星新一っぽいショートショートを作るスレat MITEMITE
星新一っぽいショートショートを作るスレ - 暇つぶし2ch869:創る名無しに見る名無し
09/09/22 23:00:13 tz9IKIup
「皮肉られた願望」
2050年・・・
辺りにはビルが立ち並んでいた。
ここは東京。2009年の景色とはかけ離れている。
建物は電脳要塞のような家。
全てに電波が通っている道や道路。
とにかくすごかった。今では漫画に出てきそうな都市である。
しかしこの時代に生まれた者たちにとっては当たり前の光景となっていた。

彼もこの時代に生まれた若者の一人・・・
坂田英博。
彼はこの時代では結構有名だった。
この時代ならではの小説家なのだ。それもネットで有名な顔さえ見せない謎の小説家。

英博「ん・・・ふああ、疲れたな」
彼はかなり眠そうだった。
英博「今何時だ・・・ああ、もう2時か。早いものだな」
もちろん2時といっても深夜の2時である。しかしそれが彼にとって普通だった。
英博「さて、今回の小説も出来がいい。たまには感動系というのもいいもんだな。なにしろ、今までほとんどブラック系だったからな・・・」
彼は金もあり余っており、使い道に迷う程だった。

一方、この時代、こんな人間もいた・・・
彼の名は、榎並忠弘。
この時代を特に嫌う人間・・・ジャーナリストだった。
無論、こんな人生だったため、早々金も集まらなかった。

忠弘「くそっ・・・なぜだ!なぜ誰も俺の言うことを聞かないんだ!こんな世の中なんか嫌いだ・・・」
彼はこの電気に満ちた世界を批判し続けた。
彼は九州育ちだったからだ。
彼が子供の頃、まだ九州は自然が残っているところがあった。
そこで彼は感動した。自然の美しさに、木々のもたらす安らぎを・・・
だが・・・それもつかの間だった。
彼が20歳の時、この自然の木々が伐採された。
それは醜く、とても残酷な光景だった。彼にとって地獄のようだった。
人間というのはなんとみじめな生き物だったんだ。あの生き物たちが暮らす平和な自然はどこへいったんだ。
こうして彼は上京し、自然の素晴らしさを伝え、この世界を元に戻すという願いをもった。

忠弘「うう・・・こんな人生はもううんざりだ!神でもなんでもいい!誰か僕に同意してくれる奴はいないのか!」
テレビや雑誌などにもでているのも関わらずに、誰にも相手にされず同意の手紙も0。
確かに最悪の人生だった。
だが、誰も知らなかった。この後世界は彼の逆襲に陥ることになるとは・・・



今日はここまで。続きはまた明日頃。

870:創る名無しに見る名無し
09/09/23 00:39:24 sdGSOPZY
ショートショートスレで連載かよ
星っぽくないとかSS気分な文章なのは百歩譲って問題扱いはせんが、落ちまで書き切ってから投下してくれ
他に適切なスレがないかも併せて再考してくれ。KYっつーか場違いだ

871:動物大学
09/09/23 13:09:15 JbRdQP3s
人間ってのはおかしなもんだな。
動物園なんておったてて、おれたちをいろいろと集めて見世物にする。
俺たちは自分たちで見世物なんて思ったことないけどな。
なあ玄さん。オランウータンの玄さんは時々作業員からもらいタバコをする
のが楽しみだった。玄さんいわく「おれはたばこなんかうまいとおもったことねぇ。
もらいたばこだからうまいのさ。」
 玄さんは最近死について考えている。無邪気な人間ドモに何かを教える為に・・・

この動物園でも去年の暮れ寅さんが逝った。バンビは今、闘病中だ。熊さんのヤツも
おととし・・・・
一部のやつを除いて、ご近所さんのことしらねぇのこいつらばっかりだ。
「おい、ごり吉今日は俺いらねぇから、ハイエナやんのところに飯まわしといて
やってくれねぇか。」
「はいさ。エナヤンが本当に遠慮深くなると、なんだか悲しいっすからね。」
「やつらコインと札があれば御の字だと思ってる。」
「チンパンのエイジが今、金融勉強してるからいつかどうにかなる。」
「いつか俺たちも経済的に開放されたいっすね。」

オランウータンの玄さんは哲学の先生だ。今日も死について考えている。


872:どてらと猫
09/09/23 13:44:22 JbRdQP3s
僕はあの子猫が大好きでした。
川辺に散歩に出かけたときに、片方の目がからすにやられていました。
にゅやあにゃぁと鳴いていました。かわいそうなので家に持って帰って
看病しました。でも片目だけでも元気なもので家の中を走り回りました。
あまり暴れまわるので、糞や尿もあちこちにもらすのでしかたなく、もといた
川辺にもどしました。やっぱりお天道さまの下が一番です。川辺の道を
一緒に歩きました。子猫が先にいったり、僕が先にいったりじゃれたりしながら、あるいて
いるのをお天道様がスポットライトのように照らし出していました。

いまその川辺にはホテルが建っています。看板に子猫のダンスと書いています。
その脇には小さな社が建っていて、顔のないお地蔵さんがいます。

なにがかよくわかりませんが、ぼくは「そんなの土手でいいやん」とオモイマス。
もう両目を開けて見られます。

僕たちは、縁日の日には違うお地蔵さんのまわりで宴会を開きます。

スンマセン






873:創る名無しに見る名無し
09/09/23 14:02:46 HkPQKIUN
うーん、二作ともよくわからん

874:トンネル
09/09/23 14:04:20 JbRdQP3s
トンネルを越えるとそこは雪国だったというのは、かのノーベル賞文学者の
ゆうめいな一節だが、トンネルを越えると人格の変わる男がいた。
人格が変わった後の言葉はいつも感嘆詞ではじまる。
「おっ」「やっぱり」「なるほど」
 それだけでいったい何がわかるというのだ。

