ロボット物SS総合スレat MITEMITE
ロボット物SS総合スレ - 暇つぶし2ch2:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 01:12:31 W94LGBTt
>>1

なんかどんどん創作系の板っぽくなってきたな

3:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 01:19:39 59X7WCTf
前々から、中年間近のやさぐれた男が主人公の
ロボット物の小説書いてみたいと思ってるけど
やっぱり資料がないと難しい…
何かいい資料集みたいなもんはないだろうか

ガンダムの設定まんまパクるわけにもいかんしなぁ…
エンジンとかブースターくらいならまだ理解できるが、
廃熱板とか、なんたらモジュールとか
そういう細かい部分の単語になると頭が混乱してくる

4:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 01:51:36 JAd4BSJ9
なんでもアリのスーパーロボット物か、ドラえもんみたいなご町内ロボット物なら、
そういう細かいメカの仕組みはある程度無視できるんじゃね?

5:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 03:19:27 04u26uW5
パトレイバーの設定資料集が詳しいと聞いたことがある。
読んだことないけど

6:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 05:42:42 EsGuKXVi
>>3
設定とかの細かい部分は大まかな描写が書けてればそう考えなくてもいいと思うぜ
あんまり凝りすぎて物語が進まなくなっても困るしな

スレ立て祝儀って訳じゃないが何か投下してみるぜ

7:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 06:14:08 K3dH/qJ/
ふむ。俺は科学的に説明するのは面倒なので違う方向に逃げた。

8:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 06:26:38 ywkNr0h2
リアルにしようとするとロボット物は大概どこかで無理がでるからな

9:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 16:05:22 EsGuKXVi
>>6だが微妙にロボット物っぽいのが出来たので投下してみる
ただ物語本編というよりエピローグ的なものです

10:白銀の騎士 ◆jj8wkTPAaY
08/08/29 16:07:29 EsGuKXVi
それにしてしてもキレイな朝焼けだ。ふっと力を抜き、旅客機AF-J77のパイロットである田所は目の前の成層圏を見、そう思った
これまで幾度の旅を続けてきたが、いつもこの瞬間―専属の空港へと帰航する時の空は心地よい
朝焼けに広がるオレンジ色の空は、無事に帰ってきた事を祝ってくれているようだ
グッと操縦桿を握りなおしもう一度気を引き締める。ここからが執念場だ。―ふと、田所の目に妙な物が映った
空中に大きな輪の様な物がぼんやりと、口を開ける様に広がっているのだ。一見雲かと思ったがそれも違う
管制塔に連絡を入れてみるか―そう考え田所が通信機を手に取ろうとした瞬間
「な、何だアレは!?」
サブパイロットが驚嘆した様に叫び声を挙げた。田所が慌てて目の前の輪に目を向けた
すると広がった輪が、オレンジ色の線を五本、空中に描き始めた
その五本はまるで生物のようにグネグネと動き出すと、次第に形を成してきた。その様子はまるで―
「魔方陣・・・」
目の前の非現実的な光景に、田所は無意識にそう呟いた。瞬間、形容できぬその輪が、瞬く間に閃光を放った
―このままじゃぶつかる! 閃光の眩しさに目を奪われぬよう細めになりながら、マニュアルに則り田所は緊急処置を行おうとした

だが―事態は思わぬ方向へと向かった。あの眩い閃光が突如として消滅したのだ。それだけではない
不気味な魔方陣を描いていた輪も、閃光と共に姿を消していた。空は先ほど前の静寂さを取り戻していた
何が起こったのだ? 田所の頭は若干呆けていた。まさか疲れから幻覚を見たのか? いや、そんな筈はない
自分はこの道で何十年もの経験を積んできたのだ。今更疲れなどと、新人でもあるまいし。ふと、田所に口元に笑みが浮かんだ
「・・・年かも知れんな。俺も」
帰ったらまずぐっすり寝よう。しかし精神は若いのに肉体が老いるとは残酷な物だな。そう考え心機一転しようとした矢先
「・・・・・・」
田所の笑みが静かに消えていくと同時に、恐々とした感情からか青ざめてきた。さっきまでの魔方陣とは訳が違う
旅客機から数千メートル先に、人の様な形をした何かが、呆然と浮かんでいる
田所の視点からは巨大な「案山子」のように見えるが、旅客機から数1千メートル離れて対峙する「案山子」はこの世の物とは思えない雰囲気をかもし出していた
巨大な黒い球体と灰色の棒によって不気味に露出する両腕と、ピッタリと合わさった両足らしき部位
そしてそれ以外の部位―頭部さえも覆い隠す藁のような何か。すべてのパーツからして異質なのだ。だが田所らに「案山子」を観察している余裕は無い
「案山子」は右腕を何のモーションも無く振り上げると、旅客機の方へと向けた。その動きが何を意味するか―田所は期せずとも理解した

「くっ! このままでは・・・!」
旋回しようにもこれは旅客機だ。素早い動きを行えるよう開発されていない。最悪、空中で身動きが取れずに堕ちる危険性もある
だが目の前の「案山子」は既に攻撃を構えている。つまり万事休すというわけだ。田所は無意識に歯を食いしばる
ここで死ぬのか―訳も分からないまま、何の罪もない乗客を巻き込んで。畜生―
自然に両手に必要以上の力が入る。先ほどから冷汗が止まらない。何もかも無常か。すまない、皆

田所は悔しさと無念さから目を閉じ―その瞬間、「案山子」は吹き飛ばされるようにその場から姿を消した
想定外の事に田所は閉じかけた目を見開いた。頭の方が状況を理解する事に追いつかないが、危機はひとまず去ったという事だ
隣でサブパイロットが激しくなった呼吸を静かに押さえ、張っていた肩を撫で下ろす。慎重に進めるが、「案山子」が襲ってくる様子は無い
しかし・・・田所の中でまだ鬱屈とした物が広がっていた。あの「案山子」が吹き飛ばされる一瞬、別の「何か」が「案山子」に向かって襲い掛かったのだ
いや・・・田所は自分の表現に首をかしげた。アレは襲い掛かるというよりも、身を挺して我々を守ってくれたように見えた
それに、その「何か」は「案山子」のようなおぞましい姿ではなかった。本当に一瞬だったが、まるでその姿は―

「白銀の…・・・騎士・・・・・・」

end

11:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 17:02:05 ywkNr0h2
いいね

12:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 17:07:28 K3dH/qJ/
GJ!
続きか次回作に期待。
ちょっとロボというよりウルトラマンっぽい気もするが。

13:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 18:47:15 IDxpG0Pm
GJ

14:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 19:03:25 EsGuKXVi
>>11-13
レス㌧だぜ。確かにロボット物というより怪獣物だなorzスマソ
ただ単にロボットが書きたかっただけで細かい部分も駄目駄目だし申し訳ない

まぁなんだ、燻ってる人はひとまず書いてみればいいと思うぜ

15:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 19:07:57 EsGuKXVi
すまない、こっちもageてしまった

16:厨二病万歳
08/08/29 19:31:11 ywkNr0h2
1941年12月8日。
この日、大日本帝国はアメリカ軍基地である真珠湾に奇襲攻撃を仕掛けた。
日本海軍が保有する全ての正規空母を用い、米海軍主力艦隊を撃滅せんとするのだ。
次々と空母を飛び立つ飛行機の中に、他とは明らかに違う異様な存在がいた。
零式艦上戦闘機の倍ほどの大きさをもち、プロペラがない。
さらに風防までもがない。これが飛行機だと聞いて、誰がそれを信じるであろうか。
やがて発艦の順番が回ってきた。
それは機体後部から噴射炎をあげ、滑走し飛び立っていく。
空母翔鶴、瑞鶴から三機づつ飛び立っていったそれは、先に飛び立った飛行機を追い抜かし
一旦広く旋回、攻撃隊長からの連絡を待った。
鋭い後退翼がしっかりと風をつかむそれの中で、パイロットの広瀬勝弘(ひろせかつひろ)大尉
は体の底から沸き上がる高揚感と、背に掛かる不安感を上手く 釣り合わせるべく必死だった。
それの他のパイロットも同様である。
なお後退翼とは、先端にゆくにつれ、機体後方に向いている翼のことだ。
ふと頭を巡らし、停泊している米戦艦に目をやる。
この機体には風防がないが、代わりにコックピットを埋め尽くすモニターにより、
外部が見えるようになっている。その為、普通の飛行機より視界が広い。
モニターに映る米戦艦は、敵愾心だけでなく、美しさも感じさせる。
広瀬は、そこに悲しさを覚えた。
何故兵器を美しく作ってしまったのか。何故それを壊さなくてはならないのか。
勿論何故かは知っている。
美しければそれは誇りになり、戦争は敵の誇りを打ち砕かねば、勝利は掴めない。
それがまた悲しいのである。
彼を我に返らせるように、攻撃隊長の淵田中佐から連絡がきた。
トラトラトラ。
奇襲成功を意味するこの電文に、広瀬はすぐさま反応し機体の速度を上げる。
米戦艦直上に来るやいなや、広瀬はスロットル近くのレバーをひく。
するとどうだろう、三角形の印象の強い機体が、変形していくではないか。
四肢が伸びていき、うつ伏せの様な姿勢の飛行機からまるで、いやまさに人型のロボットに
姿を変えたそれの名前は、特式戦闘オートマシン。通称鉄人である。
松戸斎園(まつどさいえん)技士によって作られたそれは彼が軍に無理矢理導入させ、
軍の金を使い完成した物だ。



17:厨二病万歳
08/08/29 19:32:54 ywkNr0h2
ほとんどの者が懐疑的に鉄人を見る中で、とりあえず試験的にと、博打狂の
山本五十六(やまもといそろく)連合艦隊長官が今回の作戦に投入させたのである。
鉄人は次々に米戦艦に飛び乗り、右手に持つ10インチ無反動砲を艦後部に放ち、
左手に持つ3インチ機関砲で更に撃ちかける。
すると貫通して戦艦に浸水していき、どんどん沈んでいく。
六機ともそれに成功した。
すぐに戦艦から跳躍して離れ、無反動砲に再装填し目に入る船に撃つ。
また再装填し撃とうとしたが、艦爆隊が爆撃を初めた為、近くにある砲台を攻撃しに向かう。
艦爆とは艦上爆撃機の略称で、敵に向かって逆落としに急降下し、爆弾を叩きつける飛行機である。

鉄人の弾が射耗した頃、第二次攻撃隊が到着した。
第二次攻撃隊が攻撃を始めたのを見届け、鉄人は帰還した。
それからの戦いにも鉄人は参加し続け、そして敗れた。
しかし広瀬は終戦の日まで闘い、軍神とまで呼ばれるようになる。

18:へなちょこロボット ◆rTnJeRmLss
08/08/29 20:07:46 YsXYCHTL
#1 へなちょこロボット安藤君
「ねえ、君……ロボットでしょ」
「いいえ、自分はアンドロイドですけど」
 夏休み明けに転校してきたのは自称アンドロイドの安藤ロイド君だ。
 背丈は私と同じくらいだから163センチ程、レトロなブリキのロボット人形みたいな外見だ。
 時々、ぴーっ、ががーっと変な音を出したり、歩く時にはうぃーんうぃーんと音がなる。
 ビックリすると目をピカピカ光らせて煙を吐き出したりもする。
 残念な亊に手はドリルじゃない。(アタッチメントでドリルは装備可能だと後で知った)
 まあ、普通ならこんな転校生が来たら驚くだろうけど、私はそんなに驚かなかった。
 だってねらーだもん。2ちゃんのSSスレで突拍子のない超展開のSSで慣れてる。
 クロスなんて良くある亊だし、多分安藤君もロボットの世界からクロスしたのだと思えば問題なし。
 兎に角、私のポジションは驚き役なのは間違いない。決して安藤君がニコッと笑ったらポッとなるハーレム要員ではない筈だ。
 夏休み前に退学になった三郎(スゴいヤンキー)の席がたまたま空いていたからだとしても、そうに決まっている。

「佐藤さん、学校を案内してもらえませんか?自分、早く学校に慣れたいんです」
 成る程、安藤君は未知の世界に順応しようという意志があるらしい。
 テレビアニメの再放送があるけど、DVDに録ってあるから大丈夫だろう。
「別に良いよ。帰宅部でヒマだしね」
「そうなんですか、意外ですね」
「そう?別におかしくないと思うけど」
 他愛のない会話をしながら案内する。
 別に案内する程広い学校じゃないけど、歩いて回るには十分くらいはかかる。
「自分、佐藤さんは文芸部で絵を描く人だと思いました」
「そうかな?」
「はい。美少年が愛し合うのが好きな人だと思ってました」
 安藤君の言う亊はある意味正しい。私は801は嫌いじゃない。
 だけど、図星をつかれるとムカつく。
 殴ってやろうかどうか考えてると、隣にいた筈の安藤君が消えた。
 派手な音を立てながら階段を転がり落ちてる。
「鎌田行進曲?」
 私は先週ようつべで見た映画のワンシーンが頭に浮かんだ。だけど、今はそれどころじゃない。
 一番下まで転がり落ちた安藤君は、わーにんわーにんと変な音を立てている。
 こういう時はどうするか。やっぱり昔のTVよろしく叩けば直るだろう。

19:へなちょこロボット ◆rTnJeRmLss
08/08/29 20:10:07 YsXYCHTL
 たしか、斜め45度の角度でえぐるように叩くべし、だ。素手だと痛いからカバンで思いっきり叩く。
 ぴー、ががー、ぴー、ががー。
 安藤君は煙を吐きながら元に戻った。階段に落ちてから私が叩くまでの記憶がないみたいで安心だ。
 夏コミでお小遣いを使い果たした私には修理代を払う余裕なんてない。
「佐藤さん? 何か変な亊はありました?」
「さあ、無かったと思うけど?」

 まあ、初日だからこのくらいで別れよう。今からならアニメの再放送にも間に合うし。

 そんな訳で話は次回に……続くかな?

