09/12/13 23:05:52
選択 第4問
設問(1)
①債権、②(根)抵当権設定、③質権設定、④譲渡担保設定、⑤動産、⑥保証契約締結、
⑦建物、⑧報酬債権
設問(2)
⑧の方法(取締役の報酬債権に譲渡担保設定)が最もリスクが高い。
取締役の報酬は、定款か株主総会決議により決定される(会社361条1項)が、額が一定しない。
極端なケースでは、取締役の合意があれば、報酬をゼロとすることもできる。
法的リスクを回避する方法は、存在しない。①~⑦の他の方法を検討すべき。
AやXやZが、XやZの株主の意思決定を拘束することはできないから。
設問(3)
Zの本社建物や主要な動産に担保権を設定することは、「重要な財産の処分」(会社362条4項2号)。
Zの取締役会決議が必要(会社362条4項本文)。
YはXZの代取を兼ねる。
Xの債務を保証するために、Zの財産に担保を設定することは、Yにとって利益相反取引(会社356条1項3号)。
Yは重要事実を開示して、Zの取締役会の承認を受けなければならない(会社356条1項本文)。
答案構成をさらすと、何かすっきりしました。1級は2級と比べるとかなり難しいですね。
来年に向けて明日からまた勉強します。