英語の質問[文法・構文限定]Part56at KOURI
英語の質問[文法・構文限定]Part56 - 暇つぶし2ch690:大学への名無しさん
09/11/18 14:56:25 HzSkoJHTO
>>683
文法書から引用しておく
[ロイヤル英文法]
there is~の構文のthereは、意味上は主語ではないが、疑問文を作る場合
などには文法的な主語のように働く。
[コンサイス英文法辞典]
introductory there
(1)―略―
主語名詞句が新情報を担う文は、情報構造の観点からは具合の悪い文である。
これを避けるために、真の主語の代わりに、にせの主語(dummy theme)として、
thereを統語的主語に立て、真の主語が動詞よりも後に生じるようにすることがある。
このthereが導入のthereである。
―中略―
導入のthereは、音声的には強勢のない弱形であり、意味を失っている。
また、統語的には主語名詞句であり、以下の例に示すように、主語・助動詞倒置
(SUBJECT-AUXILIARY INVERSION)、非定形節化(動名詞など)などにおいて、主語として振る舞う。
―以下略―
(2)thereの意味.
導入のthereは本来の場所の意味を失っていると述べたが、これは、thereにまったく
意味内容がないということではない。Bolinger(1977)によれば、thereは抽象的な場所
としての「意識」(awareness)を意味すると考えられる。thereのもつこの微妙な意味は、
there構文の使われ方に反映される。
〔1〕Across the street is a grocery.
〔2〕Across the street there's a grocery.
この2文は使われる状況が異なる。〔1〕は雑貨屋が話し手と聞き手の視界にある場合に
用いられ、〔2〕はそうでない場合に用いられる傾向がある。〔1〕では、Across the street
という句によって聞き手の視線を通りの向こう側に誘導していき、その場所に雑貨屋がある
という状況へとつないでいる。これに対して〔2〕は、thereが用いられているために、
聞き手の意識をいわば誘導して、今は視界にないかもしれない雑貨屋を意識にのぼらせる
機能を果している。
〔1〕と〔2〕のこの違いは、次のような文のつながりの自然さに見てとることができる。



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