09/09/05 20:28:44 G0Ez5Qo/
>>349
顔なしってのはいいかもしれんね。ただ難しいだろうなぁ。
設定では肉付きの面とかも使えそう。
353:創る名無しに見る名無し
09/09/06 10:51:52 Zrq02Mtw
今度はバーチャかww
ネタの守備範囲の広さに脱帽ですw
354:創る名無しに見る名無し
09/09/06 12:32:27 40Xt9D7W
最近はやけに誤爆が多くないか?
355:創る名無しに見る名無し
09/09/06 12:36:19 GXbOSr5o
荒らしに決まってるお。
手口がいっしょだし。
356:創る名無しに見る名無し
09/09/06 15:59:04 Zrq02Mtw
執行部のA級戦犯が
連日テレビに出て訴えるの見てると滑稽だな
357:創る名無しに見る名無し
09/09/06 16:21:35 40Xt9D7W
>>355
構ってもらうためだけに、9年もスレや板を荒らしているからな。
最初から創作するつもりは無いだろう。
358:創る名無しに見る名無し
09/09/06 16:46:04 DJGFtoRE
そういう罵倒合戦は隔離板でやってろ
いちいち荒らしに反応するのも荒らしと同類だぞ
自分で傷口広げるな。スルーして無視しろ
359:創る名無しに見る名無し
09/09/07 18:19:31 UO6kD/iU
まぁ、いつ横槍入れてくるか判らんから
この機会に殺っておきたいというのは判るんだけど。
360:創る名無しに見る名無し
09/09/07 18:54:22 UeNOykZq
本当に自分に必要か考えるには良い機会
361:創る名無しに見る名無し
09/09/18 21:39:56 olGmKiMM
すみません。
オリジナルの変身ヒロイン小説書いたんですけど、このスレの人々から見てコレはどうなんだ?と思い書き込みします。
URLリンク(www9.ocn.ne.jp)
天使ノ創世というタイトルです。前に魔女っ子変身ヒロイン創作スレに書き込みしたのですが
何のコメントも頂けなくて、スレ違いだったのか単に面白くなかっただけなのか分からず仕舞いで今に至ります。
おもしろくなければどの当たりに改良点があるのか少しでも示唆していただけると助かります。
362:創る名無しに見る名無し
09/09/18 22:02:12 SfacHYco
>>361
まだ読んだ訳では無いので、内容についてのコメントはまだ出来ないんですけど……。
おそらく、魔女っ子スレでスルーされてしまったのは、単に読みにくかったからではないでしょうか?
HPの方、先程お邪魔してみましたが、このスレに限らず、2ちゃんねると言う場所は、
携帯でも利用者が多いので、表示に難があるのではなかろうかと。
面白いかどうかはこれから読まなければ何とも言えませんが、
ざっと見せていただいたところ、あまり変身ヒロインと言う感じはしませんね。
あと、全体的には、地の文章が堅いような気がします。
感想は色々あると思いますので、気長に待たれては?
363:創る名無しに見る名無し
09/09/18 22:49:46 olGmKiMM
間違ってトップのアドレス載せてしまいました、ごめんなさい。
直接行くのはこっちです。
URLリンク(www9.ocn.ne.jp)
>>362
レス有り難うございます。
やっぱり読んでいて目が痛くなるってのは致命的ですね。今読み返してみて思いました。
それと文章の堅さですか。次の課題ですね。
364:創る名無しに見る名無し
09/09/18 23:35:09 xUAXhJYX
俺はやはり伝奇だな。
市販のものと違ってコードが無いから
畸形とかじゃんじゃん出てくるオドロオドロシイやつが見たい
365:創る名無しに見る名無し
09/09/19 04:55:42 4XRw6/yx
じっくり読めば面白そうなんだが、そこまでいくのがしんどいよ。
唐突な上にもろもろの説明の処理が下手で臨場感がないので物語に入り込めない。
カンザキのポジションもいきなり訳知り顔になったりで安定しないし。
366:創る名無しに見る名無し
09/09/19 19:07:41 h+zp8sEN
では、そういった手の空く連中に与えられる任務とは何でしょうか?
そうですね
組織の機密保持のための目撃者の排除です
367:創る名無しに見る名無し
09/09/19 20:12:14 VhsGdaKN
そういうのよく聞くけどさ
中身のないキャラがその場凌ぎで考えたようなカッコいいセリフ言ってるのを聞いて
満足できるのか?
368:創る名無しに見る名無し
09/09/20 00:32:52 suRGiQgE
>>366
よし、それをさりげなく本編に盛り込むんだ。
369:創る名無しに見る名無し
09/09/21 16:44:50 dfIVJ+0Y
グッズはポストカードブックもいいがトレカもオススメ。
雑誌やパンフは似たようなキャストやスタッフの
インタビューなんかよりああいう写真をもっと載せるべき。
370:創る名無しに見る名無し
09/09/21 18:22:49 C1m1GoUY
実際に参加する人間が決めちゃえばいいんでない?
外野の希望を全部聞くなんて無理だよ
371:創る名無しに見る名無し
09/09/22 14:36:55 9fnbsJgf
>>363
最初の方読んでみたんだが
いきなり「ここまでのあらすじ」みたいな文章がえんえん続くのがなあ。
372:創る名無しに見る名無し
09/09/23 10:18:47 bKgBxxel
要は立ち退いたという自分たちの妥協が
中止ということになると結果的には全くの無駄骨だったことに
なってしまうのが悔しくて仕方ないんだろ
373:創る名無しに見る名無し
09/09/23 11:22:27 DBaurPfr
誤爆みたいな関係ないレスしてる人はなんなの?
374:創る名無しに見る名無し
09/09/23 11:41:41 ze3VEWT7
ただの荒らし
スルーしろ
375:創る名無しに見る名無し
09/09/23 17:04:04 bKgBxxel
そういう本腰入れた番組とはまた別物って感じだね
期間もずっと短くて、6ヶ月ぐらいだし
もっとゆるーく楽しむ放送なんじゃないかな
376:創る名無しに見る名無し
09/09/26 22:12:01 9USPhjMJ
少なくとも後半はちゃんと主人公だけど。
前半もヒーローしてるし。
377:創る名無しに見る名無し
09/10/03 10:51:16 vIUEkKuD
仮面ライダーZйrо
登場人物
仮面ライダーZйrо
変身者・桐島令
カラーリング・黒、銀・赤、銀・青、銀・黄、銀
武器・有
バイク・マシン‐Э
必殺技(基本)・Zйrоイリュージョンキック(12人に分身して飛び蹴り、対象にあたる直前に
一人になり命中)
目の色・Zйrо...緑、Ⅰ...紺、Ⅱ...朱、Ⅲ...紫
変身方法
懐中時計(名称無し。しかしサイズは他のそれと比べてかなり大きい)を腰の位置へ持っていき、
Zйrоベルトが形成されるタイミングで「変身」と言う。
Zйrоは基本のフォームを入れて4つのフォームに変身する事ができる。
Zйrо(カラーリングは黒、銀)
基本フォーム。格闘戦を得意とする。
必殺技は「Zйrоイリュージョンキック」
Ⅰ(カラーリングは赤)
第2のフォーム。剣術に長ける。
必殺技は「Zйrоマジックスラッシュ(助走をつけてから高速で移動、対象を斬る)」
Ⅱ(カラーリングは青)
第3のフォーム。銃を扱う。
必殺技は「Zйrоファンタスティックシュート(弾丸を乱射、思念でコントロールして対象に当
てる)」
Ⅲ(カラーリングは黄)
第4のフォーム。ハンマーを駆使する。
必殺技は「Zйrоトリッキーブレイク(分身して4方向から対象にハンマーを叩きつける)」
桐島 令(きりしま‐れい)
本作の主人公。27才。「情報屋」を経営している。性格は礼儀正しく、常に敬語で話す。一人弥
は「私」。
食べ物にはあまり関心が無く、朝食をクッキー1枚で済ませたり、昼食を食べない事もある。
最近になってジヴォンの怪物が自分に襲いかかってくる夢にうなされており、Zйrоとなる前の
夜には自分がZйrоとなる夢を見た。
普段は白いニット帽を被り真っ白なジャケットとジーンズを着ている。
文代 正子(あやしろ‐まさこ)
22歳。令の隣の家に住んでおり、面識がある。令と優に対しては敬語で話すも
のの、他の人間にはだらけた口調で話す。
令がZйrоである事は知らない。
料理は上手で、その腕は優も褒めるほど。
垣原 優(かきはら‐ゆう)
22歳。正子と同居しているが、ほぼ居候状態になっている。ちょっと前からアルバイトを始めた
らしく、正子の家に居る事は殆ど無い。
何故かZйrоになるための時計を持っていた。
食べ物にはうるさい。
孤之沢 亞季(このざわ‐あき)
本作のヒロイン。32歳。ジヴォンによる殺人事件の捜査にあたる刑事。情報屋である令の下に度々訪れる。
令がZйrоである事を知る数少ない人物の一人。
378:創る名無しに見る名無し
09/10/03 11:02:48 TYbAO4ql
読めない
ゼノ? ゾノ? ジノ?
379:創る名無しに見る名無し
09/10/03 11:04:00 vIUEkKuD
作品名:仮面ライダーZйro
ジャンル:仮面ライダー
分類:?(よくわかりません。教えてくれる方はいますか?)
総話数:全約45話(予定)
作品形態:小説
380:創る名無しに見る名無し
09/10/03 11:05:45 vIUEkKuD
>>378
Zйro =ゼロ
ジヴォン
突如日本全土に出現し、殺戮行為を開始した怪物の集団。白い人型の身体を持ち、人語を話す事
ができる(ただし、顔や体に動植物を模した装飾が付いている)。また、ヒトの姿の際は目全体が
黒い為、皆サングラスをかけている。戦闘の際には禍々しい姿へと変わる。腕が長い個体と少し
背の高い個体がいる。稀に杖を持っている個体もいる。また、各々に名前が有るようである。
ヒトの心臓と同位置に自爆装置があり、外気に触れると爆発する。(Zйrоの必殺技、もしくは
非常に強い衝撃を受けると体が黒い砂になり装置が露出する)
人の姿で人語を話し、ある程度人の文化を理解出来る事から、集団でアパートに住んだり路上で
生活している者もいる。
完全な階級社会であり、殺した人間の数によって地位が変化する。
シドー
他のジヴォンを束ねる存在。常にヒトの姿をしており、他のジヴォンよりも知能が高い。(通常の
ジヴォンも金銭、電話の使い方、足し算・引き算は理解できるが、外国語、掛け算、割り算は出
来ない)初期は独特の計算機のような物を持っていたが、中期に入ると電卓を持っている描写があ
る。ジヴォン達の監視役。(殺した人間の数は自己申告であるため、不正が無いかを確かめる必要
がある)
令がZйrоである事は知っている様子。
黒服の男/白服の男
度々令の前に現れる。その素性や目的は一切不明。
両氏共に令がZйrоである事を知っているような口振り(但し黒服の男はZйrоの変身が解ける
所を見ている)。
381:377
09/10/03 11:44:33 vIUEkKuD
あらすじ
20XX年、日本全域で何の前兆も無しに人が失踪、数日後遺体となって見つかる事件が多発していた。
ある時桐島令は、自分が「仮面ライダーZйrо」となる夢を見る。
その日、夢で見た懐中時計を偶然手に入れた令、悪い予感が頭をよぎったその時、夢で見た怪物が
令の目の前に現れる。
とっさに夢で見た通りに時計を動かし、「変身」の掛け声と共に銀色の光が令の体を包む。
それが消えた時、令の体は異形の物、そう.......仮面ライダーZйrоとなった。
382:創る名無しに見る名無し
09/10/03 14:01:17 O8XZNrT4
陳腐すぎ
おとといきやがれ
383:創る名無しに見る名無し
09/10/03 14:14:04 TYbAO4ql
荒らしはほっといて・・・
本編はあるのか
384:377
09/10/03 20:07:14 vIUEkKuD
第Ⅰ話 刻
懐中時計か。ずいぶん大きいな.......。
ぼんやりとしていると、カメラのフラッシュのような閃光と共に場面が変わる。
銀色の光が身体を包み、そして、消えた。目の前には異形の生物がひしめいている。
この生物はジヴォン。そして私は.........Zйro。
!!
Zйro。...Zйro? ゼロ........ぜろ....
ふう。Zйroか。ここまではっきりとした夢を数日続けて見るとは珍しい。
パラッ(新聞をめくる)
........
パラッ(また新聞をめくる)
怪奇殺人事件、12人目の犠牲者、か。
京都に始まり岩手、岐阜、山梨で1人ずつ、鹿児島で3人、千葉で2人、広島で1人、
北海道で1人、そして今回石川で1人。
物騒な世の中になったものだ。
そう思いながら食事をすますと、スーツに着替える。
そして、白地図の事件の起きた場所にピンを差す。
カラン カラン
「こんにちは~、桐島サン居ます?」
「いらっしゃいませ、孤之沢さん、情報屋へようこそ。..ああ、どうぞ座って下さ
い。」
訪問者の女性が椅子に座る。
「で、今回の用件は?」
女性は封筒から写真を取り出す。
「これです。」
その写真には禍々しい怪物と不思議な服装をした.....ヒト..なのだろうか?人物
が映っていた。
「へぇ、興味深い写真ですね。」
「でしょう?」
「他には?」
「...あとはこれ。コピーで少し画質は粗いけど、あげます。」
「有難う御座います。ところで、何円をご希望で?」
「あ、いや、お金はいいですよ。」
385:377
09/10/03 20:47:07 vIUEkKuD
女性が部屋から出ると、すぐに裏口のインターホンが鳴る。
やれやれ、と思った。
その時、何故かは分からないものの、玄関へ行ってはいけないような....第六感と
いうのだろうか...とにかく、悪い予感がした。
だがそんなものはすぐに心の中から消え、その足は裏口へと向かっていた。
ドアの前には茶髪でショートカットの女性が立っていた。
どうやら木箱を持っているようだ。
「こんにちは、令さん..あの..これ渡しに来ました。優が、令さんに渡してくれっ
て言ってて。その、出来るだけ身につけていて、との事でした。」
そう言うと、持っていた木箱を差し出す。
「分かりました。では、頂いておきますよ。」
木箱の中には時計が入っていた。と思っていたが、どうやら時計では無いようだ。
時計の12が描かれている場所には何も描かれておらず、3が描かれている場所にはⅠ、
6が描かれている場所にはⅡ、9が描かれている場所にはⅢが描かれていた。
時計型のアクセサリーだろうか。しかし大きすぎる。
ともかく、ポケットに入れておく事にした。
「さて、昼の買い出しに行くか。この時計も持っていこう。」
机の上の財布を取ると、外に向かった。
買い出しを終え、家に帰ろうとした時だった。
386:創る名無しに見る名無し
09/10/04 01:00:43 kWB8Bo/N
」の直前の 。 は要らないんだよ。
物書きの基本がわかってないな
例
誤「頂いておきますよ。」
正「頂いておきますよ」
387:創る名無しに見る名無し
09/10/04 01:40:47 ctU9HP12
昔の文豪にもいるし、別にいいじゃないかそんなこと。
省略してもいいっていう話だろそもそもは。
388:377
09/10/04 08:02:09 5HqaQJTX
写真に写っていた怪物ともう一体、イキモノが現れた。
「見つけたぞ、人間を。」
「コイツで2人目だよなぁ?」
「お前の得物になるのか?止めてくれよ。」
.....