875: ◆Qb0Tozsreo
09/09/23 14:16:21 eC39bImY
>>873
わかりやすいのを投下します。

 『つり人』

 F氏は、つりが得意だ。
 海でも、川でも、湖でも、行った先ではかならず大物をつってくる。

「でも、俺がつったいちばんの大物は奥さんなんだけどな」

 これがF氏の口癖だ。
 逆につられたことに気づいていないだけなのだが。


 昨日もF氏は、いつものようにつりにでかけた。
 それなのに、朝になっても帰って来ない。

 心配になった私たちは、F氏の行きそうな海や、川や、湖を捜しまわった。
 捜索願いも出して、大勢の人たちでさがし続けた。それでも、F氏の足取りはつかめないままだった。





 しばらくたって、F氏は山の中で首をつった姿で発見された。

876:創る名無しに見る名無し
09/09/23 15:06:10 HkPQKIUN
>>875
ちょっと好きw
ラスト唐突なのでもう少し意味の含みがあるとなお良いかなあ

877:皮
09/09/23 15:10:57 JbRdQP3s
 お父さんたち4人組が居酒屋に入ってきた。
 お父さんたちは長らくおしぼりで顔を拭いていた。
 すると今度はおしぼりを丸めて耳に突っ込んだ。
 次はなんと鼻。
 周りにいた女の子達がキャッキャと顔を顰めながら言った。
 実は、問題は次の行為だったのだが・・・
 お父さんたちの中の一人が、つづけてカバンを拭いていたのだった。
「あのおじさんカバン拭いていたわよ。」
「いやねぇ」
「同じ皮だといいわけするのかしら」
「きいてみなよ」
「やだよ」

878:創る名無しに見る名無し
09/09/23 17:18:24 gr7JjMnA
>>870
場違いなのならどこのスレに書き込んだらいいかくらい言えよ。
それにショートショートと一言で言っても小説なら20ページ越えるのあることくらい知ってるだろ。
絶対に60行に収まる。そんなの間違いだっつーの。
それに連載とかそんな言葉使ってるほうもおかしい。続いたとしても3レスくらいで終るのにな。

879:創る名無しに見る名無し
09/09/23 18:49:16 dBcr2gUd
投下し切ればいいじゃん
続きは明日、じゃ書き終えずに投下したように見られて当然だよ
みんな書き切ってんだから、うまく混ざろうな

880:創る名無しに見る名無し
09/09/23 22:17:10 5K15JyJ5
>>877星新一っぽくはない

881:自由の女神
09/09/23 23:31:14 JbRdQP3s
『タイムマシンと自由の女神』
 タイムマシン、これほど人心を書きたてる夢のマシンはないだろう。
タイムマシンではないが、時間を越えた出来事はどうしてロマンにつながるのだろう。
 昔、新聞にこんな記事が載っていた。1970年代か、冬山登山で亡くなった男が
発見されたというのだ。死体は氷に閉ざされて、当時の年齢のままの姿であった
という。そして家族や孫に再会したのだという。
 ところで、こういったロマンスを考えてみるに、まず時間を越えるということが
ロマンなのは人間特有の考え方だということだ。化石を発見して喜ぶのも人間だけだ。
過去に意味を見出すのは人間特有のものなのだと私は思う。
 そもそも考えといったばあい、人間の考えのことを指すのだが、時間の概念が正確にしかも深く
わかるのはとにかく人間しかいないだろう。
 ところで、私が感じるには、人は本当はタイムマシンで未来に行き
たいのではなくて過去にいきたいのではないだろうか。
それが結果的に未来を生み出すことにつながるのではないだろうか。
 恐竜がいたころを再現し、アスファルトの道路を車でひた走る。
そういった風にして初めて夢のまた夢がなかうのが人間なのだ。
 そもそも過去を知らずして未来に行けないではないか。

 くだらないことをつらつらと書いてしまったようだ。
でも世の中にはこんな事実がある。デパートの屋上に天使の秘密の飛行訓練場がある
ということだ。わかっているのは皆今のところ失敗しているということだけだ。
 そして後一つわかっているのは、天使という言葉があるにもかかわらず、天使はまだいないはずだということだ。



882:創る名無しに見る名無し
09/09/24 00:39:49 UqCSDs10
『ゆだん』

 S氏は、それなりに有名な洞窟探検家である。
非常識に虚弱体質な男ではあったが、なんとか命だけは繋ぎとめていた。

 彼の洞窟探検は常に困難を極めた。
天井から砂や蝙蝠のフンが降ってくる事は日常茶飯事だったし、
ロープから降りる、階段を下るなど、命が危機に晒されるような事も多々あった。

 しかし彼は、洞窟探検を止めようとはしなかった。
慎重に、的確に行動すれば、命を落とすことは絶対に無いのだと、確信していたし、
なにより、地下深く続く洞窟は、S氏の無謀な好奇心を刺激しつづけた。

 そして、つい先日、その好奇心は遂に、洞窟の闇を完全に照らしあげてしまった。
行き場をなくした熱意は、彼の中で燻るより他になかった。

 そんな折、S氏の元に、隣国で未知の洞窟が発見されたというニュースが入ってくる。
未知の洞窟、そのフレーズに居ても立ってもいられず、食べかけの朝食もそのままに、、
S氏は喜び勇んで自家用車に飛び乗った。

