10/02/17 12:13:56
特許事務所は若年層にとっては、特に疲れる場所の気がする。
まず、会社として見ると、弁理士や技術者は理系上がりが多く、さらにメーカーと比べて少数だから、能力面はともかく、
性格面では構成員のバランスが自然と普通の企業よりも悪くなる。
その上、仕事自体は事務作業の側面もあり、経験がかなりの比重を占めるので、
若さからくる処理能力の速さや機転といったものが活かしにくい。
職場環境の良し悪しは人で決まるが、
上司は年が離れすぎているから、普通の感覚が全く違うし、
文系が少ないせいか癒し系やリーダーやムードメーカーのような人が少なく、
雰囲気や空気が良くはならないし、人と人との間をつなげる人が少ない。
あと、良識はかなりあるが、魅力のある人が少なすぎる。
個人作業である仕事自体は、顧客対応を除けば、家でできるような作業ばかりだし、
実質的に会社に来る意味がある時間は少ない。
成長にしても、人からのフィードバックや社会人として必要な考え方
(ホウレンソウ、PDS、タスク管理、時間管理等)が全く欠落しているので、
バランスのいい成長の仕方ができず、すべて個人任せすぎる。
要は、若年層には自尊心や達成感が持てず、
また自分が目指すべき先輩も見つからず、
盲目的に目の前の仕事を処理する作業になってしまう。
確かに、人間関係のストレスは少ないが、発見や感動の少なすぎる職場である。