「昨今の殺人は君達の仕業なのですか?」
「多分な。」
「殺す前に教えておこう。俺の名はラヴィー。こいつはザムザだ。」
ほぉ、あの夢は予知夢か。
「じゃ、行きますよ。」
「...何のつもりだ。」
「貴方方は知らないかもしれませんが、この国では罪を犯すと罰を受ける事になっ
ているんです。」
「だったら罰を与えればいいじゃあないか。何故与えない?」
「最も、この国にも罰を与えるための集団があるんです。しかし貴方方は彼等より
強い。だから.....」
「だから?」
「私がやらねばならない。そう思うんです。」
ポケットに入っていた時計を見せると、二人は急に怖けづいた。
「まさかアンタ......」
「アワワ.....ワ..に、逃げよう....な?」
「....................変身!!」
389:377
09/10/04 08:07:31 5HqaQJTX
その掛け声と共に時計を腰に移動させると、金属製のベルトが形成される。
令の身体を銀色の光が包み、光が消える。
その時、令は令では無くなっていた。いや、正確には姿が変わったと言ったほうが
良いかも知れない。
「Zйro!」
「Zйroだ!」
「Zйroのようですね。」
黒をベースにした銀のアクセントの入った身体。白いマフラー。一本の角の生えた
顔。
「貴方はこんな言葉を知っていますか?」
「何だ?言ってみろ。」
「五十歩百歩、ですよ.....。」
「ふっ...面白い!!」
「行くぞぉ!!」
「来なさい。いつでもお相手しますよ。」
ラヴィーとザムザは一斉に掛ってくるものの、その攻撃は全てZйroにかわされ
る。
「..弱いですね。」
「ンだとぉ!!」
高速で繰り出された蹴りも難なく避ける。
しかし油断していたのか、後ろから来た回し蹴りをもろに受けてしまった。
「ひゃひゃひゃひゃひゃ!こっちもいるヨ~!!」
「くそっ....。これでは不利だ...。」
その時、頭の中に何かイメージが浮かんだ。
どうせこのままでも殺されるのがおちだ、と思い、見よう見まねでやってみる事に
した。
時計についているボタンを押すと、時計の短針がぐるぐると回り始める。
それが止まった時、また頭の中にイメージが浮かんだ。
とっさにジャンプし、右足を二人に向ける。
「ラヴィー!」
「何だ?」
「お前.....生贄になれ!!!」
ザムザがラヴィーをZйroに向かって蹴る。
「うわっ!」
するとZйroが12人に分身し、回転し始める。回転がとても速くなり、ラヴィー
に衝突する寸前に一人になり、ラヴィーに蹴りを食らわせる。
「何故...何故なんだ...ナ故ウラギった...ザムザァアァぁァあァーーーーーーー!
!!!!」
するとラヴィーの身体は砂となり、緑色の器官が露出する。
さらにそこから光が漏れ、爆発した。
爆発が納まり、変身が解ける。
「..終わったか。」
令は再び自転車にまたがると、家への道を走っていった。
第Ⅰ話 End
390:創る名無しに見る名無し
09/10/04 09:29:20 OWedeIUq
これはいい、発想も面白いが文章の組み立て方がまた上手い。
うどん屋の文章って単にアイディアが奇抜というだけじゃなく、
一つ一つの事柄がなぜ起こりその結果どうなったかということまで考え、
短い中でもきちんと言及してるんだよね。
391:377
09/10/04 12:48:20 5HqaQJTX
>>390
ありがとうございます(__)嬉しい限りです。
近いうちにⅡ話もupします。
392:377
09/10/04 13:45:02 5HqaQJTX
.....ん?うどん屋........???
393:創る名無しに見る名無し
09/10/04 13:55:58 PsXYXgrE
お邪魔します。
作品名:仮面ライダーネメシス
分類:オリジナル仮面ライダー
総話数:未定。
作品形態:小説のつもり。
394:仮面ライダーネメシス一杯目①
09/10/04 13:57:56 PsXYXgrE
焼け野原と化した東京。卜部武政(ウラベタケマサ)は人外の怪物と対峙し、こう叫んだ。
「変身っ!」
それから六十数年後の現在、少女は風を浴びて暫しその地に佇んでいた。
国が産まれた頃と寸分違わぬ風がその地に流れていた。
一杯目「怪奇うどん男」
五年前、祖父は「頼む」の言葉と大量の勾玉を彼に残して他界した。
五年前といえば自分はまだ単なる医大生だ。オペを終え、52時間ぶりの仮眠。卜部京也(ウラベキョウヤ)は微睡みつつ祖父を回想していた。
平安時代より続く自分の血筋には時折、人並み外れた狂暴性を顕す者が生まれる。
旧時の人々はそんな卜部家の者を「人鬼」と忌み嫌い、近世になってからも法の厄介になった者は少なくない。
京也の父親もそうだった。二十年前、何の前触れもなく包丁を振り回した父親の奇怪な形相は頭にこびりついて離れない。そして、その際京也の額と心に刻まれた深い切り傷。「ち…寝られやしない」
傷が疼き、目が冴えた。普段は飲まないレンドルミンを入れ、強引に眠ろうとする。
暗闇。きつい香の匂い。幾つかの炎に照らされ、その中に何十もの人影が揺らめく。
「皆さん!いよいよ大和を我らの元へ還す聖戦の再開です!」
甲高い男の声が暗闇に響く。炎の揺らぎは暗闇に何らかの像が建っている事を示した。しかしいまいちディテールは判然としない。
「マカリザラキシワンヤ!」
マントラと響きは似るがやや異なる言。甲高い男の声に続き、周囲の何十人もその言を復唱し続けていた。
かの地に一泊した後、少女は自宅のある東京へ帰ってきた。自宅といっても一人用の小さなマンション。家族はいない。そもそも彼女に家族の記憶はない。
そろそろ講義が始まる。少女、梳灘 斎(クシナダ イツキ)は誰もいないマンションの一室に「行ってきます」の声をかけて鍵をかけて大学に駆けた。
しかし、と思った。マンションを出るとすぐに駅が見えてくるが、その駅がごった返している。通勤ラッシュではない。皆が駅より出ようとしている。
斎はその中から数少ない大学の友人を見つける。
「お、お早う涼ちゃん…何かあったの?」
「自爆テロ!」
この日本で、それも庁舎などない至極標準的な街でなぜ?
涼ちゃんに曰く、複数の犯人が線路から駅にかけて陣取り、連続して自爆しているのだという。
「イツキ!あんたも早く逃げな!」
395:仮面ライダーネメシス一杯目②
09/10/04 13:59:08 PsXYXgrE
涼ちゃんに服を引かれながら、斎は妙に落ち着いた自分を自覚していた。
「開かれる」
そう口走ったが、なぜそう口走ったのかは分からず、ただ斎は凉ちゃんと共に駅から距離をおいた。
自爆テロによる負傷者が次々と運び込まれ、京也は対応に追われる。体に突き刺さったガラス片を傷が残らぬよう祈りながら取り除く。自分の様に傷を負う者を増やしたくない。そう考えて医者になったのだから。
傷を拡げぬよう丹念にガラス片を除く。その中に幾つか奇妙な破片を見つけた。ガラスやコンクリートではない。青銅だ。
結局、この日東京の七ヶ所で同時に自爆テロが発生。犯人も含め、死傷者はかなりの数にのぼった。しかし犯人グループも犯行声明も発表されず、都民は不安な一夜を過ごす事と相成った。
漸く仮眠を許された京也だがそれに甘える事なく、テロの被害地点に関する資料を片端から集めていた。
なぜつまらぬ線路や駅の土地から青銅が出土した。あの土地に遺跡でもあったろうか?
京也にはもう一つ気になる事があった。祖父より託された勾玉の内の二つ。
「これだけはいつも持っておけ」
と言われ、以来肌身離さず持っている「召鬼」「昂鬼」という記述が見える勾玉。それらが摘出した青銅片に反応するように輝いたのだ。
「目の錯覚なら良いんだがな…」
京也はそう呟き、オペの合間を縫って爆発現場へバイクを飛ばした。
到着した頃には、既に黒山の人だかり。野次馬根性に嫌気が差し、そんな自分の野次馬根性にも嫌気が差した。
「山下山男警部補!」
「フルネームで呼ぶな」
ご機嫌斜めの若い刑事が陣頭指揮を取っている。あの山下山男という男もまた、青銅に着目しているようだ。
この状態では実りある発見など望めないだろう。京也は再び愛車に跨がる。病院に帰ろう。そう思った矢先、野次馬の一人と目があった。
蒼白い肌、ボブの髪は染めているのか天然なのか知らないが明るい赤。年の頃は十代後半だろうか。
その少女に京也は見覚えがあった。祖父の文机に大切に保管されていた一枚の写真。終戦直後に撮ったものだというから、既に六十五年は前の代物。
その写真に祖父と共に一人の女性が写っていた。祖母ではないらしいし、祖父は生前、その女性の素性を一切語らなかった。
眼前の少女は、その女性と酷似している。京也と目が合った少女の唇が動いた。声は聞こえなかったが、京也はその唇の動きを読み取った。
396:仮面ライダーネメシス一杯目③
09/10/04 14:00:50 PsXYXgrE
「タ・ケ・マ・サ・サ・ン」
メットを投げ捨て、京也は彼女に詰め寄る。
「君は誰だ」
居丈高な物言いになってしまった。
「武政は…俺の祖父の名だ。君は祖父の何を知っている!?」
少女は困惑した風。
「分からない…私、武政さんなんて知らない。知らないはずなんです!」
知らない記憶が存在する。脳や神経に関しては専門外だったため良く分からないが、少女の言葉が異常でありまた祖父と関係している事は理解できる。
彼女の話を聞きたくなった。京也は職場で彼女と話そうと予備のメットを取り出すが、その耳に断末魔の悲鳴が刺さった。それも、複数。
野次馬の数名が有り得ない方向に体をねじ曲げ、血を吐いている。目に見えぬ顎に貪り食われている者もいる。
「こ、これは何だ?」
思わぬ事態に拳銃を取り出す山下山男刑事。だが標的の姿が見えぬため、対応できない。何も為せないまま、鑑識の人員も八つ裂きにされてゆく。敵の気配が徐々に自分へ近づくのを山下山男は感じていた。
そしてその気配が突然遠退くのも感じた。気配はその姿を現した。
「見ツけた」
人語が聞こえ、「それ」が爆発の中心点より飛び出した。
蜘蛛に似ていた。体長は4~5mだろうか。円形に牙が配列された口と背から生える二本の触手を除けば本当に蜘蛛に似ていた。
蜘蛛は巨大な脚で野次馬達を薙ぎ払う。剛力と先端の爪が容易く彼らを切り裂く。
振り下ろされた爪から間一髪で少女を救う京也。蜘蛛はどうやら彼女を狙っているらしい。
「乗れ。逃げるぞ」
京也は背後に少女を乗せ、愛車を全速力で飛ばす。だが蜘蛛も体躯に似合わぬ素早さで二人を追う。
蜘蛛は走りつつ口から糸を吐きつけてくる。それを京也はバックミラーで視認し、紙一重で避けてゆく。自分の反射神経の良さが意外だった。
逃げながら、京也は懐の勾玉が強く熱を帯びている事に気付いた。この蜘蛛に反応しているのか、それとも背後の少女か。
「念珠…」
少女がそう呟き、それに気をとられた隙にスリップ、飛びかかった蜘蛛の爪が小さな工場の壁を破る。
蜘蛛の爪には白い何かが絡み、パートのおばちゃん達が我先に逃げてゆく。
そう、ここは何と、うどん工場であった。
「ち、まさかうどん工場で追い詰められるとは…」
京也は少女を背後に庇いながらじりじり後退する。逃げ場が無い。その時、少女が京也の胸に手をあてた。
「『召鬼の念珠』を使ってください」
397:377
09/10/04 14:02:05 5HqaQJTX
仮面ライダーZйro、次回予告!
あいつはどこへ行ったのか、彼らは一体何なのか。
戦いは、まだ始まったばかりである。
第Ⅱ話 序
398:仮面ライダーネメシス一杯目④
09/10/04 14:03:00 PsXYXgrE
召鬼。あの勾玉か。怪物に狙われ、祖父と関係があると思しき少女の言葉。従うより他無いやも知れぬ。言葉通り、『召鬼の念珠』を取り出す。
その時、心で一匹の獣が吠えた。壊したい、殺したい。京也が全力で封印してきた、卜部家特有の殺戮衝動。
愛車のバックミラーに、自分の両眼が紅く輝いているのを発見する。
自分を内より呑み込もうとする殺戮衝動が全身を痙攣させる。その衝動の高ぶりが一つの基準を越えた時、京也の腰に骨盤状の器官が出現した。
骨盤の中心には赤く輝く球体が埋め込まれており、その球体と手に持った『念珠』が紅い稲妻で繋がる。共鳴しているのだ。
京也は衝動のまま、そしてDNAに組み込まれた見知らぬ記憶のままに呟く。
「変…身…」
腰の球体から何らかのエネルギーが嵐となって京也の全身を包む。心の衝動が物理的な力へ変化し、京也の体を内から変える。
体は黒一色、筋骨隆々に変容し、そこに白い金属片が集結して装甲を形成する。
僅かな間の嵐が鎮まった後、そこには刺々しい白い外骨格で体の各所を覆った異形があった。
昆虫のそれに質感が似た紅い複眼は顔の中点で一つのV字を描き、そのつり目の上部、いわば眉の部位にまたもV字型に角が延びる。
額からも天に向かって一本の角が伸び、その根元には赤い発光部「第三の目」が生まれている。
体の各所を外骨格で覆い、肩、腕、腿の装甲からは鋭い刃が伸びる。全体として「白いカマキリ」を想起させた。
これが自分の、卜部家へ継承され続けた鬼の姿か。京也は戸惑いつつ、それでも沸き立つ殺戮衝動に抗えず、蜘蛛へ突進する。
八本の脚がそれぞれ爪を突き刺そうとするが、手足の動きだけでそれらを弾く。
蜘蛛の腹部に滑り込み、振り上げた拳の一撃で天井へ吹き飛ばす。何とか天井へ着地した蜘蛛は京也へ糸を吐きつける。
首を締め上げられる京也。だが本能のままに左腕へ力を込める。同時に腕の尖鋭部が高速振動を開始、その腕を振るって糸を切る。
蜘蛛は残った糸を吸収し、背の触手を伸ばして京也の周囲を包囲、跳躍して脚爪数本を同時に振り下ろす。
危うい所で爪を押さえ込む京也。だが馬力ではこの蜘蛛に劣っているかも知れない。爪が徐々に京也の胸との距離を狭める。
その時、成りゆきを見守っていた少女の声が聞こえた。
「『昂鬼』の念珠!」
同時に左腰の発光部から、その勾玉が飛び出す。勾玉は再びベルト状の部位と共鳴。
399:Zйro 第Ⅱ話
09/10/04 14:03:58 5HqaQJTX
第Ⅱ話 序
あれ以来、ザムザとか言うのには一切会っていない。手掛かりと言えば、孤之沢刑事
に頂いた7枚の写真のみ。
しかし、この写真は誰が撮ったのだろう?
