10/07/04 02:52:17 j7+0WPW20
【国・社会】
・メリット・・・失業率の低下、半数以上の既得権者の保護
・デメリット・・・格差の拡大、所得税収入低下、年金や健康保険等社会保障の弱体化
【企業】
・メリット・・・雇用に関する経費削減とそれによる価格競争力の維持
・デメリット・・・雇用に関する訴訟リスク、技能継承の断絶、低スキル者多用による品質・納期問題
【正規労働者】
・メリット・・・給与待遇の維持
・デメリット・・・低スキル派遣労働者への教育負担増、派遣労働者の起こすトラブルへの責任負担
【派遣労働者】
・メリット・・・お手軽に就労・離職可能、寮等完備で遠隔地での生活開始が容易、複数職種を経験可能
・デメリット・・・雇用の調整弁として使いまわされる存在でしかない
さて、メリットだのデメリットだのはもちろん他にもたくさんあるけど、結局「メリットの魅力」が「デメリット
への不安」に勝る内は、派遣業は無くなりはしませんよ。
差別や格差がどうこう言っても、「派遣業の存続は、それよりも利点が大きい」と思ってる人が今の日本
では多数を占めてるってだけのこと。
雇用安定と待遇向上のためにマージン率の開示や派遣元会社への常用雇用化などの規制はある程度
必要だとしても、「差別だから廃止しろ」なんて飛躍した考え、というか被害妄想を持ってる人は、そんな
に多くない気がします。