883:創る名無しに見る名無し
09/09/24 02:32:03 7gM2ZS2l
『石』

 空から雷鳴の様な音をたて石がひとつ降った。
そのため夜空は昼のように赤かった。
村の鍛冶屋はそれをナイフに鍛え、大金を得た。
 また、石が降った。音も光も前と同じく明るく激しかった。
しかし石は硬くナイフにはならなかった。
村人は石を神と崇め、クレーターの底に祠をこしらえ石を据えた。

 同じ頃、村の上空遙か彼方、異次元と異次元の狭間で、一隻の異空間旅行船に乗った航空士たちはひそひそ話をしていた。
「おい、いいのかい。無許可だろう」
「いいんだよ。あそこじゃあ、いつもそうしてるんだ」
「大丈夫なんだろうね?」
「大丈夫さ、どうせすぐに燃え尽きるか、落ちたって元素そのものが変化してしまう。落とし主は誰かなんて分かりっこないさ」

 そして、いつものように船の後尾の蓋が開き、汚物入りのポッドが空間の狭間に排出された。

石 終わり

884:創る名無しに見る名無し
09/09/24 07:29:58 eJ4eTyGo
ああ、ひさかたぶりに落ちらしい落ちを見た気がする
GJ>石

885:創る名無しに見る名無し
09/09/24 18:31:04 lHymRBFN
ドラえもんの時間旅行ネタで近い話があったような

886:創る名無しに見る名無し
09/09/25 12:51:45 Qnn+GHow
旦那、ドラえもんを引き合いに出されちゃ、酷ってもんですよ

887:創る名無しに見る名無し
09/09/25 14:53:05 cOZ4Txj6
>>885
ドラえもんが昔にいってのび太の捨てた物を使い人助けをする話?

888:創る名無しに見る名無し
09/09/25 22:28:40 8mnEzH17
>>882がわからん。おバカは寝ますね

889:創る名無しに見る名無し
09/09/25 22:48:44 pGh1VFxj
ヒント
アイレム

890:創る名無しに見る名無し
09/09/25 23:04:57 OlvcKIhG
ヒント「虚弱」「S氏」だな

891:創る名無しに見る名無し
09/09/25 23:12:47 O1JdKkvS
スペランカーを星っぽき描いただけでしょ
スペランカー知らない世代にはさっぱり分からない上、その短編自体にオチは見受けられんな
続編への繋ぎエピソードと取れなくもないが、スペランカー2の主人公は別に虚弱体質でもない

892:創る名無しに見る名無し
09/09/26 00:06:09 PB0xYMmJ
虚弱とか蝙蝠のフンとかは後半ネタバレ式に書いてほしかったですね


893:創る名無しに見る名無し
09/09/26 00:08:40 VvPGVjQz
最後に飛び乗ったショックで死んでるオチじゃないのか?w

894:ダスター
09/09/26 13:22:07 vs9Me86J
『くだらない敬称』 

とあるバーに新入りのホステスが入ってきた。新人の割にはなんでも器用に
、話を聞くのも話すのも上手だった。唯一つ他のホステスの呼び方
を除いては。
 「ケイコさん先輩」なんとなくおかしい。「アケミちゃん先輩」これもおか
しい。
 どうやらケイコが一番先輩で、二番目がアケミ、三番目が新入りのヨシミと
いうことらしかった。
 ママはケイコはケイコさんとよんでいたし、アケミはアケミちゃんと呼んで
いた。
 あるひ、そのバーで信じられない言い回しを耳にした。
「アケミちゃんさん先輩・・・・・」
 しばらくしてそんなヨシミにも後輩ができた。
 ヨシミは単に、ヨシミさんとかヨシミ先輩と呼ばれていた。
 アケミはしばらくして店を辞めた。何でもダスターの取り合いから始まった
小競り合いが原因らしい。あとあの変な呼び方も原因ではなかろうか・・・・

 どうかクダラナイと思わないで下さい。
 エレベーターガールとはちと違うのだから。
 台布巾とダスターともちと違うのだから。
 どうかくだらないと思わないで下さい。


