾かしていたとき、携帯電話が鳴った。
送風音にまぎれて聞こえる着信音に気付き、ドライヤーのスイッチを切った。
着信音だけが部屋に響いた。熱を持ちながらも大人しくなったドライヤーを
カーペットの上にそっと置いた。小さな座椅子から身を起こし、前かがみになって
テーブルの上に置かれた携帯電話に手を伸ばした。携帯電話のそばには、
置時計があった。今年の夏に友人達と南の方へ旅行に行ったとき買ったものだ。
それが彼女のひじに当たり、カーペットの敷かれた床に転げ落ちた。
不吉な未来の到来を告げるかのような鈍く重たい音がした。
折りたたみタイプの携帯電話を開け、ディスプレイを見た。
電話番号だけが表示されていた。名前はない。アドレス帳には
登録されていないデータだった。番号の頭三桁は「090」。
携帯電話だった。誰からなのか少し気になった。しかし、彼女は出なかった。
押し売りか何か、望まない電話である確率の方が高い。出たら後悔することになるかも。
58:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:09:30 Tvc+Q9Bq
その誰がかけているのか分からない電話を彼女は無視し続けた。
携帯電話は手の中で大きなコール音を再生し続けた。二分が過ぎても鳴り止まなかった。
緊急の電話かもしれない、と彼女は思い始めた。こんなに長くコールし続けるなら、
きっとそれ相応の用件があるのでは。それに知人が携帯電話の番号やアドレスを変更したまま、
そのことを真帆に教えていないということもありえる話だ。
通話ボタンを押した。ディスプレイに通話時間が表示された。
1秒、2秒、3秒―淡々とその数字は増えていった。
ちょうど5秒のところで彼女はスピーカーに耳を当てた。
しかし、何も聞こえてこなかった。無言電話。いや、そうではない。
電話の向こうは、無言と言うよりも無音だった。
沈黙の気配さえそこには感じられなかった。何か機械的なテストが
行なわれているかのような静けさだった。中野真帆の携帯電話は、
きちんと電波を受信できるのかアンテナの感度をチェックするために、
何らかのプログラムが電波を飛ばしてきただけのような気がした。
そのような静けさだった。しかし、それは気のせいだった。
彼女のとった電話にはきちんと相手がいた。そして、その相手は喋りだした。
顔の見えない電話越しであっても、「重い口を開けて」という形容が
しっくりくると感じられる言葉の発し方だった。
59:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:10:08 Tvc+Q9Bq
「見たんだろ」
とても低い男の声だった。聞き覚えはなかった。
その声は懐かしくも恋しくもなかった。やけに響く声だった。
その響きの中核には、明確な憎悪が埋め込まれているようだった。
「わかってんだ。おまえがあれを見てたということは」
言葉を返すことができなかった。迷路の真ん中に
突然放り投げられたビー玉のような気持ちだった。
何から確認をとるべきかさえわからない狼狽ぶりであった。
「君にはしかるべき制裁を受けてもらう」
制裁と言う言葉が彼女の目を覚ました。何らかの危害が
自分に及ぶかもしれないという焦りが、現状を打開するために
必要なはっきりとした意識を彼女に与えた。
まず、相手は誰なのか。それから用件の確認。
「あなたは誰?」
「今にわかるさ」
「私が何を見たっていうの?」
沈黙が訪れた。今度は確かに沈黙だった。男のかすかな
息遣いが電波に乗って伝わった。デジタル化された有機的な
そのサインを今度ははっきり認識できていた。電話の向こうに
相手がいるという確かな実感があった。逃がさない。こんないたずら電話許さない。
「制裁って何なの?何のことかさっぱりわからないんだけど。答えて」
声を張った。だが、次の瞬間には電話は切れていた。一時は、
その着信履歴に残った番号にかけ直してやろうとも思った。
しかし、そのあと何を言うべきなのか少し考えてみて、
面倒くさくなったので、結局やめた。
60:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:10:48 Tvc+Q9Bq
部屋を真っ暗にしてベッドに深くもぐりこんだ。
最近、夜はとことん冷える。夏は終わった。昼と夜の長さが同じになる。
それからはもう昼の時間が一方的に短くなっていく。
日が沈む時刻はどんどん早くなっていく。彼女は目を閉じた。
眠りに就こうとした。明日を迎えるため。十二時を過ぎていた。
しかし、どうにも眠れない。真っ暗な部屋の中、目を開けた。
テレビの待機ランプが小さく赤く点灯しているのを見た。
そして、その光をじっと見続けた。そうすることが眠るための
効果的な方法と強く信じているかのように。そのような状態で、
しばらくすると、まぶたが自然に閉じていった。
角砂糖が熱い湯の中に溶けていくようにゆっくりと眠りに入っていった。
様々なイメージが浮かんだ。その夜、見たり聴いたりしたこと。
突然降りだした雨。静かな喫茶店。落ちぶれた老夫婦。汚い落書き。
見知らぬ男からの電話。一瞬それら全てが頭の中で明快に繋がりかけて、
結局はバラバラのまま眠りの底に沈み込んでいった。
目が覚めた。ぐっすり眠ったつもりだったのに、なぜだか体がすっきりせず異様に重たかった。
上半身を起こすのも億劫だった。寝違えてどこかが痛むというわけではなく、
ただ何となく体が全体的に満遍なく重たいのだった。
そういうことはしばしばあった。しかし、その日は特別自分の体が重く感じられた。
疲れてたんだ、と思った。とりあえず枕元に置いていた携帯電話を手にした。
八時にセットしたアラームを鳴る前に解除した。時刻は七時四十分だった。
ついでに、着信履歴を見た。昨夜かかってきた電話の履歴が確かに残っていた。
夢ではなかった。その実感が、訪れたばかりの朝にかすかな陰りをもたらした。
なんとか起き上がり、遮光カーテンを開けた。雨が降っていた。
見慣れた窓からの景色はどんよりと沈んでいて、とても爽やかと
いえるようなものではなかった。大きなあくびが出て、再びベッドに横になった。
部屋の中は寒かった。今すぐにでもヒーターで暖めたくなるような
容赦ない空気の冷たさだった。布団を頭までかぶって再び眠ろうとした。
二度寝なんて滅多にしない。しかし、その日は相変わらず体が重くて
もっと寝る必要があると思った。ふと、ある言葉が浮かんできた。
それは制裁という言葉だった。昨夜の電話の声がよみがえる。
強い憎しみの込められたあの低い男の声だ。規範にそむいた者をこらしめること。
それが制裁。彼女は自分が何の規範にそむいたのかわからなかったし、
そのような何らかの規範にそむくと断ずるに値するような反道徳的行為をとった覚えもなかった。
61:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:11:35 Tvc+Q9Bq
再び目が覚めたときには午後二時を過ぎていた。信じられなかった。
こんなに寝てしまうなんてと思った。遠浅の海を休み休みどこまでも
泳いでいくような眠りだった。ベッドから出ようとした。
しかし、なかなか出られなかった。鎖で繋がれてしまったかのように
そこから出ることができなかった。手足が震えだした。悪夢を思い出した。
長く浅い眠りの中で一度だけ見た悪夢の内容を彼女は思い出した。
次の瞬間にはもう恐怖で動けなくなった。その悪夢とは、制裁を受ける夢だった。
恐ろしい制裁だった。有無を言わさずに圧倒するような凄惨なものだった。
気持ちを落ち着けてなんとか起床した。テレビをつけて、
できるだけ恐怖感を紛らわそうとした。次第にいつもどおりに頭が回りだした。
空腹に気付きトーストを一枚食べた。朝から降っていた雨はまだ止んでいなかった。
どんよりとした空模様から察するに、一日中止みそうにない雨だった。
テレビを観たり、雑誌のページをめくったりして過ごした。
夕食に鍋物をつくろうとしているときだった。インターホンが鳴った。
その日、誰かを部屋に招く予定などなかった。完全に招かれざる客だった。
この悪天候の中よく来たもんだと思った。ガスコンロを止めて、
玄関の方へ行った。ドアに付いたのぞき窓から来訪者の姿をなんとか盗み見ようとした。
居留守を使うために、音を立てずこっそりとその一連の動作をするつもりだった。
彼女はそういうのが好きだった。しかし、玄関で転倒した。
ドアに頭を強く打ちつけ、がたんと大きな音がした。
「中野さん、いるのはわかってるんです」
そして再び、インターホンが鳴った。
62:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:12:22 Tvc+Q9Bq
2
「全く、ひどい事件だったな」
社内にある喫煙室で、大きく煙を吐き出し、久保田信夫(くぼたのぶお)は言った。
「見るも無残な状態で発見されたらしい。体中ズタズタで頭まで割られていたそうな。
重い鈍器で殴られたような傷も、何箇所か見つかったらしい。
発見時には、下手に動かすと首と胴体が分離してしまいそうな有様で、
事件現場はまさに見るも無残と言う形容がぴたりとあてはまる惨状だったそうだ」
ひどく太っている久保田は、長いすにだらしなく腰掛けていた。
股を広げ、本来であれば二人座れるだけのスペースを一人で占拠していた。
タバコの煙にまみれて汚れた換気扇が、やかましい音を立てて回り続けていた。
喫煙室にはもう一人いた。白髪頭の井上健(いのうえたけし)は
タバコを片手に窓の外をじっと眺めていた。そして、はあ、という
話を聞いているのかいないのかもよくわからない気の抜けた返事を久保田にした。
「部屋の鍵は開いてたそうだ」
久保田は言った。井上はぴくりとも動かず、久保田に背を向けて
相変わらず窓の外を見続けていた。窓からはよく手入れされた中庭が見えた。
そこにしとしとと雨が降り注いでいた。ほとんど話を聞く気のなさそうな相手を前にしても、
久保田はひるむことなく話を続けた。
「血の海さ。大方想像はつく。えぐられたんだな。深々と。目も当てられない」
「そうですか」
「怨恨か、それとも…」
63:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:13:08 Tvc+Q9Bq
井上は久保田の方に振り返り、設置された吸殻入れにタバコを捨てて言った。
「セキュリティも何もあったもんじゃないですね。
もともと鍵はかかっていたんでしょう。
