星新一っぽいショートショートを作るスレat MITEMITE
星新一っぽいショートショートを作るスレ - 暇つぶし2ch650:創る名無しに見る名無し
09/06/09 20:56:21 hkdbcsKN
過ぎた軍備は身を滅ぼすよな

651:創る名無しに見る名無し
09/06/09 23:21:46 BGEAExVL
>>636
これは
・人体に無害なのでエフ氏の不潔なアカ、服などを食べてくれている
・エヌ氏はエフ氏を人間だとさえ思っていない
どっちだろう

652:創る名無しに見る名無し
09/06/09 23:33:52 2ZMLnveJ
両方じゃないかなw
多分エヌ氏はエフ氏が大嫌いなんだと思うよ

653:創る名無しに見る名無し
09/06/09 23:56:27 uYXEUu1J
これまで口には出していないものの、エフ氏の不潔さがすごく嫌だった―という状況で解釈した
死にはしないにしても凄く嫌だろうなあw

654:創る名無しに見る名無し
09/06/10 00:01:16 s5CyXLUc
汚れを取るためでも鼻や尻に入られたら生き地獄だぞ

655:しょうゆまめ
09/06/11 08:02:07 QFgtsZwb
ワンニャン

教授「ついにできたぞ!」
助手「やりましたね。教授!」
教「うむ。犬と猫の特徴を併せ持つ究極のペット、ワンニャンの誕生だ」
ワンニャン「ワニャーン」
助「おお、愛らしい鳴き声ですね」
教「ふふ、ワンニャンを大量供給できるようになれば、世間の犬派猫派の不毛な争いはなくなり、私の研究資金はかつてなく潤うことになるだろう」
助「楽しみですね」

一年後
教「なぜだ!ワンニャンの需要が全くといっていいほどない。せっかく大量飼育に成功したというのに!」
助「……教授。その理由が分かりました」
教「本当かね」
助「……という理由です」

教授が頭を抱える中、成長したワンニャンが、研究室の隅で、猫の目に涙を浮かべ犬歯の見える口であくびをした。あと小一時間後には、猫の胴体から突きだした犬の前足の先の鋭い猫爪で助手に飛びかかり、散歩を催促することになっているのだ。

656:創る名無しに見る名無し
09/06/11 18:04:46 XBMwhf2M
なんか鵺みたいだねえ

657:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/11 23:29:48 FRGYf6R1
うらない

朝から上司に怒られた俺は、外回りと称して競馬場に足を運んでいた。
競馬新聞の代わりに、経済情報誌を丸めてレースを観戦する。朝方、上司に投げつけるように渡されたものだ。もちろん内容なんかほとんど読んでない。
どうせ、この不況で顧客回りなんか空振るだけだ。
右手の経済情報誌の片隅。唯一、俺が目を通した星占いが俺をサボリへと後押しした。

天秤座★★★★★
今日は全てがうまくいく最高の月。いつもなら越えられない壁も、今月はなんなく越えるでしょう。

この星占いに俺は何か感じる物があったのだ。
カラフルな占いの記事は天秤座の俺の瞳に強烈な電波を投げかけた。これは自分に対する天啓だと俺は感じた。



最終レースまでは収支はプラスだったが、最後の最後で超鉄板だったトニートニーゼブラをビリケツ常連のライブラクイーンが3馬身差でぶっちぎり、俺の馬券は紙屑になり、俺の財布は覗きたくもない有り様となった。
確かライブラクイーンは生まれが10月で、天秤座にちなんだ名前がつけられたとか何かで読んだ。
星座占いは馬にはそれなりに当たったらしい。
そういえば、今日久しぶりに快勝した俺のお気に入り、バスターヤマトオウジも10月生まれだった。
…………


658:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/12 07:57:21 hENwzafh
続き消してしまいました。

(´・ω・`)また書く

659:創る名無しに見る名無し
09/06/13 20:01:49 UvDluHdP
作品リンク更新。環境によっては文字化けするかも。
いつのまにやら投稿数が100越えです。

URLリンク(u6.getuploader.com)

>>657
つづき気になるな。

660:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/15 22:47:26 3Y/7skFR
>>657からの続き
続き

俺のやる気と本気はこういう時のためにある。
早々に帰宅した俺はN市立図書館に向かい、過去2年間の経済情報誌“That's PAPER”の星座占い欄を調べ、競馬情報サイトから過去のデータを検索し、星座占いとレースの関連性を分析した。
まあ、星座占いが“当たる”なら今月は全てのレースで10月生まれの馬が連戦連勝、逆に運勢の悪い1月生まれの馬は全敗となる。そんなことは有り得ないし、有り得るなら競馬が成り立たない。
そんな矛盾に気づきつつ、俺は手を止められなかった。そして、ついに驚くべき真実にぶち当たった。

・★5の星座の馬は、他に同じ星座の馬がいない限り必ず1着になる
・★4~★1の占い(★5以下の星座)は全くレースに影響しない
・星座占いの運勢は“That's PAPER”の発売日当日のレースに限り有効

ただ、★5の星座が無い月も何回かあり、“That's PAPER”の発売日とレース日程が重ならない月もあった。100%の確信は無かった。
だが、そんな不安をものともせずに一か八かに賭けるのがギャンブラーであり、俺はどうやらギャンブラーだった。

11月の運勢
射手座★★★★★
仕事で成功をおさめて喝采を浴びそう、プライベートでも良いことが

14番人気のグリーンサジタリアスは俺に万馬券をもたらし、俺はパソコンを買い換えた。

12月の運勢
双子座★★★★★
あなたに転機が訪れます。スタートダッシュが肝心。

俺のボロ財布の中の一万円札は、レースが全て終わる頃には、アタッシュケース無しでは運べなかった。

1月の運勢
山羊座★★★★★
仕事のパートナーと息があってると実感します。運命的な出会いもあるでしょう。

俺は札を積めすぎて破れた財布を買い換えるついでに、会社によって辞職願を出してきた。


2月の運勢
牡羊座★★★★★
チャンスが訪れます。今までの努力が報われる時。

レース日程が“That's PAPER”の発売日と重ならなかった。

3月の運勢
水瓶座★★★★★
あなたにとって最高の1ヶ月。恋の予感を見逃さないで。

出走馬に水瓶座の馬がいなかった。馬券は買ったが惨敗。


4月の運勢
星5無し

3ヶ月のスパンがあっただけで、山とあったはずの金をほとんど使い果たしていた。
しかし、そんな事より破滅的な一文が4月号の“That's PAPER”に刻まれていた。

661:創る名無しに見る名無し
09/06/17 23:45:54 5UyHySGi
続きは?

662:創る名無しに見る名無し
09/06/18 14:42:20 NNe5vXR8
続きがあるとしたら、『休刊します』かな?

663:創る名無しに見る名無し
09/06/19 07:55:07 Hs6TFGBE
>>660が続くとばかり思ってて投稿できなかったんだが、いいのか??

664:創る名無しに見る名無し
09/06/19 08:56:01 nvVr5pAX
どうぞどうぞ

665:創る名無しに見る名無し
09/06/20 13:50:02 xXwaZPyV
660じゃないけど投稿させてもらいます

未来イソップ風
「タラントンの喩え、不景気編」
※タラントンとはお金の事です

ある主人が3人の部下にそれぞれ
5タラントン、2タラントン、1タラントンを与えた。
5タラントン貰った者は商売をはじめ5タラントン儲け
2タラントン貰った者も商売をはじめ2タラントン儲けた。
一方1タラントン貰った者は「失ったら大変だ」と思い地中深くに埋めてしまった。
そしてしばらくして主人が3人の部下に与えたお金の使い道を聞いた。
5タラントン、2タラントンを貰った者は稼ぎを主人返したことによりに褒められた。
しかし、1タラントンを貰った者は逆に怒られてしまった。
「そのお金を銀行に預ければ利子が付いたのに」と…
そして1タラントンを預かったものはクビになった。

時代は変わり、再び主人は同じように3人の部下にタラントンを与えた。
そして同じように5タラントン、2タラントンを貰った者は商売を始め
1タラントンを持つものは同じように深く地中に埋めた。
だが時代は不景気であり二人は5タラントン、2タラントン全て失った。
また同じようにしばらくして主人は同じようにタラントンの使い道を聞いた。
1タラントンを貰った者は当然のように怒られた。
5タラントン、2タラントン貰った2人はお金を失った事を話した。
その事を聞いた主人は烈火の如く怒りこの3人にこう言った。
「そのお金を銀行に預ければ利子が付いたのに」
「しかしご主人様。その銀行は潰れましたよ」

666:創る名無しに見る名無し
09/06/20 13:51:00 xXwaZPyV
タラントンの喩え 私と息子

私がタラントンの喩えを息子に話した。
話を聞き終わったあと、息子は納得した顔でこういった
「そっか、だから犯罪が消えないんだね」

667:創る名無しに見る名無し
09/06/21 11:44:33 naz3EA2f
正直ちょっと分かりにくかった

668:創る名無しに見る名無し
09/06/22 13:00:30 r7q7YTKM
 山の中で二人の男が帰れなくなっていた。車はあるが、二人とも免許を持っておらず、運転できないのだ。
「なあ」
「ん」
「俺達、ここまでどうやって来たんだっけ」
 この謎を解く頭脳があれば、帰る方法なんてとっくの昔に思いついているはずだ。

669:えれぽん
09/06/22 15:27:09 xmWLjYis
「良薬は口に苦し」

変わり者ではあるものの、天才的な頭脳を持つエフ博士。
その彼が「食料問題を解決する薬」を開発した、と聞き、エヌ記者はインタビュ-を申し込んだ。
「それで博士、一体どんな原理によって、そんなすごい薬を開発されたのですか?」
「なあに、基本は栄養剤の強化型だ」
「栄養剤・・・ビタミン剤とか、ああいった感じの・・・」
エヌ記者は少し失望した。
「ただの栄養剤では無い」
エフ博士はパチンコ玉位の褐色の丸薬を指し示した。
「この中には、成人男性が一日に必要な、全ての栄養素が含まれておる。
しかも、これ一粒で丸一日満腹感が持続する」
「なるほど・・・」
エヌ記者は納得した。本当にそんな効果があるなら、確かに食料問題の解決に大きな希望となる。
「これは、栄養の調節なども・・・」
「無論、可能だ。ゆえに病院食や、ダイエット食にも応用できる」
「味の方は・・・」
「それも調整できる。これは、私の好みで甘くしてあるがね」
ということは、エフ博士自身が自分で試用済みと言う事なのだろう。
「私が試用しても問題ありませんか?」
「うむ。記者としては当然の要求だろうな」
エヌ記者は丸薬をつまみ、口に放り込み、舐めまわしてみた。確かに甘い。
それから一気に飲み込んだ。しばらくして、穏やかな満腹感が、全身を包む。
エヌ記者は興奮してきた。これは人類の歴史を塗り替える発明かもしれない。
人類は、古代から「食料」の為にこそ、最も多く戦争や争いを繰り返して来たのだ。
「これはすごい・・・ただ、二つ気になる点が・・・」
「なんだね?」
「コストと原料です」
エフ博士は「なんだ、そんなことか」と微笑んだ。
「コストの方は量産体制が整えば、一粒50円位だ。原料は天然素材のみ」
「と言うと、野菜や果物から栄養素を抽出したり・・・」
「そんな事したら本末転倒じゃないか。これは食料の不足を補う為の物だよ」
エフ博士は笑った。エヌ記者は改めて博士の偉大さを認識した。天才の思考は常人の及ぶ所では無いのだ。
「もうしわけありません。凡人の浅知恵で・・・すると、この原料は?」
「私の排泄物だ」

670:創る名無しに見る名無し
09/06/22 17:51:53 kB1wdZjl
おもしろかった

実際、
砂漠の真ん中で穴掘って池作ってカメ飼ってうんこし続けて
発生する藻とかを食料にしてしばらく生活した博士がいたらしいな

671:創る名無しに見る名無し
09/06/22 22:23:32 TuKtkqET
この切り方こそ星って感じだなぁw

672:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/22 23:12:59 g7MvCoXe
>>660の続き

『“That's PAPER”は来月号をもって休刊となります。ご愛読ありがとうございました。』

顔面がひきつり、耳がピクピク動いた。心臓は止まっていたかもしれない。

俺は慌てて携帯電話を引っ付かんで、編集部に電話をかけた。

俺は出てきた男に、どれだけ“That's PAPER”を熱望し、心酔しているかを語り、なんとか休刊を撤回できないかと懇願した。
「“That's PAPER”を愛して頂いたようで、ありがとうございます。ただ、うちの会社自体が倒産となり、もはや当誌だけではどうにもなりません。」
淡々とした解答に俺は頭を抱えた。
3ヶ月前なら兎も角、今や倒産を救うだけの資産は無い。
俺は頭を無理に回転させて、星座占いの占い師を教えてくれないか、と相手に問い質した。
相手の解答を聞いて、俺の顔面と耳は再びピクピクと痙攣した。
「あの占いは社員が持ち回りで書いてまして、特定の誰かが占っているわけでは無いのです。占いというよりそれらしい文を連ねただけですが、予算の都合も…」


それから1ヶ月、最後の占いに向けて、金を最大限かき集める為に働いた。
バイトを掛け持ちし、昼夜問わず寝る間を惜しんで働いた。賭事に溺れ職を捨てた俺に金を貸してくれる者はおらず、自分で稼ぐしかなかった。

“That's PAPER”最終号

天秤座★★★★★
運命が大きく好転する月。過去の枷から解き放たれて天馬のように羽ばたけます。


発売日はA記念の当日。天秤座の馬は全レースにただ一頭、最終レースの16番人気ハッピールーイン。
充分だ、複勝で当てれば金は一気に膨れ上がる。
かき集めた150万を小さなトランクに入れ、馬券売り場に並ぶ。
だが俺はハッピールーインの名を告げることなく、口から汚物を吐いて窓口で昏倒した。

