08/09/25 14:35:15
社会保険労務士の業界は、大幅な人手不足から大幅な人余り現象へと劇的に変化しました。
例えば、最近県内労働局・労働基準監督署にて総合労働相談員募集がありました。
これが、5年~10年前ならとても人手不足で、募集しても応募者が少なく、県内社会保険労務士会員に
電話しまくってやっと人員を確保したそうです。
でも、ここ2年位は、官公庁の相談員等行政協力の募集自体激減して、1人募集に対して十数人応募など、
そう簡単にはなれません。
顧問先を開拓する場合にも、5年~10年前なら1箇所顧問先を確保したら、友達の輪方式に
次々と顧問・手続き・セミナー講師等依頼があるなど面白いように仕事が増えたそうです。
今は、官公庁や会社など、100枚名刺配っても、その後全然電話すらないなど全滅します。
なぜなら、インターネットブロードバンド常時接続の時代、書類作成や郵便発送などの膨大な事務量の仕事は、
書類様式の無料ダウンロードにて簡単作成・電子メール一斉送信に変わり、長時間必要としていた窓口相談業務は、
インターネットQ&Aサイトなど簡単検索と窓口にパソコンのタッチパネル方式に変わるなど、劇的に人手が不要になったからです。
ハローワークは、もう既にパソコンが何十台もあって、希望の求人を検索してから、
職員に相談する仕組みになっています。
労働基準監督署や社会保険事務所など官公庁、又は一般の会社が、社会保険や労務の求人を
募集しているうちが、まだ花です。
今後数年位で、官公庁や会社の窓口には嘱託・相談員等人員は配置しなくなり、社会保険や労務で相談事があるなら
「自宅又は事務所でネット検索して情報入手してから来所。」「官公庁や会社の窓口に置いてある
パソコン・タッチパネルにて検索・入力する。」
それから、正職員に相談するのが当たり前の時代が、直ぐそこまで来ています。