犯人はどうしてそんな簡単に侵入できてしまったんですかね」
淡々と井上は話した。
「鍵はきちんとその役目を果たしていたらしい」
「役目を果たしていた?」
「犯人が力づくで壊したとか、錠破りに長けていたとか、そういう話ではないんだ。
鍵はきちんとその機能を保っていた。現場が発見されるまで、なんらの損傷箇所もなく、な。
つまり、開けたのは被害者自信なのさ。被害者である彼女が自分から開けてしまったんだ」
「ちょっと待ってください」
井上は言った。
「錠破りのことは詳しくないんですが、なんらの損傷もなく
鍵を開けてしまう方法もあるんじゃないですか。
工具でギリギリやればそりゃ傷はつくでしょうけど…
あ、そうだ、例えば合鍵とか…それ使えば一発じゃないですか」
「そんなの非現実的だ。合鍵を作って、それを使えば確かにさくっといくだろうが、
なにぶん大掛かりだとは思わんか。隣近所の目もあるし、
あのマンションは満室でないことがめったにない人気の物件だ。
当然、出入りも多い。余計、部外者には近寄りがたいものさ。
特に、合鍵を作ろうなんて企んでる不審な部外者にとってはな」
64:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:14:35 Tvc+Q9Bq
久保田はそう言って新しいタバコに火を点けた。
「じゃあ、現実的な考えは?」
「変装さ」
「変装?」
「そう、宅配便やら郵便局員やら、そういうのになりすますのさ。
これなら他の住人の目を怖がる必要もない。
訪ねられた方も身なりを見て、ドアの一つも開けてくれるだろう」
「それが現実的な方法ですか」
半ば呆れた口調で井上は言った。
「久保田さんは推理モノの読みすぎです。だいたい、その事件の話自体、
週刊誌か何かで読んだだけでしょう。実際に検分したわけではないんでしょ。
そんな推理したってどうしようもないじゃないですか。
こういうのって警察に任せるのが一番じゃないですか」
井上が喋り終えると久保田は床に視線を落とし、小さくゆっくりと首を振った。
「ったく」
喫煙室のドアが開いた。
「久保田さん、シーズクリエイションからお電話入ってますよ」
「おう真帆ちゃん、ありがとう」
久保田はよっこらせ、という小さな掛け声で重い体を起こし、喫煙室を出て行った。
65:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:15:32 Tvc+Q9Bq
「参ったね」
肩をすくめて井上は言った。
「どうしたんですか」
「いつものことさ。久保田さんの話は相手をするとすごく疲れるんだよね」
久保田の話には真帆も何度か付き合わされたことがあった。
部署を問わず、社内で出会った職員に毎回毎回手を変え品を変え
様々な話題を持ちかけてくる。しかもその話題はどれも凶悪事件などであり、
平和な昼時の話題としては遠慮願いたい悪趣味なものばかりであった。
しかもそういった話をするとき、彼の口調はたいていエキサイトしていて、
探偵まがいの推理を展開することにいささかながらも充実感を得ているようであった。
聞き手の無関心な態度もなんのそので、ブルドーザーのように話を推し進める
彼のやり方に、たいていの者はうんざりする。真帆は数えるほどではあるが、
久保田のそういった話を聞くうちに嫌気がさして、意図的に避けるよう努めるようになった。
66:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 19:16:18 Tvc+Q9Bq
「嫌な顔するわけにもいかないだろ」
井上は眉を八の字にして言った。真帆は全くだ、と同感し
そのあとすぐにすっかり困り果て、疲れ果てた様子の井上に同情した。
「大変ですね。では失礼します」
「おう」
事務室に戻った。仕事がたまりはじめていた。書類の整理。
まず、手をつけるべきはそれだった。机が散らかっていては仕事にならない。
効率的に仕事を進めるため、様々な資料を開いておき、
机の上を埋め尽くしている状況と、当たっている仕事とは
無関係で役に立たない書類が雑然と並んでいる状況というのは
根本的に違う。見た目は大して違っていなくても、仕事をしている
身からすれば雲泥の差がある。一つの仕事に没頭していくほどに、
机の上は雑然としていく。真帆は整理するということが苦手だった。
生まれつきといっては大げさだが、物心ついたころから、
掃除が好きだと思ったことはほとんどない。ただ、田舎にある母親の実家で、
雑巾がけを手伝うのは好きだった。ほこりっぽい廊下がみるみるきれいに
なっていくのが好きだった。終わったときにはかなりの達成感もあった。
しかし、自分の部屋となるときれいにしてやろうという気が不思議と
起こらなくなるのだった。生まれ育った実家だろうとマンションだろうと
はじめて入る部屋はきれいだ。しかし、きれいなのと同時に不便だ。
だから便利にしていく。いろんなものを手の届くところ、あまり動かなくても
取れるところに置く。便利になる。だがいつの間にかその「便利」は、
「物の散らかり」にすり替わる。見ているだけで居心地がいくらか悪くなる。
何かを捨てたりしまったりしておこうと思う。しかし、なかなか実行には移せない。
不便になるかも、と一瞬考えてしまうし、また、そうした作業そのものに
骨が折れる場合もある。だから彼女の部屋は散らかっていることが多い。
67:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 20:29:54 Tvc+Q9Bq
「あんな調子じゃどこ行っても上手くやっていけないよね」
「仕事点々としてるのかな。ああいう人って」
仕事そのものはきちんとこなしていたように見えた。
可もなく不可もなく、単調な事務仕事をレールから外れない
ように処理していた。そんな印象だった。上司から
いじめられているようなこともなかっただろうし、
無愛想な態度さえ改めれば優良社員とみなしても
よかったように思う。もともと、彼女達の勤めている
会社の業務は、基本的に静かに淡々とこなすべきものだった。
そこには爆発的な発想も創意工夫も不要だった。
与えられた命令・マニュアルのとおりに、
地道に処理していくことが、上司との衝突を避ける最高の方法だった。
店に設けられた小さな窓から、千佳は何を見るともなく
外へ視線を投げかけていた。そんな彼女に向かって、
真帆は冷や水でもかけてはっとさせてやるかのように、声をかけた。
「今日おごってくれない?」
「何、急に」
「給料日前だしさ。けっこうきついんだよね」
「そんなの、あたしだって同じなんだけど」
「急な出費もあったの」
「何の出費?」
「先週のことなんだけど」
真帆は先週の出来事を説明した。その話を聞いて、千佳は小さなため息をついて言った。
「くだらないことしないでよね」
68:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 20:30:24 Tvc+Q9Bq
「だって…」
「ちゃんと払いなよ。滞納なんてみっともない」
「見ない番組の受信料を払うってちょっとおかしいとは思わない?」
「思うこともあるけどさ。大した額じゃないじゃん。あんなの」
「3万円はけっこう痛かったよ」
「まぁ2年も3年も払ってないならそれくらい請求されるよね」
先日の突然の来客。それはNHKの集金係だった。
そのとき、未納分の受信料を全額払うことになったのだった。
「口座振替にしなよ。自動的に引き落としてくれるしさ。忘れるってことがないもん」
「そういうの苦手。なんだかいつの間にかお金が減ってるような気がするし」
まともな生活をするには、それなりのお金が必要だと彼女は思う。
しかし、はっきりと把握できない出費―どうしてこの額なのか、
その出費の結果どんな効用が得られるのかきちんと説明できない―
が増えるたび、自分は世間や社会に上手いこと丸め込まれている
のではないかという気がするのだった。大きな社会の中では、
YESかNOかいつも選べるとは限らない。自由なようで自由ではない。そんな思いだった。
69:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 20:31:35 Tvc+Q9Bq
千佳は、おごることをしぶしぶ承諾した。会計は済ませていたので、金を手渡しした。
「ありがと。そのときはまたお願いね」
「そのときなんてもうないんだから」
「あれ、その財布新しくない?」
「わかった?」
千佳の手にしている財布は海外の一流ブランドのものだった。
見た目も新しく、かなり高価だったと思われる。
モノグラムのデザインがその高級さを主張していた。
「一体何なの?もしかしてプレゼント?誰から?」
「こないだ思い切って買っちゃったの」
「だって、新品でしょ?高かったんじゃない?」
「まぁね。臨時収入ってやつ?それで買ったの」
「ふーん。明日もおごってもらおうかな」
二人は職場にもどった。平坦で日常的な業務がチャイムの音とともに再開した。
真帆が千佳と二人で昼の休み時間を過ごすのは、その日が最後になった。
70:masterG ◆YDMb1evpcE
08/11/20 20:34:27 Tvc+Q9Bq
目次
1 >>2>>5-6>>42-46
2 >>62-69
次は3から
71:創る名無しに見る名無し
08/11/24 02:14:14 7lXIibZ1
一応読んでみたけど、AV女優は会社クビになったあとどうした?
そっちのほうが全然気になるな
72:創る名無しに見る名無し
08/11/28 20:40:05 Qh3xEJX2
正直俺も気になる
並行して書き込んでくれんか?
でもまああんまり荒さないようにね
73:創る名無しに見る名無し
08/11/29 21:49:22 3Lbhq3Zn
>>1はどうしたんだ
嫌気がさして捨てちゃったのかな
74:創る名無しに見る名無し
08/12/02 20:49:34 SkoPTFPc
瓦礫と化した街は、全てを焼き尽くす紅蓮の炎に包まれている。
爛れた肉をまとう血まみれの人々の列が、渇きを癒そうと河へと向かう。
私は体に圧し掛かる瓦礫を跳ね除け、立ち上がった。
目の前には、まさしく地獄そのものの光景が広がっている。
吹き荒ぶ熱風が私の頬を炙る。
死肉の焼け焦げた匂いが辺りを漂い、思わず吐き気を催した。
ここが住み慣れた街だったとは、俄かに信じがたい。
それほどに変貌し、破壊されつくしていた。
一体何故、どうしてこのようなことが?
