他に行き場所の無い作品を投稿するスレat MITEMITE
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ - 暇つぶし2ch223:創る名無しに見る名無し
08/12/04 22:49:18 KUmAHvO4
>>211-214は通勤通学時間帯のバスだけどさ、
昼日中のバスはかなりシュールな空間だよね
乗客の偏りかたがハンパない
>>211-214みたいなのが紛れ込んでておかしくないってぐらいw

224: [―{}@{}@{}-]   
08/12/04 22:50:50 Pf0A6V+X
>>223
流石にこいつは駄目だろwww

225:創る名無しに見る名無し
08/12/04 22:51:49 KUmAHvO4
ええーw

226:創る名無しに見る名無し
08/12/04 22:53:10 KUmAHvO4
まあでも、思ったより遥かにかっけえ作品がでてきてびびったw

227:創る名無しに見る名無し
08/12/04 23:18:37 rI7Kc1Jw
三人称(=自身に対してすら他人事、モノ扱い)から一人称への移行とか
時刻表示で神経質になってるところとか
描写のレベルが落ち着くにつれて人並みになるところとか
いろいろやってみたんですけど、うまくいってましたかね?

228: [―{}@{}@{}-]   
08/12/04 23:19:57 Pf0A6V+X
成功してると思う

229:創る名無しに見る名無し
08/12/04 23:21:14 sSQ8F7Rn
>>227
理解しようとするとグルグルくる感じがしたので、
最後に普通に戻った時になんかある意味ホッとした。

成功?

230:創る名無しに見る名無し
08/12/04 23:26:06 KUmAHvO4
時刻表記の夕方はくたっと落ち着いた感じがしてよかったやねw
でもこれ毎日やってんだろうなぁ

231:創る名無しに見る名無し
08/12/05 14:55:56 xFXswESH
これはいい意味で行き場所のない作品だな
個人的にはこじんまりまとまりすぎて、もっと弾けて良かった気がするが

というか、実は良スレなんだよなここ

232:創る名無しに見る名無し
08/12/06 01:01:59 nphtHCFY
蛇を踏むのころの川上弘美みたいで好きだなぁ


233:題:バッドエンド依存症 1/3
08/12/06 21:39:13 gqgU89sO

 例えば、十一月の公園に落とし、路上に散らばった記憶。
      雲居に揺らぐ、静電気を纏ったウサギの記憶だ。

  彼女は云った、
   「いっそ虐待とか、されてたかったかもしれない。」
  ―あれは、誰の言葉だったのだろう、なんて。

   凍て付いた遊歩道に、靴底の感覚さえ感じられず、
   水分を奪われた喉の皮膚が刺さりあう、辛うじて得た生命感覚。
   遊歩道はたぶん、睡蓮の葉で出来た頼りない橋だ。
   一歩狂えば、彼女の如く― どぼん。

    不意に,

  皮膚感覚―編集されたフィルムに映り込むサンダル履きの少女―記憶を捏造して、
   まだ足りない。
   まだ足りない。
   まだ足りない、とねだる子供の群れが。
   なんだ、あの子供たちはただのトラウマじゃないか。

     嗤おうとして、ギアを入れ間違えたら、視界がまた浸される。

    ―悲劇役者なんて、好んで繰り返した癖に。

 レコードが遠く、日曜日の終わりを嘆くのが聞えていた。
 こんな時、彼女ならば,



234:題:バッドエンド依存症 2/3
08/12/06 21:40:14 gqgU89sO

   ◆ ◆ ◆ ◆

―記録映画のワン・シーンより


 「私、別に家が暗かったとか、誰かが死んだとか、そういうのないもん。
  シンデレラみたいにいじめられてたとか、
  白雪姫みたく誰かにひどい事されたとかって、そういう話もないの」

  私が勝手に暗くなってるだけなんだよ―リオの口癖だった。
  そんな事を呟くたびに、余計にリオが小さくなっていくようで、
  この腕で捕まえていないと消えてしまいそうで恐くなって、また腕に力を込めなおす。

   体温が溶けて、世界の音が途切れる。

  大丈夫だよ、彼女は慈しむように囁いてくれた。

 「私、歩けないし。そんな強く抱きしめてなくたって、身体はずっと、ここにあるよ。」

  居る、とは聞えなかった。それは、身体を置き去りにしてどこかへ消えようとするみたいに聞えた。
  僕が欲しいのは心だったのに。

  虚ろな意識と焼け付いた胸が熱病に浮かされたような僕たちを辛うじて現実に繋ぎとめていた。
  このまま二人で「死」を始めてしまっても、吝かでないとすら。

   だから、彼女は―

 「君、私の事 愛してないって云ってたよね」

  彼女の声は、彼女自身の部屋の中で反響して、僕には木霊しか聞き取れない。
  壁に耳を澄ますように、心音を伝うように、願わくば血流さえも通えばいいと……。

   僕が求めてるのは、君の心であって、君じゃないなんて、気付いてない振りして。

 「でも、いいんだよね。私はただ、ばらばらになりそうな私を、壊れないようにしてて欲しいだけ」
 君じゃなくてもいいのかもしれない、なんて嘯いたりして。

   ねえ、知ってる。
   ウサギって、肉食用のもいるんだって。

  捌かれる事に慣れすぎた僕の心なら、君の虚ろな穴も理解できたのかもね。

   君は、やっぱり私を食べてくれるんだよね。
   私が死ぬときは、君だけに殺して欲しいの。

  そんな日が来るといいな、なんて子供らしく思った、一年前の秋。
  所詮僕らは良く出来た悲劇役者さ。


235:題:バッドエンド依存症 3/3
08/12/06 21:40:59 gqgU89sO

   ◆ ◆ ◆ ◆

  子供じみた悪夢は、叶わない。


 『本日の上映は出演者の都合により中止されました』


  いつしか、「生きてて欲しい」なんて縋った僕は、彼女を羽ばたかせた。
  ある意味で良く出来たラストシーンだったのかもしれない、なんて。
  俳優には最初から向いてなかったのかもしれない。
  ―気付けば温かい、ベンチ。


    名優ならば、ここで落涙するのだろう。
    ただ、僕はあまりに心を売りすぎた。
    翻って、彼女はなんて素晴らしい女優だったろう。


  僕はもう一度、台本の不備を呪った。
  けれど台本を書いたのは、結局僕たち自身で、


     本日、俳優業を退職する事に決めました。
     ごめんなさい、監督さん。
     辞表は、靴の中にでも押し込んでおきます。


 ――どぼん。

(了)


236:創る名無しに見る名無し
08/12/06 21:43:28 aUSI0Ddm
バスの話書いた人?

237:創る名無しに見る名無し
08/12/06 22:01:27 gqgU89sO
>>236
です。
今回、あんまりつめてないですが。



四谷シモンや澁澤龍彦は興味あるものの手は出せていない状況です。
気に入ってる作家は梶井基次郎、スティーヴン・キング、安部公房、サリンジャー辺りで。

238:創る名無しに見る名無し
08/12/06 22:54:41 Vmz4w4pt
SKはザ・スタンドだけ読んで、あとは映画ですましてるな
最後、いきなり核兵器を砂漠から拾って来て誤爆で敵全員あぼーんは
無理やりすぎな終わらせ方だと思ったw

この人は本当に映像化作品に恵まれてるなぁ
ザ・スタンドは最悪の出来らしいけどw

239:創る名無しに見る名無し
08/12/06 23:52:18 JeP4wH1t
キングだったら長編より古めの短編集(『深夜勤務』とか)のほうが面白いんじゃないかと思い始めてる
飲んだくれの父ちゃんが腐ったビール飲んで怪物になっちゃう話とか
ギャングの妹の結婚式で演奏するジャズバンドの話とか

240:創る名無しに見る名無し
08/12/07 03:00:45 B4sjccyX
梶井基次郎、俺も好きだ
Kの昇天と桜の樹の下にはが暗記しちゃうレベルで好き

241:創る名無しに見る名無し
08/12/07 03:24:42 1LeCzqiV
>>233-235
こういうのはレスもつきにくいかもだけど、どうか懲りずに投下して欲しい
谷山浩子とかは好き?

梶井基次郎といえば文芸板の某評価スレで青空文庫から「檸檬」を貼って、
評価してください、ときたのがいた
「たとえば丸善であった。」を「東急ハンズであった。」と書き換えてたw
お前それはないだろうと

242:創る名無しに見る名無し
08/12/07 18:02:07 gleWaHmX
ファイアスターターが一番好きです>キング
谷山浩子は存じ上げないです、けど聴く感じは寺山修司っぽいなあーと。違うかな。

というかここで出したのって、小説よりも音楽の方に影響受けてる気がします。
GRAPEVINEとか、ART-SCHOOLとか、最近だとPeople In The Boxなんかの歌詞がかなり入り込んでいるというか。
もろにロキノン厨なのです。


URLリンク(www6.uploader.jp)
そしてこないだ書いたやつ。やっぱ横書きだと横書きっぽい話になってしまう・・・。
されど2chだと右端折り返し利かないから見栄え考えるとどうしても上記のようになっちゃって、変わらんのですが。
皆さん見栄えとかどう考えてんだろ・・・?

243:創る名無しに見る名無し
08/12/07 19:29:13 1LeCzqiV
谷山浩子は、絵本みたいな明るい曲だけど歌詞を逆に読むと
「ママがわたしを殺した」とか書いてある、そんな感じですわー
俺のイメージだと稲垣足穂っぽいw

まあそんな連想をしたのだけど、ロックな人なのね
>>242の読んでも、やっぱりなんか俺は谷山浩子の歌詞を思い出す

見映えは毎回試行錯誤してるかも
軽いお話だと一行おきに空けてみたりもしますな

244:創る名無しに見る名無し
08/12/08 12:27:02 198rgzsm
文章はしょぼいが、新世界よりは圧巻の作品だったな

バケネズミに育てられたから、自分を鼠と思ってXX機構が人間じゃなくネズミに~ってところは
ちょっとあまりにあっけない顛末すぎて、尻すぼみだったがその過程が凄い

245: [―{}@{}@{}-]   
08/12/08 13:34:35 KTt2zY6s
URLリンク(www.nicovideo.jp)
URLリンク(www.nicovideo.jp)

時折聞いてる

246:創る名無しに見る名無し
08/12/09 23:01:30 4wO0wZ6e
ハブルの碑
 その碑文に曰く

  集え 憑れたる者どもよ
  来たって己が悪運の限りを試すがよい
  だが忘れるな
  賭金と涙は銘々自らが
  支払わねばならぬという事を

247:創る名無しに見る名無し
08/12/10 00:08:19 1EINXFhe
お笑いナシの礫

   序
 さて、お立会い。
 寸鉄人を刺すか否かは保証の限りに非ず。
 この巻を編むに当たって我が身に惹起した、
 語るも涙聞くは大笑いの段はとりあえず略す。
 御用とお急ぎでない向きはとくと御覧あれ。

○ゲイは身を滅ぼす
 ゲイ風で売って消えたタレントの故事から
 転じて、一発屋を揶揄する時に用いる。

○核々シカト
 「核」を振り回して利を貪り、自らの責務は
 放擲して恥じぬ様。

○支那から出た真(まこと)
 極めて稀な、あるいは殆どあり得ない事態
 状態変態を表す。

○教育における三悪
 文科省、日教組、馬鹿親の三点セットを
 指す。こやつらを絶滅せしむべし。

○中元に異を唱える
 届いた中元の数に不平を言い、価格を推し
 量っては不服を並べ、甲斐性無しの亭主
 への不満を喚く、世の多くの妻女の行い。









248:創る名無しに見る名無し
08/12/10 00:25:50 1EINXFhe
お笑いナシの礫  其の弐

○2ちゃんを得たニートの如く
 現世(リア)では全く役立たずの引篭もり
 (ニート)が、掲示板内で傍若無人に振舞う様。
           【類】 おまえが言うな

○腹が減っても「汚染米」は喰えぬ
 カッコ内に次の語句を代入するに当たって、
 対外的な斟酌は無用。
 毒野菜、毒鰻、毒餃子、毒冷食、メラミン、等々。
          → 「俎上の国民」を見よ

○俎上の国民
 口腹を満たすに足る正常(まとも)な糧食を
 得んと欲して果たせぬ何処かの国の民。
          → 「政狂一致」を見よ

○政狂一致
 国を売り、民を売り、自国民を偽り欺き謀る
 政(まつりごと)の根本を忘失した、貪官汚吏の
 物狂いの様。

○やらずのブッシュ
 ならず者国家への制裁を無定見に解除した男。
 ブッシュそしてアメリカのこの裏切りを
 しかと見届け、ゆめ忘るべからず。

○ロン-ヤスからジョージ-ジュンまで
 宗主国と属国の関係を表徴する典型的な例。
       → 「塩野七生の『断じて』を見よ

○塩野七生の「断じて」
 宗主国と属国については、『ローマ人の物語』を
 読むべし。但し、「断じて」の使用頻度の高さには
 眼を瞑ること。  






249: [―{}@{}@{}-]   
08/12/10 01:04:22 foFF6jOA
塩野七生は確かに「断じて」多いねwww
紀元あたりからルネッサンス辺りまで語らせたら神なんだけれど

250:創る名無しに見る名無し
08/12/10 01:27:04 3M7hh4SA
塩野七生の共和制ローマ好きとヴェネツィア好きは異常
ところどころミーハーな女の子化しておるw

251:創る名無しに見る名無し
08/12/10 10:58:21 +U9ZT79l
塩婆は文章下手すぎて、自分の頭の中で再度構築し直さないといけないから、
逆に、学習書としては有用なのが皮肉だな

