08/10/29 01:28:04 Q4UGTV5M
バトルロワイアルスレ何個目だよ
ここはバトルロワイアル板か?
3:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/29 01:55:39 RRzqkRFR
まあ、オリジナルスレが超能力物に占領されたから仕方が無い
4:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/29 01:58:44 Q4UGTV5M
仕方がないのかwww
おもしろいなー。この板
5:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/29 02:17:13 RRzqkRFR
いっその事新しい板を作れば良いのにね
6:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/29 09:01:09 v8IUfPrv
某企画中ロワで厨設定を垂れ流した挙句、統合失調症が判明して追い出されたお前が言うな>>1
7:u
08/10/30 05:16:56 AW9/sG7I
とにかく差別を受けた
8:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/10/31 19:12:03 zxTfpldy
重複です
削除依頼お願いします(*/ω\*)
そんなにやりたければ、自分のキャラだけのロワスレ立てればいいんじゃない?
貴方だけが書き込みするスレをね(*^□^*)
そうすれば採用不採用も差別もないよ(*^_^*)
9:u
08/10/31 23:15:12 +QB2oUL0
ならこのスレを自作バトロワ転載スレにしようか
リレーでも無い作品を書くのは無理
10:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/01 10:59:30 Lm2FOLwC
野乃美は森の中で切り株に座りDC11タリミン(合成麻薬、昔はちゃんと合法であったが1年前法律が変わり違法となった)を吸っていた。
「スニスニ、スニスニ」
ヤバイ音を発生させて白目をむく野乃美。辺りにはタリミンの白い煙と甘い匂い。
顔色は変色し口の中は麻薬の影響でどろどろになっている。目やにが酷く塊を作る。
こんなにも違法行為を繰り返しているというのに警察には捕まらない。
母親が裏で守っているからだ!
野乃美の母親はクズだった。まさに子供が子供なら親も親。子供が殺し合いをさせられているまさにその時ホストクラブで喚き散らし店員につまみ出されていた。
野乃美は手をバタバタさせヒーヒー声を上げた。完全に頭が壊れている。
口からは緑の汁。耳からは湯気。目はピカピカ交互に黄色く点滅。
小枝はそれを見て
「こいつは忍法を使うまでも無いか」
と呆れる。
小枝が刀を構える。刀の鋭い音が響く。
その時野乃美が小枝の方を向く。
「ぎぎ・・・コイツ殺す」
「しまった、まだ正気が残っていたの」
「リフレクターインコム」
野乃美の右腕からワイヤーの繋がったナイフが飛び出し小枝目掛けて飛んでいく。
クキンクキン
ワイヤーが空中で直角に折れ曲がりながら小枝を追い詰めていく。ナイフも危険だがワイヤーも危険だ、なぜならワイヤーに熱が発生する仕組みだからだ。
当然どちらかが高速で動いている状態で当たれば火傷どころでは済まない。
「ハ!」
小枝はワイヤーを華麗にジャンプしながらかわしていく。まるでダンスのようにも見える動きでコエダンス。
デッデーレデーデデレデレデレレー、(パート高)デッデーレデーデデレデレデレレー
ジャジークキンコン
デッデーレデーデデレデレデレレー、(パート高)デッデーレデーデデレデレデレレー
びゅうおー
デッデーレデーデデレデレデレレー、(パート高)デッデーレデーデデレデレデレレー
バババ!キーン
ドギューン
小枝の放った弾丸がナイフの本体を貫いた。
ボ!
パパパパパー!
ズシーン!
本体が攻撃を受けたおかげでワイヤーも火花を発生させ、赤に輝く。
木が倒れていく中、小枝は爆風とワイヤーをかわしながら空中で旋回をする。
ビュホホ!
ピエロの様な動きに野乃美が焦る。
「ワイヤーがやられた!でも・・・次が私に用意」
左手のワイヤーを装備しようとした時小枝に手を掴まれた。
「あっ」
投げ倒されて野乃美は自分の仕掛けたワイヤーに首が引っかかった。
「ウーっ」じゅー
首にワイヤーが引っかかったまま野乃美は後ろへ回転する。首からは煙が発生する。それと同時に吐き気を催すような嫌な匂い。
「グギーッ!」
首が絞まって悲鳴を上げる野乃美、いい気味。
そこへ小枝の追撃。
忍殺 アムリタの拳
「た、だーずーけて!」
野乃美は逃げようともがくが首にワイヤーが絡まっていて逃げられない。
頭をつかまれる。強い力だ。
「ぎぎぎ」
野乃美は痛みで白目を剥いた。めこりめこりぃと音がして頭が歪み血が吹き出す、口からは血の泡。
バゴーン!「ギャおべおー!」
ドラッグを決めていた野乃美は死んだスイーツ(笑)
11:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/02 07:51:00 xAg4KhFE
uについて知りたい人はコチラ
u(ウマタン、馬)の専スレ
スレリンク(net板)l50
サイト
URLリンク(www.geocities.jp)
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
12:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/02 12:29:21 x3OqPkgD
マイナーな小虫のヲチはヲチ板だけで完結させろよ
13:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/02 17:00:55 qeCUDSzC
即死条件を満たすため、これ以降、このスレにレスしないでください。
レスした場合特定の連立厨と同定します。
――STOP――
14:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/02 17:46:22 x3OqPkgD
13さん了解しました
15:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/02 20:36:37 qeCUDSzC
即死条件を満たすため、これ以降、このスレにレスしないでください。
レスした場合特定の連立厨と同定します。
ID:x3OqPkgDは他スレでも同様の書き込みを見かけたため、連立厨と固定しました。
――STOP――
16:名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ
08/11/02 23:18:44 3cqIKa5x
もう即時条件満たしてる件
17:創る名無しに見る名無し
08/11/08 06:02:44 /blIsiLP
みてるよ!
18:創る名無しに見る名無し
08/11/23 00:45:54 UlDrR/1Y
このスレの>>1が現在も活動中なので 保守
19:創る名無しに見る名無し
08/12/09 22:30:44 9OQ0U+an
わるいけど 保守
20:創る名無しに見る名無し
08/12/10 19:49:30 2mtnRPud
1
21:創る名無しに見る名無し
08/12/11 17:29:56 ntt7+1PU
現状報告、
>>1は自作キャラロワスレを追い出される形でこのスレを立てたが、
現在、その自作キャラロワのウィキに、参加させてもらえなかったキャラを入れようとして来た。
本人がいつでも、このスレに戻ってきて、本人の好きなロワが書けるように
保守っておいてあげるから。
22:創る名無しに見る名無し
08/12/12 06:06:54 hqQ/Gqzz
見てるよ▼・ェ・▼
諦めたらそこで終わりだもんね
23:創る名無しに見る名無し
08/12/12 21:52:46 LKKjeyNw
っていうか既にもう終わってるから無駄だし早く諦めなよ
24:創る名無しに見る名無し
08/12/21 11:59:45 egafB+0L
落ちないと思うけど保守
25:創る名無しに見る名無し
08/12/28 16:45:57 uGh9eUa1
おばあさんage
26:とうとう拒否された
09/02/17 23:08:22 MN1ha8iH
URLリンク(u83ism.sakura.ne.jp)
日時: 2009/02/05 10:32:29
名前: ゆうやみ@管理人<u83ism@king-postman.com >
>鈴の音のさん
初めまして。該当のサイトを見せていただいたのですが、
「オリバトに入りますか」という質問を文字通り受け止めた答えとしては、「オリバトである」と回答させていただきます。
ただ「オリバトであるのならOBRNに登録させてほしい」というのであれば、
残念ながらお断りさせていただきたいと思います。
理由は2つあります。
●終盤を中心に支離滅裂かつ、一般の読者に対して生理的嫌悪を催す表現・描写がある。
●該当サイトの管理人は多くのトラブルを抱えているようであるが、
OBRNに登録することにより、他のOBRN登録サイトや読者とトラブルが発生する恐れがある。
前者に関しては、オリバトというジャンルの性質上、
いわゆるエログロナンセンスの類に対して非常に緩やかな対応(ほぼ無規制に近い)をしていますが、
該当サイトの文章を読む限り、良く言えば前衛的、悪く言えば病的な描写や表現が非常に目立ち、
普通のオリバトを読みなれた読者でさえ何かしら生理的嫌悪を催す可能性が高いと判断しました。
後者に関しては、作品自体とは関係が無いため不当であるという意見もあるとは思いますが、
管理人様の言動や作品の特異性を見る限り、現段階では登録しても問題が起きないだろうという信頼を抱くことができません。
また話は変わりますが、鈴の音のさんは該当サイトの管理人さまでしょうか?どうもハンドルネームが違うようですが……。
OBRNは管理者様本人の申請により登録させていただいていますので、管理者様以外からは受け付けることができません。
長くなりましたが、以上が返答となります。
意に沿わない結果かもしれませんが、御理解の程、よろしくお願いします。
27:創る名無しに見る名無し
09/02/18 01:40:43 qns1BR0s
回答者真面目な人だなぁ
外は寒かったろうに…
28:創る名無しに見る名無し
09/02/20 18:51:36 d7Vz1Wyy
まだのこってるんだ、このスレ
29:創る名無しに見る名無し
09/02/21 22:13:35 GNuwsaAW
そのうちらきロワが再利用するんじゃないの
30:創る名無しに見る名無し
09/03/16 09:34:39 J63JJa5W
うらんでやる
31:創る名無しに見る名無し
09/03/16 11:29:06 wkDDbcKs
うるんでやる
32: ◆YGvZTkqXsE
09/04/01 08:35:44 L5Tjr7YW
何かキャラクター書いておこうか?
33:創る名無しに見る名無し
09/04/01 11:34:41 1/E+gZqm
すぐに乗っ取りがくるだろうからいらないよ
34: ◆YGvZTkqXsE
09/04/01 11:55:49 L5Tjr7YW
そうだな、私の企画は潰される為にある
35:創る名無しに見る名無し
09/04/01 12:05:46 SIVH0+uh
こちらでおねがいします
バトルロワイアルパロディ開始前総合スレ
スレリンク(mitemite板)
36:創る名無しに見る名無し
09/04/02 05:36:08 Y5Qct9Qx
▼・ェ・▼
37:創る名無しに見る名無し
09/04/04 21:41:24 7Wp7glXk
書き込みテスト
38:37
09/04/04 21:42:25 7Wp7glXk
再びテスト
39:創る名無しに見る名無し
09/04/18 01:52:09 l0QZ4vxP
ここまだ使うん?
40:創る名無しに見る名無し
09/05/03 02:32:40 Z1OKVVRa
再利用して埋めてしまいたいスレですねKSKS
41:創る名無しに見る名無し
09/05/04 02:51:34 Xnnfpv84
それもまたよろしおすなぁksks
42:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:37:53 oIuB8EYb
/::.::.::/:// .::.::.::.::.::.:./ ! .::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.::.
\ ゝ‐<::./::./ .::.::.::.::\/ | .::.::.::.::.::.:: /::.::.:|::.::.::.::.::.::.::.:::
\ 〃 / _ ヽ:/::.::.::.::.::.:/\ |::.::.::.::.::.:: /::.::.:: |::.::.::.::.::.ヽ::.::
{{ / / __ ヽ ',.::/::./ `ー |::.::.::.::.:: / |::.::.:/|_::.::.::.::.:l::.::
. ─ | ! /r ) } |イ斤テ左≡ォz /::.::.::.::/ 斗七 !::.::.::.::.::.::.|::.::
. ∧ ヽヽ _/ /::! レヘ :::::::::/ /::.::. / j / | .::.::.::.::.:: |::.::
. , -―ヘ `ー /.::.| rー'゚:::::::/ /::.:/ テ左≠=ヵ::.::.::.::.::. |::.::
____/ { /.::.::.| ゞ辷zン // う。::::::7 /イ .::. |::.::.::.|::.::
彡_/ ヽ イ ::.::. | /ヘ:::::::/ |.::.::.:|::.::.:∧::.
〃 V ヽ ヽ.::.: | ヾ辷:ン /:l::.::./!::.:/
l { ∨ }__.::.|\ <! ・ /::.l::|::./│/
ヽ ヽ {  ̄ ̄ ̄`ヽ _ イ::.: l::|:/ j/
、 \ \ } ) / ̄ ̄ ̄l7::.:|::.::.j::l′ /
このスレは我々(らき☆ロワ)が乗っ取った!
43:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:39:41 oIuB8EYb
パロロワを題材にしたパロロワ―つまりは3次創作となるので、よくわからないという人はまず「2chパロロワ辞典」からどうぞ。
また、流血やキャラクターの死亡を扱う題材ですので、あらかじめそれを警告しておきます。
2chパロロワ辞典@wikii
URLリンク(www11.atwiki.jp)
前スレ
その時々に合わせて書き換えてください。
らき☆ロワ@wiki
URLリンク(www24.atwiki.jp)
らき☆ロワ専用したらば掲示板
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
【参加者一覧】
(7/7)【らき☆すた (原作)】
○泉こなた/○柊かがみ/○柊つかさ/○高良みゆき/○小早川ゆたか/○岩崎みなみ/○黒井ななこ
(6/6)【アニメキャラ・バトルロワイアル2nd (アニ2)】
○相羽シンヤ/○アルフォンス・エルリック/○衝撃のアルベルト/○Dボゥイ/○結城奈緒/○ラッド・ルッソ
(7/7)【漫画キャラバトルロワイアル (漫画ロワ)】
○赤木しげる(19歳)/○桂ヒナギク/○川田章吾/○ジョセフ・ジョースター/○パピヨン/○三村信史/○村雨良
(9/9)【テラカオスバトルロワイアル (カオスロワ)】
○6/氏/○赤木しげる(13歳)/○アナゴ/○朝倉涼子/○笑天のピンク/○真・長門有希/○南千秋/○南春香/○武藤遊戯
(6/6)【リリカルなのはクロス作品バトルロワイアル (なのはロワ)】
○シグナム/○スバル・ナカジマ/○セフィロス/○高町なのは(StS)/○フェイト・T・ハラオウン(StS)/○遊城十代
(7/7)【ニコニコ動画バトルロワイアル (ニコロワ)】
○阿部高和/○いさじ/○ゴマモン/○涼宮ハルヒ/○園崎魅音/○ピッピ/○前原圭一
(6/6)【書き手ロワイアル2nd (書き手2)】
○クールなロリスキー/○静かなる ~Chain-情~/○素晴らしきフラグビルド
○地球破壊爆弾No.V-7/○熱血王子/○忘却のウッカリデス
(6/6)【オールジャンルバトルロワイアル (オールロワ)】
○6/氏(外見がかがみ)/○6/氏(神)/○かえる/○ランキング作成人/○竜/○ロアルド・アムンゼン(その3)
(6/6)【やる夫がバトル・ロワイアルに参加しているようです (やる夫ロワ)】
○桂言葉/○キョン/○でっていう/○前原圭一/○やる夫/○ルイズ
60/60
名簿 URLリンク(blogimg.goo.ne.jp) (あいうえお順)
地図 URLリンク(blogimg.goo.ne.jp) (上が北/1マスの一辺が1km)
ロゴ. URLリンク(blogimg.goo.ne.jp)
44:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:41:00 oIuB8EYb
【バトルロワイアルのルール】
1.バトルロワイアル
参加者全員で互いに殺し合い、最後まで生き残った者が優勝者となる。
2.首輪
参加者には設定されたルールを破った場合に備え、爆薬の詰まった首輪の装着を強要する。
首輪は以下のルールを破った場合に爆発し、その者の命を奪う。
A-首輪を外そうとした場合。
B-バトルロワイアル会場の外へと出ようとした場合。(30秒の猶予あり)
C-後述される禁止エリアの中へと侵入した場合。(30秒の猶予あり)
D-24時間連続で死者がでなかった場合、参加者全員の首輪が一度に爆破される。
3.放送
バトルロワイアル中、ロワの進捗と禁止エリアを報告する放送が定時毎に会場内へと流される。
放送が流れるのは、「0時」「6時」「12時」「18時」の6時間毎、1日4回。
4.禁止エリア
1回目の放送以後、2時間毎にマス目で区切られた会場のエリアが一つずつ禁止エリアとなる。
禁止エリアは、「7時」「9時」「11時」……と増えてゆき、これは直前の放送でそれぞれ発表される。
5.支給品
参加者にはバトルロワイアルを生き抜くための道具や武器が支給される。
A-「デイパック」
他の支給品を入れて持ち運ぶためのもので、容量に制限がなく重さも一定という不思議なもの。
B-「基本支給品一式」
会場の地図、参加者名簿、メモ帳と筆記用具、方位磁石、腕時計、懐中電灯、3日分相当の食糧と水がセットになったもの。
C-「ランダム支給品」
武器や防具、道具、衣装その他諸々、内容は参加者毎に変わりそれぞれ1~3個ずつ支給されるもの。
6.優勝
バトルロワイアルを生き抜き優勝した者にはそれ以降の命と自由の保障され、その者の願いが報酬として与えられる。
7.最後に
以上以外のルールは存在せず、参加者間に禁じ手は存在しない。
また、生き残りゲームではあるがその途中で手を結んだり、徒党を組むこともルール違反には当たらない。
※
バトルロワイアルのルールは本編中の描写により追加、変更されたりする場合もある。
また上に記されてない細かい事柄やルールの解釈は書く方の裁量に委ねられる。
45:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:42:12 oIuB8EYb
【書き手向けのルール】
1.リレーSS企画
当企画はリレーSS企画です。なのでルールを無視した作品の投下は受け付けていません。ご注意ください。
2.予約制度
作品を投下するに当たっては、まず該当スレにてその旨を宣言(書き込み)してください。
必要なのは書き込んだ人の同一性を保障するトリップと、作品に登場させるキャラクターの名前です。
予約以後3日間、そのキャラクターの作品を投下する優先権利が有効となります。
期間を過ぎれば権利は失効しますが投下できなくなるということはありません。あくまで優先されないというだけです。
また失効後、続けて予約することは期限が無限に続くことと同義なのでそれを禁じます。
予約スレ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
3.修正/破棄要求
投下された作品内に修正や部分的もしくは全体として破棄する必要な箇所があると感じられた場合、
それを指摘し改善を求めることができます。
指摘に当たっては該当スレを使用し、それが正当なものであれば誰でもその権利を行使することが可能です。
要求が出てから72時間は保留期間とし、該当作品およびそこに関わる部分の進行を凍結。
話し合いや修正/破棄により解決した場合はその通りに、そうでなかった場合は作品を破棄し投下以前の状態へと戻します。
修正/破棄要求、議論スレ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
4.自己リレー
リレー企画であることを尊重し、原則として自己リレー(自作の後に自作を続けること)を禁止とします。
ただし、投下以後2週間経っても続きが書かれなかった場合はそれを解禁するとします。
5.能力制限
バトルロワイアルおよびリレーがつつがなく進行するよう、それを害する能力は制限されているとします。
全体への影響力が強すぎるものだったり、ロワが成り立たなくなる能力(例えば蘇生)などがこれに当たりますが、
制限の種類や程度はそれを書かれる方の裁量に委ねられます。
そこに問題があると感じられた場合は、「3.修正/破棄要求」に基づきそれを申告してください。
6.登場時期
その参加者が原作(元のロワ)のどの時期/状態からこのらき☆ロワに参加させられるのかは作者の裁量に委ねられます。
7.支給品の選出
参加者に配布されるランダム支給品の内容は、それを書かれる方の裁量に委ねられます。
ただし、その内容の範囲は参加者達が登場する原作内(※1)または現実世界にある物(※2)までと限定します。
また、参加者と同等に扱われるようなキャラクターや能力制限に引っかかる物の支給はこれを原則禁止とします。
(※1)らき☆ロワにおいては、「らき☆すた」「各ロワ内に登場した物」「現実にある物」が支給できる物の範囲です。
(※2)首輪探知機(レーダー)や写真付詳細名簿などのパロロワオリジナルアイテムの類もここに含まれます。
46:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:43:22 oIuB8EYb
【状態表のテンプレおよび時間表記について】
作品内の情報を共有するため、それをテンプレートにそって記し作品内に付け加えることを義務とします。
【(エリア名)/(具体的な場所名)/(日数)-(時間帯名)】
【(キャラクター名)@(登場元となる作品名)】
[状態]:(肉体的、精神的なキャラクターの状態)
[装備]:(キャラクターが携帯している物の名前)
[持物]:(キャラクターがデイパックの中に仕舞っている物の名前)
[方針/目的]
基本方針:(基本的な方針、または最終的な目的)
1:(現在、優先したいと思っている方針/目的)
2:(1よりも優先順位の低い方針/目的)
3:(2よりも優先順位の低い方針/目的)
[備考]
※(上記のテンプレには当てはまらない事柄)
例)
【3-C/駅構内/1日目-早朝】
【柊かがみ@らき☆すた(原作)】
[状態]:疲労(軽)、空腹(強)、右膝に擦過傷(軽)、左足首骨折(添え木にて手当て済み)
[装備]:ベレッタ 90Two(11/17発)、風華学園制服@アニ2
[持物]:デイパック、基本支給品一式、鷲巣麻雀セット@漫画ロワ、うまい棒@カオスロワ
[方針/目的]
基本方針:生き残るために行動する。
1:安全な場所で食事をとる。
2:つかさを殺した誰かを見つけ出し復讐する。
3:みゆきとは口をきかない。
[備考]
※ツインテールをといています。
コピペ用)
【-//-】
【@】
[状態]:
[装備]:
[持物]:
[方針/行動]
基本方針:
1:
2:
3:
[備考]
※
方針/行動の数は不定です。1つでも10まであっても構いません。
備考欄は書くことがなければ省略してください。
時間帯名は、以下のものを参照してそこに当てはめてください。
[00:00-01:59 >深夜] [02:00-03:59 >黎明] [04:00-05:59 >早朝]
[06:00-07:59 >朝] [08:00-09:59 >午前] [10:00-11:59 >昼]
[12:00-13:59 >日中] [14:00-15:59 >午後] [16:00-17:59 >夕方]
[18:00-19:59 >夜] [20:00-21:59 >夜中] [22:00-23:59 >真夜中]
47:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:44:43 oIuB8EYb
テンプレここまでです
48:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:47:22 1f90A6Fu
乙だぜー
49:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:49:54 hB2u5zsK
乗っ取り乙だぜー
50:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:50:19 O8WNGpOn
乗っ取り乙華麗にスパンキング!
51:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:51:52 QRSnU1Wt
乙です!
52:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:53:05 QRSnU1Wt
予約は途切れがちだけどそれなりに人はいるんだ、なんかほっとする
53:創る名無しに見る名無し
09/05/19 21:54:29 oIuB8EYb
張った甲斐があった
予約が途切れがちだったから心配してたんだよね
54:創る名無しに見る名無し
09/05/19 22:45:23 xcJb3wks
乗っ取り乙~。今度はここか~
55:創る名無しに見る名無し
09/05/19 22:48:08 QRSnU1Wt
そういえば次はどうしようか。この様子だと次辺りは乗っ取り候補が無い気がするが?
56:創る名無しに見る名無し
09/05/19 22:59:42 ON3qYCB4
乗っ取りスレがないならスレ立てりゃいいんじゃないのか?
57:創る名無しに見る名無し
09/05/20 01:55:21 JR2WaR0R
何、気にすることはない。
さて全裸で予約を待とうじゃあないか
58: ◆RFGz8y4N2E
09/05/21 04:10:52 dMX+e0Ce
乗っ取り乙と描いてたがまたフリーズした。故に気力的な意味でこなたと爆弾は割愛すまん。
(アニメ絵や漫画絵に描かれた自分の絵は是非見てみたいものだ。)
URLリンク(www.youlost.mine.nu)
59:創る名無しに見る名無し
09/05/21 11:03:52 x+ol5AZw
絵乙です
気長に予約待ってます
60:創る名無しに見る名無し
09/05/21 11:59:42 AjKHaf5q
凄い絵だ……
毎度乙です
61:創る名無しに見る名無し
09/05/21 19:14:18 WTmjF7f2
乙!これは良い無個性w服で辛うじてカオス6/と把握ww
やっぱり片目は見えないんだなぁ。あとRF氏は6/をよく描く気がする。1人はかがみだったけど
62:創る名無しに見る名無し
09/05/25 00:29:18 s3TFxiM8
くそ……今週は、今週こそは予約を……!
63:創る名無しに見る名無し
09/05/26 12:39:29 pUl9nYyB
予約期待あげ
たまに雑談でも・・・
アカギ班が年長・年少別れたし、合流するまで呼び方は名字に戻ると良いなぁとか最近思ってた
なんとなく
64:創る名無しに見る名無し
09/05/26 13:15:23 l8aUXoVj
ノーコメントで、
理由は悟って┌┤´д`├┐
65:創る名無しに見る名無し
09/05/26 13:22:42 pUl9nYyB
や、有事の際だけ名前呼びだと格好いいなと思っただけww
66:創る名無しに見る名無し
09/05/26 21:57:26 l8aUXoVj
人が通過していそうなので二つほど質問
1:自己リレーってもう大丈夫かな? 一月くらい経っているんだ
2:例えばだ、全裸で男と女がプロレス(NOTエロ)をしている描写を実況風を含めながら投下するとしてだ、
これはOK?
67:創る名無しに見る名無し
09/05/26 22:03:34 U60YYTbE
返答
1、いいと思います
2、俺個人はOK。らきロワはカオスとシリアスの狭間を行ったり来たりしてるしいと思うよ
68:創る名無しに見る名無し
09/05/26 22:27:40 l8aUXoVj
そうですか、なら支度をしておこうかな……
69:創る名無しに見る名無し
09/05/26 22:35:23 +4jX2dj0
勢いに乗って質問
たぶん誰も求めていないだろう、男同士の濃厚なパンツレスリング(半エロ)はOK?
70:創る名無しに見る名無し
09/05/26 22:40:00 7X82fu2D
>>69
俺だけかもしれないが裸で待ってるよ
71:創る名無しに見る名無し
09/05/26 22:40:13 l8aUXoVj
>>69
,,,,,,,、、、、,,,,,,,
(ミミミシYミシ,彡)
|f'' '''' ''ヾ|
|ミ ,,,,,,、 ,,,,,,, ミ|
}|´立) 立`|{
('l , i 、 l')
l ' `_´,丶l ナイスデース
ト .´ニ ' イ そしてレス番号もゆがみねえな
| . \ー/ \
72:創る名無しに見る名無し
09/05/26 22:40:50 4gLAfBbJ
男は度胸(ry
73:創る名無しに見る名無し
09/05/26 23:22:42 +4jX2dj0
お前ら食いつき良すぎだw
ちょっと試しに悔いてくる
74:創る名無しに見る名無し
09/05/26 23:23:45 +4jX2dj0
×悔いてくる
○書いてくる
75: ◆RFGz8y4N2E
09/05/26 23:23:58 mXcayF6a
>>66 >>69 何でもためしてみるのさ!待ってるんだぜ
>>65 名前というとこれが浮かんだが全く関係なかった
URLリンク(www.youlost.mine.nu)
76:創る名無しに見る名無し
09/05/26 23:25:41 4gLAfBbJ
兄貴www
つうかうまいなおい
77:創る名無しに見る名無し
09/05/26 23:29:13 l8aUXoVj
◆RFGz8y4N2E氏……
我がらきロワのヒロインにして救世主でありアイドルであり、最後の良心である。
兄貴うめえwwwwwwwww
78:創る名無しに見る名無し
09/05/26 23:51:01 +4jX2dj0
誰かと思ったらこの兄貴かwww
上手すぎだろwww
79:創る名無しに見る名無し
09/05/26 23:51:31 pUl9nYyB
何故wらきロワキャラじゃないしwwwしかしうます
80: ◆RFGz8y4N2E
09/05/27 00:39:23 ELP6ulf7
兄貴は俺の心の兄貴。そう思うだろうあんたも
しかしここはらき☆ロワだったねごめんねぇ社長
いざという時名前呼び、とは違うけどらき的にはこうですか。書き手さんがんがれ
URLリンク(www.youlost.mine.nu)
81:創る名無しに見る名無し
09/05/27 01:34:27 nJrLpP3e
イイ!