孤之沢刑事に会食に誘われた。たまには外食もいいだろう。場所は隣町にある「うど
ん・そばの阿功羅(あくら)」。刑事の行きつけの店らしいが、なんとも風変わりな名
前である。時間は午前10時。
で、その午前10時......
「いらっしゃい。」
出迎えたのはほっそりとした50代程度の男性だった。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
「注文は?」
「きつねうどん一つ。桐島サンはどうします?」
「同じものを。」
「へい、きつねうどん二丁ですね。」
「何か用が有って呼んだのでしょう?」
「ええ。つい最近、小さな爆発があったでしょう。近くにいた貴方が、何か知ってい
る事が有るんじゃないかって思って。」
「その話なら、私も貴方に言わねばならない事が有ります。」
「?何?聞かせてちょうだいよ。」
「突如日本全土で発生・目撃された謎の生物、そしてソレが引き起こしたと思われる
殺人事件......私はそれ等に対抗出来うる手段を手に入れました。」
400:仮面ライダーネメシス一杯目⑤
09/10/04 14:06:49 PsXYXgrE
直後、京也の全身に力がみなぎる。外骨格の振動も高速化する。今の状態なら勝てる。そう京也は確信した。
強大化した腕力で蜘蛛の爪をへし折り、腹を掴んで空中へ投げ飛ばす。直後に跳躍する。
落下してくる蜘蛛と上昇する京也の高度が重なった。一気に京也は右足を伸ばす。
「ライダーキック!」
聞き覚えの無い単語が衝動と共に深層心理より沸き上がり、脚力と足の装甲に生じる振動を蜘蛛へ突き立てる。
唾液のような血のような吐瀉物を飛ばし、撥ね飛ばされる蜘蛛。腹を上へ向け転倒、衝撃から立ち直れずもがいている。
着地した京也は右の拳を強く握りしめ、間合いを詰めて蜘蛛へ向かう。再度跳躍、空中で一回転して蜘蛛の腹へ飛び込んでゆく。再び衝動に従い叫ぶ京也。
「ライダーパンチ!」
腕力、全体重、装甲の高速振動が合致し、拳に強大な破壊力を産み出し、蜘蛛の体へ打ち込みクレーターを作る。
僅かな返り血。八本の脚が弛緩したと思ったのは一瞬の事で、直後の蜘蛛は火柱を上げ爆散していた。
完全に燃え尽きた蜘蛛は長い時間燃える事もなく、すぐに火柱は収まった。その唯一の残留物たる煙の中から、京也が京也の姿に戻り現れた。
心の「鬼」は蜘蛛を砕いた時に鎮まった。掌中の勾玉…『念珠』を眺め、少女に問う。問うより無かった。
「俺は卜部京也…君は…?」
「梳灘…斎です」
覚えのない記憶の発露と眼前の事態に混乱しながらも、その少女・斎は東京の風がかの地で感じたものと少し違う、と呑気に考えていた。
次回予告
「著者が書くつもりになれば書く!二杯目『うどん3号、その名は鴨南蛮!』書くつもりにならなければ書かない!」
仮面ライダーネメシス 一杯目 了
401:Zйro 第Ⅱ話
09/10/04 14:07:17 5HqaQJTX
「なんですって?!」
「名前はZйro。彼らがそう言っていました。」
「Zйro?」
「はい。何故か彼等は知っていた。そして怯えていた。彼等には私が黒い悪魔のよう
に見えていた事でしょう。これがそれになるための時計型器具です。」
「へぇ、これがねぇ。」
と話している間に、いつの間にかうどんがカウンターにのっていた。
「おふたりさん、うどんが冷めちまいますよ。」
「あ、はい。」
「美味しいんですよ~、このきつねうどん。」
「....」
「桐島サン?」
「................」
「あの...」
「はい?」
「じゃ、また今度。」
「はい。」
402:Zйro 第Ⅱ話
09/10/04 14:10:23 5HqaQJTX
「また会ったな。Zйro。」
「ザムザか....。」
「あれは『04号』!」
女性は驚きを隠せないようだ。
「今日は逃げたりしねぇ、正々堂々と戦ってやる!」
「面白い。.....これはある発明家の話なのですがね、彼は疑問に思ったことは何でも
試してみないと気が済まない性分でしてね、ある時『鳥の卵を人が温めたらどうなる
のか』という事が気になりましてね、実際に試して、父親にこっぴどく叱られたそうで
すよ。」
「またか。しかし何の為にそういった話を聞かせる?」
「冥土の土産にと思いましてね。」
「ハッ!死ぬわきゃねぇだろ。返り討ちにしてやる!」
「下がっていて下さい、孤之沢さん。」
孤之沢刑事が後ろに引くと、時計を腰に持っていく。「変身」の掛け声と共に身体が光
る。光が納まると、令の身体はZйroのものへと変化した。
ザムザはすぐに向かってきたが、攻撃はすべてかわされる。
少しの間隙ができたところを攻撃され焦っているのか、更に隙ができる。
「はやく冥土に行きなさい。ザムザさん。」
時計のスイッチを押す。
「何でぇ...もう終わりかよ....ハハハ..。」
ザムザは既に諦めているようだ。
明らかに戦意を喪失している。
Zйroはジャンプし、右足をザムザに向ける。
12人に分身し、回転する。それが速くなり、目で追い切れぬ速度にまで達した時また一
人になり、高速の蹴りが命中した。
ザムザの身体は砂となり、ラヴィーの時は緑色だった器官が青になっている。
そしてそれが爆発を起こし、消えた。
第Ⅱ話 End
403:Zйro 次回予告
09/10/04 14:28:22 5HqaQJTX
仮面ライダーZйro 次回予告!
不思議というべきか、不可思議とでもいうべきか。
あまり違いは無いけれど.....変な事があるものね。
第Ⅲ話 白い人
404:創る名無しに見る名無し
09/10/04 15:16:07 P6G84Y09
一応、作品を投下される人はトリをつけた方がいいかと
405:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:25:27 PsXYXgrE
>>404
了解です。以下、二話です。
一杯目は>>394->>396、>>398、>>400をご参照下さい。
406:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:26:33 PsXYXgrE
幾つかの炎が揺らぐ暗闇。香の匂いがきつい。その中で、只でさえ甲高い男の声が更に甲高くなって響いた。
「何!地蜘蛛が死んだと?」
声の主が歯軋りしているのが聞こえる。強敵の復活を恐れているのだ。別にうどんを食べられず空腹なわけではない。
「まさか…卜部武政の遺産…」
二杯目「うどん三号!その名は鴨南蛮!」
何故です、と警視庁庁舎で山下山男刑事が怒る。自爆テロの現場から蜘蛛モンスターは確かに出現し、野次馬と鑑識班の数名が奴の犠牲となった。
にも関わらず、上層部はその報告書を無視した。テレビにも新聞にも自爆テロの件ばかりが報道され、モンスター自体に関する報道は皆無。明らかな情報統制だ。
山下山男が抱く憤りと同種のものを卜部京也も感じていた。あれほど巨大な蜘蛛が数人を引き裂き、うどん工場に穴を空けたのに。
巨大蜘蛛を倒した後、京也は自分に変身を示唆した少女・梳灘 斎に色々と聞いてみた。聞いてみたが。
「祖父の名をどこで知った?」
「分かりません」
「あの『念珠』とは何だ?」
「分かりません」
あらゆる質問にこれである。こうなると彼女の知識は記憶ではなく、体に染み付いた本能のようなものだと考える他無いらしい。しかし、どういう経緯でそんな本能が染み付く事になったのか。
京也は一つ息を吐き、注文していた肉汁うどんを啜る。基本的に食い物へのこだわりが無い京也だが、肉汁うどんに関しては例外だ。しかし斎の箸が進んでいない。
「いや…すまないな。君自身訳の分からない状況で尋問のようなマネを…」
斎は首を横に振る。
「…鴨南蛮が良いです」
意外にワガママだった。
とりあえず斎から聞き出せたのは、あの巨大蜘蛛が「妖魔」の類いで、自分が「念珠」を使って「変身」できる事だけ。「妖魔」が何なのかも、なぜ武政の名を知っているのかも斎は分かっていないらしい。
暗闇。男達は焦っていた。自分たちの信念を現実とするため魔界の扉を開き妖魔を召喚したというのに、その妖魔が死んでは意味が無い。「仮面ライダー」の復活を恐れる声が暗闇のあちこちから聞こえる。
「もしも本当に仮面ライダーだとすれば、妖魔を狩りに現れる…」
暗闇から姿を現した、人と蝙蝠の合の子のような異形。奴は大きく割れた口を歪め、鋭い牙を輝かせる。
「私が仮面ライダーを誘き寄せ、妖魔に殺させましょう」
407:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:28:22 PsXYXgrE
日も落ちた頃、京也は自爆テロの、そして巨大蜘蛛出現の現場を再訪していた。
そこは既に警察ではない何らかの政府機関によって厳重に封鎖されており、京也は遠巻きに見る他無かったが、もう一人、自分同様現場を遠巻きに見る者がいた。
確か、蜘蛛が現れる直前まで現場を検証していた刑事。
「青銅…ですか?」
話し掛けてみる。どうやら図星。山下山男刑事もまた、現場から飛散した青銅に着目していた。
「そう…ここに遺跡の類いがあったという記述は何処にもない。だが青銅が飛散し、モンスターも…君は見たのか?あのモンスターを」
監視の目があるため二人は場所をうどん屋に移す。肉汁うどんがメニューに無く機嫌が悪い京也の前で、山下山男はカレーうどん大盛を平らげている。これを食わないと眠れないのだという。
「本来は警察の仕事なんだろうが、あのモンスターを追う事は上が許可しない。理由が分からないんだよな…」
例の蜘蛛は自分が葬った。それを公言するのが憚られたので、京也は山下山男に患者の体から摘出した青銅片の写真を数枚渡し、店のアンケート用紙に「肉汁うどん希望」と明記して帰路についた。
病院に向かう僅かな間に京也は色々考えていた。妖魔は他にもいるのではないか。自爆テロは何者かが妖魔の封印を解くための手段で、その封印に青銅が使われていたのではないか。
そして、自分を鬼に変えた『念珠』とは何なのか。なぜ祖父はこれを自分に託したのか。
病院の待合室は、TVの前に人だかりが出来ていた。東京上空に、未確認の生物が出現したというニュースだ。現場中継からは、蝙蝠と人間の合の子のような生物が先程とは別の自爆テロ現場へ向かって飛んでゆくのが映された。
警視庁は機動隊を総動員、航空自衛隊にも出動要請を出したらしい。
どういう事だ、と京也は思った。昨日の巨大蜘蛛は一切報道されないというのにこの蝙蝠モンスターは大々的に報じられている。
「妖魔…なのか?」
疑念を抱きながらも京也は脱いだばかりのメットを被り直した。
現地。人間蝙蝠は体から発生する超音波で機動隊の接近を防ぎ、その間に地面へ法陣を描く。人間にそれなりに似ている口から奇怪な呪文がつむがれ、暫しの後、地を割り人間蝙蝠以上の異形が現れた。
蠍(サソリ)に似ていた。短い脚が左右に十本、シャコに似る胴体、長細いハサミ、鰭が形成された尾。水中を泳ぐように空を往く。
408:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:29:35 PsXYXgrE
超音波の発生を止めた人間蝙蝠の代わりに、大蠍がパトカーを薙ぎ倒す。その下に動くものが存在しない事を確認した後、大蠍は人間蝙蝠の描いた法陣に鎮座する。
「さあ邪魔者は消えた。羽蠍、魔界よりお前の仲間を呼べ!!」 羽蠍、と呼ばれた蠍は現世と魔界を繋いでいる法陣の中心にハサミを突き刺し、その亀裂から自分の同族を招こうとする。
だがその動きが止まった。飛び出す目は東の方を凝視する。法陣からハサミを引き抜く。亀裂は消え、仲間を呼べなくなった。
驚く蝙蝠。蠍は尾の一振りで蝙蝠を撥ね飛ばし、一直線に東へ飛翔する。
「あいつら…仲間じゃないのか?」
様子を伺っていた京也も愛車を飛ばし、陰から蠍を追う。この方角に何がある?