……

目を覚ますと、職員が俺を介抱してくれていた。
張りの大窓と高級そうなソファーから見るにVIP席にでも収容されたのだろうか。
過労を重ねた体を縫い止めていた気持ちが、馬券を前にして切れたらしい。
「金は!?」
状況判断などしている場合ではない、俺は跳ね起きた。
職員の一人がトランクを差し出す。
金は…有る!
「レースは!!?」
職員が窓の外を指差した。
振り向いた俺が目にしたのは、最終レースが始まる瞬間だった。
天馬のように後続を引き離すハッピールーイン、俺はむせび泣いた。

673:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/22 23:44:50 g7MvCoXe
何かに取り憑かれたようにハッピールーインは黒い矢となり、後続を引き離した。

朝方、“That's PAPER”の占いを見た時に天秤座の自分にも転機が訪れる気がしていた。
俺が馬鹿だった。元より馬以外には当たりもかすりもしない占いだったのだ。
倒れるほどに心身を削り、競馬と占いに全てを賭けた結果がこの有り様だ。
絶望と後悔に満ちた涙を流す俺が虚ろな視線を投げかけるその前で、
ハッピールーインは誰もが予測のできない速度で最終コーナーを駆け抜けて、
“騎手を振り落としたことを気にも止めず”、後続に四馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。



・星座占いの星5は出走馬にのみ、その効果をしめす



この法則は間違いだ。
最終最後の占いは、どうやら俺にも効果があったらしい。

674:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/22 23:48:55 g7MvCoXe
>>657
>>660
>>672
>>673

以上で終わりです。
スレに大変御迷惑をかけました。

本当に申し訳ありません。

675:創る名無しに見る名無し
09/06/23 11:03:18 AzQAbvhL
>>674
そもそもこれってショートショートっていえるのか??
このスレ的には1レスか2レスで完結してもらわないと・・・

676:創る名無しに見る名無し
09/06/23 14:46:02 k9cSukKH
>>675
わかちこ

677:創る名無しに見る名無し
09/06/23 21:31:54 O5cdv0FR
>>674
星っぽいかという観点では少し毛色違うかと思うけど、ショートショートとして純粋に面白かった
ちょっと希望のあるオチは個人的に好みだ

678:創る名無しに見る名無し
09/06/25 16:42:30 FLVN/MwI
『あそこまで』

エヌ氏が夜道を歩いていると、近くの駐車場を指差しながら男が話し掛けてきた。
「あそこまでの距離、わかりますか?」
エヌ氏は男を気味悪く思いながらもだいたいの距離を答えた。
「40mってところですかね?正確にはわかりませんが。あの駐車場に何かあるのですか?」
「いえ、ただ何となく気になりまして。ありがとうございました」
話が終わると男はそそくさと立ち去っていった。
また、しばらく歩くと今度は若い女性が近くの公園を指差しながらエヌ氏に尋ねてきた。
「あそこまでの距離、わかりますか?」
「えーと…、30mあるかないかってところじゃないですか?あの公園がどうかしました?」
「いえ、特に意味は無いのですが。ありがとうございました」
話が終わるなり若い女性はそそくさと立ち去っていった。
奇妙に思いながらもエヌ氏は夜道を歩き続ける。
すると今度は身なりの良い紳士から声を掛けられた。その指は近くの電柱を指差している。
「あそこまでの距離、わかりますか?」
「……20mくらいではないでしょうか?一応お聞きしますがあの電柱に何か?」
「いえ、お気になさらないで下さい。ありがとうございました」
前の二人と同じように紳士は足早に立ち去る。
いよいよ寒気がしてきたエヌ氏は夜道を半ば走るようにして進む。
そして、何ものかに袖を引かれて飛び上がる。見るとそれは小さな子供だった。子供の指先はエヌ氏の自宅を指差していた。
「あそこまでの距離、わかりますか?」
エヌ氏は叫び声をあげると子供の手を振りはらい、自宅とは別の方向に走りだした。
大きな黒の固まりが、根のようなものを家全体に這わせているのが見えたからだ。

679:人生
09/06/25 21:47:27 NZx8tH88
 少年は野球が大好きだった。
子供の頃から朝も夜も白球を投げ込み、高校時代は甲子園の決勝でノーヒットノーランを達成することができた。
 流れるようにプロ入りを果たし、数多くの賞を取った。
しかし彼はまだ壮年であるにもかかわらず現役引退を表明し、監督になることを表明した。
初めは話題集めの客寄せのために、古巣の球団が監督として彼を迎えてくれたが、
プレーする才能はあっても指導に関しては素人。選手には嫌われ、チームは低迷。
結局球団のオーナーは彼を解雇し、彼は球団を追い出された。
選手としての実績から天狗になっていた彼は
自らの行いを見直し近場の少年野球チームの監督となり1から選手の育成について肌で学んだ。
多くの年月を費やしてしまったが、その結果彼はもう一度古巣の監督を任されるチャンスを得て、見事にチームを優勝へと導いた。
 彼はベンチの中で、選手達がマウンド上で胴上げをしている姿を見ながら、安らかな笑顔で息を引き取った。



ベッドと小さな機械だけが置かれた1畳半ほどの部屋で、ある青年が目を覚ました。
彼は横に置いてある小さな機械から
<野球監督編>というラベルの貼られた小さなチップを取り出して
同じようなチップが入ったカゴにしまいそこから新しいチップを探し始めた。
やがてその中から適当なチップを見つけ、機械に取り付けてベッドに横たわった。
青年は誰に言うでもなくつぶやいた。

「便利なものができたものだ。1年で1つの”人生”を体験できるのだから、死ぬまでにあと60回は”人生”を体験できるぞ。」


680:創る名無しに見る名無し
09/06/25 22:44:50 0FSVR4JW
>>678
どういう意味?

681:創る名無しに見る名無し
09/06/25 23:18:47 OFSR0Hn1
>>679
なんか皮肉な空しさが漂ってくるのがいいね

682:創る名無しに見る名無し
09/06/26 11:45:21 lXJtnMyd
>>678
もっと凄いオチを期待してしまった俺の負けか?

>>679
これは逆に途中でオチが読めてしまったんだが、同じネタで宇宙旅行ものを考えていたので先を越されちまった感が強い。

683:創る名無しに見る名無し
09/06/26 13:09:49 jSvJ6a4K
>>678
途中までは引き込まれたけどオチがよくわからない。
普通に黒い生き物がうねうねしてたってことなのかな。

684:創る名無しに見る名無し
09/06/26 22:10:47 v/xJN0ye
『演奏ロボット』

「遂に完璧な演奏をするロボットを発明しました。」
エス博士は胸を張ってそう告げ、記者たちの質問を待った。
しばらくすると記者の一人がうさん臭げな目を博士に向け、口を開いた。
「完璧な演奏とおっしゃいますが、その完璧とは譜面通りに演奏が出来るということですか?それならば以前にも似たような発明は幾つかあったはずですが。」
エス博士は笑顔でそれに答える。
「いえ。そのような単純なものではございません。客席に座った人間達の脳波を調べ、一番ベターな音を選択していく機能があるのです。」
それを受け、別の記者達が声をあげる。
「それはプライバシーの侵害にあたりませんか!?勝手に人の脳波を調べるなんて!」
「クラシックのような眠くなる音楽を聴いている会場では子守歌でも演り続けるつもりですか!?騒がしいロック音楽の会場では延々騒音を!?」
博士は呆れ顔でそれぞれの記者に答えた。
「お客さんにはそれを承知で来てもらえばいいでしょう?」
「別にお客さんの感情に延々流されるわけではありません、演目は予め決めておきますし、その曲その曲の最低限の基準は設けていく予定です。もちろんそれを外す事も可能ですが、まぁそれだとあなたの前では子守歌と騒音にしかならないでしょうが。」
会見から数ヵ月後、多少の不安を残しながらも演奏ロボットによるクラシックコンサートが開かれた。
それは中々に好評で一先ずは成功かと思われた。しかし強く反発する人々もいた、音楽評論家である。
音楽評論家達は様々な雑誌や新聞、テレビ放送で演奏ロボットに対する批判を続けた。
「複数の人間を基準にしているせいで極めて中途半端な演奏になっている。これのどこが完璧な演奏なのか。」
「音楽は人間が生んだ人間の為の文化である。このような人真似ロボットを使っていてはこの素晴らしい文化は廃れてしまう。」
「演奏ロボットの演奏には感動がまったく存在しない。出来て当然という先入観が強すぎるせいである。このような死んだ音楽に金を浪費する人の気が知れない。」
エス博士は批判を受ける度に反論をしたが、結局音楽評論家達から好意的な反応がかえってくることはなかった。
これに気を悪くしたエス博士は新しいロボットを発明し、それを世間に発表した。
「この評論ロボットは様々な分野をほぼ完璧に評論することが可能です。様々な人種、年齢、立場の人間の思考をサンプリングしており、さらにはその時々の流行を多種多様な媒体から割り出し、評論に役立てます。」
これを世間の人々は面白がり、自分がどの程度平均的な人物なのかをはかる基準にし、企業は商品開発に役立てようとした。
そしてさらに数を増し怒り狂った音楽評論家及び各分野の評論家達はエス博士を一斉に非難した、しかしそれも長くは続かなかった。
世間が演奏ロボットや評論ロボットに飽きはじめた為である。
結局のところ全ては一時的なブームに過ぎず、平均的な演奏や評論が評価されていたわけでは無かったのだ。
次第に演奏ロボットを採用する会場は減り、雑誌の紙面にエス博士やロボットの文字を見つける事は困難になった。
エス博士は研究所で一人、鈍い作動音をあげ続ける、とても大きな機械を前に呟いた。
「一番重要なのは聞き手、受け手、つまりは世間の方だったのだ。完璧な感情を持つ人間ロボットを制作し……」

685:創る名無しに見る名無し
09/06/27 01:40:43 2poxepRM
『カジュアル・ペット』

一匹の犬が初老の男に連れられ川原を歩いていると、近くで遊んでいた子供達が寄ってきて、犬の毛並みをその手で確かめる。
子供達は初老の男に礼を言い、名残惜しそうな目で犬を一瞥すると自分達の遊びに戻っていく。
子供達が大人になった頃、ある犬が世間を賑わせていた。
テレビの中ではマイクを手に持った女が、興奮したような声音でその犬の説明をしている。
「これが今話題のカジュアル・ペット!人の言葉を理解し簡単なお使いを頼む事も可能です!見てください、素晴らしい毛並みです!なによりもエサをあまり必要とせず排泄物が少ないのが魅力ですね!」
テレビ画面を見ていたエフ氏は隣に座っているワイフに話し掛ける。
「凄い時代になったものだな。犬に似せたロボットのブームが終わったかと思えば、次は犬がロボットになっちまった。」
ワイフは半眼でエフ氏を見ながら言った。
「違うわよ。ロボットじゃなくて犬よ、生きた動物よ。そりゃ所々イジっているんでしょうけど。品種改良みたいなものでしょ?」
エフ氏はその言葉に軽い違和感を覚えたが、ワイフとやりあっても仕方が無いので渋々同意する。
「……まぁ、そうなのかも知れないな。」
その後も猫や猿、フェレットやウサギのカジュアル・ペットが次々と登場しカジュアル・ペット市場は拡大し続けた。
時が経ち、今度は多くの飼い主達の希望に応えて始まったカジュアル・ペットの死後、その毛皮を使い、喋るアクセサリーを作るサービスが話題になった。
その喋るアクセサリーには生前のカジュアル・ペットの思考データが登録されており、カジュアル・ペットはついに飼い主が死ぬ瞬間までのパートナーに上り詰めたのである。
そしていつしかカジュアル・ペットは動物では無くそのアクセサリーを指す言葉へと変わっていた。
簡単なお使い等はロボットに任せておけばいいのである。
カジュアル・ペットはその素晴らしい毛並み、心地の良い鳴き声やテンポの良い会話で飼い主を喜ばせてくれればそれでいい。
川原で最後に遊んだ日を思い出せない程に歳を重ねたエフ氏が久しぶりに川原を散歩していると、一匹の野良犬がエフ氏の足元に寄ってきた。
野良犬の気配が近付き警戒をしたのか、エフ氏の胸のポケットから犬の唸り声が聞こえてくる。
さらに野良犬がエフ氏に近付くとその唸り声は怯え声へと変わる。
エフ氏は顔をしかめ、野良犬を足で追い払う。
そして胸のポケットからカジュアル・ペットを取出し「もう大丈夫だからね」と柔らかな毛を優しく撫でた。
それを遠目に眺めていた子供達がエフ氏の周りに集まり、カジュアル・ペットに手を伸ばしながらそれぞれに口を開く。
「この子ワンちゃん?」「大型だよね?」「どこで買ったの?」「うわー毛並みいいねー。」「あっ撫でられて喜んでる。」
エフ氏は子供達に可愛がられている自分のカジュアル・ペットを見て目を細める。
尻尾を垂らした野良犬は次は自分のところに子供達がやってくるのではと期待したが、結局、生涯人間に撫でられる事は無かった。