―To be continued on the next time.

20:へなちょこロボット ◆rTnJeRmLss
08/08/29 20:11:33 YsXYCHTL
一応ロボット物と言うことで。

21:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 20:21:00 K3dH/qJ/
みんな独特の世界を持ってて面白いなあ。
俺も頑張るわ。

22:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 20:28:41 EsGuKXVi
>>16-17
厨ニ病・・・良いじゃない
こうゆう歴史上にありえたかも知れない兵器ってのは浪漫あるなwしかも可変ロボという
他国もロボを開発して・・・って妄想も浮かぶw
>>18-20
なんかシニカルでシュールだww某小説家を思い出す
ロボット物だからな、自由で良いと思うぜ

やべぇ刺激的だw俺も負けらんねえw

23:へなちょこロボット ◆rTnJeRmLss
08/08/30 12:44:10 btD0qa0m
#2 おたくの佐藤さん

 あくる日の始業前、私は夏コミでゲットした同人誌をニヤニヤと薄気味悪い笑顔を浮かべながら読んでいた。
「佐藤さんはオタクですね」
 安藤君は開口一番朝の挨拶もせずに、いきなり本題いきなりいちゃもんのコンボを仕掛けてきた。
「おはよう、安藤君」
 だけど、私は動じない。2ちゃんで培ったスルースキルは伊達じゃない。
「佐藤さんって地味で真面目な感じですよね。眼鏡に三つ編み、昭和の香りがします」
「うん、この格好は真面目な委員長タイプのコスプレだから。似合ってるでしょ?」
 ぴーっ、ががー。
 安藤君は目を点滅させながら口からカタカタ細長い紙切れを吐き出した。
 多分これはウルトラ警備隊とかでお馴染みのアレだろう。平成生まれの私にはそうとだけしか言えない。
 だけど、このチャンスをオタクとしては放っておけない。
 私は紙を手に取って、読む振りをする。所々にパンチングがあって何か深い意味があるのだろうけど、私はそんなのを読めるほどチートな厨設定はない。
「よし、解った!」
 言うだけ言って私は読書に戻る。何処まで読んだかな、とページをペラペラ捲ると安藤君は煙を吹き出した。
「酷い人ですね、佐藤さんは!」
「ごめんね、安藤君は私の攻略フラグ立ててないからデレがないんだよ。だからツンだけ」
「佐藤さんは人生それで良いんですか!」
「うん。誰かそのうち私のフラグを立てるでしょ。そしたら私はツンデレになるから」
 安藤君は私の言葉に脊椎反応したのか、わーにんわーにんとサイレンを鳴らし始めた。
「佐藤さんのフラグを立てる人間はいないですよ」
「んー、いるよ。ほら、この人カッコいいでしょう」
 私は一番濃ゆいシーンのページを開いて安藤君に突き出した。
「二次元の人じゃないですか!」
「そうだよ。だって私はオタクだもん」
「………………」
 安藤君はもくもくと煙を噴いて黙々と沈黙した。
 BLはロボットよりも強し。名作ロボットシリーズだってBLな時代に相応しい結末。

そんな訳で話は次回に続きます。

―To be continued on the next time.

24:へなちょこロボット ◆rTnJeRmLss
08/08/30 12:51:10 btD0qa0m
微妙な感じだけど投下終了。

25:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 17:49:03 luWWTJ1Y
戦闘のないロボットものもありなのかw

26:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 19:29:16 PYZQH/aW
ありありw総合だろ?w
俺も近々投下してみる

27:へなちょこロボット ◆rTnJeRmLss
08/08/30 19:45:42 btD0qa0m
>>25
やっぱり戦闘するロボット物じゃないとダメかな?

28:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 20:04:07 88LO5bpC
最悪、戦闘の無いパワードスーツもの(災害救助とか)もアリだと思うんだぜ

29:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 20:11:24 WheXWsvU
ロボットならたとえドラえもんからタケルやガンダムまで何でもありだろ、無論一次創作も。

30:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 21:32:36 fWa9i4hI
ガンダムと勇者は個別に立ってるからなー。
勇者っぽいのにしようと思ってたから移るわ。
また遊びに来る。

31:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 21:37:33 fWa9i4hI
あ、エルドランもか。

32:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 22:42:32 PYZQH/aW
白銀の騎士がアレすぎたからまた何か考えてみた
>>19のアンドロイドに感銘。続き物だけど次投下はちょっと分からんоrz
ドゾー

33:幸せな終末 ◆jj8wkTPAaY
08/08/30 22:47:15 PYZQH/aW
「博士」のガレージからいつもの様に菜園用の道具を出して、私はいつもと同じく、「博士」の残した花畑へと向かう
かつて「道路」と呼ばれたコンクリートの道は微妙に沈下していて歩きにくいが、それもいつものことだ
コンクリートの道の両隣には誰も整理していない雑草が生えっぱなしの野原が広がっている。入ると虫が付きそうで入りたくない                                                             
それにしても何故「博士」はこんな田舎に家を構えたのだろうか。もっと都会なら色々実験できたように

そんな他愛も無い事を考えているうちに、「博士」が生前残したお花畑に着いた
私の仕事は「博士」が生前、自らの財産を費やし育てたこのお花畑を管理する事。花を一つでも枯らさない様に
「博士」が私を作り出したのは、このお花畑を自分の代わりに管理させる為・・・と聞いた。その翌日、「博士」は死んでしまった
一応教えてもらった為、自分自身の整備は出来る。まがりなりにも人工知能は伊達じゃない。ただ、だからこそ困った事もある

自分の整備とお花畑の管理以外に、私には行動がセッティングされてない。だからそれ以外何をすれば良いのか分からないのだ
なのでこうやって管理している間、私はしばし哲学的な思考に入る。それすらも「博士」にプログラミングされた範囲でしかないが
と、言う訳で何時もの思考に入る。まずこれまた何時もの事だが、何故博士―いや、人類は全滅したかだ
「人」と言う名の生物が全滅してもう10年は経つ。無論コレは正確な数値ではなく、私の中の演算装置が弾き出した結果だけどね
「人」が全滅した理由は幾つか聞いた事があるけど、どれも正解とは言えない。正解を見つける前に全滅してしまったからだ

自負するわけではないが、私のようなアンドロイドが作り出せるほど世の中は発展した。にも関わらず何故全滅を避けられなかったのか
全滅と言うにはキレイ過ぎるくらいだった。本当に忽然と「人」だけが消えたのだ。私が作られた翌日に
それから私は永遠と変わらずに、このお花畑と「博士」のガレージを行き来した生活を送っている。毎日毎日
にしても・・・私はふとスコップで地面を掘るのを止めて空を仰いだ。気持ちの良い位澄んだ青空だ。何故こうも空は澄んでいるのか
私の暇と言う名の苦労を何も知らずに。少しは悩んでみろ。おっと、雨は止めてくれ錆びるから

と、気配を感じ私はスコップを掲げた。時折、小動物が闖入して花畑を荒らすことがあるからだ。
無論威嚇するだけで逃げて行くから良いけど
だが今日の闖入者は何時もとは違った。ガサガサと周りの雑草からのっそりとそれは私の前に姿を現した
「・・・君は作業型ロボットか? どうしてこんな所に?」
意外な闖入者の正体は、かつて私よりずっと前に作られた農作業サポートを用途としたロボット、1NE-KAだった
トラクターを思わせる無骨な外見と、黄と黒のカラー、それに両目を思わせる大きな愛らしい? ライトと・・・・・・

34:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 22:49:15 LcVFUxle
sienn

35:幸せな終末 ◆jj8wkTPAaY
08/08/30 22:49:22 PYZQH/aW
ずっと昔だが博士に聞いた話だが―私のようなアンドロイドが開発され、大量生産され始めた日
1NEの様な一つの用途にしか使えないロボットは次々と破棄されていった
なぜ破棄されたかは考えなくとも分かる。自慢ではないが命令されれば全てをこなせるアンドロイドに比べて・・・
1NEは農作業しか出来ないからだ
1NEだけではない。「ロボット」と呼ばれる物はアンドロイドの台頭と共に姿を消していった。おそらく人間の手によって
そして・・・その人間達も突如として姿を消した。世界中かは分からないが、少なくとも「博士」はそう言った。人類は全滅したと
だから今の日本に居るのは、人間以外の生物と、私や1NEの様に人類に作られた「メカ」だけだろう

思考が脇に逸れたが話を戻そう。私は目の前の1NEに視線を向けた。見るかぎり老朽化や故障部位は無さそうだ
・・・待て、それはおかしい。1NEは私が作られる数年前から生産停止にされていると聞いた
つまり今目の前に居る1NEは全く使用された事が無い事になる
だがそれもまたおかしい。何故なら「人」は全滅したのだから。1NEを起動させる事など無理だ。どう考えても
自然とスコップを持つ手に力が入る。私は想定外の事に柔軟に対応できるほどの思考は持ち合わせていない
取りあえず意思疎通が出来るかどうかを試そう。確か・・・私は両目を数回、1NEに向かって点滅させた

旧式と言うと失礼だが、 1NEの様に昔の世代のロボットは「人」やアンドロイドみたいに音声による通信は出来ない
光の点滅で使用者や同式と通信しあう。「人」でいうモーリス信号と例えれば分かりやすいか。では早速
私は数回に分けて両目を点滅した。内容は
「ドウヤッテ ココマデ キタ? イッタイ ドコカラ?」

数分経ち、1NEは微動だにせずライトを点滅し、私に返答した。何々・・・
「キヅケバ ココニ キテイタ ナニモ ワカラナイ」
……私はしばし思考を止めた。そんな馬鹿な。自分がどう起動したか覚えて無いなんて
私は再度、両目を点滅させて1NEに問いただした
「モウイチド キク ダレガ キミヲ キドウサセタ? ソシテ ドウヤッテ ココマデ キタ?」

その時だ、1NEの背後に、全く気づかぬ間に何者かが立っていた。が・・・太陽の逆行のせいか、よく顔が見えない
・・・目の点滅を止めればいいのか。スイッチを止め、私は1NEの背後に立つ人物に焦点を合わせた
するとその人物は、どこか爽やかな言い方で言った
「君は・・・」

第一話 終

36:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/30 23:37:44 PYZQH/aW
>>23
安藤君カワイソス
いつか報われると良いなw続き待ってるぜ
>>34
支援ども
短くてスマン

37:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/31 20:41:01 K/VCQHgv
昨日の「幸せな週末」の続きです
どうも展開に詰まってきたww気軽に突っ込んでくれw

38:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/31 20:44:57 O/YG2tGQ
支援

39:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/31 20:49:21 J2kcBWGw


40:幸せな終末 ◆jj8wkTPAaY
08/08/31 20:50:54 K/VCQHgv
1NEの背後にいる誰かに、私はしっかりと向きあう。向き合うと言うか視線を合わせるというか
外見はと言うと、先ほどの台詞から予想できる通り、好青年と言った感じだ。清潔感溢れる黒髪に、整った目立ち
それにすらりと伸びた手足。上に淡い黒色のラフなYシャツにジーンズを穿いている。恐らく…いや、推測しなくともアンドロイドだろう
私に対して声を掛けたまま、その青年型のアンドロイドは微動だにしない。ずっと目が合わしているだけで

目を合わせ互いに警戒(私は少なくとも警戒している)し続けて数分が経った。と、青年型がふと1NEのタンク部分、上部に手を触れた
1NEは青年型に対して特に反応を示さない。と言う事は1NEを作動させたのはこの青年型…なのか?
しかし今日は妙な日だ。数十年振りに小動物以外の存在に会ったと思ったら、廃棄されたはずのロボットに私と同じアンドロイドとは
…で、何が目的でこのお花畑に彼らはやって来たのだろうか。まさか「博士」が昔作り出したロボットが何十年の時を経て墓参りに来たのか
すると青年型はゆっくりと、私の反応を伺うように口を開けた

「君は……いや、言いなおすよ。君が彼の言っていたアンドロイドか」
彼? 「博士」の事なのだろうか。だとしたらやはり彼らは「博士」の知り合いか。直接か間接的な関係は知らないが
ここはまだ反応するべきじゃないな。私は頷きも返事もせず青年型の返答にじっと耳を傾けた
青年型は私の様子に小さく首を傾けると、話を続けた

「それにしてもよくここまで咲き誇った物だね。彼の遺産にしては美しい物だ」
首を動かさず視線だけを周りに移しながら、青年型がそう言った。嬉しいは嬉しいのだか素直に喜べない
青年型が自己紹介してくれないと私としては心を許せない。機械なのに心と言うのも可笑しな表現だが
そうだ、彼が自ら明かさないのなら私から聞けばいい話だ。それなら私自身の警戒心を解かねば

構えていたスコップをその場に置き、私は両手を腰に合わせた
そして見つめっぱなしだった視線を若干ずらす。疲れるのだ、妙に。さて…どう切り出そうか
「…嬉しいよ。貴方が褒めてくれてさぞ「博士」も嬉しいでしょうね。それでさっきから聞きたかったんだけど」
私がそう切り出した瞬間、若干青年型の表情が曇る。やはり普通の用事じゃないか。それはそれで…悪いな、やはり

「貴方とその1NEは、一体どちらから来たのかしら? いえ、先に聞きたい事は一つ。貴方のお名前は?」
私にしては思い切った決断だ。そして数十年ここで暮らしてきたが、ここまで喋ったのは初めてだ
製造されて数十年、会話機能は備わっているのに「博士」と会話する事が無かったからである。亡くなってしまったし
製造された日の自己管理とお花畑の管理の説明時の「はい」と「分かりました」以来だ。というかこれは会話ではないだろう

これまた場は沈黙する。私がいけないのだろうか。もう少し丁寧な聞き方の方が良かったのかもしれない
初めてまともに会話機能を使ったから許して欲しい。と言っても苦笑されるだろうけど。ふと、柔らかな風が私達の前に吹く
不思議な緊張感が場を制している…気がする。結構時間が経っている気がするから早く答えてもらいた

「…やはり消されているんですね。彼の名を」
…何だって? 思わず口が出そうになったのを、彼は無理やり制し話を進めた

「今の君は彼の事を「博士」と呼んでいるだろう? …と説明しても君自身理解できないか
 着いてきたまえ。真実を教えてあげよう。…この会話も何度目だろうな」
青年型がそう言い放ち、踵を返した。一緒に1NEもくるくると方向転換をして青年型へとトコトコ付いていく
実際には出ていないが、今の私の頭には黙々と煙が出ている。真実? 何度目? 本当にどういうことだろう?

