10/01/19 09:34:29
> ケインズが国家の公共事業などによる介入で、有効需要を生み出し、矛盾克服の処方箋出したはずだが。
肝心のケツが抜けてる。
それは、景気が良くなった時に増税して収支を合わせる、というスキーム。
ところが帝国主義段階で金融優位、資本の輸出が行われる高度段階(グローバル段階)になると、
増税すれば外国に資本が逃げてしまうので、この「帳尻合わせ策」が採れなくなった。
こうして必然的に、先進資本主義国はどこも巨額の財政赤字に苦しむ様になった。
ただ運良く先に社会主義勢が潰れたおかげで、今まで社会主義革命を防ぐためにシブシブ認めて来た労働者の諸権利を、
「回収」に回って再び「延命」を図った(=新自由主義)。
これが現在の世界情勢。