09/05/03 19:01:54
日本年金機構様の職員募集について、ナンと「社会保険労務士」資格が明記されませんでした。
その理由は?
日本年金機構様の職員募集について、もし社会保険労務士試験みたいに、
上位1000名を、ペーパーテストのマークシート方式だけで判定するなら、
合格者の大部分が、社会保険労務士登録又は資格者に独占されるのは確実です。
でも、そしたら、ペーパーテストのマークシート方式試験特有の急所である、知識は豊富だけど、その豊富な知識を
実際の書類作成・手続・相談業務など実務に応用するのが苦手な人材だけが大勢選出される危惧があるのです。
率直に言えば、ペーパーテストのマークシート方式の社会保険労務士試験を勝ち抜いただけで他に何もない人を採用するなら、
例えば、事務手続き部門の窓口に配置したら、いきなり来客から「書類を書いて手続してください!」と指示されても、自分の社会保険方面の知識を
その書式や手続にどのように当てはめれば良いかわからずに途方に暮れるだけ!
もし年金窓口に配置しても来客からいきなり「結局、いつからどの位年金をもらえるのですか?」
と相談されても、社労士の断片的で抽象的な知識構造では、どの様にして相手に質問して答えを導いて良いか
わからずにチャランポランな相談対応しかできない・・・・
日本年金機構様の職員募集としては、社会保険労務士試験の募集要項の失敗を反面教師として、
あえて「社会保険労務士」の資格を明記せず、知識だけでなく本当に実務に役立つ人材を発掘する
ための工夫をしたワケです。