10/02/11 07:49:37 El1dEKCO
スマートフォン熱風が引き金を引いた「NANDフラッシュ祭り」から三星電子とハイニックス半導体が徹底的
に疎外されている。アップルをはじめとするスマートフォンメーカーらが、韓国産NANDフラッシュの代わり
に相対的に性能良い東芝製品を選択し、市場主導権が日本へ渡っている状況だ。アップルのiPodを筆頭に、
全世界にモバイルデジタル風が吹いた4~5年前、韓国企業が攻撃的にNANDフラッシュ投資を行い、かなり
良い利益を上げた頃とは質的に違う状況が演出されている。専門家たちは急いで対策を用意しなければ、
メモリー半導体産業の主導権がまた日本へ渡ると警告している。
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◆韓国NANDフラッシュ全盛時代開いたが…
NANDフラッシュは1990年代、三星電子がグローバル総合電子業者で跳躍するのに決定的な寄与をした孝行
息子な商品だった。1998年東芝は三星にフラッシュメモリー技術を提供する代わりに、生産ラインを合弁
しようという提案をしてきた。だが三星はこれを断った。単独投資リスクを抱えなければならない冒険だった
が、東芝との合弁では1位達成が不可能だと判断したのだ。三星電子はDラムで儲けた資金を全部注ぎ込んだし、
2001年からこの市場での1位になった。その後NANDフラッシュは三星電子の象徴と同じ製品になった。三星電子
は市場占有率は一時60%に肉迫した。ハイニックスも2007年17%まで市場占有率を高め、2位東芝をぴたっと追撃
していた。
三星電子とハイニックスはデジタルカメラやMP3プレーヤーに使用する、汎用NANDフラッシュ市場で猛活躍を
した。東芝に比べて一歩先に立った工程技術を通じて価格競争力を整えたためだ。韓国企業等は市場占有率
は2004年以後最近まで60~70%に達した。
◆スマートフォンでは惨敗
状況が変わったのはスマートフォンなどのプレミアム級モバイル機器らが相次いで登場し始めた昨年からだ。
情報処理の役割をするNANDフラッシュの速度を改善することが重要だと判断したセット企業等が読み取り、
書き込み速度が速い東芝の製品を選択したのだ。8GB~32GB容量のNANDフラッシュが内蔵メモリー携帯に入る
アップルiPhoneが代表的な事例だ。この製品には東芝のNANDフラッシュが内蔵されている。
業界はアンドロイド携帯が本格的にあふれる今年下半期から、東芝雪崩れ現象がより一層加速化されると
見ている。昨年9億1200万ドルであったスマートフォン市場は、今年22億2700万ドル、来年34億100万ドルで
持続的に増える展望だ。業界関係者は「3世代、4世代で呼ばれる次世代NANDフラッシュ技術を整えている
会社は東芝1ヶ所だけ"」としながら「スマートフォンがさらに高い品質のNANDフラッシュを要求する場合
市場の中心が東芝に急激に傾く可能性が高い」と説明した。
◆韓国独走体制終了するか
全体メモリー市場でNANDフラッシュが占める比重は持続的に高まる傾向だ。Dラムがたくさん必要なPC市場の
成長の勢いは鈍化している反面、NANDフラッシュが中心の携帯用モバイル機器市場はますます成長速度を高
めていきつつある。
2005年Dラム市場の規模は251億1500万ドルで、107億1200万ドルに終わったNANDフラッシュの2.5倍に達した。
この格差は持続的に減っている。昨年の場合NANDフラッシュ市場規模(136億2300万ドル)はDラム(211億9300万
ドル)の70%水準まで接近した。今年NANDフラッシュ市場成長率は32%に達すると予想されて、Dラム市場を圧倒
している。今年Dラム成長率は20%位を見込まれている。専門家たちはこれに伴い2014~2015年頃NANDフラッ
シュ市場がDラム市場を越えると予想している。
業界関係者は「最近日本のメモリー半導体企業等は、Dラムの代わりにNANDフラッシュ分野投資を大きく膨ら
ませている」として「生半可に対応していては韓国の独走体制が早目に終焉を迎える可能性がある"と憂慮した。
ソン・ヒョンソク記者
韓国経済新聞社(韓国語) 2010/02/10
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