09/09/27 07:38:13 b+N4PwsSO
もう一個質問です。
AgCl(固体) ⇔ Ag^+ + Cl^-
の溶解平衡で、
[AgCl(固体)]はAgClの密度を表すっていうのが解せません。
平衡っていうのは左右の反応速度が等しい状態であり、反応速度を
△[生成物]/△時間にすると、もし[AgCl(固体)]がAgClの密度だというのなら、
左向きの反応速度は つねに
V=△[AgCl(固体)]/△時間=0
ですよね。
すると、「常に析出していない」状態となるので、これと平衡になるのは「常に溶解していない」状態ですが、すべての参考書に、「常に溶解と析出が起こっているが速さが等しい」と書いてあります。どういうことでしょうか。
しかも、析出する速さとは決して
[固体の密度]/△時間ではないように思います。それは「反応系全体の単位体積あたりの固体のモル数」ではないでしょうか。
そう、[AgCl(固体)]とは、(AgClのモル数)/(溶媒と溶質の体積)ではないでしょうか。
そうではないにしても、資料集の写真を見るかぎり、こんなゾル状のものの密度が一様であるとは到底思えません。
一体どうなっているのでしょうか。
よろしくお願いします。