私は崩れ去った建物を這い出し、かつての大通りを歩き出した。
道端に散らばる死体は、その原型をとどめながらも焼け焦げて消し炭のようだ。
逃げ惑い、炎に舐めつくされて絶命した人々の苦悶の姿を不気味なまでにとどめている。
だが、もはや彼らが何処の誰なのかなど分からない。
それ以前にもはや誰も気に留めないであろう。
体の節々が痛む。
吹き飛ばされ、瓦礫に打ち据えられた己の肉体も、乾きと疲労で憔悴しきっていた。
額の裂傷から垂れる血を袖で拭った。
煤の混じったどす黒い血が、白い袖口を染め上げる。
通りをゆっくりと進む人々は、言葉にならぬ呻き声を上げながら一つの方向へと進む。
全てを失い、絶望に飲み込まれた彼らの求める希望は、ほんの僅かな潤いであった。
私は大通りを、街の外に向かって進む。
幽鬼の如く爛れた人々の列には従わない。
彼らの行き着く先は、死のみ。
私には分かった。
今、私がなさねばならぬこと。
75:創る名無しに見る名無し
08/12/02 20:51:05 SkoPTFPc
煙に蒸された死体の臓腑が弾け、路上に腸が飛び散る。
大通りに面した商館が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちるのを見た。
次々と倒れ伏す人々を横目に、私はひたすら歩いた。
壁へ、街の外へと。
血が滴り、己の服を染める。
焦げた空気が時折通りを吹き抜け、地を這う人々を薙ぎ払う。
通りを飾る柳やアカシアが、その枝葉を燃やしていた。
火の粉が飛び散り、辺りを照らす中を私はひたすら歩いた。
あと少し、あと少しでたどり着く。
そこには、私にたった一つ残された希望があるはずだ。
私にとっての救い。
他の誰の物でもない、私だけの救いの手が。
大通りを抜け、街の外に向かう交差点を曲がった時だった。
急に、雨が降り出した。
低く立ち込める積乱雲から、まるで天が溢れたかのような豪雨が吐き出される。
人々を焼き尽くした煤を含んだ、呪われたような黒い雨だ。
道に散乱する瓦礫を、瞬時に黒く染め上げてゆく。
その黒い雫はかつて街を模った瓦礫たちを伝い、側溝に流れ込み、黒い奔流となって走る。
私はその雨の生温さを感じ取りながら、尚も進んだ。
周りで人々が次々と倒れてゆくのが見える。
彼らは己の希望にたどり着いたのだ。一抹の潤いに。
挙句にそれを受け入れ、満足し、死の帳の中に消えていったのだ。
もはや苦痛もなく、乾きもない永遠の漆黒の中へと。
だが、私は諦めない。
私の望むものは、そんなものではないのだ。
彼らのように、運命を甘んじて受け入れるなど、私は真っ平だった。
76:創る名無しに見る名無し
08/12/02 20:51:52 SkoPTFPc
衰弱した私の体を打ち倒さんとばかりに、豪雨が私を叩く。
その漆黒の雨が、街を嘗め尽くした灼熱の炎を次々と消し去ってゆく。
まるで今までの隆盛が嘘であるかのように、炎はその勢いを弱め、小さくなってゆく。
死人の肉を焼く炎もまた、消えてゆく。
僅かに水蒸気を立ち昇らせる湿った音を立てて、その熾き火は消えた。
断罪の炎が消える。
弔いの火が消える。
齎されたのは、死にゆく人々への恩寵だ。
穢れ、汚れた街を清めるように、雨は全てを流し去る。
黒い雨はそのうちに冷たく白い雨に変わっている。
雲間から覗く月明かりを浴び、その雨粒は銀の粒となって街中を覆い尽くす。
私は歩いた。ただひたすら歩いた。
建材の骨格のみを残して、壁も屋根も焼き尽くされた建物が、通りに疎って立ち並ぶ。
林立するそれらは、月の光を受けてまるで白骨のようだ。
透徹とした、死の支配する街だ。
潤いと、冷気と、静寂のみが許された廃墟だ。
かつてここにあった人々の息吹など無かったかのようだ。
破滅が喜びも悲しみも、怒りもすべて飲み込んだのだ。
私は遂に街の外れまで来た。
破壊の爪跡はここにも存在した。
焼かれ打ち砕かれた人々の残骸が、虚しく散らばる広場。
そこに私は今、生ける者としてただ一人、立ち竦んでいる。
目の前には巨大な門があった。
普段は閉ざされているこの門が、今は何故か大きく解き放たれている。
その先に見えるのは、無限の闇。
まるで何も存在しないかのような、虚無の世界だ。
私は躊躇する。
確信はあった。それは確かだ。この先にしか、私の希望はないのだから。
だが、何かが私を押しとどめる。
77:創る名無しに見る名無し
08/12/02 20:52:45 SkoPTFPc
恐怖なのだろうか?
それはおそらく違う。恐怖ならば、今さっきまで散々味わい尽くしたのだから。
迷いなのだろうか?
それもおそらく違う。昨日までの世界が消え去った今、迷うものなどあるわけがない。
いつのまにか雨は降り止んでいた。
音一つ無い、死の世界となった街だ。
私自身の息吹だけが、この静けさの中で生々しく耳に届く。
そして己の心臓の鼓動も。
私は間違いなく、今も生きている。その証しだ。
乾いた喉に、唾を送り込む。
ざらついた舌が、口腔の壁に張り付く。
私は歩いた。門の向こうに向かって。
一歩、踏みしめるごとに、その足音は高らかに響く。
巨大な門は、今や私を待ち受けるかのように、大きくその漆黒の口を広げる。
輝きのない、その希望の中へ、私は今、一歩踏み込んだ。
暗路が、闇の奥に向かって伸びているのが見えた。
それ以外、何も見えない。
おそらく見えないのではなく、何も無いのであろう。
もはや迷うことなど無かった。
私は唯一つ残されたこの道を進むしかないのだ。
目を開き、遥か遠くまで続くその暗路を見据える。
希望はおそらく、この先にあるのだ。
確実に、未来に通じる希望が。
私は歩き出した。
迷い無く、力強く。
私の背後で、巨大な門が閉ざされる音が聞こえた。
78:創る名無しに見る名無し
08/12/02 21:20:52 X3T+52g+
おわり?
79:masterG ◆YDMb1evpcE
08/12/05 23:59:07 GCKsaFZ5
お久しぶりです
いい感じに下がってきましたね
80:創る名無しに見る名無し
08/12/05 23:59:45 KQFQxE2s
見てますよー
期待sage
81:masterG ◆YDMb1evpcE
08/12/08 00:39:44 x2vwpF7A
もう少し下がるの待ちます
すみません
82:創る名無しに見る名無し
08/12/09 06:06:41 b5f2Otat
83:創る名無しに見る名無し
08/12/10 05:30:06 7JSqKppH
雨が降ってるね雨がさ、でもこんな中でも地域本部まで行かなきゃならないんだよね。しかもスクーターでだよ、もう10年近く乗ってるボロいやつさ。
社用車出してもらえる身分じゃねーし、しかも普段のフィットがぶっ壊れて販売店に入院中で出費かさんでふざけんなよボケ。故障しない車作れよ。
さてレインコートを着て泥とホコリ塗れのスクーターに乗って走るわけだよ。しかもでかいダンプが行き交う産業道路を延々とだよ。死ぬ思いだよ。
しかもさ、今日は雨だよ雨だ。んだからダンプやバンは遠慮なく泥水刎ね飛ばしてさ、靴なんてもうグチョグチョなんだよマジで参ったよ本当に。
もう真冬だからさ、凄い寒いわけだ。でね、その寒いなかを震えながら行くわけ。向かい風なんかすげえ寒くてもう限界だっつーの。
それでも今日付くと待ってるのは、訳の分からん伝票操作して遊興費を引っ張り出している事務屋のババアの追求なんだぜ。ふざけんなっての。
こんなの警察に通報すりゃ業務上横領で一発だろが、何でかね。社内で不祥事をもみ消すつもりなんか上はよ。ざけんなよボケ。
で、俺は県道との交差点にたどり着いたわけだ。そう、でっかい交差点って奴で、よく夜中に地元のヤンキー族がブオンブオン騒音かき鳴らすとこ。
あんなのダンプに轢かれて挽肉になって、引きずられて紅葉おろしにでもなっちまえばいいのによ。俺はそんな場所で寒さに震えてんだぜ。」
何か世の中理不尽だよな。貧乏臭い地域本部の社屋が見えてきやがった。あの陰気な灰色の建物でもう何年仕事してんだよ俺。自殺しないのが不思議。
しかもまた雨脚が強くなりやがったよボケ。従業員バスを経費削減でオジャンにしやがった経営陣のクソッタレなんぞ死刑だな。マジで三日くらいかかって死ぬやり方で。
ん、何だよ横のワゴンRはよ。何幅寄せしてんだ糞野郎め。なんだっつーんだよ。DQN仕様のふざけたナリして事故って大破しろよ。
ああああ、もう間もなく到着だよ。もうスーツの裾なんぞびしょびしょだ。靴の中なんて洪水。しかも糞寒いっつーの。もう警察に連絡しちまえよ。
そんで俺は田舎者ヤンキー馬鹿車のズラリと並ぶ従業員用の駐車場の端にボロスクーターを停めるわけだ。ほれ、そこの駐輪場の端っこの方の。
カワサキゼファーの10年モノやら、スズキのGSやら実にヤンキー臭いバイクの横に、ささやかに。蹴り倒してやりたいね。しかもすげえ狭いでやんの。
9時20分かよ。まあ遅刻したところでそんなの幾らでも誤魔化せるしな。もうどうでもいいや。
とっととあのババアを懲戒解雇して天下御免の警察さまを呼び出してこのババアを逮捕させて終わりにしちゃえっての。
会社だって高い金払ってブサイクなハイミスの顧問弁護士に顧問料払ってるわけじゃねーだろうに。あの金バッヂの色ボケババアに持ち込めよ。
と、俺は階段を登ったわけだ。もちろん地域本部の社屋のやつだぜ。見事なくらいのプレハブ構造ってやつだ。
84:創る名無しに見る名無し
08/12/10 05:54:02 7JSqKppH
さて、事務用昇降口をえんやと登ってドアを開けると、そこには当社自慢の受付ってのがある。
地元の取引先と称する公金たかりの田舎成金たちをご丁寧にお迎えする素敵な肛門だよ。贋作の絵を掛けて萎れかけた名称不明の花が花瓶に活けてある絵を想像すりゃいい。
そこに髪の毛がまっ茶色で歯並びの悪い女が待ってるんだぜ。しかもこの俺に「私は花の妖精なのよ」といわんばかりの本人の中では最上級の笑顔で笑いかけてくるんだ。
なんだこの女、俺にヤられたいんか?悪いけど俺もそこまで飢えてないんでね。設楽町のキャバ女をたまに食うだけで満腹なんだよ。俺は都会人で田舎の水は腹を下すんだ。
で、俺はそのミス受付嬢に営業で仕込まれた完璧な笑顔で応じてやる。なんでかって?田舎ってのはな、狭い世界なんだよ。敵は作らんほうがいいってのは来て三日くらいで理解できたね。
さて、靴の中で雨水がグチョグチョと心地よい感触を気味悪く味わいながら、俺はこの社屋の中を軽やかに歩くんだ。ここで一つアドバイス。不機嫌そうな顔をせず、なるべく他人と目を合わせないこと。
さて、ここの事務屋なんぞは、本社からも重点地域からもおっぽり出された掃き溜めだということわかって欲しい。
俺みたいに役員秘書に二股かけ、その両方がそれぞれの役員の愛人で、さらにそのどちらからも求婚されるという素敵な泥沼でスイミングした俺もその一人だ。
マンコと小便器の区別がつかない、下の処理が出来ない若造の俺は、本社人事部の粋な計らいによって、この大いなる荒野に飛ばされたってわけ。どこここ?
