04/05/20 14:41
大麻経験者による大麻使用の頻度等が法律の重さや軽さに左右されないという研究結果が
American Journal of Public Healthに掲載されたという。
この研究ではサンフランシスコとアムステルダムという取締り状況の違う二つの都市を比較し、
大麻を始めて体験した年齢、使用頻度、使用量、陶酔の度合い、継続年数等を調査した。
アムステルダムでは免許制の「コーヒーショップ」での大麻販売及び公共の場での使用が
認められているが、サンフランシスコでは嗜好品としての大麻の売買及び使用は
刑罰を持って取り締まられている。
研究結果を発表した著者によると「もし大麻の取締りが使用に影響を与えられているなら、
ここまで違う法体系であるにも関わらず同じような結果は出ないはず」という。
「我々の研究結果は、厳罰を持ってする取締りによって使用人口が減るという主張も、
非犯罪化したら使用者が増えるという主張のどちらとも合致しない。
さらに、オランダにおける大麻の非犯罪化が他の違法薬物使用の増加になる、又は
サンフランシスコの厳罰化による他の違法薬物使用の低下になるといった結果も導き出せなかった。
過去の違法薬物使用率を見ると、むしろその逆が言える」という。
「大麻を法的に取締る結果、年間約10億ドル(約1140億円)と70万人の逮捕に繋がる。
しかし、度重なる研究で取締りに効果がないという結論が出されている。
これは国家と州の警察力によるより重大な事件への対応を散漫にしており、
個人のプライベートな空間を侵し、不必要に何千何万という責任ある人々の
生活とキャリアにダメージを与えている。」
URLリンク(www.norml.org)
取締りに効果がないんなら取締らないほうがいい。
税金の節約になるし、凶悪犯罪に人を回せる。
大麻取締法を根本的に考え直す次期に来ていると思う。