252:瓢(1/4)
08/12/14 03:32:14 iZm6lpvG
「意味は認識するものであって初めから存在するものではない」
「あると仮定することもできる」
「その場合は神を定義することになってしまう」
「あなたは無神論者かい」
「そんな覚悟もないので不可知論者を演じている」
「認識できないという証明は可能なのかい」
 彼女はその男達の会話を聞き流しながら、真直ぐ歩き続けた。
 彼女は神と言う無責任な物語に好意を寄せていた。
 一方で彼女は、責任と階層と構造を疎んでいた。
 嫌っているというよりは、失望故に興味を摩耗し切っていた。
 彼女の歩く道はいつしか階段になっていた。
 彼女は階段の途中で立ち竦んだ。
 階段の回折する間に位置する踊り場に、二人の男が座って話し込んでいた。
 背中越しに、彼らの会話が届いた。
「健全な社会に物語は不要だから」
「歯車になれば喜怒哀楽はいらない」
「総じて苦しむくらいなら電化製品を演じよう」
「でも元から人は電気信号で動いてる」
 二人の男は、やがて彼女に気付く。
 彼らは愛想笑いを向けた。一人の男はそのまま顔を伏せた。
 顔を伏せていない方の男が、やあ、と言って彼女の左目を指差した。
「君はなぜ片目なの?」
「理由が必要なのかどうかもわからないの」
「いつから片目なの?」
「生まれた時から片目なの」
「それじゃあこんな所は去った方がいい」
「どうしてかしら」
「ここの奴らは、片目の少女の登場に、何らかの意味を求めようとする奴らばかりなんだよ」
「意味がなかったとしても?」
「そうだ」
「それは困るわ」
「だろう」
「だれが意味を求めてるの?」
「あそこに座している、七人の賢者達さ」
 踊り場の傍らに段差があり、七人の髭を伸ばした老人がたき火を囲って座していた。
「賢者に見える風貌ね」
「七人であることにも意味があるって顔をしてるだろう」
「彼らは何を話しているの?」
「興味があるなら傍に寄ってくるといい。でも、君にとって困る事になると思うよ」
「興味があるわ。困ったら無言で立ち去るわ」
「それでいいと思うよ」
「あなたも行かない?」
「やめておくよ。君との出会いに何らかの意味を見出したくない」
「そう。それじゃ私もやめておくわ」

253:瓢(2/4)
08/12/14 03:34:02 iZm6lpvG
 彼女は階段の上を目指す。
 少しだけ老人達の会話が聞こえて来た。
「この場所がなんなのかという討論に立ち戻るべきではないか」
「堂々巡りだ」
 聞き取れた言葉はその二つだけだった。
 彼女は失望した。
 階段を上り切ると、ダブルのスーツで身を固めた紳士が立ち竦んでいた。
 右手には乳白色のカッター・ナイフが握られている。今時コンビニでも見かけない、古くに普及したカッター・ナイフの形だった。
 彼女は彼の物語的な意味を勤めて無視しようと考えた。
 無視する意味が耳鳴りを引き起こしかねなかったので、彼女はやはり紳士の傍らで立ち止まった。
 紳士は、彼女が何かを言うよりも先に言った。
「自殺を考える意味さえ見失いました」
 彼女はうんざりした。人生相談のような彼の呟きは酷く物語的で、彼女は意味を剥離するどころか鍍金(メッキ)に塗り籠められかねない恐怖を抱いた。
「見失ったという言い方にはまだ意味が介在しているように感じます」
「なんで健康なのに死をイメージしてしまうのでしょう」
「比較対象があるからではないですか」
「比較しなければ差異はなく、意味も生じない訳ですね」
「比較しなくても差異はあるかもしれません」
「認識的に比較しなくても意味は生じますか」
「わかりません」

254:瓢(3/4)
08/12/14 03:35:20 iZm6lpvG
 彼女は苛々していた。幸せにも不幸にも意味らしい意味はなく、富豪が貧乏人に羨望を感じるような不健康な物語さえも介在する。認識したくない繊細で面倒な表現を、彼女は少しだけ明確に意識した。
「あなたは社会平均的に不幸なのですか」
「それはありえません」
「言い切れるのですね」
「私は飢餓に陥った事もありませんし、厳密な意味では孤独ではありません」
「それでも絶望はありえます」
「そうですね。ありふれた絶望があります」
「それは物語です」
「はい」
「不要な物語です」
「はい。その通りだと思います」
 お互いに沈黙した。彼女は仕方なく歩き始める。
 彼女の背中に向けて、紳士は啜り泣きをはじめた。
「本当は比較対象がないのかもしれません」
 彼女は溜息を吐いて立ち止まる。
「相対的な絶望ではないという事ですか」
「おそらくそれも物語のせいでしょう」
「物語と比較するのですか?」
「私は見た事がありませんが、偶像的な幸福をイメージできます」
「物語的な幸福像ですか」
「少しだけ現実的な補正が加わります」
「あなたは不幸と言う言葉を口に出してはいけないのかもしれません」
「恐らくはそうなのでしょう」
「生物的な衝動が、物語で塗り固められた価値観に狂わされたのではないですか」
「恐らくは、そうなのでしょう」
「想像です。確証はありません」
「恐らくは、そうなのでしょう」
「いつまでもそうやって適当に納得し続けていればいいのだと思います」
「恐らくは、それが私の幸福かもしれません」
「そうかもしれませんね」
 彼女は頷いて、再び踵を返した。

255:瓢(4/4)
08/12/14 03:37:46 iZm6lpvG
 再び紳士が言葉をかける。
「あの、そちらには何もありませんでしたよ」
「真空ですか?」
「理系の言い方でいうと、何もない訳ではありませんが」
「皮肉のつもりではありませんでした。申し訳ありません」
「要するに、認識出来る物がないのです」
「意味が剥奪された世界という訳ですか」
「お答え致しかねます。無意味という言葉さえ意味を持っています」
「釈迦が見た境地かもしれませんね」
「さすれば、釈迦は最たる破戒僧という事になるかもしれませんよ」
「あなたは見たのですか」
「いいえ。厳密には徐々に何もなくなっていくのです。私はここまで引き返しました」
「何故ですか」
「子供の頃、熱力学第二の法則を知った時に泣きました。あの心境です」
「私はまだ子供ですが、その心境は判ります。マクスウェルの悪魔は救いになりませんでした」
「私はエヴェレット解釈で多少救われました」
「量子力学はよく判らないんです。済みません」
 彼女は三たび踵を返した。
「やはり行くのですか」
 紳士の言葉に振り返る気はない。
「あなたは引き止めたいのですか」
「そちらに歩む事が無意義だと考えています」
「なにか有意義な別の提案があれば考え直すかもしれません」
「動物的本能があります。私は男だから、その」
「セックスですか」
 男はたじろいだ。だが彼は正直に頷いた。
「有意義どころか不快である可能性が高いですね。すみません、忘れてください」
「仮に確実に不快なら、それは確(しっか)りと有意義な事のはずですね」
「本当ですか。私は性欲があります。欲求しています」
「そうじゃないのです。本当に不快かどうか、想像もつかないのが問題なんです」
「あ」
「そこに役立たずの物語が介在する可能性が高過ぎて、憂鬱です」
「……そう、でしょうね」
「この道を行けば、私が片目である意味自体を埋没してくれるかもしれません」
「それは物語です」
「科学も根拠にあるから、多分大丈夫な方の物語です」
「そうですか」
 風が吹きはじめていた。
 紳士は、片目では砂埃が辛いだろうなと想像した。

 了

256:創る名無しに見る名無し
08/12/14 03:38:54 dFI6vI6A


257:創る名無しに見る名無し
08/12/14 03:43:22 iZm6lpvG
適切な場所がわからなかったのでこちらに投下させていただきました。
衒ってるだけで浅い短編ですが、なにかお気付きの点でもあれば気軽につついてやってください。

258:創る名無しに見る名無し
08/12/14 15:43:38 M7eFiy9s
感想。

こういうのすっげえ好きです。
会話になってないというか、誰も他人の話聞いてない感じが特にリアルで。
言葉の響きにもってかれて意味が後から追いかけてるような本末転倒感、
というか音の響きの論理性がほか全部支配しちゃってる、何か間違ってるような現象が。
難しいフレーズで幻惑するつもりが、結局煙に巻かれてるのが本人になってしまう逆説的な構図なんです。
自分と見えてる景色とすごく似てるような気がしました。

ただ、ひとつの話にあまりにもいろんなことを詰め込みすぎてパンクしちゃってるきらいがあるように思えます。
あらゆるベクトルすべてに矛盾しないよう、言葉を積み重ねて言った結果、
言葉の海に呑まれてベクトルそのものが見えなくなってる気がして。
無意味であることを訴えようとして「無意味」を演出した結果、作品そのものが無意味なだけになってしまうような?

文章の全体量と、内容の重さとのバランスはかなり大切です。
内容が軽いのに文章を積み重ねるのもそれはそれで味気ないことではあるんですが、
重い内容を短い枠に押し込めようとすると、どうしても通じない言葉に振り回されていくというか。
一文字一文字に意味を添えた、丁寧な表現ができなくなってくるのです。
これはこないだ自分が反省したことですけど。

ついていけないようなことするんだったら
最低限ついていこうとする人にはついてこられるようにするのが大事だなってのが最近の考えです。
まとまらない感想ですが、何かの足しにして頂けるなら。

259:創る名無しに見る名無し
08/12/14 17:14:03 7JHqfMEz
>>258
意図的にパンクさせて作品自体を無意味にする事によって、
無意味に対する作者の価値観を強調してるんじゃないの?

それにこの程度ならまだ付いていけないって感じはしないなぁ
十分に理解の及ぶ範囲だと思われる

260:創る名無しに見る名無し
08/12/14 18:18:44 /q25T2ey
もっとコッテコテに難解な語彙を捏ねたほうが内容にあいそうじゃない?
いい意味で中二病な雰囲気だと思った

261:創る名無しに見る名無し
08/12/14 20:40:50 JuevWGT0
僕もこういう作風は大好きで、自分でも書いてみたいと思っているのですが
未熟なせいかどうにもうまくいきません
向いてないと言えばそれまでなのですが、こんなものは参考になるっていうものは何かありますか?

262:創る名無しに見る名無し
08/12/14 20:41:58 7JHqfMEz
まぁ、俺が真っ先に浮かんだのは森博嗣だったな
ここまで突き抜けてはいないけど

263:創る名無しに見る名無し
08/12/14 22:27:00 y5NSeauW
前も言ったけど川上弘美の「蛇を踏む」がぶっ飛んでる
アマゾンのレビューの二極化っぷりが物語ってる

264:創る名無しに見る名無し
08/12/15 21:16:19 3iUERXzv
 エクリチュールというものがあるとすれば無意識のうちに積み重ねられた語彙や刺激を理解すべき点を強調するために私はキーボードを叩いている。
 彼が驚いたのは包丁で切れない程の侘びと錆が血のような味覚を伴うからではなく意識的な無意識が衝動の前の方に匍匐前進してくるところにあった。今でこそ硝酸アンモニウムの加水分解が彩り豊かとはいえ相当数の偉大なる人材が有意義なオブジェクト指向設計ではない。
 それに先んじて数々のホールスパイスごと煮込まれた結果が海水に漂っている訳ではないのだが証明は不可能であり科学的手法の揶揄ではあるが、一瞬といえども時間的制約の元に文化的素養だと言う輩も確かにそこかしこに存在した。
 漏れたからといって人生が終わる訳ではなく、あくまで比喩的な情緒を伴っているのだがその芸術性はついぞ表現される事はなく、中近東ではもはや常識である。転じて、ソプラノとリコーダーは排他的であるかどうかはもう少し検討の余地が見られるのだろうか?
 もちろん、この文章は推敲されていず嘆かわしくも人前に晒す意味その物を疑問視すべきであるというのが多くの女子高生には関係のない意見であると考える事は可能であろう。
 その青年は頭を斜めに振ったが断じて違う。ゲルマニウムが三十二度で自我の萌芽があろうとなかろうとインシュリンとは別物であり周波数で三十二ギガヘルツであっても同じ事ではないが比較の対象としては不適切である。
 錆の話に戻るとミクロな視点で言うならば社会であり、マクロな視点で形容することが許されるのであれば、それは間違いなく許される事ではない。ましてやホールスパイスとして不適切である。
 比喩が煩雑になってしまったものの夢分析よりは精神分析の題材として有意義な半自動書記をここで終わることにしよう。

265:創る名無しに見る名無し
08/12/16 01:49:29 P+f1BkeO
バッテンだ

266:創る名無しに見る名無し
08/12/16 02:08:02 G8I+SkCc
サーセン

267:記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo
08/12/17 05:03:10 XggYxhKz
>>248
>○2ちゃんを得たニートの如く
> 現世(リア)では全く役立たずの引篭もり
> (ニート)が、掲示板内で傍若無人に振舞う様。

これ、おれのことだな。

268:創る名無しに見る名無し
08/12/17 05:23:18 QxZMAmTG
現世で役に立ってる人間等いないので無問題

269:創る名無しに見る名無し
08/12/17 13:20:33 9uReG+7Z
いや、そういうのはいいです

270: [―{}@{}@{}-]   
08/12/17 22:03:34 qI2fP5Hw
きおくはじかくがあるのかよ
そんなのさいていよ!