ーくだらんうえに星新一っぽくないですが。くだらなさを満喫してください。ー

895:ダスター
09/09/26 13:23:14 vs9Me86J
器用に、→器用にこなすし、




896:創る名無しに見る名無し
09/09/26 16:56:09 Gj6wjeDV
「契約」

男は安アパートの畳に寝転がってぼーっと天井を見つめていた。仕事をクビになり、貯金もなく、ガールフレンドの一人もいない。あるのは借金ぐらい。タバコの吸い過ぎか、最近胸が苦しい。ゲホッゲホッと咳をして、男はポツリとつぶやいた。
「ああ、人生で一度くらい満ち足りた気持ちを味わいたいなあ」
「その願い、叶えてやろう」
突然、部屋の中から薄気味悪い声がして男は跳ね起きた。
そこにいたのは絵に書いたような…
「あ、悪魔…」
「まあ、お前達人間はそう呼ぶな」
悪魔は、うーんと背伸びをして首を回しながら男に言った。
「知ってるのなら話は早い。さあ願いごとを一つだけ言え。何でも叶えてやろう」
男は震えながら言った。
「で、でも死んだら魂を奪われるんだろう?いやだいやだ、死んだ後ぐらい安らぎが欲しいものだ」
悪魔は首を横に振った。
「それはデマだよ。そんなことは誰もが嫌がるだろう。俺との契約条件は、寿命一年分だ」
「寿命一年分…」
「そうだ。死ぬのが一年早くなるだけだ。さあ、さっさと決めてくれ。俺もノルマがあるからな」
「わ、わかった」
男はうなずいた。一年ぐらいどうということはない。それよりもこの絶望的状況を乗り切れるのだ。選択の余地はないと思われた。
大金、名声、絶世の美女…男の顔に笑みがこぼれる。
「じゃ、じゃあ…」
「おっと、先に契約書にサインしてくれ。血文字でな」
悪魔が爪で男の指をピッと突くと、血が滴り、それが契約書に落ちて染みになった。
「OKだ。では願いを言え」
男は考えた末に言った。
「僕を死ぬまで満ち足りた気持ちにさせてくれ」
悪魔はしばらく首をひねって言った。
「なるほど、欲望が多過ぎて一つでは足りないのか。考えたな」
「えへへ」
男はニヤニヤとしてうなずく。
「まあ、いいだろう。それでは契約を開始しよう」
男はニヤニヤしたまま、その場に崩れ落ちた。
冷たくなった男を見下ろして悪魔がつぶやいた。
「満ち足りた顔をしているな。一年後には肺ガンで苦しみ抜いて死ぬのだから、これでよかったのだろう。さあ次の契約者を探しに行くとするか…」

897:創る名無しに見る名無し
09/09/26 18:11:19 /CKpEz0o
「もういやだ」

ある日、エム氏は自宅で電話をかけていた。ちょっとした遊びへの誘いなのだが。
エム氏「行けるか?・・・・・・そうか。残念だ。」
エム氏の友人は都合で行けなく、仕方なく翌日1人で行くことにした。

実はなぜかエム氏はこういう所に運が無い。
誰かを誘おうとすると、必ずといっていいほど断られてしまうのだ。
そんな不運が、彼の唯一のコンプレックスとなっていた。
エム氏自身ももう諦めていたところだった。
・・・おっと、話が反れてしまった。すまない。では、この出来事の続きを話そう・・・

エム氏は電話を切り、部屋でテレビでも見ようとしていたところだった。
だが、電話を切って間もなくのこと・・・突然誰かからの電話がかかってきた。
エム氏は多少憂鬱になったが、しょうがないので電話にでることにした。

エム氏「はい、もしもし、どなたですか・・・」
(電話)「・・・・・・もうだめだ・・・。」
そういって電話は切れてしまった。
エム氏「なんだ?これは。変な嫌がらせをする奴もいるんだな」
エム氏は不思議がったが、同日、同じ電話は二度とかかってこなかった。

翌日、エム氏は一人でボウリング場に来ていた。アベレージは・・・175。エム氏にとっては微妙だった。
家へ帰った後、また部屋のソファに座って休もうとしたその時・・・
またも電話がかかってきた。しかも時計を見ると午後5時30分。昨日と全く同じ時刻にかかってきていた。
エム氏「またか・・・もしもし?」
(電話)「僕はもうだめだ・・・助けてください、誰か・・・」
そう言って電話はまたもや切れてしまった。
エム氏「まったく誰なんだ!今度かかってきたら、文句でも言ってやろう」
昨日とおなじく、同日にはもうその電話はかかってこなかった。

それからも、一日一回その電話はかかってきた。
文句を言っても、こうだった。
「そんなことを言われても、僕はだめなんです・・・」とか、
「なぜそんなことをおっしゃるのですか。残念です・・・」
という返事が返ってくるだけだった。
そしてエム氏はとうとう呆れてこんな手段を思いついた。
エム氏「もうこうなったら・・・奴を励ましてやろう。最初からすればよかったんだ」
エム氏はその電話がかかってくるのを待ち続けた。そしてついに・・・その電話は鳴った。

エム氏「きたな。今度こそ、これで最後にしてやる」
(電話)「・・・・・・助けてください・・・・・・・・・もうだめだ。もうだめなんです!」
エム氏「まあそんなくよくよしてても始まらないぞ。いっそ前向きに考えてみたらどうだ?」
すると、電話からは今までになかったこんな返事が帰ってきた。
(電話)「・・・私を励ましてくれるまで11日・・・遅いですね。普通の人でも7日ぐらいで私を励ましますよ。あなたには思いやりの心が足りません。これは国民全員に行いましたが、あなたが最下位というデータがとれました。それでは、ごきげんよう・・・」

・・・エム氏は電話を切った。そして、何時間かの沈黙が続いた・・・・・・
このことを後のエム氏には話さないで欲しい。彼はこのことがきっかけで、人の悩みを聞く時には随分と緊張してしまうという、新しいコンプレックスが出来てしまったのだ・・・
・・・おや、電話が鳴っている。すまないが、ちょっとあっちの方へ行くよ。

はい、もしもし・・・?え?そんなこといわずに、明るく生きていけばいいじゃないですか・・・ねえ。
え?なんですか?・・・もう20日目?・・・

898:創る名無しに見る名無し
09/09/27 15:51:29 GESYTxI8
いま、注目の地域文学賞
世田谷
URLリンク(compe.japandesign.ne.jp)

URLリンク(www.kashiward.com)
江古田
URLリンク(www.art.nihon-u.ac.jp)

URLリンク(www.sakai-bunshin.com)
湯河原
URLリンク(www.town.yugawara.kanagawa.jp)


