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横浜高出身、西武・涌井１５日プロ初ハマスタ
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西武・涌井秀章投手（２３）は１５日、交流戦の横浜戦（横浜）に先発する。横浜高のエースとして甲子園出場経験もある涌井だが、意外にも横浜スタジアムでのプロ公式戦は初めて。思い出のマウンドで、歴代最多タイとなる交流戦通算１４勝目を狙う。
横浜高のエースだった涌井。プロ６年目にして初めて、神奈川球児の“聖地”横浜スタジアムに凱旋（がいせん）だ。
「慣れ親しんでいる？ そんなことはないですよ。マウンドの感触とか忘れました」とトボけたが、気合が入らないわけがない。オープン戦の登板はあるが、真剣勝負は２００４年夏の県大会決勝で神奈川工を完封し、甲子園行きを決めて以来。恥ずかしい投球はできない。
涌井は現在、交流戦通算１３勝（９敗）。あと１勝で久保（阪神）、川上（現ブレーブス）と並ぶ最多勝となる。「並びたいです。代打を出されないように頑張ります」。完投勝利を心に誓い、思い出たっぷりのマウンドに上がるつもりだ。（越智健一）