271:創る名無しに見る名無し
08/12/18 22:43:46 LO9jyQfY
薬品を吸わせるのが一般的かな。
安い掲示ドラマみたいに、ガーゼに染み込ませたクロロホルムを口に当てて、ね。
暴れて、瞼が痙攣して、呼吸が減って、ぽっくり。
ノックアウトマウスって分かるかな。特定の遺伝子をガツンとノックアウトするのさ。
1953年にリロイ・スティーブンスは、研究所で飼育されていた129系統と言うマウスのケージで、睾丸に腫瘍の出来た一匹のマウスを見つけた。
その腫瘍は異形だった。
毛が生えており、拍動する細胞が混じっていて、筋細胞や肝細胞も混じっている。あげくの果てに歯まで生えている。
それがES細胞ってものの発見に繋がるわけ。
はは、頑張ったなリロイ。
俺ならそんなの見たら宗教始めてたよ多分。
ま、俺が今殺したのは単なるウサギちゃんだけどね。
シャンプーの安全性検査のために、薄めた洗剤を点眼すんの。
このウサギは年くっちゃったから御払い箱っつーわけ。
そりゃあ、普通は処理なんかやらないよ?本当は保健所に持ってくんだ。
だけどさ、愛着が沸いちゃうんだよ。
だから、食べちゃう。
保健所のシステム知ってる?
ガス室が観察出来るようにガラス窓がついててさ、5匹ずつくらい入れるの。
ガス室の底は可動式になってて、底の奥は直ぐに処理施設。
所詮犬猫は管理された家畜なんだよ。
だから、食べたいときは遠慮なく食べる。
僕なりの供養なのかも。
もう宗教しちゃってるじゃんっつーか。ははは。
ウサギは焼くとおいしいんだよ。

272:創る名無しに見る名無し
08/12/21 14:20:43 862im6Qv
>>60 >>61
話の大筋は大体決まっているのですが、第一話のみ頑張って投下します。
超駄文ですが、よろしくお願いします。
第一話【裏】
静寂が支配する教室
どこからともなくピアノの音が聞こえる・・。

A「ユリ。帰ろうよ。もうみんな帰ったよ。」
ユリ「うん。」

黒板の周りのチョークの粉を落としていたユリはうなずく。
木造の床は足を踏む度にきしきし音が出て、ところどころに穴が開いている。
床の下からは、ねずみが動くような音がする。

大都会の喧騒から逃れたこの教室は科学技術に支配されていない。

教室をでて、校庭に来た2人
A「あ~あ、今日も終わっちまった。明日学校行くのめんどくせ~。さぼろっかな。
 そういえばさぁ、私のうちの近くに面白い所ができたんだけど、明日学校サボって行ってみない?? 」
ユリ「私はいいよ。それよりAって最近学校ぜんぜん出てないけど、大丈夫なの??
A「よゆ~よゆ~。」
ユリ「余裕じゃない。先生心配してたよ。」
A「わ、わかったよ。全くユリはまじめすぎるよ・・。」
2人が校庭を出た後、風が吹きあれた。カランカランと空き缶が転がる。
誰もいなくなった教室に男がいた。
旅人のような風変わりな格好をした男は、2人の少女が校庭を出るのをじっと見ていた。
男「・・・。」


273:創る名無しに見る名無し
08/12/21 14:21:13 862im6Qv
Aといっしょに大都市の道を下るユリ。
周りには巨大なビルが建ち、ネオライトが夕闇をてらす。
ありとあらゆる人の声が交錯する大都会の喧騒。
ユリ(ああ、うるさい)
ふと、前に不気味な実験場みたいな施設があった。
周りには、つるつるのヘルメットで顔を隠した者達がいた。
ユリ「あれ、なんだろう・・。」
A「知らないの??HANMU(ハンム)っていうのよ。意思を持たない操り人形みたいなものよ。
 労働力として使えるって政府が発表したのよ。どこから来たのかは未発表だけど・・。」


274:創る名無しに見る名無し
08/12/21 14:24:43 QUP3HaZY
>>272,273

落ち着けwwww

275:創る名無しに見る名無し
08/12/22 02:58:01 YGqNJlTX
批評願います。
URLリンク(www2.uploda.org)

276:記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo
08/12/22 03:50:04 LWlBYv9K
>>275 オチが弱い。見せ場がない。最大の見せ場は彼が死んだことだろうが、
それだけではよくあるありきたりな凡百の作品にすぎない。

277:創る名無しに見る名無し
08/12/22 20:27:47 tMYOPCzw
「箱を回す猫」
お釈迦様が天国から、池に映る地獄の姿を眺めていました。
地獄では奪い合い殺し合いが続いていて凄惨な有様でした。
心を痛めていると、猫がやって来ます。奇妙な箱を持っていました。
「お釈迦様の財産をここに入れて取っ手を回すと増えて行くんです」
お釈迦様はさっそく、近くにある美しい花を幾つか箱の中に入れて暫く回しますと、
次々と花が増えて行きます。そのまま猫らに命じてその箱を回し続け、増えた花を、
池の中へと落としていきました。地獄へと花は落ちていき、それを見た地獄の人々は、
不意にその花に魅入り、大人しく成りました。猫達は面白がり、どんどん回し続け、
やがて地獄は凄惨な有様から、花に埋もれた美しい世界に成りました。
その後も、この箱は天国で、猫達によって回され続けている、と言う事です。

なんとなく、ちょっと不思議な感じになったんであげ

278:創る名無しに見る名無し
08/12/23 11:45:59 Qq8ffTDg
なんか好きな雰囲気。いいなぁ
地獄は地獄じゃなくなったんだろうか

279:創る名無しに見る名無し
08/12/23 22:38:32 hcxukwtK
>>277

地獄の囚人たちは、天国から落ちてくる花を奪い合って、殺し合いを続けました。
あわてたお釈迦様は、さまざまなものを箱に入れ、増やしてから地獄に落とすのですが、
そのたびに、天国から落ちてくるものを巡って、争いが起きました。

そして・・・

誰か続けてくれ。

280:創る名無しに見る名無し
08/12/23 22:40:46 1h/N7Wda
お釈迦様自体が箱に入るとか

281:創る名無しに見る名無し
08/12/24 00:59:55 qIodD/pb
そしたら地獄はお釈迦様で一杯になりました
増えたお釈迦様は地獄で互いに殺し合いました

なんか違うな

282: [―{}@{}@{}-]   
08/12/24 01:01:31 GJPvVNzE
【折伏無限】お釈迦様バトルロワイアル【殺戮無尽】

283:創る名無しに見る名無し
08/12/24 21:05:05 XzDyawCa
お釈迦様は箱を持って地獄に下りると、これはと思う男に箱を渡しました。
男は、箱で食料を増やすと、それで手下を大勢集めました。
次に、箱から武器を取り出して、手下に武装させて、軍隊を作りました。
そして、男はその軍隊を指揮して、地獄を平定しました。
平定した後、男は地獄の支配者になって、厳格な法を制定し、
違反したものをどんどん処刑して、地獄を恐怖によって支配しました。

お釈迦様はこれを見て、大いに満足しました。
地獄で争いによって死ぬ人間がいなくなったからです。

この男こそ、後の閻魔大王です。

284:創る名無しに見る名無し
08/12/26 04:41:21 r1wfJ+Ar
小町算的なものを考えてみた、頭の体操にどうぞ。

【問題】
〇の部分に1~9までの数字を一つずつ入れ、以下の数式を成立させよ。

【問1】
 〇〇〇〇〇
- 〇〇〇〇
―――
 22222

【問2】
 〇〇〇〇〇
- 〇〇〇〇
―――
 33333

【問3】
 〇〇〇〇〇
- 〇〇〇〇
―――
 44444



285:創る名無しに見る名無し
08/12/26 15:16:57 79dhue1d
これ数字の重複はもちろんありだよね?

286:創る名無しに見る名無し
08/12/26 20:47:32 r1wfJ+Ar
1~9まで一つずつすべて使うのです。


【例】
 19753
- 8642
―――
 11111

みたいな感じで。

287:創る名無しに見る名無し
08/12/27 00:58:21 YJaEe2Tu
>>284
問い1は
27158-4936か?
まぁ順番はある程度ごっちゃになるが

288:創る名無しに見る名無し
08/12/27 01:35:09 YJaEe2Tu
>>284
問い2は
41286-7953かな

289:創る名無しに見る名無し
08/12/27 02:16:06 YJaEe2Tu
問い3が46279-1835だと思う
バカだから自信ないぜ

290:創る名無しに見る名無し
08/12/27 02:18:36 CYMB3X6O
手算ですか? 解けるとか凄ぇ。。
おれは最大範囲/最小範囲を考えたあとは場当たりしか方法が思いつかないです。

俺は1を場当たり試行で解いたあとで、
ついもやもやしたんでJavaScript組んで解いてしまったです。
>>284氏のお許しが出るまで検索スクリプト公開は避けますが、
(てかただのループ検索なので公開する価値はないかもです)
問1は12個、問2は2個、問3は16個の解答が見つかりました。
>>ID: YJaEe2Tu氏の解答も含まれててほっとしてます
検索組んだ以上、検索漏れが一番恥ずかしいw

しかし綺麗な古町虫食い算ですな。
別の形で頭の体操に使ってしまいましたが、面白い題材ありがとうございました。

291:創る名無しに見る名無し
08/12/27 02:24:14 YJaEe2Tu
>>290
俺はバカだから最大範囲とか最小範囲とかわかんねぇんだよ。
公式とか色々あるのかもしれないけど俺にはさっぱり理解できない。
だから力ずくで解いた。全ての通りを試せば答えは出るからNE!

292:創る名無しに見る名無し
08/12/27 02:40:09 CYMB3X6O
>>291
マジすかw
すみませんおれ投げ出しましたww

あ、でも俺の考えた範囲絞り込みも、別段なにか推理したって程の
もんじゃなく、試行錯誤してたら判る程度の奴ですw
問1を例に取ると、桁落ちと数字重複ルールから
 (21987から23123の範囲の数)-(1234から9876の範囲の数)=22222を満たす
……のかなと。気付けたのってそんだけです
他にも何か絞り込める要素とか見出せるといいんですが。。

てか問3の計算回し始めたの、>>288の書き込みの後なんですがw
JavaScript弱ス
というかあなた絶対バカじゃないと思うですYOw

293:創る名無しに見る名無し
08/12/27 02:54:02 CYMB3X6O
例題も回してみました。
こいつはゼロが使えないため繰り下がりが不能(10-9が不可能)ということで、かなり絞り込みやすかったです。
問1~3の形を示す例題としては、「一見易しそうに見せる」、かなり卑怯な特性に見えますw
引いて1になる4カ所の組み合わせの合計ということで、4!=24通りがヒットしました。

294:創る名無しに見る名無し
08/12/27 02:56:45 YJaEe2Tu
>>292
むむむ? その考えだと
(31245~21345)-(9876~1234)じゃない?
久しぶりに頭フル回転させたから間違ってるかも。数学テスト一桁だからわからんね!
疲れたから寝る

295:創る名無しに見る名無し
08/12/27 03:08:32 CYMB3X6O
あれ、そうですね、んっと、あれ?
俺は>>292でいったい何を言っているんだ?w
済みませんこっちは数学五段階で1とか2とかな上に酔ってます(←駄目な大人の最悪な言い訳の例)
整理し直したので経過報告。まだ自信ないですw

問1:最大値 ~ 最小値
 31987~23124
 -9876~-1234
 ――― ―――
 22××× 22××× :×は検討中の混乱を避けるための何か
問2:最大値 ~ 最小値
 42987~34125
 -9876~-1234
 ――― ―――
 33××× 33×××
問3:最大値 ~ 最小値
 53987~45123
 -9876~-1234
 ――― ―――
 44××× 44×××
例題:最大値 ~ 最小値
 例題は先の問いと性質が違い、繰り下がりがない。
 ※11-9は2になれるが、0が使えないので10-9が不可能
 19876~12345
 -9876~-1234
 ――― ―――
 11××× 11×××

296:284
08/12/27 03:16:56 4kw9amrp
>>291
正解お見事! お疲れさんです。

一応、俺が答えを出した手順も晒してみるが、自分で考えたもんなので、ややこしくてイ
マイチすっきりしない。
普通に勘で解いた方が早いかも…

一、十、百、千の位の各桁に入る『引かれる数』と『引く数』の関係は、大別すると四パ
ターンに整理することができる。問1を例に考えると、

A…引かれる数>引く数
 9-6、8-5、7-4…

B…引かれる数>引く数(一つ下の桁が桁上がりする場合)
 9-5、8-4、7-3…

C…引かれる数<引く数
 1-8、2-9

D…引かれる数<引く数(一つ下の桁が桁上がりする場合)
 1-7、2-8、3-9

さらにA~Dの組み合わせは、いくつかに限られる。
例えば百の位にパターンDの組み合わせが入ったとすると、隣の十の位にはCかD、千の
位にはBがD入る。
一の位にはそれより下の位がないので、桁上がりが絡まないAかCのどちらかが入る。

297:284
08/12/27 03:18:37 4kw9amrp
(続き)
以上のことを整理すると、

 千 百 十 一
 A A A A
 A A B C
 A B C A
 A B D C

 B C A A
 B C B C
 B D C A
 B D D C

 C A A A
 C A B C
 C B C A
 C B D C

 D C A A
 D C B C
 D D C A
 D D D C

この16通りの組み合わせとなることがわかる。
あとは実際に数字をはめこみ、そぐわない組み合わせを消去法で消していく。

こんな感じなんだけど、パズル関連の本やサイトにはもっとすっきりした公式?が載って
るかもしれないので悪しからず。
ちなみに『66666』以降のゾロ目は、作れない……はず。

298:創る名無しに見る名無し
08/12/27 03:43:14 CYMB3X6O
おお、これは興味深い

今ちょっと66666以降も回してるのですが、
66666と77777については解法がいくらか出て来てます。
(66666は8個、77777は10個)
99999まで回してから、改めて結果をご報告したいと思います。

299:創る名無しに見る名無し
08/12/27 03:50:31 4kw9amrp
おお、ホントか。
自分でも試してみたいんで、答えを書くのはちょっと待ってね。

300:創る名無しに見る名無し
08/12/27 03:53:44 CYMB3X6O
了解ですー。
一旦該当数出すのもやめておきます。
と、既に88888が存在するか否かをお伝えするだけになりますがw
※もちろん9ゾロ目はルール上、引かれる側の上限が98765になるので判定するまでもないですが。

301:創る名無しに見る名無し
08/12/27 04:27:44 4kw9amrp
出来た、単純に組み合わせを見逃してた……

66666=73194-6528

77777=81472-3695

88888は、やっぱり該当なしでないか?

