10/02/03 15:40:56 ksYiKcvY0
「文系だな、お前は。社会が得意なタイプだ。」
「そうか・・・数学が理想だったんだが・・・」
「こればっかりは生まれもったもんだからな」
「以前、お前は言っていたな。一人で受験を戦い抜ける力がいる、と。
そのためには数学の修得が最優先だというお前の考えは正論だ。
私立理系、国立２次で一番差がつくのが数学だからな
だが文系のお前では数学１２３、ＡＢＣ共に半分程度しか会得できない」
「要するにお前がガチンコで数学を極めた奴と国立２次で競った場合、
勝ち目は薄いってことになる」
「社会の安定した力とやらが数学を頂点まで極めた受験生達との戦いで通用するのか？」
「うーむ・・・一言で言うと難しいな。配点、点数の分散ともに高い数学に対し
社会は配点のバランスが低い場合が多い。その代わり難問奇問が出ればすごい威力を発揮するって感じのな」
「クイズを出そう。社会だけで合格、できるか否か？」
「できない」
「理由は？」
「合格最低点が社会の配点を超えているからだ」
「その通りだ。社会を１００％極めても合格できない大学はある」
「社会だけで合格は無理だが限りなくそれに近くすることはできるぜ？」
「本当か？どうするんだ？」
「志望校の制約だ」
「志望校の制約・・・！！」
「私立文系に志望校を絞ってそれに心を誓うんだ。試験科目が少ないほど
社会の成績は爆発的な威力を発揮する！
普段の勉強が足し算なら志望校の制約は掛け算だ。
得意科目の比重や勉強効率が何倍にも膨れ上がる！
志望校に制約を作れ。お前の偏差値で可能な範囲のな。
ただし言っておくがこれは安定とは正反対の諸刃の剣だ。
もし得意科目でコケればそれだけで１年棒に振る危険性があることを忘れるな」