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512 :名無し検定1級さん :2007/08/17(金) 16:11:50
毎年11月、官報には司法書士合格者が掲載される。
合格者の多くは数年の苦難の末、ようやく勝ち取った栄光に酔いしれるが
それが「第二のデスノート」であるということを彼らは知るよしもない。
そう、本当の悪夢はここから始まるのであった。
司法書士に合格したからといってもすぐに登録できるわけではない。
その前に、研修という壁が待ち構える。
あれだけ勉強したのにまた勉強か?と思うだろうが、試験と実務は全くの別物。
中央研修、ブロック研修、簡易裁判所訴訟代理権取得研修と続く。
交通費、生活費、研修受講料、教材代、等で軽く100万は吹っ飛ぶ
さらに約2ヶ月の間、全くの無職だ。その経済的損失は150万近くにも上る。
次に司法書士の登録だが、約10万かかり、毎月会費も取られる。
独立するにも金が必要で、事務所の敷金礼金、家賃、パソコンにソフト等で200万はいる。
また、登録免許税の負担やら運転資金で最低でも100万は必要となる。
全く、これだけの出費をしても約3年は事務所を維持するだけで精一杯な日々が続く。
独立をせず、他の司法書士事務所の補助者になったとしても、
丁稚奉公が基本であるため、月20万もらえば上等であろう。
そもそも、他の司法書士は、独立した時に仕事を持っていかれるのを恐れ、
新人司法書士を雇いたがらないのは業界の常識。無賃金で仕事を教えてもらうことさえある。
お勉強はできるが、社交性に欠け、営業力のない人は、「死」あるのみの弱肉強食のサバンナ。
予備校という死神の甘い言葉を信じていると、受講証(第一のデスノート)に名前を書かれる。