302:創る名無しに見る名無し
08/12/27 04:35:54 CYMB3X6O
乙ですー。
88888はこちらでも該当なしでした。多分見落としは無いと思うんですが、
自信はないので他の方にJavaScript舐めて貰いたいなとか(r

検索結果とソース晒しときます。
・一覧
URLリンク(non-chang.heteml.jp)
・検索に使ったJavaScriptスクリプト
(※ボタン押すとブラクラ並の重さなのでご注意ください)
URLリンク(non-chang.heteml.jp)

303:創る名無しに見る名無し
08/12/27 11:35:16 YJaEe2Tu
一晩寝たら何がなんだかさっぱりになった('A`)

304:闇には花が咲き乱れ7
09/01/05 21:37:37 XEwe46E5
ひもき「俺の好きなアニメスレでエロ妄想垂れ流すんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
そいつのレスを持ち上げる奴も許せねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

305:闇には花が咲き乱れ8
09/01/05 21:43:12 XEwe46E5
ひもき「>>168死ね

306:闇には花が咲き乱れ9
09/01/05 21:55:49 XEwe46E5
ひもき「エロがやりたいならオリジナルのキャラを用意しろ!人の好きなキャラを汚すんじゃねぇ!
この糞パクリ同人作家が!
あんなもんを有り難がる連中も連中だ!
なぎが非処女設定で騒ぐ位なら処女であろうキャラを陵辱する同人誌を破り捨てて出版社に著作権侵害で訴えるように働きかけてみろ!

307:闇には花が咲き乱れ10
09/01/05 22:00:29 XEwe46E5
ひもき「ちくしょお!ちくしょおおおお!

308:闇には花が咲き乱れ11
09/01/05 22:03:24 XEwe46E5
ひもき「あと俺の創作はエロじゃねぇ
文学でもねぇ
ファンタジーだ!
エロを持ち上げてファンタジーを馬鹿にする奴は全員死ね!

309:闇には花が咲き乱れ12
09/01/05 22:07:53 XEwe46E5
ひもき「ちょっと性描写があるからってエロを期待するんじゃねぇ!
あれはファンタジー作品にリアリティを出すための創作上の技法だ!
抜けない勃起しないとか文句言うな!そんな目的で書いてるんじゃねぇ!

310:創る名無しに見る名無し
09/01/19 20:10:31 zbDuUzuw
ぷちぷち君の究極の楽しみはなんといっても
「銃撃」である、普段は徒手空拳を以って制圧に当たるところだが
あえてこれを銃撃してしまうのだ、そして極めつけに爆弾をしかけて木っ端微塵にしてしまう
これで大人も子供も飽きることなく最後まで終始上機嫌に高笑いして、またぷちぷち君をしようという気になれるのである

ここで私がお勧めするのは適当なぷちぷちに名前を付けるのだ
当然名前を付けるのは、嫌いな人間以外にありえない
そしてその対象に~被告、国会答弁風なら本名も入れて○○君などを付け加えるのも忘れない
あとは適当なレッテル貼りもいいだろう、非国民、戦犯、売国奴、○○の手先もしくは先兵などと
あらゆる汚い言葉を駆使して罵倒してやるのだ、なにたかだかぷちぷち一つ構うことはないのだ

そして、儀式の前には罪状文などでっち上げて書いてしまおう
世の中不思議だが嘘でも言えばホントになることもあるものなのだ、ここで気を緩めてはいけない

あとはゆっくりお好みで対象を料理してやればいいのだが
私のような熟練者になると銃撃に加え、さらに見せしめにと玄関先のカーペットの下にでも設置して
敵愾心を煽えるようにと毎日踏みつける、かつての家康公や臥薪嘗胆の故事に倣ったもので最近は毎日続けている

踏み絵にも使える便利なシロモノぷちぷち君、蔵や倉庫の中で腐らせず
ぜひみなさんも活用してみては如何だろうか?

311:闇には花が咲き乱れ13
09/01/19 22:34:31 jTr4HgpU
可愛い子を見ると悲しくなるんだ。
可憐な姿を、ヲタの妄想の産物で包むコスプレ……
その瞬間、彼女は犯されたんだ
ネットで見かける度に胸が締め付けられる。
カメラに犯されていることを知らない……
ひもきよお前は戦うんだ!
その「鏡の力」を駆使して。
お前はナルシストなんだ!

312:闇には花が咲き乱れ13
09/01/19 22:53:14 jTr4HgpU
僕の名は柿村ひもき。尊敬する夭折の天才作家柿村ミハルと同じ名字だ。
ひもき…は、まあ変な名前だけど、逆さまにすると「きもひ」つまり「キモい」って意味になる。要するに「キモい」の反対だからキモくないって意味で「ひもき」。「キモくない男に育ちますように」って、そんな願いが込められている。

313:闇には花が咲き乱れ15
09/01/19 22:54:01 jTr4HgpU
父が付けてくれたんだけど、きっと父は自分がキモいことを気にしていたんだろうね。
僕は父には似なかった。名は体を表すのか17才の今、僕はキモくない。
彼女も友達もいないけどね。プリキュアのグッズとかは買ったりする。

314:闇には花が咲き乱れ16
09/01/19 23:01:18 jTr4HgpU
十分キモいじゃないかーって?
でも僕はナルシストだから常に自惚れてなくちゃいけない。ホントに辛いところさ。でも世界を救うのはナルシストにしか出来ないんだ。僕は世界のために戦いたい。だからナルシストでいたいんだ。

315:訂正
09/01/19 23:05:13 jTr4HgpU
>>311
×彼女は犯されたんだ
〇彼女は汚されたんだ

316:闇には花が咲き乱れ17
09/01/19 23:22:13 jTr4HgpU
……などと主人公の声色を使って人物紹介などをしてみたが、作者は以降三人称で語って行くことにする。

317:闇には花が咲き乱れ18
09/01/19 23:36:05 jTr4HgpU
そうはさせないよ、作者くん。これは僕の物語なんだから僕が自由に語らせてもらう。
そうしないと、救うべき世界そのものの輪郭が曖昧になるからね。
それを捉え損ねたら結局、何一つ救えないということになりかねない。

318:囚人と帽子
09/01/20 12:48:08 Z/uxTPZu
ここに、あなたを含む6人の死刑囚がいる。ある日、看守がみなを集めこう伝えた。

「今から君たちには、目隠しをした状態で縦一列に並んでもらう。そして帽子をかぶせる。
帽子の色は白が三つ、黒が三つ。ランダムに配られ、自分が何色かは分からない。
その後、目隠しを取り一番後ろの者から順に、自分の帽子の色が分かるか分からないか答えてもらう。
自分より前の者がかぶる帽子の色と、自分より後ろの者の回答だけを頼りに判断し答えよ。

答え終えた者は別室に連れてゆき、なぜそう答えたかの理由を問う。
『分かる』と答え、それが論理的な理由からであるなら、釈放を認める。
『分からない』と答えた場合でも、それが論理的な理由からであるなら、減刑を認める。
なお、非論理的な回答をした者、この場で『分かる』『分からない』以外の言葉を発した者、
後ろを振り返った者は問答無用で射殺する」

くじ引きで並ぶ位置を決めることになり、最初に勝った男は最後尾を選んだ。
次はあなたの番だ。釈放を望むなら、前から何番目を選ぶべきか?
なお、6人全員が十分な判断能力を持ち、かつ死刑回避を心から願っているものとする。


319:創る名無しに見る名無し
09/01/20 14:01:25 ej96/b+e
後ろから二番目
『分かる』
一番後ろの答えと前にいる人間の帽子で残りの色は分かる

320:創る名無しに見る名無し
09/01/20 14:20:22 ej96/b+e
でもこれだと全員正解してしまうけど、自分より前は全部見えるわけじゃないの?

321:創る名無しに見る名無し
09/01/20 16:07:52 kO4GbZg4
後ろから三番目

・後ろから二番目が『分かる』と言えば最後尾&後ろから二番目は同色の帽子
残りは片方三つ、片方一つなので前方の三人の帽子の色がすべて同じなら自分は逆の色、
二つと一つなら自分は二つの色のほうの帽子を被っていることになる
・後ろから二番目が『分からない』と言えば最後尾&後ろから二番目は異色の帽子
残りは両方二つずつなので前方の三人の帽子の色の数のうち一つの色のほうがすなわち自分が被っている帽子の色になる

322:創る名無しに見る名無し
09/01/20 16:19:56 LKfnqkYx
どの順番を選んでも『分かる』
自分の帽子を取って、実際に目で見て確認してから答えればいい

323: [―{}@{}@{}-]   
09/01/20 16:22:46 4Fw9l0cT
>自分より前の者がかぶる帽子の色と、自分より後ろの者の回答だけを頼りに判断し答えよ。

324:創る名無しに見る名無し
09/01/20 16:26:30 LKfnqkYx
><

325:創る名無しに見る名無し
09/01/20 16:26:47 Z/uxTPZu
>>321
お見事、完璧だす

326:創る名無しに見る名無し
09/01/21 00:50:56 a5JKlW5f
蜈ャ蜍吝藤隧ヲ鬨薙�ョ蛻、譁ュ謗ィ逅�縺ォ縺薙≧縺�縺�蝠城。後≠繧翫◎縺�縺ュ

327:創る名無しに見る名無し
09/01/21 01:25:29 TEzXVlLl
日本語でおk

328:創る名無しに見る名無し
09/01/21 02:43:32 R/cgCHvR
エロい妄想をSSにして晒していい?

329:創る名無しに見る名無し
09/01/21 02:46:38 VIsLW6Xf
エロパロ板がお前を待っている

330:三人の性格
09/01/24 21:52:17 K5SjgA07
太郎、次郎、三郎の三兄弟がいる。
三人のうち一人は、何でも本当のことを答える『正直者』
一人は、何でも反対のことを言う『嘘つき』
一人は、その時々で言うことが変わる『気分屋』である。

三人に「あなたは太郎ですか?」と尋ねたところ、うち二人が「はい」と答えた。
「次郎は正直者ですか?」と尋ねたところ、三郎は「はい」と答えた。
このとき、確実に言えるのは次のどれか。

A、太郎は正直者である
B、次郎は嘘つきである
C、三郎は気分屋である



331:創る名無しに見る名無し
09/01/24 21:59:08 lO9o10An
Bかね

332:創る名無しに見る名無し
09/01/24 22:33:51 LGd8aGGJ
一つ目の質問で、

次郎と三郎がはいと答えた場合
・誰も本当のことを言っていないのでこの仮定がありえない

太郎と次郎がはいと答えた場合
・次郎は違うことを言っているので嘘つきか気分屋である
・三郎は一つ目の質問では本当のことを言っていて二つ目の質問では違うことを言ってるから気分屋である
∴次郎は嘘つきである。ここから太郎は正直者であることも分かる

太郎と三郎がはいと答えた場合
・太郎と次郎は本当のことを言っている
・三郎が2つ目の質問で本当のことを言っているとすると嘘つきがいなくなるので、三郎は嘘つきで2つ目の質問でも嘘を言っている
∴次郎は正直者ではないから気分屋である。ここから太郎が正直者であることも分かる

