09/02/19 22:45:11 aEjP3861
「ファー退屈じゃ脳!」
手には弓、背中には矢が大量に入ったケースがあった。
通三は手に持った和響と名付けられた弓を構えた。
「この弓矢でさっさと殺してやるさ」
首の無いマネキン、通三はそれに狙いを定めた。
「首のあるリアルな物の方が面白いな」
仮面を被ったマネキンがカッコよくポーズをとっている。
並んでいるマネキンの中に一際目立つ物が居た。美しい・・・。
「このマネキンはまるで生きている様だな、顔はままま松下小枝!」
そのリアルなマネキンはダンスのように動き始めた。周りのマネキンも動き始める。
そのマネキンは、口に咥えた薔薇を投げ捨てそれから華麗な装飾の仮面も投げ捨てる。
仮面は空中で回転し地面に当たって跳ねる。
仮面の下から出てきた顔はマネキンの物ではなかった。やはり生きている小枝だ。
ダッ(ドラム)
「ええい、殺してやる」
ダッ(ドラム)
ドラムの音が響くたびに一歩一歩近寄ってくる。
矢が発射される。小枝はそれを「ボワワーン!」と音を立てながら左右に飛びかわしていく。
「びゃーっ!k!a!w!a!s!i!t!a!かわした!」
小枝は通三の左腕を掴む。その時何かが閃く音がする。
忍殺 紅首間接
ボギーン!「あがお」ボギーン!「ギャー!いいいいだいーっ」
ゴギ!
「ぎえ!」
キュピィーッ
首が右方向高速に1回転しふらふら歩き回る通三の後ろで小枝は刀を構える。
通三は前のめりに倒れた、死体からは赤の巻物が飛び出す。