09/08/16 11:06:20 ZbM2b7LD
カウンセラー
患「どうしたらいいんだ!?」
医「落ち着いて。ゆっくり話し合いましょう。」
患「自分で自分がわからなくなるんだ…。」
医「大丈夫。これからちょっとした心理テストをしてみましょう。」
患「テスト?」
医「簡単だから、リラックスして答えてね。」
患「ああ…。(深呼吸)」
医「それでは、まず、動物を一つ思い浮かべて、 動物の名前を言って下さい。」
者「…ポチ…。」
医「ポチって…。」
患「何か間違ったのか?」
医「いいえ。次、行きましょう。
それでは、もう一つ動物を思い浮かべて名前を言って下さい。」
患「タマ。」
医「…。それでは最後に、もう一つ動物を思い浮かべて名前を言って下さい。」
患「…。ピーコ。」
医「これであなたがわかったわ。」
患「本当か!?俺は何者なんだ!」
医「一番目の動物は、あなたが周りからこう見られたいと思っているイメージ、
二番目は、実際に周りの人があなたに抱いているイメージ。
三番目が、あなたの本性よ。」
患「ということは…?」
医「あなたは犬のように愛想のいい人だと周りに思われたいのね。
でも実際は、 周りの人はあなたの事をきまぐれな猫のような人だと思っているわ。
本性は小鳥だから、本当のあなたは臆病者で、いつもびくびくして生きているのね。」
患「それは違うぞ。」
医「皆さんそういうわ。でもこのテストは自分が気付かない
本当の自分の姿を知る為のものなの。」
患「俺は犬になんかはみられたくないし、びくびく生きているわけでもない。」
医「だって、一番目の動物がポチで次がタマで次がピーコなのでしょう?」
患「ポチはポチという名前のナマズだ。素直で、俺の話をよく聞いてくれるんだ。
タマは人面魚で、ピーコはケサランパサランだ。」
医「…。わからない…。私にはあなたという人がわからない…。どうしたらいいの?」
患「先生、落ち着いてくれ。ゆっくり話し合おう。」