よって必ず言えるのはA



そろそろクイズスレ立てた方がいいんじゃねw

333:創る名無しに見る名無し
09/01/25 06:27:18 phZhBFAl
>>332
正解!
ある程度ネタがたまったらスレ立ても考えてみますわ。

334:創る名無しに見る名無し
09/01/25 06:32:58 JUVXVKsV
期待してますー

335: [―{}@{}@{}-]   
09/01/25 06:34:20 JQx63IrA
同じく
「クイズを創作するスレ」在ってもいいとオモ

336:創る名無しに見る名無し
09/01/25 11:15:42 phZhBFAl
ふむ、じゃあ依頼所に出してみようか

【スレタイ】
クイズ・パズル・なぞなぞ創作スレ

【本文】
スレタイ通り、クイズを創作するスレです。
出題する以外に、作成に関する質問・相談なんかもおkです。


↑こんな感じでいいかな

337:創る名無しに見る名無し
09/01/26 02:04:36 4klaJdyD
行き場がないので

人生にはリセットボタンはない。スタートボタンはある、らしい。
最もスタートボタンを押せる人間はとうの昔に押しているはずだから結局俺には押すボタンはないのだろう。
今日もまた控えめなノックが聞こえる。珍しくソレは何も喋らずに立ち去っていった。
ドアを開けて、置いていったものを引き込む。夕飯はごはん、豆腐のみそ汁、漬物、にくじゃが。
左手でマウスを動かしながらネットサーフィン。右手にもった箸でじゃがいもを掴み……食う! うまい!
今日も昨日と同じように2chを巡りながら、面白そうなスレを探す。一昨日も同じことをしたし、三年前も同じことをしていた。
不変の毎日。家にいるだけで全てが事足りてしまう。自分にとっての世界は家そのもの。食器を部屋の前に置く。
最近、未来や思い出のスレを見ると落ち込むことが増えてきた。もちろん、見なければいい。それはわかっている。
だがスレタイを見ただけで想像してしまう。自分の未来。この先どうなるのか。いつかくる世界の終わりに俺はどうすればいいんだ。
それと同時に湧き上がる後悔の念。蘇る思い出には希望はなく、ただただセピア色に染まっているだけ。
もしも。もしもリセットボタンがあれば。俺は……。
ないものに頼っても仕方ない。だが思わずにはいられない過去に戻るという幻想。目を伏せて、幻を夢見る。もしもの世界に思いを走らせる。
ふと、目を上げるとパソコンに見慣れないサイトが表示されていた。クリックした覚えはない。気味が悪い。
しかし、そこに書かれた文字が目を引いた。同時に笑いが漏れた。
『人生をリセットする方法。お教えします』
どんな方法があるというのか。点滅する『入り口』をクリックする。
『これを実行した場合、どんな事故が起こるかはわかりません。構いませんね?』   『はい』をクリック。
『これを実行した場合、今の全てを捨て去ることになります。構いませんね?』  『はい』をクリック。
『最後です。過去があなたの思うとおりになるとは限りません。構いませんね?』  『はい』をクリック。
最後のページも前のそれと同じように単純なつくりだった。白い壁に黒い字。一番読みやすいので特に問題ではない。
『覚悟を受け取りました。なお、この行為をやる上での約束がいくつかあります。この約束を破った場合、どんなことが起きようが自己責任でお願いします。
 1、誰もいない部屋で行なう。また、他人に見られた場合もだめです。
 2、思い出の品と呼べるものを三つ用意してください。どんなものでも構いません。置くだけなので使用する等はありません。
 3、一度始めたら絶対に止めてはいけません。また、振り向いてもいけません』
これは困った。2の品物が難しい。どんなものでもいいと言うことだし、本当にどんなものでもいいのだろうか。
部屋を十分ほど漁り、どうにか『中学時代幼馴染にもらった財布』『初めて買ったアニメDVD』『初めて買ったフィギュア』を揃えた。
この三つを机の端に並べる。財布など本当は燃やしてしまいたいものなのだが、なぜか捨てることが出来ず大切に保管している。
『準備が揃いましたら次の文を読んでください。なお、いい間違いはちゃんと修正して、呼んでください』
「潮退いて、時満ちる。時過ぎて、命知る。命生し、福来る。
 巡るは輪廻。還るは大地。終るは世界。廻るは時間。
 人災いしり、今を捨てる。思いは幻。馳せるは夢に。
 過去は既定、変えられない定め。
 しかし願うは過去の改変。望むは今の幸福、未来の安堵。
 瞬く命の儚き願い。叶えるは神の悪戯か祝福か。
 思いは夢幻の如く、幻想の果てへと運びたるは時間。
 死を克ちて、時を越え、その願いは果てへと届く。
 過去は未定に、変わる定め。
 人の心、横たわるは天の上。
 止まる輪廻。生れるは大地。始まるは世界。戻るは時間。
 そして再び潮は満ちていく」
なにかが     せなかから      だきついてきた。
      あたまに       きおくが           よみがえる。

338:創る名無しに見る名無し
09/01/26 02:06:09 4klaJdyD
―かわいいなぁ。そうだ、この子の名前は
―ほら、おいで。こっちだよ
―大丈夫だって。少しの間だから
―わたしとなりにすんでるの! なまえはなんていうの?
―小学校というのはぁ、えー、幼稚園と違いー
―また一緒だね。一緒に帰ろっか
―あいつ女と帰ってるんだぜー。だせー
―明日から中学校かー。部活なにはいろうかな
―おい! きいてんのか! てめぇだよ!
―はい、これ。だって今日は誕生日じゃない
―高校でお別れだね。……これあげるよ。何ってそりゃ
―おい、なんか臭くね?
―あいつまだいたのかよ
―愚図は愚図だな
―もう話しかけないでくれる? ……彼氏出来たから
―ああ、生れたときはあんなに可愛かったのに……どうしてこんなことに……

その一報は会社にいる時に受けた。
思わず出した大声にフロアの人間が飛び上がってたっけな。
長かったわよ。それと痛かった。
あんたにはあの償いをしてもらわないとね。

何ってそりゃ、チョコに決まってるでしょ。え? チョーコ!
ばか、恥ずかしいのよ。こっちは。手作りなんだから味わってよね。
……本命よ。悪かったわね。だって好きなんだから。あんたのことが。


そうか。そういえば俺は幸せだったのかもしれないな……。
俺の不幸なんて受けた幸福に比べればちっぽけなもじゃないか。
またあの人生を歩くのも……悪くないかもな。
でも今度は―


陽の明かり届かぬ、部屋に男が一人。眼の前のパソコンに取り付かれたかのように夢中になっている。
やがてはなるであろう微かなノック。母親は何も言わずそこから立ち去る。
そして……やがて見つけるであろう。電子の海に漂う契約。
『人生をリセットする方法。お教えします』
カーソルは迷うことなく『入り口』をクリックする。

339:創る名無しに見る名無し
09/01/29 16:09:39 1sR+D0TG
繰り返す…のか

340:創る名無しに見る名無し
09/01/29 20:10:13 epBO3/5H
>>339
なるほど、そういう意味だったのか

341:創る名無しに見る名無し
09/02/01 08:50:39 tMqE7fBh


342:創る名無しに見る名無し
09/02/03 20:10:35 SIU39pSW
ネタがない

343:創る名無しに見る名無し
09/02/05 20:02:33 Ca3uexux
「“それ”は何であるか、答えよ」

“それ”はそこに在った。

そう問われた訳ではないが、“それ”を手に入れるために、私は答えなければならなかった。

私は“それ”が何であるか知っていた。

しかし、“それ”は答えられることを望みながら、同時に拒んでもいた。

正確には、“それ”と呼ぶのは相応しくないかも知れない。

“それ”は“それら”かも知れないし、或いは、そのように数えられるものではないかも知れない。

断定できない存在、だが、断定できないとも限らない存在、そういう存在なのかも知れない。

曖昧さを残して答えれば、“それ”は曖昧な存在として確定してしまう。

悩んだ挙句、私は答えた。

「“私の”だ」

「それ以外の何でもなく、“私の”だ」

こうして、私はついに手に入れた。

今も“私の”としてここに在る……かも知れない。

344:創る名無しに見る名無し
09/02/07 09:55:38 +/PGttWp
URLリンク(www.youtube.com)
テクノとラップと詩と前衛動画のガチャミックス、作ってみました

345:創る名無しに見る名無し
09/02/09 11:41:01 fw0U6OE/
見た目はまったく同じ8個のボールがあります
ただそのうち一つだけは、他の7個よりも僅かに重いです
今、ここに天秤があります

①、天秤で三回だけ量って一つだけ重いボールを見つけ出す方法を述べなさい
②、天秤で二回だけ量って一つだけ重いボールを見つけ出す方法を述べなさい

なお、天秤の皿の上には複数個ボールを乗せて量ることができます

変ななぞなぞとかなしです
手で持って量るとかもなし
ちゃんと答えが出せます
っていうか簡単です
暇つぶしにどうぞ

346:創る名無しに見る名無し
09/02/09 11:44:13 fw0U6OE/
>>332-336
クイズ・雑学板(仮)@2ch掲示板
URLリンク(schiphol.2ch.net)
パズル@2ch掲示板
URLリンク(gimpo.2ch.net)

一応こういうのがあるようです

347:創る名無しに見る名無し
09/02/09 16:32:36 /1b5hEaD
>>345
1は4個4個で天秤、重いほうを2個2個、さらに重いほうを1個1個で重いほうがそれ。
2は3個3個で天秤、つりあったら残りの2個で1個1個、重いほうがそれ。
つりあわなければ重いほうの3個から無作為に1個1個、つりあえば余りがそれ、つりあわなければ重いほうがそれ。

というかこっちにクイズスレ立ってるよん
スレリンク(mitemite板)

348:創る名無しに見る名無し
09/02/11 11:11:20 rYpHIDyM
URLリンク(www6.uploader.jp)
某島スレに投下しようと書いてたけど気付いたらなんか違うものになってた。
長いのでtxtで

349:創る名無しに見る名無し
09/02/11 12:40:41 dGW3ZDGF
367 名前: 伝説の名無しさん 投稿日: 2009/02/10(火) 15:58:25
僕は学校でもうだつの上がらない冴えない生徒でした
好きな女の子がいました。その子は裕美ちゃんといいます。
だけどある時その女の子が僕のことを「きもい」と言って明らかに嫌悪の表情を浮かべてました。
僕は凄くショックで、家に帰ってから泣きました。
どうして僕はこんなに駄目な男に生まれたんだろうと、親をうらんで怒鳴り散らしたりしました。
次の日学校に行くと、クラスのみんなが僕を白い目で見ます。
「どうしたの?」と話しかけると、みんなは僕をあからさまに避けます。
すると不良の斉藤君が「てめえふざけるなよ」と僕を蹴飛ばします。
僕は教室の床に転がりました。起き上がろうとすると今度は高橋君が僕の腹を蹴飛ばします。
僕は「僕が何をしたというんだよ!」と抗議しました。
すると小林さんが「あんたが裕美の体操着を盗んだの!あんたの机の中から出てきたんだよ!」と言います。
僕は知りません。僕は何も知らないと抗議します。
裕美ちゃんは泣いていました。数人の女子が裕美ちゃんを慰めながら、僕を汚物を見るような目で見ています。
僕は知りません。裕美ちゃんの脱いだ体操着なんて盗んでいません。
だけど僕の机の中から出てきたんだから、とみんなが言います。
僕は知らない、知らないと泣いて抗議しました。
職員室に呼ばれ、先生に「こういうことをするなんてお前は最低だ」と言われました。

368 名前: 伝説の名無しさん 投稿日: 2009/02/10(火) 15:58:57
家に帰ると母が泣いていました。僕は怒って母を殴りつけました。
母にまで信じてもらえないなんて、もう駄目だと思いました。
部屋に戻って僕はベッドの上にうつ伏せに倒れこみました。そのままたくさん泣きました。
ひとしきり泣いたあと、僕は机の上のCDプレーヤーのスイッチを押しました。
するとスピーカーから、尾崎豊の歌う「永遠の胸」という歌が流れてきました。
「一人きりの寂しさの意味を抱きしめて暮らす日々よ 見つかるだろうか 
孤独を背負いながら生きていく 心汚れなき証 示す道標が」
尾崎の声が僕の心に響きました。
僕は泣きました。悔しいからではなく、救われた気持ちで泣きました。
次にFIREという曲が流れてきました。
「おかしな奴だと マトモな振りをした奴らに 笑われ続けてもいいのさ
何がこの世で一番大切なのかを 知っているのは この俺の方だぜ」
尾崎の訴えは、僕の心の叫びでした。尾崎が僕の気持ちを代弁してくれています。
僕は尾崎に救われました。ありがとう尾崎。
裕美ちゃんへの報われない思いも、いつか分かってもらえると思っています。
そして斉藤や高橋のような汚れた人間にはいつか罰が下ると思います。

350:創る名無しに見る名無し
09/02/11 15:41:09 PgksbIkH
>>348
正統派軍物って感じだなー
投下してみたらいいのに

351:創る名無しに見る名無し
09/02/11 17:17:34 rYpHIDyM
>>350
正統派かなあ?戦争してないけど・・・
軍事・学園風味が薄いのとWWⅡ関係が皆無に等しいと思ったので自重した

なんにせよ、見てくれてありがとうございます

352:創る名無しに見る名無し
09/02/12 14:35:23 KqMoHS/H
>>348
確かにあのスレとは微妙に趣旨は違う気もするけど、
これはこれで続きを(あるなら)読んでみたいな
大人の女性二人のキャラが好き

353:創る名無しに見る名無し
09/02/15 03:16:39 TDBd2tm1
地図
URLリンク(www6.uploader.jp)
URLリンク(www6.uploader.jp)

354:創る名無しに見る名無し
09/02/15 03:19:13 6QQaVIiS
男やたらかっけぇなーと思ったらオチがwwwwww

355:創る名無しに見る名無し
09/02/15 03:21:44 PfYfn+fJ
論調のダイナミックさに南さんちの次女を連想したwwwなんとダメな大学生かww

356:創る名無しに見る名無し
09/02/18 23:01:24 2l7ikQKx
百日滔々
URLリンク(www6.uploader.jp)

357:創る名無しに見る名無し
09/02/18 23:12:31 Q5MzeN49
zipとな

358:創る名無しに見る名無し
09/02/18 23:19:34 Q5MzeN49
なるほど万華鏡状態の画像詰め合わせですか。これは綺麗

以下チラ裏
zipだとウイルスやグロ張る人もいるので、
できれば内容の概要を記載しておいて欲しいです。
なんか仮想マシン経由でアクセスしたりとか、つい身構えてしまいますw

359:創る名無しに見る名無し
09/02/18 23:21:31 2l7ikQKx
すいません、lzhの方が良かったでしょうか?
内容は約10MB分の画像になります。

360:創る名無しに見る名無し
09/02/19 01:37:56 UB4EKdLj
圧縮せずにロダに1枚1枚貼っていった方がいいってこと
これだと見てくれる人の数、減っちゃうし
ただこれだけの量だと仕方がないかなーって気もするが

見てみたけど万華鏡っぽさは上手く出てて綺麗だと思う
でも若干単調で見てて飽きやすいかも

361:創る名無しに見る名無し
09/02/19 09:59:41 41LjtUtn
ああ前聞いた模様のやつか
これはwktk
携帯だと見れないから今夜帰宅したら速攻見ようっと

362:創る名無しに見る名無し
09/02/19 15:42:34 i9ZQ6HTf
うわ、すごい綺麗だ
どんどん見ていくとゲシュタルト崩壊というか、違う世界に放り込まれそうになるというか
不思議な気分になってくるな
素材に使いたい位だ
何で作ってるんだろう?

