09/03/03 17:51:14 Qy+ZJ2z40
大学受験英単語帳には、しっかりとした理念を持ってる本が多く、
そのような本が参考書売り場に並んでいる様は、
ある種の美しささえ感じさせる。
頻度順を採用した「でる単」、文章中から単語を学ぶ「速読英単語」、
少ない短文に多くの語彙を詰め込むことに成功した「DUO」、
他の単語帳の収録語彙を研究し収録頻度順に並べた「英単語白書」。
最小単位の意味の塊で暗記する「コロケーション英単語」の方式は
「システム英単語」が受け継いで爆発的なヒットになった。
その他にも、数多く出版されているゴロ合わせ本や、
情報量勝負の「単語王」、認知意味論的視点の「英単語のツボ」など。
しかし、このような「ある種の美しささえ感じさせる理念核爆発」状態は
受験生をあるお決まりの混乱に陥れる。
『いったいどの英単語帳が優れているのか?』
この問いに対する答えは難しい。なぜなら英単語帳に関する良し悪しは
既に英単語帳レヴェルで語ることができない位置にまで昇華してしまって
いるからである。