しかしつくづくRF氏とは趣味が合いそうだww
82:創る名無しに見る名無し
09/05/27 19:14:26 CJBIHZrS
宣伝あげ
83:創る名無しに見る名無し
09/05/28 00:59:01 HxOv+RAY
予約きたあああああああああああああああああああああああああああああああ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そして規制チェック
84:創る名無しに見る名無し
09/05/28 09:59:52 pJRIL/5y
予約来てるw
85:創る名無しに見る名無し
09/05/28 14:09:29 DzF2n83I
予約来てるこれで勝つるヒャッハー
86:創る名無しに見る名無し
09/05/28 23:50:14 Ba3ICXaQ
今から全裸待機するwktk
87:創る名無しに見る名無し
09/05/29 15:53:39 Qeduu+OX
予約きたな。
しかもマーダーいるし波乱が起こりそうでwktk
88: ◆EKhCqq9jsg
09/05/30 00:17:06 afwpAxyt
どうも脱衣拳です。
最近勢いでラジオをやることになったのでここに宣伝をさせてもらいます。
一応これでもらきロワ書き手でありますから。
ということで皆様、物凄くご暇がありましたら、
ご聴講をお願いいたします。
なお放送は5月30日午後9時から一時間ほどを予定しております。
実況スレは当日午後3時ごろに建てる予定をしております。
URLリンク(std1.ladio.net:8060) (ラジオアドレス)
URLリンク(cgi33.plala.or.jp) (視聴方法)
URLリンク(ladio.net) (ライブドアラジオだから、番組表で『脱衣拳ラジオ』を探してplayしても聞ける)
89: ◆nkOrxPVn9c
09/05/31 05:56:00 BmVodWNJ
あれ? 夜に執筆していたはずなのに外が明るいよ・・・・・・
投下します。
90:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 05:56:41 BmVodWNJ
日光が差す自然公園に、訪れたのは三人の男女と二匹の猫だ。
先頭を歩く薄茶髪のロングヘアーの少女、南春香が、立ち並ぶ木々を眺めて辺りの様子を伺う。
「ここが自然公園か・・・・・・意外と近かったわね」
「本当です。 それにしても綺麗なところ・・・・・・」
隣を歩く金髪の女性、フェイト・T・ハラオウンが感嘆の言葉を漏らす。
そよ風で草木が揺れ、少女達の髪がなびく。
人肌の温度で撫でる程度に温もりを持つそれは、周囲の景色と重なって春の一時を思わせる。
されど風は気まぐれなものだ。
「きゃ!」
大木の枝を揺るがすほどの突風に春香は思わず目を瞑る。
見られまいとスカートを抑えるが、幸い彼女の衣装はメイド服、
厚手の生地が重力を無視して翻るには至る筈もない。
その一方、彼女の足元では一匹の猫がトーンの低い声で鳴いていたが、それはまた別の話である。
「っと大丈夫ですか?」
「はい、私は平気です」
春香を気遣ったのか、フェイトが歩を止めた春香に話しかける。
笑って返す彼女を見て、フェイトも思わず笑みを零す。
なお、フェイトの現在の服は、ホーリーなる部隊の制服である。
本来は女性用も存在するのだが、今現在彼女が着ているのは男性用の制服だ。
また心細そうな猫の泣き声が聴こえてきたが、気にしてはいけない。
,ノー'/ ,、'/_,、-(
) ) Z } ) 了
_______ イ L 〈 / ,| |
'-'、 〉 | | j ( | ( ,,,r''((ノリii 从"リ リノ)ー、、 ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 飛 〉 | | ノ/  ̄ -ミi| ,, ,, ) (( リシヽ)( rァ つ 奥 南
ノ フ 了 |,, ,、-''~/、-ー―- 、,,, ,,r'((:(" " Y iiiソッ シ父シリツ:)ノ , 、-ー''")
~i 翔 ヽ j "、、,、-'":::::::::::::::::::::::::~(: j iiレ(/) ))& 彡}ナ"彡;、 '"::::::::::: イ 義 斗
ノ 了} / :::::::ヽ ミミ'W〉〉r"次、))リ彡リ 彡:r'"::: ろ //
ヒ 白 / ノ ノ /| ::::之ミ(|(((从リ;;|ノ,)(彡fi|;;/" ,,, イ ・・. 水
/ 〉゙j |'t ,ri |. / ,rー- 、 :::(ィ〉itモiiミ;i(r;;忝ヲツ}ノ/ r'' "、 | )
'"''ー、 麗 ,r"ノ イ ' 、 r" j.イ ( ,/;;( );;/::::リ;|iii、'' ̄j ,, ̄ リノ;i: |;;( ノ;;t ,,、- '"~Z 鳥
ノ // 〉 | / `'| ノ |// r''''' 、;/ :リYiii|iヽii ',j,,ニ、 ノノノ| |(_ノ;;;i、-'"::::::::::::::::/
"~'ヽ, ・・ ,r"゙ / ,、 '" |rt`::'':ー 、,''ー'";i ,,ノ(|;j|r、i|ヽ '=='ii;/,,イ';;〉-ーi''":::::::::::::::::''" '、 ̄t 拳
i i~ ,,、-" ( _,> '"(::::::::::~'''マ":::::::(( i|jij~'''`'ー '´i'"| |リノ::::r" ::'" i |,、-'ー ''"ヽr''""
ト r' ) / 2, | ::: ',:::... t、~、tt~、ヽノlリノノ イE/ン ::" :::::::: |,,,,、、、-ー ''"'" ̄(
Y | r'" / :::) | ::: リ:::::::: t、'::、~'-、辷≦,r''|lE:| :: ::",,,,,、、- ''",、-zーヲ''''フ'",、 ''"
| ノ t、 :::| ヽ.... :::" ノ、,,,,,,,,,,,,,,,t、 `~"''ti|i、:::: tiEt ::::::: ::::''"ノ r-''",r" 了 レ",、 '"
,,, ,、-ゥr''') | イ ノ ::::|/:::::::r(''"" "'"'" ~'ー-、 t巡,,,,,,、-'ー'ヽツ::::: /'"" ミ ::t / ,r'"
※イメージ映像です
91:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 05:57:49 BmVodWNJ
「ひゃ!?」
途端、もう一匹の猫が現れ、先ほどの突風にも劣らぬ速度でフェイトの横を過ぎ去る。
直後に彼女の制服の肩は切り落とされ、長いズボンもスパッツのように短くなってしまった。
せめてものソニックフォームだろう。 春香の足元にいた猫は笑みを浮かべる。
その後、猫は旋回し、フェイト達の後ろにいた男の肩に飛び乗る。
自分の席に戻った猫は高い声で鳴いて上機嫌を示す。
「にゃ!?」
フェイトの姿に見かねたのか、白髪の男、赤木しげるは己の肩に乗った猫にでこぴんを当てる。
猫は額をごしごしと擦っているが、それでも笑みを崩すことはない。
だが相対する赤木は、この中でただ一人だけ沈黙を続けている。
彼は別に自然に心酔しているわけでも、少女達の談笑を鑑賞しているわけでもない。
そのとき彼の白髪の前髪が揺れる。
「話はそこまでにしておけ。 すぐにそんな気分じゃなくなるからな」
赤木が春香達に忠告する。
風が変わった。
始まりを告げる春風の代わりに、真逆の性質を持つそれを運んできた。
暖かくはあるが、温もりと呼べるものではない。
彼らが歩を進めるたびに、生臭いそれは濃厚なものへと変わっていく。
景色は先ほどと変わらぬ木々と草花であるというのに、そこにだけ明らかに他とは違う一角を成している。
ただ、他にはない異質な物が置かれていただけだというのに。
「誰がこんなことを・・・・・・」
フェイトは、目の前の死体の惨状に声を震わせながら言い放つ。
腕、足、首、その全てが胴から別れ、無造作に地面に散らばっていたのだ。
顔を見る限りは還暦を迎えた男性だろう。
衰えた四肢の切断面から血が漏れ、歩道用に整備された地面に染み込んでいく。
散乱している座布団や拡声器は彼のものだろうか。
春香はそこから目を背け、その瞳に憐憫の情を浮かべる。
彼女らが遺体を埋葬している中、赤木はただ一人、付近を観察して思案に耽る。
(やはり首輪はないか・・・・・・)
よく見るとそこには参加者なら誰しも身に着けているはずの爆弾がなかったのだ。
大方殺されたときに盗られてしまったのだろう。
そして彼のものであろうデイバッグの中に入っていたのは食料と地図、名簿程度である。
個別に支給されたのが散らばっている座布団と拡声器なのだろうか。
こうして遺体を調べていると、先程ヒナギクの遺体を埋葬しているときに目に付いたメッセージを思い出す。
基本支給品しか入ってなかったデイバッグの名簿と、己の名簿を比較して、相違点がないか確認してみる。
92:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 05:59:37 BmVodWNJ
(アベというのはこの名簿の阿部高和のことだろう。 となるとヒナギクの死亡にはそいつが関わっていることになる。
いや、もしかしたらそいつがヒナギクを殺したのかも知れないな。 胸からはほとんど血液が出ていなかった。
となると極めて鋭利な槍かなんかで貫かれた可能性が高い。
そしてスイカというのは、ここに来る以前の阿部の知り合いだな。
大方ヒナギクは殺される直前に、阿部にスイカのことを聞かされたのだろう。 いずれにせよ阿部という男には要注意だな)
顔を上げ、春香とフェイトに視点を移す。
気づくと二人は、穴を掘る作業から穴を埋める作業に移っていた。
錯乱していたはずの遺体は既に消失し、代わりに彼女達の足元の地面が少し盛り上がっている。
『アベはスイカのせいで女嫌い』
女嫌いとなると、阿部という男はこの少女達にも容赦はしないはずだ。
仮に優勝狙いだとすると、それは男に対しても同様に襲い掛かるかも知れないが、その線は薄いだろう。
もしそうだとすれば、ヒナギクが態々このようなメッセージを遺す意味がない。
誰が己を殺したか、どのような物で殺されたかという事実ではなく、阿部という男がスイカなる者のせいで女が嫌いになったということだけ。
それはヒナギクが阿部から女に対する並々ならぬ憎悪を感じたという証拠だ。
それこそ己を殺した者を探してくれという想いを上回るほどに。
(お前はどんな想いで死んでいったんだ? ヒナギク)
散っていった仲間の生前を思い出し、再び俯く。
現場を見ていないから飽くまで推測でしかない。
男に殺意を抱いてなくても、優勝狙いの理由があって皆殺しをするかも知れない。
それともまた別の反応を見せるのだろうか。
いずれにせよ、阿部という男には要注意だ。
「どうした?」
ふと肩に目をやると、猫が毛を逆立てているではないか。
気づけばここに辿り着いた時とはまた別の空気が流れ始めている。
木々は警告するかのように葉を揺らす。
怯えるように震える草花は、無慈悲に刈り取られるかのように踏み潰されていく。
「急がば回れとはよく言ったものだ。
誰もいないから戻ってみれば、また新しい参加者がいるな」
太陽が白で照らす昼の空間、ただ一つ舞い降りたのは影であった。
褐色を通り越して闇そのものである黒い肌に、それらを覆い隠すかのように自己主張を際立てている桃色の着物を纏っている。
それを差し引いても美女に分類される整った顔立ちだ。
だがその口から零れる低い声がそれを否定する。
「貴方は・・・・・・!」
来訪者に向け、フェイトは言葉を放つ。
しかし、問われた彼はフェイトを一瞥しただけで、アーミーナイフを構える。
93:創る名無しに見る名無し
09/05/31 06:00:23 5H2qjgRe
しえん
94:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:01:42 BmVodWNJ
「お前がここにいた男を殺したのか?」
「そうだ。 そしてお前達にも悪いが同じ末路を辿ってもらう」
赤木の問いに彼は返す。
それは間違いなくここにいた男を殺害したということに他ならない。
その言葉に反応した春香は足元にいる猫に下がるように指示をし、
目の前の男を睨みつける。
「お前らは書き手じゃないようだからこれだけは言っておこう」
男は右足を前に出し、今にも斬りつけるという体制で赤木達に言葉を放つ。
赤木は拳銃を構え、男に銃口を向ける。
フェイトは苦悶の表情を浮かべつつも激戦を展開する。
春香が光に包まれ、その体が伸縮したかと思うと二シギ蛇をも上回る体長の竜が顔を現した。
されど男は怯むこともなく、ナイフを向けて走り出す。
「ごめんなさい」
☆ ☆ ☆
さて時間を数刻戻そう。
緑茂る自然公園の中、木々の隙間から顔を覗かせている者がいた。
「なぁにこれぇ」
その正体は武藤遊戯である。
派手すぎる髪型は紅葉を連想させ、春風が舞う公園でただ一つ場違いな秋を醸し出している。
投げやりに放たれた声は、目の前に広がる異臭に向けたものだ。
『酷い有様だ・・・・・・』
「全裸のおじさんのこんな姿、見苦しいったらありゃしないよ」
『いやそんなことじゃなくて・・・・・・』
「なに? 主催やってた癖に可哀想だとかそんな気持ちが湧いてくるんだ」
『そうだとしてもこれはやりすぎだろJK』
「こんなのテラカオス戦の夏奈ちゃんの扱いに比べればなんてことないよ。
全身原型留めているだけでも綺麗なものさ」
『南夏奈のことか・・・・・・一体テラカオス戦でどんなことがあったんだ?