363:創る名無しに見る名無し
09/02/19 19:11:21 nZFO62fi
これは綺麗だな

364:創る名無しに見る名無し
09/02/19 21:46:33 3av/o6X4
この模様はペイントでパーツを描いてから
どこからか画像を持ってきて、画像をパーツに切り分け
鏡対称に円展開させて作りました。
ペイントだけだと角度が90°までしか変えられないので
Microsoft Word へ写した後に30°の角度修正してますけどね

Adobe Photoshop 欲しいなぁ・・・

365:創る名無しに見る名無し
09/02/19 22:18:58 y269CH/D
>>364
gimpを使うんだ
フリーだぞ

366:創る名無しに見る名無し
09/02/19 22:40:51 3av/o6X4
URLリンク(www6.uploader.jp)

立体視に挑戦してみました。

>>365
調べてみました。凄いフリーソフトですね!
さっそく使ってみます。良い情報をありがとうございました。

367:創る名無しに見る名無し
09/02/19 22:45:11 aEjP3861
「ファー退屈じゃ脳!」
手には弓、背中には矢が大量に入ったケースがあった。
通三は手に持った和響と名付けられた弓を構えた。
「この弓矢でさっさと殺してやるさ」
首の無いマネキン、通三はそれに狙いを定めた。

「首のあるリアルな物の方が面白いな」
仮面を被ったマネキンがカッコよくポーズをとっている。
並んでいるマネキンの中に一際目立つ物が居た。美しい・・・。
「このマネキンはまるで生きている様だな、顔はままま松下小枝!」
そのリアルなマネキンはダンスのように動き始めた。周りのマネキンも動き始める。
そのマネキンは、口に咥えた薔薇を投げ捨てそれから華麗な装飾の仮面も投げ捨てる。
仮面は空中で回転し地面に当たって跳ねる。
仮面の下から出てきた顔はマネキンの物ではなかった。やはり生きている小枝だ。
ダッ(ドラム)
「ええい、殺してやる」
ダッ(ドラム)
ドラムの音が響くたびに一歩一歩近寄ってくる。
矢が発射される。小枝はそれを「ボワワーン!」と音を立てながら左右に飛びかわしていく。
「びゃーっ!k!a!w!a!s!i!t!a!かわした!」
小枝は通三の左腕を掴む。その時何かが閃く音がする。
忍殺 紅首間接
ボギーン!「あがお」ボギーン!「ギャー!いいいいだいーっ」
ゴギ!
「ぎえ!」
キュピィーッ
首が右方向高速に1回転しふらふら歩き回る通三の後ろで小枝は刀を構える。
通三は前のめりに倒れた、死体からは赤の巻物が飛び出す。

368:創る名無しに見る名無し
09/02/19 22:51:00 EDZjUv9X
小枝さん(再)

369:創る名無しに見る名無し
09/02/19 23:03:45 7LBCw98g
>>367
パッと見た感じだと、カオスを垂れ流してるだけに見える
そのレスしかないから、キャラに蓄積がなく行動の面白さが伝わりにくくなっている
1レスだけで投下をするならば、固有の名前ではなく「男」とか、記号で表わした方が良いかも知れん

通三という人物が殺そうとした人物、小枝について
軽く見た感じだと、通三は既に小枝が死んでいる事を知っているように読めた
地の文でも、
>やはり生きている小枝だ。
ってあるから俺はそう読んだ

死んでいるはずの人間が現れて、突然ダンスを踊りだし周囲のマネキンも踊りだす
さらには口に薔薇を咥えてて華麗な装飾の仮面もつけていた
そんなもんを殺意を持った人物の前で投げ捨てるという行動

これ単品で見るとメッチャ面白い
それを活かすように(具体的にはもっとしつこくするとか)すると恐らくつくレスが増える


>ダッ(ドラム)

これがイマイチわからんかった
効果音として書いてるんだったら、空白をあけたりすると良い
今の状態だと、前後の文章に埋もれちゃってるから効果音として読ませるのは難しいから

周囲のマネキンがドラムを叩いてるんだったら、多少テンポが崩れるのを承知でそう書いた方がよさげ
前半部分でせっかくマネキンも動き出してるんだから、それに「何をしているか」を読み手に伝えられると、
カオスさと意味のわからん面白さが強調されると思う

>「ボワワーン!」と音を立てながら左右に飛びかわしていく。

この擬音の発想は失うな。これ、カオスに読めるけど想像してみると面白い
けれど、読み手がこの擬音だと避けるという動作の擬音だとはあまり認識してないと思う
伝えたいのなら、もうちょっとこの部分の描写を濃くすると良いかも知れない

>「びゃーっ!k!a!w!a!s!i!t!a!かわした!」

大好き


>忍殺 紅首間接

これより下は手を抜いたのがすっげぇわかりやすい
最後まで気合入れてカオスって欲しかった

370:創る名無しに見る名無し
09/02/19 23:07:23 buRKk3y/
濃いねぇ、嫌いじゃないよ

371:創る名無しに見る名無し
09/02/19 23:07:52 7LBCw98g
>>367
感想をつけるとしたら「カオス」だけ
なんだか読んでもらいたいらしかったから、思いっきり読んだ
気を悪くしたらごめんなさい

372:創る名無しに見る名無し
09/02/19 23:14:51 bxjeAL9+
批評すげぇな

一通り読ませて貰ったが、性格からしてバトロワでは窮屈だろ


373:創る名無しに見る名無し
09/02/19 23:17:00 OH9lrkfU
「殺す」ことを目的にしてるんだからそりゃ「殺し合う」バトロワは向いてないよなあ
あれは殺すだけがメインじゃないから

374:創る名無しに見る名無し
09/02/19 23:19:29 6rPubhJz
ここでちまちまと書いたほうがいいかもね
複数で世界を構築するんじゃなくて、一人で伸び伸びとやれるし
このカオスはちょっと真似できない

375:創る名無しに見る名無し
09/02/20 04:51:47 02IXS9eN
雑スレのも見たが、まさに型破り、この感性は面白い
目茶苦茶なようで読みやすく、勢いに引き込まれた
ここで投下続けてもいいが、単発スレ立ててもいいレベルだと思う

376:創る名無しに見る名無し
09/02/20 09:53:27 K2niP7Lz
感想ありがとうございます一応サイトはあるんですけどね、今はこの小枝シリーズ中断してます。
わりとまともな方(ネタ度、超能力度が少ない)書いてるんで先に完結させたい。
ていうか小枝シリーズは基本お約束の展開の繰り返しなので連続して書くとネタ的にきつい物がある、やっぱり台頭で普通のバトルや集団の行動、迷う心理ってものも書きたいし。

377:創る名無しに見る名無し
09/02/20 11:22:23 JereSOdY
>>366
真ん中の花?部分が綺麗に立体になるんだな、これはいいわー

この万華鏡風模様いいなーこういう模様の絨毯ほしい
初めてPCに触れたころ俺も似たような感じで模様描きにはまってたんだけどレベルが違う
あの頃は100×100の小さな模様をいっぱい書いて
それがたまったらパッチワーク的にあわせてニヨニヨしてたなー
あのデータ、古いPCと一緒に消滅したよな
残りとけばよかったといまさらな後悔

378:創る名無しに見る名無し
09/02/21 01:50:41 mhib8i9l
URLリンク(www6.uploader.jp)

GIMPで波打つアニメーションを作ってみました。
本当に凄いソフトですね、これでフリーとは・・・

>>377
私も今、全く同じ事をやってニマニマしてますね
ドットを打って描くタイプの小さな模様を幾つも作って
重ね合わせては消してを繰り返していると
ついつい時間を忘れるほど夢中になってしまいます。
睡眠時間がガリガリ削られて仕事がまともに出来なくなるとか
ロクでもない話なんですけどね

379:創る名無しに見る名無し
09/02/21 02:19:14 5UO3XLcN
すげーとしか言えない

380:創る名無しに見る名無し
09/02/21 04:47:12 J+0LZr0w
なんか凄い動いてるしっ!?
よく見てたら酔いそうになってしまったぜ

381:創る名無しに見る名無し
09/02/21 21:18:52 O6ghmVh4
かなちゃん
加奈は大好きなアニメ「ミティちゃん」を見ようとスイッチを押した。
しかし映っていたのはバトルロワイアルの緊急速報であった。
「この番組は何だろう・・・」
画面に映し出される反政府組織の人間の死体。
「うわーなにこれーミティちゃんじゃなーい」
画面に映し出される刑務所、プログラムに使用された場所だ。
「しかもよく見たら気持ち悪ーい」
テレビの中ではザディスティックな殺人シーン。
柿色の制服を着た生徒がうろうろしている、その左背後から黒い制服の生徒。
「敵襲!」
柿色の生徒は叫ぶが遅かった。
首を背後から切られた。
「ああ」
大量の血が散る。
そしてすれ違いざまに心臓をくし刺しにされた。
「ぎゃあ!」
生徒が前転のように回転しながら倒れ込み、絶命した顔がアップとなる。
顔面にはまだら模様の血。
チャンネルを握りしめたかなちゃんが白目をむく。全身はブルブル、汗が噴き出していく。
「ヴえ!うぶうう!えぶえぶーっぼえつ、ぼえーおうえーえ」
黄土色の塊が、まだら模様の塊が、もんじゃ焼きのような塊がかなちゃんの口から撒き散らされる。
「オヴェッ!」
「ぶえ」
「えげええ」
「ムっ」
「ヴァ・・・」

382:創る名無しに見る名無し
09/02/21 21:28:51 lJyL2Qkc
新鮮なカオスだよ本当に

383:創る名無しに見る名無し
09/02/21 22:47:30 GNuwsaAW
>>378
うおーっうにょうにょしてるうにょうにょしてる

この模様ってドットで小さいの書いてそれをコピペ回転してまたコピペみたいな感じで描いてるんだよね
詳しい描き方講座みたいなの一度やってほしいな

384:創る名無しに見る名無し
09/02/22 00:09:44 HYJ6gEb8
急募

・ 募集する方

1)  平気で嘘をつける方
2)  自分の言っていることの矛盾にまるで気付かない方
3)  自分の発言に責任を持たず、それが原因で何がどうなろうと気にしない方

  1)~3)のいずれかに当てはまる方を募集いたします。

・ 募集理由
 皆さんは、タイムパラドックスというものをご存じでしょうか?
タイムスリップを扱った小説や映画などでよく出てくる概念ですから、ご存じの方も多いかと思いますが、
一応説明させていただきますと、例えば、タイムマシンで自分が生まれる前の過去に戻って自分を生んだ人間を殺すと、
自分を生む人間がいなくなったのだから自分は生まれない、つまり存在しなかったことになる、
では自分を生んだ人間を殺したのは誰か、というような、時間の流れから外れた行動によりが生じる矛盾のことです。
 そしてこのタイムパラドックスは、タイムマシンの実現に対する大きな壁となります。
あらゆる事象は、すべて複雑に因果関係によってつながっており、
単に時間移動先で「何もしなければ」タイムパラドックスを回避できる、というものではないからです。

  では、タイムパラドックスの問題は解消できない、ひいてはタイムマシンは実現できないのでしょうか?

  この問題を解決するために考え出されたのが、「無批判な伝達者」システムです。
実際にはどういうものか、簡単に説明いたします。

 電磁波には過去に向かうものがあり、これを使えば過去に情報を送ることができるとされています。
さて、ここで入力されたデータから、物体を構築できる装置を用意します。
そしてこの装置に未来から情報が送られてくれば、物体が未来からタイムスリップされてきたのと同じことになります。
 人間の精神活動も、脳の物質・化学・電気的状態によるものですから、
これらを再構築できる装置があれば、 例えば未来の記憶を持った人間もタイムスリップさせることができます。

  ここで、物体そのものが送られてくるのではなく、あくまで情報を基に物体を再構築するのだ、という点がポイントです。

  タイムパラドックスを起こすような対象でも、「こんなものをタイムスリップさせますよ」という情報を過去に送り、
 その情報からそのまま無批判に再構築し、
さらに、「こんなものがタイムスリップしてきたことがありましたよ」という情報を無批判に未来に送り、
その先の未来でもやはり無批判にその情報から過去にタイムスリップさせる情報を送れる……ということを繰り替えせば、
  タイムパラドックスを許容できるのです。
   上述の自分を生んだ人間を殺す話で考えれば、未来から自分を生んだ人間を殺す人間がタイムスリップしてきて、
  その人間が自分を生んだ人間を殺しても、「これではタイムパラドックスが起きるのでは……」などとは考えず、
  「これこれこういう人間が送られてきたことがありましたよ」という情報を未来に送り、
  さらにその先の未来でも「こんな人間は存在していないんだけどなあ」などとは考えず、
  「これこれこういう人間をタイムスリップさせますよ」という情報を過去に送れば、
  「未来からタイムスリップしてきた人間が自分を生んだ人間を殺し、その後その人間の存在は消えた」
ということを実現させられることになります。

   さて、今の話でお分かりいただけたと思いますが、この方法には、実際にはあり得ない情報もそのままやり取りしてくれる
  「無批判な伝達者」の存在が不可欠です。

  そこで、タイムマシンの実現のために、「募集する方」の項目で挙げた条件に当てはまる方を募集するのです。

 ご応募お待ちいたしております。


385:創る名無しに見る名無し
09/02/22 04:45:31 s6YQBzo2
>>384
じれコピペか?
そうじゃないならすげー好みなんだが

386:創る名無しに見る名無し
09/02/22 04:46:30 s6YQBzo2
じれってなんだ
これです

387:創る名無しに見る名無し
09/02/22 17:41:28 cpweu/Tj
URLリンク(www6.uploader.jp)
落書き

388:創る名無しに見る名無し
09/02/23 01:25:38 xcU/x+dL
落書きってレベルじゃねーぞw

389:創る名無しに見る名無し
09/02/23 01:28:59 hRoYJn7E
腹筋すぅげー

390:創る名無しに見る名無し
09/02/23 21:06:09 qjqdXlWg
>>387
レベル高い落書きだなー
ここの住民は何気に才能を無駄遣いするよな
まあ、良い事だけど

391:384
09/02/24 00:17:04 CRHKtcmA
>>385
返答遅くなったが… コピペではない。
それが証拠に、コピペならあんなチラホラ誤字があるわけないじゃないか! ……スミマセン……

確かにコピペみたいに見える形式だけど、ジャンル問わない創作の板の中の、他のスレに当てはまらない作品用のスレだから、
いいかと思って。

392:創る名無しに見る名無し
09/02/24 00:33:38 kd8ALgc8
帝國新聞日曜版(神聖暦941年 水龍の月18日付)
連載『エスニック=エンパイア 民族の帝国』
第3回―鬼(オニ)の一族 オウガズホーン・ヴィルの暁