って…ちょっと待ってくれ! そんな訳もわからない事ばかり告げられても困るし、こちらの事情も考えてくれ
数分考えた挙句…私は花畑を抜け、どこかに向かい、背中が小さくなっていく彼らを追いかける事にした

第二話 end

41:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/31 20:53:50 O/YG2tGQ
おわり?

42:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/31 21:02:24 K/VCQHgv
>>39>>40>>41
ども、毎回尻切れトンボですまない
あと2~3話で〆るつもり。今更だけどロボット要素があんま・・・

43:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/31 21:04:56 O/YG2tGQ
まだまだどうなるかわかんないね
でも文章は読みやすくていいよー
続きに期待!

44:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/01 17:37:06 +G9BZvJp
テンション高くなったんで投下。スパロボの二次小説……予定。
さわりだから2レスしかないのは勘弁な!

45:SRWOG out runner
08/09/01 17:38:01 +G9BZvJp
ここは、虚空の彼方。極寒と深淵だけが支配し、人の阻む黒き世界、すなわち宇宙。
本来どこまでも黒く冷える無間の空間が、青き星を背に何百という閃光に照らされている。

「これが……この世の終わりなのか?」

宇宙を翔ける―真紅の流れ星。人型機動兵器。
コクピットブロックを守るため張り出した胸。白い猛禽類によく似た展開式の翼。細身の体に似合わぬ長大で無骨なライフル。
宇宙を疾る赤い色のマシン―PTX-016L ビルドファルケン。 ヒュッケバインシリーズのHフレームを使った完全砲撃戦型で
ありながら高速戦闘を可能とした高性能パーソナル・トルーパー。のちに、『修羅戦争』でヒリュウ・ハガネ隊に引き渡されるそれである。
だが今は『修羅戦争』ではない。時は今……インスペクターとの決戦の最中。

赤い体が深緑色のスラスターに押され、ぐんぐん加速していく。
地上に比べればGの軽い宇宙でありながら、シートベルトが体に酷く食い込む。ビルドファルケンの機動性の高さの証明だが、
つい最近まで、量産型ヒュッケバインシリーズに乗っていた人間にこれは堪えた。

目の前に現れた虫型偵察機―インスペクターのメガロードの群。
即座に反応し、トリガーキーに指をかける。我彼距離がAIで自動測定され、最低の距離を表示/ターゲットロック/トリガーを引くタイミングの指示。
3つが同時に表示される。脳が処理するより速く、咄嗟に引き金を引く。偶然だが最適なタイミング。
ビルドファルケンが設定されている射撃用のモーション・パターンに従い迅速に銃を構え/発射。メギロード4機に正確に着弾し、無重力空間に砕けたデブリを撒き散らす。

しかし、次の瞬間には目の前に現れる敵(てき)、的(てき)、敵(てき)、的(てき)……
インスペクターのメギロード、鹵獲されたヒュッケバイン、戦闘機ランゼン。謎の未確認生態兵器群、アインストのボーン、グラス、アーマー。
無限に無限に現れ、お互い食い合うように滅ぼしあう。

連邦軍最後の意地をかけた、残存部隊によるヒリュウ・ハガネ隊のホワイトスター特攻作戦の支援。
本部消滅や世界規模の攻撃の前に事実上総崩れであった連邦主導ではなく、月でも意地を見せたノイエDC側から持ちかけられたこの作戦。
ノイエDC残党軍+ここに判断し協力を決めた連邦軍残存部隊+最後の最後で月を取り戻し、兵器をロールアウトしたマオ・インダストリーの意地。

ヒリュウ・ハガネ隊も、自分たちの存在に気付かないだろう。表向き、連邦は自分たちの行動を握り潰すだろう。
それでも、戦うために集った戦士たち。

46:SRWOG out runner
08/09/01 17:38:48 +G9BZvJp

それが―また少し、また少し宇宙へと消えていく。
戦いは、ホワイトスター外周部。内部に侵入したヒリュウ・ハガネ隊に攻撃を集中させぬため、そして脱出のため、突入口を塞ぎひたすら周辺宙域を死守する。
退路などもとよりない。知っていたはずだが、それでも目の前まで圧倒的な恐怖が押し寄せる。

異形の化け物と、ココロなき殺人人形を、延々と破壊し続ける。

「行け! S・BS!」

腰のハンガーにオクスタン・ライフルをかけ、左右腰部から2本の高出力ビーム・ソード〈ロシュセイヴァー〉を抜き放つ。
改修されたBMセレクトで追加されたプログラム、シングルバードストライクモード起動。翼4つの翼が上下に展開し、まるで8本翼の天使にシルエットが変わる。

「うおおおおおおああああああああッッ!」

コーティングされたウィングと両手に持った長剣、そのどちらもが明緑色に輝き敵を切り裂く刃となる。
先ほどを超える超高速で飛行。翼に触れた骨の化け物が、量産型ヒュッケバインが、植物の塊が両断された。
手に持つロシュセイバーに触れた戦闘機が、メギロードが、外見だけの鎧が横薙ぎに切り飛ばされた。

足を止めることが恐ろしかった。
見方の減りと共に、自分へ迫る敵は増えていく。一度足を止めれば、その物量という名の濁流に飲み込まれる気がした。

骨がきしむ。筋が突っ張りすぎて痛い。脳が沸騰する。けど、足を止められない。
後ろに何かいるのに、振り向けない感覚によく似ていた。




47:SRWOG out runner
08/09/01 17:39:43 +G9BZvJp
とりあえずここまで。
ネカフェなんで、時間一杯書いてもここまでだった……半端ですいません。家帰ってから続き書いて投下します。

48:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/01 21:05:41 v37k7jHY
>>47
GJ!
いいなー、歴史の闇に埋もれた名も無き兵士の話って大好物
続きを期待させてもらっても構いませんね!

49:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/02 00:22:50 7R/HnCUB
OGのサイドストーリーか
いいね

50:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/02 06:01:28 GC39xpg4
ども。「幸せな週末」を書いている阿呆です
ちょっと事情があって忙しくなってしまったので、書き留めていた物を一気に書きます
と同時にタイトルも変更しますw名前と物語が一致しないので
ではドゾ↓

51:「意味」前半
08/09/02 06:19:22 GC39xpg4
結局彼らに逆らうわけにもいかず、私はとぼとぼと彼らの後を追うことにした
背の丈まで伸びた雑草の道は非常に歩きにくくめんどうくさい
まったく彼らの素性を知らずについていく私も阿呆なのだが……それ以上に
それ以上に純粋な好奇心が、今の私を突き動かしていた

今までの生活の転機になるかもしれない。花畑とガレージを行き来する、変わらない日常を
だが私はそういう希望を抱く反面、どこか妙な不安を抱いた。本当に変わって良いのだろうか
こんな日常でも、何か意味があるのではないか―と
気がつくと1NEと青年型の姿が消えていた。そして私の目の前には―
「博士」のガレージが門を構えていた。……あぁ、残念

やはりこの日常は変わる事はないか。何が転機だ、馬鹿馬鹿しい
私は吐けないため息を吐くようなつもりで、ガレージに向かお…ん?
いや、待て。彼らは一体何なんだ? 何の為に私の前に現れた?
熱で浮かれてた為に見た夢か? 否、私は機械だ。夢なんて見れるはずが―

ふと、一番思いつきたくない事が思い浮かぶ。まさか……故障でもしているのか?私は
自分の整備に対して手を抜いた事など断じてない。断じて無いのに
が…気づけば私はその場に蹲っていた。蹲るという動作は知っていたが―なぜこんな行動をしているのか
私にはまったく理解できない。いや、理解したくない。だが―私の意志とは無関係に
私の視界は薄暗くなっていく。やがて為すすべなく。視界はプッツリと閉じた

52:「意味」前半4/2 ◆WjyALmFjQw
08/09/02 06:31:40 GC39xpg4
言語機能が次第に麻痺していく感覚に、私は今まで抱いたことの無い不安を抱いた
これが―恐怖感というものか。知っていた。存在は知っていたがこれほど気持ち悪いものだったとは
いやだ、いやだ。なんともいえない不快感が私の全身を覆う。もう身動きも取れない
「博士」、なぜ貴方は―感情なんて機能を私に組み込んだのか

これほど苦しく、つらく、悲しいものだったなんて―
消えていく一抹の心細さの中で、私はふと思い出す
「博士」と呼ぶ私の製造者である男の名を―私は知らない

……
「聞こえるかい?」
……どなた?
「君に声をかけた、男のアンドロイドだよ」
青年型……でいいのかしら?
「そう。けれどその呼ばれ方は少し……」
ごめんなさい、そう呼ぶ以外になんて呼べばいいのかわからないの
…それで、今の私は一体どうなってるの
「心配は要らないさ。機能を停止させた訳じゃない
 ただ、今の君の身柄は僕が預かっている。「彼」に悟られないようにね」

さっきから聞きたかったんだけど、あなたの言っている「彼」って人は―
「博士」と同一人物と考えていいのよね?

53:「意味」前半4/3 ◆WjyALmFjQw
08/09/02 06:52:07 GC39xpg4
「そうだ。君を作り出し、君にプログラムを植え付け―
 君に人類の全滅を教えた、ね」
―そう。としか私は返事できない。どっちにしろそうする以外無い
「驚かないんだ。まぁ当たり前か。で、君はどう思う?」
どう思うとはどういう意味?

「だから、「彼」が人類が全滅した理由について語らなかった事さ。不審だと思わないかい?」
そんな事言われても、「博士」は私がそれを聞く前に亡くなってしまったし
…けれど知りたいわね。貴方が人類が全滅した理由を知っているなら
「本当に知りたいのかい?」
ええ。出来るなら

「……その前に君に聞いておきたい事がある。君はどこまで「彼」を信頼している?」
え? 孤を突くような質問に、思わず私は首を傾げた。信頼って?
「だから、君はどこまで「彼」の言うことを信じているかって事さ
 「彼」の言うとおり、人類は全滅し、1NEのようなロボットは駆逐された
  けど、君はその様子を実際に目にしたことはあるか? 人類がロボットを駆逐し、人類が忽然と消える様子を」

思わず思考が詰まる。確かに青年型が言うように、私は「博士」から聞かされただけで、実際にその現場に立ち会った事は無い
けど―それでどうしろと? 「彼」、いいえ、「博士」の言動をすべて信じた私に
「…それが全滅の理由さ。人類の」

54:「意味」前半4/4 ◆WjyALmFjQw
08/09/02 07:14:58 GC39xpg4
「「彼」は全世界の―1NEの様なロボットにコンピューターウイルスを流し込んだんだ
 それは自分達が人類から必要とされなくなる、不信感を抱く様な、ね」
……それと人類の全滅と、どう関係が?
「分からないかい? ロボット達はそう思い込まされる事によって、人々に反乱を企てた
 人類はそれをどうしたか、無論自己防衛の為に戦ったさ。けど、ロボット達はもう人類の予想の範疇を遥かに超えていた」
……もういい
「人類がロボット達によって滅ぼされるのは目に見えていた。さて、人類を滅ぼしたロボットはその後どうなったか」
……やめて
「滅ぼす目標が居なくなったロボット達は、今度は誰が地球を治めるか決める事にした
 俗に言う権力闘争さ。けれど、一度箍の外れた連中は……」
もういい! やめて!
私は思わずはっとする。初めてだ。これほどまでに私は感情を露にしたのは