899:882
09/09/28 01:46:45 0SO+UHED
先生で書いてみたかったのですが
未熟な自分では料理し切れませんでした
>>893さんが正解です、ごめんなさい

900:創る名無しに見る名無し
09/09/28 09:29:41 3vV7B3os
行けなく→行けず、行けなくなり

901:創る名無しに見る名無し
09/09/28 14:11:23 AkxlcAEG
 ある棋士が、長考に沈んでいた。
 たあいもない予選で、中継も取材も無く、棋士と相手と、誰かの弟子の
時計係がいるだけだった。
 歩を捨てるか、捨てないか。それだけのことを棋士は考え続けていた。
捨てれば、敵の王将の退路が狭くなる。狭くなりはするが、相手に一枚の歩を
渡してしまう。
 棋士の王将の上部に敵の駒が迫っていた。相手の持ち駒に歩が二枚ある。
それを三枚にして良いものか。棋士は三十分以上、考えていた。
 棋士は、扇子をパシリと鳴らした。扇子というものは、閉じるときに音が
出る。長考の折、何の気なしに扇子を開閉する棋士は多い。
 音。
 棋士は、刹那という言葉を思い出した。時間の長さである。指を弾く間には
数十もの刹那があるそうだ。指が打ち合わされる一瞬の時間の経過が、ひとつの
刹那の数十倍に相当するのである。
 そうだ、これも同じか。棋士は思った。一枚の木片を、大木から切り抜いた
盤に打ち込むとき、その一瞬には数十の枝分かれする予測が詰め込まれているのだ。
 棋士は天井を見上げた。
 ある大名人の言葉を思い出した。ある席で、その名人は、「百手は読めますが、
一手が読めません」と言った。飄々とした人柄の人物であり、ただのユニークな
発言として、その場は流されてしまった。晩成の人で、ほどなく他界してしまった。
 そういうことかと、棋士は思う。百手を予想するなら、ひとつの道筋を考えれば
良い。だが、一手だけを解析するなら、そこから広がる無限の予測を考えつくさねば
ならない。
 棋士は、現実に引き戻された。
 盤面を見るやいなや、迷わず歩を突きこんだ。
 声を立てずに笑った。自虐の笑みだった。名人に読めないものが、自分に読める
はずが無い。そして、読めずとも名人にはなれるのだ。無性におかしかった。
席を立って、廊下でクスクスと笑った。
 何もわかってやしないのだ。
 今、部屋の中では、私の相手が、正座で、わかりもしないことを必死に考えて
いるのだ。そこへ私も戻って、わかりもしないことを考えるのだ。
 棋士は背伸びをすると、扇子を鳴らし、真剣な表情に戻って部屋へ入っていった。
あの歩は要らなかったかと、後悔しながら。


902:創る名無しに見る名無し
09/09/28 15:57:06 aCXklxzv
変化まで考えなきゃ読んだうちに入らんだろjk
ていうか一手先って自分の手番じゃねえか

903:創る名無しに見る名無し
09/09/28 17:41:52 6eSzJpq8
>>897の題名は「もうだめだ」だった。訂正


904:創る名無しに見る名無し
09/09/29 12:13:47 MfStdQY5
>>901
禅問答のようだなw

905:創る名無しに見る名無し
09/09/30 22:08:53 YzLmGFSq
理不尽な指摘がつかない環境で書く努力をすれば?
まぁ無記名掲示板で書いてるうちは努力してないってことになるけど
しかし社会人なら自分の評価に理不尽なものが向けられる事なんて日常茶飯事なんだけどな

906:創る名無しに見る名無し
09/09/30 22:53:40 4TmJcR5q
理解した時怖い一文ってどんなのなんだろう?
自分が思いつく限りではこんなのかな?


二人の男が違った利き腕で握手をしている

907:創る名無しに見る名無し
09/10/01 10:44:56 ZYTnM9Ug
つまり二人は上下逆さまって事か

908:創る名無しに見る名無し
09/10/01 11:24:54 GCLoIhb8
さっぱりわからん

909:創る名無しに見る名無し
09/10/01 12:27:34 kStNYsAj
恋人握手なのでわ

910:創る名無しに見る名無し
09/10/01 12:52:49 tkAm+LGo
俺にもさっぱり分からん
後良くあるネタを思いついた

とある夜、私は家政婦さんとあるゲームで対決することにした
そのゲームは「物の名前を別の物に言い換える」というゲームだ
例えばミカンならミカンという単語を使わず
「オレンジ色の果物」や「柑橘類の果物」と言い表すのだ
負けたら相手の言う事を聞く、という罰ゲームもつけてゲームが開始された

……その日、私はを自分で家事をやった

911:創る名無しに見る名無し
09/10/01 12:53:56 tkAm+LGo
>私はを自分で
私は自分で全ての家事をこなした
でした。

少し分かりにくくてすみません…

912:創る名無しに見る名無し
09/10/02 14:08:16 JMIJQRDt
「メイド・ロボット」

 エヌ氏はメイド型高性能ロボットを一台購入した。
昼は家事をしてくれて、夜は冷房・暖房器具にもなる優れものだ。
エヌ氏は狭い部屋に邪魔だった布団を捨ててロボットの到着を待った。
運送員は三人がかりで重い荷物をエヌ氏のアパートに運び込んだ。
エヌ氏はおおきな梱包をほどき、片づけ、ソフトをインストールし、ウィルス対策ソフトをおなかに詰め込んで、外国産の埃だらけのメイドの衣装を水通しして干しておく。やっとのことで、外付け機器をメイドの背中に背負わせた。