バイトを終え、斎は家路を急いでいた。別に急いで帰っても誰かが待っているわけではないが。
自分のあの知識は何だろう。妖魔、念珠、そして卜部武政の名。何処で学んだわけでもあるまいに。自分は何者か。そんな疑問はベタな哲学でなく、真に斎を悩ませた。
だがその苦悩は直ぐに危機感に掻き消される。斎の上空より迫り来る、シャコのような胴体に飛び出した目、顎の下から伸びる二本のハサミ。
「ハネサソリ!」 その化物の名を呼び、襲いくるハサミを辛うじて回避する。回避した後で自分がその化物の名を知っている事に気付いた。
反射的に壁を背にしてしまったため、斎には逃げ場が無くなった。動けない斎。迫る鋏。その鋏をバイクのホイールが止めた。
小さな砂塵を巻き上げ、急停車するオフロード型のマシン。
「無事か!」
京也だ!懐に手をやる彼の目が赤く輝く。例の姿に変身するつもりだ。だが、と思った。
鼓動が高まり、身が震え、心に鬼の声が響く。
壊せ、引き裂け、殺せ。
自分自身が危険だ。取り出した念珠を懐に戻し、腹に力を込めてその衝動を抑え込む。蠍の突撃をかわし、斎に予備のメットを投げ渡す。
「…逃げるぞ!」
またも背後に斎を乗せ、愛車を飛ばす。蠍の入り込めない狭い路地を疾走し、何とか振り切る。
「変身すれば倒せたのかも知れんが…」
蠍から完全に逃げきり、二人は真夜中の公園で息を整えていた。
「すみません…卜部さんを巻き込んじゃったみたいで」
「妖魔が現れて俺は念珠を持っている…どの道巻き込まれていたんだ。気にしないでくれ」
斎から渡されたカップうどんを啜り、一つ息を吐く。
409:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:31:07 PsXYXgrE
「変身するのが怖かった。念珠が疼く。俺の中の鬼が全てを八つ裂きにしろと命じる」
あの状況で変身すれば京也は衝動に抗えず、斎を巻き添えにしていた。
だが、あの蠍と蝙蝠を無視できない。斎は止める京也を無視し、自らの「見知らぬ知識」に従い、妖魔の気配を探し始める。自分に家族はおらず、親しい者も少ない。だからこそ、その親しい者を傷つける可能性があるあの蠍を放っておけない。
斎を追う京也。その際、蠍に壊された街の瓦礫が見え、蠍に襲われた警官の遺体が運び出されるのが見えた。
「俺が変身していれば…こうはならなかったか」
午前三時。夜明け前に妖魔の仲間を再び呼び出すため、人間蝙蝠は漸く蠍を捕捉。再度法陣で囲う。
「さて、お前の仲間を呼び出すには『血』が欲しいところだが…おやおや」
蝙蝠と蠍のいる倉庫。そこへ足を踏み入れた者がいた。妖魔の気配を追ってきた斎だ。
「…妖魔を呼んで、何をする気なんですか」
気丈にも斎は自分の方から蝙蝠に問う。蝙蝠はそんな彼女を嘲笑う。
「我々の志を阻む仮面ライダーを倒すためさ。ちょうど良い。召喚の儀には君の血を使おう」
迫る蝙蝠の牙。そこへ爆音が響き、倉庫内のガラクタを撥ね飛ばして一台のバイクが駆けつける。
「卜部さん!」
「戦える力が無いのに無茶をするな!」
斎をそう一喝し、直後に京也は戦える力があるのにそれを行使しなかった自分を嫌悪した。
「命を救える手段があるなら、それに賭ける…医者の基本なのにな」
メットを地に叩きつけ、蝙蝠を睨む。
「斎ちゃん、君は君の持つ『覚えのない知識』で無意識の内に妖魔の名を知った」
そして蝙蝠。斎がいた事で奴の計画が狂った。どうやら妖魔は斎に接触すれば反射的に彼女を最優先に抹殺しようとするらしい。だから蠍は暴走した。
「そうだ。妖魔は一匹が法陣内に固まっていれば同族を召喚できる。復活している可能性がある仮面ライダーを呼び寄せ、同族を大量に呼び出して倒す手筈だった。だが同族召喚の儀を始める前にこの蠍は単独で暴れおった…」
怒る蝙蝠を無視し、蠍は最優先抹殺対象たる斎に今にも飛びかからんとしている。京也は一つ笑った。
「蝙蝠、貴様の計画、半分は成功しているぞ。何故なら、貴様がお探しの相手はここにいるからな」
懐から「召鬼」の念珠を取り出す京也。同時に腰に骨盤状のベルトが生じ、眼は赤く輝く。もう死なせない。自分は他人の命を救える力があるのだから。
410:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:35:03 PsXYXgrE
念珠を握った右拳を左腰に当て、それをゆっくり右側へ振る。同時に口にする言霊。
「変身!」
プロセスは全て終わった。ベルト中央の宝玉より「鬼の意志」が物理的エネルギーの嵐と化して京也を包む。
京也の心に鬼の声が響く。
殺せ!殺せ!殺せ!
その衝動を封じ込めるため、嵐の中、京也は天空へ向かって獣の咆哮をあげる。
嵐が止み、京也の体は再び外骨格に包まれた邪悪な鬼神の姿へ変貌していた。
「おのれ!仮面ライダーめぇ!」
蝙蝠がそう口走る。仮面ライダー。それが自分の名か。
法陣を抜け、自分達に向かって飛んでくる蠍。これを正面から殴り飛ばし、鋭い蹴爪の生えた足先で蝙蝠に蹴りつける。
腹の肉を抉られ、悲鳴と共に倒れ込む蝙蝠。それを無視して斎に襲いかかる蠍。
「その娘に手を出すな」
斎に迫る鋏を、鎌が生えた腕の装甲で止める仮面ライダー。
「『昂鬼』!早く!」 斎の指南を受け、ベルト左側から「昂鬼」の念珠を呼び出し、ベルト中央の宝玉に呼応させる。これは全身の運動能力と外骨格の振動を活性化する念珠だ。
「ライダーチョップ!」
そう叫び、挟まれた腕を振るう。強化した腕力と加速した鎌の振動により、鋏はいとも容易く切り落とされる。
悶絶する蠍は倉庫内を転げ回り、法陣から魔界へ逃走した。直後に法陣も消滅する。ゲートは封じられた。
蝙蝠は焦る。こうなれば仮面ライダーの次なる標的は自分。蝙蝠は体から超音波を発振し、仮面ライダーが怯んだ隙に倉庫の天井を破り、空へ逃げる。
「逃がさん!」
仮面ライダーは本能に従って「鬼馬」と書かれた念珠を呼び出し、ベルトに呼応させる。瞬間、京也の愛車に異変が生じた。ボディ全体を自分と同じ外骨格が包んでゆく。
仮面ライダーと真正面からやり合って勝てる筈がない。夜空を自分達のアジトへ向かって駆ける人間蝙蝠。しかしその眼下に、白い外骨格に包まれたマシンを駆る仮面ライダーの姿が入った。
仮面ライダーはマシン・スカルゲッターの前輪を浮かせ、上空の蝙蝠に向かってジャンプ。蝙蝠は飛行高度を上げその突撃を回避するが、仮面ライダーは近場のビルをスカルゲッターのジャンプ台にし、尚も蝙蝠に近接する。
スカルゲッターのカウルが歪み、そこから骨を磨いで作ったような刀が伸びる。空中でカウルを振り、蝙蝠の切断を図る仮面ライダー。
411:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 15:37:50 PsXYXgrE
しかし元来跳躍によって高度を保っているため空中での機動力には欠け、中々蝙蝠に決定打を与えられない。
失速するスカルゲッター。その時、カウルから伸びた触腕が真っ直ぐ近場のビル壁面に突き刺さり、同時に硬化してマシン本体を空中で固定させる。
仮面ライダーは再び「昂鬼」の念珠をベルトへ呼応させる。
「ライダーブースト!」
全身の力を高め、シートを手で叩いて蝙蝠へ向かい跳躍、右足を伸ばす。
「ライダーキック!」
神速の蹴りが蝙蝠の片翼をへし折った。伸びたカウルを掴み空中に待機する仮面ライダーと、バランスが保てず落下する蝙蝠。
逃げた妖魔の再来は期待できない。200m上空から叩きつけられ、アスファルトが蝙蝠の血で染まる。落下した際に流れた血というより、切断された片翼から落ちる血だ。
飛行能力を失っても全力で立ち上がろうとする。しかし三日月を背に急降下し拳を放つ鬼が見え、それが蝙蝠の見た最期の光景だった。
「ライダーパンチ!」
仮面ライダーの拳が蝙蝠の頭蓋を粉砕し、その衝撃が一直線に伝達され、胴体まで真二つにした。両断された蝙蝠は炎に包まれ、爆砕した。
蝙蝠は空自が撃墜したという報道がなされ、また蠍に関しては一切報道されなかった。
蝙蝠と妖魔は全く別種の存在。そして妖魔の存在は国にとって都合が悪いらしい。
国の情報統制に呆れながら、京也は念珠を眺めていた。
「爺さんが生きていれば、詳しい事が聞けるのかも知れんが…」 若い日の祖父が斎に酷似した少女と共にいる写真を見る。
トタン屋根の宿屋。この辺りの地域に一つしかないラジオに耳を傾ける事もなく、男は欠けた椀で食事をとっている。
「別にすいとんでも良いんだけどさ、オレきつねうどん食べたいんだけど」
「あればわたしが食べてますから」
宿の看板娘をからかう、二週間前に南洋から帰国した男。彼の名を、卜部武政といった。
三杯目「×(バツ)・×・関東うどん誕生!」に続ければ良いなと思っている。
二杯目、了。
412:ネメシス◇ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 16:27:02 PsXYXgrE
何ヵ所か段落分けを忘れてますね。
格好悪い。
413:Zйro 次回予告
09/10/04 16:27:56 5HqaQJTX
>>404
恐縮ですが、トリとは何ですか?
無知ですみません(_ _)
414: ◆9ITLUkVSxQ
09/10/04 16:58:48 ctU9HP12
偽物防止のための文字列
名前欄に半角の#【任意の文字列】で出現する
【任意の文字列】はパスワードみたいな他人と被らないようなのにしとき
#1号kick
例えば上のはこれで出した。ダイヤマーク以降のがトリップ=トリ。
415:Zйro 第Ⅲ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/04 20:31:24 4HtjFj7T
第Ⅲ話 白い人
「凄いですね、桐島サン!あれが『Zйro』ですか?」
孤之沢刑事がこちらに駆けて来る。かなり驚いているようだ。
避難していた野次馬が集まってきたので、話す暇もなく彼らを抑えに行く。
もうすぐ警官が来るようで、サイレンの音がかすかに聞こえる。
その時だった。渋々周りで見ていた野次馬らの中から、明らかに異様な風貌..全身真っ白
な服..に身を包んだ男性が令の前に歩み寄って来たのは。
「Zйro、君は戦うしか無い。ジヴォン達はまだまだいる。皆、貴方に戦いを挑んで
くる。今現在地上にいる者以外にもヱデンにはたくさんのジヴォンが居る。反抗は出来な
い。これは運命だ。逆らえば消されるぞ。」
「ジヴォン?あぁ、『4号』達の事ですか。知っている人が他にも居たとは驚きました。」
と返答してみたものの、全くと言っていいほど話が見えない。
ともかく、素性だけでも聞いておかなくては。素直に話して貰えるとも思えないが。
「貴方は何者ですか?」
男は幾秒かの沈黙の後、こう言った。
「白い人。」
白い人さん、か。
「もうすぐ警察が来る。また会おうか。」
416:ネメシス ◆xQREh3zr9.
09/10/04 20:34:40 PsXYXgrE
トリが変わったかも知れませんがお気になさらず。
ついでなので三杯目投下します。
二杯目→>>406->>411をご参照下さい。
417:ネメシス慇懃無礼ポーズ ◆xQREh3zr9.
09/10/04 20:57:11 PsXYXgrE
>>415
お先にどうぞ
418:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:18:26 PsXYXgrE
トリまた変えました。お先に失礼。
はっきりしたな、と医院の廊下で京也は呟いた。
あの蝙蝠が所属する組織が自爆テロを首謀した。その目的は、多量の血により魔界の扉を開き、この世界に妖魔を召喚する事。
前回の戦いで自分は羽蠍(ハネサソリ)を仕留め切れなかった。奴はまた来る。それを考えると、待合室に転がったまま放ったらかしの雑誌など些細な事だった。ちなみに雑誌にはこう記述がある。
▽カツオダシでベースを作る
▽豚肉を入れてじっくり煮込む
▽醤油、みりんで味付け
▽麺茹でて皿に
ネギ入れろよ、ネギ 肉汁うどんはつけめんだから間違えんなよ
仮面ライダーネメシス三杯目「×(バツ)・×・関東うどん誕生!」
香の匂いがきつい暗闇。甲高い声の男は仮面ライダーに敗れた人間蝙蝠の戒名を紙に書き付け、それを燃やし、その灰を正体不明の立像へ捧げる。これが彼ら式の供養らしい。
「久々ですな…仮面ライダーへの怨念を込めて同士の戒名を書くのも」
男は、六十年以上前に自分たちを襲った悲劇を回想し、拳を握りしめた。
昭和二十年九月十五日、東京。終戦を迎えて丁度一月が経っていた。
そこで一人の少女が周囲の人だかりに監視の目を光らせている。彼女の家は下宿屋。辛うじて空襲から焼け残り、それなりに蓄えも残っている。これを盗みに来ようとする輩が多いのだ。
とにかく今この国には物資が無いのだから、泥棒の気持ちも分からんではない。ないが、こちらも食っていかねばならない。自分たちは文字通り明日の飯にも事欠いている。
だから少女は客の動向を逐一注視している。そんな少女に一人のイケてる戦争帰りが話しかける。
「ね、美月屋ってこちら?連絡してた卜部ですけど」
店に入るやその青年、卜部武政は異様な勢いですいとんを食らう。
この宿は一階が食堂になっているため、飯だけ漁りに来る者も多い。その青年、卜部武政は髭を剃って身だしなみを整えればまあまあハイカラと思えた。
「キツネうどん食べたいんだけど」
「あればわたしが食べてますから」
無茶をぬかす武政と軽く流す店の看板娘=美月キヌ。武政は一つ笑い、懐からずり落ちそうな「勾玉」をそっと直した。
暗闇。香の匂いがきつい。そこに甲高い男の声が響いた。
「皆さん!我らへの従属を無視した結果、やはり日本は敗戦を迎えました。今こそ、大和の覇権を我らのものに!」
419:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:19:39 PsXYXgrE
暗闇の中、別の一人の男が拝礼の席より立ち上がった。
「今の日本の民が欲しいものは…金。それには…仕事を与えれば良い。私が参ります」
男の顔は蜥蜴(トカゲ)に似ていた。
「何でこの街に?仕事探し?」
美月屋。下宿する上での書類を書きながら、武政はキヌとだべっていた。
「人探しだね。悪い人探し。で、多分この街にソイツがいるな」
手が疲れたのか、道端で拾った埃っぽい新聞を堂々と広げる。
新聞記者はこぞってGHQの宣伝、戦争の愚かさを書き連ねている。つい一月前まで意図的にねじ曲げた情報を流し戦意の高揚を煽っていたのは何処の誰だ。読んでいて気分が悪くなったので、風呂の薪として宿に寄付した。
六十数年後、卜部京也は新聞を読んで腹を立てていた。意図的に妖魔の情報を隠蔽する政府。明らかな危険を、国民に知らせない。
何らかの意図はあるのだろう。しかし、蜘蛛や蠍の犠牲者、遺族が浮かばれないではないか。京也は自室で新聞を床に投げつけ、訪問してきた梳灘 斎をその音でビビらせた。
「あ…すまん。少し神経質になっていて…」
「あのこれ…蝙蝠と羽蠍から助けてもらったお礼です…」
蒼白い顔を真っ赤にし、斎は手作りと思しきサンドイッチを京也に渡す。
「お昼にでも…どうぞ…そ、それじゃ私大学がありますから!」
終始俯いていた、という印象を残しながら、斎は全速力で京也の部屋から遠ざかっていった。廊下を走るな、と叱る間もなかった。
「俺に礼を言うより、自衛手段を考えるべきだろ…」
妖魔に率先して襲われるらしい斎。確実に危険な彼女を守るため自分は何を為せば良いのか。そう考えながら、京也は次のオペに備えてサンドイッチを口にした。
…何故サンドイッチにうどんを入れた。
山下山男刑事は自爆テロ現場から出現したー記録は抹消されたが確実に出現したー巨大蜘蛛と、噂で聞いた巨大サソリの関連性を気にしていた。
巨大サソリが目撃されたのも別の自爆テロ現場周辺である。ひょっとして、東京の地下には奴らの巣があって、それが青銅製の断層によって都民との接触をこれまで拒んできたのでは?
