09/09/27 10:45:49 2oLrZFBHO
違います
双性イオンと言うのは「グルタミン酸の分子と同じ数のH^+(プロトン)を持つ物質」をまとめたものです。
これは2個のプロトンを持ちます。
双性イオン(H2Gly):
(1)グルタミン酸(分子)
(2)α位が-COO^-、α位が-NH3^+
(3)γ位が-COO^-、α位が-NH3^+
この3種が考えられますが、
αとγ位のどちらの-COOHと-NH2が中和し易いのかを考えると、
α位のKa=K1>γ位のKa=K2 より α位の方がし易いから、(2)>(3)>(1)と考えます。
分子状態も僅かかも知れないがこの中に含まれます。
そして(2)を代表として「双性イオン」として書き表すのが普通です。
従って実際には3種の混じった状態を表している事になりますが、
これ以上細かく考えても通常は意味がないので
双性イオンと言った場合には(2)について考えれば特に問題はありません。
大事な点は「プロトンを幾つ持つか」で、これにより
「H3Gly^+(3個)」「H2Gly(2個)」「HGly^-(1個)」「Gly^2-(0)」と分けます。