主要な辺境民族の一つに、鬼と呼ばれる一族が存在する。
額の角を特徴とする彼らは、一般に知られているように大きな膂力をもつが、
けっして凶暴な性格ではない。
写真のりりしい姿の少女も、都会の人間よりもよほど礼儀正しく大人びた態度だった。
昨今、若い鬼族の間では角を染料で染めることが流行っているようだが、
それを聞くと彼女は、
「私はこのままでも十分きれいだと思っています」
と、はにかむように笑いながら応えた。
(文:ユジーン・リヴィテス 二面へ続く)
※協力:帝国文化院/オウガズホーン・ヴィル市役所支部/同観光協会/
     キリエ・ヒサクレさん(写真)他、オウガズホーン・ヴィルのみなさん
■写真:
鬼族の戦闘正装/キリエ・ヒサクレさん(撮影:レナ・ロウンズ)
URLリンク(www6.uploader.jp)
□解説:
帝国成立以前より、鬼族は傭兵としてその力と名を知られていた。
写真では、中世の鬼族の、戦場における装いを再現していただいた。
軽装なその出で立ちから、機動性を重視したかつての鬼族の戦い方の片鱗が見て取れる。
手にする六角棒はオウガ・クラブとも呼ばれる代表的な武装。
軽々と持っているように見えるが、材質は内部までミスリル鉄で、大砲並の重さがある。
破壊力も大砲のそれに匹敵するというが、
ヒサクレさんによれば、「自分の力ではせいぜい岩を砕けるくらい」とのこと。
※衣装提供:オウガズホーン・ヴィル観光協会

393:創る名無しに見る名無し
09/02/24 00:48:47 QX/Xeug0
>>391
コピペじゃないのか……
だとしたらこういう話すげー好きだ

SF系過疎ってるがぜひ頑張ってくれ
他のもぜひ読みたいぜ

394:創る名無しに見る名無し
09/02/24 06:04:23 wtpRV+QH
避難所でやってたネタですが、そういやあっちの雑スレでやるのもスレ違いだと今更気づいたんでこっちに

ハルトクエストⅢ
URLリンク(www6.uploader.jp)

395:創る名無しに見る名無し
09/02/24 06:05:44 wtpRV+QH
やべ、フィルター過ぎて見づらかったorz
ごめん

396:創る名無しに見る名無し
09/02/24 06:08:16 qEhbLcjE
閣下…よし子になってるwwww

397:創る名無しに見る名無し
09/02/24 06:21:14 +xes5S92
>>391
コピペにも誤字があることはあるよ。
どんなコピペだって最初は誰かが書いた文章にすぎなかったんだから。
それこそ無批判な伝達者が時空の彼方からコピペしてきたのでなければだがw

>>392
こういうファンタジー系も大好きだ。
ぜひ連載してほしいぜ

398:創る名無しに見る名無し
09/02/24 12:09:47 zPdX5RGR
>>394
じじいwwwww

399:創る名無しに見る名無し
09/02/24 18:26:51 RwP0/JBZ
ハルトクエストはハルトシュラー本スレに投下してほしいかもw

400:創る名無しに見る名無し
09/02/25 04:24:18 gIqVxtAG
お誘い頂けるのは有難いですが、本スレでやっても大丈夫なんですかねこんなの

ハルトクエストⅢ 第三回
URLリンク(www6.uploader.jp)

401:創る名無しに見る名無し
09/02/25 09:07:11 8++fZbp8
こんなのいうなっ!!

しかしあれだ
ここまでの流れをしらない人もいるだろうから、
これまでの分のウラルを書いておくのも必要だと思う

402:創る名無しに見る名無し
09/02/25 11:37:55 gIqVxtAG
ウラルいうなっ!!

 ハルトクエストⅢ 第一回
URLリンク(www6.uploader.jp)
 ハルトクエストⅢ 第二回
URLリンク(www6.uploader.jp)

403:創る名無しに見る名無し
09/02/25 11:41:02 8++fZbp8
わーい、無理せず頑張ってねー

404:創る名無しに見る名無し
09/02/25 15:40:17 d95HqRQ2
普通にハルト本スレでやっておkだと思うでよ

405:創る名無しに見る名無し
09/02/25 15:43:22 gM9fTiFt
3か。懐かしいな。外に出て戦うのが怖くて
アリアハンの城下町をぐるぐるまわってたっけ…

406: ◆LPYVPYS942
09/02/26 00:05:13 SJ6L0qO2
こんな紫電改は嫌すぎる―最終章―予告編

スレリンク(army板)
現在、軍事板上記のスレッドで不定期にSSが投下されています。
元々は2ch各地で見られる「こんな○○は嫌だ」系スレの一つでありますが、
いつしか一つのネタを繋ぎながらリレー形式で話が進む→長文化という流れになっていきました。
しかし一方で、板の特性に沿った一発ネタスレという本来の姿に戻したいという意見も高まり、
住人同士で話し合った末、現在の長編が完結したら元の流れに戻そうという結論に至りました。
当初は現行スレ内で完結させる予定でしたが、大幅に遅れ&伸びまくったために収まらず、
僭越ながら、この場をお借りして続きを書かせて頂きたく思います。
(新規スレを創発板に立てるという案もありますが…当面の間は様子見とします)

以前は複数の書き手で回していたものの、現在は 一式陸攻◆LPYVPYS942が一人で書いておりますので、
何分投下ペースは極めて遅いですが、しばらくの間お付き合い頂けたら幸いです。
(今のところ完結までの総レス数は未定ですが、大体数十ぐらいになるかと)

お読みになる前に注意する点をあげますと、

この物語は第二次大戦~現代の兵器たちが中心となって進んでいきますが、
彼らは人のように振る舞い、時には笑ったり怒ったり泣いたり、或いは本当の人間とも会話し、
しかし有事の際には戦場へと旅立っていくという
それがごく自然に行なわれている極めて不思議な世界であります。

また日常では余り耳にしない軍事用語も出てきますが、
一方で常識的に考えてこういう動きはないとか、この兵器は計画のみに終わっているから実在しないとか、
その武器は○○年に戦没(退役)しているから、その年にいるのはおかしい等々、
とにかくある程度の知識をお持ちの方からすると、突っ込みどころ満載ではありますが、
ネタスレならではの繰り広げられる超展開を、広い心で受け止められる方のみ、
これより先をお進み下さいますよう―

407:創る名無しに見る名無し
09/02/26 00:06:35 SJ6L0qO2
~あらすじ~

第二次大戦末期、昭和時代の日本。
日に日に敗戦ムードが強まる中、海軍の局地戦闘機紫電改は
今日も仲間やライバルの陸軍機たちと、愉快な日々を過ごしていた。
しかし突然の未来からの使者により、その緩やかな日常に終止符が打たれる。

少しでも日本側に有利な条件で終戦を迎え、戦争による被害を最小限に抑えることにより
軍事力を温存し、国際社会における日本の地位をより強固なものにする。
21世紀、平成時代の航空自衛隊が中心となって編み出された歴史改変計画であった。

計画に基づき昭和世界へと送り込まれた自衛隊機たちは、次第に現地の海軍機たちと交流を深めていく。
しかし計画は思うように進まず、逆に陸軍航空隊との対立を一層深めてしまい、内戦勃発の危機に陥る。
またこの計画に反発を覚えた陸軍戦闘機が、特殊能力を駆使して未来の武器を盗み出していた。

事態を重く見た海軍の駆逐艦は、昭和世界の代表として平成世界へと赴き、計画を指揮した空自戦闘機と会談する。
一方で、日本の歴史改変計画を阻止するために送り込まれる米国海兵隊、
更にその活動を阻止しようとする平行世界の使者たち。
様々な勢力が錯綜する中、遂に空自の指導者は計画を中止し、元の歴史の流れに戻す事を決意する。
新たに海上自衛隊の艦船も加わり、歴史修正部隊が時を越えて派遣されていく。

依然として迷走を続ける昭和の日本、一番の問題は複数の弾道ミサイルがこの時代に流出している事であった。
抵抗を続ける陸軍戦闘機の手により、一発が米軍基地へと打ち込まれてしまうが、
数々の犠牲を乗り越えて、何とかミサイルが設置されていた一箇所は差し押さえる事に成功する。
行動を共にしていく内に、それまで対立していた海軍と陸軍、自衛隊や海兵隊も次第に打ち解け合っていく。

しかしそれも束の間、新たな強敵が目の前に立ちはだかる。
果たして、歴史を元の流れに戻す事は出来るのであろうか、昭和世界の運命や如何に―



紫電改「…とまあ紹介してきた訳だが、前振りはこんな感じでいいのか?」
零戦 「実際のところ本編は、この様に会話形式で進んでいったりする。あらすじだけ読むと重苦しい内容みたいが、
    ところどころギャグ要素もある。でないと書く方も読む方も疲れるからな」
雷電 「何しろ軍事板以外で初めての書き込みだからよ、慣れない事して緊張したからあ~腹減った」
震電 「ここから初めて読む人たちのために、補足みたいなまとめがあった方がいいのかな…?
    取りあえず連載開始までもうしばらく待ってて下さいね!」

408:創る名無しに見る名無し
09/02/26 00:20:35 ivhpJEHc
紫電改、がなにかもよくわからないや
軍事の人は凄いなー

409:創る名無しに見る名無し
09/02/26 00:43:30 Yhx99Nqw
>>408
ウィキペでよろしければ…

紫電改
URLリンク(ja.wikipedia.org)

410:魔法少女軍事系 ◆NN1orQGDus
09/02/26 21:09:41 hFDZ+GlT
番外編

 詳しい説明は省きますが、遠征する事になりました。
 そうです。最近調子に乗っている北国の一派のヴォルなんとか人民学園を、第三帝国系譜を受け継ぐ感じのアヴィなんとか学園が討伐するのでお手伝いするのです。
 勿論タダではありません。
 偉い人は相応の謝礼を要求する予定だそうです。
 紙切れ程度の価値しかないマルク(ドイツの通貨です)を嬉々として発行している第三帝国ですから、謝礼はお金ではなくて土地で貰うそうです。
 簡単に見積もりをすると第三帝国丸々一つです。
 大変お買い得ですよね?

 どかーん。

 大きなビームが発射されました。あまりの威力に口を大きく開けてしまいます。
 ええ、ぽかーんと口を開けてしまいました。
 その威力たるや、お洒落戦車が溶けるくらいです。
 北国の秘密兵器は超兵器みたいです。
 ところで。
 物凄い超兵器と言えば、ノブナガさんです。
 惑星ですら砕くノブナガさんのクニクズシ・タネガシマがあればカタがつきます。
 しかし、ノブナガさんは来ていないないので困ってしまいます。
 困った時にはパトリックちゃんです。
 ですが、パトリックちゃんはエーリヒさんを見て「げぇ、惇兄!」とあわわと泡を吹いて倒れてしまいました。
 指揮官なのに倒して終うなんてどうしようもないです。
 ですが、指揮などというものとは無縁なのが自慢なのが大英帝国の魔法兵です。
 勝てる状況でなくても勝つのが英国流です。
 勝てなければ戦わないというのは弱虫です。
 兎に角。
 ビターさんは余裕たっぷりにニヤリと笑っています。

「今こそ見せよう! 山籠りの成果を!」

 白い光がビターさんを包み込みました。光の中に見えるシルエットは、ちょっと不適切な表現ですが、すっぽんぽーんです。
 ハッキリ言って悩殺です。あられもないです。はしたないです。
 アヴィなんとか学園の人達は戦いを忘れて食い入るように見ています。

「蕾から花へ! 花咲く百合は麗しく、そして可憐! 百合の聖騎士ビター推参!」

 白い光が晴れると白銀の甲冑を纏ったビターさんが現れました。
 わーい、すてきー。

「私に眠る忠義の遺伝を解き放つのであります! 若くして散った先達の無念を、今此処に!」

 アイズサンの身体が膨張して真っ白なもふもふの毛が全身に生えて―。

「がおーっ!」

 白い毛皮がチャーミングな虎になりました。



411:魔法少女軍事系 ◆NN1orQGDus
09/02/26 21:11:41 hFDZ+GlT
「シャクシャインもへんしーん」

 シャクシャインさんも同様に、もふもふみたいです。

「ばろろろろろーっ」

 大きな熊です。月の輪熊ではなくてヒグマっぽいです。赤い兜を被ったような頭がカッコいいです。

 お三方は敵陣に突進して、敵を片っ端から薙ぎ払っていきます。
 ビターさんは良いのですが、あとのお二人はちょっと問題ありっぽいです。
 戦場で狩りをしてはいけません。
 ばっちいから落ちているエサを拾い食いしてはいけません。
 屍は越えていく物です。
 いくら死骸の後処理だといってもどうかと思います。
 人を食った性格と言われる私ですが、この有り様にはドン引きしてしまいました。

「私も負けてられないのだわ!」

 アンさんはうふふうふふだわだわ言いながら円卓の騎士を全員集合させました。

「円卓合体! キング・アーサー・王! It's show time!」

 わーい。合体して巨大化したアーサー王が「ま゙ー」と叫んで暴れ始めました。

 それだけではありません。

「うぇーはっはっは! 金は天下の回り物! 地獄の沙汰も金次第でっせぇぇぇ!」

「……地獄からぁ……黄泉帰って来たぜぇ……」

 神様に賄賂を送ったのかシャイロックさんと伊庭さんが生き返って来ました。

「日ユ同祖論でおまっ!」

「……皆殺しだぜぇ……二百三高地の借りは……徳政令なんてさせねぇ……」

 わーい。良くわかりませんが鬼に金棒というよりは○○に刃物です。
 兎に角。
 ハッキリと申しまして、機械に頼った魔道兵は、極限まで魔法を鍛えた魔法兵の敵ではないみたいです。
 安易に機械に頼ると堕落します。
 己を律して克己の精神を持たなければ駄目です。
 つまり、ヴォルなんとか人民学園は衰退しました。
 まあ、世間知らずの跳ねっ返りがピョンピョン跳ねたところで井の中の蛙といったところでしょうか。
 ニコライさんが草葉の影で泣いているのが目に浮かんでしまいます。

