10/01/28 09:11:44 fetg7BHrO
>>338
中和反応の平衡定数が非常に大きいため、中和点付近で急激な[H^+]の濃度変化が生じる。
例えば強酸と強塩基なら、
H^+ + OH^- ⇔ H2O
この反応の平衡定数は、K=1/[H^+][OH^-]=1/Kw=10^14
中和点に於ける酸と塩基それぞれの濃度を0.1Mとすると、
1/{0.1(1-α)}^2=10^14
α=1-10^(-6)=99.9999% も反応している事になり、
この結果として[H^+]の急激な濃度変化が起きる。
Kが小さくなると反応する比率αも小さくなるので、
次第にハッキリとジャンプしなくなる。
このように急激に変化する濃度を対数とってグラフで見てるから垂直に見えたりする。
弱酸や弱塩基の中和や、多段階の中和の場合も本質的に同じ。