686:創る名無しに見る名無し
09/06/27 02:49:04 2poxepRM
『時代』

アール氏が朝、目覚めると、ベッドの横に悪魔が立っていた。
悪魔がカーテンを開きながら声を掛けてくる。
「おはようございます。おぉっ!実に気持ちの良い朝ですね。あーっと…。急で申し訳ないのですが何か願い事はありますか?」
アール氏は欠伸をしながら答えた。
「急に願いと言われてもね…。これといって欲しいものも無いな…。魂を支払ってまで欲しいものなら尚更だ。」
悪魔はカタログをアール氏に手渡し、笑顔で言う。
「今の時代に魂なんて、そんなもの必要ありませんよ。」
そしてカタログを指差しながら話始める。
「こちらとこちらがセットになっており、金銭だと八段階に設定されております、ですが最上だとそれなりに苦労もしていただくことになっておりますので。あと…」
アール氏は悪魔のセールストークを慌てて遮る。
「そんな一遍に言われてもわからないよ。もう少し簡単に説明してくれるかな。」
悪魔は出来る限り簡潔に説明をした。
それを受けてアール氏は目蓋をきつく閉じ、頭を悩ませる。
「うーん…。どれも魅力的なようで生活の邪魔になる気もするな…、今の暮らしに満足している分、余計にそう思える…。」
アール氏の返答を待っていた悪魔は自分の腕時計に目をやると声をあげた。
「あ!大変だ!人間の魂を裁く時間だ!」
申し訳なさそうな顔で悪魔はアール氏に告げる。
「すいません、ちょっと時間が来てしまったもので。今回の事は一先ず忘れてください、もし機会があればまたその時にでも。」
アール氏は目を開き、呆れ声で悪魔に問い掛けた。
「人間の魂を裁くって、それは神様の仕事じゃないの?」
悪魔は情けない笑い顔でアール氏に答える。
「今の時代の人間は神様や天使に祈らず想像もしないので、みんな居なくなってしまったんですよ、まぁ…悪魔もほとんど消えてしまったんですけどね。だから私が一人三役ですよ。」
「大変だね」とアール氏が慰めると「ええ、まったくですよ。ひどい時代です。」と悪魔は相づちを打ち、窓から飛び立っていった。

687:創る名無しに見る名無し
09/06/27 13:43:19 mRmlWE7E
上手いなぁ。オチがもうひと捻り欲しいかな?あっさりしてるのも好きだけど

688:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/06/27 18:56:55 acxgV2dN
約束


『世界的に人口爆発が深刻な社会問題となっています。今日は専門家のN氏に来ていただきました。』
『人口爆発は社会問題というより、格差社会、食糧不足、資源戦争などの社会問題の根元的問題にあるわけです。』
『そうですね、今日はその辺りのプロセスについてじっくり聞かせて頂きます。』


ドキュメント番組を前にして、ひとりの男が頭を抱えている。
「なんということだ…。あんな約束しなければ……。せめて国は我が国と決めておくべきだった………。」
清潔な白を基調とした服装。
引き締まった顔立ちに、凛とした眼差し。艶やかな黒髪に重厚な黒髭。
誰もが見るだけで高い地位と風格を感じるであろう顔立ちが、今は苦悩でひどく歪んでいた。


『このようにM国では、人口爆発に対応するはずの食糧供給の為に、砂漠化が起こりました。』
『嘆かわしいことです。この為に隣国の難民キャンプの数は倍増しました。』
『一方、少子化が社会問題となっている我が国の最新の調査では、昨年に比べて更に人口減少率が加速したという結果が……』


同じ番組を前に、一人の女が笑っていた。
「あははははは!良い様だわ。後先考えずに無責任な約束をしたツケが廻ってきたのよ!」


夜に溶けそうな漆黒のドレス。
つぶらな瞳に、花の蕾のような唇。透き通るような白い肌に鈴の音のような声。
だが、その美貌とは裏腹に、彼女が笑う度に蛆がバラバラと口からこぼれ、言葉を発するごとに腐汁がゴボゴボと音をたて周囲に飛び散った。


《お前の國の人間を1日1000人殺してやろう》
《ならば、私は1日1500戸の産屋を建てよう》
神代の昔に交わされた二人の約束は、今も守られ続けている。

689:創る名無しに見る名無し
09/06/27 20:36:42 mRmlWE7E
イザナギとイザナミかーw

690:創る名無しに見る名無し
09/06/27 20:50:30 2poxepRM
『異星』

星に降り立つとその星の住人達がざわざわとし始め、少し間をおき一人の住人が歩みでてきた。
その住人に案内され、小型の施設の中に入ると、住人は飲み物らしきものを差し出してきた。
それはまったく飲めたもので無くすぐに吐き出してしまう。住人は首をかしげたのち、別の飲み物らしきものを持ってきたが私は受け取り事を拒否する。
その後、何かの儀式のようにテーブルにガラクタを並べ、私に勧めてくるが気味が悪くまた拒否する。
しばらくすると先程とは別の住人が突然やってきてデータ交換を望んできた。私はあまりのマナーの無さに呆れたが、ここは異星なのだと自分に言い聞かせ丁重に断る。
それから数日が経ち、ある問題が起きた。住人の一人が病気になったというのだ。住人達に頼まれ私は治療を行なう事にした。
しかし何故ここの住人ときたらこのように交換の面倒な部品を使っているのだろうか。オイルの代用品だと思われる赤い液体も一ヶ所にまとめていればいいものを。
私はため息をつきながらエンジンらしき部品を住人の身体から切り離した。

691:創る名無しに見る名無し
09/06/28 09:11:05 qiYaVEnA
怖…

692:創る名無しに見る名無し
09/06/29 00:13:48 saTaUITf
『夢』

真夜中にケイ氏は叫び声をあげながら目を覚ました。身体は汗でじっとりとしている。
ケイ氏は「とても気分の悪い夢を見た気がする…。」と呟き、不安に駆られ部屋の明かりを付けた。
その後、朝方になって眠気に襲われ、次に目が開いた時にはすでに夕方になっていた。ケイ氏は会社に詫びの電話を入れると軽い食事をとる為に冷蔵庫を開く。
その夜、ケイ氏は趣味の釣りを同僚と楽しんでいる夢を見た。
朝になり会社に行くと昨日の無断欠勤の件で上司に叱られ、つい反論をしてしまい口喧嘩になってしまう。
その日の夜、喧嘩をした上司と焼肉を食べる夢を見た。
朝になって会社に行ったが、昨日喧嘩をしてしまった上司とは中々口をきけない。仕事が終わり帰ろうかという時に喧嘩をした上司から焼肉に誘われ、同僚と共にご馳走になった。
その夜の夢でケイ氏は、また上司と言い争いをしていた。
夢は確か体験をした出来事の整理をする為のものだったな、と少し遅い時間に起きだしたケイ氏は独りごち、同僚と釣りに行く為の準備を始めた。
釣りから帰ってすぐにベッドへと倒れ込み眠りについたケイ氏は、夢の中で悪夢にうなされ、夢の中で目を覚まし、朝の早い時間に再び眠ってしまい会社に詫びの電話を入れていた。
朝が来てケイ氏は会社へ向かう。
その日、ケイ氏が夢を見ることはなかった。

693:創る名無しに見る名無し
09/06/29 22:50:51 U05YSCyy
『顔』

 ある日、町中で俺そっくりの男が車を運転しているのを見た。ドッペルゲンガーという言葉を思い出し、俺は不安になった。
 翌日、また俺そっくりの奴を見つけた。喫茶店でコーヒーを飲んでいる。
 俺は慌てて、喫茶店のドアを開けた。
「いらっしゃいませ」 頭を下げた店員が顔を上げると、俺が笑っていた。
 俺は腰を抜かして派手な音を立てて転んだ。喫茶店にいた奴らが一斉に俺を見る。皆俺の顔だった。
 つまらなそうに、あるいはクスクス笑いながら、それぞれ自分のテーブルに戻っていった。
 喫茶店を飛び出した俺は気付いた。
 道路を歩いても俺ばかり。電車に乗っても俺ばかり……。
 家に帰ると、「お帰りなさい、あなた」と俺が出迎えてくれた。
 世界中の人間が、俺の顔になってしまったようだった。
 (俺は一体どうしてしまったんだ。どうしてこんな事になってしまったんだ?)
 俺は困って病院へ駆け込んだ。

「俺の顔、整形してください!」

694:創る名無しに見る名無し
09/06/30 00:29:57 mVD2JOl5
『この鳥』

「気分はどうかな?」
小さくて散らかった研究所の中で、エム博士は綺麗な羽を持つ鳥に話し掛けた。
「うん。まぁ悪くはないね、決して良くもないけど。この狭い籠から出してもらえれば気分も上向きになるのだけどなぁ。」
そう答えると鳥は手羽で鳥籠の扉をさし、エム博士に開けるよう促した。
「それは無理だよ。君は僕にとっての金の卵なんだ。すでに羽化しているけど。」
と、エム博士は笑いながら言った。
「今のは冗談のつもり?ま、笑えないのはこの際置いといてあげるよ。あなたが私で金を稼ぎたいってのはわかったしね。」
鳥は嘆息するとエム博士の顔を凝視した。
「な、なにかね?僕が君に知性と言葉を与えたんだよ?それで僕が儲けようとして何が悪いんだ?」
エム博士はおろおろと視線をさまよわせる。
「何も悪くはないね。知性をありがとう、感謝するよ。せいぜい協力させてもらうさ。」
数日後、エム博士はこの鳥を発表する為にパーティーを開いてもらった。
金持ち。マスコミ。研究者。様々な人々が注目する壇上にエム博士は立つ。
「えー…。この鳥こそが僕の研究の成果であり、まずは、えー…。とりあえず実際に見てもらいましょうか。」
エム博士が鳥籠の扉を開くと、鳥がエム博士の肩に飛び乗る。
「こんばんわ。たくさんの人が君を見ているよ、今の気分はどうだい?」
エム博士は鳥に語りかけた。
「………。」
しかし鳥は何の反応も示さない。
「あ、あれ?緊張しているのかな?ほら喋って喋って。いつもの練習のように気楽に話していいんだよ。」
エム博士が何度も何度も話し掛けるも鳥は話しだす気配すらない。
しまいに鳥はエム博士の肩から離れ、会場の天井の方に飛んでいってしまう。
会場中からあがる笑い声と罵声に耐え切れず、エム博士は壇上から逃げ出した。
会場の窓から外へ逃れた鳥は気分良く歌うように言葉を発する。
「あはは。まったくエム博士ときたら。知恵比べで鳥に負けるとはね。」

695:創る名無しに見る名無し
09/07/02 13:50:53 t8Js9ah9
てs

696:創る名無しに見る名無し
09/07/02 14:30:44 t8Js9ah9
 「二度寝」


N氏は数百年ぶりに目覚めた。
サナギのような機械から身を脱して立ち上がり、研究所を見渡す。誰もいない。
N氏はすぐさま行動に出た。まずは研究所を出て街へ向かうのだ。
数百年前、マッドサイエンティストの間で或る計画が持ち上がった。一人がタイムマシンのある時代に行って、そこから手紙をよこすというものだ。
その派遣員がN氏である。
その中で眠っていれば永久に生存できるという「サナギ」の中で数百年を過ごした。自分の体はまったく衰えを見せていない。
過去の世界にいる研究仲間は今か今かと自分からの手紙を待ち構えているだろう。なるべく急ぎたい。N氏は薄ら笑いを浮かべて街へ向かう。
思ったとおり、街は大きな変貌を遂げていた。文明は発達し、車にタイヤが無かったり、子供が空を飛んでいたり、ロボットが歩いていたりする。
N氏は通りすがりのロボットに話しかけた。
「やあ、この時代にタイムマシンはあるかい?」
 田舎者でも見るようにN氏を眺め、ロボットは答える。
「SFじゃあるまいし、そんなものあるわけないだろう。俺がロボットだからってからかうなよ」
 言い終わると、ロボットはそそくさと去ってしまった。
タイムマシンはまだ開発されていないらしい。
N氏は不機嫌になりながらも再び研究所に戻った。
「タイムマシンがない時代に起きたんじゃ話にならない」
 N氏はサナギの中へ身を投げて、また眠りについた。……

さらに数百年が経って、サナギからN氏が這い出てきた。
前と同じようにすぐさま研究所から出た―が、なにやら外の様子がおかしい。
街へ向かうと、活き活きしていたはずのビル郡は腐敗しきっており、まるで荒城を見ているようである。
 焦ってうろうろとしている内に、N氏の目の前に、人間の頭ほどの大きさのボールが転がってきた。
ボールは時々震えて、その度に少しずつヒビが入っていく。
やがて、見たこともない生物が産声をあげた。

697:創る名無しに見る名無し
09/07/02 18:35:08 VHvTKb95
>>692
む、解釈及ばず。。スマソ

>>694
解決になってないww

>>694
想定できただろうに……博士いい人過ぎたんだろうなw

>>696
そのオチは予想外だったw

安定して投下されてますなぁ
作家の皆さん、ばんばんage投下しちゃってええと思うですよ

698:創る名無しに見る名無し
09/07/02 18:52:30 wvZkrwRL
全人類の敵

 俺は今、とても強い敵とたたかっている。それは全人類の敵で、どうしようもない強さを持っている。
 ―ハンドルをきる。左に曲がる。
 敵を倒すからには根本からねじ伏せてしまわねばならない。お腹を突けば少しの間暴走は止まる。対処法のない間はそれで時間を稼ぐ。
 ―もう一度ハンドルをきった。
 もちろん、敵を倒せたからといって永遠に復活しないわけではない。しばらく経てば復活する。
 ―ここでエンジンが切れたりするとおしまいだ。
 復活しても、ちゃんとした対処が出来る環境があればどうにでもなる。今はたまたま運が悪いだけである。
 ―頼む、もう少しもってくれ。
 敵を対処するには、ちゃんとした環境が必要である。
 ―あ、あそこでいいだろう。
 その辺で敵を倒したりすると、みなに迷惑がかかる。出来ればそういうことはしたくない。
 ―よし。やっとたどり着いた……ここが適当だな。
 やっと敵を倒す環境が整った。この広場なら大丈夫だろう。“アレ”がある……。
 
 俺は急いで車を降り、トイレへ駆け込んだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
どうでしょうか。
途中で読めてしまいましたか?
評価お願いします。

699:創る名無しに見る名無し
09/07/02 20:16:38 t8Js9ah9
いやオチは全然予想できませんでしたよ。
ちょっとケチをつけるしたら、「勝負」のところでもうちょっと踏み込んだ表現が欲しかったと思います。
オチがわかってからもう一度読み直しても「ああ、なるほどなwww」みたいに思えません。