俺は果てしない荒野を彷徨いながら、ここでヤンキー工員を柔らかに怒鳴りつけたり、何人かの田舎娘を味わって思わず目眩がしたり、田舎ばあさんの長話をあくびを堪えながら聞き流したりと大忙し。
ってかやることねーだろ。銀行行って融資計画を話し合ったり(もちろんキャバクラで経費持ち)。まあ、島流しにしちゃなかなかな生活だぜ。このまま朽ち果てるんだろうな。
シミだらけの廊下をまるで曇天のような明るい笑顔を振り撒いて歩く俺。すれ違う連中の無関心をよそに、俺はこれから交際費と機密費を取引先のドラ親父といかに分け合うかの計算を軽くしていた。
裏金作ってどこか南の島に逃げないと、俺も終わりだしな。大井町の本社に集う最高のケツを持つ都会女を夢に見つつ、夜な夜なド田舎の設楽町界隈のキャバ嬢の股座をほじるなんてもうこりごりだ。
さて、今日の会議は第三会議室ってところ。第三会議室とは実にご大層な名前だが、何のことは無い、ただの喫煙室をそう読んでいるだけだ。なら喫煙室って呼べよといいたいが、会社がそう決めたんで文句は言わない。
もうこれ以上左遷したくねーもんな。ここより下ってのはおそらく便器の中くらいなもんだ。まあここもおんなじようなもんだがね。
廊下を歩きながら事務机にすがり付いている同僚たちを横目でみる。見事だね。ここが掃き溜めだって分かるよ。
目脂だらけの目を曇りきった眼鏡でふさいだ貧相なおっさんがたくさん数字の書かれた謎の書類とにらめっこしている。おそらく書類が笑い出すだろ。
何を食っても体脂肪になるというヲタデブが、20代半ばにしてかなり寂しくなった髪の毛を気にしている。大丈夫、お前は一生女に縁がないだろうから思い切ってハゲろよ。
そんな最高の同僚たちを完全に無視しながら、俺は第三会議室という魔窟に向かって歩いていった。どうせならアヘン窟にでもしちゃえよ。河原にいっぱい大麻が繁殖してんだし。
85:創る名無しに見る名無し
08/12/10 06:38:26 7JSqKppH
さて第一会議室と第二会議室という物置同然の部屋の前を通る。なんでこんなところで三つも会議室を作らねばならないのかその神経を疑うね。
中々立派なお部屋で、折りたたみ机と折りたたみ椅子が折りたたむという唯一の機能を発揮して並べて収納されている部屋だ。ここで事務のメスと交尾してもばれなかったし。ラブホより安上がりかな。
もちろんザーメンは床に向けて発射だ。間違って田舎のメス便器の中に吐き出したりしたら、俺はここで骨を埋めることになりかねない。そのあたりはバッチシ。
そのお隣はトイレだ。うんことおしっこを無表情に飲み込むという絶対に生まれ変わりたくない運命を背負わされた便器たちが無表情に並ぶ臭い部屋。
そういう意味では第一会議室も第二会議室も同じ。忘れたころにやってくる業務戦略会議という謎の会議は、うんこ同然の事業計画を真面目そうな顔で話し合うんだ。
その先にはわが社ご自慢の第三会議室だ。肺ガン覚悟の豪傑たちが、仕事をサボるためにもうけられた部屋。
ちんけな品揃えのTASPO付きタバコ自販機と紙コップに腎臓病患者の小便みたいな色をしたコーヒーを吐き出して金を巻き上げる謎の自販機がご自慢だ。
俺はそこには普段行かないがな。タバコ臭い部屋で交尾しようとしても、女は嫌がるし。
さて、その豚小屋には既に総務の役職不明のおっさんと、なぜかわざわざ大井町の本社から飛来してきたご苦労な監査の人間がいるはずだ。
そりゃそうだろ、社員のやらかした横領事件をもみ消して、隣のトイレとおんなじように下水に流して終わりにするためだ。
警察に言えばいいってのに、なにご苦労なことやってんだか。
俺は第三会議室のドアの前で溜め息をついた。暫くしてもう一度溜め息をつき、ついでにオマケといわんばかりに一番大きい溜め息を最後に吐いた。
何の意味も無いさ。そんなの俺はわかってるっての。俺のオツムの中身は女のケツと、俺自身が山谷のおっさんと分け合ってる販売促進費とか交際費とかでいっぱいなんだからね。
そろそろ4000万越えるよな、株で大損ぶっこいた分はもう取り戻したし、あと数年うんこまみれになって海外逃亡だぜ、てへっ。
俺はリヒテンシュタインに開設した個人投資銀行の口座残高を思い浮かべつつ、ドブ板のような第三会議室のドアを開けた。
部屋には俺の予想した通りの面子が、予想した通りの表情を浮かべ、予想した通りに並んで座っていた。
総務のおっさん。監査のハゲ。その正面には横領やらかしたおばはん。三人の合計六つの澱んだ目が、俺を捕らえる。
なんて辛気臭いんだろーね。しかもこのオバサンの横領額なんぞ、5年で100万とちょっとだろ?
そんなはした金で何を買ったんだ?浮腫んだそのツラに塗りたくる安物の化粧品か?趣味の悪い薄紫のパンタロンか?
俺なんぞ僅か2年で4000万円もガメてるってのに、このオバサンもせこいね。やり方が間違ってるっての。
総務の名前も忘れたこのおっさんなんぞ、納入業者からどれだけ裏金貰ってんか知ってるのか?駐車場に停まってるあの白いクラウンだってそれで買ってるんだぜこいつ。
86:創る名無しに見る名無し
08/12/10 06:41:44 7JSqKppH
俺は軽く会釈をして手近な椅子に腰掛けて、放心状態でうな垂れてるオバサンを見た。
まあ、なんつーかな、俺のストライクゾーンから完全に逸脱しているね。ボボがついてりゃ全てメスって言うわけじゃないんだなって改めて悟ったよ。
40過ぎて子持ちで犯罪だ。しかもそのガキは使い物にならないDQN崩れで、月満ちて生まれてきたこと事態が不幸ってような存在なんだしさ。
総務のおっさんが何か話し始めたのを華麗に聞き流しながら俺は目の前の書類を手にした。
どうでもいい内容がご丁寧に印刷された、おそらく監査のこのオヤジかその部下だかそんなのが徹夜で作ったんだろうな、この書類。
で、このオバサンの実に田舎らしい華やかさを備えた経歴書のコピーと、厚生年金や社保とかの書類のコピー。
労組は今回は何も抗議なしだそうだ。まあね、あそこは利権左翼の巣窟で、労組貴族がクラブでコニャック啜る金も組合費から出てるからな。脱税し放題だし。
「で、今回のこの件について、横領金額全額を返済すればこれ以上の責任を追及しないことに決定した」と、監査のおっさんがいう。
年間20万程度だもんな。そりゃ機密費で充分埋められるし、うちのハイミス女弁護士が頑張ればなんとかなるだろ。俺のちんこで貫けば幾らでも文書作ってくれるし。
オバサンは目の前で「すいません、すいません」と泣きながら頭を下げる。100万は天引きかな?
俺は数千万のバレやしない横領になんら痛痒も感じることなく、とってつけたような深刻な表情を浮かべて見せた。
これから社用車で土建屋のおっさんと組合員保養施設と称したナイトクラブで昼間から酒を酌み交わし、交際費でソープに行って、で最後には事務所でパンティ濡らしている女弁護士に数発ぶち込む過酷な仕事が待っている。
鞄の中のユンケル黄帝液を思い浮かべながら、縮みかかった俺のちんぽに触れた。まだ外は雨模様。もういい加減にして欲しいね。
だけどこの日から俺は、とんでもない事件にずっぽしはまりこんでしまうことになったんだよ。
だが第三会議室で軽くちんこを励ましていたこのときの俺に、そんなことは当然予想できなかったっつーの。
87:創る名無しに見る名無し
08/12/11 06:13:30 l/SgKqs1
正義も悪も、振るうものは同じ暴力なんだよな結局
だからそれを行使するかしないかという問題なんだよ
行使する選択肢もあるし、しない選択肢もある
88:創る名無しに見る名無し
08/12/11 06:14:22 l/SgKqs1
あれ?
ごめん間違えた
全然関係ないスレに書き込んじゃったね
悪い
89:創る名無しに見る名無し
08/12/15 20:22:19 zKSEMXS/
昔、大西洋を汽船で渡るのは不可能とされていた。
理由は大西洋を渡りきるために必要な量の石炭を、船に積み込むことができないから。
より多くの石炭を積もうとすれば船を大きくする必要があり、船を大きくすれば今度はより多くの石炭が必要となる。
結局、大西洋を渡りきるだけの石炭は積み込めない、というのである。
アキレスは先行する亀には絶対追いつけない。
なぜなら、アキレスが先ほどまで亀の居た場所にたどり着いたら、そのときには既に亀は少し先に進んでおり、
その亀が進んだ地点までアキレスがたどり着いたとしても、そのころには亀はさらに少し先に進んでいる。
結局、アキレスは永遠に亀に追いつけない、というのである。
90:創る名無しに見る名無し
08/12/16 00:49:42 V+F1iN9S
で、それがスレタイとなんの関係が?
91:創る名無しに見る名無し
08/12/17 18:30:08 VEqxVLKa
アキレウスが亀を抜き去る瞬間までの時間、区間を無限に細分化しているが、
それはあくまでそれらが無限に細分化できる、というだけであり、無限に時間や区間が存在するわけではない
これらに区間や時間は有限だからだ
ただ両者を混同して論理を飛躍させているにすぎない
92:創る名無しに見る名無し
08/12/19 20:15:20 NkhJ5yRK
金星では濃硫酸の雨が降る
93:創る名無しに見る名無し
08/12/21 18:40:28 LRHDHtxA
金星は水蒸気ガスによる温室効果で地表温度が摂氏500℃に達する
だから地表付近では鉛などの低温で融解する金属は液体で存在する
人間がそこに移住するのは不可能
濃硫酸の雨を浴びる前に焼け焦げて死ぬ
94:創る名無しに見る名無し
08/12/22 19:28:17 QqYQ6SNv
113 名前: 伝説の名無しさん 投稿日: 2008/01/20(日) 05:43:57
尾崎ファンのほうが偏差値低そうなんだけどさ。
高校中退して「第二の尾崎豊」として売り出された不破純というのがいた。
「文学界の尾崎豊」というキャッチフレーズは、尾崎とも親交があった見城徹によるもの。
尾崎豊の二匹目の泥鰌をねらったんだけど、全然だめ。
今や完全に見放されて、哀れにも新宿のバーの従業員。
こんなの多かった。
直情的で頭が悪く、身勝手な詭弁をまくし立てて
上手くいかなければ全て他人や社会の責任だとほざく
どうしようもない屑ばっか。
それが尾崎ファンという奴ら。
114 名前: 伝説の名無しさん 投稿日: 2008/01/27(日) 19:39:13
不破純を売り出した編集者は見城徹だよ
一発当てた尾崎豊の路線をコイツでやろうとしたんだ
何せ不破純もまた高校中退という、尾崎イズムを体現してみせた人物
で、小説のタイトルも見事なくらいに尾崎チック
尾崎豊が阿呆な青少年のイコンになったが
二番煎じの不破純クンは、そのまま失速
95:創る名無しに見る名無し
08/12/25 04:34:45 PjSFSoUH
尾崎豊って全裸でうんこ漏らしながら死んだ覚醒剤中毒のゲイだろ?
幻冬舎の見城徹に愛されてたんかい
96:創る名無しに見る名無し
08/12/27 18:13:20 j1uvU5gt
は?
97:創る名無しに見る名無し
08/12/30 17:11:04 GMxelVqo
ひ?
98:創る名無しに見る名無し
09/01/01 17:48:13 wayfYAZu
雨の中、うんこをお漏らしして泣きながら死ぬ。
99:創る名無しに見る名無し
09/01/03 17:56:44 kt1ChgSG
驟雨がうんこで穢れた肛門を洗い清める
100:創る名無しに見る名無し
09/01/06 02:17:09 K9aaBx82
信じられないことに、100げっと
101:創る名無しに見る名無し
09/01/06 02:24:40 K9aaBx82
尾崎豊のファンはバブルが崩壊した後にオウム信者に流れたのは知ってる?
