09/10/07 22:59:54 q5Fgm9wEO
鹿野「あのさぁ君達の中にはさぁ、あっこのクラスにはあんまりいないと思うんだけどね、
前期のテキストは三回も四回も復習したんですけど、先生、こないだの判定模試でも
成績が全然伸びないんです、どうしたらいいんですか?とか聞きにくる生徒もよくいるわけだよ。
そこでさぁ、君達に言っときたいのはね、
数学にもスポーツと同じで、ある種の反射神経が
必要だってことなんだよね。
つまりさぁ、ねっ、こういう問題を見たときに問題にどういう風に反応するか、
ってことになるわけだけどぉ、
でさあ、なんか僕がこう問題を予習とかしてると、
なんか雲先生がじーっと覗き込んでてさぁ
「鹿野先生は、そうやって予習するから駄目なんです。
わたしみたいに、何も予習とかせずに授業に臨んだほうがいいんです」
とか言ってくるわけだよ。
なんか雲先生はねぇ、あっこの問題わかんねぇやって思ったら神が降りてくるんだって言うんだよねー。
まあそれは訓練を積んできたってのもあるんだろうけどー。
で、僕はここに来る前にね、数学オリンピックとかに出る連中を教えたことがあるんだけど、
ほんとおれなんかより全然頭いいからさぁ、なぁんにも教えることが無いわけだよ。
でさーおれが教えた代ってのが
ひどい連中でね、教室入ったらなんか机の上に上って走り回ったりしてて、
あれ、なんか違う施設に入っちゃったのかな、とか思っちゃったんだけど、問題書くと、
先生この問題こうでしょー、とか言ってそれがあってんだよね。
あれ、お前走ってたじゃん?って感じなんだけどさぁ。
で、こいつらなんでこんなに数学できるんだ?と思って観察してみたんだけど、
そういう数学のできる連中ってのはさぁ、問題見た瞬間に、頭の中で、あっこれはあの問題とおんなじだなーとか、
過去にやったこととかが瞬時につながってくみたいなんだよね。
んでさぁ、こういう出される問題ってのは必ず答があるわけだよねぇ
だからさぁ(以下略」