10/02/23 23:42:53 bBOxUliC0
>>737
「主観」と「客観」を分けて考えるといいと思う。逆に言えば、「the」をつけるかどうかは
「主観」で決まる場合と「客観」で決まる場合があるので難しいのだと思う。
ただ、基本的には「話し手」の「主観」で決まります。つまり「話し手」が「the」をつけたいと思った時、
あるいは「the」をつけるべきだと考えた時に、「the」をつけることになります。
たとえば「This is a guitar.」とだれかが言ったとします。この場合、「話し手」は「これ」が
「ギター」であることを伝えたいわけです。つまり「マンドリン」でも、「三味線」でもなく、「ギター」
であると言いたいわけです。「ギター」でありさえすれば「話し手」の意図は伝わります。
一方、「This is the guitar.」と言った場合、「話し手」が伝えたいのは、「これ」が「そのギター」だということです。
この場合は単に「ギター」であるということではなく、「ある特定のギター」であることを伝えたいわけです。
「聞き手」は「あぁ、これがあのギターなのか。」と納得したり、あるいは
「えぅ?どのギターのことを言っているの?」と尋ねたりすることになります。
「窓を開けてくれませんか。」が「Will you open THE window?」となるのは、
窓であれば何でもよいわけではなく、「話し手」にとっては「ある特定の窓」だからです。
「聞き手」は自分の近くのTHE windowを開けることになります。隣の部屋の窓を開けて、
「窓ならどれでもいいでしょ?」と言われても困るわけです。
「私がつきあっている男の子」という場合はどうでしょうか。この場合は「客観的」に「the」がつきそうです。
普通に考えると「つきあっている男の子」は特定するからです。ただ、この人が複数の男の子と同時につきあって
いる場合に、その中のどの男の子かを特定する必要がないという「主観」だった場合は「a boy」になります。
「私が持っているギター」も同じことです。「話し手」がギターを一本しか持っていない場合は、
「どのギター」なのか「話し手」の中では決まっていて、「そのギター」に言及していることになります。
ただ、複数のギターを持っている場合は「a guitar」になる場合もあります。