10/04/21 08:12:43 S+XnECsO0
大学生の学力不足が叫ばれて久しいが、まさかこんな時代が来るとは!。
3月15日、4月に新設される埼玉県立吹上秋桜高校など3校と
大東文化大学、ものつくり大学との間で教育連携の協定が結ばれた。
協定の目玉は、「大学生が必要な教科・科目の基礎を高校(吹上秋桜高校)で
聴講生として学習」することだ。
驚いたことに、大学生が高校の教室で高校生と机を並べて学ぶというのである。
「おそらく全国初の取り組みだろう」(埼玉県)。
いわゆる「高大連携」自体は珍しくないが、大学が高校生向けに講義を行なう形式が一般的。
高校にとっては生徒の勉強に対するモチベーションアップ、大学にとっては
将来の学生確保という点で利害が一致しているがゆえに多くの地域、学校で広まりつつあり、
今回の高大連携も全国に飛び火するかもれない。
それだけ、大学生の学力不足が多くの大学にとって大きな悩みのタネになっている。
少子化と大学定員の相変わらずの増加で大学はすでに全入時代となっている。
そこで特に私立大学は推薦入学枠を大幅に増やして学生の「青田買い」に走っている。
その数、2020年度で25万人。すでに入学者総数の6割を超えており、
入試難易度の低い大学ほどこの比率は高い。
推薦組の学生に受験勉強は必要なく、加えてゆとり教育によるカリキュラムの簡素化もあって、
高卒程度の学力もない大学生が増えている。これでは、大学の授業がそもそも成り立たない。
とはいうものの、いったん入学を認めた以上、教育の責任は大学にある。
そこで増えているのが大学入学後の「基礎教育やり直し」。
「リメディアル教育」と呼ばれているもので、文部科学省の調査によると、
すでに742大学のうち244校で実施されている。(>>2-以降に続くです)
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