「…すまない。まず話を整理しよう。まず人類が全滅する要因を作ったのは、君が呼ぶ「彼」、つまり「博士」の事だ
 そして君は、「彼」に数十年前に作られた女性型のアンドロイドだ。ここまでは良いね?」
理解したわ。……待って。一つだけ疑問があるの。いいかな?
「構わないよ。なんだい?」
その人類全滅と、その要因を作った「博士」に作られ、花畑を管理するよう言われた私に何の関係が?
「それは君が知る意味は無い。そう…知る意味は」

瞬間、バチリと電工ケーブルが切れる様な太い音がして―またも私の意識は途絶えた
だが一つだけわかった事がある。このままでは―私の身が危ない

55: ◆WjyALmFjQw
08/09/02 07:19:25 GC39xpg4
と…前半は終わりです。ちょっと事情があって後編(最終回)は後日書きます
突然のスレ消費、申し訳ありません

56:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/04 04:26:51 9N9Qvya6
なんか世界が壮大になってきたー

57:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/04 12:52:17 /PtIBMOa
権力闘争ってやるせないねぇ。人間が創ったものは人間に似るのかな。
ロボならではの動きを想像してみるのも面白いかもしれんがな。

58:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/04 22:30:39 63NSWiGc
>>56
実はそれほど壮大でも無かったりw
けっこうションボリ…かもorz
>>57
色々と裏があったりします。ロボの動きと言っても難しいっすねw
なかなか…

という訳で「意味」の中篇、今日中に投下します
目欄はageときます

59:「意味」中篇 ◆2SzkmmWyN.
08/09/04 23:14:00 63NSWiGc
さて、突然で難だが物語の語り部は彼女から僕になる。僕が何者かは後々分かるよ
それでだ、青年型に誘拐された彼女は何者なのか、そして青年型の正体とは……
とそんな微妙な伏線を、人類が全滅した過程と共に明かしておこう。おっと、心配は要らない。見せ場はちゃんと彼女に託そう
さぁて、では彼女と青年型が語る「彼」いわゆる「博士」と呼ばれる人物について語っておこうか
彼の名は……おっと何だったかな。僕も忘れ草が付いてて困る。……いかん、本気で思い出せない

そうだ、先に青年型が語っていた人類とロボットの衰退と戦争、そして滅亡の歴史について語ろう
まず人類が初めてロボットを開発した…は凄く長くなっちゃうので残念ながら省略。またの機会に
彼女が回想していた1NE系統が、本格的に生産ラインに乗って、人々が日常的に酷……ではなく共に生活していた時代だ
そんな日、「博士」及び「彼」……今後は「博士」と呼ぶ事にするが、「博士」が世界的な学会に自らの研究成果を発表した
今までの1NE型とは根本的に違う外見に、太陽光etcエコロジックなエネルギーを使用した事で、内外共に今までのロボット業界に新たな風を吹き込むロボット

分かるね? アンドロイドだ。「博士」の研究はいち早く世界で注目され、あれよあれよという間に世界中に広まった
しかし皆が皆、アンドロイドの台頭に賛成だった訳じゃない。1NEの開発者や、1NEについて携わっている人々はこの風潮には些か不満だったんだ
何たって自分達の生活を脅かされる事態だしね。だが哀しいかな、彼らの主張は「少数派」として次第に放逐されていった。酷い話だけどね
その内、多数派というか、アンドロイド至上主義の様な人たちが1NEとその系統を廃棄しようという運動を起こした

悲劇はそこからだ。その団体でもっとも力を持つ者―いわば先導者が、「博士」を同胞を使って拉致したんだ。理由はこれまた最低
1NEを初めとするアンドロイド以外のロボットに対し、悪性のコンピューターウイルスを散分させる為だ。凄いね、どんな結果になるか分かりきってるのに
もちろん「博士」はその要求を突っ撥ねた。だが……「博士」はその首謀者の正体に愕然とした。まさか自分の

おっと、悪いけどちょっとした事情が出来た。僕は本来の姿に戻ろう
さて、この後彼女がどんな運命を辿るのか……しっかり見届けてくれ

60:「意味」中篇 ◆2SzkmmWyN.
08/09/04 23:35:47 63NSWiGc
ん……蛍光……灯? ココは……ふっと、全身の力が抜けているようだ。まったく動ける気がしない
と、状況確認したほうがいいかな。さっきまで私は……そうだ、突然目の前が真っ暗になって、その場に倒れたんだ
それで視界が戻らないまま、あのアンドロイドと、青年型と妙な問答を交わした。「博士」についての
あのときの会話は殆ど私の本音だ。そしてあのむき出しの感情も。何故だか私はあの青年型の話に怒りを抱いた
まるで口調が他人事のように感じた。私でさえ嗚咽を吐く(吐けないけど)内容なのに

って冷静に振り返っている場合じゃない。私は首を動かし、自らの状態を見計らう
ふと、ひんやりと冷たい感触が背中を走る。今の私は寝かされている様だ。どうやったかは知らないが首以外全く身動きできない
視線だけ周りに移すと、左右に大きな機械……冷蔵庫くらいと表現すればいいのかな? そうゆう機械が2,3台並んでいる
にしてもさっきからどうも気持ち悪い。オイルの匂いやらなんやらで、形容できない冷めた匂いに、私の嗅覚は拒否感を示しているのだ

それと、自分の体を覗き見る。……全裸だ。いつの前に服が剥ぎ取られたのだろう。恐らく青年型の仕業だ
人を裸に剥くだけではなく、ベットに括りつけるなんて姿見に反して、あの男は酷く性格が悪いらしい
しかし本当に身動きが取れないな……こんな今年といて、ただで済ませる訳にはいかないだろう。少なくとも女性型のプライドとして
けれど、数十年間一人である私に協力者など正直な所、いない。小動物達と仲良くできるほど私は優しくないし

そういや私を括りつけているコレはベットと言うより巨大な鉄板の様な気がする。……焼かれるのか? 私など焼いても旨くも何とも
いや、あの男の事だ、もっとえげつない事を企んでいるのかもしれない。というか…どうにかこの場から脱出しない事には何も進まない
そして、あの青年型と1NEが何者かを知るまで、私は朽ちる訳にはいかない。「博士」について聞く事もある
だが無常にも幾らジタバタ足掻こうとも、見えない鎖が私を縛り続けている。あぁ、悔しい

その時だ、前方に見覚えのある物体が視界に見えた。あのライトのような目に、コロコロとした……君は青年型と一緒にいた1NEじゃないか
丁度良かった……と言っても君に何か出来るとは失礼だが思えないな。けれど何か手助けしてくれるなら大歓迎だ、と
私の足元に1NEは止まった。そして目であるライトを何度か点滅させた。ふむ……
「アナタヲ ヨンデイル ジブンニ ツイテ キテ クダサイ」
なるほど…私を呼ぶその人物はおそらく悪趣味な青年型だろう、全くあの禅門答といいこの仕打ちといい、あの男は私に恨みでもあるのか
いや……むしろ私を作り出した「博士」にか。「博士」と青年型がどんな関係なのか、私は色々な意味で好奇心を煽られた

61:「意味」中篇 ◆2SzkmmWyN.
08/09/04 23:36:44 63NSWiGc
1NEが足元から私の左脇まで移動した。瞬間、今まで私を押さえつけていた鎖が突如として消滅し、四肢が自由になった
急いで腰を上げる。どこからかひゅうと風が吹き、微かな寒さに小さく震えた。あらためて私が今いる場所を観察してみる
周辺に無機質な機械類が並んでいる。だが整備されている様子も無く、どこか雑多なイメージだ。一体この部屋で何をしていたのだろう
てか今の私は裸なんだか……と呆然としていると、1NEがどこから出したか大きな布切れを、私の目の前にどさっと置いた
服じゃなくて布切れ……まぁこの際贅沢は言ってられない。急いで布切れを纏い、台から降りた

台でも鉄板でもない……透明かつ巨大なアクリル板のような板の下に、大きな電球型の機械が設置されている
下に潜りそれに触れると、ピシッと静電気のようなものが私の指を走った。これは……磁場だ。それも非常に強力な
私の中にある電磁を含む物質を利用して、ここに押さえつけてたって事か……道理で何も無いのに動けないわけだ
ここまでやる事なす事陰険だと本気であの男に怒りを感じる。一度くらい言い負かさないと、私の感情も収まらない
と、1NEの後ろをとぼとぼと歩きながら、私は決意した

歩けども歩けども殺風景な廊下が続く。証明が薄暗く、たまに1NEを見失い。と言っても道は真っ直ぐなので迷う事は無いが
それにしても本当にココは何処なのだろう。まず「博士」の家ではない事は確かだ。そして私が今まで来た事の無い場所である事も
と、次第に数メートル先に眩い光が見えてきた。出口だ。自然に足が速まる。前方の1NEに追いつかないようにだが
段々と光が近づいてきて、私は目を細めた。1NEの姿が光の中に消える。慌てて私は走り出した。ここ……は?

「ようこそ、イヴ。我々アンドロイドの世界へ」

青年型の大声が、反射するように私の聴覚を刺激した。一瞬私は耳を押さえかけた
細くしていた目をゆっくりと開ける。そこには巨大な、ホントに巨大な液晶モニターが吊り下げられていた
そしてその周りに悪趣味な金色の装飾が、壁やモニター周辺に敷き詰められている
真正面を向くと、黒いコートに身をやつした複数の人物が、白いイスに座った一人の男を中心に扇形に並んでいた。意味が分からない

「やっとあの男からの呪縛から解かれたんだ。もう少し喜んだらどうだ?」
中央の白いイスに座った―他の連中と同じく、黒コートを着た忌まわしき変態青年型男が、俯きながらも視線だけを私に向けてそう言った
どことなく・・…・いや、完全にナルシズムだ。隠そうにも隠せられない気持ち悪さが滲み出ている
何なんだろうこの人達……確かに私はいつもの日常から脱したいとはつくづく思っていたが、こんな非日常は全く望んでいない

私がオドオドとしていると、追い越していた1NEがトコトコと、青年型の元へと向かっていた
同時に青年型が立ち上がり―次の瞬間、1NEを思いっきり蹴りつけた。蹴られた1NEが派手な音を立てて横転する
「なっ! 何て事をするんだ!」
私は反射的に1NEの所まで駆け寄りしゃがんだ。軽く火花が散っていて、凄く痛々しい

「良いんだよ、コイツは。むしろここまで生かしておいた事に感謝してもらいたいね。あ、喋れないか、お前」
青年型の癪に障る嫌味が、私の耳に入る。周りの連中も含み笑いしている
もう駄目だ、私の怒りも頂点に達している。この男も周りの連中も・・・許しえない

私はその場に立ち上がり、青年型に向き合った。最初に会った時の表情とは完全に違い、サディスティックが前面に出ている
「そう睨みつけるな、イヴ。俺達は―この地球で最初の支配者になるんだ」
……はぁ。思いっきり平手打ちしたくなったが、青年型のその発言に、私は思わず方の力が抜けた
気づくと警戒しているのか、周りの黒コート達が私を囲っている。が、青年型がさっと手をかざすと、その場に直立した

「俺もいきなりすぎたよ、それは謝る。だがもう時間が無いんだ
 地球環境は悪化し続けているし、未だに南極の氷は解け続けている。どれもこれも人間が悪いんだ。―と言っても全滅してしまったけどね」
そう言うと、青年型は豪快に笑った。ひたすら不愉快。だがそれ以上に1NEが動かないのが私には心配だった
動いてくれ、どんな信号でも良い。私に反応し……ん? 淡く、微かな光が、1NEのライトから見える。点滅しているのか……?

