08/06/12 11:42:03
タイトル ： 詐病を考える
投稿日 ： 2008/06/08(Sun) 11:34
投稿者 ： 嶺
かつて臨床検査技師として精神科の病院に勤めてましたが、
入院患者の中には、私の目から見て「おまえは仮病やろ！」と言いたくなる人が何人かいました。
ずるがしこく、人一倍声のでかい人が大騒ぎすれば、精神科の診断名は比較的簡単に得られるでしょうね。
病院サイドにしても、その人に病名をつけて治療を施せば収入になるわけですから、
本人が病気だといってるものを、躍起になって否定する理由もないんですね。
全国の公立病院の殆どが赤字経営であることからも判るように、
必要な医療だけをまじめにやっていたなら病院経営はなりたたないというおかしな現実が存在するので、
一概に病院を責めることもできませんが。
そんな中、患者さんの1人が私に生活保護不正受給の秘訣を教えてくれたことがありました。
(具体名は避けますが)ある薬を入手して毎日飲み続けると、誰もが鬱病を発症するんだそうです。
この鬱病は仮病ではありませんから、病院で鬱病の診断書を書いて貰い、生活保護を申請するんですが、
できれば、それ以前に適当に散財して自己破産しておけば完璧なんだそうです。
「鬱病になるんやったら、自殺のリスクとかあるんちゃうの？」と私が訊くと、
「それでも働くよりはマシ」なんだそうです。
ところで、この男は相変わらず２ちゃんで暴れ回ってるようですが、
「誰の目から見てもまともじゃない」は、「客観的に見て刑事責任能力がない」といえなくもないので、
案外、したたかに計算してやってるのかも知れません。