元々オウムには尾崎ファンが教団設立されたころからいたらしく、オウム自体が尾崎豊の名前を勝手に使って信者集めまでしていた。
尾崎豊のライブ映像を無断で用いてどこかで上映会を開いて尾崎豊のファンを集めて、その後にオウムの宣伝ビデオを流して勧誘していたんだよ。
オウム信者が尾崎豊の写真が入ったビラ貼りをやって、迷惑防止条例だかで逮捕までされてるよ。
60年代の学生運動の出来の悪いコピーみたいのが尾崎豊やオウム真理教なんかで、バブル崩壊とともに迷走して暴発したんだよ。
102:創る名無しに見る名無し
09/01/06 22:19:14 O7YtqM9K
ジャックスカードのCMがこのスレの>>1の文章に似てた
103:創る名無しに見る名無し
09/01/07 18:34:25 uQEIuidD
おまえさあ
その程度のことしか言えないなら氏ねよ
104:創る名無しに見る名無し
09/01/10 01:01:59 N/29Z0d2
尾崎豊なんて今の若い連中は誰も知らん
昔の変人だろ
105:創る名無しに見る名無し
09/01/13 04:36:12 GkMa3tEK
尾崎 : 「見城さんっ! もうダメです!」
見城 : 「何だ尾崎、もう耐えられないのか、あ?」
尾崎 : 「……これ以上、これ以上やったら、ボクの肛門が千切れちゃいますっ!」
見城 : 「馬鹿野郎尾崎!そんなことで10代のカリスマになれるとい思ってるのか!」
尾崎 : 「……見城さん、ボ、ボク、でも」
須藤 : 「尾崎……お前は俺たちの真心が分からないのか? そんな薄情なやつだったのかお前はっ!」
見城 : 「全くだ、尾崎。 お前は俺たちが見出して売り出してやったんだぞ。 分かってるのか?」
尾崎 : (二人の目の前で、肛門から血を流しながらすすり泣いている)
見城 : (大きく溜め息を付いて)「……まあ、仕方がないか。 まだあまり開発されてないアナルだしな」
(見城は傍らにあるショルダーバッグを開け、中から何かを取り出す)
須藤 : 「見城さん、それ使うのかい?」
見城 : 「ああ、少しは痛みも和らぐだろうからな」(そう言ってパラフィン紙に包まれた白い粉を指先のとる)
見城 : 「ほら尾崎、こっちにケツを向けるんだ」
(須藤と見城は、泣いて蹲る尾崎の尻を強引に向けさせ、肛門に突き刺さった巨大なヴァイブレーターを抜き取る)
尾崎 : 「何を……一体何をするんですか、見城さん、須藤さんっ!」
須藤 : 「逃げるなよ、尾崎」
見城 : 「ああ、これはな、お前を気持ちよくさせる魔法のクスリなんだ」
須藤 : 「これでお前も、若者達の教祖になれるんだぜっ!」
(そういいながら見城は自分の指先の唾液を垂らし、その唾液まみれの指先で尾崎の肛門を優しく穿り返す)
尾崎 : 「ああっ! け、見城さん」
見城 : 「動くなよ尾崎…クスリがもったいないからな」
(傍らでは須藤が自らのペニスをしごき、半勃起したそれを尾崎の口元に押し付ける)
須藤 : 「しゃぶれよ、尾崎……ホラっ!」
(強引にクチを開かせ、その中にペニスをねじ込む須藤)
尾崎 : 「むぐうっ!」
(その瞬間、見城はクスリを盛った指先を、尾崎の肛門の深々とねじ込んだ!)
尾崎 : 「い、イく……イっちゃう!」
(天国へ上り詰める尾崎豊、そこで出会ったのは母さんの優しさだった。)
106:創る名無しに見る名無し
09/01/15 01:13:50 yr1hXsxv
「紳士淑女の皆様、お待たせいたしました…これからこの巨大なディルドを、この肉便器男のケツにぶち込みま~す!」
ガチムチマッチョの女王さま、見城徹がそう叫ぶと、客席は一気に沸いた。
それを一礼して受ける見城…巨大な胸筋がブルルンッ!と弾む。
尾崎の尻に向き直った見城は巨大なディルドを手で掴むと、尾崎の肛門に先端をぴたりと当てた。
同時に「ウリャ!」の掛け声とともに一気に腰を押し出し、尾崎の肛門内にディルドをぶち込む。
「うぎゃああー!」尾崎は絶叫した。
凄まじい激痛が全身を突上げる。
覚醒剤で痛覚神経を沈静させても、括約筋が引き千切れる痛みは想像以上だった。
塗りこんだローションも意味を成さないほど、見城の肛門調教は過酷だった。
ブチブチブチっ!と尾崎の肛門括約筋の筋繊維が引き千切れてゆく。
熱き血潮は腸内を伝い、腿を流れてステージ上に流れてゆく。
しかし気持ちいい! 痛いにも関わらず、尾崎は同時に快感にも目覚めていた。
肛門を虐められると同時に、見城が尾崎のペニスを手コキし始める。
尾崎のペニスは熱を帯びて膨張し、痙攣し始めた。
見城の図太い指の腹が、尾崎の亀頭の縁を巧みにこすり上げる。
その痺れるような快感が尾崎を刺激し、肛門をより引き締めてゆく。
「ああっ…あああっ!」
遂に限界に達した尾崎は、短い喘ぎとともにステージの床に向かって精液を放出した。
しかしそれでも快感は止まなかった。
見城のディルドが肛門をかき回すたびに尾崎は喘ぐ。
尚も手コキを続ける見城の巧みな技に反応し、再び勃起を始めた。
「素敵だな、尾崎…。もう、こんなにしちゃってw」
見城は目の前で喘ぐ尾崎の痴態を見下ろし、嘲るように笑った。
肛門から血を垂れ流し、四つん這いで悶え泣く尾崎…それは完璧に調教されたマゾ奴隷だ。
ここまで尾崎を調教してのけた見城の手際に、客席で自慰をしていた須藤は軽く嫉妬を覚えた。
その須藤の嫉妬を感じ取りながら、見せ付けるように尾崎の肛門をかき回す見城。
そして激痛の快感の波の中で、尾崎は遂に失神し、同時に失禁した。(了)
107:創る名無しに見る名無し
09/01/15 03:23:01 0kJViV50
雨よ
穢れし者どもを浄化せよ
跡形も無く消し去れ
108:創る名無しに見る名無し
09/01/16 01:13:24 R0FPz5Bp
>>1はどこへ行ったのだ?
109:創る名無しに見る名無し
09/01/16 07:35:37 PTN9nXGI
おまえさあ
その程度のことしか言えないなら氏ねよ
110:創る名無しに見る名無し
09/01/17 01:06:54 qCYRO0/Z
「愛が欲しいか、尾崎」
太陽神アポロンに扮した見城は、尾崎に問いかけた。
「は、はい見城さん…いや、アポロン様!貴方の深い愛が欲しくてたまりません!」
ちんこのあたりを手でいじりながら尾崎は答えた。
見城はその尾崎の答えを聞くと、声を立てないように意地悪く笑った。
「そうか、では尾崎よ。そこでオナニーしながらうんこを漏らすのだ…」
見城は厳格な口調で語りかける。
(えっ?)
躊躇する尾崎。
(そんな恥ずかしいこと、この「オルフェ」でもさらせないよ!)
しかし尾崎の逡巡を見抜いた見城は、少し怒りを帯びた口調で語った。
「何を躊躇しているんだ尾崎!愛を見失って彷徨うファンたちのために、貴様は何でもできると言ってたではないか!」
見城の声は怒気を帯びている。
「脱糞オナニーで得られる法悦…それこそニュータイプの高度な精神ステージを開拓する修行の一環なのだぞ尾崎!」
見城は尾崎ににじり寄る。怯える尾崎を睨みつける見城の目は見開かれ、血走っている。
「貴様は若きファンたちに、新たなパラダイムを呈示すると約束したではないか!嘘を付いたのか!」
見城は尾崎を殴りつけんばかりに迫った。尾崎はガタガタ震えだす。
そして尾崎の脳裏には、自分を慕うファンたちの笑顔が浮かんだ。
尾崎を慕い、尾崎のことを「天才」「教祖」「神の子」と崇拝し、祈りを捧げてくれたファン達。
オウム真理教という地上の天国で修行をしながら、世界革命を夢見て地下室で爆弾を作っている敬虔な尾崎信者たち。
(彼らに愛を注げるのは俺だけだ!彼らに革命のパラダイムを示せるのは、この尾崎豊だけだ!)
尾崎は涙した。
気づくと尾崎の股間は勃起していた。同時に激しい便意が肛門を虐める。
尾崎はスクッと立ち上がると、右手でちんこを握り締めてこすり始めた…
「うおおおーっ!」
バー「オルフェ」に集う業界人のマニア達は湧いた。
その客たちの熱視線を浴びながら、尾崎は昂ぶってゆく。
その客たちの歓声は、尾崎の情動を激しく揺さぶる。
大音響で響き渡る16ビートに煽られ、尾崎は観客の目の前で股間を広げてながらのたうちまわる。
観客席では、業界人のお偉いさんが、枕営業の若手アイドルの下半身を攻め立てる。
いつの間にか壇上に上がった見城が、尾崎の尻に鞭を振り下ろす。
手にした巨大な浣腸器で、尾崎の肛門を貫く。
(ああっ!最高だ!)
尾崎がそう呟いた瞬間、肛門から客席に向かって勢い良く液便が噴出した。
同時に大量の精液を放った尾崎は、客席からの喝采の中でゆっくりと気絶した。(了)
111:創る名無しに見る名無し
09/01/17 07:06:59 2jD+gbhK
でっていう
112:創る名無しに見る名無し
09/01/19 00:25:26 LYHwUNP6
∩___∩
/ ヽ やあっ! 俺、尾崎豊。
|● ● ヽ いま肛門にタップリ覚醒剤を捻じ込んだところなんだ。
(_●_ ) |
彡 |∪| ミ これから夜の帳の中を駆け抜けるぜ!
ヽノ ( ついでに足立区の民家に突っ込んで
( `\ ヽ / ) 庭先にウンコをしてやるんだ!