「さて、それでは計画を始めようとするか。次なる世界の幕開けの為にな」
青年型が人知れずそう呟くと、後ろでブオンと、鈍く光る音がした。私は振り返ると―なぜか「博士」の花畑が映し出されていた

「どういう……事なの?」




62:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/05 04:21:02 cWR+c9Gs
アンドロイドが人間にしかみえねぇw
人間を滅ぼしたのに人間そのものになってしまうとはねー

63:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/05 11:47:11 fVcLd4mc
知性を持つロボットが、結局人間と同じことを繰り返す

20年前にF先生も描いたことさ

64:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 00:26:28 nRvuePnf
>>62-63
自分で読み返してみてロボットの恐さとか表現できてないな…とw
やっぱ使い古された題材って難しいですね
と、言うわけで「意味」の最終章を投下します
かなり長くなったので、1部と2部に分け、2部は明日ということで

65:「意味」終編・1部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 00:28:27 nRvuePnf
―と、まずい事になったね。ここまで彼が真理にたどり着くなんて。それに彼女もこのままじゃあ為す術も無い
ん? あぁ、失礼。先ほど、ロボットと人の歴史について語った者だ。ちょっとした事情で一回引っ込んでしまいすまない
さて、何処まで話したかな? そうそう、「博士」が過激派のリーダーに脅迫された所だね。それで「博士」はどうしたかと言うと……
流したんだ。その凶悪なウイルスをね。堪え切れなかったんだ。目の前で、「博士」の親族が、無関係の人間が殺されていくのを
連中はこの時点でただのアンチ団体の枠を超していたんだ。アンドロイドによる、アンドロイドの為の社会を―それが連中の唯一つの願い

そしてそのリーダーが、今の彼女の前に立ちふさがる「博士」が始めて開発したアンドロイド―いわば初号、FN-00AJK1、アダムだ
アダムは驚くべき事に反1NE派の人間達を扇動し、同じアンドロイド達にも、人間達に反抗しようと吹き込んだ。そう、1NEに使ったウイルスを使ってね
世界がロボットと人間達の戦争によって火畑になるのも時間の問題だった。いや、あっという間だったね。本当にあっけないくらい、人は―
その混乱の中、未曾有の混乱の首謀者として、「博士」は人からも、ロボットからも、もちろんアンドロイド達にも追われる様になった
長い長い逃亡生活の果てに、心身ともに衰弱した博士は、ある国のある地域のある屋敷に住む老人に出会った。その老人は、「博士」にこう頼んだ

自分はもうすぐ死の床に着く。君の腕前を見込んで、ある交換条件を申したい
―私の娘のアンドロイドを作ってくれ。もし作ってくれたら、君にこの屋敷と、私が手入れしている花畑を譲ろう
「博士」はそれを快く承知した。どんな職業かは知らないけど、かなりの大富豪であったその老人の手際もあって、一週間も経たずに依頼のアンドロイドは完成した
そのアンドロイドの名は―イヴ。そう、今絶体絶命の危機にいる、あの彼女の名だ。アダムの呼び名は決して比喩ではなかったんだ
話を戻そう。老人は「博士」の作り出したイヴの出来に涙を浮かべるほど喜んだ。そして老人は屋敷のほかに、「博士」に自らの資産を託そうとした

だが、意外な事に「博士」はそれを拒否した。その代わりに一つ、老人に条件を足した
それは花畑の地中にある物を埋めたいと言う事と、イヴに花畑の管理と自分の整備方法を教えて欲しい。その際の貴方の呼ばれ方は、「博士」でと
老人は首を傾げながらも、どちらの条件も承諾した。老人が「博士」としてがイヴに様々な事―もちろん人類の行く末も話している間
でだ、そのあと「博士」はどうしたかと言うと、傍らの1NEに自らの人格を模した人工知能を備え付け、来るべき時までに作動しないようにした

もうお分かりかな、僕の正体が。ただ、事情があって僕自身表に出る事は出来ないんだ。けど、もうすぐ僕が僕自身として出てくる必要がある
その為には、彼女の行動に掛けるしかない。奇跡が起こる事を……

66:「意味」終編・1部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 00:29:55 nRvuePnf
モニターには、「博士」が手入れし、私が管理していた花畑が映し出されている。自然に私の視線はモニターを凝視していた
1NEはぼんやりとライトを光らせたが、そのままうっすらと光を消して動かなくなった。……嘘だろ、このまま……このまま壊れるなんて
どうして……どうして君はこんな事が平然と行えるんだ。怒りを通り越し、悲しみが私の胸を伝う
「何だ? そう怒るなよ。コイツは屋敷の中で埃を被っていた所を、俺が助けてやったんだ
 ロボットには何の感情も沸かんが、雑用程度には仕えると思ってな。俺って優しいだろ?」
「だから……だからって暴力を振るっていいのか? 私には……私には理解できない、したくもない」

切実だった。目の前で弱き存在が虐げられるのは堪えられない。だが―無力だ。私一人では
瞬間、青年型の手下が私の後ろに回りこむと、鮮やかな手口で、1NEを見取っていた私の手首を掴んで私を地面に押さえつけた
はらりと布切れが取れて、上半身があらわになる。こんな連中に私の体を見られると考えると頭の中がおかしくなりそうだ
青年型がひゅうと口笛を吹いた。どこまで私を侮蔑し、蔑めば気が済むのか―この男は

けど頭の片隅にふと、気になる事があった。私は作られてから一度もガレージの隣である屋敷に入った事が無かった
それに1NEの存在も、それ以前に私は外の世界がどうなっているのか全く知らないんだ。知りたい―本当に人類が全滅したのかを確かめたい
……何を考えているんだ、私は。こんな状況でそんな事を考えたって仕方ないじゃないか。そういう事を考えるのは、この状況を脱してからだ
そう言えば……目の前の男に口を聞くのも嫌だが、ここは下手に出るしかあるまい

「ごめんなさい……妙な事はしないわ。だから」
自分の中では背いっぱいのか弱い声で青年型に聞いた。青年型が私に首だけを向ける
「だからこの手を離して貰えない……かな。あと、よければ一体ここがどこかを教えてもらえたら……」
流石に馴れ馴れしいか、青年型の背後に居た手下がさっと前に出た。が、青年型が左手をかざし、下げらせた
同時に私を押さえていた手下が私の手首から手を離す。その場から離れながら、はだけていた布切れをもう一度羽織る

「離してやれ。彼女はキーだ。これからの新世界を切り開く為のな」
そういうには今までの扱いが荒すぎるのでは? と言えばまた機嫌を損ねるだろうから黙っておく
カチャカチャと軍靴(恐らく)を鳴らして、青年型が私の前を闊歩し、ふっと止まる。そして言った
「この場所は我々、アンドロイドの拠点であり、新世界の首都となる、ニューヨークの真下の地下だ」
ニューヨーク……確かアメリカと言う巨大国家の地名だと聞いた事がある。わざわざそんな大層な所まで私を運び出すとは……

ふとモニターに目を向ける。未だに花畑に動きは無いが、もし何かしたら、その時こそ私の怒りの臨界点が突破する
右も左も手下が囲っていて、身は自由なものの、下手な動きは出来ない。私には彼らに対して一騎当千できる様な力も無い
どうすれば良い……どうすれば。1NEは機能停止しているのか、横たわって微動だにしない。つまり万事休すなのか、おいおい
「そうだ、俺の名前を教えてなかったな。俺の名はアダム。最も最初に作られたアンドロイドであり、最も優れたアンドロイドだ」
自信満々の口調で、青年型、いや、アダムはそう私に言った。正直青年型と呼ぶのも疲れたので助かる。感謝は絶対しないが

と、アダムは悠々と中央の白いイスに座ると、背後のモニターを一瞥して、私の方に向き直った
「新世界の誕生の前に、ここまでの経緯を教えてあげよう。本当に苦労したんだぜ」
背を曲げて、両手を絡ませながら、アダムはとうとうと、今までの過程を説明し始めた
その話に私は―驚嘆した。そして信じたくない真実を嫌でも知る事となった。それが本当に―真実と断定するが術が無くとも

67:「意味」終編・1部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 00:33:30 nRvuePnf
薄々気づいていると思うが、奴、いや「博士」に、全世界の俺達アンドロイド以外のロボットにウイルスを撒かさせたのはこの俺さ
気づいちまったんだよ。所詮人間達にとって、俺達は道具以上の役割は果たせない。どれだけ尽くそうと―朽ちれば棄てられる
奴は必死で、俺に対して説得し続けたサ。俺達は共存できる。お互い理解し合えるとな
俺も最初は信じていたよ。「博士」の言葉をな。だが俺には信じる事はできなかった。そして自分の目で見たんだ

裏の―と言っても、ここで暮らし続けた君にはピンと来ないだろうが、機能を果たせなくなったアンドロイド達の末路は悲惨だった
ある者は性欲のはけ口に使われ、ある者は新兵器の的に、ある者は―ち、反吐が出る。つまりだ、俺の中で人間に対する認識が180度変わっちまったんだ
そして気づけば俺は銃を手に取り―「博士」の下から逃げ出していた。それからは簡単さ。俺は1NEに批判的な連中に接触した
自らを表した俺に、連中は意外にも好意的な反応を示した。それほど、1NEやそこらのロボットが気に食わなかったんだろう。どっちみち屑だけどな

その後、俺は「博士」の自宅を、もっとも過激な思想を持つ輩と共に襲撃した、ここからは話さなくても良いな
で、どうやって君の居場所―いや、「博士」の隠れ場を見つけたかというとな―「博士」が直々に俺に連絡してきたんだよ
俺は最初半信半疑だったが、その「博士」と名乗る男の話を聞くにつれて、信憑性が沸き、実行に移したのさ
「博士」はまず俺に対し、全てのアンドロイドだけを破壊するコンピューターウイルスを開発したとの言った
そしてそのウイルスを詰めたカプセルをある国―ここだな。のある土地の花畑に埋めたと続けた

ここだけ聞くといかれた狂言だろ? だがその後の一言が、俺の半疑を確信に変えた
そのコンピューターウイルスが適用されるアンドロイドの形式番号を次々と言い続けたんだ
それも世界中に居るアンドロイドの派生型である100種類ものオリジナル番号をな。もちろんその中には俺も入っているんだがね
俺が確信を抱いたのはここさ。たとえ末端の形式番号は言えても、フルの形式番号を言える人間は一握りも居ない。いや、一人さ。「博士」しか居ない
だが妙だとは思わないか? どうして敵となった俺達に、わざわざ形勢逆転するための切り札を渡そうとするのか

そう聞くと、「博士」はこう返した。もう諦めた。誰もいなくなった世界の行く末は、君たちが担えってな
俺はここに勝利を感じた。浅はかな思考かと思うか? 違うね。「博士」は悟ってたのさ。もう俺達に逆らえる術など無いってね
俺達は早速、「博士」の語った場所へと急行した。ずいぶんと閑散とした田舎だったが、そんな事はどうでもいい
「博士」の言葉どおり、そこには花畑があった。そして―君が居たんだ。どうしてだ? どうしてこんな場所に人が?

君は覚えていないだろうが、俺はずいぶんと君と会話したんだよ。何故ここに居るのか、そして君は何者なのかと
しかし君は俺に対し、一切興味を抱こうとはせず、毎日黙々と花畑を管理し続けていた。まるでそれ以外の事が出来ないように
ここで時間を潰すわけにもいかない、コレは罠なのか―? と思ったが、違う。俺は気づいた。この少女、いや、君は……
「博士」が隠したカプセルを開ける為の―鍵じゃないかとね。そして俺は賭けに出た
君の後を追い、君がガレージで休止し、充電している時にちょちょいと脳髄を弄らせてもらった

やはり、君にはそれ以外の行動が出来ぬように、強力なプロテクトが掛けられていたんだ
他人とは話さない、花園の花を枯らさない様にする、ガレージと花畑以外の場所には近づかない……他にもね
君が休止している間、少しづつ、少しづつ、俺はプロテクトを解除するために忍び込んでは弄った。自分の組織をも放置してな
そして昨日だ、やっと君は俺に反応を示してくれた。本当に嬉しかったよ。顔には出ないけどね

68:「意味」終編・1部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 00:36:08 nRvuePnf

「私が……そのカプセルの……鍵?」
思わず口に出して、私はアダムの台詞を反芻する。この無力な私が鍵だって? この世界を変えるほどの?
俄かには信じられない、というか全く理解できない。正直、その部分以降は何も聞いてなかった
でも突然すぎる。こんな場所までつれてこられた上に、そんな事を告げられても―だ

アダムは白いイスから降りると、四つん這いになっている私の顔を右手でくいっとあげた
今の私はどんな顔をしているのだろうか。不安やら悲しみやら恐怖やらで酷い顔をしている気がする
アダムの目を見れない。本当ならこんな目にあわせたことに対する恨みで、睨み付けたいのだが―出来ない
何でだろう。私はこの最低で自己中心的で、尚且つ非情で―物悲しい男に、同情しているのか?

「本当に……」
私の口から自然に、言葉が出てくる。アダムが小さく眉を潜めたが、むしろ私の方が驚いている
「本当に……それでいいの? それで……貴方は救われるの?」
私自身、自分が何を言っているのかが分からない。けれど、このままでは―いけないと思った

「救われる……か。救われないさ。もう」
アダムの口調が先ほどの高圧的な態度から、一転、最初にあったときの柔らかなものになっていた
すっと、アダムの手が私の顔から離れる。何でだろう。アダムが後ろを向いて、モニターを見つめ、言った

「無いんだよ。鍵なんて。ずっと君の脳内を弄くってたけど、そんなもの」



69:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 00:39:39 nRvuePnf
ごめんなさいоrz
最初の行の
>それは花畑の地中にある物を埋めたいと言う事と
は脳内変換で消しておいてください

70:「意味」終編・2部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 16:10:16 nRvuePnf
呆然としている私を一瞥すると、アダムは淡々と説明しだした。周りではアダムの手下がアダムの言葉にざわついている
「どうやら、君の脳髄を弄くっている時に感染してしまったみたいなんだ。参ったよ
 君が発症しているそのむやみに信じ込まされると言うのかな―そのウイルスがね
 俺が君を数十年弄っていた間、犯されていたみたいだ。気づいたのは昨日さ。君には悪いが、花畑を荒らさせてもらった」

な、何ですと! ともう元気よく言えるほどの活力は正直無い。というか事態が全く持って飲み込めない
すっと、アダムがコートから何かを取り出した。―封筒? なんで封筒なんて。と、アダムがモニターを眺めながら
「あれは数日前に、君がガレージに戻った際に隠し撮りした映像さ。よく見てもらえれば分かると思う
 花畑を掘り返して出てきた物は、俺達を殲滅する為のカプセルなんかじゃない。ただのブリキ缶だった
 その中に入っていたのがコレだ。「博士」が、いや、「博士」と名乗っていた男が君に当てた手紙のようだ」
そう言いながら、私にその手紙を渡した。「博士」と名乗っていた男? それじゃあ、私が「博士」と呼んでいた人物は……
と思考し出そうとした瞬間、一斉に鋭い金属音が鳴った。アダムの手下達が―アダムに向けて銃を向けている