700:創る名無しに見る名無し
09/07/02 20:56:40 VHvTKb95
うーん、ごめん読めたw
でもこのノリならアレだ、オチが読める読めないはいらないかもしんないw
本人の苦しみ具合とかに描写費やすと、もっと切羽詰まった作品になると思うですよー

701:創る名無しに見る名無し
09/07/04 00:41:41 Qm3aIC+x
 「濡れ衣」


N氏の、長い歳月をかけた研究がついに実を結んだ。
これまで人類の夢であり続けたタイムマシンの誕生の瞬間である。
「やった。やったぞ。僕はついにやった!」
 N氏は一人歓喜し、己が努力の結晶であるタイムマシンを前に涙を流す。
「そうだ、こんなことをしている場合じゃないや」
 科学省にこれを伝えようと、N氏は電話に手を伸ばし、興奮気味にコールをかける。
コール音を聞いていると、N氏の思考はだんだんと冷静になっていった。その時、
「待てよ」
 N氏は電話を切った。
「まだ試用を行ってなかった。科学省への報告はその後だ」
 N氏はタイムマシンを腕にはめ、スイッチを入れた。
周囲の景色が眩い光に溶け込み、光がおさまると、幾何学的な模様がN氏の周囲に展開される。その背景に透けるようにして、何時とも知れぬ年代の何処とも知れぬ風景が猛烈な速さで差し替わりながら映っている。
 N氏は黙々と飛翔先の条件を加えていく。
条件に当てはまるように、少しずつ、目の前に映し出される風景の年代と場所が限定されていく。
やがて、N氏の望む景色がそこに現れた。
N氏は悪童のような笑みを浮かべて、ボタンを押す。
一瞬の闇が明けると、N氏はそこに立っていた。」
十年前の、いつも誰もいない小さな公園だった。
"タイムマシンの試用"というのは、これから自らが行おうとしているイタズラに対して見てみぬフリをするための免罪符だ。このタイムマシンが多くの人間に知られる前に、ちょっとだけ悪さをしてみようというN氏のささやかな出来心だった。
N氏は公園の脇の方まで歩き、そこの土に一握り分のビー玉をを埋めて、時代を元に戻す。
 再び土を掘ると、
「あれ?」
 何もなかった。この十年の間に誰かが掘り起こしたのだろうか。
N氏はまた元の時代へ遡る。だがそこにもビー玉はなかった。
かれこれ、何日間も同じようなことを何度も行ったが、過去の改変は叶わなかった。
そんなことを続けているうち、N氏はある事実に気付いた。
それは、自分が開発したものがタイムマシンではないということだ。
時間を遡行できる装置をタイムマシンとするなら、N氏が開発したものは平行世界へ飛翔できる装置である。数億数兆もの「場合」によって枝分かれした世界を自由に行き来できるということだ。
あの時の自分は、無数の過去の内の一つと、無数の未来の内の一つを渡っていたため、ビー玉のある過去、または未来へ飛ぶことができなかったのである。それを実現するには一生をかけたとしても難しいことだろう。
 自分がタイムマシンだと思っていたものは、実はそうではなかった。だが、N氏はさほど落胆しなかった。
むしろ、その目はぎらついていたのだ。
それに比べれば、イタズラをする前の悪童の目などかわいいものだ。
「僕はとんでもないものを発明したぞ」
その事実が判明した日から、N氏は無差別に過去と未来へ飛んで銀行強盗を働き始めた。
その世界で犯人を捜しても、その犯人はすでに別の世界へ飛んでしまっているのだから絶対に捕まりっこない。やりたい放題できる。
ほんの数週間で、N氏は街一番の大金持ちとなり、ついに高級住宅地で邸宅を建てるに至った。
しかし、そんな優雅な生活は突如として終わりを告げることとなる。ある日、警察がやってきたのだ。
「銀行強盗を働いたNだな。逮捕する」
 N氏は、警察の言った罪状に狼狽しながらも厳しく声を荒らげた。
「何を言っているんだ。僕は強盗なんてやっちゃいないぞ。証拠はあるのか」
「防犯カメラにお前の姿がはっきりと映っている。さあ来い」
 手錠をかけられ、N氏は連行される。
なぜだ。自分が捕まるはずはない。ましてや防犯カメラに映っているなどありえない。
この世界では、自分は何の悪さもしていないはずではないか。
そう考えたとき、N氏は一つの可能性に思い至って、ついに観念した。
「なるほど、どこか遠くの世界にいる僕が、この世界にやって来たわけか」

702:創る名無しに見る名無し
09/07/04 07:10:10 wYtWq+Yg
>>701
良いね

703:創る名無しに見る名無し
09/07/04 14:39:47 Qm3aIC+x
>>702
ありがとうございます!
性懲りもなくまた作ってきました。



「怪奇現象」

街から離れた山のふもとに、その男の家はあった。
男はそこで絵描きをやっていて、時々訪れる客のために絵を描くのだった。
男は数年前まで外科医だったのだが、ある事情によりその職を辞した。
どうしたものかと途方に暮れていたある日、男は、それまでに得た人体の構造についての知識を、何かに活かせないだろうかと考え始めた。
骨格や筋肉について熟知しているから、少しの練習でそれなりのものが描けるようになった。
といっても、風景画などはからっきしだめなのだが。

男は、ノックの音で目を覚ました。
「小鳥のさえずりすら聞こえない時間に誰だろう。まさか客かな」
ドアを開けると、うさぎの毛のように白い肌をした女が立っていた。
女はその扇情的な目を男に向けて、
「こんな時間に申し訳ありません。描いて欲しいものがありますの」
「なんでしょう。あなたのお顔でしょうか。それとも知人のでしょうか」
正直を言えば、男は女の顔を描きたかった。
今までに出会った誰よりも美しく、時間を共に過ごしたかったからだ。
女が、写真などの資料を見せようとする素振りはなかった。願いが届いたのかと男が思ったとき、
「誰のでもないお顔を描いていただきたいの」
と女は言った。
「はて、どういうことですかな」
「つまり、この世界のどこを探してもその顔の持ち主はいない……そういう肖像画をお願いしたいの」
「なるほど」
「でも、無茶苦茶な絵は反則ですのよ。単純化されていたり、目や鼻の場所がおかしかったりするのはだめ。
まるで、実際にその人の顔を模写したかのようなものを、お願いできますか」
男はしばし黙考氏、答えた。
「わかりました。お安い御用です。あなた様はお美しいので、お代は半分で結構です」
「あら嬉しいわ。ではお願いね」
「明日にまたいらっしゃってください。その時にはもう、完成しているでしょうから」
「楽しみですわ」

その日になった。女は昨日と同じ時間にやって来て、肖像画を受け取り、
「ありがとう。よく描いてくれましたわ」
と言って、嬉しそうに帰っていった。

それからしばらく経った日、男が新聞を広げると、大きなニュースが目に入った。
数日前に起きた殺人の犯人が捕まったという内容だった。。
その犯人は、数年前に行われた外科手術で死亡したはずの人間だという。

704:創る名無しに見る名無し
09/07/04 17:44:14 9rURcx/k
>>701
これ良いね。星氏っぽい

>>703
オチがあと少しで分かりそうなんだけど、分からん。もどかしいw

705:創る名無しに見る名無し
09/07/04 18:05:15 mzIEMYJ+
>>701
妙に納得してしまったw 並行世界がいくらあろうと悪者は悪者かw

>>703
ごめん解釈できなかった。もやもやするw

706:創る名無しに見る名無し
09/07/04 18:09:52 Qm3aIC+x
>>704
なんかこう、自分の言ったギャグを「これはどこが面白いかというとね・・・」と説明するみたいにカッコ悪くなってしまうんですが、
どうか解説させてください。


絵描きの男が医者をやめた「ある事情」っていうのは、外科手術でミスって人を殺しちゃったことなんです。
女に「誰のでもない顔」を描けといわれ、男はその「死んじゃった人」の肖像画を描いた。
そんで、女が殺人を犯してから顔を肖像画そっくりに整形した、というお話なのです。


客観的過ぎるオチでホント申し訳ないです。
ばちっと読者に電気が流れるようなオチを書きたいもんですなー。

707:創る名無しに見る名無し
09/07/04 18:20:01 mzIEMYJ+
あ、なるほど。横からだけどすっきりしました
ある事情、と伏せなくても良かったのかなー
何故か脳内で犯人の性別が男な気がして繋がらなかった

708:創る名無しに見る名無し
09/07/04 18:48:22 Qm3aIC+x
やはりオチはできるだけぼかして、読んだ人に三秒くらい考えさせてから理解できるようなものに憧れてしまうんですよね。そのほうがなんかカッコいいですし。
>>701ではズバリそのまま、ぼかし無しでオチを書いたのですが、今度のは魔が差しました。
ぼかしたらぼかしただけ布石の「可視性」みたいなものを強くしなきゃいけないと思うのですが、あまり踏み込むとオチが読まれちゃうんじゃないかと心配になっちゃうんですよね。
そこらへんのバランスが下手糞過ぎましたね。
「ある事情」の部分をもっと突っ込んで書けばよかったと反省しております。

709:創る名無しに見る名無し
09/07/04 18:50:40 mzIEMYJ+
いやいやお気にせずwこちらの読解力が足りなかったのもある訳でw
ほんとオチ読まれない配慮とか悩みどころですよね
また気にせず新作できたら投下してください。期待してまー

710:創る名無しに見る名無し
09/07/04 19:02:26 Qm3aIC+x
ありがとうございます。
今度はカッコいいオチが書けるようがんばります

711:創る名無しに見る名無し
09/07/04 20:16:56 9rURcx/k
>>710
なるほど。意図したいことは分かる分かる。
書き手としては、伏線のさじ加減がむずかしいですよね。
これからも期待してます。

712:読者
09/07/04 20:59:59 jDwdeUd7
楽しんでいます

713:創る名無しに見る名無し
09/07/04 22:59:17 3TACQQ6X
>>703
うまい!面白いよ
頑張れ

714:創る名無しに見る名無し
09/07/05 00:58:50 9hvx54vO
2060年、科学の飛躍的な進歩により、人類は宇宙を自由に探索出来るまでになっていた。
「今日で2年と2ヶ月20日…僕たちはいったいいつまでこうしているんでしょうね?」
彼は傍らに腰掛けている宇宙飛行士に声を掛けた。
彼らはもう2年も宇宙をさ迷っている。
2年前、彼らは宇宙探索の為、2人一組のチームで地球を後にした。
しかし不慮の事故により、地球とも連絡が付かず、広大な宇宙をさ迷い続けているのだ。
幸いと言えるのだろうか、科学の粋を集めた小さな宇宙船には、酸素供給装置、食料など5年は生きていける様になっている。
「あと3時間ほどで今日が終わりますね…」
彼は、不安と恐怖で気が狂い自ら命を絶った宇宙飛行士に声を掛ける。
そして窓ガラスに映った金属の塊を見つめながら呟いた。

「自ら命を絶つプログラム、してもらっとけばよかった…」

715:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:19:28 36k+3qTp
>>714
申し訳ない。解釈及ばずです。

716:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:24:51 ohuHEw7Y
2人1組のチームと言うのが、人間とロボットの組み合わせということかな

717:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:26:13 9hvx54vO
>>715

読んでもらっただけで感謝です
読み返すと、書きたい事がごちゃごちゃしてイマイチですね
出直しです

718:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:29:05 9hvx54vO
>>716

その通りです
人間は早々に命を絶ったけど、ロボットは長い時間孤独と闘わなければみたいな感じにしたかったんですけど

まだまだでしたw

719:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:29:57 J6P8bnkK
>>714 うにゃ、おもしろいよー
単純にわかりやすさを求めるなら、最後の行と最後から二番目の行を入れ替えるだけでも微妙に変わってくるんじゃないかとか思う
 ↓ 

2060年、科学の飛躍的な進歩により、人類は宇宙を自由に探索出来るまでになっていた。
「今日で2年と2ヶ月20日…僕たちはいったいいつまでこうしているんでしょうね?」
彼は傍らに腰掛けている宇宙飛行士に声を掛けた。
彼らはもう2年も宇宙をさ迷っている。
2年前、彼らは宇宙探索の為、2人一組のチームで地球を後にした。
しかし不慮の事故により、地球とも連絡が付かず、広大な宇宙をさ迷い続けているのだ。
幸いと言えるのだろうか、科学の粋を集めた小さな宇宙船には、酸素供給装置、食料など5年は生きていける様になっている。
「あと3時間ほどで今日が終わりますね…」
彼は、不安と恐怖で気が狂い自ら命を絶った宇宙飛行士に声を掛ける。
「自ら命を絶つプログラム、してもらっとけばよかった…」
そして窓ガラスに映った金属の塊を見つめながら呟いた。

720:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:30:25 36k+3qTp
なるほどロボットか、つまり叙述ものということですね。
でも、ロボットには関係ない「酸素供給装置、食料」ってところを書いた意図がわかりませんな。

721:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:36:56 9hvx54vO
>>719
ありがとうございます
確かに入れ替えた方がしっくり来ます
参考にさせて頂きます!

>>720
人間が2人いると思わせる引っ掛けの為に入れてみたんですが、確かに蛇足ですね
書いてる時は気付きませんでした

722:創る名無しに見る名無し
09/07/05 01:54:15 36k+3qTp
>>721
はい、やはり人間が乗っていないのにわざわざそのことを説明してしまうのはまずいかと。
でも「人間が乗っているように見せかける」ためにはやはりあれと同じ文意の文は必要ですよね。
二人とも人間かつ生存しているように見せかけ、
オチで両方とも人間ではないとわかっても不自然にならない、となるとかなり難しいですな。


また新作ができたら投下をお願いします。

723:創る名無しに見る名無し
09/07/07 09:46:49 tfnTDRcV
ある男がハイキングに行き、道に迷ってしまった。
森の中で小道を探がしている内に日もとっぷりくれてしまう。
下手に動き回るより、どこかに座ってじっと朝を待った方がいいか、と思っていたところに小屋があった。
小屋の中には少しの乾パンと毛布があった。男は有り難く乾パンを頂戴し、毛布にくるまって寝た。

ぐっすり眠っていた夜中に「トントントン」
と何かがドアをたたいた。「何の音だ?」男は不信に思った。
「風の音だよ」そう聞こえなくもない。
男は再び眠りについた。
暫くして
「トントントン」
とまた何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「鳥の声だよ」そう聞こえなくもない。
男は再び眠った。
暫く沈黙が続いた。
「トントントン」
とまたまた何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「ドン!ドン!ドン!」
更に強くはっきりとドアがたたかれる。
男はドアに近付きたくなかった。しかし体はゆっくりとドアに近づく。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。

724:創る名無しに見る名無し
09/07/07 20:56:11 K/IqPHhV
あの、続きは?