相棒の話を聞く限り彼女は死亡しているみたいだが』
「聞きたい?」
「いや、遠慮しておく」
遊戯は満面の笑みを浮かべて、彼の中のもう一つの人格に問いかける。
半透明である闇遊戯はそれにぎょっとすると、すぐさま訂正する。
「まあとりあえずやることは一つだね」
そう言った遊戯は遺体の付近に足を進める。
まず最初に見るところは離れた首と胴体の付近だ。
すると腕には容易く通せる程度の黒い輪が転がっていた。
「ラッキー、首輪発見」
『やったな相棒!』
95:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:03:06 BmVodWNJ
思わずの収穫に遊戯は喜ぶ。
首を刈り取られたものだから、首輪も盗られているのではないかと予想していたのだ。
どうやら単なるオーバーキルらしい。
「これでこの熱血王子ってのは黒」
遊戯の左手に握られた、小型扇風機のプロペラが回転する。
参加者の首輪の位置を投影する高性能探索機能つき扇風機だ。
彼の視線よりも少し高い位置には『39』と書いてある点が北側に浮かんでいる。
少し前まではこの点はちょうど中心にあったのだ。
そしていまだに動かない『27』というのは彼の手にある首輪に割り振られた番号。
39は熱血王子であり、27は笑天のピンクという男のものだ。
大分前に熱血王子が笑天のピンクを殺したと判断して良い。
『熱血王子って男、危険だな』
「こういうタイプは絶対相手の話を聞こうとしない。
会ったら倒すか逃げるしかないだろうね」
遊戯は扇風機のスイッチを切って言い放つ。
殺す殺さない自体の理由はどうでもいい。
問題は死体の惨状だ。
埋葬されてない時点で最初から殺すつもりだったということがわかる。
そもそも殺意がない場合では、全身バラバラにすることはない。
このピンクなる男が熱血王子に襲い掛かった可能性も否定できなくはない。
それなら殺してしまっても仕方がない。
だが熱血王子にはマーダーに仕立て上げる要素があった。
「その証拠がこれ」
観察した首輪を指でくるくる回しながら遊戯は言う。
このゲームの脱出には間違いなく首輪の解除が必要だ。
その貴重なサンプルとなるこれをどうしてそのまま放置しているのだろうか。
回収するほど頭が回らなかった可能性もあるが、ゲーマーである武藤遊戯は最悪の可能性を優先させる。
『ゲームに乗ってるということだな』
「そういうこと」
首輪を回収せず殺す、それは間違いなく闇遊戯が言うことに他ならない。
物色を終えた遊戯は首輪を自分のデイバッグに入れる。
そして再び茂みに隠れ、高性能探索機能つき扇風機のスイッチを入れなおす。
見れば熱血王子の反応が北でそのまま停止している。
すぐ隣にはアムンゼンなる人物の反応も見える。
予想が正しければアムンゼンの命も危ないだろう。
『おい相棒。 そろそろここから離れた方が良くないか?』
殺人者と思われる者が近くにいるのだ。
いつまた戻ってきて自分達に襲い掛かってきてもおかしくはない。
この事態に闇遊戯は警告をせずには入られない。
「まあ大人しく見ててよ。 まだ確かめたいことがあるんだ」
遊戯は動揺した闇遊戯を宥めるように言い放つ。
投影された映像の北東には、自分とも熱血王子とも違う三つの反応がこちらに向かって近づいていたのだ。
☆ ☆ ☆
96:創る名無しに見る名無し
09/05/31 06:03:51 5H2qjgRe
支援!
97:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:04:28 BmVodWNJ
ごめんなさい。
夜明けが来る前にも男は同じことを言っていた。
それは誰に向けられたものなのだろうか。
あの時の彼はその言葉を誰とも知れぬ虚空に向かって呟いていただけだった。
それがつかさと救えなかった自分と重なった気がして、
だからこそ彼を助けることが己への救済に繋がる気がして、フェイトは男に言い放った。
「教えて! 一体何があったの!? 何がそんなに貴方を苦しめるの!?」
男は彼女の言葉に介さず襲い掛かってくる。
しかし返答を期待していた彼女は反応に遅れてしまう。
凶刃が彼女の腕を刈り取らんとしている時、銃声が彼女の耳元に入ってきた。
「何をしているフェイト。 そいつは殺し合いに乗っている。
説得を試みるだけでは死ぬぞ」
アカギの忠告の直後、男の頬を銃弾が掠る。
すると、対多数戦における己の状況が理解できたのか、
フェイトの横を通り過ぎ、銃を持ったアカギに向かって走っていった。
銃はある程度距離を取った状態から攻撃できるのだから強いのである。
数十センチ程度の距離であればナイフとさほど有利不利の差はない。
俊足の速さで懐に飛び込まれたアカギは、距離を突き放そうと前蹴りを放とうとする。
「じゃあ先に足と行くか」
蹴りを横に避けた男は、今度はその足を切り落とそうとナイフを振り下ろす。
しかしアカギの足が落ちることはない。
男はすぐ後に迫った巨体を感知して、バックステップをしてアカギの傍を離れる。
すると二人の間を遮るように巨大な頭が現れる。
竜となった春香は、本来の体長は大きく制限されているものの、それでも人間から見れば巨体に映るのだ。
続いて人の肩幅ぐらいある太さの体が現れ、そこから突き出すかぎ爪が男の肉体に掴みかかろうとする。
「《破棄すべき全ての手(リスト・ブレイカー)》」
されど彼の体に爪が食い込むことはなかった。
男によって切り落とされたからだ。
鱗にぽっかり空いた赤い穴だけが、そこに腕が合ったということを証明している。
「大丈夫か春香?」
『ええ、これぐらいなら平気・・・・・・』
竜の口からその風貌にそぐわない、されどその鱗のように透き通っている声が漏れる。
言葉では問題ないとは言っているが、声のトーンが低くなっており、少なからず痛みはあるようだ。
だが攻撃の手を緩めるわけにはいかない。
すぐさま春香は尾を振り回して男を牽制する。
距離が離れたことを確認すると、彼女は口元に水を溜め始める。
『リキッドキャノン!』
98:創る名無しに見る名無し
09/05/31 06:06:31 5H2qjgRe
うおぉう支援
99:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:06:40 BmVodWNJ
打ち出された水の塊は形を崩さぬまま男に向かって勢いよく飛んでいく。
1メートル大のそれを男は直感的に防げないと判断したのか、今度は横に跳ねて避ける。
目標を失ったそれは木々の群れに激突し、それらを粉砕して形を失う。
これではまるでバズーカーだ。
液体で行ったとは思えない背後の惨状に、男は冷や汗を流す。
そしてナイフを握り直そうとした彼の前に新たな相手が立ちはだかる。
「もう一回、もう一回だけ聞くけど」
男は、目の前のフェイトを邪魔だと言わんばかりにナイフで切りかかる。
しかしそれは、激戦の十字の刃によって止められた。
その後男は何度もナイフを振るうが、全て激戦に遮られる。
金属がぶつかる音が響くが、それでもフェイトは言葉を続けるのをやめようとしない。
「殺し合いが始まった直後、確かに貴方は泣いていた。
貴方がなのはに似ているなんてことはもうどうでもいい。
ねえ、教えて、貴方の苦しみを。
もしこれが苦しんだ末に出した答えなら・・・・・・」
受け止めてあげる。
そう言おうとした瞬間に彼女の左腕は切り落とされた。
だが、激戦の効力によって落ちた腕は欠けた部分と接合され、傷跡も見せぬほどまで修復される。
それを見るなり男は顔を歪ませる。
両目が欠けている彼だが、黒に汚染されていない気配を感じ取ることはできるのだ。
しかし彼女の声を聴いているうちに男は思いついたような声を上げる。
「ああ、あの時の女か」
「はいそうです!」
「俺の名前は熱血王子、悪いな心配かけてしまって。
だがもういいんだ。 俺は誰にも許されなくても構わない」
淡々と綴られる言葉にフェイトは安堵する。
そこには以前のように他人に救済を求めていた影の姿はない。
正面を見据え、己の道をしっかり歩き続ける信念を持つ男の姿だ。
だからフェイトは油断したのである。
目の前の男が何者であるかということを一瞬忘れさせるぐらいには。
「だから今一度言っておこう」
次の瞬間彼女の首が飛んだ。
腕が飛んだ、足が飛んだ。 首と名のつく箇所が全てフェイトの胴体から別れて散った。
地面に落ちる胴体と首を見下ろして彼は微笑みながら言い放つ。
「ごめんなさいとな」
☆ ☆ ☆
100:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:08:57 BmVodWNJ
「ククク・・・・・・やはり当に説得できる域を超えているようだな」
「まあな、元々俺は誰にも許されない存在なんだ。
だからどんなに憎んでもらっても構わん」
フェイトの惨状を気にせずに、アカギと熱血王子は会話を続ける。
傍から見れば彼らの声は完全に同じ物で、目を瞑れば独り言を言っているかのように聴こえるだろう。
「そうか・・・・・・ならばこちらも容赦はしない」
「ほざけ、最初から殺る気だったんだろ?」
「お前もな・・・・・・ッ!」
言い終えると同時にアカギは銃弾を放つ。
それに合わせて熱血王子は着物を翻し、跳躍をする。
離陸地点の2メートル先に着地した熱血王子は、新たに放たれた銃弾を避けながらアカギに向かって走り出す。
直後予想通りに竜となっている春香が尾による薙ぎ払いを放った。
「生憎そんな単調な攻撃に何度もかかってやるほどヘタレじゃないんだよ」
すると熱血王子は走り高跳びの容量で尾の上をすり抜ける。
アカギはそれを予測していたのか、春香の体の上から現れた彼に銃を向ける。
反転する景色の中、銃口を向けられた熱血王子が取った行動は守りではなく攻め。
アカギが引き金を引くよりも先に手首を刈る。
常人ではこの発想に至ることすらないだろう。
だけど熱血王子にはそれができる。
ウルトラマンの肉体が持つ超人的な身体能力なら、人間ではできないことを可能とする。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
突如、獣の喚き声が聞こえた。
咆哮と呼ぶには余りにも心元無い。
だがその糾合は二人の呼吸を乱すには十分だった。
アカギの肩に乗っていた猫が熱血王子の顔に飛び掛ったのだ。
熱血王子は地面への頭からの激突を免れるべく受身を取るものの、猫は離れる気配を見せない。
一旦アカギの射程から離れるために、その場から跳躍して春香を飛び越える。
アカギは追撃を試みたものの、防壁になっていた春香の巨体が今度は単なる壁となって彼の視界を遮った。
「お前は邪魔だ」
顔に張り付いた猫を熱血王子は無理矢理引き剥がす。
黒い肌から流れる血液を拭いながら、猫を投げ捨てる。
体をしならせ着地に備えようとするも、慣性に逆らうことはできない。
101:創る名無しに見る名無し
09/05/31 06:10:29 5H2qjgRe
にゃああああ支援
102:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:10:56 BmVodWNJ
『猫ちゃん!』
春香は投げられた運動エネルギーを消せぬまま、茂みの中へと吸い込まれていった猫に向かって叫ぶ。
すると熱血王子は彼女を嘲笑うように彼女を見据える。
「猫一匹を心配する暇があったらもう少し仲間を気遣ったらどうだ?」
「・・・・・・ッ!」
アカギはその声にフェイトの方向を振り向く。
彼女は激戦を杖代わりにしたまま、喉元を押さえているではないか。
武装錬金『激戦』の特性は高速自動修復だ。
槍を持ち続けている限りは肉体の火傷、切断、粉砕、あらゆる破壊から修復されるはずである。
もちろん消耗もあるものの、彼女の体力ならば1,2回程度は黄泉還って戦闘を続行することができるだろう。
よってそのうち再び戦闘に戻ってくると予測していた。
『フェイトさん!フェイトさん大丈夫ですか!?』
春香がフェイトの元に寄る。
その後何度も呼びかけるが、一向に返事が来ない。
フェイトの顔が上がる。
まず春香の目に入るのは苦悶の表情を浮かべながら血を吐き続けている彼女の顔。
白い肌を赤く染め、顎を伝る。
『あ・・・・・・何・・・・・・これ?』
その先を見て、春香は驚愕した。
喉がある場所からナイフの柄が突き出していたのだから。
「俺は漫画ロワの書き手・・・・・・っと言ってもお前らにはわかりそうにもないか。
ともかく俺は参戦作品である武装錬金の核金の特性ぐらい把握している」
熱血王子の言葉にアカギの目が見開く。
迂闊・・・・・・ッ! 極めて迂闊ッ!
自分達は激戦の性能に慢心し切っていた・・・・・・
銃に弾数という制約がついているように、どんなものにも必ず欠点が存在する・・・・・・
高速自動修復、それは確かに非常に魅力的ッ!
だがこれにも制約がついていることを考慮していなかった・・・・・・ッ!
体力の問題? 馬鹿言え、そんなものは装備者の鍛錬でどうにかなるもの・・・・・・ッ!