 とりあえず、今回の遠征は大成功といったところでしょうか。
 変身がとけたアイズさんとシャクシャインさんがすっぽんぽーんになってしまい風邪をひいてしまったなんて亊は些細な事です。
 因みに。
 ユダヤの帝王をなのるシャイロックさんが責任をもって今回の謝礼を取り立ててくれるそうなので、アヴィなんとか学園も衰退するかもです。
 兎に角。
 久しぶりのめでたしめでたしでした。



412:創る名無しに見る名無し
09/02/26 21:12:33 hFDZ+GlT
某スレをみてインスパイアされたの投下。

413:創る名無しに見る名無し
09/02/26 21:17:34 fqfRtihS
GJだ

414:創る名無しに見る名無し
09/02/26 22:18:10 Zt+cJSmW
乙です!こいつら容赦ねえw

415:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:13:29 mvOPo1KV
どこかに投下しようかと思ったら、どこにも投下できなかった
こんなことを思いつくなんて、脳みそが腐っているとしか思えない


昔話ももたろう

416:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:15:01 mvOPo1KV
ももたろうは おにたいじに でかけましたが とちゅうで さるに でくわしました


さる「おこしに つけた きびだんご ひとつ わたしに くださいな」

もも「きびだんご なんて もってないよお」

さる「オレサマの めは ごまかせないぜ こしの ふくろに ふたつも はいってんじゃねえか」

もも「だっ だめえー」

さる「へへへ おんなみたいな かお しやがって」

もも「いやー」



さる「ふう うまかったぜ」

もも「うわーん ひとつ なくなっちゃったよお」

さる「なくなよ おにたいじに いくんだろ てつだってやるから」

もも「あ うん」


417:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:17:04 mvOPo1KV
こうして さるを おともにした ももたろう でしたが こんどは きじに でくわしました


きじ「おこしに つけた きびだんご ひとつ わたしに くださいな」

もも「だめだよお もう いっこしか ないんだからあ」

きじ「そういわずに こんなに りっぱな ものは みたことがない」

もも「いやー」

きじ「いやよ いやよも すきのうち いただきまーす」



きじ「ふう ごちそうさま」

もも「うわーん とうとう なくなっちゃったよお」

さる「あーあ なかせた なかせた おまえも せきにんもって おにたいじに ついてこい」

きじ「しかたありませんね」


418:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:18:50 mvOPo1KV
こうして さると きじを おともにした ももたろうでしたが こんどは いぬに でくわしました


いぬ「おこしに つけた きびだんご ひとつ わたしに くださいな」

もも「もう なにも もってないよお」

いぬ「おれの はなは ごまかせないぜ ここに まだ あるじゃねえか」

もも「だめえ それは きびだんごじゃ ないよお」

いぬ「ちぇっ じゃあ その ぼうで がまんしてやるか」

もも「いやー」



いぬ「ふう くった くった」

もも「うわーん ぼく もう おとこのこじゃ なくなっちゃったよお」

さる「あーあ なかせた なかせた」

きじ「あなたも おにたいじに ついてきなさい」

いぬ「わかったよ」


419:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:20:29 mvOPo1KV
ももたろうは だいじな ものと ひきかえに さんびきの おともを つれて おにがしまに のりこみました


おに「よくきたな ももたろう しかし そう かんたんには やられんぞ」

もも「うわーん うわーん ぜんぶ おまえが わるいんだー おまえが わるさなんて していたからー」

おに「なんだ なんだ ももたろうと いうから おとこかと おもったら おんなじゃないか」

もも「うわーん うわーん」

おに「これは こまった なくな なくな わしが わるかった もう わるさは しない おたからも かえすよ」

もも「やったー」


こうして ももたろうは ぶじ おにを たいじして むらに かえりましたとさ

めでたし めでたし


420:  
09/02/27 19:22:02 fNpWCcrp
これはひどいwwwwwww

421:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:22:52 mvOPo1KV
ももたろうが おにたいじに でかける あさのこと


じじ「どうしても おにたいじに いくのかい」

もも「はい とめないでください わるい おにを やっつけるのです」

ばば「しかし おんなのこに ひとりたびを させるのは しんぱいじゃのう」

じじ「そうじゃ おとこのこの かっこうを させよう おまえは いまから ももたろうじゃ」

もも「はい わかりました」


ばば「おなかが すいたら この きびだんごを おたべ」

じじ「ばあさん とくせいの きびだんごじゃ あじは わしが ほしょうするぞ」

ばば「ありゃ さんこ つくったのに いっこ たりん」

じじ「すまん うまそうだったんで わしが くってしまった かわりに この うまいぼうを あげるから」

ばば「しょうのない じいさんじゃ ほれ ももたろう ふくろに いれて こしに つけてやろう」

じじ「どこからみても りっぱな おとこのこじゃ」

もも「ありがとう おじいさん おばあさん では いってきます」

422:創る名無しに見る名無し
09/02/27 19:25:19 evCwjA3O
なんだ、ロリになったショタはいないんだね……

423:創る名無しに見る名無し
09/02/28 13:41:28 vSBfJNDM
>>412
キ、キター!!!!!!!!!!
まさか続きが読めるとは感涙

424:創る名無しに見る名無し
09/02/28 13:42:23 vSBfJNDM
>>421
独特の雰囲気がいいなw
一応童話民話スレもおすすめしとくぜ

425:創る名無しに見る名無し
09/02/28 17:36:35 5iniuinK
レスしにくい作品だなw

426:創る名無しに見る名無し
09/02/28 17:47:41 vgnEhubG
これはいい話だった

427:創る名無しに見る名無し
09/03/02 03:53:16 CXHG+mNu
昔々あるいは未来の彼方、あるところに、ひとりの科学者がおりました。
天才的な頭脳を持った彼はしかし変わり者で、
ひとりの名も無き雪女の少女に恋をしてしまいました。
少女もさまざまな問題はありますが根は優しい科学者に心を開き、
ふたりは仲睦まじく暮らします。
しかし春の日、とうとうそのときがやってきます。
雪女の少女は春の訪れとともに消えてなくなってしまうのです。
「ごめんなさい、科学者さん。でも、わたし、とてもたのしかった……」
はかなげにそう言う彼女に対し、科学者は答えます。
「君を失うなどということは考えられない。待ちたまえ、私にいい考えがある」
彼の『いい考え』がいい考えであったためしがないということを、
雪女の少女はよく知っていたので、思わず少し後じさりました。
「この冷蔵装置を使えば春などは関係なくなるだろう。ずっといっしょにいられるんだ」
そう言って彼がお披露目したのは、冷蔵庫をそのまま家サイズに大きくしたような、
彼を心から愛する少女も顔をひきつらせるようなシロモノでした。
「あ、あの、わたしそろそろ……」
「死に急ぐことはない。この中で私といっしょに暮らそう。愛しているよ」
「うッ……でも、凍っちゃいますよぉ、あなたもわたしもッ!」
「溶けるよりはいいだろう。さあ!」
「い、いやぁッ」
科学者は強引に少女を冷蔵室に連れ込みました。傍目から見れば誘拐ですが、
いちおう両者とも愛し合っていました。
ともあれ、当人以外の大方の予想を裏切って、
科学者の作った冷蔵室はほとんど奇跡的に、カンペキなはたらきを見せました。
「ほぉら見ろッ!技術の勝利だ!科学が愛を勝ち取ったのだッ!!」
勝ち誇る科学者の後ろで、ゆらりと立ち上がった影があります。
「ふゥーん……ま、これはこれでいっか」
そのドスのきいた声に、科学者はぎくりとして振り返ります。
「うッ……な、なんだおまえはッ!?」
そこにいたのは、可憐な少女とは似ても似つかない―いや、よく見れば
似た面影があるのですが、あきらかに異なる印象をもつ、ひとりの妖艶な女性でした。
「愛だなんだって言ってるくせに、もう忘れたの? あたしよ、あたし……ふふ」
「ま、まさかッ! おまえがあの……」
「男のくせにびくびくしないでよ。いい?」
と、彼女はずいと顔を近づけます。
「雪ってのはねェ、溶けるから雪なのよ。溶けなくなったらもうそれは、雪じゃないの」
「じゃあ、なんだというんだ!?」
「それは……氷よ」
つつつ、と科学者の頬を、切れるような冷たさの指がつたいます。
「な……し、しかし、容姿はともかく性格まで変わることはないだろう……」
「なんだかあたしの性格が悪いみたいじゃない」
「だから、そう言ってるんだッ」
「あんたねェ、あたしは氷女よ? 氷の女なのよ? 『氷の微笑』とか見たことないの?」
「ないよ! おまえはあるのかよ!」
「木曜洋画劇場でね。ともかく、氷の女ってのはすべからく美しい、冷徹な悪女だってことよッ!」
「そ、そんな、非科学的なぁッ……」
「あんたが望んだことよ、科学者さん…………ふふ、これから一生、ずうっといっしょ、ね?」
氷のようなするどく凍えるような微笑みを浮かべ、
雪女あらため氷女は、冷たい指をさらに下へとはわせます。
家サイズの冷蔵庫に、科学者のか細い悲鳴が響き渡るのでした……。

……けれども、大方の予想を裏切って、二人はこの後も、
巨大冷蔵庫の中で幸せに暮らしたとのことです。
科学者さんにそのケがあったのか、氷女さんが軟化したのか、
あるいは、やっぱり雪と氷はたいして違わなかったのか……。
……ともあれ、それは当人たちのみぞ知ること。
ここはひとまず、めでたし、めでたし……。

428:創る名無しに見る名無し
09/03/02 23:00:42 DypLgfxP
雪女が成長するとそれは氷女なのかw

429: ◆LPYVPYS942
09/03/04 01:38:38 JH5abb94
>>406のスレが埋まったため、続きの投下です。
こちらから初めて読まれる方にも分かりやすくするため、加筆修正をした上で
少し前に戻ったところから始めますので、ご了承下さい。



こんな紫電改は嫌すぎる 最終章・Ⅰ


昭和20年の日本。
航空自衛隊による歴史改変計画、『日本救済プロジェクト』を阻止するためにこの時代に送り込まれた米海兵隊。
国内の監視を行なうという目的で、一部の機体が千葉館山海軍航空基地に潜入する。
諸々の事情で計画が中止となった今も尚、基地に止まり監視を続けていた。

そんな折、基地内格納庫の一角から現代米空軍戦闘機F-22ラプターが、燃料切れ寸前の状態で現れる。
彼を発見した海兵隊機F/A-18Cホーネットは仲間の元に連れて行くが、何故ここにいるのか記憶が全くないと言う。
そこでF/A-18Cと僚機のA-4Eスカイホークは、燃料を補給するF-22にこれまでの経緯を話し始める。

A-4E  「…という訳でジャップの歴史改変計画は頓挫した、だが余計な力がこの世界に働いたためまだ不安定な状態が続いてる」
F/A-18C「今正にその歪みを直し、元の状態に戻そうとしているんだが…その修正活動が思うように進まなくてな。
      一番の問題は弾道ミサイルがこの世界に流出しているという事で、その一つがここより北方面の陸軍飛行場にあって
      今頃自衛隊の連中と共同作戦を展開しているところだろう。だがミサイルはまだ他にも…」
F-22  「……修正?…しゅうせい……うぐううぅ~」
それまで話を聞いているのかも怪しく、虚ろな様子だったF-22が突然頭を抱えて苦しみ出す。
F/A-18C「おい、燃料に変なものでも混じってたか?」
A-4E  「んな訳あるか、(顔を覗き込んで)もしかして何か記憶が思い出せそうとか?」
F-22  「予定通り不穏分子の掃討作戦を開始する…まずはお前たちからだ!」
A-4E  「へ?何訳の分からん事を…」
F/A-18C「いいから逃げろ!こいつ顔つきが急におかしくなったぞ!」


その頃、館山湾には秋月型防空駆逐艦新月が航行中で、真っ先に基地で発生した異変を発見する。
新月「大変だ!館山方面から火の手が上がってる…でも空襲にしては爆撃機の姿なんか全然見かけなかったし、何かおかしいぞ。
   早速秋月兄さんに報告しなきゃ…その間にちょっと勇気を出して自力で調査してみようかな…
   あっ、基地から何か飛んでくる。あれは……あああ兄さーーーん!!!」
自艦の真上を掠める神々しくも凶々しい異形の米軍戦闘機、それが新月が最後に見た光景だった。


ところ変わって現代日本の横田基地、その一角に米空軍を影で動かす黒幕たちが集まっていた。
影1「ついに"猛禽"が覚醒したか…」
影2「一時はどうなるかと思ったが、結果的には丁度良いタイミングで発動したな」
影3「手始めに基地を一つ壊滅に追いやった…最強の戦闘機と銘打っているからには、やはりこうでなくては」
影4「しかしいささか派手過ぎではないか?搭載量の少なさが玉に瑕であるから、最初からこの調子だと
  すぐに弾薬が底をついてしまうぞ」
影1「心配無用、専用の補給部隊を現地の沖縄に配備した。攻撃の度に立ち寄るようプログラムを組んである」
影2「既に沖縄は米軍の占領下であるから、ジャップに発見される可能性は限りなく低い。さて…」
影3「早速次の任務に向けて動き出している模様だ。無論最終目標は"ゼロ"の名を受け継ぐ戦闘機の完全抹殺であるが」

影1「それでは諸君、お手並み拝見といこう」


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