08/09/06 21:06:25 k7plN6+t
その言葉を聞くや否や清水は足元においてあった紙袋からファイルの束を取り出すと
ベットの上に腰を下ろす清水に投げ渡した。
「派手に暴れまわるのだけが諜報戦じゃないよ、君にはこれから財界・財閥の御曹司たちが集まる名門校へ転入し、
彼らと接触しながら、末端から情報を引き出して貰いたい」
「産業スパイかよ―娼婦にでもやらせとけっつの」
ベットの上であぐらをかいている三舟の頭を清水が軽く小突き、
ふところから学生証を取り出すと、ポーズを取りつつ三舟の前にその学生証を差し出した。
「えーと、『三舟愛璃』? なんだこの名前」
「ふふ!下の名前は僕が新しく付けたんだ……ナイスネーミングでしょ?」
(多いよなぁ、こういう親―ババァになって、そんな名前で呼ばれる身にもなってみろっての)
「ともかく、明日からさっそく学校に潜入してもらうからよろしく!」
こうして―学園の闇に潜む巨悪に立ち向かう、
三舟権三(2×)改め三舟愛璃(16)のスニーキングミッションが始まろうとしていた。
「明日からかよ!!」
投下終了、ギャグっぽく書いてみまんた。