`> ) /
(___/ | ♪自由になった気がし~た 俺の直腸
| ) )
| /| / やべっ! 漏れそう! じゃあなっ!
| / \ \
∪ 〉 )
(___ノ
113:創る名無しに見る名無し
09/01/19 15:51:29 1ju5eupG
雨の日は嫌いだ。
雨の日は、外に出られないから。
外に出られないと、あの娘に会えないから。
そんな事を考えてみると、少しだけ退屈な日常が色鮮やかに見えるような気がする。
実際の所、そんな風に、会えない事を想うような娘は、僕にはいない。
だから、別に雨の日が嫌いなのは、普通に一般の人が雨の日を嫌うのと同じように、
濡れたりするのが嫌だから程度の理由なんだと思う。深く考えた事は無いけど、多分。
確実なのは、僕が雨の日が嫌いだという事。それだけは確かだ。
「でも、それって勿体無くない?」
僕のそんな話を聞いて、彼女は言う。彼女とは、別に雨の日でも会えるけれど、
むしろ雨の日の方が彼女とはずっと話していられるけれど、それでも彼女は
そんな風に言う。
「雨があがった後の匂いとか、わたしは好きだなー」
そして笑う。そんな事を言いながら笑う。
雨の日、僕と話している途中、まだ降り続く雨を、雨を大地へ注ぎ続ける
空を見上げながら、彼女は笑う。
「雨があがった後の、キラキラしてる草花とか、水溜りに浮かんだアメンボとか、
羽を休めてた蝶が飛びたったりする所とか、わたしは大好きだけどな」
雨の日の、その後を想いながら、彼女は笑う。それはつまり、未来を見ている
という事なのだろう。多分そうだ。
「だから、雨の日は嫌いじゃないよ。嫌いじゃない。だって、雨の日があるから、
そんな色々なものが見られるんだもの」
彼女は、ずっと、いつも、前だけを、未来(さき)だけを見ていて。
だから、そんな彼女が、僕には眩しかった。
眩しかったんだ、結局、僕は。
そして今。
もうあれから何年も経った今。
やっぱり雨の日が嫌いなままの僕は、何となく空を見上げた。降り続く雨を、
雨を大地に注ぎ続ける空を見た。
隣に彼女はいないけれど、今でも僕は雨の日が好きになれないままだけど、
それでも、彼女が好きだった、雨の後は、雨の未来(さき)は、少しは好きに
なれたかな。
僕の未来(さき)に、彼女はもういないけど……それでも、彼女が好きだった
ものくらい、好きになれるといいな。
そのくらいしか、僕にはもうできないから。
雨の日が嫌いじゃない君へ。
雨の日が嫌いだった僕より。
終わり
114:創る名無しに見る名無し
09/01/20 05:40:07 vft2+k5I
Killzone 2
URLリンク(zoome.jp)
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ソニーがついに本気を出したな。なんかXbox360の雑誌でも取り上げられてるらしい。
URLリンク(blog.360magazine.co.uk)
115:創る名無しに見る名無し
09/01/20 21:50:17 vft2+k5I
ァ=ュn
((ζ `‐rr――-- 、
ヾL__,,LL_____ l
r「i| ○ ○_ ,、 /
, -―――――――「__|―ュ_| i h、,/
'――――――――l |―‐[二==リ'‐'
| |^ヽ | ̄]/!
/| | 〈\| ̄|| ト、
〈「! ! \ | :ト、! ヽ
`| l ` ! :! !ヽ )
| l\ :l !._||_
| |ヽ. ゝ-‐ ' |  ̄|| ̄
| | ! | | | ||
| l ノ l l | , --――-- 、
| l' l ! ! / /_ l エ イ メ ン ヽ
| | | | l / // l l n__ _ , -、 「`―、 ヽ
r| l | .| | { / 二 ! | |l ll l / _'_/ ! l ̄! ! }
/ | l / ! l ヽ // l | |,」L!L!L二7/,ノ L| ノ
/ | l. / l .! // /
/ ヽ!. / l ! ` ―------― ´
/ / l |
/ / | |
116:創る名無しに見る名無し
09/01/22 00:47:46 BnmIcJl+
「雨の日」
もう終わりだね
そう、今日まで頑張ってきた君だけど
それももう終わり
間もなく核融合炉は溶解し、この施設は大爆発を始めるよ
もう助からないんだ
エネルギープラントの大爆発で、周囲半径100キロくらいは死の世界になる
数百年から、果ては数万年まで放射能に汚染された土壌が、そこに広がるだけ
僕は手にしたサブマシンガンをテーブルの上に置いた
部屋中には先ほどまで抵抗を続けたエネルギープラントの職員たちが血まみれで倒れている
抵抗しなければ、彼らをここまで痛みつけて殺さなかったのに
命令どおり原子炉の制御棒を抜いて暴走させれば、仕事も早く済んでたのに
馬鹿な奴らだ
けたたましい警報が鳴り響き、モニターには危険を告げる文字が点滅する
明らかに上昇した炉心温度は、もはや停められない
ウラニウム235の核融合反応は臨界を越え、大量の中性子をばら撒きながら周囲のイエローケーキを焼く
純粋に満たされたプールに、不気味なチェレンコフ光の輝きが映える
破滅の光だ
あと少しで世界は滅ぶんだ
僕はふと、警備用モニターに目をやった
降りしきる雨の中、危険を察知した軍関係者が、殺到しているのが見える
特殊部隊員を満載しているであろう武装ヘリが、施設の上空を飛び回っているのが見える
もう遅いのに
僕らの同士が彼らに対し、内部に密かに持ち込んだ機関砲で応戦している
武装トラックの一つが炎上をはじめる
そんな虚しい光景を呆然と眺めながら、僕はタバコに火をつけた
喉をチリチリと刺激する煙を心地よく味わいながら、僕は笑った
楽しいからではない、そうではないのだ
核反応が完全に制御不能になり、モニターには総員退去を命じる表示が出た
だからどうした、いまさら外に出てももう遅い
全ての保障システムを破壊し、通信回線も破壊した
唯一、政府安全保障室への回線だけが生きている
今頃、政府は恐慌状態だろう
僕はそのままウイスキーを取り出し、同志である美弥子に飲ませた
彼女は先ほどの銃撃戦で腹を撃たれ、間もなく死ぬ
だが愛する女の死を目の前にしても、悲しみは出てこない
むしろ幸せすら感じる
僕だって同じだんだから
あと30分もあれば、僕も彼女とともに、この世から消滅する
数百万人の人間たちとともに
117:創る名無しに見る名無し
09/01/22 00:48:19 BnmIcJl+
美弥子が事切れるのを見た僕は、そのウイスキーボトルに口を付けた
彼女の口紅が僅かに付着するウイスキーボトル
何度も唇を重ね、何度も僕のペニスを愛撫してくれた美弥子の唇だ
僕はそのボトルの口に、最後の口づけをした
そのまま中身を思い切り煽った
焼けるような刺激が喉に流入する
僕は少しむせながらも、その火傷しそうな琥珀色の液体を胃袋に流し込んだ
少し涙目のまま、五月蝿く警報を鳴らすモニターに向かって乾杯と一言
もう終わりだね
施設内に特殊部隊員たちが突入したようだ
遠くからだが銃声が聞こえる
サブマシンガンではなく、明らかにカービン銃の音だ
甲高いその銃声は、ここが核施設であることを忘れているようだ
どちらにせよ、もうそんなこと言ってられないのだけど
僕はもう一度サブマシンガンを手に取った
美弥子の死体から、サブマシンガンの予備弾倉と手榴弾を取る
最後の戦いかもしれない
もしかしたら、盛大な花火の瞬間を見られないのかもしれない
それが少し残念に思えた
無線機からリーダーの村上が呼びかける声がする
直後、その無線機のスピーカーから村上の絶叫が響き、同時に容赦のない銃声がした
まもなくここにも来る
もう遅いのに
もう停められないのに
管制室の廊下で同志達が撃ちあいをしている
炉心の融解を告げるメッセージか表示された
間もなく爆発が起こる
もう終わりだ
僕はモニターを見た
雨に打たれながら、装甲車や軍用車が佇むその光景
その光景が、僕が見た最後の映像だった
直後、凄まじい光と熱線が僕を包み、その一瞬で僕はこの世から消滅した
最初に放たれた大量の中性子線で、おそらくこの地域数百メートルの人間は即死
そのすぐ後に放たれる放射能の熱線が数十秒、辺りを焼き払う
さらに巨大なエネルギーが一気に放たれ、この地域は全て破壊しつくされる
最後に、大量の放射能を含有した雨が空から降り注ぎ、大地を穢してゆく
僕もその一部となって、大地を穢してゆくつもりだ(了)
118:創る名無しに見る名無し
09/01/23 06:54:17 WhVUVvTc
遠くから響く銃声を耳にしながら、俺は窓の外の景色を眺めた。
暗い曇天の空から冷たい大粒の雨が降り、普段は鮮やかに見える峰が霞んでいる。
テーブルの上に死にかけたゴキブリが這い回っている。
俺はテキーラのボトルを手に取ると、それをそのままあおった。
間もなくだ。間もなくここに奴らが来る。それは誰にも止められないのだ。
消えかけたランプの明かりが、部屋の中で揺れ動き、スザンナの影を揺らす。
彼女は乾いた瞳のまま、天井を見上げている。
心は既にここにはない。遠くどこかに捕らえられ、戻るべき場所を見失って久しい。
俺はライフルを手にした。これだけが血路を開く最後の相棒だ。
ここから脱出しなければならない。そう、もう奴らは間もなくここにやってくるのだ。あとわずかの時間で。
ケントはオブジェリチ3番街の交差点で歩哨に立っている。
彼からの無線が着次第、俺たちはすぐさま出立しなければならない。
おそらく今夜だけが、ここから脱出できる最後のチャンスだ。
これを逃してしまったら、次の機会まで我らは生き残れないであろう。
俺は立ち上がった、そのまま窓辺に近づく。窓の桟に転がる蛾の死体を手で払い、カーテンを空ける。
眼下には、ツスリム通り、その向こうはツスリム河。川面には、既に腐りかけた死体が幾つか浮かぶ。
エドワード、クンツ、マリア、タイレルの死体も、そのまま放置されている。頭蓋骨を砕かれたまま。
再び遠くで銃声が響いた。今度は数発、おそらく夜を待たずして出てきた奴らだろう。
サンドとゴドノフがいる東4番街の方だ。おそらく彼らの方角は、もうふさがれている。
俺は窓辺からもう一度ツスリム河を見た。破壊された鉄橋の鉄骨が、まるで爪のように虚空を貫く。
スザンナは部屋をゆっくりとうろつく。目は焦点を結んでおらず、相変わらず何も映し出していない。
俺は彼女の方に近づくと、肩を優しく抱き寄せた。強く触れれば壊れてしまいそうな細い肩が、僅かに震えている。
汚れたブロンドからは、うっすらと汗の匂いが立ち昇る。俺はその中に鼻先を埋め、軽くキスをする。
今夜、スザンナは俺の手で殺さねばならないのだ。彼女の頭を打ち砕き、完全に殺害しなければならないのだ。
それはスザンナにとって救いなのかも知れない。もはや決して戻ることの無い、スザンナの精神。
死は、時に救いとなるのだ。
銃声が散発的に響くようになってきた。まもなく夜が来る。それは長い夜だ。
俺たちの中で一体何人生き残れるか、それはもう分からない。
絶望も長く付き合うと無感覚になれるのだ。それまでは散々逡巡しようとも、変えられない運命は受け入れるしかない。
でなければ取り乱して、不様に死ぬだけだ。
119:創る名無しに見る名無し
09/01/25 04:51:44 yWP1gujv
はあ
120:創る名無しに見る名無し
09/01/30 04:03:54 Vi4hWOPl
で?
どうなん?
121:創る名無しに見る名無し
09/02/02 23:24:21 aCStIjso
さあ?
122:創る名無しに見る名無し
09/02/04 00:16:49 gJIGJ1EH
主に何をするスレ?
