08/07/15 16:40:35 oisEIMtI0
【偏差値50後半~60台の人】
このへんの人は基礎力はある程度持ってるはずなので、
方法論をしっかり固める参考書をやって、過去問演習に繋ぐ土台を作っておくといいでしょう。
・『新・田村の現代文講義』(代々木ライブラリー)
…入試現代文の構造について説明しつつ、現代日本語の文法構造に従って問題を読み解いていく。
時間がある人は 1巻(基本問題編)→3巻(国立系記述問題編)→2巻(私大系発展問題編)とやるといい。
記述問題の少ない私大を受ける人は1巻→2巻、国立を受ける人は1巻→3巻 とやっても構わない。
・『現代文と格闘する』(河合出版)
…変な受験テクニックは微塵もなし。正攻法一本で現代文の内容理解に迫ろうとする参考書。
問題数は多くはないが、解説が非常に濃く、量が充実している。
要約を多く取り入れているのも特徴。
・『入門編・現代文のトレーニング』(増進会出版社)
…Z会・代ゼミで長年教鞭を執られた堀木先生のエッセンスが詰まった参考書で、
現代文の本当の意味での基礎力をつけたい受験生がおもな対象。例題18問+実戦問題1問。
段落分け、指示語、空欄補入、傍線部説明、内容判定問題、要約などなど現代文の基礎を
オリジナル問題を使いつつ懇切丁寧に解説。その充実した解説量には圧倒されるだろう。
Z会の参考書らしく「入門」といってもかなり骨があるので甘く見ないこと。
この辺をしっかりやり通すことができれば、ほぼどの大学の問題にも太刀打ちできる土台はできるはずです。
あとは過去問や問題集で演習を繰り返せばOK。
<備考>
【小説問題への対策が必要な人(特に国立文系)】
・石原千秋『大学受験のための小説講義』(ちくま新書)
…大学入試小説というものの構造をまともに分析した参考書は本当に少ない。
現在出ている大学受験小説の参考書でまともに信頼できるのはこれくらいしかない。