と的外れのようないい線いってるような推理を展開する。しかし、物的証拠は全て上層部に抹消された。
「どうすれば市民に伝えられる…」
上層部への苛立ちを隠せず、空の紙コップを握り潰す。
昼からの講義。斎は基本的に常時陰気な表情だが、今日はいつも以上だ。
420:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:21:02 PsXYXgrE
心配する友人。
「イツキさ、また振られた?」
「…違うの」
「何か欲しいモンとかあるわけ?」
「涼ちゃん、ピストル買ってくれない?」 友人が硬直してしまった。斎が考えた自衛手段だ。しかし友人を巻き込む訳にもいかない。だからやはり友人にピストル買わせるのはやめる。
「自分で買おっと…」
そう呟くので、涼ちゃんは尚も固まるより無かった。
オペを終わらせ、京也は仮眠を取る前に人間蝙蝠を倒した地点、及びそこから蠍を召喚した法陣の描かれた倉庫へ向かった。
蠍はまだ死んでいない。他にも妖魔はいるのかも知れないが、とにかく蠍だけは仕留めてしまいたい。
倉庫には既に法陣の痕跡は無かったため、京也は自爆テロ現場へ乗り込む必要性も視野に入れたが、再び愛車へ跨がる前に、空中から攻撃を受けた。間一髪それをかわす。
「見つけたぞ、今度は逃がさん!」
ライダーチョップで切断されたためか、片方のハサミが異常に小さな羽蠍が滞空している。その横に、人間大の草が生えている。
草の見た目は、大きさを度外視すれば食虫植物サラセニアに似ていた。だが植物は、根を地上に出し、それを脚の様に用いて京也へ突進してくる。
心の鬼が目を覚まし始めた。超人的な反射神経でサラセニアの突進をさばく。だが京也の足下を狙い、サラセニアが何らかの溶液を飛ばす。直撃を受けた鉄パイプが、瞬時に溶解した。強酸だ。
「食虫…食人植物というわけか。行くぞ!」
懐から「召鬼」の念珠を取り出す。同時に腰にベルトが発生、目が紅く輝く。
殺戮を命じる鬼の意志に抵抗しながら、念珠とベルトを呼応させ、念珠を握った右拳を左腰から右腰へスライドさせる。
「変身!」
心から沸き立つ邪悪な意志を具象化し、京也は「仮面ライダー」へ変化、二匹の妖魔に向かってゆく。
「おい!向こうの角で妙な奴が働き手を募ってるぞ!」
一人の男が、美月屋の食堂にたむろする男達に声を掛けた。六十数年前の近隣住民。その八割方は飯はなく家も焼かれた。しかし仕事があると聞いては黙っていられない。
男の報告が終わらぬ内に、店にいた殆んどの男衆が我先にとその妙な奴が待つ角へ走った。だが武政は、店に残っている。
「行かないの武政さん?あれじゃすぐに募集締め切っちゃうよ?」
そうキヌが問うが、武政は闇市で買ったブドウ糖の欠片をかじりながら呟く。
421:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:22:31 PsXYXgrE
「おかしいよな。このご時世、雇う側だって賃金が出ないっしょ。でも人を集めてる…」
ブドウ糖の残りを紙にくるみ、懐の勾玉を握り込む。
「ちょっと見てくる」
武政はそのまま、妙な奴が待つ角へ向かった。
男衆は角から少し広めの焼け跡に誘導される。しかし三十人前後がひしめきあっているので、結局狭い。そんな彼らの前に、小綺麗な洋装の若い紳士が現れる。
金を持っていそうだ。男達は期待をもって彼に仕事の内容を問う。だが、紳士は残酷に告げる。
「皆さんには、我らの生体改造をグレードアップするための実験台となってもらいます」
紳士の皮膚が無数の緑のイボで覆われる。目が肥大化し、口からは異常に長い舌が伸びる。
南洋に棲息する、カメレオンという蜥蜴(トカゲ)の一種に似ていた。その蜥蜴は周囲に合わせて体の色を変化させ、敵の目を欺くのだという。
怪物の出現に逃げ惑う男衆。だがこのカメレオン怪人は、体のイボから黄色い霧を噴射。これを吸った者は次々倒れる。
改造素体、確保完了。カメレオンはそう確信し、巨大な口を歪めて笑った。だがその顔面に、磨り減った靴底が叩きつけられる。
「卜部武政、見参!さてトカゲさん、おたくの仕事を教えなさい」
カメレオンは再び霧を噴射するが、武政には効かない。
「何故だ!何故眠らない!」
「眠り薬か。オレは今、心の鬼がおたくを八つ裂きにしてえって駄々こねてっからさ、眠気とか無縁なのね」
要は破壊衝動の昂りで睡魔を封じている、と言えば良いのだが。
件の、声が甲高い男の部下であるカメレオンは舌を伸ばし、武政を捕らえようとする。幾度も伸縮し襲いかかる舌を回避しながら武政は眠った男衆を観察する。
「このベロ使えばあの人達を簡単に殺せる。でもそうしなかったのはあの人達が必要だから。でもオレを殺そうとしてる以上、彼らに慈悲をかけたわけじゃない。彼らはつまり…お前の労働力だ」
カメレオンの動きが一瞬止まり、不気味に笑った。
「少し違うな。我らは実験台が欲しい。我らは人間をより高等な生物へ進化させる改造実験を行っている。そして改造兵士の能力を上げ、また頭数を増やすために実験台となる改造素体が必要なのさ!」
改造兵士。恐らくこのカメレオン男もその一人なのだろう。日本は敗けたというのに、今更人体実験とはハイカラではない。731部隊でもあるまいに。
「ヤバいな…かちーんと来た」
422:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:28:27 PsXYXgrE
ポーカーフェイスのまま、怒りを表出する武政。その懐から、「召鬼」と記された勾玉…「念珠」が現れる。
両目が赤く輝き、腰には骨盤状のベルトが出現する。武政の意志に卜部家伝統の、心に巣食う鬼が語りかける。
《壊せ!引き裂け!全てを殺せ!》
武政はその衝動を全力で抑制する。衝動に身を委せれば眠った男衆全員を八つ裂きにしてしまう。八つ裂きにするのはカメレオン一匹で充分だ。
「とうとう出番ですぜ。見てろ…」
言葉によって衝動を抑え込む。初の実戦にはやる心で鬼の意志が爆発しそうだが、念珠を握った右拳を高く振り上げる事で自分自身の意志を奮わせる。
振り上げた右拳をゆっくり腹まで下ろし、ベルト中央の宝玉と接触させた後、一気に右側へ振るう。自らの意志で鬼の力を制御するため、右拳を振るった瞬間、武政は叫んだ。
「変身っ!」
宝玉から生じた、鬼の意志が変容した物理的エネルギーの嵐。武政は身を屈め、ベルトの前で両腕を交差する。全身の筋肉が発達し、白い金属片が体を包み、例えば目や口が明らかに変形しているのが分かる。
嵐が止み、武政は邪悪な姿に変わっていた。
筋骨隆々の黒い身体の各所を白い外骨格で覆っている。
肩と腕、腿の装甲より禍々しい棘が天を向く。
紅い目の質感は昆虫の複眼に似るが、つり上がった形状が顔に「V」の字を描く。
牙と化した歯や周囲の顎は、イナゴかカマキリのそれに似ていると感じた。
魔人と化した武政は一度拍手を打ち、カメレオンを指差して言う。
「オレね、お前みたいな奴が世界で二番目に嫌いなんだわ」
眼前の魔人は自分と同じ改造兵士なのだろうか?カメレオンは少し後退するが、武政は跳躍の後、彼の肩口へ蹴り込む。
よろめいたカメレオンの頭部を掴まえ、腹に二回膝を入れ、体重をかけて両肘を打ち込む。
「ぐ…貴様は何者だ…」
「悪い子いねがー…的な?」
地を這うカメレオンの腹を蹴り、先程男衆を集めた角へぶつける。
強敵と踏んだカメレオンは擬態色を使って不可視化、その状態から更に舌を伸ばし、一方的に武政を攻め立てる。
「…うざっ」
苛々した武政は「鬼神」と記された念珠をベルトと呼応させる。
直後、緑の光がベルトから生じ、武政の全身を包む。その光の中、更なる異形へ変貌する武政。
赤く輝いていた目、ベルトの宝玉、額の第三の目は緑に変色。
423:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:31:11 PsXYXgrE
胸の厚い装甲には両脇から爪のようなディテールが生じ、肩角は後ろに向かって伸びる。
右腕には鋭い断崖の如き多層の刃が沿い、左腕には盛り上がった外骨格から洞窟の如き穴が覗く。
姿の変わった武政。その目にはカメレオンの姿が鮮明に写る。その視覚に従い、舌の攻撃速度以上の高速で近接、腹に肘を入れる。
「ぐ…何故俺の居場所が…くそ、食らえ!」
擬態色が解けたカメレオンは、苦し紛れに武政へ舌を伸ばす。対して左腕を構える武政。左腕の装甲には盛り上がった部位に穴が覗く。
その穴に陽炎が生じ、その陽炎が高速で飛翔、舌を切断する。この左腕は「時空振動骨」を形成しており、「時空衝撃波」を射出する所謂銃になっているのだ。
武器を奪われ、焦燥するカメレオン。その胸元めがけて、武政の右拳が唸りをあげる。
一瞬の静寂。
拳は届かなかった。カメレオンは最後の力を振り絞り腕力で強引に拳を止めていた。
左手で拳を拘束しながら、武政の喉へ手を伸ばすカメレオン。しかしそのカメレオンの左手と胸に鈍痛が走る。
変身した武政の右腕に見える、積み重なった多層の刃。これが剣の如く長く伸び、カメレオンの左手を切り裂き胸元を貫通したのだ。
事態を理解すると同時に耐え難い激痛がカメレオンを苛む。武政は自分の首にかかっていたカメレオンの左手を払い、突き刺さった剣を無慈悲に引き抜いた。
耳には言葉の体裁をなさぬ絶叫が刺さり、目には毒々しい血飛沫が写る。武政は血にまみれ悶絶するカメレオンに背を向け、軽く右手を上に払う。
「燃えな」
武政がそう言った直後に、カメレオンの身体の各部が炎に包まれ始めた。
カメレオンは最早言葉をつむぐ事さえままならず、単なる悲鳴をごく短い時間続けた末、炎の粒子と化して爆散した。
意識を取り戻した男衆を確認し、美月屋への帰路につく武政。
「取り敢えずは初勝利だぜ、斎」
念珠に向かい、そう一人ごちた。
それから六十数年後、卜部京也の変身した仮面ライダーは二匹の妖魔に苦戦していた。
溶解液による遠隔攻撃を得意とする食人サラセニア。更に奴は蔓を伸ばし仮面ライダーの足を止める。そこへ真正面からハサミを突き出し、蠍が突進を敢行する。
蔓を振りほどいている暇はない。その隙にハサミにやられる。
ハサミを受け止めればその間に食人サラセニアの溶解液を食らう。
蠍はもう目の前だ。どうする、仮面ライダー!
424:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/04 23:32:20 PsXYXgrE
次回 四杯目「肉かキツネか?!うどん屋から来た凄い奴!」
へもし続けられれば嬉しい。
ネメシス三杯目、了。
お邪魔しました。
425:Zйro 第Ⅲ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/05 21:15:16 juxS5cO5
前レス→>>415です。
では続きを↓
結局、何も分からなかった。少し引っかかる言葉が幾つかあったが。
忘れないように書き出しておこう。
ヱデン ジヴォン
こんなところだろうか。
ただ、白い人さんは間違いなくジヴォンに関係しているだろう。
ちなみに今いるのは某大手ファーストフードチェーン店である。
ちょっと甘いものが食べたくなったからだ。
注文した品を素早く食すと、その足で警察署へと赴く。
警備員に止められたが、その場に居合わせた孤之沢刑事のお陰で署内に入ることができた。
「白い人さんは居ますか?全身真っ白な服の....」
「あぁ、あの人ならここに居るわよ。なんかジヴォンがどうとかヱデンがどうとか言って
て....変なんです。何か。」
受付の方を見ると、本当に白い人さんが居た。
冷静になって見てみるとかなり気味の悪い風貌だ。
目に白いコンタクトレンズを付けているようで、瞳の中心以外全てが白くなっている。
髪を赤く染めている為、色白の肌や白い服が一層際立っているようだ。周りの人も相当引
いている。
「..お客様、ご用件は何でしょうか?」
「Zйroが居る。ここにZйroが居るからここに来た。知ってるだろう?正午辺りの爆
発騒ぎだよ。あれをやったやつがここに来てるんだ。こっちに明け渡しな。」
話がいつになっても堂々巡りなので、令が話し掛ける。
「無駄な事は止めなさい、白い人さん。私ならここに居ますよ。」
「やっと現れたね、Zйro。どうにかして引っ張り出そうと思ったんだがね。自分から現
れてくれるとは好都合だな。」
「では外で話しましょうか。ここでは迷惑ですから。」
「分かった。では外へ行こう。」
426:Zйro 第Ⅲ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/06 20:11:54 cRY9lkd5
近くの広場まで足を運ぶと、最初に口を開いたのは奇抜な格好の男だった。
「君は何のためにZйroになったんだい?」
Zйroという物が何なのかが概ね解かったが、何と返答すれば良いかは全く分からなかった。
「まず貴方の本名、出身地、職業の情報を提供して下さい。そうでなければその事は答えられ
ません。」
「その情報は教えられない。」
「では....」
どのような質問をすればいいだろうか。この男は何かを私に話すというより、私の情報を聞き
出そうと考えているのは直ぐに理解できた。
そのような相手から情報を引き出すには.....