 すると、玄関で呼び鈴が鳴った。
「ああ、大家さんだ」
時代がかった大家の爺さんがじかに家賃の回収に来たのだろう。
 その面倒のためにこのアパートは格安なのだ。
しかし大家は気が短い。
 エヌ氏は慌てた。
ロボットはとても重くて持ち上げることもできない。
狭い部屋にもうひとり「人間」がいて、まだ裸である。あのアナクロ大家は理解できないだろう。
一瞬のうちにそれを考え、生乾きの衣装をとって着せようとするが外付けの機器のせいで衣装が入らないうえに、
無理に着せようとしたせいで衣装はほころびてしまった。
「ああ、なんてこった。安物を買うんじゃなかった」
エヌ氏は呻いた。
倫理的安全性のため、専用の衣装を着込んでからでないとメイドロボットは動作しない機構になっていた。
あきらめてドアを細く開けると、めざとく見つけて大家が詰め寄ってきた。

「あんた、女なんか連れ込んでいるのかい」
「いいえ。あれはロボットなんですよ」
「何を言うんだ。どこからどう見ても人間じゃないか」

 しかし、大家はエヌ氏に説明されると、あっさりとロボットを理解し、
「これは便利なものだ。うちも一台買おう」と言って帰っていった。

 エヌ氏はまたロボットの基本設定入力から衣装の繕いにとりかかり、二日がかりで夜明け頃にやっと設定を終えることが出来た。
「やれやれ。夜が明けてしまった。今日がおまえの誕生日という訳だ」
 エヌ氏はスイッチを押した。
ブウンといってメイドロボットはむっくりと起き上がった。
「ご主人様、御用はありませんか?」
笑顔でロボットがたずねると、うっかり開けっ放しだったドアがばたんと開いた。
そこには大家がいて困り顔である。
「うちに届いたロボットが動かんのだよ」
「あっ」
かれの家も男やもめで、ソーイング・マシーンなどない。
しかも、メイドロボットは改変不可能な初期の顔認識で大家の爺さんを主人と認めてしまった。
けっきょく、型落ち品のメイドロボットは、大家の爺さんの買った最新式のロボットの衣装の繕いを初仕事にすることになった。
大家の爺さんはすまなさそうにして、最新式のメイドロボットとエヌ氏の型落ち品を取り替えてくれた。

 エヌ氏は後にメイドロボット設定業と伸縮式のメイド衣装の特許でひと財産を築いた。

「メイド・ロボット」終

913:創る名無しに見る名無し
09/10/02 14:15:30 qbJ0iB49
取って付けたようなオチがシュールw

914:創る名無しに見る名無し
09/10/02 16:14:10 LJOKmY5E
ちょっと言い回しがくどいように思うんだけど・・・
もう少し楽に読ませて欲しいってのは俺だけ??

915:創る名無しに見る名無し
09/10/02 16:19:22 2kA7cyv5
イマイチ
本当に取ってつけたみたいなオチだな

916:創る名無しに見る名無し
09/10/03 17:31:47 o0Y1Agj4
「挑戦状」

「博士!変な男が研究所のドアの前に立っているんですが・・・博士の知り合いでしょうか?」
「なに?この辺に知り合いなど居ないはずだが・・・」
しかし、助手が言うとおり、そこにはエフ博士と同じ白衣を着た少し歳をとった男性がいた。

「なんですか、あなたは。この研究所に何か用ですか?」
すると男はこう答えた。
「私はあなたに挑戦状を申し込みに来たのです。ぜひ私と新薬の開発で勝負をしようじゃありませんか」
「なんと!急にこんな挑戦を申し込まれて驚きましたが、私はうけてたちますよ。それで、なんの薬を作るんですか」
「簡単です。一度死んだ動物を完全に回復させ生き返らせる薬です。より完璧な薬を作った方が勝ちです」
「なるほど、おもしろいではありませんか」
こうして二人は、共に対決を認めたのだった。
「では、私はこのへんで。1週間後にまた会いましょう」
そう言って、男は帰っていった。
「博士、大丈夫なんですか」
「なに、平気だ。1週間とは少し短いが、期限さえ間に合えば私は勝てるよ」
エフ博士は自信満々な顔で、新薬の開発に取り掛かった。

「あれから3日がたったけど、まだ博士が研究室から出てこない。これはどういうことだろう」
助手が心配して部屋のドアを開けようとしたが、鍵がかけられていて、開けられなかった。
「困ったな。これじゃ、博士の体がもつかどうか心配だよ・・・」
助手は不安と心配を抱きながらも、自分の研究室へ戻っていった。

それから4日後だった。約束通りあの男がやってきた。
「さあ、エフ博士の成果はどうなんだ」
「それが、まだ出てこないんですよ。そろそろ出来る頃だと思うんですが・・・」
助手がその言葉を言い終わったかそうでないだろうか、そんなタイミングで博士が研究所の外に出てきた。
「どうも、待たせてすみませんでした。ようやくできましたよ」
博士が持っている瓶の中には、紫色の液体が入っていた。
「なかなかできがよさそうですね。しかしこっちも負けてられませんよ」
そう言うと、男も紫色の液体が入った瓶を取り出した。
二人の薬は、博士の方が若干紫色が濃いぐらいの違いしかなかった。

