09/12/09 20:22:24 8nzDbZSj0
>>229
問5
肢1は、前段は、対象化についての説明、後段は、数学が対象化をより徹底することを可能にすることについての説明になってるのはわかるよね。
一方、設問は、
「対象化を徹底した知の世界」とあるが、その特質を説明
せよ、ってことだから、対象化や対象化を徹底することを可能にすることについての説明じゃあ不適で、
(対象化を徹底した)「知の世界」(科学の知の世界)の特質についての説明をしなきゃならないんだよ。
で、(対象化を徹底した)科学の知の世界の特質、ってのは、「対象化を徹底していること」(トートロジー)だから、肢のなかに、
「対象化を徹底していること」にあたる表現がなきゃならない。
1番目の形式段落に、「科学は・・・客観化の働きの最も徹底したもの」という表現があるし、全体の論旨からも、対象化=客観化と
していいとわかるので、「物を最も客観的にとらえる」という表現がそれにあたる。
問6
合致するものを選べ、だから、不正解肢には、必ず合致しない部分がはいってる。こういう聞き方をされるときは、
しばしばかなり微妙なことがある。決め手はやはり、ことばの辞書的意味と同じかどうか、文の本来的意味と同じかどうか、
ってあたりになる。
で、もうわかってるとおもうが、本文から言えるのは、生活経験を共有することで、「人と人とが深く分かり合うことができる
可能性がある」、ってことだけで、「言語の曖昧さを解消することが可能である」ということまではいえない。
なお、問6の肢3は、問5の肢2と呼応していて、ある角度からの「検算」に使える。