「交換しましょう。まず私が貴方の質問に1度、答える。その後、貴方が私の質問に1度、答
える。これを繰り返すのです。そうすれば平等です。」
「分かった。では最初の質問は......パピスじゃないか。どうした、こんな所で?」
そこにはサングラスを掛けた小柄な男性がいた。かなり驚いているようだ。
「貴方様は........!!!」
「お知り合いですか?」
「まあそんな所だ。部下と言ったほうが良いかもな。おい、どっか行ってろ。」
「はいぃっ!」
男が去ると白い人さんが質問をする。
それに私が答える。
そして私が質問をする。
白い人さんが答える。
この流れが数回繰り返されただろうか。異変は不意に起こった。
427:創る名無しに見る名無し
09/10/06 21:33:28 NyyfhTrU
相性を質問する奴の意味が分からん。
テンプレにwikiあるんだからリスト見るとかしろよ
リストにないんだったら自分で筐体に100円突っ込んで色々試せよ
428:創る名無しに見る名無し
09/10/08 11:52:07 EtY7npyV
ガンバライドの話か
429:創る名無しに見る名無し
09/10/08 13:07:05 7XKr5FGM
上でも指摘されてるが、昔はともかく、現在(現代)では、“」”の前の“。”は入れないのが常識だから、改めたほうがいい。
それとリーダー(……)と半角ドット(.)は別物。
ところどころの半角と全角の混在も見苦しい。
基本的な表記法が守れない文章は、その時点で読む価値が半減。
子供の作文いかだといわれても仕方がない。
さらに言うが、「Zйro」が「ゼロ」と読むのなら、会話中は「ゼロ」としたほうがいい。
まさか登場人物すべてがナチュラルな発音してるわけじゃあるまい?
430:創る名無しに見る名無し
09/10/08 14:21:19 7XKr5FGM
言い方がキツかったな。
要するに、読まれようと思うのなら、読まれるための努力は必要だということ。
表記法に沿うということは、個性のスポイルではない。
最低限のマナーでもあるし、固定化された記号とは、作者の意図を読みやすくするための決め事でもある。
それが守れないのでは、読者は作者の言わんとしている事が読めない。
内容評価はそれからだぜ。
431:Zйro 第Ⅲ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/08 16:16:07 T0NvFb/L
わかりました。
次からは気をつけます。
432:創る名無しに見る名無し
09/10/08 17:29:08 7XKr5FGM
すまんね。
否定的意見とは捉えないで欲しいんだ。
例えるなら誤字と同じ、と言えばわかってもらえるだろうか?
433:創る名無しに見る名無し
09/10/08 17:46:29 JIs6PAY9
このスレには作者のやる気を削ぐタイプの反応しかできない奴ばかり!
だけどニビシティジムのタケシは違うぜ!
まあでも反応ないよりはマシか。
434:Zйro 第Ⅲ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/08 19:20:12 T0NvFb/L
突然の悲鳴、噴き上がる血飛沫の音。蛾のような容姿をした怪物が人を襲っていたのだ。
すぐさまZйroに変身し、パピスに攻撃する。抵抗するものの羽の根元を攻撃され飛べなくな
り落ちてゆく。
時計のスイッチを押し跳び上がると右足を向ける。
「パピスさん、殺人未遂罪により刑執行です。また会いましょう」
動けなくなったパピスに蹴りを食らわせ着地。食らったパピスは爆散、変身が解ける。
その時何処からか拍手が聞こえた。その方向に振り向いてみると其処には真っ黒なスーツを着た
男性が立っていた。先程の奇抜な服装の男よりも大人しそうな風貌である。
「初めまして、Zйro。私はノアと申します」
第Ⅲ話 End
ちなみに白い人とノアはZйroを「ズィロ」に近い発音で話します。
435:創る名無しに見る名無し
09/10/08 20:09:08 9F84MAdH
早速忠告を無視か
恐ろしい奴だな
436:創る名無しに見る名無し
09/10/08 20:30:02 6qVHaqRX
>>435
そんなの黙っときなよ。
一度言って聞かないなら、あとは作者の問題。
読み手がいるって自覚が無いんでしょ。
読む人間の事を考えずに書かれたSSは、読まれないだけ。
別に読者も作者も困らない。
437:Zйro 第Ⅲ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/08 20:30:11 T0NvFb/L
>>435
どこが間違っていましたか?自分でも解りません;教えて頂けると助かります
438:創る名無しに見る名無し
09/10/08 20:40:33 6qVHaqRX
>>437
あなたはもう一度>>429-430を読んだ方が良いです。
439:創る名無しに見る名無し
09/10/08 21:08:34 oOU2L3Az
俺がもうちょっと優しく言うか
「ズィロ」に近い発音ならズィロと書け
440:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/08 21:52:56 9V3lBC2R
空を泳ぐ妖魔、羽蠍と食虫植物サラセニアに似た植物型妖魔の挟撃を受ける仮面ライダー=卜部京也。脚にはサラセニアの蔦が絡み、正面から蠍が飛びかかる。
一瞬の判断だった。仮面ライダーは「鬼馬」の念珠をベルトに読ませる。
「スカルゲッター!」
転がっていた愛車が仮面ライダーの声を受け、彼と同様の生体強化外骨格を纏い、主へ向かって自走を始めた。
スカルゲッターの車輪に踏み千切られるサラセニアの蔦。自由を取り戻し、迫る蠍のハサミをすんでのところで掴み抑え込む。
「ライダーブースト!」
「昂鬼」の念珠を読み、全身の力を増大。ハサミごと蠍をねじ伏せ、脚を掲げて息を整える。
「ライダーキック!」
仮面ライダーは、蠍の顎めがけて高速で回し蹴りを見舞った。
仮面ライダーネメシス 四杯目「肉かキツネか?!うどん屋から来た凄い奴!」
六十数年前、卜部武政はとある大学を訪ねていた。謎の組織が改造兵士を使役し何かを始めようとしている。大学には本も新聞もあるから調査には適している、と思っていた。
だが大学図書館では、進駐軍が検閲の真っ最中だった。調べものなどできる風ではない。
「本ぐらい良くね?」
そう呟き、彼らのジープを眺めながら美月屋へ帰る。
中秋の名月を味わう余裕は無かったが、子供達の目線までしゃがみこんでチョコレートを渡す兵士がいて、それは少し印象に残った。
六十数年後、その大学に卜部京也がバイクで乗り付けていた。目的は斎だ。
二匹の妖魔を、あと少しの所で逃した。奴らは斎を敵視している。もしも奴らが斎を追って大学まで来ていたら、と思うと気が気でなかった。
だが、と京也は気付き、自分の迂濶さを呪った。斎の電話番号も、バイト先も、大学での専攻も知らない。今日の彼女が何処で授業を受けているのか分からない。
困ったので、とりあえず学食でうどんを頼む。早いが不味い。
学生が少なかったので、まだ昼休みには早かったのだろうと思った。そんな京也の隣の席に、一名の元ヤン風の女学生が座った。 「いたよイツキ!この人?」
「うん、ありがとう涼ちゃん」
涼ちゃんと呼ばれた元ヤン娘に呼ばれ、お目当ての斎が姿を現した。
「頑張れイツキ」
「何を?」
という噛み合ってない会話を残し、涼ちゃんは講義に戻っていった。
「友達なんです。…念珠の気配がしたから卜部さんだと思って…」
441:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/08 21:57:28 9V3lBC2R
今のところ大学に妖魔は現れていないようだ。となると、蠍はやはり自分に復讐せんとしている。
一度目の戦いでハサミを切り落とし、二度目で顎を砕いた。自分への憎悪は生半可ではないだろう。
京也は一つ息を吐き、近場の情報誌を手に取ってみた。しかし、人間蝙蝠の事は大々的に報じられているにもかかわらず。
「妖魔は報道されないんです…」
京也は再び息を吐き、メットを手に取った。
「邪魔した」
斎は妖魔から狙われている。京也は妖魔と組織から恨まれている。この二人が共にいてはいけない。そう京也は判断し、愛車を飛ばす。
六十数年前、武政はキヌの質問責めを食らっていた。
「結局のところ人を募集してた仕事って何だったわけ?」
「いや何つーか…トカゲ関係で一攫千金?的な…」
言葉を濁す。焼け野原と化した東京にこれ以上の不安を与えたくない。武政は、謎の組織を単独で調べる事を密かに決意していた。
そんな武政の決意を察せず質問責めを続けるキヌ。誤魔化そうと女将にすいとんのおかわりをねだるが、断られた。
「負けたんだもん、欲しがれないよね」
武政は大人しく皿洗いを手伝った。
六十数年後、周囲を巻き込む事を恐れた京也は行くあての無いまま愛車を走らせ、妖魔の行動原理を考えていた。
確かに自爆テロの現場、即ち魔界と現世の扉は未知の政府機関によって厳重に監視されているが、それで間に合うのか。
斎と出会い、初めて仮面ライダーに変身したあの日。魔界から解放されたのは蜘蛛や蠍のみではないのでは。
それに蝙蝠が法陣で蠍を操れていた事を考慮すると、妖魔は決められた扉、即ち自爆テロ現場から一度解放されれば、後は現世と魔界を自在に行き来できるのではないか。
そう考えると、病院の同僚や実家の母が心配だ。いつ彼らも妖魔に襲われるか知れない。ならば、自分が逃げてはいけない。
片端から妖魔を潰す他無いか。それには自分の力と…知識が必要だ。その知識の持ち主が、反対車線を挟んだ向こうにいた。
「…斎ちゃん」
結局東京に残る他無いようだ。情報が欲しい、と告げると、斎は自宅のあるマンションに京也を案内した。
小さな部屋だったが、飾り気がまるで無いので、空虚さが部屋をだだっ広く感じさせた。
「男の人が部屋に来るのって…久しぶりだから…」
蒼白い顔を赤くし、可愛げの無い銀色のカップにコーヒーを注ぐ。ただ、京也は特にそういう意識は無い。
442:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/08 22:00:16 9V3lBC2R
とりあえず斎は念珠や妖魔の知識を見につけているが、どこで見につけたかは不明。だから京也は、今必要な情報のみ聞く。
「あの妖魔、羽蠍を倒したい。どうすれば奴と戦える?」
「此方の世界では妖魔は夜…丑三つ時が最も活発です。その時に地面に描いた五芒星に卜部さんが血を垂らせば、多分何処からでも来ます」
ただ、と斎は付け加える。
「羽蠍は協調性のある妖魔です。一匹で無理なら二匹、それでも駄目なら三匹で来ます」
二度目の戦いで、確かに羽蠍は人喰いサラセニアを連れていた。次は更にもう一匹が羽蠍を守るという事か。ならば、今度こそ三匹まとめて倒さねば。京也は未使用の多数の念珠を見る。
そういえば、斎は祖父の名を知っていた。これもまた、由来の分からない知識だ。
「祖父がどんな人間でどういう経緯で念珠を手に入れたのか…そういう知識は無いんだな?」
「そうですね。私、両親の記憶も無いですから」
しまった、と京也は思った。斎曰く、バイトと奨学金で何とかやってはいるらしい。
「親が何処かにいるなら、一度甘えてみたい…卜部さんは?」
「俺は…父に殺されかけた」
今度は斎がしまったと思った。京也の、医者らしからぬ額の傷。突然包丁を振り回した父親にやられたのだという。
「結局それも、俺の血筋に伝わる異常性さ。祖父はそういう事が全くなかったらしいが…とりあえず、俺は誰かに甘えるのが怖かったな」
それはそうだろう。最愛の家族に殺されそうになったのだ。他人を拒むのも道理だ。
「怖かったですか?」
「ああ、怖かった」
斎は責任を感じていた。自分の覚えの無い記憶に従わせ、京也を変身させ、戦いに巻き込んだ。つまり、理不尽な恐怖をまたも京也へ与える事となった。
「…私は家族も彼氏もいないから、大切な人って少ない。だから、その人達を怖がらせたくない」
京也もそうだった。父親は大切だった。しかし裏切られた。だがだからといって、斎もそうなるとは思わない。
「俺は父親に殺されそうになって、怖かった。そして今、妖魔に殺されそうになって俺と同様の恐怖を味わっている人達がいる…」
その人達を医者として放っておけるだろうか?