そうではなくもっと根本的な欠点が・・・・・・
「『高速』で『自動』。 それってつまり、修復する『速度』も『タイミング』も自分で調整できないってことだよな?」
得意気に語る熱血王子にアカギと春香は全てを理解した。
一見万能に聞こえる能力も、実は大きな欠点が存在した。
如何なる状況に置いても本人の意思に関係なく修復がされる。
だから切断部に異物を挟まればこの通り、今のフェイトのように苦しみ続けるわけである。
ナイフは深くまで首にめり込んでおり、引き抜こうとしても柄が引っかかってしまう。
「・・・・・・ッ!」
フェイトは歯を食いしばって立ち上がる。
喉が潰れてしまったため声は出せないが、その眼に浮かぶ炎はまだ消えていないのだ。
☆ ☆ ☆
103:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:12:00 BmVodWNJ
「・・・・・・にゃ?」
自然公園の一角の草むらで猫は己の状況を確認する。
主人を襲う輩に掴みかかり、主人を守ったはいいものの、体格差には勝てずに投げ飛ばされてしまったのだ。
うまく着地をとったため特に外傷は見られない。
今にでも主人の元に戻ろうと主人達がいた方角を確認する。
だが猫の耳に声が入ってきた。
「あーあ、これは酷いね」
『熱血王子は見立て通り完全に黒。 となるとそろそろここを離れるか?』
「そうだね。別世界のアカギくんも大体把握したし、春香さんもいるから大丈夫だとは思う。
もっともあのフェイトって人はもう無理っぽいけど」
『まさか核金の短所を利用されるとはな・・・・・・』
「それより僕が気になるのはあの首輪だね。 普通、首が飛んだら首輪は外れる。
なのにも関わらずフェイトの首には今もなお、綺麗に首輪が嵌まっているのさ。
修復されたところ見た? 飛んだ首と一緒に首輪もくっ付いていたんだよ」
『何? となるとこれも制限の一種なのか?』
「そう。 あの首輪自体も激戦からは、体の一部として扱われているみたいなんだ。
武装錬金自体を誤認させる何かが仕掛けられているのかも知れないね」
薄気味悪い。
それが紅葉の髪型の少年に対する第一印象だった。
独り言という時点で十分怪しいのだが、猫が警戒しているのはそのようなものではない。
野生の本能が少年の内部に潜む闇を察知する。
その出入り口となっているのが彼の胸元に下げられた、三角錐のペンダントだ。
少年が立ち上がり、ペンダントが揺れて刻まれた瞳のシンボルと眼が合ってしまう。
『北西から二人組みが近づいて来ているな・・・・・・』
「名前はChain-情とかえるか・・・・・・彼らもまた、僕達には未知の相手だ」
『それにしても東も南も密集地帯か。 これは下手に動けないな』
「その代わり全然動いていない参加者も結構いるよ。 放送で呼ばれた人も何人か混ざっているだろうね」
『だが生きている可能性もあるぞ』
「ああそうさ。 だから確実に死んだと思われる人間を狙う」
『となるとあそこしかないな』
すぐ横にいた猫の存在を知ってか知らぬか、武藤遊戯は歩き出す。
目的地は先程いた洋館だ。
お目当ての品は己の首にかけられた物と同質の物。
熱血王子が生きてるとすればまた波乱が巻き起こるだろう。
気づけばホテル中心を取り囲むように大多数の参加者が存在しているのだ。
ならば自分が取る行動は首輪の解除のみ。
「熱血王子が生きていれば殺し合いは加速するし、死ねば首輪のサンプルが増えるだけさ。
アムンゼンの首輪を回収した後、熱血王子の反応を見て自然公園に行けばいい」
『そうだな』
追いかけることもできないまま、少年は猫の視界から消えて行った。
大人しそうな口ぶりを見せる表と、奥底に潜む裏。
猫が感じた闇は、果たしてどちらのものだったのだろうか。
104:Ego-Eyes Glazing Over
09/05/31 06:14:17 BmVodWNJ
【C-4/北側/一日目 昼】
【武藤遊戯@カオスロワ】
【状態】闇AIBO
【装備】ワルサーPPK改(28/30)@現実 千年パズル@カオスロワ クレイジー・ダイヤモンドのDISC@漫画ロワ
【持物】支給品一式、遊戯王カード@ニコロワ、高性能探索機能つき扇風機@書き手ロワ」
【方針/思考】
[基本方針]
この世界のロワ主催者に、僕はなる!!
1、洋館の首輪を回収する。
2、回収を終えたら、自然公園の首輪の動きの反応を伺って、様子を見に行く。
3、この首輪探知機を使えば誰にも関わらず、空気になるのは簡単そうだな。
4、涼宮ハルヒが死んでくれると助かる。
5、自分に関係ないところで主催の興味を引くような事を行わせたい。長門さんの目的が読み通りなら好都合。
6、クレイジーダイヤモンドの使用を控える気はない。
7、首輪の解除に備える。
※六期カオスロワ死後からの参戦です。
※主催者が時間を時間を操る能力を持っていると推測しています。
※闇のゲームにはほとんど制限が掛かってませんが、チート能力はほぼ封じられてます。
※ワルサーPPK改はただ弾が増えただけです。
※遊戯王カードの内訳は次の書き手さんに任せます。
※千年パズルがあれば誰でも中の遊戯とは話せます。
※クレイジーダイヤモンドの使用による精神疲労は表に出てない方の遊戯に掛かります。
※ハルヒはカオスロワレベルのチート力を持つと予測しています。
【闇遊戯@カオスロワ】
【状態】健康
【方針/思考】
[基本方針]
AIBOに付いて行く
1、AIBOは俺の無念を晴らすために主催になろうとしてるのか?
2、AIBOにばかりいいところを取られて空気になりたくない
3、元主催の俺がロワを成り立たせなくていいのか・・・・・・? まあ、相棒はいいって言ってるし、大丈夫だろう
※5ndで主催をやっていた時、幕張メッセに飛んだ後からの参戦です。
※『AIBO』がいなくなったり、信頼出来なくなったら、マーダーに戻る可能性があります
105:創る名無しに見る名無し
09/05/31 06:14:23 5H2qjgRe
支援
106:Ego-Eyes Glazing Over 後編
09/05/31 06:16:28 BmVodWNJ
☆ ☆ ☆
みんな何かに縛られて生きている。
夢も希望も、欲望も絶望も全て等しく人を縛り付ける。
夢というのは呪いと同質だ。
呪いを解くには夢を叶えなければならない。
だが、途中で挫折した人間はずっと呪われたまま。
「・・・・・・ッ!」
『フェイトさんもうやめて!』
春香の訴えを無視してフェイトは立ち上がる。
喉に食い込んだナイフが動くたびに激痛を上げ、
それを補うための激戦の修復が彼女の体力を奪う。
だがそれらは彼女から意識を奪うには至らない。
そして彼女は首のナイフに手をかける。
「まさか・・・・・・ッ!」
アカギは見た。
フェイトの瞳に宿る並々ならぬ意思を。
一種の狂気にも似た輝き。
だからこそできる行動、ナイフを握る、フェイトの左腕に力が入り、彼は興奮する。
肉を引き千切る音が聞こえたかと思うと、鮮血が舞う。
勢いよく噴出した紅は、ホーリー隊員の制服を紅に染め上げていく。
喉から肉がむき出しになるが、それは右手の激戦によりすぐに修復され、何もなかったかのようになった。
ナイフを投げ捨てたフェイトは膝を着くが、激戦を杖代わりにして熱血王子を見上げる。
「この・・・ぐ・・・らい・・・・・・の痛・・・・・・みな・・・・・・んて・・・が・・・・・・まん・・・・・・でき・・・・・・るよ・・・・・・」
途切れ途切れに彼女は言い放つ。
修復により損傷は皆無だが、精神はその限りではない。
代償として疲労が彼女の心と体を磨耗しているのだ。
だが彼女はそれでも熱血王子を止めるという想いだけで己を支えている。
「激戦なんて本当に厄介なもん支給されたな・・・・・・」
醜態を晒すフェイトに熱血王子は思わず苦笑する。
彼女の目に映るのは彼自身の、否、全ての参加者の救済だ。
己の身すら問わぬ自己犠牲、これはつかさを失ってしまった想いによって加速させているのだが。
「ならば俺は敬意を持ってお前を殺そう!」
107:Ego-Eyes Glazing Over 後編
09/05/31 06:17:16 BmVodWNJ
だがそれに揺さぶられる熱血王子ではない。
フェイトに信じる願いがあるように、熱血王子にも譲れない決意があるのだ。
彼は殺人者としての自分を肯定するために、ナイフを振り上げる。
かつて偽の殺人者でしかなかった自分自身への贖罪のため、邪魔なものを断ち切り続けるのだ。
目が見えないことは今の彼にとっては幸福でしかなかった。
フェイトの懇願に視線を向けるなんてことがないのだから。
喩えこれから悲痛に叫ぶ者がいたとしても、その者の表情を認知することがないのだから。
だから彼の目には贖罪への道しか映ることがない。
「それなら・・・・・・私は・・・・・・貴方を・・・・・・止める!」
フェイトは激戦を振り回して熱血王子のナイフを弾く。
彼女の気迫は、献身で壊され続けた彼女の心を感じさせることはない。
されど熱血王子のナイフの連撃は止まることを知らない。
一発一発が手首を刈り取るために全力で振り下ろされるので、
受け止めるたびに激戦が彼女の掌から離れようとするので、それを抑えるために必然と防戦に回ってしまう。
「守ってばかりじゃ俺を止められないぜ」
「フェイトだけであればな」
直後、銃弾が熱血王子の横を掠った。
ただし今回は頭から大分下の腹の位置だ。
熱血王子は銃声の方角を向くと、そこには白髪の男が立っている。
『私もいるわ』
アカギの横に現れるのは竜となっている南春香だ。
さっきとは違って彼らからは殺意が消えている。
「アカギさん・・・・・・春香さん・・・・・・」
「ククク・・・・・・少しお前に付き合ってみたくなったッ!」
『あんまり一人で背負い込まないでください。 私達が支えてあげます!』
己自身を許すために目の前の全てを壊し続ける男と
彼を救うために己を壊していく女、そこにどのような差があるというのか。
嵐のような時代も傍から見ればただのクロニクルに過ぎない。
その度に傍観者の振りをしていた。 見て見ぬフリをしていれば良かった。
ただ、それでは何度も後悔をする気がした。
どうせ後で忘れたような顔をしていても、また誰かのエゴが仕掛けてくるのだ。
ならば立ち向かおうではないか。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
☆ ☆ ☆
「3対1、いや4対1か」
銃口を向けたアカギと竜となった南春香、それに猫が一匹が、フェイトを支えるかのように並んでいる。
しかしそれで退くわけにはいかない。
所詮どいつも生物だ。 首を刈り取れば死に絶える。
不利ではあるが、勝てぬ可能性は0ではないのだ。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
108:Ego-Eyes Glazing Over 後編
09/05/31 06:18:53 BmVodWNJ
自分が投げ飛ばした猫とは別のそれが襲い掛かってくるが、何度も同じ手に引っかかる俺ではない。
滞空する猫の首を絶つためにナイフを突き立てる。
「こっちを忘れてしまっては困るな」
直後、手元を銃弾が掠った。
その性でナイフの振りは1ワンポ遅れてしまう。
咄嗟に横に跳ぶことで猫の攻撃は避けたものの、追撃としてフェイトの激戦が己を貫かんとしているではないか。
否、正確には彼女の狙いは熱血王子の腕。
今腕を貫かれてしまえば、ナイフは落とされ、それの回収のために大きな隙ができてしまう。
「ちぃ!」
激戦を下に弾き、一旦バックステップを取る。
しかし己の周囲が突然青に覆われる。
竜が巻きつきを行おうとしているのだろう、このままでは締め付けられ、完全に拘束されてしまう。
かと言ってリスト・ブレイカーだと腕を切り落とすので精一杯だ。
手首足首を断ち切ったところで結果は変わらない。
(ならば!)
この状況でがら空きな上空に向かって飛び跳ねる。
予想通り竜が飛翔して追いかけてきた。
本当ならば、この場にさっきの水圧弾でも打ち込んでおけば俺は一溜まりもないのだ。
それをしないということは、俺を生け捕りにするという証拠だ。
(だから勝機が見出せるんだよ)
竜の頭を踏みつけて、適当な地面に着地する。
同時に猫が足を引っかいてくる。
蹴り飛ばしたのだが、次の瞬間轟音とともに俺の左肩に痛みが走る。
「まずは一発だ」
そう言い放った男はアカギだ。
すぐ上から竜が再び自分の元に舞い降りてくる。
銃弾が切れるまで防戦を試みたのだが、そうも言ってられないらしい。
立ち止まっているとすぐさま次の銃弾が襲い掛かってくる。
(倒せるやつから倒すしかないな。 となると・・・・・・)
フェイトの攻防をいなしながら思考を進めていく。
まず目の前のフェイトはどうだと聞かれても期待できない。
この女は相当体力を消耗しているはずなのに、俺に立ち向かうことをやめようとしない。
何より激戦の特性が厄介だ。 先程の仕込みに使ったナイフはフェイトの足元に転がっている。
だがあれを回収しようとすればまた周囲のやつらの妨害が入るだろう。
結局のところ、彼女のスタミナ切れまで粘るしかなく、多数を相手にしているこの状況では愚策にさえ思える。
だからといって、アカギを狙うとなると必ずあの竜が妨害を仕掛けてくるのだ。
その竜は硬い鱗に覆われているので、普通ならナイフが刃こぼれしてしまうのがオチだ。
どこの首を切っても竜の攻撃力も機動力も奪うには至らない。
(待てよ? 手足を切っても無駄ということは逆に・・・・・・)
動きが鈍くなったフェイトにリスト・ブレイカーを放つも、またもや銃撃によって遮られる。
彼女との消耗戦をやめた俺は、今頭に浮かんだことを実行するために、一度フェイトから距離を取り、アカギに近づく。
すると予想通り竜が現れるではないか。
109:創る名無しに見る名無し
09/05/31 06:23:01 5H2qjgRe
支援っ…!
110::Ego-Eyes Glazing Over 後編:代理
09/05/31 06:43:19 trsXfR+3
(やって見せるさ、絶対にな!)