123:創る名無しに見る名無し
09/02/04 21:26:35 jFK1Lymu
先に「雨の日」という題名があって、とにかくその題名に沿うような短編小説を書いてみるスレ
ジャンルや設定は完全に自由だけど、とにかく題名が「雨の日」となるように書いてみる
そういうスレ
124: [―{}@{}@{}-] 創る名無しに見る名無し
09/02/07 10:11:46 CetzBG/J
そう言われるとそんな気持ちになってきた
125:創る名無しに見る名無し
09/02/17 21:25:04 I2A8wwKo
こんにちわ
126:創る名無しに見る名無し
09/02/20 12:21:36 OK0Uo0jp
1.あなたがたは、どうしてかつては中国の属領だったことを否定するのでしょう。かつて貢ぎ物を手に天朝に訪れ、
大国から討伐されないよう希った行為を、どうして「両国の友好的な往来」、あるいは「相互平等な外交的贈与」
だったなどと恥知らずにも説くのでしょう。
2.あなたがたは、太極図案を盗用し、五行八卦の中の四卦と陰陽魚を剽窃して国旗としていますが、それは中国
人民の同意を得ているのですか。
3.あなたがたは古来より漢字を借用し、今なお自国語の中で漢字を差し挟みますが、それは中国の許可をとって
いるのですか。
4.あなたがたは、勝手に「中華民国」の「民国」を借用し国号としていますが、それは中華民国の許可を得ている
のですか。また、国家そのものが小さいのに、「韓民国」に「大」などと被せ、これはあなたがたの36年前の宗主国、
「大日本帝国」からの剽窃ではありませんか。あなたがたはこのことを承認しますか。
5.あなたがたの国の憲法、いわゆる「大韓民国憲法」は、これ全て1948年に南京で制定された「中華民国憲法」を
剽窃したものと認めますか。あなたがた韓国の法律は、台湾の六法全書、「憲法、刑法、民法、商法、刑事訴訟法、
民事訴訟法」と全く同じですが、引用元の当時の中国の法条を優れたものとして敬意を払いますか。
6.チェコの国の人々は、ドイツが近くにあるという地の利から、ドイツの方式を真似て国を発展させたと述べるに
憚りません。しかるにあなたがたは、世界第二位の経済大国、日本の傍にあり、技術を学び発展と成功を自国の
ものとしました。あなたがたは地の利があったことを、どうして認めようとしないのでしょう。中国人は、あなたがたが
キューバやジャマイカ、もしくはインドネシアやマダガスカルのような島国だったとしたら、70年代にこれほど発展し
得たかどうかは甚だ疑問に思います。
7.1940年代、あなたがたの大韓民国臨時政府は、上海ならびに重慶にて公務をおこないました。今日あなたがたは
独立して、中国に感謝の念をもっていますか。あなたがたの教科書で蒋介石に対し、敬意を払って紹介していますか。
教科書といえば、今はもう削除されましたが朝鮮戦争に介入した中国共産党軍に対して不実不敬だという表現が
ありましたよね。
127:創る名無しに見る名無し
09/02/20 12:25:20 OK0Uo0jp
8.中国原産の木槿(むくげ)の花を、あなたがたは勝手に改名し、「無窮花」として国花にまでしてしまいました。しかるに
あなたがたの辞書では、いまだにこの花が「槿花」と載っていることを知っていますか。
9.あなたがたの国歌には「長白山」と出てきますが、それは中国の領土だということをご存じですか。いつになったら
ただしてくれますか。
10.あなたがたは相変わらず、「滅共」だの「赤匪」だの「武装共匪」だの、「共産党のスパイを検挙した」だのとの言葉を
つかいますが、それは国民の脳裏に害悪を植え付ける偏向教育というものです。教育政策を見直したほうがよくは
ありませんか。
11.あなたがたは独立後、韓国に住む華僑に対して「外国人財産制限法」を施行しました。この悪法は華僑に対し、
自国内でささやかな中華料理店を営める程度に抑え込み、家を買うのにも韓国籍の妻の名がなければ買えない
という仕打ちをもたらしました。6万人いた華僑はアメリカ、日本、台湾、アルゼンチンなど他国に追いやられ、糊口を
凌ぐような生活を余儀なくされた結果、その数は2万人にまで減ってしまったのです。インドネシアと並ぶ「排華」政策
ですが、あなたがたには謝罪の気持ちはありますか。
12.あなたがたは独立して間もなく、「韓文専用」政策をとり、公文書のなかであるいは道路標識においてさえ漢字を
使用することを許さずに、小学校では漢字を教えず、中学校では扱う漢字を減らして、十年来、「脱中国」を目指し
ました。この政策の弊害として漢字文盲、漢字を識字することができない世代が生まれ、北朝鮮では完全に漢字を
廃止しました。あなたがたは本当は腹のなかで中国のことを嫌っているのではありませんか。
13.1960年代、あなたがたはしばしば役人を台湾に遣わせて、経済や建設技術などを学ばせましたよね。そのことを
憶えていますか。66年、台北を訪れた朴正煕大統領は蒋介石に拝謁し教えを請いましたよね。それも憶えていますか。
兄弟国、自由台湾と当時のあなたがたは台湾を指してこう言いました。ですが、あなたがたはあくまで弟分であった
ことを忘れてはいませんよね。
14.1965 年、日本と国交を樹立したあなたがたは韓国人名の日本語読みを許さず、韓文の発音をもって日本語に当て
はめるよう強制し、ひと悶着起こしました。その後日本政府に対して漢城をソウルと呼ぶように強いて、また揉めました。
当時日本国民はつまらないことを、と思ったかもしれませんが、承諾しました。そんなことも記憶の隅となった1992年、
あなたがたは今度は中国にやって来ました。国交が樹立されるや否や、あなたがたは中国の外交部と教育部に、
漢城を「首塢爾」と改めるよう申し入れてきました。わたしたちは相手にしませんでしたよね。でも、あなたがたは韓国
の中文学者が勝手に中国語での訳名を選ぶとし、市民の署名をあつめて圧力をかけ、とうとうソウル市の中国語名を
「首爾」と決めてしまいました。その後のあなたがたの強迫はすさまじいものでした。ひとつの都市にふたつの中国語
名があっても仕方なかったのとあなたがたのあまりのこわもてな態度に怖れをなして、人民日報と新華社が採用に
至ったのはご存じの通りです。野蛮なるあなたがた。これで満足がいきましたか。
128:創る名無しに見る名無し
09/02/20 12:28:02 OK0Uo0jp
15.1988年にあなたがたはオリンピックを開きましたよね。そのときの宣伝文書に韓国は7000年の歴史がある国だと
吹聴したことを憶えていますか。しかも後でこっそりと6000年と直しましたよね。ご存じですか。
あなたがたのお祖父ちゃん、中国の歴史でさえたかだか5000年です。あなたがたはお祖父ちゃんよりも長く生きている
と仰るのですか。
18.韓国を訪れた中国人に、あなたがたはきまってこう訊きますよね。「ヒュンダイ(現代)は知ってるか?」「サムスン
(三星)は知ってるか?」「中国に63階建てのビルはあるのか?」「碁を打つことができるか?」「中国にもリンゴがあるの
か?」「食ったりするのか?」「箸は使えるか?」「よく中国の留学生が羽根蹴り(??)をするのを見るが、中国人は家でも
羽根蹴りをするのか?」尊大な態度で矢継ぎ早に訊いてくるあなたがたを厭がっていることに気がつかないのですか。
22.北京、青島、天津、上海、台北など、あなたがた韓国人留学生の多い街では、皆あなたがたの悪習に悩まされて
います。あなたがたが大口をあけて放り込む腐った酸味とニンニクの混じった臭いが街のそこかしこにあふれ、住民は
皆たまらない思いをしているのです。郷に入って郷に従わず、よそ者という遠慮はなく、勉強するよりナンパに力を入れ、
中国の女は安いと言いふらし、試験となれば中国の友人に飯を奢って問題を解かせ、卒業が近づけばやはり中国の
友人に大金を払って論文を書かせるあなたがた。春節、端午、中秋には先生に贈り物を欠かさず、よってたかって
酒をくらって真夜中まで大声で騒ぎ、隣近所の住人とケンカするのが好きで、あなたがたが留学するアメリカ、日本、
東南アジアに中国では皆知ってますけど無闇矢鱈にお金を借りて、返せなくなるほどお金を借りてそれでも足りなくて、
知らないうちに他人の引き出しの中をかきまわすあなたがたの手はきれいですか? その癖、いったいいつになったら
改まりますか。
24.この2年でいろいろと思い通りになったあなたがたは、中国に「日本海」を「東海」と表記するよう求めています。
しかしこれは全くもって噴飯もの。あなたがたに教えて差し上げましょう。「日本海」というのはこれまで慣習として
呼ばれてきたもので、「日本の海」という意味ではありません。インド洋、アラビア海、ベンガル湾然り、皆その国に属し
てませんよね。日本の国の面積と人口はあなたの国より遙かに多く、数百年という欧米との交流の歴史をもち、国力も
強大がため、この海域が日本海と称されるのは必然的な要因があったのです。
それに日本はその片側半分をこの海域に浸しています。その長さから見ても論拠には充分で、あなたがたが「東海」と
呼ぶ海域は、日本からみれば「西海」ではありませんか。中国では古来、この海域を「青海」もしくは「鯨海」と称して
いました。唐代の渤海は現在のウラジオストックから日本海をまたぎ、十数回と渤海使を派遣して日本と交流をおこ
なっていたのです。このときに中国はこの海域を「日本海」と呼んでいます。精巧で美しい海図と多くの文献が残され
ています。古地図を展示するのが大好きなあなたがたがまさかそれを知らない筈はないでしょう。
129:創る名無しに見る名無し
09/02/20 12:29:16 OK0Uo0jp
25.あなたがたは60年代あたりから、黄海をこっそりと「西海」に改めるよう国際社会に働きかけていますよね。いまでは
あなたがたの国の出版社はすべて黄海を「西海」と表記しています。でも無駄です。英語読みで黄海は「Yellow Sea」。
黄海は永遠に黄海です。
34.韓国で生活したことのある中国人は皆知ってますが、韓国では民間にひどい伝承がありますよね。いわく「中国人
は数百年前、もとは妖魔だった」「風呂にはいる習慣がない」などなど。隣国の汚名ばかりをあなたがたの意識にすり
込んで、いったいどうするつもりなのでしょう。
36.あなたがたは中日の関係が一時悪化した時を利用して、中国政府が日本のドラマの放映を制限したときに、いち
早く韓国ドラマを売り込み、あっという間に空白だった市場を独占して、韓流ブームを作り出しました。
いっとき中国でも蔓延したこの韓流は、当時の若い世代を「親韓」に変えたのです。そしてあなたがたはこの世代を
将来的な自国の利益のために、自国の文化や製品のセールスマンと化しました。親韓派と哈韓族を生み出したあなた
がたが次にしたことは、「還珠格格」や「包青天」など人気があった中国製の連続ドラマの放映時間を自国で制限する
という暴挙でした。
同胞よ、どうか韓国の真実とその本質をはっきり見極めることを望みます。韓国と付き合うときに仕掛けられた罠を
見誤ると、自分を見失い、中華人としての気骨をなくします。
以上
130:創る名無しに見る名無し
09/02/20 15:19:09 x8+LJqGs
雨あがた
131:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:13:35 xlRiP5DG
雨は雪となり、霙となって峰々を覆った
132:創る名無しに見る名無し
09/03/03 15:08:31 QC6pgVG8
81 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/08(土) 22:28