725:創る名無しに見る名無し
09/07/07 23:04:16 AnJlvj5U
>>723
逃げちゃ駄目だ!

726:創る名無しに見る名無し
09/07/08 13:01:02 Sj4pJFmK
アニメのエヴァンゲリオンじゃないか?先週の地上波で、映画を観ただけだが。
好きな人には申し訳ないが、思春期に絞り込んだ鬱陶しいアニメという印象しか無い、
俺のような人は多く居ると思う。なので、パロディのような物かもしれないが、
元を知らん奴も居るだろう。もし違ってら、すまん。
でも、最後の繰り返し以外は、徐々に盛り上がってたので、面白かったよ。


727:創る名無しに見る名無し
09/07/08 21:15:37 42xSvkjQ
エヴァ知ってても意味判らん

728:創る名無しに見る名無し
09/07/09 23:15:19 msnXuWPn
「212年後に地球は確実に滅ぶ」

 ある科学者によって発表された論文を、はじめは誰も信じなかった。根拠となる計算式があまりに難解で、誰も解こうとはしなかったのもあるが、一番の理由は、その科学者が黒人で、しかも無名であり、発表した日が4月1日であったからだ。
 ところがが半年後、論文にあった隕石の姿が、新型宇宙lens式望遠鏡(ユニシス)によって捉えられると、世界は癌を告知された患者に等しく、誰もが青ざめて刹那沈黙した。
 しかしながら212年後。もう、その頃には、今生きている者は隕石の衝突以外の理由で死んでいる。今の子供たちの子供たちも、おそらく同じ。だから、どう捉えて良いかわからなかった。
 果たして200年後、地球からどこかの星へ移り住むことは可能であろうか。
 一体何人が? いや、自分が乗るわけでは無いのだ。どうでもいい。恐れるべきか。悲しむべきか。我が身の幸運を神に感謝すべきか。
 皆が混乱していた。この件をきっかけに派生し、世界に瞬く間に広まった宗教の教祖は言う。
「考えても仕方がない。備えるのはこちらの損。次世代に任せようではないか」

729:創る名無しに見る名無し
09/07/10 00:37:35 bTh0+HXb
>>728
逃げちゃ駄目だ!

730:創る名無しに見る名無し
09/07/10 01:34:31 1Vkwqa31
「お寿司」
その日、エヌ氏とエフ氏はお寿司を食べていた。
お寿司といっても回っているものでも、職人が握った高級なものでもなく、
スーパーから買った、パック詰めのお寿司だった。

あと少しで完食だという時に、エヌ氏は迷った。
「イカとエビ、どっちを最後に食べようか…」
結局エヌ氏はエビを先に食べたのだが、後悔したようだ。

「やっぱり大好きなエビを最後に食べるべきだった。」
その言葉を聞いた瞬間エフ氏は
エヌ氏が最後までとっておいたイカを横からつまんで食べたのだった。

731:創る名無しに見る名無し
09/07/10 01:42:48 1Vkwqa31
今日(日付変わったから昨日か)初めてこのスレを見つけて、
素晴らしい作品ばかりだったので、
調子こいて自分も記念に投稿してみました。
でも全然星さんっぽくないですね。
ただのショートショートになってしまった。まぁいっかw
スルーしといて下さいw

732:創る名無しに見る名無し
09/07/10 07:46:43 nmcDdhH2
>>730
ワロタw
GJ

733:創る名無しに見る名無し
09/07/10 08:06:41 nmcDdhH2
>>723の続き

男はゆっくりとドアを開けた。そこには月明かりに照らされて頭から血を流した女が立っていた。
「あら、ここにいたのね」
女はなれなれしく話しかけてくるが、誰だかすぐに思い出せない。

「先にドンドンドン行っちゃうから、追いかけるのに苦労したわよ」

そう言いながら、女は小屋に入ってきた。

「それ、私のだから、返してもらうわよ」

女はさっきまで男がかかえて寝ていた大きな荷物を指差した。

ああ、そうだ。男は思い出した。確かにそれは昨日の昼間では彼女の物だった物だ。

「もう会えないわね。今度はあなたが私の所へ来る番ね」

男はもう一度女の顔を見ようとした。しかし、彼女はいなかった。

かって彼女だった荷物だけが残った。

734:開眼
09/07/10 15:46:09 d0Ctrcml
エヌ氏は高名な武道家であった。
さらなる境地をめざし、深山にこもり、ひとり鍛練に明け暮れた。
長い修行の果て、遂にはうちなる気をビイムのように打ち出す技に開眼した。
エヌ氏は満足して、勇んで下山してみると、驚いたことに、街は荒れ果て、ゴーストタウンのようなありさまである。
ただならぬ状況に、エヌ氏は人を求めて彷徨い歩くと、広場らしきところにみすぼらしい姿をした人々が集まっている。
ひとりを掴まえ事情を訊くと、どこからともなく現れた化物が暴れ回ったせいなのだという。
エヌ氏は怒りに燃えた。
人々から声が挙がると、空から降りてくるなにかが見える。空を飛ぶなど面妖な、あれが元凶だなとエヌ氏は身構え、はぁ! と全霊の一閃。
ビイムがそれを打ち落とした。
すべての力を使い果たしエヌ氏は絶命した。


世紀末。
天が使わしたメシアを失った人類は滅亡した。

735:創る名無しに見る名無し
09/07/10 20:33:57 M0tWOcll
>>734
オチへの繋がりが弱いし、オチの必然性が説明不足だな。
作風の感じが好きだから、もう一作ぐらい見てみたい。

736:創る名無しに見る名無し
09/07/10 20:55:42 QKuRBpME
>>734
エヌ氏が打ち落としたのは化け物じゃなくてそれを退治する為に降臨したメシアだったってこと?

737:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/07/10 22:17:50 XiZu1JkB
>>730大好きだ

視点を一人称にしたらコピペになりそう

738:創る名無しに見る名無し
09/07/10 22:18:44 ElGAYPLp
『逃げちゃダメだ。少年編?』

ピッ

電話を切った。ついさっき、好きに成れない友人Fからの連絡を、別のクラスメートに伝え終わった。
少年Aは、親と約束した事を、悔やんでいた。
流行性のインフルエンザのため、学級閉鎖の始まった二日目の夜だった。
仕事から帰ってきた親に小言を言われ、この休みの間中家に大人しく勉強して、夏休み前に出る成績が上がっていれば、
高校に入る時に携帯電話を買ってもらう約束だった。

暑い日の昼、開けていた窓から洗濯物越しに、外の音が流れ込んでくる。
ピーポー ピーポー 
救急車の様だ。少年はFのことが好きに成れないで居た。
遊び仲間の一人でもあり、テレビの録画の貸し借りやカラオケにも行ったりする関係なのに、
なぜか、ちょっとした時に今までに無い、ザワリとする感覚を覚えるのだ。

一番近い所に住んでるFの所へ、「何か借りに行ってみようか?」
あいつになら、「なにと交換で何が借りられるかな?」等と思いながら、
うとうとしていた。
夢の中で少年は、すでに大人になって居るようだった。(面白かったので、使います。)

 男がハイキングに行き、道に迷ってしまった。
森の中で小道を探がしている内に日もとっぷりくれてしまう。
下手に動き回るより、どこかに座ってじっと朝を待った方がいいか、と思っていたところに小屋があった。
小屋の中には少しの乾パンと毛布があった。男は有り難く乾パンを頂戴し、毛布にくるまって寝た。
ぐっすり眠っていた夜中に

「トントントン」と何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「風の音だよ」そう聞こえなくもない。

男は再び眠りについた。 暫くして

「トントントン」 とまた何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「鳥の声だよ」そう聞こえなくもない。 男は再び眠った。

 暫く沈黙が続いた。

「トントントン」 とまたまた何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「ドン!ドン!ドン!」更に強くはっきりとドアがたたかれる。

男はドアに近付きたくなかった。
しかし体はゆっくりとドアに近づく。

逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。

ピーポー、ピーポー 
少年は、目を覚ました。まだそんなに時間はたっていない。
テレビも昼のドラマだ。つまらない。
嫌な夢を見た、意味が解からなかった。

借りていたCDを探し出して、Fの家に向かってみる。多分居るはずだ。
自転車のペダルを踏み込みながら、少年は思っていた。
「逃げちゃダメだ。」「逃げちゃダメだ。」「逃げちゃダメだ。」
坂道を登りながら、どう切り出そうかと考えていた。
何せ、初めての告白なんだ、わけがわから無くて当然だった。

739:創る名無しに見る名無し
09/07/10 22:23:11 ElGAYPLp
↑のパクッタのは、723が未完結な気がしたので、前後に付け足してみた。
単純に、子供の頃の鬱陶しさとかにしたら、解かりやすいかと思ったので。
書き手の人、許してくれ。

740:創る名無しに見る名無し
09/07/11 00:21:09 HxszOi0I
ある男がハイキングに行き、道に迷ってしまった。
森の中で小道を探がしている内に日もとっぷりくれてしまう。
下手に動き回るより、どこかに座ってじっと朝を待った方がいいか、と思っていたところに小屋があった。
小屋の中には少しの乾パンと毛布があった。男は有り難く乾パンを頂戴し、毛布にくるまって寝た。

ぐっすり眠っていた夜中に「トントントン」
と何かがドアをたたいた。「何の音だ?」男は不信に思った。
「風の音だよ」そう聞こえなくもない。
男は再び眠りについた。
暫くして
「トントントン」
とまた何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「鳥の声だよ」そう聞こえなくもない。
男は再び眠った。
暫く沈黙が続いた。
「トントントン」
とまたまた何かがドアをたたいた。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「ドン!ドン!ドン!」
更に強くはっきりとドアがたたかれる。
男はドアに近付きたくなかった。しかし体はゆっくりとドアに近づく。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。

音がやんだ。
「なんの音だ?」男は不信に思った。
「かあさんの声だよ」そう聞こえなくも無い。
男はそこで扉を開けた。
目の前にかあさんが立っていた。
男は傍らに転がっていた薪を手に取ると、それをかあさんの眉間に力いっぱい叩きつけた。

逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。

741:創る名無しに見る名無し
09/07/11 00:43:11 HxszOi0I
そうだ、逃げちゃダメなんだ。

眉間を砕かれてかあさんは倒れた。
男は、かあさんを残して扉を閉めた。
「ドン!ドン!ドン!」
強くはっきりとドアがたたかれる。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「とおさんの声だよ」そう聞こえなくもない。
男は再び扉を開けた。
そこにとおさんがたっていた。
部屋の隅に立てかけてあった鉈で腹をえぐった。
うずくまったとおさんに鉈を数回振るうと動かなくなった。
扉を閉めた。
「ガン!ガン!ガン!」
更に強くはっきりとドアがたたかれる。
「何の音だ?」男は不信に思った。
「千恵の声だよ」そう聞こえなくもない。
男は再び扉を開けた。
そこに千恵がたっていた。
鉈の背で千恵の顎を腹を肩を砕いた。
血がたくさんでてちえがしんだ。
扉を閉めた。

にげちゃだめだ。にげちゃだめだ。にげちゃだめだ。
にげちゃだめだ。にげちゃだめだ。にげちゃだめだ。
にげちゃだめだ。にげちゃだめだ。にげちゃだめだ。

おもいだした。
最初は風だけを切っていた、生き物の初めては鳥だった。
人はかあさんが最初でとおさんがつぎだった。
ちえはだいすきだ。いまでも好きだ。
次は誰だったか。

「ガァン!ガン!ガン!」
更に強くはっきりとドアがたたかれる。
「何の音だ?」男は不信に思った。
何も聞こえない。
男は再び扉を開けた。
そこに男がたっていた。
それは僕だ。
「にげちゃだめだよ。」
そう言って、目の前のボクはボクを突き飛ばした。

いろんなひとから逃げすぎた僕は、崖の下の冷たい岩肌の上で少しだけ目を覚ました。
そうだ千恵の次は僕自身だった。 寒い。

逃げなきゃ良かった。

742:XXX ◆TqnDIIRxZU
09/07/11 00:45:10 HxszOi0I
自分も>>723が未解決な気がして乗っかって見た。
ちょっとありきたりかな。

下げ忘れ申し訳ない。

743:創る名無しに見る名無し
09/07/11 12:04:42 q9Kzfn8K
730ですがレス下さってありがとうございました。
全然星さんっぽくなかったけど、楽しんでもらえて良かったです!!