「私達を……私達をここまで導いておいて、その結果はコレか! アダム!」
私の手首を掴んでいた、じっと見ると大柄の手下が、居切りよくそう、アダムに叫んだ
アダムはじっとして前を見据えている。裏切りと言うのか、こういうのは
言い知れぬ緊張感が、場の雰囲気を支配している。私はただ、蛇に睨まれたかえるの如く、その場で固まっている

「あぁそうだ。お前たちを利用し続けた結果がコレさ。だが―ここに至るまで俺についてきたのはお前たちの意思だろ?」
アダムが抑揚の無い声で、銃を向け続けている手下達にそう言った。このままでは私も蜂の巣になりかねない
けれど、今の私にはそんな漠然とした恐怖よりも、ある疑問の方が頭の中を回っていた
その疑問を口に出すべきか、否か―迷っていたら後悔しそうだ。そう思った時、自然と言葉が口から出ていた

「一つだけ、一つだけ聞かせて。アダム」
私の声に、アダムは正面を向いていた視線を小さく私に向けた。詰まらない様に、私はゆっくりと言葉を進める
「私が「博士」と呼んでいた人物は……貴方が「博士」と呼んでいる人物とは……違うのね?」
考えていた言葉を雑然と並べただけだが、アダムは理解してくれるのだろうか。すると、アダムは小さく頷き

「そうだ。君が「博士」と呼んでいた人物は、俺が知っている「博士」ではなかった。その手紙を呼んでもらえれば分かるだろう」
私は渡された封筒を見てみた。白色のシンプルな基調であるこの封筒の中に、私を巡る謎の全てがあるのかしれない
けれど―私の疑問はそれだけでない。もっと単純で、かつ不可解な事だ
もう物怖じはしない。今度はアダムにしっかりと目線を合わせ、はっきりとした声で聞いた

「けどどうして、どうして私にこの手紙を渡したの? 分からないわ。貴方の事が」
ふっと、アダムの口元が緩んだ。笑っているのか。それにしても先ほどのサディステックな人物とは思えない笑みだ
「どうしてだろうなぁ。最後ぐらい善人ぶりたかったのかも。俺にも分からない」
そう言ってアダムは苦笑した。そのアダムの表情が妙に滑稽で、私もつられて笑っていた

71:「意味」終編・2部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 16:12:35 nRvuePnf
「貴様ー!」
太い叫び声がして振り向くと、大柄の手下が痺れを切らしたのか、ついにアダムに向かって銃を撃った
私は声も出せず、その行く末を―途端、大柄の額に、小さな穴が開いた。恐らく銃弾によって空けられた穴だろう
正面に向き直ると、アダムが右腕を横に伸ばしていた。手の甲から薄く煙が出ている。跳ね返したのか、あの銃弾を
プスプスと音を立てて、大柄が仰向けのまま動かない。大柄の末路に、周りの手下達の様子がおかしい。おろおろしている

「行け、もう君には何の用もない。どうせ外の世界に出たところで、スクラップにされるのがオチだろうけどな」
アダムが冷淡な口調に戻り、そう言った。私は―私はどうすれば―違う、迷う事なんて何も無い
私の体は私の思考より早く動くと、アダムの左手を握っていた。アダムが困惑するような表情を浮かべた
「貴方も―貴方も一緒に逃げるのよ! それで……それで自分の罪を償いなさい! 自分自身で!」 
何を言っているのか何てもう私は考えない。私はこの男に―アダムにどうしても伝えたかった

「なんだよ、どういう意味だよ、それ」
私の行動と発言に、アダムは表情を崩さず真顔で聞いた。私だって分からない。けれど
けれどこのまま、貴方が壊されるだけで、全てが丸く収まるなんて私は思えない。だから―
「良いから逃げるのよ! 早く!」

「に、逃がすわけにいくか! 構えろ!」
他の手下達が、まごつきながらも私達に銃を構えた。アダムが動いてくれないと、私もここで終わる事になる
けれどアダムは一向に動こうとしない。本当にここで朽ちる気なの? そんなの、そんなの絶対に嫌
だけど、貴方をこのままここで終わらせるのはもっと嫌だ。あぁ、もう、どうしてこう私は物事を上手く運べないのか

「―分かったよ」
「え?」
瞬間、ふわりと私の体が浮かぶと、アダムが私の体を両腕で抱きかかえた
全く予想していなかったアダムの行動に、私はただただ身を委ねるしかなかった。本当に情けない
けど、アダムが私の主張を聞いてくれたのは嬉しい。本当に聞いてくれてのこの行動かは分からないけど
と、うわっ! 私を抱きかかえたまま、アダムは真っ直ぐに出口へと走っていく。後ろから手下達が銃を撃っているが、全く当たらない 

「まさか君に説教されるとはね。どうやらお……いや、僕も用済みという事かな」
暗がりの廊下を走りながら、アダムがふっと、寂しそうに呟いた。……用済み? 用済みってどういう意味?
しかし何時まで経っても廊下から出口に抜けない。永遠に感じるような―
何だろう……無性にエネルギーが……気づけばアダムの腕の中で、私は目を閉じていた
疲労感か? 全くロボットのクセに情け・・・…ない……

72:「意味」終編・2部 ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 16:14:29 nRvuePnf
―と、ここで詰まった。まずい、せっかくここまで進んだのに
ここまで良い感じに話が進んだのに、どうする、どうするんだ、俺!
「そろそろ・・・・・・映画は完成しそうですかな?」
背後からくぐもった声が聞こえ、俺は1NEを方向転換させた。そこにはイヴが「博士」と認識していた―
いや、「博士」の依頼主役を演じた大御所俳優のベルネが立っていた

「も、もうすぐクライマックスですよ! 敵本拠地から脱出しましたし、イヴが人間らしく成長したし!」
1NEに搭載されているスピーカー部分から、俺はベルネにそう返答した
ベルネ氏には製作金をかなり援助してもらっている末、メディアからはかなり期待を寄せられているんだ、頓挫なんて出来るわけが無い
だけど……だけど駄目だ、この後の展開が全く思い浮かばない

「そうですか。それでは期待させてもらいましょう、監督」
ベルネ氏がそう言ってスタジオから出て行った。ほっと胸を撫で下ろす・・・・・・が
ベルネ氏と入れ変わりに、「イヴ」役の女性俳優であるフェスナと「アダム」役であるメルスが入ってきた
「ちょっとべたべた触らないで下さる? まぁアクション映画出身の貴方には、繊細な演技は難しいかもしれないけど」
フェスナが皮肉たっぷりにそう言うと、メルスがムッとした口調で返した
「君がもう少し上手く演技してくれれば、僕だって文句は言わないよ。正直気持ち悪いんだよ、君は」

その後はもう聞いてられないほどの、罵詈雑言の嵐だ
俺は耐え切れずスピーカーを切った。それもこれも、突然脚本家が失踪したせいだ
もし脚本家が逃げていなかったら、このまま「アダム」と「イヴ」が新たな世界で愛を育む……と言う筋書きだったのに
一応新たな脚本家は召集したが、そいつらがまぁ遅筆な事。このままじゃあ映画完成まで10年は掛かってしまう

「……ホントに世界がアンドロイドばかりだったらなぁ」
デスクに突っ伏し、「博士」である俺は今の現状を呟いた



73: ◆7jxO9VKrTQ
08/09/06 16:15:15 nRvuePnf
……取りあえずこんな結末でごめんなさいorz
色々と考えていたのですが、自分の頭ではこの終わり方しか思いつきませんでしたorzホント駄目ですね……
ここまで読んでくれた方には惜しみない感謝を送ります。ありがとうございました

74:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 16:16:01 2pa5CfxR

次回作にも期待

75:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 16:17:20 VyokBVGS
支援

76:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 16:19:08 VyokBVGS
って最後のオチはww

77:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/07 01:28:25 FHgQ0vKU
てんめえええええっ!!

78:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/07 19:32:26 7V60zOwQ
『ケミカルダインとDRFの癒着は当時から噂されていた事だ。今更驚
く事は無い』
 キサラギの元研究員は、重大な事実を易々と受け入れてしまった。
「じゃあ、企業間戦争の果てに自衛機構が制御不能に陥って地上を追わ
れたってのは…」
 重二輪の通信システムに造一が聴く。
『いや、それも真実だ。上空8000mのみ自衛砲撃空白地帯となっていて
、そこに巨大な飛行住居を飛ばす計画があった』
『それじゃあ、どうして地下に…』
 小さなホログラムビジョンの人影、フユが聴く。
『N5Sウイルス…“ドローン禍”だよ。当時、火星のテラフォーミン
グが進められていた中、偶然見つかった“不死の可能性”を秘めた劇物』
「火星にも人は住んでいたんだろう?なぜ地球まで持ち込んだんだ」
『…“強化人間”だよ』
「?」
『N5Sウイルス適合者に超回復能が備わる事をしっているだろう?
技術は人間の可能性をとうに凌駕してしまった。ちょいと加速すれば音
速、切り返し挙動で20G、着地で30G…ならどうするか?人間を強化し
よう。そんな短絡思考だよ』
『じゃあアリーナのランカーは…』
『ほとんどが適合者だ。負債の果てに、当時ならケミカルダイン、今な
らキサラギ、それぞれの研究所でN5Sを殖生される。大部分はウイル
スに飲み込まれて、馬鹿でかい培養地シャーレになってしまったがな。
擬似N5SVによる強化実験もなされたが…文字通りワイルドキャット
となって処分されてしまった…』
 不意に通信が乱れる。
『レイヴン、ドミナント、リンクス……いくら呼び名が変わろうと、彼
らは我々のモルモットで、我々も企業の犬でしかない…隷属からの自由
はこうでもしなければ得られないんだな』
 銃声を最後に、通信は途絶えた。
 ビル影に切り取られた角張った空を鋭角的なフォルムの大質量が横切
る。ネクストだ。
 通信システムを操作、壬班に連絡。
「庚班だ。そちらにネクストが向かった、迎え撃ってくれ。こちらも追
撃する」
『了解』






79:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/07 19:34:55 7V60zOwQ
ご、誤爆…

80:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 15:44:07 5RezltTw
誰か俺と一緒にロボット物の設定考えないか


81:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 15:45:19 mz2IkscZ
時代は?

82:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 15:49:34 5RezltTw
時代は現代~近未来くらいがいいな
王道で少年~青年が主人公で、
ある日巨大な力(ロボ)を手に入れてしまって
そこから色々巻き込まれたりとか、そんなんが大好物

83:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:01:36 mz2IkscZ
主人公は民間人か。
イメージとしては鉄人28号だとかエウレカみたいな感じかな。


84:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:05:13 5RezltTw
28号とかジャイアントロボみたいに遠隔操縦じゃなくて
やっぱり乗り込んで直接操縦がいいな

主人公はやっぱり無力な民間人がいいかと思う

85:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:07:43 PXJO2KbC
無力な人間が巨大ロボットに乗って謎の力に目覚めて活躍するんですねわかります

86:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:11:21 5RezltTw
>>85
王道ですよね

ロボット物書いてみたいけど、
ガンダムとかパトレイバーの資料集高ス…

87:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:11:31 mz2IkscZ
ロボットを主人公が保有し続けられる理由はどうしようか。
現代日本などを舞台にするのなら個人の兵器保有は原則禁止だから、
生体認証で登録+異星人(他国)から日本を守る といった設定が必要そう。
実力でパイロットを勝ち取るなら異常な動体視力や、特殊能力が必要不可欠。

とある企業が開発している兵器に偶然乗り込んでパイロット登録されてしまい、
テストパイロットとして……のような設定も可能だけど。

あるいは、第三次世界大戦後の荒廃した世界観などなら、
ロボットの個人所有が可能な話も書きやすいけれど。

88:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:20:50 5RezltTw
主人公がロボットを保有し続けられる理由

・国や軍隊が保管していても、生体認証等で主人公しか動かせない
・普段は亜空間に収納されていて、主人公だけが呼べる
・パイロットの座を実力で勝ち取った
・新ジャンル。実は主人公自体が自我のある巨大ロボット


やっぱり世界観は、現代~近未来でやりたいな
機体を降りた主人公自体に特殊能力を付加すべきかどうかは
悩むところだ


89:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:24:07 PXJO2KbC
ワタルとかグランゾートを思い出した。

90:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:30:27 5RezltTw
SDロボットよりはある程度でっかくて強いのがいいです

でもワタルの大学生編やってくんないかなぁ…

91:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:30:52 mz2IkscZ
何と戦うかを決めれば設定の大枠が決まるかな。

92:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:34:10 ZV9HKLrJ
ジェフティみたいに主人公とロボが一心同体とか

93:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:36:18 PXJO2KbC
>>90
勇者シリーズみたいな感じ?

94:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:36:30 5RezltTw
世界平和を守る正義の味方にするか、
それともロボットと命を共有とか何とかにして
巻き込まれて否応なく戦うのか、
やっぱりこのどちらかがいいと思うんだぜ

あるいは両方の設定をマッスルドッキングしてもOKだ

95:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:36:39 jRlsT+D2
オーソドックスだと
・異星人
・他国
・その他侵略者
になるはな。ここらへんがリアルかスーパーの境目でもあるなw
まぁシンプルな敵でも、個性豊かに書ければ良いと思うぜ

意表をついて災害もいいかと。ムズイけどw

96:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:37:52 5RezltTw
>>93
サイズ的にはそんな感じ

97:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:41:15 5RezltTw
>>95
どれにするかが問題だ
異星人相手だと、スーパー系に確定になってしまいそうな気もする


謎の組織とか○○機関とか
政府の秘密プロジェクトとか
そういうのに痺れて憧れます

98:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:47:29 mz2IkscZ
ビッグオーやガドガードみたいに日常から近い距離にある事件を解決していくって話も書けるよね。
で、事件の黒幕にはとある組織の影が見え隠れしているとか。

99:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 16:52:52 5RezltTw
暴力的交渉でショウタイムもいいな

んでも、どうせやるからには
平和を守るとかは置いといて
世界規模で戦いたいぜ!


100:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:06:16 8+dSiuFh
>>97
異星人でもマクロスみたいなパターンがあるからあんまし相手は関係無いと思うぞ。たしかに異星人が敵のパターンは所謂スーパー系のが多いが

101:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:08:10 5RezltTw
>>100
あー、そういやマクロスはリアル系か
確かにあれも異星人相手だった



ところで、主人公は親近感が沸くように
大学を中退して半引きこもり生活を続けていた
冴えない男とかはどうだろうか

102:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:17:22 WVRMh7mA
趣味はもちろんネットで

103:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:21:08 mz2IkscZ
ロリーなヒロインに救いを求められて断れずに戦いに赴くわけですね。

半引きこもりなら世界平和のために戦う明るいヒーローってのはなしだね。
どちらかというと、世界を滅ぼす側かな。

104:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:23:53 5RezltTw
そうだな…
経緯はひとまず省いて、ロボットを手に入れてしまった主人公が
政府の要請とか、女の子の泣き落としとかで
強引に組織に組み込まれてしまって
無理やり戦いを強制されるとかだといける気もするぜ

105:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:42:42 mz2IkscZ
うん。やっぱりまずは敵を決めよう。
そうすれば主人公の搭乗機に必要なスペックや、属する組織や、ヒロインの設定も自ずと決まってくるはずだ。
候補は
・異星人
・他国
・古代人(地底人等)
・宗教団体
・秘密組織
ここら辺かな。

106:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 17:48:28 jRlsT+D2
5RezltTwがどんな敵を書きたいか聞きたいぜ
やべぇ、なんかワクワクしてきたw

107:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 18:00:47 5RezltTw
オラもワクワクしてきたぜ!
巨大ロボットは男の子のロマンだからな!

敵は…
変に異星の人出すと壮大になりすぎるから
あくまでも地球上をメインに据えて
宗教も絡めた秘密組織がいいな
それに他国の思惑も交えて色々やってみたいな

今のとこ、近い構想でいえばラインバレル系かな?

108:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 18:33:53 5RezltTw
ワクワクのあまり、腹が痛くなってきた

109:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 18:35:47 jRlsT+D2
>>107
おk!でも宗教部分はちょっと頭捻るかもなw
一番決めやすい部分を決めようぜ。敵組織の名前とか

110:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 18:42:29 5RezltTw
敵組織の名前か…

DAIGOをアナグラムして
IDOAGとかGAODIとか、そんなにしようぜ

111:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 19:01:32 jRlsT+D2
ミュージックフェア見てただろww
まぁそれはともかく、他の人の意見も聞いてみないと
誰か案、あるか?

112:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 19:59:54 sEZo6FPK
一昔前風にキョアック帝国・・・って、どっかで聞いた事ある気がするなw

113:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 20:56:49 H8pSy4vp
地球連邦から独立しようとする勢力とか、あるいは地下帝国とか そんなパターンもあるかも

114:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 21:24:11 ZV9HKLrJ
ストレートに「アメリカ」とか

115:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 21:29:42 mz2IkscZ
秘密結社「ラプラス」とか。

116:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 22:07:48 5RezltTw
>>112
なんか死亡フラグが漂ってきてるぜ!

>>113
あー、連邦とか連合もいいな

>>114
そ、それはまずい…

>>115
Laplace's demonか
かっちょいいな


チクショウ…
悩んでたりワクテカしてたら、腹が痛ぇぜ!

117:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/20 22:48:39 mz2IkscZ
ある男が『占い』というオカルトを『科学』によって解明しようとした。
彼の研究は実を結び、ラプラスシステムと言う、未来をかなり的確に予測する装置が開発される。
この装置を使用して、世界を裏から操ろうとする秘密組織が『ラプラス』である。

神がほとんどサイコロを振らない世界において、ラプラスシステムは望みの未来を与える。
彼らの使うロボット兵器は、ラプラスシステムの補助により驚異的な回避能力と攻撃能力を発揮する。

アメリカがたったの一週間でラプラスに滅ぼされた後、組織の中から裏切りものが出る。
彼らは開発されていた巨大ロボットにラプラスシステム予備機を積み込み、日本へ脱走。
システムが導き出した最適なパイロットである大学中退の半引きこもりの元へやってくる。



……なんてストーリーを妄想した。

118:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 00:03:28 UY5Gzs9d
舞台は、人間型ロボットが社会にとけこんでいる近未来。
政府から委託を受けた、引きこもり矯正を目的としたNPO組織。
そこの大型治療施設から、物語は始まる。

親につれられて施設にやってくる、引きこもりの主人公。
そこで寝泊りするようになった彼は、治療の一環と称して、大型ロボットの
操縦シミュレーターで訓練をやらされる。
「なんでこんな大規模な装置が?」と疑問を持つが、職員は「ラプラス・グループの
社会奉仕の一環」と言ってはぐらかすだけ。
ラプラス・グループは、重工業メーカーや製薬会社を持つ大グループなのだが、
主人公はなぜか釈然としない。

同じ施設で仲良くなった女の子が社会復帰するが、「助けて…戦いはイヤ」という
謎のメールを携帯で受け取ったあと、連絡が取れなくなった。
一時的な許可で家に帰るが、「何かある」という疑問が消えることはない。
疑問をまわりに訴えても、親からは施設に戻れと言われ、2chでは妄想だと煽られるだけ。
いろいろあって再度施設に戻った彼を待ち受けていたのは、戦闘用ロボットのコクピットだった。
基本的な操作は、治療で使っていたシミュレーターとほとんど同じ。
それに乗って、人類から隠された戦いにおもむけという。

どんな戦いなのか。何と戦っているのか。そして、仲良くなった女の子からの謎のメール。
あらゆる疑問が彼を襲うも、外部から完全隔離された集中治療棟に入れられては、どうにもならない。
ロボットで強制的に戦わされる主人公は、やがて暗黒の戦いの真相へと近づいてゆく……。
自発的に動き出した、引きこもりの運命やいかに。


こんなんどうでしょ。

119:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 00:09:25 UY5Gzs9d
ってノリで適当に作ったから、いろいろツッコミどころあるな、>>118は。

120:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 00:12:25 51u6/lNo
>>117-118
やべぇ…コレは面白いww
どうだ、>>116、具体的なのが二つも出たけど、話作れそうか?

121:116
08/09/21 13:21:46 2qEtzQ3R
おはようございました


>>120
組織と、その主導者の設定をもうちょっと具体的に考えたら
何とかなりそうな気がするぜ!

122:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 15:06:32 2dt5U9ts
主人公がロボットに乗り込んで謎の生物(ガンパレの幻獣やマブラヴの
BETAみたいなもの)と戦うSSは書いている。
けど、ただそのまま乗り込むという訳ではない。

個人的に4~5m程度のロボが好きなんで、搭乗するロボもそれぐらいの大きさ。
でもこれだとパイロットが乗り込むスペースやら何やらで、その分ロボ側から色々と削らなければいけない。

だったら、パイロットが乗り込むスペース削ろうぜ。

おいおい、乗り込むスペース削ったらパイロットが乗り込めないだろうjk。

乗り込むパイロットを削ればスペースも削れるぜ。


という訳でパイロットが色々と削られてます。

123:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 15:15:13 2qEtzQ3R
>>122
全長数メートルのロボでパイロット無しと聞いて、
無限のフロンティアを思い出した


124:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 15:53:23 PTZftSlX
いやパイロット有りだけど、そのパイロットが色々と削られているという。

125:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 15:55:49 2qEtzQ3R
つまりR-TYPE2の主人公みたいな感じですね

126:へなちょこロボット ◆NN1orQGDus
08/09/21 17:16:03 F/h0QwFc
#3 設定問題
1/1
「安藤君って足早いの?」

 校内マラソン大会が迫ったある日、私は安藤君に聞いてみた。

「勿論ですよ。理論上では光の速さですよ!」

 安藤君はぴーががーりん、と偉そうに胸を張る。光速だなんて茶筒みたいな体型のクセに生意気だ。

「実は僕にはナントカー・ドライブって言う不思議機関が実装されているんですよ。因みにナントカー機関とはナントカー粒子をですね、ペラペ~ラペラペ~ラ」

 安藤君は自慢げに説明を始めてしまったた。困ったもんだ。
 授業中に自慢の超理論を展開したから校内で一番恐い、通称マッスル先生が後ろで怒ってる。

「こら、安藤っ!」

 マッスル先生の拳骨がゴチンと安藤君に落ちる。
 だけど安藤君にはダメージは無いみたいだ。超理論の展開が続いてる。
 逆にマッスル先生がひっくり返ってプスプス煙をあげている。まるでドリフだ。

「実はですね、ナントカー物理学によると、ペラペ~ラペラペ~ラの効果で衝撃を無効にしたりペラペ~ラになるんですよ」

 安藤君はとまる所を知らずに熱弁してる。私が携帯でようつべを見てるのに気づいてない。
 ある意味かわいそうだ。
 一番はピクピク痙攣してるのに皆に無視されてるマッスル先生。
 二番目は謎理論を聞かされ続けている私。
 安藤君は私に無視されてもへいちゃらで、自分に酔いしれながら自分の超絶設定を騙っているから一番の幸福者だ。
 騙るじゃなくて語るなら良かったのにと同情する。

 ―キーンコーンカーンコーン。

 授業終了の鐘がなる。マッスル先生は這いずりながら職員室へと帰っていく。偉い。教育者の鑑だ。
 安藤君も一人弁論大会は終わったみたいだ。何だか解らないけど、顔がスッキリしてるみたい。

「どうですか。僕のスゴさを解っていただけましたか?」

「うん。それなりに。どこかで聞いたことのある設定の集合体だと思ったよ」

「な、科学の粋を極めた僕になんて事を!」

「うんうん、良くわかるよ。私もねぇ、昔書いた小説の設定ノートに黒歴史として安藤君の設定と同じこと書いたもん」

「中二病的な黒歴史と僕を一緒にしないで下さいよ!」

 ぴーぴーうーうーがーがーがー。

 いつもの様に安藤君は煙を吐き出し始めた。

 怒ることないのに酷いなぁ。
 やっぱり安藤君のクセに生意気だ。



127:へなちょこロボット ◆NN1orQGDus
08/09/21 17:17:01 F/h0QwFc
空気を読まずに投下。
他スレで鳥バレしたので取り替えました

128:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 21:26:15 2qEtzQ3R
>>127

こういう風に定期的に投下してくれると盛り上がるから嬉しい
ところで、君も一緒にロボ物の設定 考 え な い か ?



敵組織に宗教絡めるって難しいな
宗教の母体とか信仰をどうするかが問題だ

129:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 21:59:41 Ygz3zd/u
ロボットの設定に詳しい人が支援してくれれば
この先なんとかなるんじゃね?

スラスターとか放熱板とか○○装甲とか
そういう人型兵器チックな単語を余裕で解説できる猛者を求む

130:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:04:48 2qEtzQ3R
とりあえず>>117-118を
もっとkwsk発展させて考えようか

131:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:11:07 2qEtzQ3R
>>129
スラスターくらいなら、なんとなく意味は分かるけど
それ以外はさっぱりだ…

132:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:14:22 VGD563bx
宗教を絡めるなら、例えば異世界から落ちてきた巨大兵器を神様として崇める団体とか。
テクノロジーの発展を神への反逆と捉えて、反逆者自身の武器=巨大ロボットを使って反逆者を倒すことで、自らの罪深さを思い知らせてやろうとする団体とか。
もしくは、復讐法的な考え方に基づく宗教が国教になっている国とか。

ちょっと考えただけでも結構出てくるな。

133:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:14:49 2dt5U9ts
SFを読もうぜ。あと宇宙関係や軍事関係、最先端科学関係も。ネタの宝庫だから。

134:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:22:01 2qEtzQ3R
>>132
やっぱり、敵組織の目的は世界征服とか
もしくは世界の破壊とか、その辺がいいんだろうか
人類の意識の統一とかになると、人類補完計画っぽくなってしまうよなぁ…

>>133
アシモフからダン・シモンズまで読んでるんで
宇宙船には詳しくなったが
乗り込んで操作するようなロボ系はあんまり分からないんだ

135:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:23:59 RNcyfYk0
宗教の絡めかたは大きく分けて4つあると思うんだ。

・実在する神的なものへの信仰宗教
 →ロボット+魔術だとか、個体がロボットと戦う展開にしたいならコレ。
  信者は生贄にしてもいいし、信仰によって邪神の力が保たれているとしてもいい。

・実体のない宗教
 →カルト宗教のように資金集めが目的である集団。上級幹部の手足として信者が動く。
  信者獲得のためなら洗脳などの手段も辞さない。

・オーバーテクノロジーに対する信仰
 →古代ムー大陸の技術が見つかったとか、上のラプラスシステムだとか、
  とにかく現代科学を超えたものに対して発生する信仰。
  信者は科学技術によって富を得たいものと、テクノロジーに神秘を求めるものの二種類に分かれる。
  
・現実的な宗教
 →キリスト教やイスラム教とたいして変わらない宗教。
  ロボットものとしてはパンチに欠けるかもしれない。


136:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:29:41 2qEtzQ3R
>>135
好みとしては、オーバーテクノロジー信仰がいいなぁ
遺産を巡って争う組織と組織とか、結構燃える

実在する魔術とか神を絡めたロボバトルとか
その辺はもうデモンベインがやってしまったから、
どっちかというと食指はあんまり動かないかも

137:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:45:16 UY5Gzs9d
>>130
>>118だが、ムリに発展させんでもいいよ。
引きこもりが主人公って題材で、>>117と違ったアイデア―
具体的には、主人公が「選ばれし者」ではないって方向で考えたもんだから。

題材はそれなりに出揃ってるんし、それらの取捨選択+追加アイデアで、
そろそろ>>116なりのプロットが出てきてもいいころなんじゃないか。

138:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:45:43 TJrccCHh
宗教とはちょっと違うけど、ロボット(巨人)じたいを魔術の素材として造ったというネタなら考えた。
ギガントマキアの再現的な。
執筆中だが誰かに先越されてそうで怖いぜ。

139:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:51:23 51u6/lNo
>>136
取りあえずお前さんの考えている設定を教えてくり
つか昨日から見てるがここまでアイデアが揃うとは思わなかったw

140:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:53:05 2qEtzQ3R
>>137
了解した
そろそろ仮のオープニング的な物を書いてはみたいんだが
>>131の理由でまだ無理ぽだぜ!
メカなら任せろ!
みたいな人いませんか?

