09/12/03 01:18:19
今年の就職難を受けて入学倍率はどうなるだろう。
2.5~3.5倍ってところだろうか。
受け入れる学生の間口が広いからか、
専門分化している一般的な修士課程より競争は厳しい傾向にある。
一方で卒業後の評価はというと、一般的な修士課程や法科大学院に比べて
ここに限らず会計・教育・ビジネスなどの専門職大学院はまだまだその必要性が認知されていないというのが実情。
そもそも日本には一部の資格職を除いて専門職という観念が希薄であり、
特に社会科学系の知識はどれだけ一生懸命身につけても、
事業部をまたいだ業務経験だとかヒューマンスキルだとかの前では無力と考えられがち。
しかし、確かにヒューマンスキルも重要だが、一方でカンや成功体験に頼った従来の日本のビジネスモデルがグローバル競争環境で劣勢に立たされているのも事実。
今後はロジックと経験を両立して各人が専門スキルを形成し、組織の中でお互いのスキルを有効に活用して全体最適をはかる必要がある。
企業の時間・資金・人的リソースが限られてくる中、専門スキルを強化した人間の重要性は増していくはず。
そういう意味でここはビジネス+何かという専門性の卵を見つける場所と言えるのではないだろうか。