744:創る名無しに見る名無し
09/07/11 15:23:25 mNg9tCu8
>>733

解説希望

745:創る名無しに見る名無し
09/07/11 17:06:00 WMNEh9aX
男は彼女を殺害して、死体をリュックか何かに詰めて山まで埋めにきていた。
そこへ彼女の亡霊が現れ、「リュックか何か」は自分の物だからと持ち去り、かつて彼女だった荷物―死体だけが残されたという話ではないでしょうか?
ちょっと自信ないけど。

746:創る名無しに見る名無し
09/07/12 11:03:24 qsDRTWpT
なるほど!ありがと

747:えれぽん
09/07/12 21:15:23 BUXuNhDf
「男の履歴書」

変わり者ではあるものの、天才的な頭脳を持つエフ博士。
その彼がエヌ記者に助けを求めてきた。
「研究を助けて欲しいと言われましても、私は文系人間でして・・・」
「いや、実験台というか、私が何を作ったのかを調査して欲しいのだ」
エフ博士は少し変わった形のメガネを差し出した。
「これは?」
「うむ。実はこの間TV漫画を視聴していた時にな、スカウタ-とかいう物が登場していた」
「ああ、相手の強さが数字で表される・・・て、作っちゃったんですか!?」
「いや、試しに作ってみたんだが、どうもな・・とりあえず、かけてみたまえ」
エヌ記者はそのメガネをかけて、エフ博士を観察しながら、教えられたスィッチを押した。
すると、レンズに数字が表示された。48275だ。
「おお、これが博士の戦闘力ですか?」
「いや、それがな・・・私にもなんの数字かわからんのだ」
「え?」
エヌ記者はとりあえず自分を鏡に映して計測してみた。1026だ。
「頼みというのはね・・・その数字が何の数字なのか、調査して欲しいのだ」

エヌ記者はスカウタ-を預かり、街に出た。色んな人を計測してみる。
「あのおじいちゃんは、9875。あの少年は0.あの女子高生は394・・・」
計測してデ-タをまとめる。何日かすると、傾向が見えてきた。
・個人差が大きいものの、高年齢ほど高くなりやすい。
・低年齢ほど数値がさがり、幼児になると0になる。
・同じ人間を観察すると、たまに数字が増えている人間がいるが、減る事は無い
「なんだろう?この数字は・・・」
エフ博士と自分の数字を比較すれば、戦闘力などでないのは確かだ。
寿命かなにかだとすれば、年少者ほど少ない理由がわからない。
運か何かだとすれば、幼児がのきなみ0なのは変だ。
知力だとすれば、自分と博士には当てはまるが、一般人でもごくまれに博士の数字を越えている人がいる。
大体、どうみても自分より馬鹿そうな奴が10000を越えていたりするのだ。
政治家、アイドル、警察官、実業家、会社員など、仕事のついでに計測してみたが、個人差が大きいだけで、特に特徴はなかった。
「明日はこれを返しにいかなきゃならん。結局分からなかったな・・・」
そうつぶやくと、エヌ記者はベッドにもぐりこんだ。

「そうか。結局分からなかったか」
「申し訳ありません。お役に立てず・・・」
「いや。君は悪くない。まあ、たまにはこんな失敗もあるさ」
エフ博士は特に気にした様子も無く、現在研究中のテ-マについて語り始めた。
(これで良かったんだ・・・)
エヌ記者には分かっていた。今朝、自分の数字を見ると、1ポイント増えていたのだ。
昨晩の行動と、ここ数日を比較して、彼は答えにたどりついたのである。
(こんな数字、なんの役にも立たない。むしろ、社会が崩壊する・・・)
何より、エフ博士が気の毒だ。先ほど計測すると、この一週間で15ポイント増加していた。
(言えるわけないじゃないか。通算オナニ-回数だなんて・・・)


748:創る名無しに見る名無し
09/07/12 21:46:10 w8rSgnEd
えれぽんキタ━━(゜∀゜)━━!!
うん、おもしろい!!

749:創る名無しに見る名無し
09/07/12 22:22:06 jm6slciQ
>>747
GJ!
ワロスwハラいたいwwww

750:創る名無しに見る名無し
09/07/12 22:33:10 WQAjZpyW
ちょww博士そうとうだなwww

えれぽんさんが俺ん中でシモ系良作家になりつつある件w

751:創る名無しに見る名無し
09/07/13 00:04:16 fNQHpnA2
自分がオナニ○1回して1回増えたから、オナニ○回数だと思ったんだろうけど、
セ○クス回数+オナニ○回数って可能性もあるな。
というわけで、セ○クスしても数が増えなかったシーンを
外伝としてエロパロ板に投下すべき。

752:創る名無しに見る名無し
09/07/13 00:28:46 3JMGngTp
文章構成は良いしそこそこ面白いけど
三流芸人みたいに下ネタで笑いとってるだけじゃないか
若僧の考えそうなコントだ

753:創る名無しに見る名無し
09/07/13 00:48:16 sdV7TgsJ
面白いなw博士その歳でよくやるw

754:坂東太郎
09/07/13 04:21:35 m6peBlSS
エス氏は変わった人物だった。生まれてこのかた人前で怒った事がない、とても
珍しい男だった。
もし私を怒らせるような人がいれば、その時はどんな命令でも従うよ。約束する。
まあ私を怒らせるだなんて所詮無理な話だよ。エス氏は日ごろからそう断言していた。
会社の帰り道だった。
ほろ酔い気分のエス氏は自宅に向かって歩いていた。
「やあ、久しぶり」
突然男の声がした。
自宅まであともう少し。そんな時に背後から声をかけられて、S氏は一瞬ドキリ
とした。聞き覚えのある声だったのだ。
「誰だい?」
声をかけてみたが返事はない。歩き出してしばらくすると、再び背後から声がした。
「やあ、久しぶりだね」
「君は誰だい?いたずらなんだろ?一体何が目的なんだい?」
声の主に問いかけてみたが、やはり誰もいない。相手は結局姿を見せなかった。
おおよその見当はついていた。しかし彼が生きているはずもない。一年前に
死んだ男。怒りに震えた友人の顔を、エス氏は思い浮かべていた。
自宅の玄関前に辿り着いた時、酔いはすっかり醒めていた。ドアを開けて中に
入ると、耳障りな声はもう聞こえてこなかった。
家の中ならもう大丈夫だろう。風呂から上がったエス氏は再び飲み直すことに
した。冷蔵庫からビールを出した時だった。
「やあ、久しぶり。君はトンマだね。しかもとてもマヌケな男だよ」
まただ。怒りをあらわにしたエス氏は反撃に出た。
「さっきから一体なんなんだ。腹が立つったらありゃしないよ」
「そう怒るなよ。一年前君に殺されたぼくだよ」
「え?じゃあ君は幽霊なのかい?」
驚いたエス氏は声の主に向かい何度も頭を下げた。
「いいさいいさ、仕方のない事さ。生き返るわけじゃないしね」
「じゃあ君は私を許してくれるのかい?君ってやつは寛大な男だね」
「許すとも。ただ約束は守ってもらうよ。どんな命令にも従う例の約束さ」
「あ!しまった」
エス氏は会社で我慢している怒りの全てを自宅で吐き出していた。

755:創る名無しに見る名無し
09/07/13 12:37:18 hwePoXko
>>754
終わり?


756:創る名無しに見る名無し
09/07/13 13:15:59 3+txEFK2
オチが説明不足だな。結局どうなったんだろう?

757:創る名無しに見る名無し
09/07/13 19:32:05 kv6l2WvP
>>756
多分、エフ氏が最後のお寿司を食べたんだと思う。

758:坂東太郎
09/07/13 19:43:18 m6peBlSS
すまんせんでした。
意図的にラストを削ったんですけど失敗ですね
星さん大好きなのにお恥ずかしいw
また勉強してきます

759:創る名無しに見る名無し
09/07/13 20:39:48 oeWW7v7r
隣人

私の隣に住んでいる人はとても変人だ
私がおはようと挨拶すると普通に頭を下げる
私が酔って帰ってくると彼もまた酔って帰ってくる
私が泣いていると彼もまた泣いている
私が怒っていると彼もまた怒っていた

「ねえ、あなた…」
「どうした、お前」
「そろそろ大きな鏡を片付けましょうよ、いくら隣に人がいないからって鏡相手に喋って楽しいの?」
「……そうだな」

760:創る名無しに見る名無し
09/07/13 20:47:32 kv6l2WvP
ある日、エヌ氏は強いデジャブを感じた。
あれ?この光景と言うか、映像どっかでみたような、、
しかし、暫くするとその感覚はおさまった。

ほっとするエヌ氏。しかしまた、近視感に襲われる。
おかしい、なぜだ、これは初めての筈なのに、、

エヌ氏は混乱した、しかし逃げ出すわけには行かない。
彼は集中した、雑念を取り除いた。しかし何かがモヤモヤしたまま事を終えようとしたその時!
彼は気が付いた!わかった!悟った!
そして、そのままやり遂げた。最後までやりきった!



以前借りたことのあるビデオで。

761:創る名無しに見る名無し
09/07/13 22:45:04 hwePoXko
「解散だ! 解散!」
「そ、総理、まだ時期尚早では……」
「俺が解散すると言ったら、絶対解散だ! 解散!」
「ですから……今解散しても、我が党は勝ち目がありませんから、もう少し待ちましょう」
「党? おまえ何言ってんの!? ウルフルズのことだぞ」

762:創る名無しに見る名無し
09/07/14 00:05:01 lHKlOTbg
>>757 思わず吹いた!

763:創る名無しに見る名無し
09/07/14 01:57:11 nRbr/6ao
>>747
博士がたまにしかオナニーできないほど忙しい人物だったら、
自分でも気付けたんだろうな
博士は1日平均2回以上だからな、研究かオナニーかして終わる人生だな

764:創る名無しに見る名無し
09/07/14 07:41:23 hJihJfip
60年以上に渡って毎日2回、欠かさずオナってる博士ってギネスものじゃね?

765:創る名無しに見る名無し
09/07/17 07:27:41 5dYK3uR4
『20XX年宇宙の旅』

「わぁ! きれい!!」
 窓の外を眺めている妻はやや興奮気味だった。
「あれが天の川かしら!?」
 一瞬だけ僕の方を向いたあと、ずっと外を指差している。
「ちょっと静かにしてくれないか……」
 僕はそれどころではなかった。こんなに酷い船酔いは、少年の頃に青函連絡船に乗って以来だ。
「だから言ったでしょ! 月のときとは違うって!!」
 妻の言うとおりに、事前に酔い止め薬を服用しておけばよかった。火星まであと5時間……とても耐えられそうにない。
「ごめん……無理かもしれない」
「えぇ?! せっかくここまできたのに!」
「すまん……」
 そして僕は後頭部から伸びているコードを引っ張り、蒼白く点滅しているボタンに手をかけた。

766:創る名無しに見る名無し
09/07/17 18:44:50 H2FjAgLg
疑似体験で旅行中だったのかな?
いろんな解釈できそうだけど

767:えれぽん
09/07/21 20:46:31 N75TuwCQ
「ボッコちゃん」

変わり者ではあるものの、天才的な頭脳を持つエフ博士。
その博士が、画期的な人型ロボットを開発した。
「すごいものですね。どこからどう見ても人間にしか見えない」
取材に来たエヌ記者が賞賛した。
「まあ、どこまで人間に近づけるか、が開発のテ-マだったからね」
エフ博士が応じる。
「ボッコちゃん」と名付けられたそのロボットは、人間で言えば20歳前後のとても美しい女性だった。
ロボットだと分かっているエヌ記者が見ても、ため息が出る程の美女だ。
しかも、人工知能によって会話も可能。人間と同じ仕草も表情も出来る。
「街を歩かせても、誰もロボットだなんて思わんでしょうねえ・・・」
「実は、君にその実験と、調整を頼みたいのだ」
「実験はともかく、調整とは?」
「ボッコちゃんには人工知能が搭載してある。実際に色んな体験をつませる事で学習し、
より人間に近づくのだ。ただし、3、4歳児程度の知能だがね」
エフ博士は天才科学者の特性として人前に出るのは大嫌いなのだ。ほとんど外出もしない。
だから旧知のエヌ記者を呼び、独占記事と引き換えに実験を依頼したのである。

「ふむ。なかなか気分がいいものだな」
エヌ記者はボッコちゃんと腕を組み、繁華街を歩いていた。
男という男が、みな羨望の眼差しを向けてくる。
それも当然だろう。
清純さと妖艶さを完璧なまでに両立させたその美しさの前では、女優やアイドルだって霞んでしまう。
「疲れてないかい?」
ロボットが疲れる訳も無いが、会話する事でボッコちゃんは人間らしい反応を学ぶ。
「疲れてないわ」
ボッコちゃんが答え、にっこりと微笑む。
(全く・・・ロボットだと分かってても、惚れてしまいそうな笑顔だな)
実をいえば、ボッコちゃんはあくまで人間そっくり、という以外には何の実用性も無い。
複雑な作業は出来ないから、家事も出来ないし、高度な会話も出来ない。
エフ博士いわく「そんなロボットが欲しければ、わざわざ人型に造る必然性は無いだろう」
との事だった。ボッコちゃんは、あくまで「人間そっくり」を目差す実験ロボットなのだ。
実用性といえば、もう一つ残念な事がある。
「ボッコちゃんは本当に人間の美女と見分けがつきませんが・・・その・・・
身体の方はどうなんでしょうか?」
とエヌ記者が遠まわしに尋ねた所、
「君が期待しているような、女性としての機能は無い。つけようと思えば出来るんだが、解決不能な問題があってな」
と、エフ博士に否定されてしまった。どんなに美しくとも、ボッコちゃんはロボットでしか無いのだ。
(しかし、一緒に歩いて会話するだけでも楽しいもんだ。結構、需要はあるかもな・・・




