10/05/01 00:11:06 Ljzb45A20
>>460
4)自民党政府による規制の緩和と労働者派遣法による労働者の保護
①着想は主に上記2)と一緒であり、事業主側の意見に迎合。
②すでに100万人規模であった偽装請負の撲滅を図って失業者を大量生産(経済界の脅し)
するよりは、派遣法の縛りの中で業者と労働者をコントロールした方が得策と判断。
③請負労働者の安全と健康確保のためには、安全配慮義務・責任の所在が“実態”として
不明確な偽装請負(ニコン自殺訴訟)よりも、労働者派遣法により保護した方が効果的。
④派遣業者には社会保険の加入状況報告義務があることに着目し、規制緩和して怪しい
請負会社に派遣業登録させて監視することで、社保料徴収率を劇的に改善。
5)非正規雇用労働者の“一部”に、著しく競争意識が低下した者の存在(真に努力してる者は別)
①世界に一つだけの花であることを求めて、競争や闘争を避ける傾向
②あからさまなタナボタ狙いで、自ら高待遇を獲得してやると言う気概も覚悟も足りない
③高待遇は競争・闘争の結果“勝ち取る”ものではなく、時代背景や会社の業績に関わり
なく、一定レベル(自己評価・主観)の作業をしてさえいれば与えられるものと認識。
6)相次ぐリストラと非正規雇用の蔓延によって業務負担が増えた正社員の、上記1)5)への嫌悪感
①「派遣さんは気楽だね。」という言葉に代表される、派遣社員は無責任で楽という思い込み。
②会社に隷属を求められる正社員としては、上記1)5)の考え方が大概気に入らない。
③派遣社員を色眼鏡で見るようになり、脳内正社員クラブを形成。組織への隷属と滅私奉公
を許容できるものしか入会(評価・採用)の対象としなくなり、採用条件を引き上げる。