「斎ちゃん、君は大切な人が多くないと言った。なら、その数少ない大切な人は何がなんでも手離すな」
手離させない。京也は懐の念珠を握りしめる。メットを抱え、コーヒーを飲み干して椅子から立つ。
443:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/08 22:04:11 9V3lBC2R
「この『鬼風』は、自然を操れる念珠です。…多分」
斎のその示唆を確りと記憶し、京也は再び愛車を走らせた。
深夜二時、京也は十字路に五芒星を描き、その中心に職場の注射器で抜いた自分の血を数滴垂らす。直後、空間に亀裂が生まれ、目標が現れた。
眼前には人間大のサラセニア、空を往く体長約5mの蠍、更にそれと同等の体躯を持つ蜂。
京也は怯む事なく愛車を降り、「召鬼」の念珠を取り出した。同時に腰に骨盤状のベルトが生じ、瞳は紅く輝き、心の奥底より殺戮を求める鬼が騒ぎ出す。
呼吸を整える京也。殺戮本能はこの妖魔共にのみ向けねばならない。念珠を握った右拳を左腰にあて、それを右へスライドさせる。
「…変身!」
その言葉がいわば始動キー。ベルト中央の宝玉より力の嵐が生じ、京也を包み姿を変える。
白い外骨格に包まれたカマキリに似る鬼神=仮面ライダー。
敵の出現を待ちわびていた妖魔が各々の武器を繰り出す。
蠍は尾とハサミを振るい、人食いサラセニアは溶解液を吐き、巨大蜂は尾から無数の毒針を銃弾のように掃射する。
「鬼馬」の念珠で愛車をスカルゲッターへ変型させた仮面ライダーはそれらの攻撃を回避し、斎から示唆のあった「鬼風」の念珠をベルト左側より呼び出す。
「時間は掛けたくない。一気に決める!」
取り出した「鬼風」をベルトに読ませる。同時に仮面ライダーの体へ異変が生じた。
紅く輝くベルト中央部、両眼、第三の目は紫へ変色。鋭く天を向く肩角は二の腕を保護するように下部へ曲がる。外骨格に守られた全身の黒い強化筋肉も各所に紫のラインが走る。
姿を変えた仮面ライダーは、休む事なく念珠「鬼槍」をベルトへ読ませる。同時に彼の拳部分の外骨格が増殖、一部が拳から離れ、空中で更に変形、肥大化する。
蜂の針を跳躍でかわし、肥大化した外骨格細胞を掴む。その形状は、長槍だった。姿を変えた仮面ライダー=「ディザスターフォーム」の専用武器「鬼槍ディザストスピアー」だ。
蜂の放つ毒針を薙ぎ払い、サラセニアの胴を正面から突き、そのまま地に叩きつける。更に地面へ槍を刺し、空中から襲い来る蠍を蹴り飛ばす。
三匹とやや距離を置けたが、サラセニアが吐いた溶解液が仮面ライダーの外骨格を僅かに溶かす。
この飛び道具を脅威と見た仮面ライダーは、ベルトへ「氷鬼」の念珠を読ませる。瞬間、仮面ライダーの周囲に猛烈な吹雪が生まれる。
444:創る名無しに見る名無し
09/10/08 22:04:53 pxujyifo
>>436
>読み手がいるって自覚が無いんでしょ。
感情的になりすぎ。
全部自分の言う通りに整形しないと気が済まないのかよ。
作者としてはどうしても譲れないところだって出てくるもんだろ。
それを酌むくらいしてもいいと思うんだ俺は。
念のため。荒らす気はない。
でもこのままじゃ変な方向に行くだけだって。
一作者に入れ込みすぎちゃダメだ。
445:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/08 22:06:27 9V3lBC2R
吹雪の中心にいる仮面ライダーに対してサラセニアが再び溶解液を吐きつける。しかしそれは吹雪と接触し瞬間的に凍結、固形化して仮面ライダーの足元に落下する他無かった。
続いて腕を突き出す仮面ライダー。彼に呼応し、それまで全方位を取り巻いていた吹雪が一直線にサラセニアを襲う。絶対零度の吹雪を浴び、サラセニアの溶解液噴出管は完全に凍結、機能を停止した。
サラセニアの動きを封じた仮面ライダーは、続いて「鬼凩」の念珠を読ませる。前方、後方から仮面ライダーを挟撃する蜂と蠍。だが二匹は彼の周囲に生まれた竜巻に弾き飛ばされる。
「鬼凩」は風を操る念珠。蠍は体勢を立て直すのに精一杯だが、蜂は吹き飛ばされながらも尾から毒針を発射し、逆襲を図る。
竜巻の中、次に仮面ライダーが用いた念珠は「鬼焔」。彼の周囲に火炎を召喚し、毒針を焼き払う。更に火炎は渦状に変化し、蜂の尾を焼き切った。
地に転がる蜂。仮面ライダーは再び風を操る「鬼凩」を呼び出し、それを今度はベルトではなく槍に読ませる。
槍の穂先へ風が集約するのが分かる。更に仮面ライダーは、溶解液噴出管を凍らされながらも背後より迫り来るサラセニアの気配を察していた。
風の刃を纏った槍をかざし、突進する。起き上がる蜂。だがその腹部へ、風を纏い高速化した槍が深々と突き刺さる。
その体勢のまま念珠「雷鬼」をベルトに読ませる仮面ライダー。
直後、仮面ライダーの背後へ落雷が発生。稲妻は彼の背後を襲ったサラセニアを直撃した。
一太刀浴びせる事叶わず、炎に沈むサラセニア。風の槍を食らった蜂も暫し顎や足を動かしていたが、その体の各所が燃焼を始め、程無く二匹同時に燃え尽きた。
仮面ライダーは再度「召鬼」の念珠を翳し、通常の姿「ブレイクフォーム」へ戻る。更に「昂鬼」の念珠を使う。
「ライダーブースト!」
「昂鬼」により力を高め、飛び掛かる蠍を射程においた。尾の一振りを押し止め、その尾をジャンプ台に蠍の背面、すなわち上方へ回り込む。
「ライダーキック!」
落下速度を利用し、踏み潰すように蠍の背へ踵を浴びせる。悲鳴と共にアスファルトへ打ち付けられる蠍。
戦いは、即ち死の恐怖と向き合う事。父親に殺されかけた京也は、その恐怖を誰より知っている。
だから、三度に渡り自分と戦った蠍の苦しみは京也は理解した。
だが、そんな苦しみを自分の周囲の人間にまで味わってほしくない。
446:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/08 22:07:45 9V3lBC2R
「終わりにしてやる…ライダーパンチ!」
羽蠍の腹部に、鬼の拳が突き刺さる。三度に渡った死の恐怖。だがこれで最期。
「もう…恐れなくて済む」
慈悲だったか否かは京也自身にも分からない。ただ重要なのは、拳を引き抜かれた羽蠍が巨大な火柱を上げ、爆砕した事のみだった。
翌日、講義が終わりいつ妖魔が現れるかハラハラしながら帰路につく斎。そこへ、黒一色のオフロード型バイクに跨がった医者が現れた。
「バイトだろ。乗っていくか?」
斎に予備のメットを投げ渡す。この日、斎の「数少ない大切な人」は一人増えた。
その六十数年前、闇市でうどん玉を万引きした少年がいた。追う店主、逃げる少年。
「日本は飢えている…使えるな」
一部始終を傍観していた毒蛇に似た男は、そう呟いた。
四杯目、了。
次回 五杯目「おれは電気人間素うどん派!!」に続けば幸運だと思っている。
447:創る名無しに見る名無し
09/10/08 22:12:30 pxujyifo
すまん。割り込んだ。
しかしブレイド風なんだろうか、かなり複雑な戦闘だな・・・
迫力あるところと単調になってるところが半々。
コンパクトにまとまっているのは好印象かも。
448:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/09 07:20:23 vGTtn7CR
仮面ライダーZЙro、次回予告!
展開が似ているな、と思ったら、白い人さんの関係者。
大きなジヴォンも登場し、いよいよ本番?
第Ⅳ話 秘密
449:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/09 07:24:22 vGTtn7CR
>>439
すみません、譲れません。
読み難いでしょうが、目を瞑って下さい
もう1度言います。すみません
450:創る名無しに見る名無し
09/10/09 07:33:25 SSbCUuFE
せめてsageてね
451:創る名無しに見る名無し
09/10/09 10:38:03 BJJEoKZn
読み難いものを承知で晒すなら読まれない覚悟を決めたと言うことだな。
俺は以下NGワードとした。なんだかスレがすっきりしたw
452:創る名無しに見る名無し
09/10/09 12:26:18 AZ5RSWMd
やるなら黙ってやれよ
子供っぽいなあ
453:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/09 20:18:53 vGTtn7CR
あれから検討しました。その結果Zйroをゼロ、ズィロと表記します。
439さん、そして他の方々、意見がコロコロ変わって申し訳ない。
では↓
第Ⅳ話 秘密
「ノアさん、ですか」
おそらく白い人さんの仲間なのだろう。白髪、全身真っ黒なスーツ、スニーカー。
「黒い人、ともお呼び下さい。ズィロ」
やはりそうだったか。
「では黒い人さん。貴方は何の為に私の居るここに来たのですか?」
「貴方にお教えしたい事が有ります。ジヴォンの事、その時計の事、そして私とヨセフの事を」
所変わってここはホームレスの溜まり場。その中に一人極端に目立つ服装をした男性が居た。
彼は立ちあがると、この場所から逃げるようにして出て行った。
「何でしょうか?ノアさん」
「ではまず自己紹介から。私の名前は「タンデ・クロン・ノア」。出身はヱデン。役割は貴方に
情報を提供する事、及びジヴォンの監視役です」
面白いほどペラペラと喋る人だ。白い人さんとは大違いだ。
「まずジヴォンについて話しましょうか」
「いや、まずヨセフさんの事からお願します」
「ではそうしましょう。「ビュライ・ジ・ヨセフ」、それが彼の名前です。役職はジヴォンの監
視役。デ・ノッシュ・ラン・シドーさんも同じ役職です」
メモに書く指が追いつかない程の早口だ。ここまで速いと聞きとるのすら難しい。しかも長った
らしい名前を連発するのでかなり書き辛い。
ともかく今は、デ・ノッシュ・ラン・シドーという人物のこと、ジヴォンとこの時計の事が知り
たい。
「それでは本題に入りましょうか」
令が唾を飲む。
「ジヴォンの事、そして貴方の時計の事を」
454:創る名無しに見る名無し
09/10/09 20:21:59 nkrcxpGg
まあ「仮面ライダー剣」と書いて「仮面ライダーブレイド」と読むからといって
小説として書く時に、ブレイドを示す単語として随時「剣」と表現したら読み難くてしゃーないって話だわな
ブレイドの武器は「ブレイラウザー」や「キングラウザー」と表記できるから区別できるけど
名前のない刃物系の武器を振り回すアンデッドとかいる訳で
「ギャレンに向かい振り下ろされたピーコックアンデッドの剣。しかし、そこへ現れた剣が、その剣を弾きギャレンを助けた」
って表記すると、何を言ってんのか分りにくくなるだろうしな
小説において、キャラ名称の読み易さや分り易さは重要だろう
455:創る名無しに見る名無し
09/10/09 20:44:15 9/hpRIy9
・(最低限の)読みやすさ
・ある程度まとめて投下する
(ぶつ切りにされると何がどうなってたか忘れるし、忘れるような内容の作品は誰も読み直さない)
・複数スレにマルチポストしない
何かいても自由だけど、これくらいはマナーとして身につけてほしいかな
作品関係なしに投下の仕方で嫌われたんじゃつまらないでしょ
456:創る名無しに見る名無し
09/10/09 21:01:52 YONAs1u3
うわー気分の悪くなるスレだな。投下しようと思ったが止めよ。
どこかいい所ないもんかなー・・・。
457:創る名無しに見る名無し
09/10/09 21:23:14 nkrcxpGg
>>456
スレリンク(mitemite板)
どうぞ
458:創る名無しに見る名無し
09/10/10 01:08:32 /9oO12V4
>>456
何様だよw
チラシの裏にでも書いてろw
459:創る名無しに見る名無し
09/10/10 01:15:28 /9oO12V4
つか、演歌歌手みたいな主役の作者。
「」の中に「」入れるな。素人以下の屑だお前は。
460:創る名無しに見る名無し
09/10/10 03:17:07 0oZoj6di
龍騎モノ作りたいんだが、難しいな。
物語の中核にあるミラーワールドに触れないにはいかないが、
その肝心のミラーワールドが本編では曖昧のまま。(強いて言えば神崎兄妹の不思議能力?)
SFなどの難しい話が苦手だから、パラレルワールドなどの世界に説得力をもたらす自信ないし。
どうしたもんか……
461:創る名無しに見る名無し
09/10/10 04:16:09 LdAWfBcL
>>460
ディケイド龍騎だって好き放題やったんだから
勝手にいじくればいいと思うよ。
462:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/10 08:19:42 l62MAGLE
修正しました。
第Ⅳ話 秘密
「ノアさん、ですか」
おそらく白い人さんの仲間なのだろう。白髪、全身真っ黒なスーツ、スニーカー。
「黒い人、ともお呼び下さい。ズィロ」
やはりそうだったか。
「では黒い人さん。貴方は何の為に私の居るここに来たのですか?」
「貴方にお教えしたい事が有ります。ジヴォンの事、その時計の事、そして私とヨセフの事を」
所変わってここはホームレスの溜まり場。その中に一人極端に目立つ服装をした男性が居た。
彼は立ちあがると、この場所から逃げるようにして出て行った。
「何でしょうか?ノアさん」
「ではまず自己紹介から。私の名前は『タンデ・クロン・ノア』。出身はヱデン。役割は貴方に
情報を提供する事、及びジヴォンの監視役です」
面白いほどペラペラと喋る人だ。白い人さんとは大違いだ。
「まずジヴォンについて話しましょうか」
「いや、まずヨセフさんの事からお願します」
「ではそうしましょう。『ビュライ・ジ・ヨセフ』、それが彼の名前です。役職はジヴォンの監
視役。デ・ノッシュ・ラン・シドーさんも同じ役職です」
メモに書く指が追いつかない程の早口だ。ここまで速いと聞きとるのすら難しい。しかも長った
らしい名前を連発するのでかなり書き辛い。
ともかく今は、デ・ノッシュ・ラン・シドーという人物のこと、ジヴォンとこの時計の事が知り
たい。
「それでは本題に入りましょうか」
令が唾を飲む。
「ジヴォンの事、そして貴方の時計の事を」
その瞬間、ノアの周りの空気が一気に変わったような気がした。いや、気のせいだと思っている
だけで、本当に空気が変わっているかも知れない。
「ジヴォン、ヱデンで生活している知的生命体。階級社会であり、殺害したヒトの数で階級が変
化する。殺人を行う際はデ・ノッシュ・ラン・シドーがそれを管理し、不正が無いかの確認をす
る。その為1度につき一人しか殺人を行えないルールが有る。また知能が高い為ヒトの社会に溶
け込む事も可能」
急にゆっくりと話すようになっていたことに気づく。話しかけようと思ったがそのような空気で
はなかったので辞める事にした。
「そして貴方の所有している時計、それはジヴォンが反乱を起こした際の粛清の為の装置。
正式名称は『ZЙRO‐対ジヴォン用特殊装甲服』です」
少しずつだが話が見えてきた。白い人さんの名前はヨセフ。そしてシドーと呼ばれる人物がジヴ
ォンによる殺人を監視・操作している事、そしてこれは時計ではなく兵器だという事を。
外へ出ると、サイレンの音が聞こえる。近くで事件でも起きたのだろう。愛車の「エース」に乗っ
てパトカーを追う。
どうやら強盗犯が立て篭もっているようだ。野次馬達が周りを取り囲んでいる。
警官隊が突入しようとしたその時、何本もの槍が飛んでくる。
警官たちが持っていた立てを突き破り、身体を貫通した。一斉に悲鳴が上がる。
ガラスが割れ、中から出て来たのは、シャチのような顔をしたジヴォンだった。
463:創る名無しに見る名無し
09/10/10 11:10:24 cfRHFlkW
>>461
ぶっちゃけ、ミラーワールドが無くても話は成り立つと思うしな
物語の中核にあるのはあくまで「頂点を目指して戦い合うライダー達」だから
それさえ出来てればミラーワールドすら省いても龍騎らしさは出せるとは思う
464:創る名無しに見る名無し
09/10/10 11:42:32 /9oO12V4
>>462
よーしよし、やればできる子じゃないか。
でもな、『』ってのは文章引用なんかに使うものなんだぞ。
この場合は引用符(“”)を使ったほうがいいんだ。
それと行頭は一文字開けろ。
参考サイト
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)
465:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/10 12:06:18 l62MAGLE
見て下さって有難うございます(_ _)ペコリ
わかりました、“”を付ける事と行頭を一文字開ける事ですね。
では
466:創る名無しに見る名無し
09/10/10 20:04:49 dBNAyLtg
へぇー素直じゃん。意見に耳を傾けて。
あんた特撮板の1とは別人だね。
467:創る名無しに見る名無し
09/10/10 23:42:15 0oZoj6di
特撮ヒーローモノ書くにあたって、何か読んでた方がいい本ってある?