768:えれぽん
09/07/21 20:48:09 N75TuwCQ
カチャっと音を立て、ロックが外れた。
青年は解錠工具をポケットに収め、代わりにナイフを取り出し、ドアを開けた。
電気は点いてないが、男一人で外出した事は、さっき自分の目で確認している。
「間違い無い。今は彼女一人だ・・・」
青年は、いわゆるスト-カ-だった。一週間前、彼女を街で見かけた時、一目で恋に落ちてしまったのだ。
男と一緒だったが、青年はフラフラと、このマンションまで後をつけてしまったのだ。
それから毎日、このマンションを見張った。自分でも自分をコントロ-ル出来ない程、彼女に夢中だった。
しかし、彼女はいつも男と一緒。決して一人では外出しないのだ。
思いつめた青年は、ついに強硬手段を決心した。
「なんとしても彼女を手に入れる。男が邪魔なら殺してやる」
そうしてマンションに来てみると、なんと男一人でマンションから出てきたのだ。
「これはきっと、神様が応援しているに違いない」
青年は自分勝手な解釈をし、目当ての部屋に侵入を開始したのである。
そして、彼女を見つけた。
「おい、おとなしくしろ」
青年はナイフを突きつけた。
「ええ、おとなしくするわ」
ボッコちゃんはにっこりと微笑む。
青年は予想と違う反応にとまどいながらも、より大胆になった。
「とりあえず、その服を脱げよ」
「ええ、服を脱ぐわ」
ボッコちゃんは恥じらいも動揺も見せず、服を破り始める。
(彼女は少し、精神的にアレなんだろうか?)
彼女を見つけた時も、電気も点けないで、寝室の真ん中にぼうっと立っていたのだ。
(それならそれでいい。あの男から、彼女の身も心も奪ってやる)
「おお!!」
青年は全裸になったボッコちゃんに思わず見とれてしまった。
清楚で上品な顔立ちからは予想の出来ない見事なバスト。
しかも、巨乳でありながらも重力に逆らって見事な形だ。
ほっそりとくびれた腰、すらりと伸びた脚線美・・・
一番肝心な部分が剛毛に覆われて何も見えないのが意外であったが・・・
青年は自分も服を脱ぎ捨てると、ベッドに仰向けになった。
「おい、こっちへ来い。とりあえず、おれの顔にまたがるんだ!」
「ええ、あなたのお顔にまたがるわ」
ボッコちゃんはにっこりと微笑んだ。

「どうかね?ボッコちゃんの様子は?」
「ええ、毎日デ-ト・・・いや、調整してますが、格段に向上してます」
実際、ここ一週間の調整で、ボッコちゃんはどんどん人間らしくなっている。
「とは言え、会話はオウム返しですし、デリケ-トで複雑な作業は出来ませんが・・・」
「あれが限度だったのだよ」
エフ博士はやや残念そうに言った。
「何しろ、人間そっくりを優先させたからな。あれ以上の人工知能を入れるスペ-スが無い。
人間の機能を再現できるシステムや動力を、全てボッコちゃんの体に詰め込むだけでも・・・」
「実際、それがボッコちゃんの唯一にして最大の弱点ですよね・・・」
エヌ記者は軽くため息をついた。
「400Kgでしたっけ?ボッコちゃんの重量」


769:えれぽん
09/07/21 20:55:15 N75TuwCQ
元ネタは・・・誰でもわかっちゃいますね。
星さんのSSでも個人的に大好きな話なのでつい・・・
元ネタがバレバレなんで、ロボットの名前も開き直ってみました。
最初は「ミク」にしようかと思ったんですが・・・

770:創る名無しに見る名無し
09/07/21 23:32:58 mp8jnKkg
仮に女性機能つけたとしてもなぜかモザイクがかかってそうだなw

771:創る名無しに見る名無し
09/07/22 12:08:33 5bnmTO53
モグモグ。パリパリ。
「節子、それおはじきやない。カレーライスや」
またカレーライスか、と僕は思った。

772:創る名無しに見る名無し
09/07/22 18:09:22 Eg92MEbm
妙に印象に残ってしまったのだが、一体何の話なのだw

773:創る名無しに見る名無し
09/07/22 23:55:59 kc5S75PG
もうソロソロだよね、月が欠けるの。
晴れるかな~~~~~
って話かも知れんぞ。
違ったら、寝よう!

774:創る名無しに見る名無し
09/07/23 01:13:39 LTFSCC19
>>771
貴婦人電報に近い狂気を感じる

775:創る名無しに見る名無し
09/07/24 19:21:29 IT6PLeKZ
291 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/07/23(木) 22:14:38 ID:zdHI/AcB0
小松左京が星新一から手紙をもらうと
いつも宛先に「尻崎」と書いてある。

『なんで「尻」なんて書くのだ』
『だって「七」より「九」のほうが大きいからいいじゃないか』
『バカをいうな、「七」、「七」と書くんだ』

二度繰り返したのがまずかった。

次に届いた手紙の宛先は 「屁崎」


776:創る名無しに見る名無し
09/07/24 23:41:18 LShx0eGp
>>775
凄い!受けました。

777:創る名無しに見る名無し
09/07/28 15:16:39 /L5Xf8BO
「いくらなんでもこんなに降らしちゃまずいでしょ。あちこちで土砂崩れが起きてますよ」

「いいんだよ。地球温暖化だからとか、なんとでもなるだろう」

「でも、元はといえば私たちの設定ミスが原因なんですから」

「わかるわけないさ。春の設定を忘れたくらい。梅雨がくれば、まだ夏じゃなかったんだと納得するだろう」

「そうですかあ? 秋の設定を忘れたときは、あれだけ雪を降らせて首都機能がマヒしてしまったし、じきにバレると思いますよ」

「なに、今までバレなかったんだから、これからもバレないさ」

「ま、たしかに。これだけ異常気象が続くなら、フツーおかしいなって気づきますよね」

「それだけ、俺たちを信用しているってことさ。どーせ、奴らには見えんのだし……」

778:創る名無しに見る名無し
09/07/28 15:20:06 egxww3/F
設定ミスかよ!w
まだ梅雨明けしないのかと泣いてる俺が言ってみた

779:創る名無しに見る名無し
09/07/29 06:52:47 rJjhFCCd
>>777
考えすぎかも知らんが、まだあちこちで被害が収まってないので、
ネタにするのは時期早々かもよ?
私見なので気を悪くしたらゴメン。

780:創る名無しに見る名無し
09/07/30 12:00:03 ruQbFXG7
>>777
たしかにタイムリーなネタではあるけれど・・・

781:創る名無しに見る名無し
09/08/01 23:39:01 pNyBU6Me
ROM3日ですが、以前に手帳に書き残したSSの存在を思い出したので晒します。

---
ある偉大な科学者は突然不老長寿の秘薬の製造方法を思いついた。
しかし同時に、その製造には数十年の歳月が必要であることも理解していた。
そのため彼はこの偉大な発見を実行には移さず、世間に発表することも無かった。
ちなみに、これは人類史上5度目のことである。

782:創る名無しに見る名無し
09/08/03 21:10:53 R4u7IB6i
>>781
終わり?!

783:創る名無しに見る名無し
09/08/03 23:27:40 lspGxD9h
つまり
自分の生きてる時間ー成功にかかる時間=自分の成功から得られる満足
を瞬時に考えて、別の満足度の高い成功を選んだ。
人類史上において、何度も。
(↑偉大な学者だから、既に成功してる可能性が高い。)

って、キレ の有る終わりかたかも。コク は無いけど。ビールの話かよ。^^;;

不良長寿による世界にその規模で訪れる食糧不足に責任取れない。
死を忘れた人類の行く末に、責任取れない。
そんな葛藤あったのかもね。深読みかも知れん。
面白かったです、個人的に。

784:創る名無しに見る名無し
09/08/03 23:37:05 y8O2yWSo
もう一行削れれば某スレ的によかったのにな
これじゃただのアイデア説明で、表現も仕掛けもない

785:創る名無しに見る名無し
09/08/04 00:17:24 5RnBgfSq
だから今まで眠ってたんじゃね?
そこまで考えると面白さが割増だなw

786:創る名無しに見る名無し
09/08/04 01:28:19 7ZGZt4r1
は?

787:785
09/08/04 08:10:18 CukRQ9Wk
>>781は突然全人類が間違いなく感動するショートショートのアイデアを思いついた。
しかし同時に、その執筆に必要な知識と技術の習得には数十年の歳月が必要であることも理解していた。
そのため彼はこの偉大なアイデアを執筆に移さず、手帳に説明を書き残すに留めることにした。

みたいなコトが言いたかったんだがすまん、酔っ払ってたんだ
反省して仕事行く

788:創る名無しに見る名無し
09/08/04 11:06:34 nwjY6u5l
>>781
「信じようと、信じまいと」のスレみたいだな

789:創る名無しに見る名無し
09/08/04 19:49:19 RX318n3o
余計に分からなくなった件について

790:Dove Mountain
09/08/06 16:53:08 MAyxNdyV
「結婚したら家も買おう、車も買おう、家具も家電も、みんな買い替えよう」

「わぁ! 素敵!! っていうか、そんなにお金あったかしら??」

「心配しなくていいよ。結婚してから考えればいいのさ! さぁ、今すぐ婚姻届けを出しに行こう」

「いやよ! 結婚したら借金まみれなんてごめんだわ。そんな計画性のない人と結婚できるわけないじゃない!」

791:創る名無しに見る名無し
09/08/06 17:42:49 scHFI6Fj


792:創る名無しに見る名無し
09/08/06 17:47:11 SripvwTK
??

793:創る名無しに見る名無し
09/08/06 17:58:56 ze448FRB
???

794:創る名無しに見る名無し
09/08/06 18:13:02 wKpPoXW5
政治のCMか

795:創る名無しに見る名無し
09/08/06 19:59:20 VrPBGK+Y
スレ違い申し訳ない。しかも、コピーするだけだが

836 :sage:2009/08/03(月) 12:18:26

「神様がいるなんて、あなたも信じていないわよね?」
彼女の問い掛けに、僕は肯いた。
世の中に宗教はたくさんあって、その数だけ神様がいることになっている。けれど神様や天国、または地獄なんて概念は、生きている人間を慰めたり戒めたりするために誰かが作った物に過ぎない。

「だったらお坊さんが唱えるお経だって、意味なんか無いわよね?」
僕は今度も肯いた。
神様がいないなら、人間の創作物である経文に超神秘的な力が宿るはずも無い。あれは故人の霊をあの世へと送り届けるためではなく、あくまで遺族の悲しみを鎮めるために読まれる物だ。

「じゃあ、この世を彷徨う魂は、どうしたら成仏できるのかしら?」
なるほど、宗教家が行う浄霊儀式なんかに意味が無いとすれば、現世に留まる霊はどうしたら成仏させられるのだろう。
僕は彼女に言った。
「生前に熱心な信仰があれば、お経を読んでもらうことで或いは成仏できるのかもしれないね」
信心深かった故人なら、お坊さんの読むお経にありがたみを感じて安らかに眠る事が出来るのかもしれない、と僕は思った。

「そう……そうかもね……」
それきり彼女は俯いて、黙り込んでしまった。
僕はひしゃげたままのガードレールに花束を手向けて、その場を後にした。


796:創る名無しに見る名無し
09/08/08 00:59:11 JpFkBE9D
余韻がなんともいい感じ
でも「1レス以内でおはなしを作るスレ」向きっぽい

797:創る名無しに見る名無し
09/08/08 09:47:44 C2tRcN3m
彼女は死んでるのか

798:創る名無しに見る名無し
09/08/08 10:54:34 OdzqEspB
神様を信じてない人があの世とか成仏するとかよく判らんな

799:創る名無しに見る名無し
09/08/09 03:02:25 Iy5rtWZK
全然星新一さんぽくないかもですが、拝読お願いします!


『噂のかかと』

 私は啓次郎の目を見て、話し始めた。
「かかとの噂、流したでしょ」
「お、俺じゃないよ」
「あなたにしか話してないもの。それ以来、私のかかとをジロジロ見る人が増えたのよ」
「だから俺じゃないんだって」
「確かに面白いとは思うわ。かかとから水菜が生えてきている女なんて、人類の歴史の中で一人もいなかったと思うの。
でも仕方ないじゃない。切っても切っても生えてくるの、水菜が。靴下もハイヒールも突き抜けて生えてくるのよ。
あなたがみんなに言ったんでしょ。正直に言ったら怒らないから」
「俺が言った」
「ほら! 私を笑い者にしたいのね」
「そうじゃない。水菜が生えている女なんて、これ以上ないほど魅力的だってことを伝えたかったんだ。
隠すんじゃない。それがおまえの魅力なんだ。
だって、働かなくてもいいんだぜ、水菜を売ればいいんだから。何なら俺が売ってやってもいい」
「あなた、そんなに頭からジャラジャラ金属をたらしながら、意外と私のこと考えてくれてたのね。けっこう泣けたわ」
「結婚しよう」
「え、いいの? 私、水菜よ」
「おまえじゃなくちゃダメなんだ」
「あなた!」 
「利江!」
「水菜って呼んで!」
「水菜!」
「あなた!」
「水菜!」

1分間で小説を書く!
URLリンク(ameblo.jp)

800:創る名無しに見る名無し
09/08/09 17:47:09 l5TDH0Lq
頭からじゃらじゃら金属をたらしながらってのは何?
水菜を生やしてるのとおなじ体質的なもの?

801:創る名無しに見る名無し
09/08/09 19:54:13 1uFUS8A+
こないだNHKのショートショートでさ、隣人の男女の話し声がうるさくて眠れないから文句言いに言ったら隣も
同じ事言ってきて結局お互いの話し声だったってオチの話のタイトルなんだっけ?
ウィキ見てもサブタイトル更新されてなくて分からない(´・ω・`)

802:創る名無しに見る名無し
09/08/10 15:52:12 p3cmKRpP
>>775
がわからない。
なんで小松左京の名前が七崎なの?

803:創る名無しに見る名無し
09/08/10 16:54:17 cC+msR2R
ふつーに尼崎に住んでいたって事やん?

804:創る名無しに見る名無し
09/08/10 21:38:21 Iqgu/8yu
>>802
ちょっと、「小松左京 尼崎」で検索してみた。
小松左京の自伝『SF魂』に在るエピソードらしいぞ。

星新一さんは、かなり個性的で魅力の在る人のようで、
SSも凄いと同時に、冗談も普通と違う人だったようだ。

805:創る名無しに見る名無し
09/08/10 22:01:30 Wo+FgO4U
筒井と小松が煙に巻かれっぱなしだったそうだしなぁw

806:創る名無しに見る名無し
09/08/11 23:35:13 Jy1dGXGH
799
この板に有る、以下のスレ

SS・小説創作の初心者のためのスレ 3筆目

印象と違って、キツイ事書かれると思うんだけど覗いてみて、
その気になったら、書き込んでみてはどうでしょうか?

