09/09/04 15:51:29
ベネズエラのチャベスも転覆されかかって、軍に監禁され暫定ブルジョワ政府樹立まで行った。
だがチャベス支持の貧困層のデモが大爆発し、これを見て軍内部から寝返りが相次ぎ、
ついには暫定大統領が逃亡、チャベスは解放され転覆は失敗に終わった。
事件後チャベスはクーデターに関与した軍・財界関係者に厳罰で臨み、
合わせて大統領無期限再選可、期限付き大統領授権法制定、更には労働者による郷土防衛軍(事実上の労農赤軍)編成など、
今日に至る社会主義体制が確立されていく事になる。
ちなみに初期ソヴィエトでも左派エスエルとの複数政党制だったが、
レーニン暗殺未遂事件をきっかけに今日よく知られる一党独裁体制へ向かう事になった。
この様にブルジョワが抵抗しなければ何も問題は無いのだが、
過去の歴史的事例では不幸にもブルジョワが指を加えて「無欠開城」する事は絶対に無い。
(この点に関してはレーニン「国家と革命」を参照)
となると、革命側はチャベスになるかアジェンデになるかの厳しい二択を迫られる事になるわけだ。