【質問】司法書士試験の論点【民法・商法・登記法】at LIC
【質問】司法書士試験の論点【民法・商法・登記法】 - 暇つぶし2ch859:名無し検定1級さん
09/01/17 22:52:26
 Aは、Bに対し、自己がそれまで使用していた自動車を代金200万円で売り渡し
たが、Bが買い受けた後、その自動車は、突如、エンジンにトラブルが発生し、
走行することが出来ない状態になった。Bが自動車修理工場に依頼して点検した
ところ、エンジンの内部に売買以前からの不具合があり、そのためにトラブル
が発生したこと及びその修理のためには100万円の費用が必要であることが判明
した。
 このような場合に売主Aが負担する責任に関する考え方の前提として、次の二つの考え方があるものとする。

第1説 Aの売主としての債務は、その目的となった中古自動車の所有権を買主
に移転し、これを引き渡すことであり、これによってAの債務の履行は完了する。

第2説 中古自動車の売買であっても、売主Aは、完全な目的物を引き渡す債務
を負っており、上記のような事例では、Aは、その債務を履行したとは言えない。

 次の(ア)から(オ)までの記述のうち、第2説を前提とし、第1説を前提と
しない記述の組み合わせとして正しいものは、後期(1)から(5)までのうち
どれか。


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