「似たような薬ができてしまいましたな」
「そのようですが、効果はちゃんと違うはずです。マウスもここに2匹います。この場で対決しましょう」
そう言って男は、マウスを一匹取り出し針で腹を刺した。
「このマウスの心臓を刺しました。あとはこの薬を使うだけです」
男が液体をマウスにかけると、開いていた針の刺し口が塞がり、血が止まった。
その後、マウスの目が開き、手足が動く。穴は無くなり、完全に針を刺す前の状態になった。
「なんと、本当に完全に生き返ってしまうとは。驚きました。でも、こちらの薬はもっと凄いですよ」
エフ博士は液体を取り出し、そのままかけてしまった。
「なにをしてるのですか?まだマウスは死んでいませんよ」
「ここからですよ。よく見ておいてください」
液体をかけられたマウスはどんどん弱っていく。すると、突然腹から血が噴出し、目からも血が出てくる。
手足がちぎれ、なんともグロテスクな姿になる。
マウスは原型を失い、そのまま流血し動かなくなった。
「薬を使って死なせるとは、なかなか技術がありますね」
しかし、博士は何も言わずにマウスの方を向いていた。
すると、マウスはまるで逆再生のように血が流れ、血は全てマウスの方に入った。
体が元通りになり、ちぎれた手足がくっついていく。そのまま体は元通りになり、マウスは復活した。
「どうですか。一度死んで、生き返ったのです。ただ生き返らせるだけじゃ、つまらない。だから、死なせることさえも薬を使ったのです。
それに、本当の科学者なら科学を最低限は利用しないといけません。これこそ、研究者のモットーです」
男は一時言葉を失ったが、すぐにしゃべり始めた。
「いやはや、やはりあなたは研究者の鏡と言うべき人物です。実は私は、あなたの実力を試しにきただけなのです」
「そうだったのですか。しかし、一体だれから頼まれたのですか」
「あなたの父親です。そろそろ一人前になったか知りたかったそうで・・・」
「な、なんと!」
博士は驚きを隠せなかったのか、父親の仕業だと分からなかったからか、研究所に入りしばらく黙り込んでしまった。

917:創る名無しに見る名無し
09/10/03 17:33:57 o0Y1Agj4
60行ぎりぎり間に合った・・・
よかった。
大体星氏らしく書いてみたけど、終り方いまいちだったかな・・・

あと、連投スマソ

918:創る名無しに見る名無し
09/10/03 22:02:13 ZoS18dLq
>>862
いやありきたりとか、そういう意味じゃないよ。誤解させてゴメンね

919:創る名無しに見る名無し
09/10/03 23:46:03 dx0mvXGR
「人類最強の男」

俺は確実に人類最強へ近づいていた。
もはやこの地上に自分より強い存在など居ない。
これ以上最強に近づく為にはどうしたらいいか、俺は考え、実行した。

その瞬間から今まで、俺は常に勝ち続けていた。
一瞬たりとも、負けなかった。

姉は言う「いい加減働いたらどうなの?」と。
しかしそれは出来ない。
人類最強の名を己の物にするまで
俺は常に勝ち続ける、未来の自分に!

920:創る名無しに見る名無し
09/10/04 00:39:46 woT7IW5S
どっかで見たコピペ思い出した

921:創る名無しに見る名無し
09/10/04 01:56:09 Xpe3LfDA
だめですじゃんw

922:創る名無しに見る名無し
09/10/04 17:50:22 LoYetr0f
>>919
ちょっとワロタw

923:えれぽん
09/10/04 22:27:59 fjUn72Ek
「知らなきゃ良かった」

変わり者ではあるものの、天才的な頭脳を持つエフ博士。
ある日、彼に電話がかかってきた。着信番号は旧知のエヌ記者の番号である。
「もしもし」
「あ、博士!助けて下さい!」
エヌ記者の何やら切迫した叫びが聞こえてくる。
突然、聞き覚えの無い男の声が割り込んできた。
「初めまして博士。お聞きの通り、エヌ記者の身柄は我々が預かっております」
「ふむ。それはつまり誘拐ということだね。となれば私に何か要求があるのかな?」
「さすが博士、話が早い。実は、博士に開発して頂きたいものがあるのです」
「それなら、直接私を狙う方がもっと話が早いだろうに」
「実は最初はその予定だったのですが・・・博士は滅多に外出されず、研究所のセキリュティも完璧でして」
「つまり、狙いやすい所を狙ったわけだね。で、何を開発しろと?私にも出来ない事があるよ」
「開発して頂きたいのは読心機とでも言いましょうか、つまり、他人の考えてる事が分かる機械です」
「・・・そんなもの何に使うのかね?ろくな事にならんと思うが」
「出来るか、出来ないか、でお答え頂きたい。もちろんお返事次第でエヌ記者は・・・」
「そんな物ならもう作ってる。発表はしとらんがね」
「なんですと!?本当ですか!?」
「若い頃にな。探せばどっかにあるはずだ」
「そ、それが本当ならエヌ記者はすぐ解放する。これで将軍様もお喜びに・・・」

エヌ記者が解放されて一ヵ月後。
「結局、彼らは何者だったんでしょうねえ?明らかにプロでしたよ。犯罪組織とも違うような・・・」
エヌ記者がつぶやく。
「まあ、どっかの権力者の手下だろうさ。権力者ほど周りが信用出来ないものだからね」
エフ博士はTVのニュースを眺めながら答える。
半月程前から狂った様に粛清を開始した某国の独裁者が、ついにクーデターを起こされて殺されたそうだ。
「だからろくな事にならんと言ったのに・・・」
博士は若い頃、世の女性の本性を知った時の苦い記憶を思い出していた。



924:創る名無しに見る名無し
09/10/05 10:51:53 vgwgFLQT
>>923
途中で「将軍様」って言うのはなくてもよかったかと……

925:創る名無しに見る名無し
09/10/05 13:43:39 eCY1aqcS
亀だけど、>>438
>>434の作品の事を言ってるんだろうけど、縦読みの意味がわからない。
どこを縦読みするの?