危険ではあるが、うまくいけばこの状況を引っ繰り返すことができる。
目の前に立ち塞がる青い壁に向かってナイフを振り上げる。
「《破棄すべき全ての手(リスト・ブレイカー)》ブラストモード・・・・・・」
言葉を紡ぐと自分の中の黒さが更に深みを増していくのが手に取るようにわかる。
同時に辺りの空気も俺に合わせて濁ってくれてるかのようだ。
本来は7箇所の人体の首を切る技、だから人ならぬ存在には通用しないと思っていた。
だが・・・・・・
「《破棄すべき全ての首(ネック・ブレイカー)》ーーーッ!!!!」
狙うは首ただ一つ。
連続攻撃ではない時差の存在しない同時攻撃。
それが竜に向けて放たれる。
『え・・・・・・?』
春香は何が起こったか理解できなかった。
彼女の体が一刀両断され、上半身と下半身に当たる部分がそれぞれ別れたのだ。
結論として、ネック・ブレイカーは彼女のもう一本の腕も足も切り落とすことはなかった。
熱血王子が狙ったのは彼女の胴体の関節唯一つ。
一点へと集中された同時攻撃は、竜の鱗をも切り破り、ついには断つまでに至ったのだ。
半身を失った彼女は、主を失った胴体とともにそのまま地に落ちる。
痛みに悶えながら全身を痙攣させている。
春香の傍に駆け寄った猫は彼女を心配そうに見つめていることしかできない。
「ちぃ!」
虚を着かれたアカギにナイフが伸びる。
直前で手を引っ込めたから切り落とされることはなかったものの、
直後に放たれた蹴りにより、握っていた拳銃が飛ばされてしまう。
111::Ego-Eyes Glazing Over 後編:代理
09/05/31 06:44:18 trsXfR+3
☆ ☆ ☆
「春香さん!」
地に伏せた彼女を見てフェイトは叫ぶ。
しかし疲労が彼女の全身の血液に溶け込んで、鉛と化したかのように動くことはない。
この場で予想していた最悪の可能性が脳裏を駆け巡る。
映ったビジョンに仲間と共に談笑する自分の姿はない。
(これじゃまるであの時と・・・・・・)
つかさが見せしめにされたことを思い出す。
続いてなのはが、アカギが、春香が、千秋が、フラグビルドが、バトルロワイアルで関わった者全てが血に塗れて倒れていく。
その癖自分は何もできないまま、そこから目を逸らそうとしている。
ごめんなさい。 それを言えば救われる気がして、ただひたすら謝り続ける。
それで何もかも済ませる自分が嫌だった。
「もうちょっとだけ、動いて・・・・・・」
激戦を両手で掴み、刃がついてない部分を地面に置いて立ち上がる。
一体どのくらいこのポーズをとったのだろうか。 我ながら情けなくなってくる。
だがもうどうでもいい。
誰かに許されるためだけの、上っ面だけの謝罪はここで断ち切ってしまおう。
どんなに傷つき倒れたとしても、私にはこれしかできないから。
何が最善なのかなんてわからないから、目の前の人々を守る。
「これを・・・・・・」
足は碌に動かず、歩を進めることさえできないが、立っていられればそれでよい。
己の体を支えられるだけの体の余裕があれば良いのだ。
激戦を逆手に持ち、大きく腕を下げる。
ふらふらして狙いがうまくとれないが、倒れさえしなければ問題ない。
体をしならせ、激戦の刃の角度を上や下に向き過ぎないように調整する。
「届いて!」
そして彼女の手の平から激戦が放たれる。
目標まで後3メートル、助走も無しに投げられたそれは、さほど初速はつけられない。
だがそれでもすぐに落ちることはなく、それなりに高度を保って飛んでいる。
目標まで後2メートル、ここで周囲の空気に変化が起き始める。
風が吹き抜けた。
微弱なものであるが、激戦の広い面積の刃を僅かに押し上げたのだ。
目標まで後1メートル、高度を落とした激戦は、重力によって加速し、
その刃を、アカギに襲い掛かろうとしている熱血王子に向ける。
そして丸腰となったアカギに止めを刺そうと、詰め寄るが、熱血王子は突然振り返る。
その目に映るのは持ち主を失って飛んでくる激戦だ。
風を切り裂いて飛んでくるそれを確認した後、それを弾き落とす。
地面に落ちるそれを一瞥すると、熱血王子は武器の持ち主の姿を見据える。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
「己の身を守る物を自分から手放すとは、そこまで弱っていたのか」
フェイトは敵の前であるというのに、うつ伏せとなって倒れている。
自らの足で迎えないのならば武器自身にそれを託すしかない。
故に最後にできたことは武器の投擲だった。
112::Ego-Eyes Glazing Over 後編:代理
09/05/31 06:52:25 trsXfR+3
「だがそれも無駄に終わった。
俺に命中すればもしかしたらどうにかなったかも知れないけどな」
どれだけ足掻こうが、結果的には仲間を助けることができなかった。
彼女の元に歩み寄って熱血王子は、フェイトの首を持ち、そのまま無理矢理彼女を立ち上がらせる。
「今回3度目の使用になるがな。
お前は敬意を持って殺そう。
《破棄すべき全ての首(ネック・ブレイカー)》」
言葉とともにフェイトの肉体が切り刻まれる。
手足が舞い、無造作に首が落とされる。
今度は激戦による修復もなく、落とされた首はそのまま地面に転がっているだけだ。
心の中でごめんなさいと謝りつつも、熱血王子は満面の笑みを浮かべる。
これで許されるまでの道のりが短くなったのだ。
このまま着実にスコアを増やしていけば、いずれは頂点に辿り着く。
両の目は失われたが、心だけはいつも贖罪の方向へ向いている。
言い換えてしまえば盲目。
だからこそ気づけなかったのかも知れない。
頭だけのフェイトの顔が、確かに微笑んでいたことを。
「―――ッ!!!」
次の瞬間、熱血王子は声にならない悲鳴を上げる。
背中に感じた激痛の正体を確かめるべく、背後を振り返る。
その人物の正体に、彼は己が目を疑った。
「南・・・・・・春香だと!?」
立っていたのは槍を構えた下着姿の少女だ。
刃の先端には血が付着している。
背中を袈裟切りに払われたのだろう。
焼き尽くされるような痛みが彼を蝕んでいく。
濃い桃色の着物を、更に濃い紅が侵食していく。
「フェイトさんがこの槍を私にくれたおかげで私は救われた」
春香の一声で熱血王子の中に潜む僅かな疑問が消えた。
そう、あの時フェイトが激戦を投げたのは己を貫くためではない。
半身が欠けた南春香を助けるため。
もし激戦が検討違いの方向へ飛んでいったら、
もし自分が激戦をそのまま回収していたら、
もし南春香の竜変身の時間がもう少し短かったら、
それらのIFが一つでも欠けていたら、今に繋がることはなかっただろう。
「だからこそ私は貴方を殺さない。 お願いします。 貴方ももうまともに戦える状態じゃありません。
どうかこのまま・・・・・・」
この後に及んでまだ自分を生かそうとするのだろうか。
彼女は白い。 彼女に遺志を遺したフェイトも白い。
「だが断るッ!」
故に彼女らの頼みを聞き入れることはない。
白と黒は互いに相容れぬ者だ。
だから自分は湖の中に飛び込んだ。
勢いをつけたせいか、深くまで沈んでいくのが分かる。
肌の色に近い、赤黒い血液が背中から溢れて湖を汚く染め上げる。
そうだ自分は汚れ役。
確固たる意志を持ったマーダーは対主催に溶け込むことなどできるわけがないのだ。
疲労は溜まっているが幸い傷は浅い。
今はせめて、水に流されよう。
113:代理投下
09/05/31 09:09:04 lSg3ubWX
【D-4/湖/1日目 昼】
【熱血王子@書き手2nd】
[状態]:黒化、両目損失(感覚に影響なし)、歪んだ笑み、変身中、疲労(大)、背中に浅い傷
[装備]:朝倉涼子のアーミーナイフ@書き手2nd、ピンクの着物@笑点のピンク
[持物]:デイパック、基本支給品一式、薬草×8@ニコロワ
[方針/行動]
基本方針:自分を自分で許せるようになるために、笑って殺して優勝する。
1:黒く染まってない奴を優先して笑いながら殺す
2:白に寝返りそうな奴も笑いながら殺す。
3:かつて戦った書き手ロワ出身者(下の※参照)は、特に確実に殺す。
※次にどこへに流されるかは次の書き手さんへ任せます。
※書き手ロワ2nd、247話「熱血対熱血~正義の系譜~」熱血怪人との戦いの直前から参加
※愛媛への恐怖を一部克服しました。黒さとマーダー路線はそのままです。
※書き手ロワ2ndで(この参戦時期で)遭遇したことがあり、かつこのロワに参戦しているのは、以下の2名。
クールなロリスキー@書き手2(外見:柊かがみ)と、忘却のウッカリデス@書き手2 です。
ただしどちらも名前は知らず、また、ウッカリデスは当時仮面を被っていたので顔も知りません。
「逃げられたか・・・・・・」
湖へ沈んでいった熱血王子に、アカギは舌打ちをする。
「アカギさん・・・・・・」
「そうだな」
いつのまにか戻ってきたであろう、二匹の猫を抱きかかえた春香は肩を落としながらアカギに言う。
春香の視線の先にあるのはかつて仲間だった女の遺体だ。
彼女に付けられていたであろう、首輪を回収したアカギは、フェイトの付近に落ちていたサバイバルナイフを拾って土を削る。
時刻は既に12時近く。
まもなく鳴るであろう放送を前に、二人はただ、穴を掘っていた。
まるで、フェイトと居た時間を掘り返すかのように。
【C-4/自然公園/1日目 昼】
【赤木しげる(19歳)@漫画ロワ】
[状態]:健康、額に引っ掻き傷があるけど手当て済み、疲労(小)
[装備]:マイルドセブンワン@現実、ねこイチゴウ
[持物]:マイルドセブンワン1カートン(後7箱)@現実、六発式リボルバー拳銃+弾(3/12)@現実、
:トランプ@現実、基本支給品一式、
[方針/行動]
基本方針:あいつよりは長生きする・・・・・・!
0:フェイトを埋葬し、放送を聴く。
1:自然公園経由でホテルに向かう。
2:ホテルに着いたらもう一度考察する。
3:春香の決断の結果を見届ける。
4:アカギ(13)がうざい
[備考]
※死亡後からの参戦です。
※いつ死んでもいいと思っています(ただしアカギ(13)より前には死んでたまるかと思っています)
※春香の下着姿、フェイトの上下両方の恥部、フラグビルドの全裸、千秋の全裸を目撃しました。
114:代理投下
09/05/31 09:10:09 lSg3ubWX
【南春香@カオスロワ】
[状態]:疲労(大)、しばらく竜に変身不能
[装備]:激戦@漫画ロワ
[持物]:基本支給品一式、ふじおか(くまの人形)@カオスロワ、不明支給品(0~1個)
:大量の着替え(パロロワ衣服詰め合わせ:らき☆ロワ版@書き手ロワ2+らき☆ロワ)
[方針/行動]
基本方針:ゲームに乗らない。仲間を集めて主催を打倒。
0:フェイトを埋葬し、放送を聴く。
1:アカギ(19)と共にホテルに向かい、もう一度妹達と合流する。
[備考]
※5期最終話エピローグ後からの参戦です。
※龍に変身できますが、大きさと攻撃力などが制限され、
衣服がなくなります。(下着はなくならない)
また解除後はしばらく変身できなくなるようです。
※赤木しげる(13歳)、南千秋と情報交換をしました。
※猫二号は春香の後ろについてきています。
※大量の着替えはパロロワ衣服詰め合わせ:らき☆ロワ版です。らき☆ロワ参戦作品に関連した衣服が入っています。
【フェイト・T・ハラオウン@なのはロワ 死亡確認】
【支給品紹介】※激戦対策に使われたナイフです
サバイバルナイフ@オールロワ
軍事行動中において遭難などで他の装備を失った場合、それのみで生存を計る(→サバイバル)目的で設計された、大型のシースナイフ。
おまけ
春香姉さまの変身する水竜についての資料
(らき☆ロワでの)風貌:URLリンク(www.nicovideo.jp)
技とかURLリンク(www.nicovideo.jp) 序盤の6分ぐらい。こっちは悪堕ちしているけど
使ってくる技はこれであっているはず。
115:代理投下
09/05/31 09:10:57 lSg3ubWX
代理投下終了ですー
116: ◆HjIWNuOqUc
09/05/31 12:24:43 XIMOFzLV
代理投下乙です!
ん?1時間仮眠するつもりがもうこんな時間。 朝の楽しみ丸々見逃してしまったぜ・・・・・・
それはそうと、冷静になって資料の技見てみるとほとんど頭突きしかしてないなこれ。
リキッドキャノンとハイドラスフォールズあったけど、後者は制限で使えないことにしてもいいし。
117: ◆nkOrxPVn9c
09/05/31 12:27:14 XIMOFzLV
トリップ打ち間違えたorz
118:創る名無しに見る名無し
09/05/31 18:05:36 D2fIAMkw
投下乙です
長い激戦だったがフェイトはここで脱落か。アカギは順調にフラグ立ててるなw
でも命がけで己を貫くフェイトは輝いてたぞ
熱血王子はマーダーのまま逃走か。いい意味で開き直ってるな。そのまま走って盛り上げろとしか言えないな
そして遊戯もどう転ぶか気になる
119:創る名無しに見る名無し
09/06/01 01:10:09 RZgXxSGK
大作バトルSS投下乙です!
まああれだ。いろいろ言いたいことはあるがとにかく皆頑張ったとしかいいようがない。
特にフェイトそんに敬礼する!
無茶しやがって……
そしてその大バトルの中空気読まず暗躍する闇AIBOの動向も気になるところだわな
120:創る名無しに見る名無し
09/06/02 22:24:28 Dbtl55DH
規制とけたかな?
121:創る名無しに見る名無し
09/06/02 22:31:58 Dbtl55DH
おお、解けてたか。
投下乙です。
いいバトルでした。アカギ、春香、フェイト、それから猫。みんな良く戦ったぜ。
そしてお疲れ様、フェイト。
後、さりげに遊戯は首輪解除の最有力候補か?
122:創る名無しに見る名無し
09/06/02 23:21:50 +8zwVBWt
投下乙です
ウボォー!?
フェイトオオオオオオ!!!!!!!!!!!!
でも熱かったよ……本当に熱かった……
春香も竜担ってうまく立ち回れていたけど熱血王子の方が上手だったか……
そしてねこ二人もドシリアスに活躍か、遊戯もまだまだ何を仕出かすかわからない、
くー! 全員の続きが気になってっちまうぜ!! 本当に乙!
ん? ああアカギもいたっけ……まあいいか
123:創る名無しに見る名無し
09/06/03 17:58:25 Z1b+ZsN2
保守あげ
124:創る名無しに見る名無し
09/06/04 03:37:10 JX8Wk7ia
空気読めない発言かもだけど、激戦フェイトに返したら間に合うんじゃない?
125:創る名無しに見る名無し
09/06/04 07:41:24 o6cDUTA1
きっと熱血王子が神速の速さだったんだよ
姉様は姉様で回復した直後、現状把握とかですぐに動けたわけじゃないし
126:創る名無しに見る名無し
09/06/04 14:35:39 k3w1sacR
手で掴めない位消耗していたんじゃない?
127:創る名無しに見る名無し
09/06/05 21:07:52 YbPdOCMz
hosyu
128:創る名無しに見る名無し
09/06/09 22:15:21 ox76DSv+
保守
129:創る名無しに見る名無し
09/06/11 01:02:59 IDkinDB3
前も聞いたけど質問
自己リレーってOKかな? って三週間くらい前に聞いたときはOKだったけど
今も大丈夫かな?
130:創る名無しに見る名無し
09/06/11 08:22:47 +UeZl3BE
テンプレには2週間リレーされなかったら自己リレーO.Kとある
どこのパートかは知らないが、たぶん大丈夫だろ
131:創る名無しに見る名無し
09/06/11 18:31:11 FqecYnzi
何、気にすることは無い。
既にらきロワでは自己リレーが3回ほどありますぜ
スローな流れにある今の状況では自己リレーしてでも進めて欲しかったり。
ていうかそろそろ俺も本気ださねば……
132:創る名無しに見る名無し
09/06/12 01:41:24 NeHei7gq
よ や く き た ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! ! ! !
133:創る名無しに見る名無し
09/06/12 06:44:49 pdT45FnH
予約YAHoooo!!!!
134:創る名無しに見る名無し
09/06/14 01:44:06 maMAoQa+
予約キタ!
1度あげ
135:創る名無しに見る名無し
09/06/14 18:38:03 yXvgFs/x
あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば
いや普通に延長しろよ。 そのパートには手をつけないから
136:創る名無しに見る名無し
09/06/14 20:09:54 11+GymhB
延長期間では投下の自信がないのやも。リアルで忙しいのかもしれん。
気が楽になるならそうしてくれい。だが全裸で待ってる俺の事も忘れないでくださ…
137:創る名無しに見る名無し
09/06/14 21:59:35 R8m4YPy3
時間がかかりそうだから、その間雑談の話題を振っておくぜ
お題
好きな話を
語 ら な い か ?
138:創る名無しに見る名無し
09/06/15 19:38:18 GTwJAEy+
例の脱衣に一票!
139:創る名無しに見る名無し
09/06/15 21:17:45 kUn0e4ho
バトル話は基本的に好きですな。
特に爆弾氏vs言葉、ZXvsエビル、ピッピvs川田とか。
140:創る名無しに見る名無し
09/06/16 23:03:16 L9YvEHSD
世の中には建築平面図ジェネレーターと言うものがある
URLリンク(genzu.net)
で、雑談がてらにアカギ周辺のでやったわけだ
そしたらものすごくカオスになった。
URLリンク(pai.no.land.to)
141:創る名無しに見る名無し
09/06/17 00:15:40 7T0d0lz6
ちょwwwとりあえず分娩室吹いたwww
トイレと風呂行くのに菊門研究室通らなきゃいけねえじゃねえかwww
142:創る名無しに見る名無し
09/06/17 15:45:17 LrraIGTF
ちょお、おまw
143:創る名無しに見る名無し
09/06/18 00:25:31 pw6BaFIb
世の中には相関図ジェネレータと言う(ry
URLリンク(genzu.net)
そして四人でやったわけだ
案外まともだった
URLリンク(pai.no.land.to)
144:創る名無しに見る名無し
09/06/20 21:15:59 xOsNDrft
保守
145:創る名無しに見る名無し
09/06/21 22:20:09 Yi+/MC1k
ドMのアカギがまともと申したか
あとこの板は今のところ使い切ったスレじゃないと落ちないから、保守は必要ないよ
146:創る名無しに見る名無し
09/06/22 12:18:24 rzKDkFKF
アカギ「まだだ…まだ足りねぇよ…」(痛みが)
147:創る名無しに見る名無し
09/06/22 13:30:46 7V0zQLK+
ドSの春香姉様か
148:創る名無しに見る名無し
09/06/24 19:03:08 ASMwy44+
SとかMとか気になるw
149:創る名無しに見る名無し
09/06/27 01:20:34 BRV3c64G
保守
150:創る名無しに見る名無し
09/06/27 12:42:11 ibla+Wc/
>>149
>>146
151:創る名無しに見る名無し
09/06/27 16:35:49 AOWnF4Eo
>>146
これなら足りるか?
URLリンク(blogbros.blog73.fc2.com)
以前某所で紹介されてたのを思い出したんで
152:創る名無しに見る名無し
09/06/27 16:53:38 mRmlWE7E
腹筋返せwwwwww
153:創る名無しに見る名無し
09/06/27 19:34:24 s/mP+guB
ヒー! ヒー! ヒャッハー! 筆がすすまねえぜ!
orz
154:創る名無しに見る名無し
09/06/27 19:37:28 s/mP+guB
上げてまでいうことじゃねえだろ……
何やってんだ俺
155: ◆nkOrxPVn9c
09/06/27 23:05:15 qgVx+L98
URLリンク(www.youlost.mine.nu)
いい加減何かをしないと廃れそうなんでとりあえず絵投下。
クロススレの影響でここのつかさにこんなイメージが定着してしまった。
156:創る名無しに見る名無し
09/06/27 23:59:49 s/mP+guB
>>155
あんたって人はwwwwww
157:創る名無しに見る名無し
09/06/28 02:46:17 1PrDMWGR
つwかwさwww
158:創る名無しに見る名無し
09/06/28 21:43:51 dTkeHgRI
>>155
アンタはつかさがああなった元凶じゃねぇかwwww
159:創る名無しに見る名無し
09/06/30 20:03:58 7+yCIGC7
ちょ、おまw
160:創る名無しに見る名無し
09/07/04 23:50:45 advYw865
hosyu
161:創る名無しに見る名無し
09/07/04 23:51:38 RYPohauX
保守しなくても落ちないから大丈夫だよー
162:創る名無しに見る名無し
09/07/08 18:35:25 cBfKp+6n
来ないな・・・・
163:創る名無しに見る名無し
09/07/08 21:34:58 EfIcoYY6
月報までには……月報までには……!
スマヌ…… スマヌ……
164:創る名無しに見る名無し
09/07/09 12:01:30 ctPqnRrS
予約来たー!!
165:創る名無しに見る名無し
09/07/10 00:32:18 UKnw3gV0
ウホッいい予約。
166: ◆nkOrxPVn9c
09/07/11 23:00:21 frevZIdJ
では阿部さんとウッカリデス投下します
167:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:01:44 frevZIdJ
前略、地球破壊爆弾さん、ロリスキーさん、そして今はもういない十代君お元気でしょうか。
いえロワの最中にこんなこと言うのもおかしい気もしますね。
突然ですが私忘却のウッカリデスは、このロワが始まってとてつもない危機に遭遇しました。
下手をすれば書き手ロワのときよりも、いや私のロワ生で一番のピンチでしょうか。
読み手だったころの僕はこのような状況を傍観者として笑って読んでいましたが、
当事者となった今の僕には苦笑しかできません。
きっと今の状況がロワで書かれているのなら、画面の前の皆さんはニヤニヤしているのでしょうね。
かつての僕がそうだっただけに、非常に複雑な心境です。
「うーんナヨっちょいのが残念だが、たまにはこういうのもいいな」
後ろの大男の声の僕はびくんと体を震わせます。
筋骨隆々とした人が好きならさっさとどっかに行きやがってください。
そして無人といえども屋外で下半身を出すのをやめてください。
「おや? こういうのは初めてかな? 大丈夫だ、すぐに気持ち良くしてやるからな」
男が僕の体に手を這わせます。
真昼間のはずなのに冬に水風呂に入ったかのような寒気が僕を包みました。
でも僕だってこのまま(色んな意味で)終わるわけには行きません。
ただで掘られてあげるほど僕の貞操は安くないんです。
「おっと何処に行くんだい?」
ウッカリデスは走り出した。
阿部はウッカリデスに手を伸ばすが空振りに終わる。
だが阿部の表情は以前変わらず愉快な顔をしており、彼もまた走り出しす。
すると離れた二人の間はすぐに縮まっていく。
(やっぱり逃げ切ることはできないか)
追ってくる足音が大きくなるにつれ、ウッカリデスは阿部から逃走するのは無理だと判断する。
忘却のウッカリデスの肉体は、ルルーシュ・ランペルージを元にして作られている。
よって身体能力はルルーシュの『もやし』という蔑称(愛称?)に相応しく極めて貧弱なものだ。
外で遊んでいる子供の方がまだ早く、長く走ることができる。
だからこれは元々無駄な試みだったのだ。 ウッカリデス自身もそれを十分把握していた。
「捕まえたぜ」
「しまった!」
やっぱり駄目だったか・・・・・・半ばあきらめた表情ながらも、ウッカリデスはもがく。
だがそこは優男と鍛えられた自動車修理工の差、阿部の腕を振りほどくことはできない。
「まあまあそんなにはしゃがないで」
阿部は、手足をじたばたさせるウッカリデスを左手に体重を込めて抑え付ける。
そして右手でスボンのベルトに手をかけ、下ろした。
168:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:02:42 frevZIdJ
「ほう・・・・・・これは結構いい線いってるねえ」
ズボンが脱げてまず出てきたのは純白のブリーフである。
薄い布地がウッカリデスの(冷)汗で透き通り、肌の色が浮き上がっている。
ぴっちりと張り付いたパンツは、彼の腎部のラインを邪魔することなく現していた。
布一枚で隔たれている貞操は、阿部にはネグリシュごしに映し出される裸体のようなものにさえ見えてしまうのだ。
だがそれもこれから行う情事には邪魔以外の何者でもない。
彼が最も興味を示しているのは皮ではなく実、薄皮を引きずり落としてまだ未成熟な果実を拝見する。
「うほっ! やっぱりいい尻しているじゃないの」
白い尻が陽の光りに照らされる。
全く鍛えられてない故に、女性の尻とさえ間違えてしまいそうな丸みを帯びており、
触るとマシュマロのような感触を受けた。
指で押してみたり撫で回したりすると、瑞々しい尻肉と付着していた汗の感触が阿部の手のひらを刺激した。
手を埋めようとするとすぐに大殿筋、すなわち尻の筋肉の部分に当たってしまうが、
それだけに余分な肉が一切付いてないと言えるだろう。
一方付着していた汗も、肌の感触をしっかり味わうためには一旦拭かなければならないのだが、
この汗が逆にフェルモンとして阿部の性欲を刺激するのだ。
(この格好は・・・・・・あまりにも・・・・・・)
男に尻を見せている。
ただそれだけの事実がウッカリデスの恥の感情を湧き上がらせる。
ごつごつした手で尻が弄ばされるうちに、嫌悪感は揉み消され羞恥心に昇華されていく。
顔を赤く染め、阿部の熱気と混じり合って上昇した体温は、彼の体から更に汗を噴出させた。
「かわいいぜあんた・・・・・・じゃあそろそろ本番に入るとするか」
直後尻に生暖かいモノが触れる。
一定以上の温度を保ち、柔らかい、それでいて芯の硬いものが尻を着く。
本番。
その言葉と振り向きたくもない生暖かいモノの正体に気づき、
阿部高和という男の本質を思い出してしまう。
(やっぱりここで終わりたくありません!)
両腕に力を込めて、体を動かす。
彼にも意地があるのだ。
再び与えられたこの命、それを男に掘られたということで終わりたくない。
「安心しろよ、俺の棒は気持ちいいぜ」
肉の槍がウッカリデスの尻を擦っていく。
やがて、尻肉の二つの盛り上がりの間にできた隙間、尾骨のすぐ下に辿り着き、
微かに開いてるであろう門に入ろうとしていた。
「む?」
169:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:03:07 CTntP8ps
紫煙
170:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:03:51 frevZIdJ
肉のグングニルの先端が止まり、阿部は顔を曇らせる。
結論から言おう、入らなかったのだ。
門は筋肉の壁によって強引に閉められ、中を侵そうとする狂器を遮っていたのだ。
閉じられた小さな門に、巨大すぎる肉のブリューナクは入るはずもなく、先端が突っかかるだけで止まってしまう。
(こらえてください僕のお尻!)
これ以上肉のアキレウスの槍の侵食を許すわけにはいかない。
尻に伝わる肉のトライデントの生温かい、いやむしろ熱い感触を堪えながら、
外肛門括約筋を酷使して、押し留めていたのだ。
「ならば・・・・・・」
一旦肉のパルチザンを離し、阿部は己のデイバッグを漁る。
「うーんこれは違うかな」
最初に取り出したのは一つの杖だ。
奇妙な装飾が施されたその杖は、なんらかのマジックアイテムを彷彿とさせるが、
阿部はそれに興味を注ぐことはなく、投げ捨てる。
(あれは・・・・・・!)