807:創る名無しに見る名無し
09/08/13 00:19:39 mmhwzKvt
タイムマシンを完成させたN博士は、それまでの苦心を顧みていた。
日々寝る間を惜しみ、食事も一食で、最低限の休養しかとらず、三十年間ずっと研究を続けてきて、そして今、その苦労の結晶が完成したのである。
「早速だが、過去に行ってみるとするか……」
彼はタイムマシンに乗り込み、三十年前、つまり、彼がタイムマシンを作ることを決心した年まで遡った。

どうやらワープが完了したらしく、彼はタイムマシンから出た。
そこは研究所だったが、彼が先までいた所よりも設備や装置が明らかに貧弱だったし、雰囲気が違っていた。つまりは、無事に遡行に成功したのだろうと、彼は胸に湧きあがる達成感を隠し切れず、思わず叫んだ。
「やった!」
「あ、あんたはいったい誰だ」
見ると、目の前に三十年前の彼が立っていた。
「わたしは、三十年後の君だよ」
「えっ。ということは、俺はタイムマシンを、完成させるのかい」
「そうだ。相当な労力と金を、つぎ込んだがな」
「いや、しかし、三十年もかかるのか……」
三十年前の彼は悩ましげな顔をしていた。
「何をそんなに、悩んでいるのだ」
「いや、タイムマシンの研究だけに三十年もかけて、自分の青春を無駄にしてしまうのが惜しくて……。なんせ、俺はまだ二十歳だぜ」
「な、何を言っているのだ」彼は慌てた。
「三十年頑張れば、タイムマシンができるのだぞ。そりゃあ、その期間は決して短くはないし、苦労するだろうが……」
「いやだね」三十年前の彼が何かを決意したように言った。
「三十年もそれだけに費やすなんて、いやだ。そりゃあタイムマシンには興味があるけど、それよりも、俺はもっと遊びたいんだ。青春を、謳歌したいんだ。こんな、研究所、もうやめてやる。もうくだらない研究には、飽き飽きだ」吐き捨てるようにそう言った。
「そうだな、手始めに、あそこのタイムマシンでどこかの時代に遊びに行こうか」三十年前の彼は、N博士のタイムマシンに近づいていった。
「ま、まて、それはわしのだ。いいか、君はきちんと、自分の手でタイムマシンを完成させなきゃいかん。でないと、歴史がおかしくなる。君が研究を放棄して遊び倒した未来に、このわたしは存在し得ないんだ」
「そんなこと、知るか。それはあんたの問題だろう。俺はもっと遊びたいんだよ。研究なんて、してられるか」
そして彼はタイムマシンに乗り込み、そのままどこかへと消えて行った。
「ああ、なんてことだ。三十年前のわたしが、あんなに堕落していたとは」一人残されたN博士はそう呟くと、おもわず地団駄を踏んだ。
「しかし、このままではいけない。なんとかしてタイムマシンを作らないと、歴史がおかしくなる」
そして彼はもう一度三十年かけて、タイムマシンを作ることに決めたのである。

808:創る名無しに見る名無し
09/08/13 03:03:01 LFuKCwdA
無限ループって(ry
書き方が上手かったらもっと面白い話になってたかもだ

809:創る名無しに見る名無し
09/08/16 00:23:58 6FPNzCiG
また30年かかるのかよw

810:野良猫アプロ ◆rOPqiXeyuw
09/08/16 11:06:20 ZbM2b7LD
カウンセラー

患「どうしたらいいんだ!?」
医「落ち着いて。ゆっくり話し合いましょう。」
患「自分で自分がわからなくなるんだ…。」
医「大丈夫。これからちょっとした心理テストをしてみましょう。」
患「テスト?」
医「簡単だから、リラックスして答えてね。」
患「ああ…。(深呼吸)」
医「それでは、まず、動物を一つ思い浮かべて、 動物の名前を言って下さい。」
者「…ポチ…。」
医「ポチって…。」
患「何か間違ったのか?」
医「いいえ。次、行きましょう。
それでは、もう一つ動物を思い浮かべて名前を言って下さい。」
患「タマ。」
医「…。それでは最後に、もう一つ動物を思い浮かべて名前を言って下さい。」
患「…。ピーコ。」
医「これであなたがわかったわ。」
患「本当か!?俺は何者なんだ!」
医「一番目の動物は、あなたが周りからこう見られたいと思っているイメージ、
二番目は、実際に周りの人があなたに抱いているイメージ。
三番目が、あなたの本性よ。」
患「ということは…?」
医「あなたは犬のように愛想のいい人だと周りに思われたいのね。
でも実際は、 周りの人はあなたの事をきまぐれな猫のような人だと思っているわ。
本性は小鳥だから、本当のあなたは臆病者で、いつもびくびくして生きているのね。」
患「それは違うぞ。」
医「皆さんそういうわ。でもこのテストは自分が気付かない
本当の自分の姿を知る為のものなの。」
患「俺は犬になんかはみられたくないし、びくびく生きているわけでもない。」
医「だって、一番目の動物がポチで次がタマで次がピーコなのでしょう?」
患「ポチはポチという名前のナマズだ。素直で、俺の話をよく聞いてくれるんだ。
タマは人面魚で、ピーコはケサランパサランだ。」
医「…。わからない…。私にはあなたという人がわからない…。どうしたらいいの?」
患「先生、落ち着いてくれ。ゆっくり話し合おう。」

811:古閑
09/08/16 16:45:44 qf9hsLDc
「主張」

「本当なんだ!俺は見たんだよ・・・UMAを!」
ある男が懸命に主張し続けている。
「いい加減にしろよ。お前が見るわけないだろう。なにせ、おまえは・・・」
「言うな。それを他の奴が聞いたら、どれだけ信用がなくなることか。大体・・・」
こんな感じだった。全く迷惑だ。ここがどこだかわかってるんだろうな・・・
「ふざけるな!見たっていってるだろう!?テレビの出演権まで手に入れて主張しているんだからな!」
「もうやめろ。つまらない番組になったらどうするんだ」
「俺はかまわない。1人くらいは同意する奴がいるはずだ」
テレビ番組にまで出演してこんなことを言う大人とは・・・ある意味尊敬するな。
近頃はどんどんどうでもいいことを言う奴が増えてきたようだ。
ああ、くだらん。もう30分もこの調子でやってるぞ。こんな放送、やめてしまえばいいんだ。だれか止められないのか?
これを楽しむ奴もいると思うが、そんな奴の気持ちは残念ながら俺にはわからない。
え?そんな番組がやっているわけがないだと?そりゃそうさ。
俺は24世紀の人間なんだ。そして、今見ているのが『一般放送』ならぬ『一般人放送』だ。
その名のとおり一般人しか出演できない。芸能人や有名人はでれないのだ。
だから、このとおり・・・
「わかったよ。諦める。だが、いつかこの主張を真実にしてやる。ここに宣言するよ。」
「ああ、分かった。ま、その宣言もどうせすぐに消えるだろうけどな」
「消えないよ。必ずやってみせるからな。おぼえとけよ」
こんな感じだ。ようやくこの番組も終るようだ。さて、次はなんの番組だっけな・・・
次は、一般人しか参加できないクイズ番組をやっていた。
なんだ、ありきたりすぎる。こんなもの、一般放送でもやってるじゃないか。さっきよりももっとつまらん・・・

その時、電話が鳴った。男は、すぐに電話にでた。
「もしもし、ドラマの出演依頼が入ったのですが・・・」
「一般放送だよな?」
「はい、もちろんです。」
「よし、分かった。すぐにテレビ局へ行く」
そう、この男は本物の芸能人なのだ。一般放送に出演している・・・・・・
だからこそ、こんなに一般人放送を嫌っているのだ。そうでないと、説得力がなくなる。
男の車はテレビ局へ向かっていった。
運転中、彼は車の中でも一般人放送を視聴していた。
「ふん、やっぱりつまらん・・・時代はやはり、一般放送なんだ。そう思わないか?
こんな主張のほうがいいだろう」
そう言いながら、彼はテレビ局へと入っていった。

・・・24世紀の芸能人の「主張」だった。
一般人放送のあいつの「主張」を題名になどするわけがない・・・・・・




812:創る名無しに見る名無し
09/08/21 03:23:50 gOZSsylh
三行読んで先に行くのやめた。
読みにくいよ。

813:創る名無しに見る名無し
09/08/21 03:32:55 gOZSsylh
>>810
最後の患者のエクスキューズでカウンセラーなら理解できる言葉を理解できないとするのはどうかと思う。
なまず、人面魚、ケサランパサラン。
それぞれに分類できると思うがどうか?

814:初投下
09/08/25 22:05:04 WKlS6H0N
闘い

生死を賭けた、とは言いがたいがこの世で生きていくためには
様々な闘いを避けては通れない。

俺はある闘いにおいて3連敗中だ。
なに、難しいことは何もないのだが。
ルールをちゃんと守れさえすれば勝利するのだ。
しかし、俺は最近、そのルールを守れない。

明日はその闘いの日。明日こそは負けるわけにはいかない。

そう決意するとN氏は、ベッドに入り深い眠りについた。





翌日の朝、大荷物を持ったN氏は、去り行く大型車を見送っていた。
近所の老婆が声をかけたのにも気がつかないほど呆然としていた。


「あんた、また間に合わなかったのかい!ゴミは8時30分までに出すんだよ」

815:創る名無しに見る名無し
09/08/27 14:19:14 XhuGL9PU
『天国と地獄』

N氏「お前? なんで生きてるんだ? たしかに俺はお前を殺したはずなのに……」
F氏「あぁ、僕は死んだよ。たしかに死んだ」
N氏「ん? じゃあ何で俺の目の前にいやがるんだ!?」
F氏「死んだから君の目の前にいるのさ」
N氏「何言ってやがる? 幽霊か? お前幽霊なのか?!」
F氏「あはは、何言ってるんだよ。ここは死後の世界だよ」
N氏「はぁ? 死んだのはオマエだろ。俺に殺されたんだろが!」
F氏「うん、殺されたよ。そして、もう君も死んでるんだよ」
N氏「!?」
F氏「僕を殺して逃げる途中に、君は大型トラックに轢かれてミンチ肉になったのさ! 即死だね! 僕は霊のまま見てたよ」
N氏「俺が死んでる!? ハァ? ワケわかんね!? 納得できねーよ!」
F氏「あ、僕は君より死後の世界では五分先輩だから、敬語使ってくれるかな」
N氏「ハァ? 死んでるヤツが何言ってんだよ、馬鹿が! まぁ、俺も死んでるならしょうがないけど……こうなったら霊体でイタズラ三昧してやるぜ!」
F氏「あ、残念なお知らせだよ。僕は殺されたから天国行きだけど、君は地獄行きみたいだから!」
N氏「!?」
F氏「天国行きは、いずれ生まれ代われる道だけれど、地獄行きは消滅の道だからね! んじゃ、サヨナラ~」
N氏『ちょ、何言ってんの? 地獄って……え? ええ?」


鬼「迎えに来たぜあんちゃん。残念だったな、あんたは立派な地獄行きだ」
N氏「ま、待って! 俺、死んでないって! まだ生きてるんだって!! あっ待てよ、止めろ」
鬼「あはは、悪霊はみんなそう言うんだ。黙ってついてこい!」
N氏「うわぁぁぁぁぁ―」

816:創る名無しに見る名無し
09/08/27 20:25:31 ctw0a/rl
自業自得w

817:創る名無しに見る名無し
09/08/29 10:20:49 rPCNpzqi
810 カウンセラー
814 闘い
815『天国と地獄』

面白かった!

818:創る名無しに見る名無し
09/08/29 11:03:00 oBrC/Mnz
『ホラーフラッシュ』

少年A「おい・・・おまえこれ本当に見る気なのか!?」
B「なんだよ、おまえこれ見なきゃ男じゃないぜ」
A「う・・・・・・・・・わかったよ」

2人はスタートボタンを押した。
その瞬間、死者がはいずりまわり、とてつもなく恐ろしい画像が連続ででてきた。

A「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
B「結構怖いな・・・怖すぎて奇妙だ・・・」

それからも、5分はたったのになかなかフラッシュが終らない。

A「おかしくないか・・・?長すぎるぞ」
B「おい・・・ちょっともうウインドウ消そうぜ!」
2人はAlt+F4を押した。しかし、押した途端・・・

ウインドウ「押しましたね。あなたちも仲間いり」
A・B「え・・・?」

その時、モニターから手がでてきて、Aを画面内にひきずりこんだ!
A「うわああああああああああああああああ!助けてーーーーーーーーー!」
B「な、なんだこれ!?あ、おい!」
手を伸ばした時にはもう遅く、Aは完全にモニタ内に吸い込まれてしまった。

B「あ・・・あ・・・」
そうこうしているうちにも、次の叫び声があがった。
B「このままじゃ俺も死ぬ・・・もうこうなったら強制終了しかない・・・」

Bは強制終了しようとした。が、その時・・・
ウインドウ「本当にできると思ったんですか・・・?」

そして、モニタから恐ろしい死者たちがでてきた!
B「うわああああああああああ!くるな!くるな!くるなあああああああああ!あ・・・」



その後、2人の姿を見た者はいない・・・

819:創る名無しに見る名無し
09/08/29 13:41:42 67Yv1mjc
便乗ですいません。

『続ホラーフラッシュ』

少年C「これすっげぇ怖いらしいぜ」
少年D「どうせつまんねーよ」
C「ほんとだって、こないだBが見つけたんだ」
D「B?ここんとこ学校来て無いじゃん」
C「そういやAも見てないな」
D「それじゃお前、Bにいつ聞いたんだ?」
C「ついさっきだよ、お前も聞いてみるか?」

そう言ってCはマウスクリックした。


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