926:創る名無しに見る名無し
09/10/05 14:56:25 gQNKV+hA
>>925
どこにも縦読みなんて書かれてないよね?

それを言うなら縦書きだ
察するに画像で投下したことだろう
これマジレスしてよかったのかな…

927:創る名無しに見る名無し
09/10/05 15:16:44 Z6kd/X30
じゃあ俺もマジレスするから安心してくれ
926の通り、432が縦書き文章を画像化した.jpgファイルだったのよ
.jpgでうpするのとワードかなんかで縦書き文書作って.docでうpするのと、どっちが読まれやすかったりするんだろかね

928:創る名無しに見る名無し
09/10/05 15:23:06 wx3ymxtB
>>927
Wordを持っていない人も多いから、PDF/画像/プレーンテキストがいいんじゃない?

929:創る名無しに見る名無し
09/10/05 15:33:45 ZEkVIRJn
設定便乗すいません。

「続知らなきゃ良かった」

変わり者ではあるものの、天才的な頭脳を持つエフ博士。
ある日、エヌ記者がやってきた。
「もう僕、女性なんて信用できません!」
「いきなりどうしたんだね?」
「昨日、エス子と食事の約束したのにドタキャンした上に
 別の男と歩いてたんです!
 酷いと思いませんか!?」
「乙女心と秋の空・・・か。
 もう秋だね」
「季節感じてる場合じゃないですよ!
 こうなったら僕も浮気してやる!」
「ふむ・・・そうだ、これを試してみるといい」
「何です?この変な色の薬は?」
「ちょっと耳を貸しなさい。
 これは染色体のゴニョゴニョ・・・」
「えーーーーっ!
 女になれる薬!?」
「そうだ、この間マウスで成功してね。
 人間の実験体を探してたんだ」
「何だか急に悪寒が・・・」
「まあまあ、女性心理を知るのも重要だよ。
 実は私自身でも試してみたから大丈夫さ」

数日後。

「もうワタシ、男性なんて信用できません!」
「今度はどうしたんだね?」
「だって彼、女の方が良いって言うんです!」
「エヌ君、もう私に近づかないでくれ」

930:創る名無しに見る名無し
09/10/05 22:01:19 eCY1aqcS
>>926>927
ごめん、縦書きと縦読みを読み間違えてた。
ありがとう、お二人のお陰ですっきりしました。

931:創る名無しに見る名無し
09/10/07 00:30:28 YGYkUEk5
あげ

932:創る名無しに見る名無し
09/10/10 13:22:23 PIA9Rc4e
作家さんお待ちしてます~

933:創る名無しに見る名無し
09/10/12 09:07:42 hMMXbEjr
>>929
オチは読めるけど、面白いw

934:創る名無しに見る名無し
09/10/12 14:02:04 +hoDgIAl
オチ読めるってのは、期待を裏切らないって事だよ

935:jホフ
09/10/13 14:11:20 fi6KZltQ
200Ⅹネン、有人宇宙船が金星の近くで爆発した。
乗組員達はなぜか死ななかった。
死ぬよりも、生き残った後どうするのかの方が問題であった。
 なにせ大宇宙である。果てすらない。
霊体のようなものでみな生き残っているからして、死すらないだろう。
で、みんなで話し合った。それは、途方もない暇についてだった。
 一番最初に今後の人生を決めたのはN氏だった。
「おれは宇宙船なんて本当は真っ平ごめんだったんだ。」
「本当はプロサーファーになりたかったんだ。」
 N氏は宇宙船のかけらからボードを作り、宇宙の波を延々と乗りこなした。
「あいつらしいよな。永遠に波乗りなんて・・・」
「本当は、宇宙にはなにもないよ。だから探査船にまかしてるんだがな。」
 N氏はなにもないとわかっているからこそ、宇宙サーフィンをやってみたいと
いうことだった。自ら食事をとることもなく、女を抱くこともなく、眠ることも
なく、延々と宇宙の波みたいなものを乗りこなす。

もうだれも調子のりだった彼のことを調子にのってる!なんて非難するものはいなくなった。
本当に、彼らしかった。


寝たきりの、N氏の病床のAMラジオに特有の雑音が入った。周波数が少しかわったのだろうか。
時々美しい言葉は、耳を捉えるようだ。でも複雑な顔をする。
「ザーーー」「ザーーー」そのたびに達成感にも似たような、幸せそうな顔をする。


936:創る名無しに見る名無し
09/10/13 19:08:09 YwZyeubn
>>935
ごめん、よく意味がわからないんだけど、N氏は病床で夢を見てるって事?

937:創る名無しに見る名無し
09/10/13 21:37:11 CviAi/WZ
>>935
実は全てN氏の想像もしくは夢だったってこと?
世にも奇妙な物語の感動系のたまにある結末みたい。
(親切すぎる家族・回想電車など)

938:jホフ
09/10/13 23:25:43 fi6KZltQ
弱肉強食が原則の世の中ながら、負の世界にも何らかの価値があって
引き継がねばならないということを考えながら書いたつもり。
かろうじて意味不明にならなかった?のでよかったです。
レスがあったのでありがとうです。
医療機械にもまけない、たくましい想像力、回想力をイメージしました。


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