普通の本では、まず変身とか、怪人と戦うとか出てこないから、書き方がなかなか掴めない……
468:創る名無しに見る名無し
09/10/11 00:03:15 JIvPQcwY
何でも良いから戦闘要素が含まれている小説
戦闘描写が大事なヒーローモノなら必要だと思う
469:創る名無しに見る名無し
09/10/11 00:15:07 KFCRDYIi
おれもよみかけてほっぽってあるけどAΩとかはいいんじゃないか
470:創る名無しに見る名無し
09/10/11 01:48:24 nRlbgQRR
ファンタジーな世界感の特撮風変身ヒーロー小説って見ないけど何でだろ?
ロボットでファンタジーはよくあるのに
と思って今ファンタジー世界感のメタルヒーロー風ヒーローを考えているのだが
俺の他にこういう感じの思いついて書いてる人っている?
471:創る名無しに見る名無し
09/10/11 02:24:07 pJpPBO+O
>>470
SRCシナリオで見たな。
考えたが、妙に世界観が難しくての。それに特撮は実写だから、どうしても現代劇になりやすいし、
二時創作もそのほうが馴染むのかもしれない。
472:創る名無しに見る名無し
09/10/11 02:41:20 F/jadHTO
巨人に変身するならエルヴァーズというのがあった
473:創る名無しに見る名無し
09/10/11 03:38:07 nRlbgQRR
成る程。
ちなみに俺の考えた話の内容では、開始時点で主人公は異世界に飛ばされて既に一年半~二年くらい経ってて
その間に元いた世界はある架空の帝国の手によって征服されていて、元の世界の人間達がその異世界に逃げてくる
しかしそれを追って敵の軍が異世界に侵入してくる、みたいな話
途中から元の世界を奪還しにいくけど敵の侵入を防ぐ為に二つの世界を繋ぐ道を永久に閉じないとならないので
異世界出身の仲間は二度と故郷に帰れないとか色々考えてる
ここで今考えてる設定を羅列するのは少し迷惑だろうか
474:創る名無しに見る名無し
09/10/11 05:04:16 JIvPQcwY
別にいいんじゃね
475:創る名無しに見る名無し
09/10/11 06:11:41 UE75mee0
ラノベでもよくある異世界召喚モノをメタルヒーローにやらすって事だから
ある意味王道ではあるな
476:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/11 07:57:08 LisKrXAf
「全く、強引な人たちだなぁ。こんなものを平気で使うなんて困った人たちだよ」
彼は周りを見回している。
周りに居た野次馬達は総勢逃げ出し、場に居るのは令と警官だけとなった。
するとジヴォンが人間の姿になる。彼はこう言い放った。
「やあ、人間君たち。殺されたいなら逃げた方がいいよ。最も逃げてもそうでなくても殺すけどネ?
そうそう、これはもう返すよ。僕には不要な物だから」
と、かなり大きな袋を片手で放り投げる。槍を警官達に向けると、槍の先端が無数に分裂していき、
警官隊に向かって延びて行き刺さってゆく。
かなり小さな針のような物だったのでダメージは小さいだろう、そう予想していた。だが皆バタバ
タと倒れていく。よく見ると全ての針が心臓の少し上、大動脈と脳の下辺り、脳幹を貫いていた。
分裂する槍というだけで手強いとは思っていたが、そのコントロールもかなりの物だ。
「シドーさん、今ので何人めかい?」
すると、物陰から真っ赤なコートに身を包んだ男性が現れた。
「102人目、上出来です。昇格おめでとう」
唖然とする令にシドーが話し掛ける。
「やあ、ズィロ。はじめまして、“デ・ノッシュ・ラン・シドー”です」
「・・・・変身」
第Ⅲ話 End
477:創る名無しに見る名無し
09/10/11 17:38:33 nRlbgQRR
>>474-475
どうも
まだ骨組みも出来上がってない状態ですがとりあえず挙げていきたいと思います
・ヒーローは主人公の元いた世界の技術で作られたアーマーに四大元素を司る守護獣の魂を封印したクリスタルが一体化したもの
・守護獣は火がフェニックス、風がペガサス、地がゴーレム、水がリヴァイアサン
・乗り物は騎士の乗り物として使われているワイバーンをサイボーグ化してバイクへの変形機構を持たせたもの
・途中から主人公の元いた世界の親友がクリスタルの力を使わない重火器装備型のアーマーを装着して味方になる(モチーフはケルベロス)
・敵は例によって強化スーツ、生物型サイボーグ、機械型サイボーグ(&ロボット)で軍団が分かれている
・敵の裏には自分の星を滅ぼした異星人のラスボスがいる
・敵の幹部の一人がラスボスに敗れ洗脳された異星の警察機構の隊長
・その後そいつが味方になり主人公用の追加装甲を作るが敵に襲撃され未完成のまま瀕死の重症を負う
・しかし自分の魂を追加装甲に宿す事で5分間だけアーマーの力を制御可能にする
・敵側もかつて四つの守護獣に敗れ去った幻獣の力を宿したアーマーを使用するようになる
現在考えているのはニーズヘッグの闇のアーマー、グリフォンの雷のアーマーの二つ
全体的にビーファイターリスペクトが強い感は否めません(主人公のパワーアップ形式はブルースワットを意識してますが)
この方が良い、ここはどうなってるのかなどの意見質問を頂ければ幸いです
478:創る名無しに見る名無し
09/10/11 17:47:29 pJpPBO+O
>>477
まあ、まずは一話仕上げるのが先かなー、と思う。
設定だけじゃイメージしにくいのよね。
479:創る名無しに見る名無し
09/10/11 17:58:34 1ojGvfd2
>>477
ダイジェスト風にでも書いてみては?
>>478も言ってるけど、設定だけじゃ良し悪しがわかりにくいんだよね。
設定がアレでも、本編で化ける事もあるし。
ご自分の作品を書くのですから、自信持ってやればいいと思いますけどね
480:創る名無しに見る名無し
09/10/11 18:33:16 nRlbgQRR
本編を書こうにも、肝心のキャラクターが中々決まらないというのがありまして
とりあえず冒頭のプロットはあるのですがその中で動かすキャラクターをどうするか
しかし簡単な箇条書きでは上手く説明できないという悪循環
とりあえずキャラクターさえ決まればパイロット版ストーリーのようなものは出来そうなのですが
481:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/11 18:43:50 MS6GYFrF
>>480
私なんか過去、現代でそれぞれ主役、ヒロイン、その他一名しか決めずに始めましたぜ。
必要とあらばキャラクター出てくるものです。まあ出し過ぎても収拾つきませんが。
482:ネメシス ◆z87r6N2.xY
09/10/11 18:50:56 MS6GYFrF
追記。>>447目を通して頂いてありがとうございました。
もう少し日常パートの描写も詳しくやるべきでしょうか?
あまり詳しくやると散漫になりそうでちょっと悩むんですが…
483:創る名無しに見る名無し
09/10/11 19:46:25 xFOl84Yc
>>477
クリスタルだかワイバーンだかケルベロスだか小難しい単語が多すぎてイメージしにくいな
ファンタジーものになると仕方ないことではあるんだけど
さわり程度でも良いから本編書いてみるといいんでない
484:Zйro 第Ⅳ話& ◆4N.XVv9/IkGV
09/10/11 20:53:11 LisKrXAf
仮面ライダーZЙro、次回は!
シドー、ヨハネ、ノア。後者2人を何処かで聞いたような気がするんです。
青い髪の青年さん、こんな言葉を知っていますか?
第Ⅳ話 遭遇
485:創る名無しに見る名無し
09/10/12 17:02:45 p7zEuUxN
>>467
本じゃないけど>>4のリンク先にある蟻人は読んで損はないと思う
486:創る名無しに見る名無し
09/10/12 20:22:32 ruvl9SMe
蟻人の話はやめれ
特撮板の二の舞はゴメンだ
487:創る名無しに見る名無し
09/10/12 20:26:31 icHTgJ8k
つか、特撮板の酷さが異常だからな。
どうしようもない。
488:創る名無しに見る名無し
09/10/13 20:39:51 Gq+/tJ/p
なんか芸術性低いよね…
リスクがあるから仕方ないんだろうけど、
もっと実験的な試みも取り入れてみるべきじゃないかな。
489:創る名無しに見る名無し
09/10/13 21:29:36 YANoQIEB
>>467
超能力モノの描写とかを参考にしてみては。
平井和正の「幻魔大戦」。
永井泰宇の「凄ノ王伝説」。
朝松健の「逆宇宙ハンターズ」。
栗本薫の「魔界水滸伝」。
490:創る名無しに見る名無し
09/10/13 21:56:15 RolWYBrw
こういうのって、実際に怪人とか出てくる物読んだりしないとわかんないもんなのかな?
いや、別に煽るつもりとかは無くって。
おれは格闘物とか読んだりとか、テレビの特撮やアニメの情景を思い起こしながら、
ああいう感じでてのを文章化したりしてるから。
>>467は文章書く時、そういう想像とかはしたりしないのかい?
491:創る名無しに見る名無し
09/10/13 22:12:45 0YoH3fCO
>>490
思い起こしたモンを的確に面白く文章化できる技量があったら
とっととプロの小説家としてデビューしてますがな
実際に脳内に浮かんだ光景を上手く文章化する事が出来ず
出来たとしても面白みに欠けるからこそ
他の作品を読んで「こういう書き方があるのか!」と学べるわけで
492:創る名無しに見る名無し
09/10/13 22:16:57 RolWYBrw
>>491
面白いかどうかは自分で決めるもんじゃないとおれは思ってる。
まあその辺どう考えるかは個人の自由だが。
最終的には自分の表現で書けなきゃどうにもなんないからなあ。
493:創る名無しに見る名無し
09/10/13 22:24:19 0YoH3fCO
>>492
自分で面白いと思えんモノを他人に評価してもらおうって発想は創作する側としては駄目だろ
自分は面白いと思ってても読者には面白いと思われない独り善がりのオナニー作品もあるが
商業作品だと「適当に力抜いて書いたら何故か知らんが人気出た」ってパターンや
「自分としてはクソだと思うが、コレが読者ウケするんで嫌々続けてる」ってパターンもあるにはあるが
ああいうのは、元々プロとしての力量があってこそ成り立つ現象だし
素人が「とりあえず出来た!自分では面白いとは思えんけど、とりあえず読んでくれ!」とか
色んな意味で駄目だろ……今後の成長も期待できん創作態度だし
494:創る名無しに見る名無し
09/10/13 22:33:55 RolWYBrw
>>493
言いたい事は理解する。
ただ、最後の二行は、おれはそれほど駄目な態度とは思わないね。
創作するに当たってどう関わるかは人それぞれだし。
もちろんやる以上は向上心持って欲しいと思うけど、
それは相手に強制できない。
どうもスレ違いの話になってしまったな スマン。
一つだけ言うなら、
おれはただ読んで欲しくて書いてるし、書いた以上読んでもらいたくて晒してる。
それでもらう感想は色々だけど、おれ自身はもっと上手くなりたいとは思ってる。
頭に思い浮かんだ書きたい事がほぼ思った通りに書ければ、その作品に対してはとりあえず満足だね。
でもそれで面白くなったからって、プロになれるかどうかは別の話だと思うな。
あれはまた違う要素だと思うよ。
長々とスマン。
495:創る名無しに見る名無し
09/10/13 23:01:02 f6Dyc3wH
個人的に、「頭に思い浮かんだ文章」を書きなぐるだけなら小学生でもできるが
「読み易く理解し易い文章」ってのは、普通は他の作品読んで学ばんと書けんと思う
「ただ小説が書ければいい」「それを誰かに読んでもらえればいい」ってだけならともかく
「もっと上手くなりたいと思ってる」ってんなら、格闘物以外も読むべきなんでないの?
特撮作品って、映像だと凄い迫力だけど、文章にすると酷く薄味になったり
逆に文章が長くなり過ぎてテンポが悪く成りかねないシーンが多いから
「小説向けの特撮的な戦闘シーン」ってのは、色んな作品読んで学んでいかんと
上手くはならんと思うけどな
最終的には自分の表現で書けなきゃとは言っても
読んでる相手に伝わらなければ、自分の”表現”にならない訳だし
496:創る名無しに見る名無し
09/10/13 23:06:36 RolWYBrw
>>495
別に格闘物しか読んでないって言った覚えは無いんだが。
もちろん、この世にあるすべての刊行物を読んでる訳でもないんで、
言われるまでも無く、これからも勉強は必要だと思ってるよ。
自分の表現で書いて、それが読者に伝わってないなら、
それはハッキリ言われますよ。
今までに無かった訳じゃないし。
やけに食いつくなあ。
497:創る名無しに見る名無し
09/10/13 23:16:28 f6Dyc3wH
>>496
>こういうのって、実際に怪人とか出てくる物読んだりしないとわかんないもんなのかな?
コレが、煽り抜きにしても努力してる奴を馬鹿にしてる感のある発言だからな~
こいういう書き込みしてて、実際ちゃんとした作品書けてないんだったら「偉そうなこと言うな」と思うし
面白い作品をちゃんと書けてるんだったら、成績優秀な奴に勉強教わってる時に
「教科書読んでりゃ分らないか?」と素で言われたような苛立ちを覚える訳で
自信溢れる口振りからすると後者っぽいが
498:創る名無しに見る名無し
09/10/13 23:21:34 RolWYBrw
>>497
馬鹿にしてると思われるような表現してしまったのはこちらのミスだから、そこは謝りますよ。
申し訳ありませんでした。
まあその程度の実力しか持ってないって事ですよ。
自分の書いた物が面白いかどうかは、それこそ読んだ人が決める事だから、
ちゃんとした作品、おれは書いてるよなんて事は、おれは言わない。
自分で決める事じゃないからね。