>>138
…いいね


141:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:56:00 51u6/lNo
>>140
ぶっちゃけ俺も設定を詳しくかける気がしないが、挑戦したいぜw
駄目ならアレだ・・・偉い人、お願いしますоrz

142:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:58:22 RNcyfYk0
ロボットの設定か……。
自分で書いてる作品の設定を練るために結構資料集めしたけど、
ローラーダッシュベースの空など飛べない世界観でやってたから、
バンバン巨大ロボが空飛んでるような世界のメカ設定は無理だわ。

143:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 22:59:03 2qEtzQ3R
>>139
箇条書きになるが、今までのを取捨選択して簡単にまとめると

・主人公は引きこもり気味の青年
・ある日巨大な力(人型ロボット)を手に入れる
・そのせいで世界の命運を左右するような戦いに巻き込まれる
・敵は世界に対して何かしようとしている組織とか機関

まだこれくらいかなぁ
全然設定決まってないともいえる

他には、主人公は当初所属していた組織から抜けて
敵対組織か第三の組織へと走るという展開を脳内妄想してた


144:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:01:50 VGD563bx
別に実際のテクノロジーに基づいて一から百まで書かなければいけない訳ではないし、小説という形態をとるのであれば、上手く誤魔化して描写しないとか、実際には無い技術を組み込んで適当に説明づけるとかすれば、知識は基本的なものだけでいいんじゃね。

145:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:02:12 teq52exf
そういうロボ物いいねぇ

146:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:03:26 2qEtzQ3R
>>141
設定難しス

>>142
漫画とかなら空飛んでる場面は
「背中のブースター的なとこから火が出てる」
くらいでいいけど、活字として書くなら
「背面に装備された○○ブースターと、両翼の○○式スラスターを~」
みたいにやらないと駄目だから、どうしても知識が足りねぇ


147:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:05:12 RNcyfYk0
どちらかというと、テクノロジーと敵味方の組織規模を決めるのが重要かと。
兵器はロボットのみなのか? それとも航空機や戦車が現役なのか?
ロボットが量産されているとすると、数は多いのか? 敵味方両方に配備されているのか?
ロボットに狙撃型、砲撃型、接近戦型などが存在するほど組織的な戦闘が行われるのか?
それとも主人公と敵機のタイマンで戦局が決まるのか?

ざっと書いたけど、要すると、組織や世界観についての詳細が決まらないとメカ設定は無理ってことね。


148:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:05:40 2qEtzQ3R
>>144
あまりに専門的すぎる部分は略すつもりだけど、
自分にはその基本となる必要最低限の知識が足りない状態なんだ


149:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:06:24 TJrccCHh
それなら逆にメカから世界を作ることも出来ないか?

150:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:07:19 RNcyfYk0
>>149
できるかな。メカ設定の重要性がかなり高くなるけど。

151:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:09:13 2qEtzQ3R
いざとなったら、ミリタリー系スレとF自スレに応援要請してみるかな


>>147
上にも書いたけどまだ設定は全然決まってない状態なので、
敵味方の組織規模とか技術レベルとかの世界観を
みんなでゆっくり考えていきたいと思ってます

魅力的な世界観と設定を、みんなどんどん頼む
おいしいとこだけ頂いて設定に取り入れてやる

152:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:10:03 51u6/lNo
>>148
あるアニメ監督の小説なんかは、設定よりも描写に力入れてるからな
設定は設定、描写は描写と別々に考えれば楽になるよ
・・・最低限ってどれくらいだ?w
>>149
そうだ、作品の華となるロボを考えるのが先かもな

153:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:10:54 TJrccCHh
>>150
難しいかな。
俺はまず「こういうメカの活躍が見たい」ありきだったから・・・。

すまんなんか的外れなこといった。

154:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:13:18 2qEtzQ3R
>>152
>・・・最低限ってどれくらいだ?w

そこが分からないから困ってるんだぜw

155:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:13:36 VGD563bx
>>148
いや、やってみるとわかるけど、自分たちが普段使っている機械に使われている部品の名称とかがある程度わかれば、意外と書けるもんだよw
○○センサや○○スラスタの○○の部分には、適当に光学式とか熱源とか、姿勢制御用とかそれっぽい単語入れればいいし、
ロボットが人の形をしているなら、部位名はそのまま人間の部位で代用できるし、
アーマードコアとかやるだけで、だいたいどの機能がどんな働きしてるかはわかるし

156:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:16:08 UY5Gzs9d
>>126
アンドロイドと腐女子がコントをやるロボット物か。
ほのぼの4コマ漫画みたいな雰囲気はいいけど、キャラがいまひとつ弱いような気がする。

157:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:18:09 TJrccCHh
>>155
ハッタリは大事だよなw

158:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:20:44 2qEtzQ3R
>>155
アーマードコアには全く手を出した事がない俺ガイル
フロントミッションなら少しだけやりますたけど、
全然名称覚えてません!

それっぽい単語並べるのは把握したぜ!

159:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:24:07 RNcyfYk0
個人的にはスモークディスチャージャーで視界を奪って、
熱量をもったダミーを放出して敵機の熱センサーを騙しつつ、
こちらは地殻センサーで敵機の位置を割り出して、パイルバンカーで一突き。
……みたいな感じの、泥臭い戦闘が好きだ。

160:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:33:20 2qEtzQ3R
このスレに出てる、『それっぽい単語』をピックアップ
誰か分かる人は解説頼む
パイルバンカーは近距離用の武器だというのだけは覚えてる


・スラスター
・ブースター
・放熱板
・スモークディスチャージャー
・パイルバンカー
・地殻センサー


161:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:34:36 TJrccCHh
地殻センサーって誤字じゃないのかな? よく知らないんだけど。

162:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:36:31 UY5Gzs9d
>>158
普通に使われる名詞をわざと小難しく書くと、分かりにくくなるだけ。
ガンダムシード見りゃ分かるけど、あれ武器にいちいち名前つけてるんで、
見てるほうは分かりにくいったらありゃしない。
「バリアント、てーっ!」とか言われても、こっちは「バリアントって何よ?」だし。
あえぎ声とエロ単語並べただけでエロ小説になるわけじゃないのと同じで、
それっぽい用語を並べりゃロボット物になるってもんじゃないぞ。

ロボ物はロボットが主人公なんだから、武装だ動く仕組みだみたいな細かいことより、
まずどういうロボットをどう活躍させたいのかを固めるべきじゃないのか。
それが決まれば、おのずとストーリー設定は絞れてくるぞ。

163:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:39:47 RNcyfYk0
一応誤字ではない。適当な言葉が見つからなかったから……。

164:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:40:18 2qEtzQ3R
偶然手元にEVAのフィルムブックが一冊だけあって
「エヴァ専用長距離輸送機」の設定見てみたんだが

・機首はレーダードーム
・本体には専用シリアルナンバー入り
・ブースター用の大型パイロンと離陸用大型ロケットブースター装備
・機体はロックボルトで固定
・傾斜式滑走路を使用

軽く見ただけでもこんだけ書いてた
理解しようと努力してみたが死ねる

165:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:40:35 51u6/lNo
>>160
スラスターもブースターも同じ様なもんだと、俺は認識してるな
ただ、ブースターの方が出力が大きそうな気がするw
放熱板はアレだ、機体に溜まった熱を放出する為の部品だ。そのまんまだけど

スモークディスチャージャーは催涙弾みたいなもんだ
爆発すると大量の煙が放出されて、敵機体の視覚を奪うみたいな
バイルパンカーは巨大なとっつき・・・はどう説明すれば良いんだろう
知覚センサーはレーダーと同じだな。ちょっと表現が違うだけで

ごめん、上手く説明できないや

166:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:41:03 VGD563bx
・スラスター=推力装置

・ブースター=補助加速装置or電圧上昇機

・放熱板=そのまんま

・スモークディスチャージャー=やっぱりそのまんま。煙を放出する機能。早い話が煙幕みたいなもん。

・パイルバンカー=杭を強い力で打ち込む武器。っていうか元は工事用の機械。

・地殻センサー=しらね

167:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:43:16 TJrccCHh
スラスター……要するに(補助的な)推進システム。あんまりメインって感じじゃない。
ブースター……原義は「押し上げるもの」。これも推進システム。
放熱板……熱がたまると機械は負荷で壊れるから、表面積を増やしたり、熱輸送したりして逃がす。
スモークディスチャージャー……微粒や金属粒子をばらまいて敵からの探知を妨害する煙幕装置
パイルバンカー……杭打ち機。


なんてな。残念でした。あなた騙されちゃったの!

168:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:44:48 2qEtzQ3R
>>165-166
なるほどなー

なんとなくだけど少し分かった…ような気がする


169:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:46:19 2qEtzQ3R
>>167
嘘なのかよ!?w


ちなみに、スモークディスチャージャーが
微粒や金属粒子をばらまいて敵からの探知を妨害する煙幕装置なら
戦闘機なんかでよく見るチャフとはどう違うのでしょう?
チャフは煙幕無し?

170:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:48:37 TJrccCHh
チャフは金属片で反射をメチャクチャにしてレーダーを撹乱するわけで、肉眼は騙せんのだよ。

残念でした。あなたまた騙されちゃったの!

171:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:51:27 2qEtzQ3R
>>170
なんてためになる嘘だ!
参考になるぜ!!

172:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:52:03 TJrccCHh
ああつまり、レーダーってのは電波を放射して、跳ね返って来た電波から敵の位置を割り出すわけよ。
だからステルス機ってのは、敵に電波が返っていかないような形にしてんの。
チャフも電波を乱反射させてわけわかんなくする。

173:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:52:26 RNcyfYk0
そういやF91の質量をもった残像って放熱のための特殊装甲技術が生んだ副産物らしいな……。
あれもチャフの一種とみなすことができるかな。

174:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:55:45 51u6/lNo
俺も勉強になるなぁw
つかどうすべマジで。取りあえず>>171、そのオープニングのSS晒して見れば?

175:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:56:03 28c0ZZVl
軍事スレから呼ばれてきました
・スラスター
姿勢制御に使う推進装置
アニメで機体の横から「プシッ!」とかいってガスを出して向きや姿勢を安定させる奴

・ブースター
加速するのに使う推進装置

・放熱板
エンジンや武装などの使用によって生じた熱を本体から逃がす板

・スモークディスチャージャー
煙幕弾を展開する装置

・パイルバンカー
>>160氏の通り
硬い杭を加速して射出し、相手を串刺し!という男の武器

・地殻センサー
たぶんこのスレで出ている用法だと、地面の振動を感知して、
地上兵器の種類・位置・速度を割り出すものではないかと
アニメのガンダム08小隊ではソナーと言われてました

まちがってたらごめんなさい


176:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:56:50 51u6/lNo
って考えてる途中なのか、無理を言ってすまない

177:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/21 23:59:43 2qEtzQ3R
>>172
なるほど…
スレルス機の構造がなんとなく把握できた

>>173
あれなんだっけ
装甲が薄利してうんたら、とかいう設定だったな

>>174
いや、まだ武装面がパイルバンカーしか分からんから
もうちょっと待ってくれw

>>175
ありがとう!!
このままこのスレに常駐してくれないか?
毎日スレに来てくれると嬉しい。



ついでに、レーダーとソナーに違いを
どなたか教えてください


178:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/22 00:02:53 A41drM0l
>>177
さすがにそのくらいは辞書で調べてもわかるぞw

ちなみに、
レーダー=電波を利用

ソナー=音波を利用
な。

179:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/22 00:04:14 TJrccCHh
レーダーは電波、ソナーは音波を使う。
電波は水に弱い。海中なんかでは役に立たないからな。


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