08/12/21 14:20:43 862im6Qv
>>60 >>61
話の大筋は大体決まっているのですが、第一話のみ頑張って投下します。
超駄文ですが、よろしくお願いします。
第一話【裏】
静寂が支配する教室
どこからともなくピアノの音が聞こえる・・。
A「ユリ。帰ろうよ。もうみんな帰ったよ。」
ユリ「うん。」
黒板の周りのチョークの粉を落としていたユリはうなずく。
木造の床は足を踏む度にきしきし音が出て、ところどころに穴が開いている。
床の下からは、ねずみが動くような音がする。
大都会の喧騒から逃れたこの教室は科学技術に支配されていない。
教室をでて、校庭に来た2人
A「あ~あ、今日も終わっちまった。明日学校行くのめんどくせ~。さぼろっかな。
そういえばさぁ、私のうちの近くに面白い所ができたんだけど、明日学校サボって行ってみない?? 」
ユリ「私はいいよ。それよりAって最近学校ぜんぜん出てないけど、大丈夫なの??
A「よゆ~よゆ~。」
ユリ「余裕じゃない。先生心配してたよ。」
A「わ、わかったよ。全くユリはまじめすぎるよ・・。」
2人が校庭を出た後、風が吹きあれた。カランカランと空き缶が転がる。
誰もいなくなった教室に男がいた。
旅人のような風変わりな格好をした男は、2人の少女が校庭を出るのをじっと見ていた。
男「・・・。」