ウッカリデスの目に入った杖、それは書き手である彼にも見覚えがあった。
ドラクエ系統のロワであれば、必ず出てくるアイテムであり、ステルスマーダーとして行動するにはうってつけのものだ。
しかし、今のウッカリデスにはそのような使い道は思いつかない。
『姿を変える』、その能力だからことこの状況から抜け出せる可能性がでてくる。
投げ捨てられたそれは、自分の指先に届くか届かないかというところに落ちた。
(あれさえ取ればきっと・・・・・・)
「おおあったあった」
阿部が取り出したのは銃弾を彷彿とさせる先が丸まった円錐の白い物体だ。
『座薬』と呼ばれるものを容赦なくウッカリデスの尻に差し込む。
「ぐはぁぁぁ・・・・・・」
穴が開いた。
閉めるべき門に異物が挿入されたことで、締まりきらない状態になってしまったのだ。
「これで素直になったな、おらよ!」
今まで門が耐えられたのは肉槍スマウグが手加減をしていたため。
盗賊の棺桶すら突き破る肉のガンランスが、もやしの閉じた菊門程度破れないはずがないのだ。
むしろウッカリデスの閉門は、単純な締め付け程度にしかならず、それを受けた肉のトリシューラの先端は更に膨張を始める。
(いけない!このままでは本当に危ない!)
肉の火槍は、今にもその弾をぶちまけようとしながら、ウッカリデスの尻肉をゆっくりとかき分ける。
必死に閉じていた門は悲鳴を上げながらこじ開けられようとしているのだ。
ただでさえ座薬によって緩くなってしまったというのに。
171:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:04:30 CTntP8ps
支援
172:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:04:44 frevZIdJ
(こんなことなら不死者の酒を・・・・・・ってそれならもうとっくに掘られていたかも知れませんね)
死なない体になっていれば助かったかも知れない。 まあ貞操は奪われていたけど。
何にしても無いものねだりをしてもしょうがない。 今は目の前にあるこの支給品に頼るしかないのだ。
(さあ吉と出るか狂と出るか・・・・・・決まってください、『へんげの杖』!)
☆ ☆ ☆
〃 i,
r' ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈
! :l U ,リ|} |. }
. {. | ′ U | }
レ-、{∠ニ'==ァ 、==ニゞ<
!∩|.}. '" ゙` ./'' ` f^|
l(( ゙′` ̄'" f::` ̄ |l.|
. ヽ.ヽ {:. lリ
. }.iーiU ^ r' U ,'
!| ヽ. ー===- /
. /} \ U ー‐ ,イ
__/ ∥ . ヽ、_!__/:::|\
阿部高和は驚愕していた。
ぶっちゃけ驚愕ってレベルじゃねえぞってぐらい驚いていた。
眼球が飛び出すという表現はこんなときに使うものだろうか。
「・・・・・・」
目の前のウッカリデス自身も阿部同様に驚いていた。
その場にギャラリーがいたならば、誰もが今のウッカリデスの姿に釘付けであっただろう。
小さく開いた口はチャームポイント、そこからしなるボディライン。
今のウッカリデスのそれらを隠すものは何もない、それすなわち全裸だ。
太陽の輝きを全て受けて、液体に濡らした肉体を扇情的に光らせた。
「な・・・・・・な・・・・・・」
すらっとした腕を見つめ、ウッカリデスは言葉を漏らす。
そして近くの窓ガラスを見つめ、己の余りにも官能的な姿を視認してしまう。
173:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:05:57 CTntP8ps
支援
174:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:06:00 frevZIdJ
/´ ̄`ヽ , --、
/ 人 l / \
/ /爻ヽ ヽ , ---、 | く⌒ヽ ヽ , -─‐-、
{ /∠⌒ヽ } } / ,--、ヾ> ヽ } レ' , ---、 ヽ ____,
レ'彡イ {Uj }ヾミイ { \ } }| V / / `! | t´r'⌒
⌒)ノ | ドこzン八三} ,ィ\/⌒ヾ ̄ヾノ_ノ ァ'-─-、 ゞL__,〃
(ソ⌒ヽ! ト--イ ⌒__,ハ ,ィシvく}了ミy'´7´l}_, -‐┴-、 `ヽ  ̄ ′
レ) ! ト--イ ( ノ `ーべ⌒ヽ>y' 〃, -┴┴ミ、_}_}_}_j ヽ⌒) j
ヽ)、___,>、ト--イ ))〈 ト㍉チrく // ̄ヽ、_) / / _..._
'⌒>‐ミ、 \)こZヾ--ヘ{{ l| y' ゝ ヾミ゙)'}|≧>、 / /バ⌒ヽn V/ 〃⌒ヽ
(⌒ヾ>ニKド、⌒Yく_/ヽj} 人_ゝ__>==1 r彡"´/ / | | /y'}[__// `
,ィ  ゙̄Vソ,イノ \__ム丁了)ノr'ン´フノ ィ彡/| | ヽヽ. // ヽVソ´
/ / r‐ヘ `Y { [二[| ,勹77´ ̄ シ三彡'/| |\ ヽV/ミ、_} Kミ、
{ { トZべ.」 | [三}〒ラ77 (_)(_) r三/ / | |> \f⌒l/l | L }
ヾl | l三ィ∧ l __. [三}⊥.イ工===ァべ/ /,ィ| |/>l{ l>}X.| |゙)レ′
ヾ, ヽ {三N>} Y二ヽ」ニ/l⌒ヾ´ / {O}___」 |/rくゝ _ソ\l |(
>、 \ 缶jfハ >n' fy' l ⌒y} //⌒\/rヘ l/ /7㌦\j j
/∧>、_/フイ/7-Vきy'/1 |(⌒)|}./|ト、 \j.ハ ヽ. //) l| //
!{ニ///,イ///∠7/Zl{ |ィ^トl|\.j| ノへ.____}へ. V/´ ヽV./
ゞ〃'Tヽ 〃´ ̄ ̄〃⌒l VハVj }ソ ヽ \ //
ケミ三彡" / ゝ ゞ= 'ノ二/ \ ゝ" /
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
175:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:06:53 frevZIdJ
あ・・・・・・ありのままに起こったことを話しますよ!
『へんげの杖で適当な人物に変身したつもりが、某ご立派様になっていた』
な・・・・・・何を言っているのかはわからないと思いますが、
僕も何をされたのかわかりませんでした・・・・・・
頭がどうにかなりそうでした・・・・・・変身失敗だとか悪魔合体とか
そんなチャチなもんじゃあ断じてありえません。
もっと恐ろしいカオス支給品の片鱗を味わいました・・・・・・
というか本当は地球破壊爆弾さんみたいな身体能力の高い女性に変身したかったんですけどね。
女性なら阿部さんの不意をつくことができるし、運動神経の高い一般人レベルもあれば逃走することは十分可能でした。
なのに何が僕をこんな風にしちゃったんでしょうね。
※説明しよう! ウッカリデスは実は変身する直前に阿部のロンギヌスの肉槍の一部を受け入れてしまったのだ。
そのまま死亡する直前に変身が発動したので、それ以前に彼の頭にあった女性のヴィジョンが全て魔羅に置き換わってしまったのだ。
説明終わり。
「は・・・・・・はは・・・・・・」
阿部さんがあまりのショックで笑っている。
狂いたいのはこっちのほうですよもう。
僕はとりあえず阿部さんと距離を置こうとしますが、僕の肉体を鷲掴みにする。
「きっとその杖のおかげだろうが、これほど仰天させられた男はあんたが初めてだよ!」
ええそうでしょうね。 こっちだってびっくりしまくりですよ。
だからさっさと一人になって変身を解きたいんですよ。
どうせ制限あるからいつまでも同じ姿になってられないだろうし。
「だからよ」
僕を掴む阿部さんの力が大きくなりました。
なんだか嫌な予感がします。
「や ら な い か」
「やっぱりですかぁぁぁぁぁぁ!!!」
なんだか阿部さん自分のゲイボルグ向けて襲い掛かってくるんですけど!
この肉体のどこにアナルがあるんだと!
「穴を掘るならアナルを突く、墓穴掘っても掘り続け、イかせたならば、俺の勝ち!
アナルがなければそのオショボ口に挿れてやるぜ!」
いけない! やっぱり阿部さんの性欲は底なしだ、このままだと間違いなくヤられる!
体を動かして阿部さんの手を振り解きます。
そのままターンして逃げ出そうとしますが、それでも彼は追いかけるのをやめません。
もうこうなりゃやけです。
176:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:07:24 CTntP8ps
支援
177:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:07:34 kln5XbS0
178:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:07:47 frevZIdJ
「えぇい!」
「おっと危ない」
体を思う存分使って阿部さんにぶちまかしを行います。
でも彼の肉のテックランサーによって止められてしまいました。
マカビンビンを使っているせいか、いまだに剛直を保っているそれは、サイズは大きく違うはずなのに、僕を受け止めてしまっています。
まさか肉のスピアでここまでパワーを出せる本当に規格外な人です。
「大きいだけじゃ意味がないぜ!」
あれ?
何故でしょう、何故か圧されている気がします。
それだけ彼の力が強いのでしょうか・・・・・・いえまさか!
「残念ながら見掛け倒しなんだ!」
「うぁ!?」
そうです。
僕の肉体はご立派様ですが、それだけでした。
へんげの杖で変えられたのは姿のみであり、身体能力は元のルルーシュの肉体のままなのです。
阿部さんの肉のスモールランスに弾き飛ばされた僕は壁に激突してしまいます。
「いたたたた・・・・・・やっぱりそううまくはいきませんか」
この調子だとこのまま逃げることも叶いそうにありません。
ですがそれでも倒すための策はあります。
「ではいきますよ!」
「OK! 来い!」
僕は思いっきり走り出し、自分の体をしならせます。
さすがにこの距離ならばスタミナ切れを起こす範囲ではないでしょう。
僕の予想通り、阿部さんも真正面から走ってきます。
相撲取りやアメフト選手、プロレスラーの体当たりが痛いように、
巨大な体に速度をつけた攻撃はただそれだけで破壊力が出るものです。
いくら身体能力がルルーシュ・ランページのものとは言っても、肉体はご立派様のものなのです。
体格の面に置いては有利、この一撃に賭けるしかありません!
「でやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「ィヤぁぁぁぁってヤるぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
179:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:08:15 CTntP8ps
支援
180:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG
09/07/11 23:08:46 frevZIdJ
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ノ ̄ ̄ ̄.ノ ̄ ̄ ̄|  ̄ ̄ ̄|  ̄ ̄ ̄|  ̄/ /
ノ ウッカ ノ リデス.ノ. の | 尿道 ノ/ /
`'─-─-''-─-─'└─-─└-─-/ /
二二二二二ニ、 二二二二二二 / / /丶 摩 羅
ヽヾヾ、| l | | | ;:<彡 L> / / l |
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ミミヽ、 /V l>| };:;;l / / / // | / /
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※画像はイメージです。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「ああ・・・・・・とってもいい尿道だ・・・・・・」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「やっぱり物凄く閉まりがいいぜ・・・・・・」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「よぅし、このまま」
「痛いって言ってるんですよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「ぬおっ!?」
ご立派様独特の滑車を使って梃の原理で『阿部が付いたままの』頭を持ち上げる、否投げる。
ウッカリデスの体が後ろにしなるころには、阿部の肉のリボル『ゲイ』ンはケフィアで滑ってそのまま飛んで行ってしまった。
181:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:09:23 CTntP8ps
支援
182:創る名無しに見る名無し
09/07/11 23:10:01 kln5XbS0
183:代理投下
09/07/11 23:12:19 CTntP8ps
☆ ☆ ☆
「はぁはぁ・・・・・・」
ようやく変身が解けた私は自分の体を見渡します。
衣服の類は変身する前にちゃんと戻っているみたいです。
股間がまだひりひりしますが、それは置いておきましょう。
阿部さんは倒れていますが、仮面をつけた頭から倒れたので大丈夫でしょう。
ぶつかった地面の方が凹んでいます。
彼の支給品を持ち逃げしようかとも考えましたが、そうすると今度こそ取り返しがつかないことになるのでやめましょう。
おっといけない。
空を見ると太陽がさっきよりも高いところにあります。
こうしているのも危険ですし、早くここを離れましょう。
【C-6/東端・路上/1日目-午前】
【忘却のウッカリデス@書き手ロワ2nd】
[状態]:疲労(大)
[装備]:
[持物]:デイパックx2、支給品一式x2、黄金の鎧の欠片@アニ2、へんげの杖@カオスロワ
:セイバー&黒騎士の魔剣少女@ニコロワ、ホーリーエルフの祝福@ニコロワ
[方針/行動]
基本方針:ロリスキーさんと、今度こそ……
0:ここから逃げる
1:奈緒ちゃんを追うか、交差点に戻るか……?
[備考]
※登場時期は死亡後からです。
※セイバー、ホーリーエルフの祝福は次の早朝まで使用不能です。
※へんげの杖は、変身中にもう一度使用して変身を上書きをすることができません。
また、変身して変わるのは姿だけで、能力は変わりません。その他制限は他の人に任せます。
【へんげの杖@カオスロワ】
好きな人物に変身できるアイテム。カオスかがみを竜にしたアイテムであり、
513がスク水幼女に変身したアイテムでもある。
【阿部高和@ニコロワ】
[状態]:打撲(側頭部)、出血(右手/手当て済み)、マカビンビン服用中(残り2時間)、ヘブン状態
[装備]:ゼロの仮面(蝶高性能)@書き手2
[持物]:デイパックx2、支給品一式x2、マカビンビンx7本@ニコロワ、不明支給品x0-1
:ムラサャーミャ&コチーテ@アニロワ2、五寸釘、藁人形、金槌の呪いセット@オールロワ、きゅうり@やる夫ロワ
[方針/行動]
基本方針:いい男を掘る。
0:(気絶中)
1:圭一や雀荘にいた男(ウッカリデス、十代)を探して掘る。
2:キョンをもう一度掘りたい。
3:6/氏(カオス)とラッド・ルッソ(名前は知らない)はいずれまた掘りたい。
4:邪魔する女は容赦なく殺・・・・・・スパンキングで済ませてやるか。済まなかったら殺すけど。
[備考]
※登場時期は死亡後からです。
※マカビンビンの効力は一本につき約2時間です。
※女に対する考えが少し変わりつつあるみたいですが、今はそれから目を逸らしています。
※妄想にふけっていたため第一放送をろくに聴いていません。