おまいら、ここでオウム真理教のおさらいだ。もともと、オウム真理教というのは1984年に麻原彰晃が開いた
オウム神仙の会というヨガ団体が起源だ。この結成当初からの信者が、教団の中核になる。
上祐、村井、早川、石井久子、高校生だった井上嘉浩。こいつらは教団最盛期にも最高幹部だった。
小さなヨガ団体が雑誌ムウに掲載され「空中浮遊」で一躍有名になった。そこから野望が始まる。
ちなみに、麻原はオウム以前に密教系の阿今宗の信者であり、そこで布教のノウハウを学んでいた。
また、諸君の三島由紀夫特集では、森田必勝のアルバイトしていた右翼系出版社で働いていた過去も暴露されている。
もともと、麻原は政治家になる野心を持って熊本の盲学校を離れて上京した男。政治性というのが最大の鍵だよ。
82 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/08(土) 22:42
オウム真理教はすべての幹部に宗教名や独自の聖職階級をつけていたが、最高位の正大師はたったの5名しかいない。
マハー・ケイマ正大師・・・石井久子。愛人。
マイトレイヤー正大師・・・上祐史浩。元宇宙開発事業団。
マンジュシュリー・ミトラ正大師・・・村井秀夫。元エンジニア。
ヤショーダラ正大師・・・麻原彰晃夫人。
マハーパールバーティ・アーチャリー正大師・・・麻原彰晃三女。
このうち最後の二人は血族なので、政治的実体は無い。鍵を握るのは石井、村井、上祐の三人である。
考案の捜査や尋問でもこの3人は最重要人物として過酷を極めたはずだ。村井の死については凄い謎がある。
村井刺殺犯の徐裕行は韓国人三世であるが、身元不明の時期が多く北朝鮮との接触の可能性もある。
この男は一時広告会社を経営してたのだが、それはなんとオウムが衆議院選挙に出たときの提携先であった。
つまり、徐は村井とは顔見知りだった可能性がある。また、徐は自称右翼だが実態の無い架空団体の構成員で嘘である。
そして最大の謎、それは徐は殺人犯でありながら早々に出所して自由のみになったのである。
83 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/08(土) 22:53
つまり、徐はオウムの秘密がばれると困る闇の世界から送り込まれた刺客である。
徐は秘密を漏らす危険のあるおしゃべりの村井を消すことにより教団の謎を守ったのだ。
上祐や野田成人、村岡達子などの残留幹部も決して秘密をばらせない。村井が消された恐怖でな。
この国を支配する闇の勢力がオウムを使って内乱を起こそうとした。
それが暴露されるのを防ぐために徐は村井を消した。そしてオウム事件の真相は闇に落ちた。
その闇とはいうまでも無く日本を「悪魔の国として未来永劫朝鮮民族に隷属させようとする」統一教会の勢力である。
かつて位人身を極めこの国の首相官邸執務室の椅子に座った人物も関係してくるのだ。
ここで、やっと村井刺殺犯が韓国人だったのが偶然じゃないのが分かっただろう。
そしてこの間自宅前で刺殺された民主党国会議員は、ソ連留学経験者だった。
彼はオウム事件の渦中モスクワの人脈から情報を集めてテレビの取材でこういって笑った
「日本の政治家とも深くかかわっていますね」。その彼も今はこの世にいない。すべての真相が闇に。
84 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/08(土) 23:02
かつて政界のドンとして君臨した金丸信。1990年の北朝鮮訪問で自民、社会、朝鮮労働の三党宣言をまとめた。
これで「植民地支配と戦後45年の償い」として巨額の補償を確約した。外務大臣でも政府代表でもないのに。
何故、ここまで強引に北朝鮮と国交樹立に向かうのか。
内閣調査室は宮沢首相に衝撃的な報告をした。金丸の妻は北朝鮮出身だと。
朝鮮総連の執拗な懐柔策も功を奏し、日朝国交正常化は実現するかと思われた。
その矢先の1992年8月、佐川急便から金丸へ裏資金流用が検察からリーク、報道された。
これがきっかけで、金丸失脚、政界再編が起きる。で、この捜査は実は首相官邸主導だった。
金丸の北朝鮮重視政策は、国家存亡の事態になると見た宮沢首相と後藤田法相が検察を動かして大政局を作ったのだ。
こうして、北朝鮮と統一教会の国家転覆日本乗っ取り計画はいったん頓挫した。そして第二の矢がオウムである。
133:創る名無しに見る名無し
09/03/03 15:09:33 QC6pgVG8
85 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/08(土) 23:10
オウムについては謎が謎を呼ぶが、ここ数年ではやはり麻原弁護士資格失効だろう。
麻原の弁護士が、資格を剥奪されたのだ。すでに事件から数年経ってオウム裁判も脚光を浴びなくなっていた。
左翼的メディアを除けばこれは報道されなかった。ここに大きな鍵がある。
つまり麻原側は大きな秘密を握っていたから、弁護士は追放された。国選弁護人は国の回し者だ。
これで、麻原は法廷で爆弾告白する機会を失った。自分は傀儡だったと弁明する機会を。
これは、オウムを操っていた闇の勢力にとっては自分たちの姿がさらされないために必要であった。
こうして、村井同様麻原も口を封じ込められた。北朝鮮や統一教会とオウムを結ぶ糸はまた切れた。
91 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 17:33
オウムの幹部の大部分は釈放されて、教団から抜けた。井上は無期懲役、新美は死刑判決受けたが。
ただ、上祐、石井はまた教団を指揮している。麻原の子供は学校入学で苦労。地元が反対運動起こすから。
麻原が溺愛した三女のアーチャリーは、ろくに学校行っていない。
教団幹部と一緒に、復活を画策している。麻原が、後継者に指名しただけあるよ。
まあ、麻原自身は北朝鮮や統一教会の傀儡に過ぎないんだけど。
オウムの武装化計画には巨額の資金が必要で、一万人の信者でアレだけできるわけ無い。
上九一色村の設備や軍事兵器はすごいよ。アレは、日本壊滅をたくらむ北朝鮮、統一の援助だよ。
その統一と親しい政治家たちが、この事件の本当の首謀者。
92 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 17:44
中曽根、金丸、山口敏男。この三人が鍵を握る悪党。
金丸は奥さんが北朝鮮出身で、全盛期から内閣調査室に監視されていた。
1992年春には法務省に圧力かけて、入国禁止になっていた文鮮明を来日させた。
東京のホテルで密談したが、これは北朝鮮問題だろう。国交正常化したら、いくら賄賂よこすかとかね。
1990年の北朝鮮訪問で、国交正常化したら莫大な賠償金払うと約束したからね。
これで、内閣調査室が宮沢首相に報告。金丸を売国奴を見抜いた宮沢首相は排除を決意。
首相の支持の元、後藤田法相が検察を動かし、佐川急便事件が表面化。
こうして、政界のドン金丸は失脚し、朝鮮人の日本支配は一時遠のいた。
94 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 17:53
だが、統一教会には中曽根という協力者がいた。昭和の参謀瀬島龍三と近い人物である。
昔の韓国は軍政であり、軍の大物が実権を握っていた。そして、諜報機関が暗躍していた。
戦前の陸軍士官学校の卒業生である瀬島には、韓国の権力者は後輩である。
韓国の上層部と瀬島、中曽根はツーカーの間柄である。統一教会と中曽根の関係も親密。
こうして、韓国の諜報機関・国家安全企画部と統一教会と瀬島・中曽根を結ぶ日韓ラインがある。
日本と韓国にまたがる事件は、彼らが処理し、真相が闇に葬られてきたのだ。キム・デジュン事件が好例。
こうして、オウム真理教は統一のダミーとして操られて登場した。
134:創る名無しに見る名無し
09/03/03 15:11:14 QC6pgVG8
96 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 18:03
麻原自身はただの詐欺師。空中浮遊なんてカルト雑誌のムウがいんちき写真掲載しただけ。
灯台でも世間知らずのバカはいる。大学のサークル勧誘で引っかかった友達いないやつが多い。
ただね、北朝鮮・統一教会から洗脳ノウハウ授かってんだよ、あの教団は。
東京都の宗教法人認証に尽力したのは、山口敏男。埼玉県選出だけど、金貰ってたから。
あまりにも強引な信者工作で、1989年に被害者が告訴しようとした。
横浜弁護士会の担当が、坂本堤氏。彼は、上祐、青山、早川、新美と直談判したんだよ。
そして、深夜に村井、新美、早川らに一家三人とも惨殺された。遺体は、北アルプスの山中に埋められた。
ここでおかしいのは、神奈川県警がオウムを捜査しなかったこと。
宗教うんむんじゃなくて、政治圧力だね。北朝鮮、統一教会がらみの。
教団を保持させるために。オウムの真の目的は、日本壊滅のためだから。
ここで、教団幹部を調べると朝鮮半島に出自のあるものが結構いるんだ。創価学会と一緒。
97 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 18:12
麻原自身は阿含宗出身で統一教会には入っていない。
ただ、早川は統一教会出身で、ほかの幹部も多い。
信者の勧誘、洗脳、寄付の強請、脱会者への制裁など共通点多し。
空手、柔道など格闘技の重視・傾倒もそうだね。
そして、最大の特徴は「反日」。機関紙の内容はほとんど一緒。
天皇家を誹謗中傷して、国家を否定する。世間から隔離する狂信性。
そして、自衛隊、警察への組織的浸透。いざというときのクーデターを念頭に置いた作戦。
国家転覆を書いた早川ノートには「1995年10月決行。もう戦うしかない」と書かれていた。
で、このときに国会占拠した後に首相指名されるのが山口敏男だった。
98 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/13(木) 18:19
日本にとって不幸だったのは、サリン事件当時の自治大臣が野中広務だった事。
金丸の腹心で、北朝鮮シンパだったのは知ってるよね。拉致事件で被害者を罵倒した男。
この売国奴が捜査の指揮を取ったから、北朝鮮・統一教会の情報は闇に葬られた。
国松警察庁長官狙撃犯は、北朝鮮人だったかもしれない。平田は、国内潜伏だろうけど。
こうして、オウムが北朝鮮の傀儡だった事実は闇に葬られたんだよ。
瀬島、中曽根、山口、野中のラインでね。オウムの教団施設には、刻印の無い金塊があった。
そして、金丸の麻布の邸宅の地下にも刻印の無い金塊はあった。
そして現在、刻印の無い金塊というのは世界中でただ一国・北朝鮮しか生産していない。
128 名前:茶々丸[] 投稿日:03/02/26(水) 16:53
朝鮮系だと林は有名だな。祖母が北朝鮮出身だったと週刊誌に書かれた。
沖縄の離島に潜伏しているのをつかまった。平田は逃亡中。
浅生幾の「Xファイル消された真実」に、温泉宿の潜伏が載っていた。
東北地方の温泉宿に若い女性が住み込みで雇われた。
彼女はまじめだったが謎が多い。いつもカーテンで部屋を多い、
休日も外出しない。彼女はどこか性格が暗かった。
そしてある日突如、急に仕事を辞めるといい、行き先はどうして言わず去った。
彼女がいなくなってから、30分後パトカーがやってきて
この宿にオウムの信者で平田の恋人が働いていたという。
いつも閉ざされていた彼女の部屋には、二人分の食器と布団があった。