他に行き場所の無い作品を投稿するスレat MITEMITE他に行き場所の無い作品を投稿するスレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト550:創る名無しに見る名無し 09/04/29 22:59:28 o96rnNmr きょうは まんとひひを みに いきました。 まんとひひは おかあさんに にて いました。 くさかった です。 ぼくは どうぶつが きらいです。 くさい からです。 ゆうこちゃん にも、くさいっていわれて、だからです。 ぼくは くさくなんか ないです。 ぼくより くさいものは たくさん あります。 まんとひひも そう、です。 おもしろいくらい すえた においが します。 オオナガザル ヒヒ化 でした。 ウィキペディアのほうが、どうぶつえんより くわしいです。 あるくとつかれました。 いえにかえるとすぐ、おかあさんが、ねろといいます。 なので ぼくは ねたふりを します。 おかあさんは まいばん、ちがうおとこのひとと、 まんとひひのような へんなこえを だしています。 いちねんさんくみ ○○ ○ 551:創る名無しに見る名無し 09/04/30 00:27:55 m6QetncY これは…やりきれないな 552:タイトル「何か」 09/05/02 22:46:22 g/ZAwlXI 何かっ! 何かが迫ってくる! あれは何っ! いやああああ! 何だかわからないものが何だかわからない方法で迫ってくるうううう! よく見たらそれは大きな餅のようで、顔は二尺三寸、腰のくびれはマリリンモンロー、背中は象である。 やっぱりなんだかわからないぃぃぃぃっぃっ! 助けてぇぇぇぇっっ!! 「正直なところ、それが『何』なのかを一意的に確定できるような言語を人間は発明できていないんだ」 彼女は紅茶を啜りながらそう応えた。 「僕はそうは思わない。僕らは記号的な表現に置き換えることで『何か』を表現できるし、描写的に描写することも可能だ。その上、科学的メソッドによってしっかり検証可能な状態の文章を残せる」 「その文章は、本当に『なにがなんだか判らないもの』が目の前にあったときに、それを表現する事は不可能なんじゃないか」 彼女は苛立たしげにティーカップをソーサーに乗せた。 カチャリという音が、春風のもとで小気味よく響く。 「本当になにがなんだかよく判らないもの、って物の存在は証明できるのかい?」 「それは悪魔の証明だね。そもそも――」 彼女とのティータイムはいつにもまして衒学的な内容で埋め尽くされた。 僕は、そんな時間が心地良かった。 いやああああああっ!! 部分部分を身近なものに置き換えて語れば語るほど混乱するぅぅぅぅぅぅっ!! 角はまるで穴のあいてないリコーダーのようで、その双眸は丸ごとタコって感じでうにょうにょぐにゅぐにゅしている。最も意味不明なのが背びれがタンポポだってことだ。ダンデライオン。 理性で語れる範疇を越しているぅぅぅぅぅぅぅっ! 「人間の語彙ってのはそもそも印象を切り出しただけにすぎず、私の見ている『赤』とあなたの見ている『赤』は――」 「クオリア論だっけ。正直良く判んないんだよな」 僕は彼女の肩に手をかけた。 「たとえ僕らに見えている物事の本質が別物であっても、共有できる価値を見出して、すりあわせて行く事はできるだろう」 「それは妥協ってことね」 「恋愛なんて、概ねそんなものさ」 僕はうまくまとまった気がしたので、彼女の頬にキスをした。 「それじゃ、また明日ね」 「うん。明日ね」 なんか走馬灯のように昨日の事を思い出してしまうぅぅぅぅぅぅっ!! 助けてぇえぇぇぇぇぇぇぇっ!! そもそも今この何かに包み込まれている訳だが、害らしい害といえばいまのところ気色悪いだけである。 鼻がお花畑で、耳は比較的美味しそうなローストビーフの香りと湯気を放っている。 そうじゃなくてぇぇぇぇぇっっ!! 身動きが取れないのぉぉぉぉぉっ! だれか助けてぇぇぇぇぇぇっ!! 「それで? その夢の続きは?」 「うーん……」 僕は鼻を爪で掻きながら、困ってしまった。 なんでこんな話ばかり、楽しそうに食らいつくんだろう。 「多分あれだよね、本当に『何がなんだかわからないもの』ってのがあるかどうか、考え過ぎたんだと思うよ。昼間の記憶の残滓が夢の方に混ざって来たんじゃないかな」 彼女はニコニコと笑顔を僕に向けながら、紅茶を傾ける。 それから彼女は言った。 「私、恋愛なんて、本当に何がなんだかわからないものだと思うな」 春の風が心地良かったので、僕も笑って聞き流すのである。 了 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch